JPH10296591A - 旋盤の加工ワーク計測制御装置 - Google Patents

旋盤の加工ワーク計測制御装置

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JPH10296591A
JPH10296591A JP11084297A JP11084297A JPH10296591A JP H10296591 A JPH10296591 A JP H10296591A JP 11084297 A JP11084297 A JP 11084297A JP 11084297 A JP11084297 A JP 11084297A JP H10296591 A JPH10296591 A JP H10296591A
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JP
Japan
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tool
cycle
measurement
shift
work
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JP11084297A
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English (en)
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Hidetsugu Kawai
秀貢 河合
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ツールシフト実行後の初期摩耗の大きい間の
工具位置補正が適正に行えて、加工精度を安定させるこ
とができるようにする。 【解決手段】 タレット5に複数の同一工具11を装着
し、摩耗時等に別の同一工具11にシフトするツールシ
フト手段24、および加工されたワークWの計測手段1
2を備えた旋盤1に適用する。この旋盤1において、ツ
ールシフト対応計測サイクル制御手段27を設ける。こ
の手段27は、ツールシフト実行後の所定期間は、加工
されたワーク毎に計測を実行させる初期サイクルS1で
計測を行うものとする。この後、数個に1回の頻度の中
期サイクルS2で計測し、定常サイクルS3ではさらに
計測頻度を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送り量補正等の
ために、加工ワークの寸法を計測する旋盤の加工ワーク
計測制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、旋盤では、切削熱によるベッドお
よび送り機構の熱変形や工具摩耗による加工精度の低下
を無くすため、加工したワークの寸法をタッチプローブ
等の計測手段で計測し、その計測結果に応じて刃物台の
送り量を補正することが行われている。前記のワーク寸
法の計測は、1日の運転において、起動時の立ち上がり
時期に熱変形の程度が大きく、次第に変形程度が安定す
ることから、起動時から所定期間はワーク毎に計測し、
定常運転時になると計測頻度を少なくしている。これに
より、計測に伴う加工のサイクルタイムの低下を最小限
として、加工精度の向上を達成している。一方、タレッ
ト旋盤においては、使用頻度の多い工具などにつき、タ
レットの複数の工具ステーションに同一の工具を取付け
ておき、同一工具の中の1本の使用を続ける間に、工具
摩耗が進んだり折損したときに、同一工具の中の別の新
品工具にシフトさせるようにしたものがある。この機能
はツールシフト機能等と呼ばれ、工具摩耗が進んでも、
工具の取り替えのために運転を止めることなく、新品工
具にシフトさせて加工を続けることができ、自動運転や
無人運転における稼働率の向上が図れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、定常
運転の間にツールシフトを行った場合にも、ツールシフ
トを行わない場合と同じ頻度で加工ワークの計測を行っ
ており、新品工具の初期摩耗にばらつきが大きいことか
ら、適正な送り量補正が行えず、加工精度の低下を招く
ことがあった。
【0004】この発明は、上記課題を解消するものであ
り、ツールシフト実行後の初期摩耗の大きい間の工具位
置補正が適正に行えて、加工精度を安定させることがで
きる旋盤の加工ワーク計測制御装置を提供することを目
的とする。この発明の他の目的は、少ないワーク計測頻
度でツールシフト後の適正な計測が行え、加工精度を維
持しながら、ワーク加工のサイクルタイムの短縮を図る
ことにある。この発明のさらに他の目的は、ツールシフ
ト後の計測サイクルの制御を簡単に行えるようにするこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施形
態に対応する図1を参照して説明する。この旋盤の加工
ワーク計測制御装置は、刃物台(5)に複数の同一工具
(11)を装着し、この同一工具群のうちの所定の工具
(11)の使用後に、別の工具(11)に使用工具をシ
フトするツールシフト手段(24)、および加工された
ワーク(W)の寸法を計測する計測手段(12)を備え
た旋盤(1)に適用される。この構成の旋盤(1)にお
いて、前記ツールシフト手段(24)による使用工具
(11)のシフトを実行した後、所定の運転経過の期間
だけ、加工されたワーク(W)毎に計測を実行させる初
期サイクル(S1)を設定したツールシフト対応計測サ
イクル制御手段(27)を設ける。前記所定の運転経過
の期間は、ワーク加工数で設定しても良く、また加工時
間で設定しても良い。この構成によると、シフトされた
新しい工具(11)で加工するときは、ワークが加工さ
れる毎に計測が実行される。そのため、新しい工具(1
1)の初期摩耗の度合いが大きくても、また摩耗の進行
の程度にばらつきがあっても、ワーク加工の都度、補正
量を適正な値に変更して工具位置補正を行い、安定した
精度で加工することができる。
【0006】上記構成において、ツールシフト対応計測
サイクル制御手段(27)は、前記初期サイクルの終了
後、加工されたワーク(W)の寸法を計測するサイクル
の頻度を複数段階変更して実行する変更サイクルを設定
したものとしても良い。この変更サイクルは、例えば、
初期サイクル(S1)の終了後、数個のワーク(W)が
加工されると計測を実行させる中期サイクル(S2)
と、この中期サイクル(S2)の終了後に、中期サイク
ル(S2)よりも少ない頻度でワーク(W)の計測を実
行させる定常サイクル(S3)とを設定したものとされ
る。工具(11)の摩耗の程度は、初期摩耗の後、使用
が進むに従って安定するため、このように計測頻度を異
ならせた複数の変更サイクルを設定することで、ワーク
加工のサイクルタイムの低下が図れる。例えば、初期サ
イクル(S1)、中期サイクル(S2)、定常サイクル
(S3)と次第に計測頻度を少なくすることにより、少
ないワーク計測頻度でツールシフト後の適正な計測が行
え、加工精度を維持しながら、ワーク加工のサイクルタ
イムの短縮を図ることができる。
【0007】また、起動後の運転経過に伴って前記計測
手段(12)にワーク(W)の計測を実行させる起動時
対応計測サイクル制御手段(26)を設けた旋盤(1)
において、前記ツールシフト対応計測サイクル制御手段
(27)を併設しても良い。起動時対応計測サイクル制
御手段(26)は、前記計測手段(12)でワーク
(W)の寸法を計測するサイクル(S1〜S3)が複数
段階に設定されており、旋盤起動後に使用工具のシフト
が実行されると、前記起動時対応計測サイクル制御手段
(26)の対応する前記各サイクル(S1〜S3)の設
定値を利用して加工ワーク(W)の計測を実行するもの
とする。このように、起動時対応計測サイクル制御手段
(26)を併設することにより、起動後の運転経過に伴
う工具位置補正と、ツールシフト後の運転経過に伴う工
具位置補正との両方が行え、一層安定した加工精度が得
られる。この場合に、ツールシフト対応計測サイクル制
御手段(27)は、起動時対応計測サイクル制御手段
(27)の各サイクルの設定値を利用するため、制御が
容易となる。なお、この構成の場合、例えば、旋盤の起
動後は、起動時対応計測サイクル制御手段(26)で計
測サイクルが実行され、その後、ツールシフトが行われ
たときは、ツールシフト対応計測サイクル制御手段(2
6)で計測サイクルが実行されるようにする。ツールシ
フトを行って直ぐに旋盤(1)を停止した場合も、ある
程度の時間が経過して旋盤(1)が冷却された後に再起
動するときは、起動時対応計測サイクル制御手段(2
6)で計測サイクルが実行されるようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図3と共に説明する。旋盤1は、タレット旋盤からな
り、ベッド2に主軸台3を介して主軸4が設置され、主
軸台3の側方に、刃物台であるタレット5の搭載された
タレットキャリッジ6が、レール7に沿って主軸4と直
交する方向(X軸方向)に進退自在に設置されている。
タレットキャリッジ6は、サーボモータ8の駆動によ
り、送りねじ9を介して進退駆動される。タレット5
は、主軸4と平行なタレット軸心回りに割出回転が可能
で、かつ主軸4の軸方向(Z軸方向)に進退自在なよう
に、タレットキャリッジ6に搭載されている。タレット
5のZ軸方向の駆動は、タレットキャリッジ6に搭載さ
れたZ軸サーボモータ(図示せず)により行われる。タ
レット5の割出回転は、タレットキャリッジ6に搭載さ
れた割出用モータ10により行われる。
【0009】タレット5は、正面形状が多角形のドラム
状のものであり、各周面部分からなる工具ステーション
Sにバイト等の各種の工具11が設置され、この工具ス
テーションSの一つに、タッチプローブからなる検出器
12aが設置されている。この検出器12aがオンした
ときのX軸サーボモータ8の位置検出器8aの値を読み
取る手段(図示せず)と、前記検出器12aとで、ワー
ク寸法の計測手段12が構成される。タレット5に設置
される各種の工具11のうち、いずれかのもの、例えば
荒削りバイト等の使用頻度の多いものは、複数本の同一
の工具11が各々異なる工具ステーションSに設置され
ている。
【0010】制御系を説明する。制御装置13は、旋盤
1の全体を制御するものであり、各々コンピュータ式と
した数値制御部14とプログラマブルコントローラ部1
5とで構成される。数値制御部14は、加工プログラム
メモリ14に記憶された加工プログラム17および計測
プログラム18を実行する演算制御部19を備えてい
る。演算制御部19は主制御部20および軸送り制御部
21を有しており、加工プログラム17および計測プロ
グラム18におけるシーケンス制御指令は、主制御部2
0からプログラマブルコントローラ部15に転送され、
各軸の送り指令は軸送り制御部21で実行される。軸送
り制御部21から出力されるX軸およびZ軸方向の送り
指令は、各々サーボコントーラ29を介してX軸サーボ
モータ8およびZ軸サーボモータ(図示せず)に送られ
る。
【0011】計測プログラム18は、ワークWの加工の
完了後に、計測器12aがワークWに対応する角度とな
るようにタレット5を割出回転させ、計測器12aがワ
ークWに接するまでタレットキャリッジ6を前進させた
後、タレットキャリッジ6を原点位置に戻す制御を行う
プログラムである。この計測器12aがオンしたときの
X軸座標位置が計測結果処理手段28で読み取られ、ワ
ーク径が計測される。計測結果処理手段28は、前記ワ
ーク径の計測値を、マスタワークの計測値や、あるいは
所定の基準値、前回加工時の計測等と比較し、X軸方向
の工具位置の補正量を演算して軸送り制御部21におけ
るオフセットの補正手段22の設定値をその補正量に更
新する。
【0012】プログラマブルコントローラ部15は、内
蔵のシーケン制御手段と前記演算制御部19から転送さ
れるシーケンス指令とにより制御を行うものであり、工
具割出制御手段23、ツールシフト手段24、計測サイ
クル設定手段25、および前記の計測結果処理手段28
を備える。工具割出制御手段23は、演算制御部19か
ら送られる加工プログラム17の工具指令等に応答し
て、タレット5の割出モータ10の回転を制御する手段
である。ツールシフト手段24は、タレット5に装着さ
れた複数本の同一工具11を使用するにつき、同一工具
11の中のいずれかの工具11が使用された後、所定の
条件が揃うと、工具指令を読み替えて同一工具5の中の
別の工具5が選択されるように、工具割出制御手段23
に指令を与える手段である。例えば、複数本の同一工具
11のうちのいずれかの工具11を選択する工具指令が
加工プログラム17にあるときに、摩耗の進行等で工具
指令に対応する工具11が使用できなくなったときに、
同じ工具指令に対して、同一工具11のうちの別の工具
11が装着された工具ステーションSが割り出されるよ
うに、工具指令を読み替える処理を行う。
【0013】計測サイクル設定手段25は、起動時対応
計測サイクル制御手段26と、ツールシフト対応計測サ
イクル制御手段27とを備える。起動時対応計測サイク
ル制御手段26は、初期サイクルの終了後、加工された
ワークWの寸法を計測するサイクルの頻度を複数段階変
更して実行する変更サイクルを設定したものである。こ
の実施形態では、起動時対応計測サイクル制御手段26
は、一日の運転の最初や昼休み後の起動時等のように、
冷えた状態から起動するときに、所定の運転経過の期間
だけ、加工されたワークW毎に計測を実行させる初期サ
イクルS1と、この初期サイクルS1の終了後、数個の
ワークWが加工されると計測を実行させる中期サイクル
S2と、この中期サイクルS2の終了後に、中期サイク
ルS2よりも少ない頻度でワークWの計測を実行させる
定常サイクルS3とを設定してある。初期サイクルS1
を実行する期間は、例えば図3に示すように、ワークW
が10個加工されるまでの間とし、中期サイクルS2を
実行する期間は、例えばワークWが50個加工されるま
での期間とする。また、中期サイクルS2は、例えば5
個に1回の頻度で計測を実行させ、定常サイクルS3は
例えば20個に1回の頻度で計測を実行させるように設
定される。
【0014】ツールシフト対応計測サイクル制御手段2
7は、ツールシフト手段24による使用工具11のシフ
トを実行した後の計測頻度を設定した手段であり、起動
時対応計測サイクル制御手段26の初期サイクルS1,
中期サイクルS2,および定常サイクルS3の設定値が
そのまま利用される。すなわち、起動時対応計測サイク
ル制御手段26では運転の起動時が初期サイクルS1の
開始時であったところを、ツールシフト対応計測サイク
ル制御手段27ではツールシフトの実行時を初期サイク
ルS1の開始時としており、その他は互いに同じであ
る。ツールシフト対応計測サイクル制御手段27は、起
動時対応計測サイクル制御手段26に優先して実行され
るが、常温に冷却される程度の所定時間以上の旋盤1の
停止があった後の運転再開時は、起動時対応計測サイク
ル制御手段26が実行されるものとしてある。
【0015】つぎに、上記構成の動作を説明する。主軸
4に把持されたワーク4は、加工プログラム17の実行
により、タレット5の工具11で旋削加工される。一日
の最初や昼休み後の起動時などのように、旋盤1を冷却
状態から起動するときは、起動時対応計測サイクル制御
手段25の制御により、次の計測サイクルでワークWの
計測が行われる。起動後の所定期間は、初期サイクルS
1で、すなわちワークWが加工される毎に、計測手段1
2による計測が行われる。計測結果は、計測結果処理手
段28により所定の処理に用いられ、その処理結果が軸
送り制御部21における補正手段22に送られてX軸方
向の工具位置の補正値が更新される。この補正値で、次
のワークWの加工時に工具位置が補正される。初期サイ
クルS1の設定期間後(この例では10個のワークWの
加工後)は、中期サイクルS2の設定により、数個(例
えば5個)のワークWの加工毎に計測が実行される。中
期サイクルS2の設定期間後(この例では50個のワー
クWの加工後)は、中期サイクルS2よりも少ない頻度
(例えば20個に1回)で計測が行われる。
【0016】旋盤1の運転中にツールシフト手段24に
よるツールシフトがあったときは、起動時対応計測サイ
クル制御手段26の制御に代えて、ツールシフト対応計
測サイクル制御手段27の制御により計測サイクルが実
行される。ツールシフト対応計測サイクル制御手段27
は、起動時対応計測サイクル制御手段26と同じ初期サ
イクルS1,中期サイクルS2,定常サイクルS3の設
定値を用いており、次のように計測が行われる。ツール
シフトの実行後の所定期間は、初期サイクルS1で、す
なわちワークWが加工される毎に、計測手段12による
計測が行われる。計測結果は、計測結果処理手段28に
より所定の処理に用いられ、その処理結果が軸送り制御
部21における補正手段22に送られてX軸方向の工具
位置の補正値が更新される。この補正値で、次のワーク
Wの加工時に工具位置が補正される。初期サイクルS1
の設定期間後(この例では10個のワークWの加工後)
は、中期サイクルS2の設定により、数個(例えば5
個)のワークWの加工毎に計測が実行される。中期サイ
クルS2の設定期間後(この例では50個のワークWの
加工後)は、中期サイクルS2よりも少ない頻度(例え
ば20個に1回)で計測が行われる。
【0017】この構成の加工ワーク計測制御装置による
と、このようにツールシフトを実行した後、所定の運転
期間は、加工されたワーク毎に計測を実行させるように
したため、ツールシフト実行後の初期摩耗の大きい間も
工具位置補正が適正に行え、加工されたワークWの寸法
を安定させることができる。また、計測サイクルとして
初期サイクルS1、中期サイクルS2、および定常サイ
クルS3を設定し、次第に計測頻度を少なくするように
したため、少ないワーク計測頻度でツールシフト後の適
正な計測が行え、加工精度を維持しながら、ワーク加工
のサイクルタイムの短縮を図ることができる。また、ツ
ールシフト対応計測サイクル制御手段27の各サイクル
S1〜S3に、起動時対応計測サイクル制御手段26の
各サイクルS1〜S3の設定を利用したため、ツールシ
フト後の計測サイクルの制御を簡単に行うことができ
る。
【0018】なお、図1の施形態において、ツールシフ
ト対応計測サイクル制御手段27に代えて、図4に示す
ようにツールシフト対応工具位置補正手段30を設けて
も良い。ツールシフト対応工具位置補正手段30は、ツ
ールシフト手段24によるツールシフトがあったとき
に、計測手段12で計測を実行するのではなく、起動時
対応計測サイクル制御手段26の各サイクルに設定され
ている補正値、この例では、初期サイクルS1、中期サ
イクルS2、および定常サイクルS3毎に予め設定され
ている一定の補正値を、演算制御部19の軸送り制御部
21における補正手段21に転送し、工具の位置補正を
行うものである。
【0019】
【発明の効果】この発明の旋盤の加工ワーク計測制御装
置は、使用工具のシフトを実行した後、所定の運転経過
の期間だけ、加工されたワーク毎に計測を実行させる初
期サイクルの設定されたツールシフト対応計測サイクル
制御手段を設けたため、ツールシフト実行後の初期摩耗
の大きい間も工具位置補正が適正に行え、加工されたワ
ークの寸法を安定させることができる。前記ツールシフ
ト対応計測サイクル制御手段につき、前記初期サイクル
の終了後、加工されたワークの寸法を計測するサイクル
の頻度を複数段階変更して実行する変更サイクルを設定
したものとした場合は、加工の進行に伴うツールの摩耗
の安定化に対応して、少ないワーク計測頻度でツールシ
フト後の適正な計測が行え、加工精度を維持しながら、
ワーク加工のサイクルタイムの短縮を図ることができ
る。また、ツールシフト対応計測サイクル制御手段の各
サイクルに、ツールシフト対応計測サイクル制御手段の
各サイクルの設定を利用した場合は、ツールシフト後の
計測サイクルの制御を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる旋盤の加工ワー
ク計測制御装置の概念構成を示すブロック図と旋盤の平
面図とを合わせて示す説明図である。
【図2】同旋盤の正面図である。
【図3】各サイクルの説明図である。
【図4】この発明の第2の実施形態にかかる旋盤の加工
ワーク計測制御装置の概念構成を示すブロック図と旋盤
の平面図とを合わせて示す説明図である。
【符号の説明】
1…旋盤 13…制御装置 5…タレット(刃物台) 18…計測プログラム 6…タレットキャリッジ 19…演算制御部 8…サーボモータ 22…補正手段 8a…位置検出器 23…工具割出制御手段 10…割出モータ 24…ツールシフト手段 11…工具 26…起動時対応計測サ
イクル制御手段 12…計測手段 27…ツールシフト対応
計測サイクル制御手段 12…計測器 28…計測結果処理手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物台に複数の同一工具を装着し、この
    同一工具群のうちの所定の工具の使用後に、別の工具に
    使用工具をシフトするツールシフト手段、および加工さ
    れたワークの寸法を計測する計測手段を備えた旋盤にお
    いて、前記ツールシフト手段による使用工具のシフトを
    実行した後、所定の運転経過の期間だけ、加工されたワ
    ーク毎に計測を実行させる初期サイクルを設定したツー
    ルシフト対応計測サイクル制御手段を備えた旋盤の加工
    ワーク計測制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ツールシフト対応計測サイクル制御
    手段は、前記初期サイクルの終了後、加工されたワーク
    の寸法を計測するサイクルの頻度を複数段階変更して実
    行する変更サイクルを設定したものである請求項1記載
    の旋盤の加工ワーク計測制御装置。
  3. 【請求項3】 旋盤の起動後の運転経過に伴って前記計
    測手段にワークの計測を実行させる起動時対応計測サイ
    クル制御手段を設け、この起動時対応計測サイクル制御
    手段は、前記計測手段でワークの寸法を計測するサイク
    ルが複数段階に設定されており、旋盤起動後に使用工具
    のシフトが実行されると、前記起動時対応計測サイクル
    制御手段の対応する前記各サイクルの設定値を利用して
    加工ワークの計測を実行するものである請求項2記載の
    旋盤の加工ワーク計測制御装置。
JP11084297A 1997-04-28 1997-04-28 旋盤の加工ワーク計測制御装置 Pending JPH10296591A (ja)

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