JP2005088126A - 回転主軸の変位補正方法 - Google Patents

回転主軸の変位補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005088126A
JP2005088126A JP2003324685A JP2003324685A JP2005088126A JP 2005088126 A JP2005088126 A JP 2005088126A JP 2003324685 A JP2003324685 A JP 2003324685A JP 2003324685 A JP2003324685 A JP 2003324685A JP 2005088126 A JP2005088126 A JP 2005088126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heat generating
displacement
main shaft
calculated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003324685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4125657B2 (ja
Inventor
Yasunori Takesawa
澤 泰 則 武
Masahiro Okuyama
山 政 寛 奥
Yoshihiro Asakura
倉 善 啓 朝
Seiichi Tomita
田 誠 一 冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuura Machinery Corp
Matsuura Kikai Seisakusho KK
Original Assignee
Matsuura Machinery Corp
Matsuura Kikai Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuura Machinery Corp, Matsuura Kikai Seisakusho KK filed Critical Matsuura Machinery Corp
Priority to JP2003324685A priority Critical patent/JP4125657B2/ja
Publication of JP2005088126A publication Critical patent/JP2005088126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4125657B2 publication Critical patent/JP4125657B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

【課題】 主軸の変位を入力温度による線形の一般式によって、相当正確に補正する構成を提供すること。
【解決手段】 回転している主軸1の軸方向について、以下のような線型の式による各項目の変位を調整することに基づいて、先端の作動を行っている部位を正確に調整することを可能とする回転主軸の変位補正方法。
ΔX=発熱部の発熱温度と無関係であって、回転自体によって生ずる変位に基づく項(a
+発熱部の温度変化を直接反映することによる熱変位の項
【数1】
Figure 2005088126

+発熱部の温度変化に対し時間遅れを伴い、かつ相当変容した状態にて間接的に反映することによる熱変位の項
【数2】
Figure 2005088126

【選択図】 図1

Description

本発明は、回転中の主軸において生ずる発熱に対応して主軸の先端における作動部位につき、必要な補正を行う方法に関するものである。
主軸が回転する場合には、ボールベアリングによる軸受部、及び駆動モータとの接続部等の発熱部における発熱によって、主軸が加熱され、当該加熱を原因として、主軸の先端における作動部の軸方向の位置がそれぞれ変化する。
上記位置の変化は、通常熱変位と称されており、従来当該熱変位を防止するために、主軸及びその周辺部をクーラーによって冷却することが行われているが、このような方法では熱変位を完全に消滅することはできない。
このような状況に鑑み、従来、発熱部又はその近傍にて温度測定を行い、測定された温度に基づいて予め設定した熱変位に関する数式によって熱変位量を算出し、当該算出値に基づいて主軸の先端にしている作動部の位置を補正することが行われている。
本来、主軸の変位は、決して発熱部及びその近傍の温度変化のみに対応して変化する訳ではない。
このような状況を反映して、従来技術による方法では、発熱部又はその近傍の位置の測定温度を入力温度として、所定の数式によって熱変位を算出しているが、如何に複雑な数式を採用したところで、前記数式に基づいて演算を行うコンピュータに対する入力温度が発熱部又はその近傍の位置の温度に限定されている以上、熱変位を正確に算出することは、困難である。
他方、主軸の回転速度に応じて、先端における作動部の変位を算出し、当該変位に基づいて、先端の作動部の位置を補正する方法も提唱されている。
確かに主軸の回転数と主軸自体における発熱温度とは相関関係を有しているが、先端の作動部の変位を直接支配するのは、回転数ではなく、主軸に対する全体の加熱温度であることを考慮するならば、前記回転数を基準とする補正方法もまた、精度において不十分である。
特開2002−86329号公報 特開平9−108992号公報 特開平5−116053号公報 特開平8−141883号公報 特開2002−160142号公報 特開2002−36068号公報
本発明が解決しようとする課題は、主軸全体における温度状況を可能な限り正確に反映させた状態にて、変位を算出し、先端部における作動部の位置の補正を実現することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の基本構成は、主軸が回転する段階における主軸外の発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置の何れか、又は全てに、単数又は複数の温度センサを設置すると共に、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得るような位置に、単数又は複数個の温度センサを設置し、前記発熱部の位置又はその近傍の位置における温度センサによる入力温度(T)、及び前記発熱部から所定の距離を隔てている位置における温度センサによる入力温度(T’)に対応する軸方向の推定変位(ΔX)を下記の線形による数式によって設定し、前記数式における定数(a)、及び各係数(a、a’)を事前の各温度センサによる入力温度(T、T’)の組み合わせに対応した実際の軸方向の変位(ΔX)の測定値に基づいて算出し、かつコンピュータのメモリに記録させておき、回転時に順次変化する温度センサによる入力温度(T、T’)に対応して、順次軸方向の変位(ΔX)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位量(ΔX)だけ、主軸が作動する先端における軸方向の位置を調整することに基づく回転主軸の変位補正方法からなる。

Figure 2005088126
(但し、aについては、主軸が回転している時間だけ算出し、残りの項は、主軸の回転が終了した後においても、T、T’がそれぞれ測定し得る期間算出することによって、前記ΔXの補正を算出するものとし、nは、発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置に設けた温度センサによる入力温度(T)の数を示し、mは、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得る位置に設けた温度センサによる入力温度(T’)の数を示す。)
本発明においては、熱変位以外の回転自体に伴う変位、ベアリング支持部、又は駆動モータとの接続部等の発熱部における温度変化を直接反映する熱変位、及び当該発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化と異なる温度変化を反映している熱変位をそれぞれ加味することによって、比較的簡単な線形の数式に基づいて、相当正確に熱変位に基づく主軸の作動部の位置の補正を行うことができる。
前記解決手段の項からも明らかなように、本発明は、以下のような各項目の変位に基づいて、主軸の軸方向の位置の調整を行っている。

ΔX=発熱部の発熱温度と無関係な項+発熱部の温度変化を直接反映する項+発熱部の
温度変化に対し時間遅れを伴い、かつ相当変容した状態にて間接的に反映する項
……(1)’
前記(1)'式の意義について説明する。
図3に示すように、主軸1は、少なくとも2ヶ所のベアリングを介した支持部、及び後端の1ヶ所の駆動モータ3との接続部等において発熱が生じており、当該発熱を原因として、主軸1の先端における作動部の熱変位が生ずる。
しかしながら、主軸1における前記熱変位は、決して発熱部の温度変化のみによって直接規律される訳ではない。
実際に、主軸1を回転した場合の先端の作動部の変位は、図1(a)に示すように、回転開始(t=0の時刻)と共に、一度パルス的に後退する方向の変位が生じ、回転終了の段階(t=tの時刻)に、逆にパルス的に前進する方向の変位が生じている(尚、図1(a)では、後退する方向を+方向とし、前進する方向を−方向に設定しているが、主軸1の先端の位置を補正する場合には、主軸1の後退が生じた場合には、先端の位置を前進させるので、後退する方向をプラスとしていることから、前記のような設定を行っている。)。
他方、前記のような各パルス的な変位とは別に、主軸1が回転開始と共に順次伸長することによって前進する方向に変位し、回転開始後所定の時間にて当該変位状態は概略一定となり、回転終了後において発熱部位の温度が速やかに下降するにも拘らず、主軸1を縮小する方向における変位状態は、図1(a)に示すように、発熱部の温度低下よりも時間遅れを伴って、相当緩慢に縮小することによって後退している。
上記のように、回転開始及び回転終了時においてパルス的な変化が生じているのは、主軸1の回転の有無によって段階的な変化が生じているものと考えられ、主軸1の変位としては、図1(b)のラインAに示すように、回転自体を原因として、当初後退する方向に変位し、回転終了後元の位置に戻るような変位と、図1(b)のBのラインに示すように、発熱を原因として回転開始後順次伸長によって前進し、所定時間を経過後、略一定となり、回転終了後順次縮小によって後退するような変位との2つの要因に区分することが可能である。
そして前記(1)式において、第1項の補正係数aは、ラインAに示すような回転自体に基づく変位(但し、主軸が回転し得る時期のみに限定される。)に由来しており、その余の第2項及び第3項は、ラインBに示すような発熱による変位(但し、主軸の回転が終了した後においても している。)に由来している。
発熱部の温度は、回転終了後速やかに低下(減衰)するにも拘らず、主軸1の変位の縮小、即ち低下の度合いが緩慢であるのは、主軸1における温度が、単に発熱部位の温度変化と同じように変化するのではなく、その周辺部と同じように、発熱部の温度変化よりも遅れ、しかも当該温度変化を変容した状態にて変化する要因を有していることを示している。
前記(1)式における第2項の
Figure 2005088126
は、(1)’式の第2項に対応しており、ベアリングを介した支持部、駆動モータ3との接続部等の発熱部、又はその近傍であって、発熱部の温度変化を直接反映している項を示している。
これに対し、前記(1)式における第3項の
Figure 2005088126
は、前記(1)’式の第3項に対応し、発熱部の温度変化が時間遅れを伴い、かつ相当変容した状態にて間接的に反映している要因を表わす項に該当する。
前記(1)式において、第2項の発熱部の温度変化を直接反映している測定温度(T)の部分、及び第3項の発熱部の温度変化を時間遅れを伴って間接的に反映している測定温度(T’)の部分は、それぞれ図1(c)に示すように、ラインBを分解したラインA、及びAによって表現することができる。
前記第2項における入力温度(T)の数(n)及び第3項における入力温度(T’)の数(m)は、必ずしも複数であることを要件としている訳ではない。
その根拠は、第2項において1ヶ所の発熱部の温度変化は、他の発熱部と概略同じような変化が生じており、第3項の発熱部に対し所定の時間遅れを伴って温度変化が間接的に反映する要因もまた、概ね同じような変化が生ずることから、それぞれ1ヶ所の温度入力を以って、略近似的に主軸1の熱変位を反映するような入力温度を設定できることに由来している。
しかしながら、各発熱部の温度変化は、正確には決して同一ではなく、また各発熱部の温度変化に基づいて、第3項のように所定の時間遅れを伴って間接的に変容した温度変化が反映する要因も様々であることから、第2項の測定温度(T)は、発熱部の各位置に対応して複数個設けることが好ましく、第3項の測定温度(T’)もまた、当該発熱部から所定の距離を以って置かれた色々な位置に基づいて、複数個採用することが好ましい。
特に、発熱部から所定の距離を隔てている位置における温度センサ3を、対応する各発熱部毎のグループに区分けし、当該グループ内においてそれぞれ複数の温度センサ3を設置し、かつ各グループ内における温度センサ3の測定温度を平均したうえで、入力温度(T’)とすることによる実施形態は、各発熱部の温度変化に対応して、第3項の時間遅れを伴い、かつ相当変容した状態の温度変化を総合的に反映し得る点において、極めて好ましい。
本発明においては、前記(1)式の線形近似を採用しているが、定数(a)、及び各係数(a、a’)は、事前の実験、即ち、入力温度(T、Ti’)につき、前記定数(a)、及び各係数(a、a’)の数に相当する複数個の組み合わせを設定し、当該複数個の組み合わせに対応して、実際に生じた変位(ΔX)を測定することによって、前記(1)式に当該測定値を投入し、定数(a)、及び各係数(a、a’)について、線形の連立方程式を設定し、前記定数及び各係数を算出することになる。
測定温度(T、T’)の数が増えることによって、前記定数及び各係数の数が増加しても、実際の算出は、コンピュータによるマトリックス演算によって速やかに実現することができる。
実際の補正においては、所定の時間間隔毎の入力温度(T、T’)に対しコンピュータによって前記(1)式の計算を行い、当該計算に基づいて変位の補正を行うことになる。
但し、定数aは、主軸の回転自体に由来していることから、主軸が回転している期間においてのみ算出され、他の項目
Figure 2005088126
は、主軸の回転が終了した後においても、各温度T、T’が測定し得る期間 も算出されることになる。
実際の主軸1の回転操作においては、発熱が生ずるのは、前記のように、ベアリングを介して主軸1を支えている2ヶ所の支持部、及び駆動モータ3とを接続している1ヶ所の接続部であることから、測定温度は、T、T、Tの3個で済むことが多い。
これに対し、発熱部から所定の距離を隔て、温度変化を間接的に反映している測定温度(T’)については、3ヶ所の発熱部の内、駆動モータ3との接続部は、主軸1の先端から遠いため、これを省略し、2ヶ所のベアリングを介した支持部の周辺におけるに発熱温度 を間接的に反映している状態の測定温度にて間に合うことが多いことから、当該2ヶ所の支持部から所定の距離を以って隔てた位置における測定温度(T’及びT’)を採用することによって、相当正確に熱変位を表現することができ、前記(1)式は、
Figure 2005088126
と表現することが可能である。
したがって、本発明においては、合計5個の温度要因であるT、T、T、T’、T’、T’によって予め実験によって求めた定数(a)、及び各係数(a、a、a、a’、a’)を採用することによって、回転自体による変位と熱変位とによる変位を算出し、当該変位の補正を行うことによって、簡略性と正確性とを両立させることができる。
但し、前記の温度変化を間接的に反映している入力温度(T’、T’)については、2ヶ所の発熱部にグループ分けしたうえで、各発熱部のグループ毎に、複数個の温度センサ3を設置し、かつ各発熱部に対応する複数個の温度センサ3による測定温度を平均したうえで、各発熱部の温度変化を間接的に反映している入力温度(T’、T’)として採用する実施形態は、正確な熱変位の補正を行うために極めて好ましいことは、既に述べたとおりである。
かくして、熱変位に対応する補正は、前記(1)式の第2項及び第3項に基づき、図1(d)において、ラインB’に示すような時間変化を以って表現することが可能であり、このような熱変位に対応する補正に加えて、ラインA’に示すような、前記(1)式の第1項である回転自体に基づく変位に対応する補正を重畳したことによる補正は、図1(e)に示すようなラインによって表現することができる。
このように、前記(1)’に示すような3個の要因を重畳したことに基づく変位の計算によって、主軸1の変位を相当正確に補正することが可能となる。
以下実施例に従って説明する。
実施例1は、発熱部の温度変化を殆ど感知せずに、主軸1の周囲における環境温度の変化を感知する単数又は複数の位置に温度センサ3を設置し、当該温度センサ3による入力温度(Ti”)をも加味したことによる推定変位(ΔX)を下記の線形式によって設定し、前記数式における定数(a)、及び各係数(a、a’、a”)を事前の各温度センサ3による入力温度(T、T’、T”)の組み合わせに対応した実際の軸方向の変位(ΔX)の測定値に基づいて算出し、かつコンピュータのメモリに記録させておき、回転時に順次変化する温度センサ3による入力温度(T、T’、T”)に対応して、順次軸方向の変位(ΔX)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位量(ΔX)だけ、主軸1が作動する先端の位置を調整することを特徴としている。

Figure 2005088126

(但し、aについては、主軸が回転している時間だけ算出し、残りの項は、主軸の回転が終了した後においても、T、T’がそれぞれ測定し得る期間算出することによって、前記ΔXの補正を算出するものとし、n、mは、請求項1と同趣旨であり、lは、環境温度を感知する位置に設置した温度センサ3による入力温度(T”)の数を示す。)
実際の主軸1の変位においては、発熱部による温度変位だけでなく、当該発熱温度とは無関係の環境温度によっても左右されることから、実施例1においては、前記(1)”式を採用している。
発熱温度を殆ど感知せずに、主軸1の温度に影響する環境温度としては、主軸1を下方から支えているベース部2の各温度、更には部屋の室温等が該当している。
実施例1においては、これらの環境温度について単数又は複数の測定温度を採用し、前記(1)”式の第4項として更に加えているが、前記(1)”式の定数(a)、及び各係数(a、a’、a”)の算出方法は、前記(1)式の定数及び各係数の算出方法と全く同様である。
前記(1)”式を採用している実施例1においては、発熱温度とは別に環境温度をも変位に反映させ、更に正確な軸方向の位置の補正を実現することができる。
実施例2は、主軸1が回転する段階における主軸1外の発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置の何れか、又は全てに、単数又は複数の温度センサ3を設置すると共に、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得るような位置に、単数又は複数個の温度センサ3を設置し、前記発熱部の位置又はその近傍の位置における温度センサ3による入力温度(T)、及び前記発熱部から所定の距離を隔てている位置における温度センサ3による入力温度(T’)に対応する軸方向と直交する方向の推定変位(ΔY)を下記の線形による数式によって設定し、前記数式における定数(b)、及び各係数(b、b’)を事前の各温度センサ3による入力温度(T、T’)の組み合わせに対応した実際の軸方向と直交する方向の変位(ΔY)の測定値に基づいて算出し、かつコンピュータのメモリに記録させておき、回転時によって順次変化する温度センサ3による入力温度(T、T’)に対応して、順次軸方向と直交する方向の変位(ΔY)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位量(ΔY)だけ、主軸1が作動する先端における軸方向と直交する方向の位置を調整することを軸方向の変位の補正に重畳することを特徴としている。

Figure 2005088126

(但し、bについては、主軸が回転している時間だけ算出し、残りの項は、主軸の回転が終了した後においても、T、T’がそれぞれ測定し得る期間算出することによって、前記ΔYの補正を算出するものとし、nは、発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置に設けた温度センサ3による入力温度(T)の数を示し、mは、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得る位置に設けた温度センサ3による入力温度(T’)の数を示す。)
図1のような変位は、単に軸方向だけでなく、ベース部2の支持に基づく主軸1の軸方向と直交する方向の変位を反映している。
即ち、軸方向と直交する方向についても、
ΔY=発熱部の発熱温度と無関係な項+発熱部の温度変化を直接反映する項+発熱部の
温度変化に対し時間遅れを伴い、かつ相当変容した状態に間接的にて反映する項
の各要因のように、変位が生じていることから、前記(2)式のような一般式によって熱変位を算定し、当該算定値に基づく高さ方向の補正を行うことになる。
前記(2)式の定数(b)、及び各係数(b、b’)の算出方法は、前記(1)式の定数及び各乗数の算出方法と全く同一である。
前記(2)式に立脚している実施例2の場合には、軸方向の変位に加え、軸方向と直交する方向の変位をも補正することが可能となり、主軸1による工具4の作動位置を極めて正確な位置に設定することができる。
尚、前記(2)式においても、前記(1)”式と同じように、発熱温度と無関係な環境温度を加味した式を設定し、環境温度による変化を反映させることは、当然可能である。
実施例3は、主軸1が回転する段階における主軸1外の発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置の何れか、又は全てに、単数又は複数の温度センサ3を設置すると共に、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得るような位置に、単数又は複数個の温度センサ3を設置し、前記発熱部の位置又はその近傍の位置における温度センサ3による入力温度(T)、及び前記発熱部から所定の距離を隔てている位置における温度センサ3による入力温度(T’)に対応する高さ方向の推定変位(ΔZ)を下記の線形による数式によって設定し、前記数式における定数(c)、及び各係数(c、c’)を事前の各温度センサ3による入力温度(T、T’)の組み合わせに対応した実際の高さ方向の変位(ΔZ)の測定値に基づいて算出し、かつコンピュータのメモリに記録させておき、回転時によって順次変化する温度センサ3による入力温度(T、T’)に対応して、順次高さ方向の変位(ΔZ)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位量(ΔZ)だけ、主軸1が作動する先端における高さ方向の位置を調整することを軸方向の変位の補正に重畳することを特徴としている。

Figure 2005088126
(但し、cについては、主軸が回転している時間だけ算出し、残りの項は、主軸の回転が終了した後においても、T、T’がそれぞれ測定し得る期間算出することによって、前記ΔZの補正を算出するものとし、nは、発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置に設けた温度センサ3による入力温度(T)の数を示し、mは、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得る位置に設けた温度センサ3による入力温度(T’)の数を示す。)
図1のような変位は、単に軸方向だけでなく、ベース部2の支持に基づく主軸1の高さ方向の変位を反映している。
即ち、高さ方向についても、
ΔZ=発熱部の発熱温度と無関係な項+発熱部の温度変化を直接反映する項+発熱部の
温度変化に対し時間遅れを伴い、かつ相当変容した状態に間接的にて反映する項
の各要因のように、変位が生じていることから、前記(3)式のような一般式によって熱変位を算定し、当該算定値に基づく高さ方向の補正を行うことになる。
前記(3)式の定数(c)、及び各係数(c、c’)の算出方法は、前記(1)式の定数及び各乗数の算出方法と全く同一である。
前記(3)式に立脚している実施例3の場合には、軸方向の変位に加え、高さ方向の変位をも補正することが可能となり、主軸1による工具4の作動位置を極めて正確な位置に設定することができる。
尚、前記(3)式においても、前記(1)”式と同じように、発熱温度と無関係な環境温度を加味した式を設定し、環境温度による変化を反映させることは、当然可能である。
実施例4は、回転主軸の軸方向の変位に加え、回転主軸の先端に装着した工具4の軸方向の刃先の変位(ΔX’)を回転速度(ω)、最も前側に位置している発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置に設けた温度センサ3による入力温度(T)に基づいて下記の式を設定し、定数(c)、及び係数(k)については、事前の前記各温度センサ3による入力温度(T)に対する実際の刃先の変位(ΔX’)の測定値に基づいて算出したうえで、コンピュータメモリに記録し、回転時には順次変化する前記回転速度(ω)、及び前記発熱部による入力温度(T)に対応して、工具4の刃先の変位(ΔX’)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位分(ΔX’)だけ、主軸1の位置を更に調整することを特徴としている。

Figure 2005088126
主軸1が回転している場合に、先端における主軸1のテーパ部は、温度上昇及び回転に伴う遠心力によって膨張が生じており、当該膨張を原因として、主軸1のテーパ部が工具4に食込んだ状態となり、当該食込みによって工具4の位置は軸方向に更に変位することにならざるを得ない。
実施例4は、このような主軸1のテーパ部の膨張→工具4への食込み→工具4の刃先の変位による因果関係を考慮し、上記刃先の変位を補正するために、前記(4)式による変位式に基づく数式を設定したうえで、当該数式に基づく補正を行っている。
前記(4)式において、第1項の定数(c)は、回転自体に伴う刃先の変位に対応しており、第2項は、図2に示すように、前記第1項の変位以外の変位による寄与部分が、回転速度(ω)及び主軸1の先端部に最も近い発熱部(通常の場合には、前側のベアリングを介したベース部2)の温度に概略比例していることに由来している。
前記(4)式の定数(c)及び係数(k)の算出方法は、前記(1)式の定数(a)、係数(a、a’)の算出方法と全く同様である。
但し、前記(4)式は、前記(1)式に重畳した状態にて、工具4の変位を呈することから、上記定数(c)及び係数(k)を算出するための事前の実験の際には、前記(1)式の定数(a)、係数(a、a’)を予め、既知の数値として確定していることが効率的な実験を行ううえで好ましい。
回転速度(ω)は、回転開始から終了に至るまで略一定であるが、その大きさによって前記温度(T)の大きさ及び変化の状況が左右されることを考慮するならば、前記(3)式は回転速度(ω)の複雑な関数によって表現されているものと解することも可能である。
前記(3)式に立脚している実施例3においては、単に主軸1の軸方向の変位だけでなく、工具4の刃先の変位をも重畳して補正すること、即ち前記(1)式と(3)式とを加えることによる補正が可能となり、軸方向において工具4の刃先位置を更に一層正確に設定することが可能となる。
本発明は、先端に工具を保持している主軸の回転に基づく工作機械の分野において主軸先端の正確な変位補正に利用することができる。
本発明の基本構成を示すグラフであり、(a)は、回転している主軸の先端部における軸方向の変位状況を示しており、(b)は、上記変位において回転部自体に基づく変位と熱変位とに分解した状況を示しており、(c)は、熱変位の内、発熱部の温度変化を直接反映した項、及び発熱部の温度変化を時間遅れを伴い、かつ変容した状態にて間接的に反映する項とに分解される状況を示しており、(d)は、(b)の各変位に対応した補正量を示しており、(e)は、前記(1)式による補正の状況を示している。 実施例2において、工具の刃先が、前記(3)式によって支配されることを示したグラフである。 先端に工具を有している主軸と当該主軸を支えているベース部、駆動モータ等の配置関係を示す側面図である。
符号の説明
1 主軸
2 ベース部
3 駆動モータ
4 工具
5 温度センサ
6 オイル供給部

Claims (7)

  1. 主軸が回転する段階における主軸外の発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置の何れか、又は全てに、単数又は複数の温度センサを設置すると共に、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得るような位置に、単数又は複数個の温度センサを設置し、前記発熱部の位置又はその近傍の位置における温度センサによる入力温度(T)、及び前記発熱部から所定の距離を隔てている位置における温度センサによる入力温度(T’)に対応する軸方向の推定変位(ΔX)を下記の線形による数式によって設定し、前記数式における定数(a)、及び各係数(a、a’)を事前の各温度センサによる入力温度(T、T’)の組み合わせに対応した実際の軸方向の変位(ΔX)の測定値に基づいて算出し、かつコンピュータのメモリに記録させておき、回転時に順次変化する温度センサによる入力温度(T、T’)に対応して、順次軸方向の変位(ΔX)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位量(ΔX)だけ、主軸が作動する先端における軸方向の位置を調整することに基づく回転主軸の変位補正方法。

    Figure 2005088126
    (但し、aについては、主軸が回転している時間だけ算出し、残りの項は、主軸の回転が終了した後においても、T、T’がそれぞれ測定し得る期間算出することによって、前記ΔXの補正を算出するものとし、nは、発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置に設けた温度センサによる入力温度(T)の数を示し、mは、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得る位置に設けた温度センサによる入力温度(T’)の数を示す。)
  2. 発熱部から所定の距離を隔てている位置における温度センサを、対応する各発熱部毎のグループに区分けし、当該グループ内においてそれぞれ複数の温度センサを設置し、かつ各グループ内における温度センサの測定温度を平均したうえで、入力温度(T’)とすることを特徴とする請求項1記載の回転主軸の変位補正方法。
  3. 主軸が2個のベアリングを介した支持部を有し、かつ後端部における1個の駆動モーターとの接続部を有している構成において、3ヶ所の発熱部の位置又はその近傍の位置に温度センサを設置し、2個のベアリング支持部の位置からそれぞれ所定の距離を隔てた単数又は複数の位置に温度センサを設けることを特徴とする請求項1記載の回転主軸の変位補正方法。
  4. 発熱部の温度変化を殆ど感知せずに、主軸の周囲における環境温度の変化を感知する単数又は複数の位置に温度センサを設置し、当該温度センサによる入力温度(Ti”)をも加味したことによる推定変位(ΔX)を下記の線形式によって設定し、前記数式における定数(a)、及び各係数(a、a’、a”)を事前の各温度センサによる入力温度(T、T’、T”)の組み合わせに対応した実際の軸方向の変位(ΔX)の測定値に基づいて算出し、かつコンピュータのメモリに記録させておき、回転時に順次変化する温度センサによる入力温度(T、T’、T”)に対応して、順次軸方向の変位(ΔX)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位量(ΔX)だけ、主軸が作動する先端の位置を調整することに基づく請求項1記載の回転主軸の変位補正方法。

    Figure 2005088126
    (但し、aについては、主軸が回転している時間だけ算出し、残りの項は、主軸の回転が終了した後においても、T、T’がそれぞれ測定し得る期間算出することによって、前記ΔXの補正を算出するものとし、n、mは、請求項1と同趣旨であり、lは、環境温度を感知する位置に設置した温度センサによる入力温度(T”)の数を示す。)
  5. 主軸が回転する段階における主軸外の発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置の何れか、又は全てに、単数又は複数の温度センサを設置すると共に、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得るような位置に、単数又は複数個の温度センサを設置し、前記発熱部の位置又はその近傍の位置における温度センサによる入力温度(T)、及び前記発熱部から所定の距離を隔てている位置における温度センサによる入力温度(T’)に対応する軸方向と直交する方向の推定変位(ΔY)を下記の線形による数式によって設定し、前記数式における定数(b)、及び各係数(b、b’)を事前の各温度センサによる入力温度(T、T’)の組み合わせに対応した実際の軸方向と直交する方向の変位(ΔY)の測定値に基づいて算出し、かつコンピュータのメモリに記録させておき、回転時によって順次変化する温度センサによる入力温度(T、T’)に対応して、順次軸方向と直交する方向の変位(ΔY)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位量(ΔY)だけ、主軸が作動する先端における軸方向と直交する方向の位置を調整することを軸方向の変位の補正に重畳することを特徴とする請求項1記載の回転主軸の変位補正方法。

    Figure 2005088126
    (但し、bについては、主軸が回転している時間だけ算出し、残りの項は、主軸の回転が終了した後においても、T、T’がそれぞれ測定し得る期間算出することによって、前記ΔYの補正を算出するものとし、nは、発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置に設けた温度センサによる入力温度(T)の数を示し、mは、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得る位置に設けた温度センサによる入力温度(T’)の数を示す。)
  6. 主軸が回転する段階における主軸外の発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置の何れか、又は全てに、単数又は複数の温度センサを設置すると共に、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得るような位置に、単数又は複数個の温度センサを設置し、前記発熱部の位置又はその近傍の位置における温度センサによる入力温度(T)、及び前記発熱部から所定の距離を隔てている位置における温度センサによる入力温度(T’)に対応する高さ方向の推定変位(ΔZ)を下記の線形による数式によって設定し、前記数式における定数(c)、及び各係数(c、c’)を事前の各温度センサによる入力温度(T、T’)の組み合わせに対応した実際の高さ方向の変位(ΔZ)の測定値に基づいて算出し、かつコンピュータのメモリに記録させておき、回転時によって順次変化する温度センサによる入力温度(T、T’)に対応して、順次高さ方向の変位(ΔZ)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位量(ΔZ)だけ、主軸が作動する先端における高さ方向の位置を調整することを軸方向の変位の補正に重畳することを特徴とする請求項1記載の回転主軸の変位補正方法。

    Figure 2005088126
    (但し、cについては、主軸が回転している時間だけ算出し、残りの項は、主軸の回転が終了した後においても、T、T’がそれぞれ測定し得る期間算出することによって、前記ΔZの補正を算出するものとし、nは、発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置に設けた温度センサによる入力温度(T)の数を示し、mは、前記発熱部から所定の距離を隔てることによって、当該発熱部の温度変化に対し、所定の時間遅れを伴い、かつ変容した温度変化の状態にて感知し得る位置に設けた温度センサによる入力温度(T’)の数を示す。)
  7. 回転主軸の軸方向の変位に加え、回転主軸の先端に装着した工具の軸方向の刃先の変位(ΔX’)を回転速度(ω)、最も前側に位置している発熱部の位置、又はその近傍であって、当該発熱部と概略同様の温度変化を感知し得る位置に設けた温度センサによる入力温度(T)に基づいて下記の式を設定し、定数(c)、及び係数(k)については、事前の前記各温度センサによる入力温度(T)に対する実際の刃先の変位(ΔX’)の測定値に基づいて算出したうえで、コンピュータメモリに記録し、回転時には順次変化する前記回転速度(ω)、及び前記発熱部による入力温度(T)に対応して、工具の刃先の変位(ΔX’)を下記数式に基づいて所定の時間経過毎に、コンピュータによって算出し、当該変位分(ΔX’)だけ、主軸の位置を更に調整することを特徴とする請求項1記載の回転主軸の変位補正方法。

    Figure 2005088126
JP2003324685A 2003-09-17 2003-09-17 回転主軸の変位補正方法 Expired - Fee Related JP4125657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003324685A JP4125657B2 (ja) 2003-09-17 2003-09-17 回転主軸の変位補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003324685A JP4125657B2 (ja) 2003-09-17 2003-09-17 回転主軸の変位補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005088126A true JP2005088126A (ja) 2005-04-07
JP4125657B2 JP4125657B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=34455369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003324685A Expired - Fee Related JP4125657B2 (ja) 2003-09-17 2003-09-17 回転主軸の変位補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4125657B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172716A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 複数の主軸を備えた旋盤
JP2009297840A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Sodick Co Ltd 工作機械および工作機械における変位補正方法
JP2010172981A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Okuma Corp 工作機械の工具位置補正方法
JP2010284737A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Jtekt Corp 位置決め装置
DE102016112922A1 (de) 2015-07-21 2017-01-26 Fanuc Corporation Ausgleichsvorrichtung bei thermischer Verschiebung für eine Werkzeugmaschine

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0379256A (ja) * 1989-08-22 1991-04-04 Hitachi Seiki Co Ltd 工作機械の熱変位補正方法およびその制御装置
JPH08141883A (ja) * 1994-11-24 1996-06-04 Toyoda Mach Works Ltd 工作機械の熱変位補正方法
JPH08300242A (ja) * 1995-05-07 1996-11-19 Hitachi Seiki Co Ltd 工作機械の熱変位補正方法及びその装置
JPH1158179A (ja) * 1997-06-10 1999-03-02 Shinichi Nakahira 工作機械の熱変位補正方法および装置
JPH11333670A (ja) * 1998-03-28 1999-12-07 Snu Precision Co Ltd 工作機械の熱変形誤差測定及び補正システム
JP2001062677A (ja) * 1999-08-24 2001-03-13 Canon Inc 工作機械における加工方法及び装置
JP2002036068A (ja) * 2001-06-22 2002-02-05 Okuma Corp 工作機械の工具位置補正方法及び装置
JP2002160142A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Mori Seiki Co Ltd 工作機械の数値制御装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0379256A (ja) * 1989-08-22 1991-04-04 Hitachi Seiki Co Ltd 工作機械の熱変位補正方法およびその制御装置
JPH08141883A (ja) * 1994-11-24 1996-06-04 Toyoda Mach Works Ltd 工作機械の熱変位補正方法
JPH08300242A (ja) * 1995-05-07 1996-11-19 Hitachi Seiki Co Ltd 工作機械の熱変位補正方法及びその装置
JPH1158179A (ja) * 1997-06-10 1999-03-02 Shinichi Nakahira 工作機械の熱変位補正方法および装置
JPH11333670A (ja) * 1998-03-28 1999-12-07 Snu Precision Co Ltd 工作機械の熱変形誤差測定及び補正システム
JP2001062677A (ja) * 1999-08-24 2001-03-13 Canon Inc 工作機械における加工方法及び装置
JP2002160142A (ja) * 2000-11-22 2002-06-04 Mori Seiki Co Ltd 工作機械の数値制御装置
JP2002036068A (ja) * 2001-06-22 2002-02-05 Okuma Corp 工作機械の工具位置補正方法及び装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172716A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 複数の主軸を備えた旋盤
JP2009297840A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Sodick Co Ltd 工作機械および工作機械における変位補正方法
JP2010172981A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Okuma Corp 工作機械の工具位置補正方法
JP2010284737A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Jtekt Corp 位置決め装置
DE102016112922A1 (de) 2015-07-21 2017-01-26 Fanuc Corporation Ausgleichsvorrichtung bei thermischer Verschiebung für eine Werkzeugmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
JP4125657B2 (ja) 2008-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5113086B2 (ja) 工作機械の変位を補正する方法及び装置
JP3792266B2 (ja) 工作機械の熱変位補正方法及びその装置
JP4469325B2 (ja) 熱変位補正装置
JP4182082B2 (ja) 工作機械
US20150051846A1 (en) Bearing life determination device
JP2006272539A (ja) 工作機械及び工作機械の変位補正方法
JP2010120150A (ja) 工作機械の熱変形補正のための推定方法
JP4125657B2 (ja) 回転主軸の変位補正方法
JP6726579B2 (ja) 工作機械
JP4538480B2 (ja) ボールねじの熱変位補償方法と、その補償方法を実行するnc工作機械
JP6350481B2 (ja) 工作機械の制御装置
JP2008264883A (ja) 加工装置
JP2004042260A (ja) 工作機械の熱変位補正方法及びその装置
JP2004148443A (ja) 工具の熱変位補正方法
CN109597352B (zh) 数控机床及其控制系统与方法
JP6656945B2 (ja) 工作機械の熱変位の補正方法
TWI833070B (zh) 工具機以及操作此工具機之方法
JP2007007752A (ja) 主軸工具先端の変位補正方法
JP2006272538A (ja) 工作機械及び工作機械の変位補正方法
JP7098544B2 (ja) 工作機械の熱変位補正方法及び熱変位補正装置
JP2001269828A (ja) 工作機械用の磁気軸受装置
JP5127603B2 (ja) 加工方法及び加工装置
JP2014061567A (ja) 工作機械
JP4271611B2 (ja) 工作機械の熱変位の補正方法
JP4568139B2 (ja) 自動旋盤及びこれによる裏面加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080416

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4125657

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees