JP4508500B2 - アタッチメント交換に伴う主軸頭重心補正装置 - Google Patents

アタッチメント交換に伴う主軸頭重心補正装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横中ぐり盤などの数値制御工作機械の主軸頭に係り、特に、主軸頭の主軸にアタッチメントを交換した際の重心の変化を補正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
横中ぐり盤では、主軸頭がコラムの案内に沿って昇降し、主軸頭に組み込まれているラムが水平方向に移動する。このラムが水平方向に移動すると主軸の重心の変化により傾くという現象が生じる。大型の横中ぐり盤にもなると、ラムそのものに重量があり、ラムの移動がないときと、ラムがもっとも繰り出されたときとでは、主軸頭の重心の位置は大きく変わる。この重心位置の変動によりラムの水平移動の真直度が保てずにラム先端の主軸の位置に上下方向の誤差が生じるため、加工精度を確保するためには、何らかの補正が必要不可欠となる。
【0003】
横中ぐり盤の主軸頭では、ラムの繰り出しの他に、重心位置を変動させる要因として、アタッチメントの交換がある。アタッチメントには、アングルヘッド、フェーシングヘッド、5軸ヘッドなど、多くの種類があり、特殊な加工機能を付加するために必要に応じて主軸に取り付けられる。そして、アタッチメントは、その種類によって機能、構造が相違し、比較的軽量のものから1トン近いものまで様々である。したがって、アタッチメントを交換の前後では、主軸頭の重心位置が大きく変わり、補正が必要となる。
【0004】
このようになラム繰り出しおよびアタッチメントの交換の際の重心補正方式として、主軸頭の重量を支える左右2本のワイヤのつり上げ力の割合を油圧により自動的に変化させ、ラムの水平移動の真直度を保つようにしたものが従来技術として知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、油圧による重心補正の場合、応答遅れがどうしても生じ、追従性が悪いという油圧方式の制約を受け、実際の主軸先端の位置と、補正した位置との間に誤差が生じている。
【0006】
さらに、アタッチメントの交換に関しては、プログラマブルシーケンスコントローラが制御を担当しており、様々な制御項目の中から、実行する補正のプログラムをスキャンするのに時間がロスするという問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、アタッチメントの自動交換に伴い主軸頭の重心位置が変動しても、応答性が高く正確にラムの水平移動の真直度を保つことができるように補正をするアタッチメント交換に伴う主軸頭重心補正装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、
コラムの案内に沿って上下に移動する主軸頭と、主軸ユニットを内蔵し前記主軸頭の案内に沿って水平方向に移動するラムと、第1のボールねじ送り機構および第2のボールねじ送り機構からなり前記主軸頭を上下に移動させる一対のボールねじ送り機構と、前記第1ボールねじ送り機構を駆動する第1のサーボモータと、前記第2ボールねじ送り機構を駆動する第2のサーボモータと、ラムの先端部に取り付けられるアタッチメントを自動交換する自動アタッチメント交換装置と、NC装置と、前記自動アタッチメント交換装置等の工作機械の周辺機器を制御するシーケンス制御装置を有するNC工作機械において、前記アタッチメントの交換に伴い、前記ラムの移動による前記主軸頭の重心変動に起因する主軸頭の傾きおよび当該ラムの上下方向の偏位を補正するための主軸頭重心補正装置であって、
前記NC装置から与えられる主軸頭移動指令に基づき前記第1サーボモータ、第2サーボモータを制御するY軸制御部と、
前記ラムの上下方向の偏位を測定する基準となる基準ブロックと、
前記ラムの先端に配置される第1のインジケータと、
前記基準ブロックに配置される第2のインジケータと、
前記ラムを任意の繰り出し量で移動させ、任意の繰り出し量におけるラム先端位置の上下方向偏位を前記基準ブロックと前記第1および第2インジケータを用いて検出し、前記第1インジケータで検出した第1サーボモータに対する移動指令の補正量Δy1、前記第2インジケータで検出した第2サーボモータに対する移動指令の補正量Δy2としてあらかじめ任意の繰り出し量に対応させた補正量データを格納する補正データテーブルを記憶する手段と、
NC装置から与えられるラム移動指令を取り込むとともに、前記補正データテーブルから当該ラムの繰り出し量に対応する補正量Δy1、Δy2を読み込み、この補正量Δy1を第1サーボモータに対する移動指令に加減し、補正量Δy2を第2サーボモータに対する移動指令に加減し主軸頭の姿勢を水平に維持しラム先端位置の上下方向偏位を補正する補正手段と、
交換可能な各アタッチメントについてあらかじめ用意されたアタッチメント別の補正データテーブルを集合的に保管する補正データ保管手段と、
前記補正データ保管手段から新たなアタッチメントの補正のデータを読み込み、前記補正データテーブルを更新する手段と、からなり、
前記NC装置は、アタッチメント交換指令を前記シーケンス制御装置に指令するマクロを実行した後に、パーソナルマクロを実行することにより前記補正データテーブルを更新させるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるアタッチメント交換に伴う主軸頭補正装置の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用されるNC横中ぐり盤を示す。参照符号10は床面を示す。この床面10にはベッド11が固定され、ベッド11上には、案内面に沿って紙面に垂直な方向に移動可能にコラムベース12が設置されている。コラム14は、コラムベース12に固定されている。
【0010】
コラム14の側面には主軸頭16の上下移動を案内する案内面(図示せず)が設けられ、主軸頭16は、この案内面に沿って上下に昇降自在にコラム14に取り付けられている。主軸頭16の内部には、ラム18が水平方向に移動可能に組み込まれている。このラム18には、主軸ユニットが内蔵されている。この実施形態では、主軸頭16のラム案内面は、箱形のラム18の4面を案内するクローズドタイプの案内面が採用され、これにより高剛性の主軸頭構造となっている。
ラム18の先端部には、特殊な加工を行う場合、必要に応じてアタッチメント100が取り付け、このアタッチメント100に工具が装着される。このアタッチメント100の交換は、図示しない自動アタッチメント交換装置により行われる。
【0011】
コラム14の頂部には、カウンターウェイト用のプーリ19が設置され、このプーリーに巻かれたワイヤー20の一端部が主軸頭16に止着され、他端側には図示しない主軸頭16の重量に釣り合うカウンターウェイトが止着されている。
【0012】
この横中ぐり盤では、主軸頭16の昇降送りを2本のボールねじ22a、22bからなる第1のボールねじ機構および第2のボールねじ機構と、それぞれを駆動する第1Y軸サーボモータ24a、第2Y軸サーボモータ24bによって行っている。ラム18の繰り出しは、ボールねじ機構26をラム送り(Z軸)サーボモータ28で駆動することにより行っている。なお、参照符号29は、主軸を回転駆動するモータである。この横中ぐり盤では、NC装置により数値制御する上で、主軸頭16の移動を制御する軸がY軸で、ラム18の繰り出しを制御する軸がZ軸である。
【0013】
このような主軸頭16では、ラム18が繰り出されると、その位置によって主軸頭16の重心位置が変動し、主軸頭16とともにラム18の案内面が水平から僅かに傾く。この案内面の傾きによって、ラム18(主軸)の先端の位置は、ラム18の案内面が水平に維持されていた場合に比べると上下方向に偏位することになる。そこで、図2に、このようなラム18の偏位の補正を実行する制御装置のブロック構成図を示す。
【0014】
図2において、30は横中ぐり盤を数値制御するNC装置を示す。このNC装置30は、入力される指令データ等を記憶する記憶部31と、指令データを解析して指令を演算する演算部32を有している。NC装置から出力された主軸頭移動指令(Y軸移動指令)、ラム移動指令(Z軸移動指令)は、それぞれサーボ制御部のY軸サーボアンプ32a、32bと、Z軸サーボアンプ34に導入される。なお、他の制御軸に属するサーボアンプおよび位置等をフィードバック制御する制御ループについては、重心補正とは直接関係がないので省略されている。
【0015】
図2において、35はプログラマブルシーケンスコントローラ(以下、PLCという。)で、切削液の供給装置や、自動工具交換装置、自動アタッチメント交換装置、テーブル等の工作機械の周辺機器の制御を行う。この図2では、周辺機器のうち、アタッチメントの交換を行う自動アタッチメント交換装置37(以下、AACという。)が示されている。
【0016】
NC装置30から出力される主軸頭移動指令は、それぞれY軸サーボアンプ32a、32bに入力され、この主軸頭移動指令に基づいてY軸サーボアンプ32a、32bは、主軸頭16の上下方向の送りを駆動するサーボモータ24a、24bのそれぞれに指令を与えて制御する。同じように、NC装置30から出力されるラム移動指令は、Z軸サーボアンプ34に入力され、このラム移動指令に基づいてZ軸サーボアンプ34は、ラムの送りを駆動するラム送りサーボモータ28に指令してその回転を制御する。36は、補正に必要な補正データテーブルが記憶された記憶装置である。
【0017】
次に、重心補正に必要な補正データテーブルについて説明する。
この補正データテーブルは、ラム18の移動量と、このラム18の移動量におけるラム18の上下方向の偏位を補正する補正量とが一対一に関係づけられた補正データからなるものである。以下、この補正データについて説明する。
【0018】
図3は、アタッチメント100がラム18の先端に取り付けられた状態でラム18が繰り出されたときのラム18の上下方向の偏位およびその補正量の測定を説明する図である。40は測定の基準に用いられる基準ブロックである。この場合、一対のインジケータ42a、42bが用いられており、インジケータ42aはラム18の先端部に取り付けられ、他方のインジケータ42bは基準ブロック42に取り付けられている。図3に示すように、ラム18が所定の量Z1だけ繰り出されると、ラム18が移動した分の重量だけ重心が変動してモーメントが主軸頭16に作用し、ラム18は先端に向かって下に傾くことになる。このとき、基準ブロック40の上面を水平な基準として鉛直上方をY軸の正の方向とすると、インジケータ42aの位置ではY軸の負の方向に偏位し、インジケータ42bの位置ではY軸正方向に変位していることになる。
【0019】
このラムの繰り出し量Z1のときに、第1のY軸サーボモータ24a、第2のY軸サーボモータ24bを駆動し、それまで接触していたインジケータ42aが基準ブロック42の上面から離れる直前までの第1Y軸サーボモータ24aの回転角度に対応するパルス数、インジケータ42bがラム18に接触する直前までの第2Y軸サーボモータ24bの回転角度に対応するパルス数を計数すれば、ラム繰り出し量Z1において主軸頭16を水平に保つのに必要な補正量を計測することができる。
【0020】
図4は、あるアタッチメントをラム18に取り付けた場合において、多数の異なる繰り出し量Zについて補正量を測定した結果を示すグラフである。図4のようなグラフから図2の補正データテーブルとして用いられる補正データが作成され、任意のラム18の繰り出し量が与えられたときに、それぞれ第1Y軸サーボモータ24aに対する補正量Δy1、第2Y軸サーボモータ24bに対する補正量Δy2が一対一に関係付けられている。なお、ラム18に別種のアタッチメントが取り付けられ場合には、そのアタッチメントを取り付けた状態で新たな補正量を計測し、補正データテーブルを作成しておく必要がある。
【0021】
このような補正データは、アタッチメントが異なる種類交換されると、その交換されたアタッチメントには適用できないので、補正データテーブルは、横中ぐり盤で利用されるすべてのアタッチメントの種類毎に、上記の手順で予め補正量が計測されて用意される。
【0022】
次に、図2において、44は、補正演算部を示す。この補正演算部44は、ラム移動指令を取り込むとともに、前記補正データテーブルを記憶した記憶部31からこのときのラム移動量に対応した補正量を読み込み、この補正量を主軸頭移動指令に加減するようになっている。
【0023】
記憶部31には、それぞれ指令データを記憶する領域、指令データ中に記述したMコードで呼び出し可能なマクロを記憶する領域が割り当てられ、このマクロには、アタッチメント交換指令をPLC35に指令するアタッチメント交換指令用マクロや、交換したアタッチメントに対応させる前述した補正データテーブル36を書き換えてこれを更新するパーソナルマクロと、またPLC35がアタッチメントを制御するのに必要な情報をPLC35に受け渡すためのパーソナルマクロが記憶されている。これらのマクロは、アタッチメントの種類別に作成されてその全てが記憶されている。さらに、記憶部31には、各アタッチメントの補正データを集合的に保管できるようにするために全てのアタッチメントの補正データを記憶する領域が割り当てられ、また、各アタッチメント情報を記憶する領域が割り当てられている。なお、アタッチメント情報としては、例えば、工具の着脱時に工具着脱用電磁弁を使用するか・使用しないかについての情報、ATCチェンジャが水平状態で工具交換が可能か・不可かについての情報、外部クーラントの噴出可能か・不可についての情報等、さまざまのものがある。
【0024】
次に、図5は、アタッチメント交換するときのNC装置30の演算部32が行う一連の処理を示すフローチャートである。
まず、演算部32は、記憶部31から指令データを1ブロックずつ読み込んでいき、指令データ中にアタッチメント交換を指示するMコードのブロックがあった場合は(ステップS10のyes)、そのMコードで指定された番号のアタッチメントに交換するためのマクロプログラムを記憶部31から呼び出して実行する(ステップS11)。このマクロプログラムの実行により、NC装置30からPLC35にアタッチメント交換指令が与えられ、PLC装置35はAAC37にアタッチメント交換を開始させる(ステップS12)。
【0025】
こうして、AAC37は、主軸頭17のラム18の先端に取り付けられていたアタッチメントを取り外してストッカに返却し、指定された番号のアタッチメントをストッカから取り出してラム18に装着する作業を行う。
【0026】
アタッチメントの交換が終了したことを示す信号がPLC35からNC装置30に送信されると(ステップS13のyes)、NC装置30の演算部32は、記憶部31から新たにラムに取り付けられたアタッチメントに割り当てられているパーソナルマクロを呼び出してこれを実行する(ステップS14)。
【0027】
このパーソナルマクロの実行する過程で、演算部32は当該アタッチメントをPCL35が制御するのに必要な情報を記憶部31から読み込んでその情報をPLC35に受け渡し(ステップS15)、さらに、当該アタッチメントについての補正データを記憶部3から読み込み、その補正データをもって補正データテーブル36の補正データを書き換え、これを更新する(ステップS16)。このようにして、補正データテーブル36の補正データは、ラム18に付け替えられたばかりの当該アタッチメントのデータに更新される。
【0028】
以上のようにして交換されたアタッチメントを使っての加工中は、ラム18の繰り出しに伴い主軸頭16の重心変動しても、次にのようにして、当該アタッチメント用の補正データに基づいて補正が行われる。
【0029】
すなわち、ラム18の任意の繰り出し量がzであれば、補正演算部44は、演算部32からZ軸サーボアンプ34に与えられるラム移動指令を取り込むことで、繰り出し量zに対応する補正量Δy1、Δy2を補正データテーブルから読み取り、第1Y軸サーボアンプ32aに対する主軸頭移動指令に対しては補正量Δy1を加算し、第2Y軸サーボアンプ32bに対する主軸頭移動指令に対しては補正量Δy2を減算して補正する。
【0030】
この結果、第1Y軸サーボモータ22aは、補正前の主軸移動指令に比べてより多くボールネジ22aを回転させて主軸頭16を吊り上げるようにし、第2Y軸サーボモータ22bは、補正前の主軸移動指令に比べてより少なくボールネジ22bを回転させて主軸頭16が下がるようにして、全体として主軸頭16の姿勢を水平に維持する。したがって、アタッチメント100が交換により変わってもラム18の案内面は常に水平に保たれるため、ラム(アタッチメント)先端の位置に誤差が生じるのを防止することができる。
【0031】
しかも、NC装置30から与えられる指令に補正量を増減することで、主軸頭16を送るサーボモータ22a、22bの回転量を異ならせることによって主軸頭16の重心の変動を補正し、しかも、PLC35を介在させることがなく、すべての処理をNC装置30側で迅速に行えるので、従来のPLC側で行っていた油圧式の補正に比べてはるかにかつ応答性を高め、補正の精度を高めることが可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、アタッチメントの自動交換に伴い主軸頭の重心位置が変動しても、応答性が高く正確にラムの水平移動の真直度を保つことができるように補正をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による主軸頭重心補正が適用される横中ぐり盤の構成説明図。
【図2】 本発明による主軸頭重心補正装置のブロック構成図。
【図3】 図1の横中ぐり盤において、補正データの測定を説明する図。
【図4】 主軸頭重心補正の基礎となる補正データテーブルの例を示す図。
【図5】 アタッチメント交換に伴う補正データテーブルを更新する手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 床面
11 ベッド
12 コラムベース
14 コラム
16 主軸頭
18 ラム
24a、24b Y軸サーボモータ
28 Z軸サーボモータ
30 NC装置
32 演算部
35 プログラマブルシーケンスコントローラ
36 補正データテーブル
44 補正演算部

Claims (1)

  1. コラムの案内に沿って上下に移動する主軸頭と、主軸ユニットを内蔵し前記主軸頭の案内に沿って水平方向に移動するラムと、第1のボールねじ送り機構および第2のボールねじ送り機構からなり前記主軸頭を上下に移動させる一対のボールねじ送り機構と、前記第1ボールねじ送り機構を駆動する第1のサーボモータと、前記第2ボールねじ送り機構を駆動する第2のサーボモータと、ラムの先端部に取り付けられるアタッチメントを自動交換する自動アタッチメント交換装置と、NC装置と、前記自動アタッチメント交換装置等の工作機械の周辺機器を制御するシーケンス制御装置を有するNC工作機械において、前記アタッチメントの交換に伴い、前記ラムの移動による前記主軸頭の重心変動に起因する主軸頭の傾きおよび当該ラムの上下方向の偏位を補正するための主軸頭重心補正装置であって、
    前記NC装置から与えられる主軸頭移動指令に基づき前記第1サーボモータ、第2サーボモータを制御するY軸制御部と、
    前記ラムの上下方向の偏位を測定する基準となる基準ブロックと、
    前記ラムの先端に配置される第1のインジケータと、
    前記基準ブロックに配置される第2のインジケータと、
    前記ラムを任意の繰り出し量で移動させ、任意の繰り出し量におけるラム先端位置の上下方向偏位を前記基準ブロックと前記第1および第2インジケータを用いて検出し、前記第1インジケータで検出した第1サーボモータに対する移動指令の補正量Δy1、前記第2インジケータで検出した第2サーボモータに対する移動指令の補正量Δy2としてあらかじめ任意の繰り出し量に対応させた補正量データを格納する補正データテーブルを記憶する手段と、
    NC装置から与えられるラム移動指令を取り込むとともに、前記補正データテーブルから当該ラムの繰り出し量に対応する補正量Δy1、Δy2を読み込み、この補正量Δy1を第1サーボモータに対する移動指令に加減し、補正量Δy2を第2サーボモータに対する移動指令に加減し主軸頭の姿勢を水平に維持しラム先端位置の上下方向偏位を補正する補正手段と、
    交換可能な各アタッチメントについてあらかじめ用意されたアタッチメント別の補正データテーブルを集合的に保管する補正データ保管手段と、
    前記補正データ保管手段から新たなアタッチメントの補正のデータを読み込み、前記補正データテーブルを更新する手段と、からなり、
    前記NC装置は、アタッチメント交換指令を前記シーケンス制御装置に指令するマクロを実行した後に、パーソナルマクロを実行することにより前記補正データテーブルを更新させるようにしたことを特徴とするアタッチメント交換に伴う主軸頭重心補正装置。
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