JP2001062677A - 工作機械における加工方法及び装置 - Google Patents

工作機械における加工方法及び装置

Info

Publication number
JP2001062677A
JP2001062677A JP23704099A JP23704099A JP2001062677A JP 2001062677 A JP2001062677 A JP 2001062677A JP 23704099 A JP23704099 A JP 23704099A JP 23704099 A JP23704099 A JP 23704099A JP 2001062677 A JP2001062677 A JP 2001062677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
processing
axis
displacement amount
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23704099A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoharu Kumagai
清春 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP23704099A priority Critical patent/JP2001062677A/ja
Publication of JP2001062677A publication Critical patent/JP2001062677A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 速やかに加工を開始することができると共
に、加工に伴って生じる加工軸の変位量を補償して加工
精度を向上することができる工作機械における加工方法
及び装置を提供する。 【解決手段】 加工に使用される加工軸1の設定回転数
Nを読み込み、今回の加工条件の変化に対応するデータ
テーブル(例えば回転数Nが0から5000rpmに変
化した場合はデータテーブルA(図2(a)))を適正
データテーブルとして選定する。カウンタ値tが36秒
に達したら、選定したデータテーブルAにおける36秒
に対応する熱変位量S(1μm)だけ加工テーブル8を
加工軸1から遠ざかる方向に移動させる。これにより、
加工軸1の熱変位が補償される。その後、加工開始から
36秒、72秒、108秒、、、、というような時間間
隔で加工テーブル8が1μmずつマイナス補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、工作機械の加工
軸に生じる熱変位等による変位量を、加工軸と被加工物
との相対的位置を補正することにより補償する工作機械
における加工方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マシニングセンター等の工作機械
では、主軸等の加工軸にエンドミル等の回転工具を取付
け、加工軸を回転させて被加工物に加工を施すようにし
ている。加工軸は、その回転数に略比例して発熱し、熱
変位(膨張)が生じる。マシニングセンターでは特にア
キシャル方向の変位が大きく、それが被加工物の深さ方
向の加工精度低下の大きな原因となる。そのため従来の
工作機械における加工方法では、加工軸を冷却しつつ加
工を行うようにしたものがある。
【0003】図4は、従来の工作機械における加工装置
の構成を示す図である。同図に示すように、外部冷却機
102により所定温度に冷却された冷却油が、加工軸冷
却油循環経路103を経由して加工軸101の内部に循
環するように構成されている。これにより、発熱による
熱変位が抑制される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工作機
械の加工軸は、装着される工具径、工具材質、被削材質
等によって回転数の設定が種々異なるから、発熱量もそ
れによって相違する。一方、上記従来の工作機械では外
部冷却機により一律に所定温度に冷却しようとする。そ
の結果、加工軸の熱が平衡状態となって安定する温度が
回転数によって異なることになる。すなわち、加工軸の
熱変位量は回転数に依存するため、一律の冷却態様では
被加工物の深さ方向の加工精度が低下する。その精度ば
らつきは、機械や加工条件によって異なるが、20μm
〜50μmであり、高精度な加工に対しては支障があ
る。
【0005】ここで、回転数による熱変位の相違を補償
するために、実際の加工時の回転数より高い予備加熱回
転数でならし運転して、実際の加工時の回転数による熱
変位量が略一定となる目標熱変位量に達してから実際の
加工を行うようにした加工方法も知られている(特開平
8−215981号公報)。
【0006】しかしながら、この加工方法では、予備加
熱回転数でのならし運転が完了するまで実際の加工を行
えず、また、回転数の設定を変更する度に適した回転数
によるならし運転が必要となり、速やかな加工開始がで
きないという不具合があった。
【0007】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、速やかに加工を
開始することができると共に、加工に伴って生じる加工
軸の変位量を補償して加工精度を向上することができる
工作機械における加工方法及び装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の工作機械における加工方法は、加
工軸に生じる変位量を該加工軸と被加工物との相対的位
置を補正することにより補償して加工を行う工作機械に
おける加工方法において、加工時間と加工に伴って生じ
る前記加工軸の変位量との関係を示す関係データを登録
する登録工程と、該登録工程により登録された関係デー
タに基づいて前記加工軸の加工時間に応じた変位量を求
め、該求めた変位量だけ前記加工軸及び前記被加工物の
少なくとも一方を移動して前記被加工物を加工する加工
制御工程とを含むことを特徴とする。
【0009】同じ目的を達成するために本発明の請求項
2の工作機械における加工方法は、上記請求項1記載の
構成において、前記加工に伴って生じる前記加工軸の変
位量は、前記加工軸の駆動に伴う前記加工軸の発熱に起
因して生じる加工軸方向への熱変位の量であることを特
徴とする。
【0010】同じ目的を達成するために本発明の請求項
3の工作機械における加工方法は、上記請求項1または
2記載の構成において、前記登録工程は、前記関係デー
タを加工条件毎に設定したテーブルとして複数種類登録
し、前記加工制御工程は、前記被加工物を加工する際の
加工条件に対応するテーブルから加工時間に応じた前記
加工軸の変位量を求めることを特徴とする。
【0011】同じ目的を達成するために本発明の請求項
4の工作機械における加工方法は、上記請求項1または
2記載の構成において、前記登録工程は、前記関係デー
タを変更前後の加工条件の組み合わせ毎に設定したテー
ブルとして複数種類登録し、前記加工制御工程は、今回
の加工条件と前回の加工条件との組み合わせに対応する
テーブルから加工時間に応じた前記加工軸の変位量を求
めることを特徴とする。
【0012】同じ目的を達成するために本発明の請求項
5の工作機械における加工方法は、上記請求項3または
4記載の構成において、前記加工条件には、前記加工軸
の回転数が含まれることを特徴とする。
【0013】同じ目的を達成するために本発明の請求項
6の工作機械における加工方法は、上記請求項1〜5の
いずれか1項に記載の構成において、前記加工制御工程
による前記加工軸または前記被加工物の移動は、加工開
始後、前記加工軸に所定の変位量が生じる時間間隔毎に
繰り返し行われることを特徴とする。
【0014】同じ目的を達成するために本発明の請求項
7の工作機械における加工方法は、上記請求項6記載の
構成において、前記関係データにおける前記加工軸の変
位量の値は、加工開始後、前記所定の変位量が生じる時
間間隔毎に対応して設定されていることを特徴とする。
【0015】同じ目的を達成するために本発明の請求項
8の工作機械における加工方法は、上記請求項7記載の
構成において、前記所定の変位量は、前記被加工物の所
望の加工精度に対して十分に小さい値に設定されること
を特徴とする。
【0016】同じ目的を達成するために本発明の請求項
9の工作機械における加工方法は、上記請求項1〜8の
いずれか1項に記載の構成において、前記関係データに
は、前記加工軸の変位量が平衡状態となる最大変位量が
含まれ、前記加工制御工程は、前記加工軸または前記被
加工物の総移動量が前記最大変位量に達した場合は、前
記加工軸または前記被加工物の移動を停止することを特
徴とする。
【0017】同じ目的を達成するために本発明の請求項
10の工作機械における加工装置は、加工軸に生じる変
位量を該加工軸と被加工物との相対的位置を補正するこ
とにより補償して加工を行う工作機械における加工装置
において、加工時間と加工に伴って生じる前記加工軸の
変位量との関係を示す関係データを登録する登録手段
と、該登録手段により登録された関係データに基づいて
前記加工軸の加工時間に応じた変位量を求め、該求めた
変位量だけ前記加工軸及び前記被加工物の少なくとも一
方を移動して前記被加工物を加工する加工制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0018】同じ目的を達成するために本発明の請求項
11の工作機械における加工装置は、上記請求項10記
載の構成において、前記加工に伴って生じる前記加工軸
の変位量は、前記加工軸の駆動に伴う前記加工軸の発熱
に起因して生じる加工軸方向への熱変位の量であること
を特徴とする。
【0019】同じ目的を達成するために本発明の請求項
12の工作機械における加工装置は、上記請求項10ま
たは11記載の構成において、前記登録手段は、前記関
係データを加工条件毎に設定したテーブルとして複数種
類登録し、前記加工制御手段は、前記被加工物を加工す
る際の加工条件に対応するテーブルから加工時間に応じ
た前記加工軸の変位量を求めることを特徴とする。
【0020】同じ目的を達成するために本発明の請求項
13の工作機械における加工装置は、上記請求項10ま
たは11記載の構成において、前記登録手段は、前記関
係データを変更前後の加工条件の組み合わせ毎に設定し
たテーブルとして複数種類登録し、前記加工制御手段
は、今回の加工条件と前回の加工条件との組み合わせに
対応するテーブルから加工時間に応じた前記加工軸の変
位量を求めることを特徴とする。
【0021】同じ目的を達成するために本発明の請求項
14の工作機械における加工装置は、上記請求項12ま
たは13記載の構成において、前記加工条件には、前記
加工軸の回転数が含まれることを特徴とする。
【0022】同じ目的を達成するために本発明の請求項
15の工作機械における加工装置は、上記請求項10〜
14のいずれか1項に記載の構成において、前記加工制
御手段による前記加工軸または前記被加工物の移動は、
加工開始後、前記加工軸に所定の変位量が生じる時間間
隔毎に繰り返し行われることを特徴とする。
【0023】同じ目的を達成するために本発明の請求項
16の工作機械における加工装置は、上記請求項15記
載の構成において、前記関係データにおける前記加工軸
の変位量の値は、加工開始後、前記所定の変位量が生じ
る時間間隔毎に対応して設定されていることを特徴とす
る。
【0024】同じ目的を達成するために本発明の請求項
17の工作機械における加工装置は、上記請求項16記
載の構成において、前記所定の変位量は、前記被加工物
の所望の加工精度に対して十分に小さい値に設定される
ことを特徴とする。
【0025】同じ目的を達成するために本発明の請求項
18の工作機械における加工装置は、上記請求項10〜
17のいずれか1項に記載の構成において、前記関係デ
ータには、前記加工軸の変位量が平衡状態となる最大変
位量が含まれ、前記加工制御手段は、前記加工軸または
前記被加工物の総移動量が前記最大変位量に達した場合
は、前記加工軸または前記被加工物の移動を停止するこ
とを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施の形態に係る工作
機械における加工装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0028】本工作機械はいわゆるマシニングセンター
として構成され、その加工装置は、主軸である加工軸
1、外部冷却器2、加工軸冷却油循環経路3、NC装置
4((加工制御手段))、コンピュータ5(加工制御手
段)、Z軸駆動部6、W軸駆動部7、加工テーブル8、
ワーク9及びデータバス10で構成される。本実施の形
態では、加工軸1によりワーク9に加工を施す例を示
す。
【0029】加工軸1は、不図示のモータに結合され、
NC装置4の指示により回転する。加工軸1には、エン
ドミル等の工具11が装着される。加工軸1はまた、Z
軸駆動部6に取り付けられ、Z軸駆動部6はNC装置4
に接続されている。加工軸1は、NC装置4の制御に基
づくZ軸駆動部6の駆動によりZ方向(同図上下方向)
(加工軸方向)へ移動可能に構成されている。
【0030】加工軸1にはさらに、加工軸冷却油循環経
路3が設けられており、加工軸1にはこの循環経路3を
介して外部冷却器2が接続されている。外部冷却器2
は、不図示の冷却油を循環供給するためのポンプ(図示
せず)を内蔵し、冷却油を所定の設定温度に制御しつつ
加工軸冷却油循環経路3に循環供給する。加工軸1は、
回転によりそれを構成するベアリング(図示せず)等が
発熱し、加工軸1全体が高熱になるが、外部冷却器2に
よる冷却油の循環供給により冷却される。
【0031】加工テーブル8は、上面にワーク(被加工
物)9を保持可能に構成されている。加工テーブル8
は、W軸駆動部7に取り付けられ、W軸駆動部7はNC
装置4に接続されている。加工テーブル8は、NC装置
4の制御に基づくW軸駆動部7の駆動によりZ方向へ移
動可能に構成されている。
【0032】NC装置4はZ軸駆動部6、W軸駆動部
7、加工軸1等を駆動制御して本装置の加工動作を制御
する。NC装置4には、データバス10を介してパーソ
ナルコンピュータ5が接続されている。コンピュータ5
の記憶部には後述するデータテーブル(関係データ)が
格納、登録されており(登録工程)、ワーク9の加工は
上記データテーブルに基づいて制御される。コンピュー
タ5には、時間tを計時するためのカウンタが設けられ
ている。
【0033】ワーク9の加工の際は、加工軸1を回転さ
せてZ軸駆動部6により加工軸1を下方に送る一方、W
軸駆動部7により加工テーブル8を下方に送って加工軸
1の熱変位を補償するという動作を行う。
【0034】図2は、本実施の形態におけるデータテー
ブルの一例を示す図である。
【0035】加工軸1は、回転による発熱によって膨張
し、それがZ方向への熱変位量を発生させる。同図
(a)、(b)、(c)に示す各データテーブルA、
B、Cは、加工軸1の回転数の変化前後の組み合わせを
異ならせて予め実測して得たものであり、加工軸1の熱
変位量S(μm)と加工開始時からの経過時間T(se
c)との関係をとらえたものである。各データテーブル
では、加工軸1の変更前の回転数及びこれから加工する
際の回転数の組み合わせにおいて、加工軸1の熱変位量
Sが1μm増加するたびにその時点における経過時間T
の値が格納されている。
【0036】加工軸1の回転数の変化の組み合わせは、
同図(a)では0から5000rpm(min-1)に変
化した場合、同図(b)では5000から8000rp
mに変化した場合、同図(c)では8000から200
00rpmに変化した場合をそれぞれ示す。例えば同図
(a)では、加工軸1の回転数が0である状態で500
0rpmにて加工を開始した場合を示し、加工開始から
36秒後には熱変位量Sが1μm、加工開始から72秒
後には熱変位量Sが2μm発生することがわかる。な
お、加工軸1の熱変位はやがて平衡状態に達し、その条
件下での最大変位量となって変位が止まる。そのときの
経過時間Tを特に平衡時間(サーチレート時間)Tma
xと称し、平衡時間Tmaxはそれぞれ、データテーブ
ルAでは900秒、データテーブルBでは720秒、デ
ータテーブルCでは900秒である。
【0037】なお、データテーブルの種類は変更前後の
回転数の組み合わせを多数設定し、なるべく多種類登録
しておくのが望ましい。また、補正単位となる熱変位量
Sは、ワーク9に求められる加工精度を考慮して適正な
時間間隔毎に対応して設定される。例えば、ワーク9の
所望の加工精度に対して十分に小さい値として熱変位量
Sを1μm(所定の変位量)と設定したなら、各補正の
時間間隔で生じる加工軸1の変位量が1μmとなるよう
に補正時間間隔を設定する。
【0038】次に、本実施の形態における熱変位量を補
償した加工方法を説明する。
【0039】図3は、本実施の形態における補償加工処
理のフローチャートを示す図である。本処理実行のため
の制御プログラムはコンピュータ5に格納されている。
本処理では、最初にΦ16mmの工具による加工を行っ
た後、次にΦ10mmの工具に変更して加工を行う場合
を例にとって説明する。Φ16mmの工具による加工
は、320秒で完了し、Φ10mmの工具による加工
は、720秒以上要するものとする。
【0040】まず、NC装置4が発する自動工具交換命
令がなされると、それに従って工具を自動交換する(ス
テップS1)。ここでは、Φ16mmの工具が加工軸1
に装着される。次いで、これからの加工に使用される加
工軸1の設定回転数NをNC装置4から読み込む(ステ
ップS2)。ここでは、Φ16mmの工具の回転数Nと
して5000rpmが読み込まれる。
【0041】次いで、読み込んだ5000rpmの回転
数で加工軸1を回転させてプログラムに従った加工を開
始すると同時に、コンピュータ5内のカウンタのカウン
タ値(時間)tをリセットしてカウントを開始する(ス
テップS3)。
【0042】次いで、今回の加工条件に合致したデータ
テーブルを選択する(ステップS4)。ここでは、加工
軸1の回転数Nが0から5000rpmに変化したか
ら、データテーブルA(図2(a))が適正データテー
ブルとして選定される。次いで、データテーブルAにお
ける平衡時間Tmaxを読み込む(ステップS5)。こ
こではTmax=900secである。
【0043】次いで、ステップS6に進み、カウンタ値
tが最初の補正タイミングである36秒に達したら、デ
ータテーブルAにおける36秒に対応する熱変位量S、
すなわち1μmだけ加工テーブル8を加工軸1から遠ざ
かる方向に移動させるべく、NC装置4に命令を発す
る。これにより、W軸駆動部7が駆動され、加工テーブ
ル8が下方に1μmだけ移動する。その結果、工具11
のワーク9への食い込み深さが1μm浅くなり、加工軸
1の熱変位が補償される(加工制御工程)。
【0044】次いで、カウンタ値tが平衡時間Tmax
以内である(t<Tmax)か否かを判別し(ステップ
S7)、その判別の結果、t<Tmaxである場合はス
テップS8に進む。当初はt=36秒経過直後であるの
で答が「YES」となり、ステップS8に進む。次い
で、ステップS8では、次の工具交換命令があったか否
かを判別する。320秒が経過するまでは工具交換命令
が出されないので、当初は答が「NO」となり、前記ス
テップS6戻る。次回のステップS6では、カウンタ値
tが2回目の補正タイミングである72秒に達したとき
に(次々回では108秒)上記と同様に1μmの補正が
加えられる。以上の要領で加工が完了する320秒の経
過までは、1μmずつの補正が繰り返し行われることに
なる。
【0045】320秒が経過し、Φ16mmの工具での
加工が完了すると、前記ステップS8の判別の結果が
「YES」となり、前記ステップS1に戻る。
【0046】なお、本例では320秒で加工が完了する
と仮定したので、前記ステップS7の答が「NO」にな
ることはないが、加工所用時間が平衡時間Tmaxより
長い場合は、前記ステップS7の答が「YES」になる
ことはある。その場合は、加工テーブル8の移動による
補正は停止し、すなわち加工テーブル8はそのまま待機
して、次回の工具交換命令があった場合に前記ステップ
S1に戻るようにする(ステップS9)。
【0047】320秒が経過して前記ステップS8から
前記ステップS1に戻った場合は、次の工具であるΦ1
0mmの工具への交換命令に従い工具交換を行う(ステ
ップS1)。
【0048】そして、φ16mmの工具の場合と同様
に、加工軸1の設定回転数NをNC装置4から読み込む
(ステップS2)。ここでは、Φ10mmの工具の回転
数として8000rpmが読み込まれる。
【0049】次いで、読み込んだ8000rpmの回転
数で加工軸1を回転させてプログラムに従った加工を開
始すると同時に、コンピュータ5内のカウンタのカウン
タ値(時間)tをリセットしてカウントを開始する(ス
テップS3)。
【0050】次いで、今回の加工条件に合致したデータ
テーブルを選択する(ステップS4)。ここでは、加工
軸1の回転数Nが5000から8000rpmに変化し
たから、データテーブルB(図2(b))が適正データ
テーブルとして選定される。次いで、データテーブルB
における平衡時間Tmaxを読み込む(ステップS
5)。ここではTmax=720secである。
【0051】次いで、ステップS6に進み、カウンタ値
tが最初の補正タイミングである48秒に達したら、デ
ータテーブルBにおける48秒に対応する熱変位量S、
すなわち1μmだけ加工テーブル8を加工軸1から遠ざ
かる方向に移動させるべく、NC装置4に命令を発す
る。次いで、カウンタ値tが平衡時間Tmax以内であ
る(t<Tmax)か否かを判別し(ステップS7)、
その判別の結果、t<Tmaxである場合はステップS
8に進む。当初はt=48秒経過直後であるので答が
「YES」となり、ステップS8に進む。次いで、ステ
ップS8では、次の工具交換命令があったか否かを判別
する。
【0052】φ10mmの工具での加工では、当初の仮
定で加工所用時間が720秒以上であるとしたので、ス
テップS8で「YES」となる以前にステップS7で
「NO」となり、従って、カウンタ値tが720秒に達
したとき前記ステップS7から前記ステップS9に進む
ことになる。ステップS9では、加工テーブル8の移動
による補正は停止し、すなわち加工テーブル8はそのま
ま待機する。この状態では、加工軸1とワーク9との相
対位置は、加工軸1による加工送りによってのみ変化し
ていく。次回の工具交換命令があった場合に前記ステッ
プS1に戻る。
【0053】このように、途中で工具交換等により加工
軸1の回転数Nが変更されても、適正なデータテーブル
を選定することで適切なタイミングと量による補正をす
ることができる。
【0054】なお、加工軸1の回転数Nが8000から
20000rpmに変更になったときは、データテーブ
ルC(図2(c))が選定され、上記と同様の補償加工
処理がなされる。
【0055】このような加工方法により、従来は20μ
m程度発生していた深さ方向の加工誤差が5μm程度に
収まるようになった。
【0056】本実施の形態によれば、加工軸1の熱変位
量Sと経過時間Tとの関係を示すデータテーブルを加工
軸1の変更前の回転数と変更後の回転数とで規定される
条件毎に予め作成し、それをコンピュータ5に登録して
おき、加工時にはこのデータテーブルを利用して熱変位
量Sを補償するようにしたので、加工軸1の回転に起因
する熱変位量を補償してワーク9の加工精度を向上する
ことができる。しかも、加工開始当初から補正をするの
で、ならし運転等を必要とせず、直ちに実際の加工を行
うことができる。また、変更前後の回転数の組み合わせ
毎にデータテーブルを設けたので、途中で加工条件が変
更になった場合でも、対応するデータテーブルが登録さ
れていれば、その加工条件下での補償を適切に行うこと
ができる。
【0057】また、データテーブルにおける熱変位量S
は、適正な時間間隔毎に対応して設定したので、小刻み
な補正により適正な補償を図ることができる。さらに、
補正単位はワーク9の加工精度を考慮して設定されるの
で、所望の加工精度を得るのに適した単位での補正によ
り適切な補償を図ることができる。また、カウンタ値t
が平衡時間Tmaxに達したら加工テーブル8の移動に
よる補正を停止するようにしたので、過補正を防止する
ことができる。
【0058】よって、速やかに加工を開始することがで
きると共に、回転に伴って生じる加工軸の熱変位量を補
償して加工精度を向上することができる。
【0059】なお、本実施の形態では熱変位量Sを加工
軸1の回転によるものに限定して説明したが、これに限
るものでなく、加工に伴って生じる加工軸1の変位量で
あれば、種類や変位方向を問わずに適用可能である。
【0060】なお、本実施の形態では、加工送りは加工
軸1の移動により行い、熱変位量補償のための送りは加
工テーブル8の移動により行うようにしたが、これに限
るものでなく、加工軸1と加工テーブル8のいずれかま
たは双方で加工送りを行い、熱変位量補償のための送り
も加工軸1と加工テーブル8のいずれかまたは双方で行
うようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る工作機械における加工方法または請求項10に係
る工作機械における加工装置によれば、速やかに加工を
開始することができると共に、加工に伴って生じる加工
軸の変位量を補償して加工精度を向上することができ
る。
【0062】本発明の請求項2に係る工作機械における
加工方法または請求項11に係る工作機械における加工
装置によれば、加工軸の駆動に伴う熱変位量を補償して
加工精度を向上することができる。
【0063】本発明の請求項3に係る工作機械における
加工方法または請求項12に係る工作機械における加工
装置によれば、テーブルが登録された加工条件下での加
工精度を向上することができる。
【0064】本発明の請求項4に係る工作機械における
加工方法または請求項13に係る工作機械における加工
装置によれば、途中で加工条件が変更になる場合でも、
登録された変更前後の組み合わせの加工条件下での加工
精度を向上することができる。
【0065】本発明の請求項5に係る工作機械における
加工方法または請求項14に係る工作機械における加工
装置によれば、加工軸の回転に起因する熱変位量を補償
して加工精度を向上することができる。
【0066】本発明の請求項6に係る工作機械における
加工方法または請求項15に係る工作機械における加工
装置によれば、小刻みな補正により適正な補償を図るこ
とができる。
【0067】本発明の請求項7に係る工作機械における
加工方法または請求項16に係る工作機械における加工
装置によれば、小刻みな補正により適正な補償を図るこ
とができる。
【0068】本発明の請求項8に係る工作機械における
加工方法または請求項17に係る工作機械における加工
装置によれば、所望の加工精度を得るのに適した単位で
の補正により適切な補償を図ることができる。
【0069】本発明の請求項9に係る工作機械における
加工方法または請求項18に係る工作機械における加工
装置によれば、過補正を防止して適切な補償を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る工作機械における
加工装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】同形態におけるデータテーブルの一例を示す図
である。
【図3】同形態における補償加工処理のフローチャート
を示す図である。
【図4】従来の工作機械における加工装置の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 加工軸 2 外部冷却器 3 加工軸冷却油循環経路 4 NC装置(加工制御手段) 5 パーソナルコンピュータ(加工制御手段) 6 Z軸駆動部 7 W軸駆動部 8 加工テーブル 9 ワーク(被加工物) 10 データバス

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工軸に生じる変位量を該加工軸と被加
    工物との相対的位置を補正することにより補償して加工
    を行う工作機械における加工方法において、 加工時間と加工に伴って生じる前記加工軸の変位量との
    関係を示す関係データを登録する登録工程と、 該登録工程により登録された関係データに基づいて前記
    加工軸の加工時間に応じた変位量を求め、該求めた変位
    量だけ前記加工軸及び前記被加工物の少なくとも一方を
    移動して前記被加工物を加工する加工制御工程とを含む
    ことを特徴とする工作機械における加工方法。
  2. 【請求項2】 前記加工に伴って生じる前記加工軸の変
    位量は、前記加工軸の駆動に伴う前記加工軸の発熱に起
    因して生じる加工軸方向への熱変位の量であることを特
    徴とする請求項1記載の工作機械における加工方法。
  3. 【請求項3】 前記登録工程は、前記関係データを加工
    条件毎に設定したテーブルとして複数種類登録し、前記
    加工制御工程は、前記被加工物を加工する際の加工条件
    に対応するテーブルから加工時間に応じた前記加工軸の
    変位量を求めることを特徴とする請求項1または2記載
    の工作機械における加工方法。
  4. 【請求項4】 前記登録工程は、前記関係データを変更
    前後の加工条件の組み合わせ毎に設定したテーブルとし
    て複数種類登録し、前記加工制御工程は、今回の加工条
    件と前回の加工条件との組み合わせに対応するテーブル
    から加工時間に応じた前記加工軸の変位量を求めること
    を特徴とする請求項1または2記載の工作機械における
    加工方法。
  5. 【請求項5】 前記加工条件には、前記加工軸の回転数
    が含まれることを特徴とする請求項3または4記載の工
    作機械における加工方法。
  6. 【請求項6】 前記加工制御工程による前記加工軸また
    は前記被加工物の移動は、加工開始後、前記加工軸に所
    定の変位量が生じる時間間隔毎に繰り返し行われること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の工作
    機械における加工方法。
  7. 【請求項7】 前記関係データにおける前記加工軸の変
    位量の値は、加工開始後、前記所定の変位量が生じる時
    間間隔毎に対応して設定されていることを特徴とする請
    求項6記載の工作機械における加工方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の変位量は、前記被加工物の所
    望の加工精度に対して十分に小さい値に設定されること
    を特徴とする請求項7記載の工作機械における加工方
    法。
  9. 【請求項9】 前記関係データには、前記加工軸の変位
    量が平衡状態となる最大変位量が含まれ、前記加工制御
    工程は、前記加工軸または前記被加工物の総移動量が前
    記最大変位量に達した場合は、前記加工軸または前記被
    加工物の移動を停止することを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の工作機械における加工方法。
  10. 【請求項10】 加工軸に生じる変位量を該加工軸と被
    加工物との相対的位置を補正することにより補償して加
    工を行う工作機械における加工装置において、 加工時間と加工に伴って生じる前記加工軸の変位量との
    関係を示す関係データを登録する登録手段と、 該登録手段により登録された関係データに基づいて前記
    加工軸の加工時間に応じた変位量を求め、該求めた変位
    量だけ前記加工軸及び前記被加工物の少なくとも一方を
    移動して前記被加工物を加工する加工制御手段とを備え
    たことを特徴とする工作機械における加工装置。
  11. 【請求項11】 前記加工に伴って生じる前記加工軸の
    変位量は、前記加工軸の駆動に伴う前記加工軸の発熱に
    起因して生じる加工軸方向への熱変位の量であることを
    特徴とする請求項10記載の工作機械における加工装
    置。
  12. 【請求項12】 前記登録手段は、前記関係データを加
    工条件毎に設定したテーブルとして複数種類登録し、前
    記加工制御手段は、前記被加工物を加工する際の加工条
    件に対応するテーブルから加工時間に応じた前記加工軸
    の変位量を求めることを特徴とする請求項10または1
    1記載の工作機械における加工装置。
  13. 【請求項13】 前記登録手段は、前記関係データを変
    更前後の加工条件の組み合わせ毎に設定したテーブルと
    して複数種類登録し、前記加工制御手段は、今回の加工
    条件と前回の加工条件との組み合わせに対応するテーブ
    ルから加工時間に応じた前記加工軸の変位量を求めるこ
    とを特徴とする請求項10または11記載の工作機械に
    おける加工装置。
  14. 【請求項14】 前記加工条件には、前記加工軸の回転
    数が含まれることを特徴とする請求項12または13記
    載の工作機械における加工装置。
  15. 【請求項15】 前記加工制御手段による前記加工軸ま
    たは前記被加工物の移動は、加工開始後、前記加工軸に
    所定の変位量が生じる時間間隔毎に繰り返し行われるこ
    とを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載
    の工作機械における加工装置。
  16. 【請求項16】 前記関係データにおける前記加工軸の
    変位量の値は、加工開始後、前記所定の変位量が生じる
    時間間隔毎に対応して設定されていることを特徴とする
    請求項15記載の工作機械における加工装置。
  17. 【請求項17】 前記所定の変位量は、前記被加工物の
    所望の加工精度に対して十分に小さい値に設定されるこ
    とを特徴とする請求項16記載の工作機械における加工
    装置。
  18. 【請求項18】 前記関係データには、前記加工軸の変
    位量が平衡状態となる最大変位量が含まれ、前記加工制
    御手段は、前記加工軸または前記被加工物の総移動量が
    前記最大変位量に達した場合は、前記加工軸または前記
    被加工物の移動を停止することを特徴とする請求項10
    〜17のいずれか1項に記載の工作機械における加工装
    置。
JP23704099A 1999-08-24 1999-08-24 工作機械における加工方法及び装置 Withdrawn JP2001062677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23704099A JP2001062677A (ja) 1999-08-24 1999-08-24 工作機械における加工方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23704099A JP2001062677A (ja) 1999-08-24 1999-08-24 工作機械における加工方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001062677A true JP2001062677A (ja) 2001-03-13

Family

ID=17009522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23704099A Withdrawn JP2001062677A (ja) 1999-08-24 1999-08-24 工作機械における加工方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001062677A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103433A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Toshiba Mach Co Ltd アタッチメント交換に伴う主軸頭重心補正装置
JP2005088126A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Matsuura Machinery Corp 回転主軸の変位補正方法
WO2005044513A1 (ja) * 2003-11-05 2005-05-19 Hoya Corporation 眼鏡レンズの供給方法
JP2012071404A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Howa Mach Ltd 工作機械の熱変位補正方法及び工作機械
KR101420259B1 (ko) * 2006-09-27 2014-07-16 비아 메카닉스 가부시키가이샤 프린트기판의 가공방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103433A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Toshiba Mach Co Ltd アタッチメント交換に伴う主軸頭重心補正装置
JP4508500B2 (ja) * 2001-09-28 2010-07-21 東芝機械株式会社 アタッチメント交換に伴う主軸頭重心補正装置
JP2005088126A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Matsuura Machinery Corp 回転主軸の変位補正方法
WO2005044513A1 (ja) * 2003-11-05 2005-05-19 Hoya Corporation 眼鏡レンズの供給方法
JPWO2005044513A1 (ja) * 2003-11-05 2007-11-29 Hoya株式会社 眼鏡レンズの供給方法
US7448938B2 (en) 2003-11-05 2008-11-11 Hoya Corporation Method for supplying spectacle lens
JP4888947B2 (ja) * 2003-11-05 2012-02-29 Hoya株式会社 眼鏡レンズの周縁加工方法
KR101420259B1 (ko) * 2006-09-27 2014-07-16 비아 메카닉스 가부시키가이샤 프린트기판의 가공방법
JP2012071404A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Howa Mach Ltd 工作機械の熱変位補正方法及び工作機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08174380A (ja) 工作機械の熱変位補正方法及びその装置
JP2011161519A (ja) 工作機械の制御方法および制御装置
JP7303029B2 (ja) 工作機械およびシステム
JP2001062677A (ja) 工作機械における加工方法及び装置
JPH11245118A (ja) ネジ加工制御装置
JP4302430B2 (ja) 工作機械の主軸バランス取り方法
JP2004042260A (ja) 工作機械の熱変位補正方法及びその装置
JP3091436B2 (ja) 精密加工方法および装置
US11553619B2 (en) Control device and control method
JP3176528B2 (ja) 工作機械の制御方法および装置
JP2013086214A (ja) 回転主軸冷却水の制御方法
JP4553422B2 (ja) 回転軸の冷却制御装置
CN109015107A (zh) 主轴热位移快速恒定的方法
JPH08300242A (ja) 工作機械の熱変位補正方法及びその装置
JPH09300173A (ja) 工作機械の主軸冷却方法および装置
JPH0885022A (ja) ねじ加工装置
JPH0463659A (ja) 工作機械の主軸温度制御方法
JP2002036068A (ja) 工作機械の工具位置補正方法及び装置
CN111168457B (zh) 数控机床主轴预热控制方法及装置
JPH08215981A (ja) 主軸熱変位を補正した加工方法および装置
JPH04135141A (ja) 加工機械
JPH0232099B2 (ja) Suchiseigyokosakukikainoshujikutononetsuheniseigyohoho
JP2003136332A (ja) 数値制御工作機械のねじ切り制御方法および制御装置とそれを組み込んだ数値制御工作機械
JPH10296591A (ja) 旋盤の加工ワーク計測制御装置
JP2629728B2 (ja) ねじ加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060306

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107