JP2002160142A - 工作機械の数値制御装置 - Google Patents

工作機械の数値制御装置

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JP2002160142A
JP2002160142A JP2000356298A JP2000356298A JP2002160142A JP 2002160142 A JP2002160142 A JP 2002160142A JP 2000356298 A JP2000356298 A JP 2000356298A JP 2000356298 A JP2000356298 A JP 2000356298A JP 2002160142 A JP2002160142 A JP 2002160142A
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Hiroshi Mizuguchi
博 水口
Masaaki Yokoyama
正明 横山
Muneo Wakizaka
宗生 脇坂
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Mori Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 予圧切換え、及び回転速度に応じた主軸の軸
方向を補正することのできる工作機械の数値制御装置を
提供する。 【解決手段】 主軸5を回転自在に支持する軸受36,
37に、回転速度に応じて異なる大きさの予圧を作用さ
せる主軸頭2の移動を数値制御するもので、数値制御部
6と、数値制御部からの回転指令に基づき、主軸5の回
転を制御する主軸制御部7と、数値制御部からの回転指
令に基づき、その回転速度に応じて軸受に作用する予圧
を切換える予圧切換制御部8と、数値制御部からの回転
指令に基づき、予圧切換えに伴う主軸の軸方向の変位及
び主軸の回転速度に応じた主軸の軸方向の変位を補正す
るための補正データa1〜a13,b1〜b8を数値制
御部6に出力する補正処理部9とを設け、主軸の回転速
度に応じた主軸の軸方向の変位及び予圧切換えに伴う主
軸5軸方向の変位を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸を回転自在に
支持する軸受に、回転速度に応じて異なる大きさの予圧
を作用させる主軸頭を備えた工作機械の数値制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械は、被加工物を加工する工具を
支持する主軸を有し、該主軸は軸受(アンギュラ玉軸
受)により回転自在に支持されている。この工作機械で
は、主軸(工具)を回転して被加工物を加工するとき、
通常、軸受に予圧を作用させている。この予圧の大きさ
は、主軸の回転速度に応じて異なる大きさとなるように
切換えられる。即ち、主軸の低速回転時には、大きな予
圧(重予圧)を軸受に作用させて、主軸の剛性や回転精
度を高め、一方、主軸の高速回転時には、小さな予圧
(軽予圧)を軸受に作用させて、軸受の摩擦熱による焼
き付き等を防いでいる。
【0003】この予圧を切換える技術としては、例え
ば、特開昭62−124805号公報、特開平2−27
9203号公報等に開示されたものがある。これらの技
術では、主軸の回転速度をセンサ等で検出し、該センサ
の検出に基づいて油圧機構を駆動することにより、軸受
に作用する予圧の大きさを回転速度に応じて切換えるよ
うにしている。ところで、上述した技術では、予圧を切
換えると、主軸の位置が軸方向に変位することになる。
このことは、被加工物に対する主軸(工具)の相対的な
位置が、予圧切換えにより変わってしまうことであり、
このために加工精度が低下するという問題を生じてい
た。
【0004】この問題を解決するため、予圧切換えに伴
う主軸の変位を補正する技術として、例えば、特開20
00−84702号公報等に記載されたものが提案され
ている。この特開2000−84702号公報に記載さ
れたスピンドル装置は、主軸先端の位置変化を検出する
非接触変位検出手段と、軸受の予圧切換え時に非接触変
位手段の位置変位量に基づいて主軸の軸方向の移動量を
補正する移動量補正手段とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
ピンドル装置では、予圧切換えに伴う主軸の移動量を補
正できるものの、主軸の回転速度に応じた主軸の変位を
補正することができないという問題があった。被加工物
を加工するとき、主軸を回転すると、主軸は回転遠心力
により、径方向には膨張する一方、軸方向には収縮し
て、その先端部が変位する。この主軸の変位は、回転速
度により異なるものであり、高速回転になる程、顕著な
ものとなる。したがって、主軸の回転速度に応じた変位
を補正しなければ、被加工物に対する主軸(工具)の相
対的な位置が、回転速度によって変わってしまい、加工
精度が低下する。
【0006】本発明の目的は、予圧切換えに伴う主軸の
軸方向の変位、及び回転速度に応じた主軸の軸方向の変
位を補正することのできる工作機械の数値制御装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその効果】本発明の請
求項1に記載の工作機械の数値制御装置は、主軸を回転
自在に支持する軸受に、回転速度に応じて異なる大きさ
の予圧を作用させる主軸頭を備えた工作機械の、主軸頭
の移動を数値制御するものである。そして、請求項1に
記載の工作機械の数値制御装置は、主軸頭の移動を数値
制御する数値制御部と、数値制御部からの回転指令に基
づき、主軸の回転を制御する主軸制御部と、数値制御部
からの回転指令に基づき、その回転速度に応じて軸受に
作用する予圧を切換える予圧切換制御部と、数値制御部
からの回転指令に基づき、予圧切換えに伴う主軸の軸方
向の変位及び主軸の回転速度に応じた主軸の軸方向の変
位を補正するための補正データを数値制御部に出力する
補正処理部とを設け、数値制御部が補正データに基づい
て、主軸の回転速度に応じた主軸の軸方向の変位、及び
予圧切換えに伴う前記主軸の軸方向の変位を補正するよ
うに構成したものである。
【0008】請求項1に記載の工作機械の数値制御装置
では、まず、予圧切換えに伴う主軸の軸方向の変位及び
回転速度に応じた主軸の軸方向の変位を予め測定し、予
圧の大きさと回転速度の双方に対応した補正データを補
正処理部に予め格納する。そして、補正処理部では、数
値制御部からの回転指令に基づいて、補正データを検索
し、数値制御部に出力する。この数値制御部は、補正デ
ータに基づいて、予圧切換えに伴う主軸の軸方向の変位
及び回転速度に応じた主軸の変位を補正する。なお、予
圧切換制御部は、数値制御部からの回転指令に基づい
て、予圧切換えを判断して軸受の予圧を切換える。
【0009】このように、請求項1に記載の工作機械の
数値制御装置によれば、予圧切換えに伴う主軸の軸方向
の変位と、回転速度に応じた主軸の軸方向の変位を補正
することができるので、工作機械による加工精度を向上
することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の工作機械の数値制御装置
について、図面を参照して説明する。本発明の工作機械
の数値制御装置は、主軸を回転して被加工物(ワーク)
を加工するとき、主軸を回転自在に支持する軸受に作用
する予圧の大きさを切換えるものである。例えば、主軸
の回転速度が0〜13000min−1となる低速回転
で重予圧を作用させ、回転速度が14000〜2000
0min−1となる高速回転で軽予圧を作用させ、13
000〜14000min−1の範囲、例えば、135
00min−1で予圧の切換えを行う。そして、工作機
械の数値制御装置では、予圧切換えに伴う主軸の軸方向
の変位と、回転速度に応じた主軸の軸方向の変位とを補
正することにより、加工精度を高めるものである。
【0011】以下、本発明の実施形態における工作機械
の数値制御装置を、図1〜図7により説明する。図1
は、工作機械の概略構成を示したブロック図であり、図
2は、主軸ユニット4の構成を示した断面図である。
【0012】図1において、工作機械1は、立形マシニ
ングセンタであり、主軸頭2と、数値制御装置3等を備
えて構成される。主軸頭2は、ベッド31上のコラム3
2に配設され、ころがり案内手段等によりZ軸方向に移
動可能となっている。この主軸頭2は、被加工物W(以
下、「ワークW」という)を加工する工具Tを保持する
主軸ユニット4を備え、該主軸ユニット4はモータ33
に連結されている。この主軸ユニット4には、図2に示
した構成を採用している。
【0013】図2に示すように、主軸ユニット4は、工
具Tを保持する主軸5と、予圧切換えする油圧機構34
等を備えている。主軸5は、ハウジング35内に収納さ
れ、複数の軸受36,37により回転自在に支持されて
いる。また、主軸5は、モータ33(図1に示す)に連
結され、該モータ33の駆動により回転される。各軸受
36,37は、ハウジング35内の前後部に2個づつ配
設(以下、「前部軸受36、後部軸受37」という)さ
れ、複数の内輪間座38a及び外輪間座38bにより位
置決めされている。また、各軸受36,37は、予圧ス
リーブ39と、予圧ナット40により、軽予圧が付与さ
れている。この予圧スリーブ39は、ハウジング35の
後端側から後部軸受37に当接して、主軸5外周に嵌め
込まれている。予圧ナット40は、予圧スリーブ39の
後側で主軸5外周に螺着されている。そして、予圧ナッ
ト40を回動し、予圧スリーブ39を軸方向に摺動させ
ることにより、後部軸受37に軽予圧が作用し、各内輪
間座38aを介して前部軸受36にも作用する。一方、
油圧機構34は、前後部の軸受36,37の間に配設さ
れ、リング部材41及び可動スリーブ42等を備えてい
る。リング部材41は、主軸5外周に嵌め込まれてハウ
ジング35内に収納されている。このリング部材41
は、ハウジング35内周の中央段部35aに当接して、
位置決めされている。可動スリーブ42は、リング部材
41と後部軸受37との間に配設され、主軸5外周に嵌
め込まれている。この可動スリーブ42は、ハウジング
35内周に対してシール部材を介在して摺動自在に嵌挿
されており、リング部材41との間に油圧室43を形成
している。この油圧室43は、油圧回路12(図1に示
す)に接続され、作動油が給排される。また、可動スリ
ーブ42の内周は、後部軸受37側で拡径する段付き形
状にされており、その内周段部34aが後部軸受37の
外輪間座38bに当接している。そして、油圧機構34
は、油圧室43への作動油の導入により、可動スリーブ
42を軸方向に摺動させる。これにより、可動スリーブ
42は、外輪間座38bを介して後部軸受37を押し付
け、該後部軸受37の予圧を軽予圧から重予圧に切換え
る。この可動スリーブ42による作用は、予圧スリーブ
39、予圧ナット40、主軸5及び内輪間座38aを介
して前部軸受36にも伝達され、該前部軸受36の予圧
を切換える。また、油圧機構34では、油圧室43から
作動油を排出することにより、可動スリーブ42を復帰
バネ45のバネ力により後部軸受37から離間するよう
に摺動させ、これにより各軸受36,37の予圧を重予
圧から軽予圧に切換える。
【0014】図1に示すように、数値制御装置3は、数
値制御部6と、主軸制御部7と、予圧切換制御部8及び
補正処理部9とを備えて構成される。数値制御部6は、
NCプログラム等に基づいて主軸頭2等の移動を制御
し、主軸制御部7、予圧切換制御部8及び補正処理部9
の夫々に指令信号を出力する。主軸制御部7は、数値制
御部6からの指令信号(回転速度信号)に基づいて、モ
ータ33の駆動を制御することにより、主軸5を指令の
回転速度で回転させる。予圧切換制御部8は、数値制御
部6からの指令信号(回転速度信号)に基づいて、予圧
切換えを判断し、油圧回路12の作動を制御することに
より、図2に示す油圧機構34の油圧室43内に作動油
を給排させる。
【0015】図1に示すように、補正処理部9は、数値
制御部6からの指令信号(回転速度信号)に基づいて、
主軸5の軸方向の変位に対する補正データを検索し、該
補正データを数値制御部6に出力する。この補正処理部
9は、データテーブル記憶部10と、補正データ検索部
11とを有している。なお、主軸5の軸方向とは、主軸
頭2が移動されるZ軸方向である。
【0016】図1に示すように、データテーブル記憶部
10は、予圧切換えに伴う主軸5の軸方向の変位、及び
回転速度に応じた主軸5の軸方向の変位を補正するため
の補正データを記憶している。このデータテーブル記憶
部10は、図3に示すように、データテーブル1,2を
有している。図3に示すように、データテーブル1は、
重予圧時における低速回転(0〜13000mi
−1)に応じた補正データを有し、例えば、1000
min−1ごとに補正データa1〜a13を記憶してい
る。データデーブル2は、軽予圧時における高速回転
(14000〜20000min−1)に応じた補正デ
ータを有し、例えば、1000min−1ごとに補正デ
ータb1〜b8を記憶している。そして、各補正データ
a1〜a13,b1〜b8は、予め測定した予圧切換え
に伴う主軸5の軸方向の変位と、回転速度に応じた主軸
5の軸方向の変位との関係により設定される。
【0017】補正データa1〜a13を設定する一例と
しては、図4に示すように、主軸5に重予圧を作用さ
せ、主軸5の回転速度を零にした状態で、主軸5に装着
したテストツール61の先端にピックアップインジケー
タ55を当接させる。この状態を、主軸5の変位零とす
る基準点Cとし、重予圧時における低速回転の範囲内
(0〜13000min−1)で、主軸5を回転速度1
000min−1ごとに変化させて回転させ、各回転速
度に応じた主軸5の軸方向(Z軸方向)の変位を測定す
る。また、補正データb1〜b8では、主軸5の回転速
度を零にした状態で、予圧を重予圧から軽予圧に切換え
る。この状態で、軽予圧時における高速回転の範囲内
(14000〜20000min−1)で、主軸5を1
000min ごとに変化させて回転させ、各回転速
度に応じた主軸5の軸方向(Z軸方向)の変位を測定す
る。なお、軽予圧への予切換えにおいては、予め初期補
正量としてP(例えば、20μm)だけ補正している。
この測定結果は、図5に示すように、主軸5の回転速度
と変位との関係により示され、各補正データa1〜a1
3,b1〜b8は、基準点Cに対する変位量を補正デー
タとする。図5から明らかなように、基準点Cに対する
変位量を補正データa1〜a13,b1〜b8とする
と、各回転速度における主軸5は、基準点Cに補正され
る。また、補正データb1〜b8は、予圧を切換えた状
態で、各回転速度(14000〜20000mi
−1)に応じた主軸5の変位を測定しているので、該
予圧に伴う主軸5の変位と各回転速度に応じた主軸5の
変位とが補正される。
【0018】図1に示すように、補正データ検索部11
は、数値制御部6からの指令信号(回転速度信号)に基
づいて、該回転速度信号に応じた補正データをデータテ
ーブル記憶部10から検索し、該補正データを数値制御
部6に出力する。これにより、数値制御部6は、補正デ
ータに基づいて、主軸5の軸方向の変位を補正する。
【0019】次に、工作機械の数値制御装置による補正
手順を、図6及び図7等により説明する。図6は、補正
手順を示すフローチャートであり、図7は、補正する基
準を示す拡大図である。なお、図2に示すように、各軸
受36,37には、予圧ナット40により軽予圧が作用
されているものとする。
【0020】図1に示すように、工作機械1による加工
は、数値制御装置3にストアされたNCプログラム等を
実行することにより開始される。数値制御部6は、NC
プログラム等に基づいて指令信号を主軸制御部7、予圧
切換制御部8及び補正処理部9の夫々に出力する。主軸
制御部7は、指令信号(回転速度信号)に基づいて、モ
ータ33の駆動を制御し、主軸5を指令の速度で回転さ
せる。また、予圧切換制御部8は、指令信号(回転速度
信号)に基づいて、予圧切換えを判断し、油圧回路12
の作動を制御することにより、図2に示す油圧機構34
の油圧室43内に作動油を導入させる。図2に示すよう
に、可動スリーブ42は、作動油にてよって軸方向に摺
動され、各軸受36,37の予圧を軽予圧から重予圧に
切換える。
【0021】これと同時に、数値制御装置3は、図6に
示す補正プロセス(ステップS1〜S5)を実行する。
即ち、まず、ステップS1において、補正処理部9は、
数値制御部6から回転速度信号を入力すると、該回転速
度信号に基づいて、予圧の大きさを判断する。続いて、
ステップS2において、予圧が重予圧であると、補正デ
ータ検索部11は、図3に示すデータデーブル記憶部1
0のデータデーブル1(重予圧)から回転速度信号に応
じた補正データを検索する。例えば、主軸5に対する回
転速度が13000min−1であると、データテーブ
ル1の補正データa13を選択する(ステップS3)。
また、ステップS2において、予圧が軽予圧であると、
補正データ検索部11は、図3に示すデータテーブル記
憶部10のデータテーブル2(軽予圧)から回転速度信
号に応じた補正データを検索する。例えば、主軸に対す
る回転速度が20000min−1であると、テーブル
2の補正データb8を選択する(ステップS4)。
【0022】そして、補正処理部9は、補正データa1
3(又はb8)を数値制御部6に出力し、数値制御部6
は、補正データa13(又はb8)に基づいて、主軸5
のZ軸方向の変位を補正する。この補正は、図7に示す
ように、数値制御部6において、NCプログラム等の機
械原点又はワーク原点を補正データa13(又はb8)
だけ変動することにより行われる。これにより、回転速
度に応じた主軸5の変位、予圧切換えに伴う主軸5の変
位とが基準点Cに補正される(ステップS5)。
【0023】続いて、主軸5が指令の回転速度になる
と、数値制御部6はNCプログラム等に基づいて、主軸
頭2等をZ軸方向に移動させることにより、工具Tによ
るワークWの加工を行わせる。また、数値制御部6は、
予圧切換制御部8に回転速度信号を出力する。予圧切換
制御部8は、回転速度信号に基づいて、予圧切換えを判
断し、油圧回路12の作動を停止することにより、図2
に示す油圧機構34の油圧室43から作動油を排出させ
る。これにより、可動スリーブ42は、復帰バネ45の
バネ力により摺動され、各軸受36,37の予圧を重予
圧から軽予圧に切換える。
【0024】このように、本発明の実施形態における工
作機械の数値制御装置によれば、予圧切換えに伴う主軸
5の軸方向の変位と、回転速度に応じた主軸5の軸方向
の変位を補正することができるので、工作機械による加
工精度を向上することが可能となる。
【0025】なお、本発明の実施形態における工作機械
の数値制御装置では、図1〜図7で説明したものに限定
されるものでなく、次のような態様も採用できる。 (1)データテーブル記憶部10の補正データb2〜b
8は、基準点Cに対する主軸5の変位量を補正データと
するものに限定されない。例えば、補正データb2とb
8の差値f=b8−b2を演算し、この差値fを6等分
することにより比例値g=f/6を求める。そして、各
回転速度に応じた補正データを、N×g(但し、N=
1,2,3,・・・・)とすることで比例的なものとす
ることもできる。即ち、補正データb1=g,b2=2
×g、b3=3×g,・・・とする。 (2)重予圧、軽予圧の予圧切換えについて説明した
が、これに限定されるものでなく、重予圧、中予圧及び
軽予圧の3段階で切換えるもの等にも適用できる。 (3)予圧切換えの回転速度は、13500min−1
に限定されず、各軸受36,37のサイズ等によって適
宜選択されるものである。また、主軸の回転速度の範囲
も、0〜20000min−1に限定されるものでな
い。 (4)主軸5の補正は、機械原点又はワーク原点を変動
するものに限定されず、図7に示すように、主軸5の補
正量δを補正データに基づいて、長短することにより、
該主軸5の軸方向の変位を補正しても良い。この補正量
δとは、機械原点からワークWまで、主軸頭2(主軸5
の工具T)を移動させる距離である。(5)軽予圧時
に、主軸5の変位を測定するとき、必ずしも、初期補正
量Pで補正する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における工作機械の概略構成
図である。
【図2】図1における主軸ユニットの構成を示す断面図
である。
【図3】図1におけるデータテーブル記憶部のデータテ
ーブルを示す図である。
【図4】主軸の変位を測定する構成を示す拡大図であ
る。
【図5】主軸の変位を測定したグラフである。
【図6】補正手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】補正する基準を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 工作機械 2 主軸頭 3 数値制御装置 4 主軸ユニット 5 主軸 6 数値制御部 7 主軸制御部 8 予圧切換制御部 9 補正処理部 10 データデーブル記憶部 11 補正データ検索部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇坂 宗生 奈良県大和郡山市北郡山町106番地 株式 会社森精機製作所内 Fターム(参考) 3C001 KA02 KB02 KB04 TA03 TB05 3C045 FD13 3C048 DD11 5H269 AB01 BB03 EE05 FF06 NN04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を回転自在に支持する軸受に、回転
    速度に応じて異なる大きさの予圧を作用させる主軸頭を
    備えた工作機械の、前記主軸頭の移動を数値制御する数
    値制御装置において、 前記主軸頭の移動を数値制御する数値制御部と、前記数
    値制御部からの回転指令に基づき、前記主軸の回転を制
    御する主軸制御部と、前記数値制御部からの回転指令に
    基づき、その回転速度に応じて前記軸受に作用する予圧
    を切換える予圧切換制御部と、前記数値制御部からの回
    転指令に基づき、前記予圧切換えに伴う前記主軸の軸方
    向の変位及び前記主軸の回転速度に応じた主軸の軸方向
    の変位を補正するための補正データを前記数値制御部に
    出力する補正処理部とを設け、 前記数値制御部が前記補正データに基づいて、前記主軸
    の回転速度に応じた主軸の軸方向の変位、及び前記予圧
    切換えに伴う前記主軸の軸方向の変位を補正するように
    構成したことを特徴とする工作機械の数値制御装置。
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