JP2001062418A - 自走式剥離洗浄作業機 - Google Patents

自走式剥離洗浄作業機

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JP2001062418A JP24429499A JP24429499A JP2001062418A JP 2001062418 A JP2001062418 A JP 2001062418A JP 24429499 A JP24429499 A JP 24429499A JP 24429499 A JP24429499 A JP 24429499A JP 2001062418 A JP2001062418 A JP 2001062418A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重ね溶接部や突き合わせ溶接部の溶接ビード
を含む被作業面全体の剥離洗浄作業を確実に行うことが
でき、ノズルヘッドを大型化することなく回転ノズルの
装備個数を増加できる自走式剥離洗浄作業機を提供す
る。 【解決手段】 底面(FL)に直交する軸廻りに自転可
能なノズルヘッド(3G)と、その周囲に放射状に接続
される複数のノズルブロック(3M)とを備える。ノズ
ルヘッド(3G)には、被作業面の溶接ビード(B1,
B2)に直交するように底面(FL)に対して所定角度
で高圧流体を噴射可能な溶接ビード用の回転ノズル(3
A)が配設される。また、各ノズルブロック(3M)に
は、それぞれ回転ノズル(3C,3D)が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式剥離洗浄作
業機に関し、詳しくは、大型石油タンクやガスタンク等
の構造物の内外面を被作業面として、その表面のコーテ
ィング層や塗装層などの表面層を剥離し、その残渣物を
洗浄する自走式の剥離洗浄作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の自走式剥離洗浄作業機として、
特許第2750802号公報には、自走台車が走行可能
な底面を被作業面とする自走式剥離洗浄作業機が開示さ
れている。また、特許第2554588号公報には、自
走台車が走行可能な底面と側壁面とのコーナ部を被作業
面とする自走式剥離洗浄作業機が開示されている。
【0003】前記特許第2750802号公報に記載の
自走式剥離洗浄作業機は、自走台車に装備されたノズル
ユニットの複数の回転ノズルを被作業面である底面に沿
って垂直軸廻りに回転させ、各回転ノズルから高圧水流
を噴射させつつ自走台車を走行させることにより、底面
のコーティング層などを所定幅に亙って剥離し、その残
渣物を洗浄するように構成されている。そして、この自
走式剥離洗浄作業機においては、底面の溶接部の溶接ビ
−ドに向けて集中的に高圧水流を噴射できるように、各
回転ノズルの回転中心付近にも回転ノズルが配置されて
いる。また、各回転ノズルから噴射される高圧水流の飛
散を防止するため、ノズルユニットには、各回転ノズル
の周囲を覆うスプラッシュカバーと、その縁部に付設さ
れて底面に摺接するブラシとが設けられている。
【0004】一方、特許第2554588号公報に記載
の自走式剥離洗浄作業機は、自走台車に装備されたノズ
ルユニットの複数の回転ノズルを底面と側壁面とのコー
ナ部に沿って略45度の傾斜軸廻りに回転させ、各回転
ノズルから高圧流体を噴射させつつ自走台車を走行させ
ることにより、前記コーナ部の表面のコーティング層な
どを所定幅に亙って剥離し、その残渣物を洗浄するよう
に構成されている。そして、この自走式剥離洗浄作業機
にも、各回転ノズルの周囲を覆うスプラッシュカバー
と、その縁部に付設されて前記コーナ部に摺接するブラ
シとがノズルユニットに設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特許第27
50802号公報に記載の自走式剥離洗浄作業機におい
て、底面の溶接ビードに対応して各回転ノズルの回転中
心付近に配置された回転ノズルは、図11に示すよう
に、高圧水流Sを底面FLに直交する角度で噴射するよ
うに配置されている。このため、底面FLの溶接部が重
ね溶接部である場合には、高圧水流Sが溶接ビードBに
対して斜めに噴射されることとなる。その結果、高圧水
流Sの衝突エネルギが小さくなる部分、すなわち、図1
1中、符号Pで示す溶接ビードBの上側縁部付近や下側
縁部には、未剥離のコーティング層が残留し、作業品質
が低下するという問題がある。
【0006】また、回転ノズルの装備個数が5個程度と
比較的に少ないため、被作業面に対する剥離洗浄の作業
能力および作業効率が低いという問題がある。もっと
も、ノズルヘッドを大型化し、そこに配設する回転ノズ
ルの個数を増加すれば、前記問題は解消できる。しかし
ながら、ノズルヘッド自体を大型化すると、ノズルヘッ
ドの回転駆動系の負荷が増大するため、その対策が必要
となるという別の問題が発生する。
【0007】さらに、ノズルユニットが自走台車に一体
的に装備されているため、底面に左右の段差や前後方向
の傾斜の変化があると、底面に対する各回転ノズルの相
対距離が変動し、底面の剥離洗浄作業にムラが生じて作
業品質が低下するという問題がある。
【0008】一方、特許第2554588号公報に記載
の自走式剥離洗浄作業機においては、スプラッシュカバ
ーを含むノズルユニットが自走台車に一体的に装備され
ているため、コーナ部の底面に左右方向の傾斜がある
と、スプラッシュカバーに付設されたブラシと底面との
間に隙間が生じ、作業中に高圧水流がスプラッシュカバ
ーの外部に飛散する。同様に、コ−ナ部の側壁面が前後
方向に湾曲している場合にも、ブラシと側壁面との間に
隙間が生じ、作業中に高圧水流がスプラッシュカバーの
外部に飛散する。そして、これを放置すると、被作業面
であるコーナ部に錆が発生し、作業品質が低下するとい
う問題がある。
【0009】また、特許第2750802号公報、特許
第2554588号公報の何れに記載の自走式剥離洗浄
作業機も、回転ノズルの回転を検知する手段および自走
台車の走行を検知する手段を備えていないため、作業中
に回転ノズルの回転や自走台車の走行が不用意に停止す
るという異常事態に対して迅速に対応することができな
い。その結果、前記異常事態の際には、回転ノズルから
噴射される高圧水流によって被作業面に作業痕が発生す
るという問題がある。例えば、回転ノズルのみが停止す
ると直線状の作業痕が発生し、自走台車のみが停止する
と円状の作業痕が発生し、回転ノズルおよび自走台車が
共に停止すると、ピンポイント状の作業痕としてピンホ
ールが発生し、作業品質が著しく低下するという問題が
ある。
【0010】そこで、本発明は、重ね溶接部や突き合わ
せ溶接部の溶接ビードを含む被作業面全体の剥離洗浄作
業を確実に行うことができ、また、ノズルヘッドを大型
化することなく回転ノズルの装備個数を確実に増加で
き、さらに、被作業面に左右の段差や前後方向の傾斜の
変化がある場合にも、被作業面に対する剥離洗浄作業の
品質を高精度に維持することができる自走式剥離洗浄作
業機をそれぞれ提供することを目的とする。
【0011】また、本発明は、回転ノズルの回転停止、
自走台車の走行停止などの異常事態に対して迅速に対応
でき、被作業面に作業痕が発生するという作業品質の低
下を未然に防止することができる自走式剥離洗浄作業機
を提供することを目的とする。
【0012】さらに、本発明は、被作業面のコーナ部に
左右方向の傾斜や前後方向の湾曲がある場合にも、高圧
流体がスプラッシュカバーの外部に飛散するのを防止す
ることができ、コーナ部に対する剥離洗浄作業の品質を
高精度に維持することができる自走式剥離洗浄作業機を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
手段として、第1の発明に係る自走式剥離洗浄作業機
は、自走台車に装備されたノズルユニットの複数の回転
ノズルから被作業面に高圧流体を噴射して被作業面の表
面層を剥離洗浄する自走式剥離洗浄作業機において、前
記ノズルユニットは、被作業面に直交する軸廻りに自転
するノズルヘッドを備え、このノズルヘッドには、被作
業面の溶接ビードに直交するように被作業面に対して所
定角度で高圧流体を噴射可能な溶接ビード用の回転ノズ
ルが配設されていることを特徴とする。
【0014】第1の発明に係る自走式剥離洗浄作業機に
おいては、各回転ノズルが回転しつつ被作業面に高圧流
体を噴射することで、自走台車の走行に伴い、被作業面
の表面層が所定幅に亙り剥離洗浄される。その際、溶接
ビード用の回転ノズルが被作業面の重ね溶接部や突き合
わせ溶接部の溶接ビードに対して直交するように高圧流
体を噴射することで、溶接ビード付近の表面層も確実に
剥離洗浄される。
【0015】前記第1の発明に係る自走式剥離洗浄作業
機において、溶接ビード用の回転ノズルが、前記ノズル
ヘッドの回転中心を通る仮想直線に平行に、かつ、被作
業面に対し30〜80度の傾斜角度で高圧流体を噴射可
能に配置されていると、重ね溶接部の溶接ビードに対し
略直交する角度で集中的に高圧流体を噴射できるので好
ましい。また、突き合せ溶接部の溶接ビードに対して
も、その中心線の両側部分に略直交する角度で集中的に
高圧流体を噴射できるので好ましい。
【0016】また、第1の発明に係る自走式剥離洗浄作
業機において、ノズルヘッドに接続されてその周囲に放
射状に配置された複数のノズルブロックを備え、各ノズ
ルブロックに、被作業面に高圧流体を噴射する回転ノズ
ルが少なくとも2個づつ設けられていると、ノズルヘッ
ドを大型化することなく回転ノズルの装備個数を確実に
増加できるので好ましい。
【0017】さらに、第1の発明に係る自走式剥離洗浄
作業機において、自走台車が、駆動輪を装備して走行可
能な駆動部と、ノズルユニットおよび従動輪を装備して
自立従動可能な従動部とを備え、両者が相互にローリン
グおよびピッチング可能に連結されていると、自走台車
の走行に伴い、被作業面の左右の段差や前後方向の傾斜
の変化に追従して従動部がローリングおよびピッチング
することにより、ノズルユニットが被作業面に追従する
ので好ましい。
【0018】また、第1の発明に係る自走式剥離洗浄作
業機において、前記ノズルユニットの回転ノズルの回転
を検知する回転検知手段と、前記自走台車の走行を検知
する走行検知手段とが設けられていると、回転ノズルの
回転停止、自走台車の走行停止などの異常事態に対して
迅速に対応できるので好ましい。
【0019】一方、第2の発明に係る自走式剥離洗浄作
業機は、自走台車に装備されたノズルユニットの複数の
回転ノズルから略直交する被作業面のコ−ナ部に高圧流
体を噴射して前記コーナ部の表面層を剥離洗浄する自走
式剥離洗浄作業機において、前記ノズルユニットは、前
記複数の回転ノズルの周囲を覆うスプラッシュカバー
と、このスプラッシュカバーに付設されて前記コーナ部
に摺接するブラシとを備え、前記ノズルユニット全体ま
たはスプラッシュカバーが、自走台車に対してローリン
グ可能に支持されていることを特徴とする。
【0020】第2の発明に係る自走式剥離洗浄作業機に
おいては、自走台車の走行に伴い、スプラッシュカバー
に付設されたブラシが被作業面のコーナ部に追従して摺
接する。そして、被作業面のコ−ナ部に傾斜角度などの
変化がある場合には、ノズルユニット全体またはスプラ
ッシュカバーがコーナ部に沿って延びる軸線廻りにロー
リングすることにより、ブラシが被作業面のコーナ部に
追従して摺接する。
【0021】前記第2の発明に係る自走式剥離洗浄作業
機において、自走台車の進行方向におけるノズルユニッ
トの後方位置に、高圧流体による剥離洗浄作業の残渣物
を前記コーナ部の隅部に沿って吸引排除可能な吸引装置
の外部吸引口が付設されていると、コーナ部の隅部に残
留し易い残渣物も確実に排除でき、コーナ部の錆の発生
を減少させることができるので好ましい。
【0022】また、第2の発明に係る自走式剥離洗浄作
業機において、自走台車が、駆動輪を装備して走行可能
な駆動部と、ノズルユニットおよび従動輪を装備して自
立従動可能な従動部とを備え、両者が垂直軸廻りに相対
回動自在に連結されていると、前記コ−ナ部の長手方向
に沿って側壁が湾曲している場合、駆動部および従動部
が相対回動して湾曲した側壁に追従し、ブラシが被作業
面のコ−ナ部に確実に摺接するので好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る自走式剥離洗浄作業機の実施形態を説明する。参照す
る図面において、図1は第1の発明に対応した第1実施
形態の自走式剥離洗浄作業機の全体構造を概略的に示す
側面図である。図2は第1実施形態の自走式剥離洗浄作
業機の全体構造を概略的に示す平面図である。図3は第
1実施形態の自走式剥離洗浄作業機に装備されるノズル
ユニットの構造を概略的に示す横断面図である。図4は
第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機に装備されるノズ
ルユニットの構造を概略的に示す底面図である。
【0024】図1および図2に示すように、第1実施形
態の自走式剥離洗浄作業機1は、自走台車2が走行可能
な底面FLを被作業面とする自走式の剥離洗浄作業機で
ある。この自走式剥離洗浄作業機1は、図3に示すよう
に、自走台車2に装備されたノズルユニット3の複数の
回転ノズル3A,3B,3C,3Dから底面FLに高圧
流体を噴射してその表面層を剥離洗浄するように構成さ
れている。
【0025】前記の底面FLは、例えば大型石油タンク
等の内部の底面であり、その表面には、例えばコーティ
ング層Cが設けられている。そして、このコーティング
層Cを剥離洗浄するため、自走式剥離洗浄作業機1の各
回転ノズル3A〜3Dは、高圧流体としての高圧水流S
を底面FLに向けて噴射する。なお、前記コーティング
層Cは、例えばガラスフレークやFRP等から成り、そ
の厚さは、通常、500〜600μmである。
【0026】図1および図2に示すように、前記自走台
車2は、駆動輪4Aを装備して走行可能な駆動部4と、
前記ノズルユニット3および従動輪5Aを装備すること
により自立して従動可能な従動部5とを備えている。駆
動輪4Aは、自走台車2の後部に左右一対配置され、従
動輪5Aは、自走台車2の前部において前後に左右一対
づつ配置されている。そして、駆動部4と従動部5と
は、連結機構6を介して相互に少なくともローリングお
よびピッチング可能に連結されている。また、図2およ
び図3に示すように、駆動部4には、自走台車2の走行
を検知する走行検知手段7が設けられ、従動部5には、
ノズルユニット3の回転ノズル3A,3B,3C,3D
の回転を検知する回転検知手段8が設けられている。
【0027】前記駆動部4は、左右一対の駆動輪4Aの
車軸4Bを回転自在に支持するメインベースプレート4
Cを備え、このメインベースプレート4C上には、前記
駆動輪4Aの駆動系を構成する第1油圧モータ4D、無
断変速機4E等が搭載されている。第1油圧モータ4D
は一対の減速ギヤ機構4Fを介して無断変速機4Eに伝
動構成され、無断変速機4Eはタイミングベルト等を使
用したベルト伝動機構4Gを介して前記車軸4Bに連動
構成されている。なお、前記無断変速機4Eには、変速
比を調整する操作レバー4Hが付設されている。
【0028】また、前記メインベースプレート4Cの後
部にはサブベースプレート4Iが延設され、このサブベ
ースプレート4I上には、操作レバー4J,4Kを有す
る油圧バルブ装置4L,4Mが搭載されている。一方の
油圧バルブ装置4Lは、操作レバー4Jの操作に応じて
前記第1油圧モータ4Dへの作動油の流量を制御し、他
方の油圧バルブ装置4Mは、操作レバー4Kの操作に応
じて前記ノズルユニット3の駆動系を構成する第2油圧
モータ5Bへの作動油の流量を制御するように構成され
ている。
【0029】前記従動部5は、各従動輪5Aを四隅に配
置して回転自在に支持するベースプレ−ト5Cを備え、
このベースプレート5C上にはギヤボックス5Dが設置
されている。このギヤボックス5Dは、前記第2油圧モ
ータ5Bとノズルユニット3のロータ軸3A(図3参
照)とを伝動構成するものであり、その上面には第2油
圧モータ5Bおよびロータ軸3Aの軸受け装置5Eが隣
接して設置されている。
【0030】前記連結機構6は、図1および図2に示す
ように、従動部5のベースプレ−ト5Cの後端中央部上
に第1連結ピン6Aを介して垂直軸廻りに回動自在に設
置された前部ブラケット6Bと、この前部ブラケット6
Bに対し第2連結ピン6Cを介して自走台車2の左右方
向に沿う横軸廻りに回動自在に連結された中間ブラケッ
ト6Dと、この中間ブラケット6Dに対し前記第2連結
ピン6Cと直角に配置された第3連結ピン6Eを介して
自走台車2の前後方向に沿う縦軸廻りに回動自在に連結
された後部ブラケット6Fとを備えている。
【0031】前記の後部ブラケット6Fは、第3連結ピ
ン6Eが駆動部4の前後方向に沿う状態でメインベース
プレート4Cの前端中央部上にボルト固定されている。
また、前部ブラケット6Bは、左右一対の円弧状長孔6
G,6Gに挿通された固定ボルト6H,6Hにより、前
記ベースプレート5Cに対して第1連結ピン6A廻りの
所定の回動位置に固定できるように構成されている。な
お、固定ボルト6H,6Hを緩めた状態では、円弧状長
孔6G,6Gの端部に固定ボルト6H,6Hが当接する
までの角度範囲で駆動部4と従動部5とが第1連結ピン
6A廻りに相対回動可能となる。そして、このような連
結機構6により、駆動部4と従動部5とは、第3連結ピ
ン6Eを介して相互にローリング可能に連結され、第2
連結ピン6Cを介して相互にピッチング可能に連結され
ると共に、第1連結ピン6Aを介して水平面内で屈曲可
能に連結されている。
【0032】前記走行検知手段7は、図2に示すよう
に、例えば前記減速ギヤ機構4Fの従動側の軸に固定さ
れた回転確認板7Aと、メインベースプレート4Cに支
持されて回転確認板7Aに対向配置された回転確認セン
サ7Bとを備えている。回転確認板7Aの表面には、そ
の中心を頂点とする一対の扇形の発光部が発光体シール
の貼付または発光塗料の塗布によって設けられている。
そして、回転確認センサ7Bは、回転確認板7Aの発光
部の回転を検出することにより、図示しない警報器を作
動させるように構成されている。なお、回転確認板7A
の発光部の回転状況は目視により観察することができ
る。
【0033】また、前記回転検知手段8は、図3に示す
ように、回転ノズルの回転駆動系により回転するシャフ
ト、すなわちノズルユニット3のロータ軸3Aに伝動構
成されて回転する検知シャフト8Aと、この検知シャフ
ト8Aに設置された回転確認板8Bと、ギヤボックス5
D上に支持されて回転確認板8Bに対向配置された回転
確認センサ8Cとを備えている。回転確認板8Bの表面
には、前記回転確認板7Aの発光部と同様の発光部が設
けられている。そして、回転確認センサ8Cは、回転確
認板8Bの発光部の回転を検出することにより、図示し
ない警報器を作動させるように構成されている。なお、
回転確認板8Bの発光部の回転状況は目視により観察す
ることができる。
【0034】前記ノズルユニット3は、図3に示すよう
に、軸受け装置5Eに上部が回転自在に支持されて垂直
軸廻りに回転可能なロータ軸3Eと、その下端部に連結
リング3Fを介して連結されることにより、ベースプレ
ート5Cの下方の底面FLの近傍でロータ軸3Eと共に
垂直軸廻りに回転するノズルヘッド3Gとを備えてい
る。ロータ軸3Eは、ギヤボックス5Dを貫通する中間
部分がギヤボックス5D内の減速ギヤ機構(図示省略)
を介して第2油圧モータ5Bに伝動構成されている。こ
のロータ軸3Eの中心部には高圧水流の供給通路3Hが
貫通して形成されている。そして、ロータ軸3Eの上端
部は、軸受け装置5Eの上部に連設されたスイベルジョ
イント3Jおよび高圧ホース3Kを介して図示しない高
圧水流の供給源に連通されている。
【0035】第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機1に
おいて、前記ノズルヘッド3Gは、その回転駆動系を構
成する第2油圧モータ5Bの負荷を減少させるため、比
較的に小型に形成されている。このノズルヘッド3Gの
下面には、被作業面である底面FLの重ね溶接部の溶接
ビードB1に直交するように、底面FLに対して所定角
度で高圧水流Sを噴射可能な溶接ビード用の回転ノズル
3Aが配設されている。また、このノズルヘッド3Gの
下面には、前記回転ノズル3Aと異なる角度で高圧水流
Sを噴射可能な他の回転ノズル3Bが配設されている。
そして、これらの回転ノズル3A,3Bは、ノズルヘッ
ド3G内に形成された供給通路3Lを介してロータ軸3
Eの供給通路3Hにそれぞれ連通されている。
【0036】前記回転ノズル3Aおよび回転ノズル3B
は、図4に示すように、ノズルヘッド3Gの回転方向に
交互に2個づつ配置されている。そして、一方の回転ノ
ズル3A,3Aは、ノズルヘッド3Gの回転中心を通る
仮想直線Lに平行に、しかも、底面FLに対し30〜8
0度、好ましくは45度ほどの傾斜角度で高圧水流Sを
噴射可能に配置されている。また、他方の回転ノズル3
B,3Bは、ノズルヘッド3Gの回転中心を通る仮想直
線Lに平行に、しかも、底面FLに対し60〜80度ほ
どの傾斜角度で高圧水流Sを噴射可能に配置されてい
る。なお、前記回転ノズル3A,3Bの底面FLに対す
る傾斜角度は、自走式剥離洗浄作業機の作業条件に応
じ、前記の角度範囲内において適宜設定することができ
る。例えば回転ノズル3Aの傾斜角度を70度、回転ノ
ズル3Bの傾斜角度を80度とすることができる。
【0037】前記ノズルヘッド3Gの外周には、例えば
10個のノズルブロック3Mが放射状に配置して接続さ
れている。各ノズルブロック3Mには、底面FLに対し
て略直角に高圧水流Sを噴射可能な2個の回転ノズル3
C,3Dがそれぞれ配設されている。各回転ノズル3
C,3Dは、ノズルヘッド3Gに対するノズルブロック
3Mの取付け角度を調整することにより、被作業面であ
る底面FLへの高圧流体の噴射角度を調整できるように
なっている。また、各回転ノズル3C,3Dは、ノズル
ヘッド3Gの回転中心から200〜250mm程度の同
芯円上に略等間隔で配置されている。そして、これらの
回転ノズル3Cおよび回転ノズル3Dは、各ノズルブロ
ック3M内に形成された供給通路3Nを介してノズルヘ
ッド3G内の供給通路3Lにそれぞれ連通されている。
【0038】前記の各回転ノズル3A〜3Dから噴射さ
れる高圧水流Sの飛散を防止するため、ノズルユニット
3には、各ノズルブロック3Mの周囲を覆うスプラッシ
ュカバー3Pと、その下縁部に付設されて底面FLに摺
接するブラシ3Qとが設けられている。また、スプラッ
シュカバー3P内の高圧水流Sの噴霧および高圧水流S
によって剥離されたコーティング層Cの残渣物を吸引排
除するため、ノズルユニット3には、図示省略した真空
吸引装置に連通する吸引口3Rが付設されている(図2
参照)。
【0039】以上のように構成された第1実施形態の自
走式剥離洗浄作業機1においては、自走台車2の従動部
5に搭載された第2油圧モータ5Bを駆動源としてノズ
ルユニット3のロータ軸3E、ノズルヘッド3Gおよび
各ノズルブロック3Mが所定の回転速度で一体に回転す
る。また、駆動部4に搭載された第1油圧モ−タ4Dを
駆動源として左右の駆動輪4A,4Aが回転駆動される
ことにより、自走台車2が0.1〜2m/min程度の
速度で図1および図2の左方に走行する。そして、図3
に示すように、ノズルヘッド3Gに配置された各回転ノ
ズル3A,3Bおよび各ノズルブロック3Mに配置され
た各回転ノズル3C,3Dが底面FLに向けて高圧水流
Sを噴射することにより、底面FLのコーティング層C
を最大幅300mm程度の左右幅に亙って剥離し、その
残渣物を洗浄する。
【0040】また、第1実施形態の自走式剥離洗浄作業
機1においては、前述したコーティング層Cの剥離洗浄
作業の際、スプラッシュカバー3Pおよびブラシ3Q
は、高圧水流Sおよび残渣物がスプラッシュカバー3P
の外部に飛散するのを防止し、図示省略した真空吸引装
置は、スプラッシュカバー3P内に滞留する高圧水流S
の噴霧および残渣物を吸引口3Rを介して吸引排除す
る。そして、走行検知手段7は、減速ギヤ機構4Fの従
動側の軸の回転を監視し、回転検知手段8は、検知シャ
フト8Aの回転を監視する。
【0041】このようなコーティング層Cの剥離洗浄作
業において、前記溶接ビード用の回転ノズル3Aは、図
5に拡大して示すように、底面FLの重ね溶接部の溶接
ビードB1に対し、略直交する角度で集中的に高圧水流
Sを噴射する。また、図6に示す底面FLの突き合せ溶
接部の溶接ビードB2に対しては、前記回転ノズル3A
は、その回転位置に応じて溶接ビードB2の中心線の片
側部分毎に、略直交する角度で集中的に高圧水流Sを噴
射する。従って、第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機
1によれば、重ね溶接部の溶接ビードB1付近のコーテ
ィング層Cは勿論のこと、突き合せ溶接部の溶接ビード
B2付近のコーティング層Cも確実に剥離して洗浄する
ことができる。すなわち、底面FLの作業幅の全面に亙
り、その剥離洗浄作業を確実に行うことができ、その作
業品質を大幅に向上させることができる。
【0042】ここで、自走台車2の走行経路の底面FL
に左右の段差があり、例えば、自走台車2を構成する従
動部5の左右片側の従動輪5Aのみが段差の高い側に乗
り上げた場合、駆動部4は、左右方向に傾動した従動部
5に対して連結機構6の第3連結ピン6E廻りに相対的
にローリングし、駆動部4の左右の駆動輪4A,4Aは
底面FLに確実に接触する。従って、駆動部4は左右の
駆動輪4A,4Aによって底面FL上を通常通り走行す
ることができる。
【0043】反対に、駆動部4の左右片側の駆動輪4A
のみが段差の高い側に乗り上げた場合、従動部5は、左
右方向に傾動した駆動部4に対して連結機構6の第3連
結ピン6E廻りに相対的にローリングし、従動部5の各
従動輪5Aは底面FLに確実に接触する。従って、従動
部5に装備されるノズルユニット3の各回転ノズル3
A,3B,3C,3Dは、底面FL上に所定高さを維持
して追従するのであり、コーティング層Cの剥離洗浄作
業をムラなく行うこができ、その作業品質を高精度に維
持することができる。
【0044】また、自走台車2の走行経路の底面FLに
前後方向の傾斜の変化があり、例えば、自走台車2が底
面FLの谷部や山部を通過する場合、駆動部4と従動部
5とは連結機構6の第2連結ピン6C廻りに相対的にピ
ッチングし、従動部5の各従動輪5Aは底面FLに確実
に接触する。従って、従動部5に装備されるノズルユニ
ット3の各回転ノズル3A,3B,3C,3Dは、底面
FL上に所定高さを維持して追従するのであり、コーテ
ィング層Cの剥離洗浄作業をムラなく行うこができ、そ
の作業品質を高精度に維持することができる。
【0045】ここで、自走台車2の走行や各回転ノズル
3A,3B,3C,3Dの回転が不用意に停止すると、
被作業面である底面FLには、各回転ノズル3A,3
B,3C,3Dから噴射される高圧水流によって円状、
直線状、ピンポイント状の作業痕が発生する虞れがあ
る。しかしながら、これらの異常事態の場合には、減速
ギヤ機構4Fの従動側の軸の回転を監視している走行検
知手段7や検知シャフト8Aの回転を監視している回転
検知手段8が図示しない警報器を作動させる。従って、
作業者は高圧水流の噴射を停止させる等の迅速な対応が
でき、底面FLに作業痕が発生するという作業品質の低
下を防止することができる。
【0046】第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機1に
おいては、比較的に小型に構成されたノズルヘッド3G
に合計4個の回転ノズル3A,3Aおよび回転ノズル3
B,3Bが配設され、また、ノズルヘッド3Gの周囲に
放射状に配置された各ノズルブロック3Mに2個づつ合
計20個の回転ノズル3C,3Dが配設されているた
め、底面FLのコーティング層Cに対する剥離洗浄作業
において、極めて高い作業能力および作業効率を発揮す
ることができる。
【0047】また、ノズルヘッド3Gの周囲に例えば1
0個のノズルブロック3Mを放射状に配置して接続し、
各ノズルブロック3Mに少なくとも2個の回転ノズル3
C,3Dを配設した構造を備えているため、ノズルヘッ
ド3Gを大型化することなく回転ノズルの装備個数を確
実に増加することができる。そして、ノズルヘッド3G
が比較的小型に構成されているため、その回転駆動系の
第2油圧モータ5Bに大きな負担が掛からず、ノズルヘ
ッド3Gおよび各ノズルブロック3Mは、その回転の初
期から円滑に回転することができる。
【0048】次に、第7図〜第10図を参照して第2の
発明に対応した第2実施形態の自走式剥離洗浄作業機を
説明する。参照する図面において、図7は第2実施形態
の自走式剥離洗浄作業機の全体構造を概略的に示す側面
図である。図8は第2実施形態の自走式剥離洗浄作業機
の全体構造を概略的に示す平面図である。図9は第2実
施形態の自走式剥離洗浄作業機に装備されるノズルユニ
ットの構造を概略的に示す図7のIX−IX線矢視図で
ある。図10は第2実施形態の自走式剥離洗浄作業機に
装備される外部吸引口の構造を概略的に示す図7のX−
X線矢視図である。
【0049】図7〜図10に示すように、第2実施形態
に係る自走式剥離洗浄作業機11は、自走台車12が走
行可能な大型石油タンク等の内部の底面FLと側壁面W
Lとのコ−ナ部を被作業面とする自走式の剥離洗浄作業
機である。この自走式剥離洗浄作業機11は、自走台車
12に装備されたノズルユニット13の複数の回転ノズ
ル13A,13B,13C,13Dから高圧水流Sを噴
射してコ−ナ部の表面層であるコーティング層Cを剥離
洗浄するように構成されている。
【0050】図7および図8に示すように、前記自走台
車12は、駆動輪14Aを装備した駆動部14と、前記
ノズルユニット13および従動輪15Aを装備すること
により自立して従動可能な従動部15とを備えている。
駆動輪14Aは、自走台車12の後部に左右一対配置さ
れ、従動輪15Aは、自走台車12の前部において前後
に左右一対づつ配置されている。そして、前記駆動部1
4と従動部15とは、連結機構16を介して垂直軸廻り
に相対回動可能に連結されている。
【0051】前記駆動部14は、第1実施形態の自走式
剥離洗浄作業機1における駆動部4と略同様に構成され
ており、左右一対の駆動輪14Aの車軸14Bを回転自
在に支持するメインベースプレート14C上には、駆動
輪14Aの駆動系を構成する第1油圧モータ14D、無
断変速機14E等が搭載されている。そして、第1油圧
モータ14Dは減速ギヤ機構14Fを介して無断変速機
14Eに伝動構成され、無断変速機14Eはベルト伝動
機構14Gを介して前記車軸14Bに連動構成されてい
る。また、メインベースプレート14Cの後部に延設さ
れたサブベースプレート14I上には、操作レバー14
Jの操作に応じて前記第1油圧モータ14Dへの作動油
の流量を制御する油圧バルブ装置14Lと、操作レバー
14Kの操作に応じて前記ノズルユニット13の駆動系
を構成する第2油圧モータ13Eへの作動油の流量を制
御する油圧バルブ装置14Mとが搭載されている。
【0052】前記従動部15は、各従動輪15Aを前後
左右に配置して回転自在に支持するベースプレ−ト15
Bを備えている。このベースプレ−ト15Bは、図8に
示すように、従動部15の左右方向の例えば左側が切欠
かれたコ字状の平面形状を呈しており、その内側にはノ
ズルユニット13が配置されている。そして、このベー
スプレ−ト15Bは、図7に示すように、その前後の左
側部間に架設されたア−チ状のフレ−ム15Cによって
補強されている。また、図8に示すように、フレ−ム1
5Cによって補強されたベースプレ−ト15Bの前後の
左側部には、コーナ部の側壁面WLに追従して転動可能
な壁面従動輪15D,15Dが付設されている。
【0053】前記連結機構16は、図7および図8に示
すように、駆動部14のメインベースプレート14Cの
前端中央部に固定された連結板16Aと、従動部15の
ベースプレ−ト15Bの後端中央部に立設されて連結板
16Aを貫通する連結ピン16Bとを備えており、連結
ピン16B廻りに連結板16Aを回動させることで、駆
動部4と従動部5とを垂直軸廻りに相対回動可能に連結
している。そして、この連結板16Aは、左右一対の円
弧状長孔16C,16Cに挿通された固定ボルト16
D,16Dにより、前記ベースプレート15Cに対して
連結ピン16B廻りの所定の回動位置に固定できるよう
に構成されている。なお、固定ボルト16D,16Dを
緩めた状態では、円弧状長孔16C,16Cの端部に固
定ボルト16D,16Dが当接するまでの角度範囲で駆
動部14と従動部15とが連結ピン16B廻りに相対回
動可能となる。
【0054】前記ノズルユニット13は、図7〜図9に
示すように、支持部材を兼用する部材として、スプラッ
シュカバー13Fおよびその前後に一体に接続された一
対のダクト13G,13Gを備えている。また、スプラ
ッシュカバー13Fは、図9に示すように、被作業面で
ある底面FLと側壁面WLとのコーナ部に対面する部分
が開口したボックス状を呈する内側カバー13F1と、
この内側カバー13F1を覆う外側カバー13F2とを
備えている。
【0055】前記内側カバー13F1は、前記各回転ノ
ズル3A〜3Dから噴射される高圧水流Sの飛散を防止
するように、各回転ノズル3A〜3Dの周囲を覆ってい
る。そして、この内側カバー13F1には、コーナ部の
底面FLに追従して転動可能な前後一対の底面ガイド車
輪13H,13Hと、側壁面WLに追従して転動可能な
前後一対の壁面ガイド車輪13J,13Jとが付設され
ている。一方、外側カバー13F2には、前記コーナ部
を覆う略45度の傾斜支持壁13F3が前記一対のダク
ト13G,13Gの間に配置して形成されており、この
傾斜支持壁13F3の外面にギヤボックス13Kが固定
されている。そして、外側カバー13F2には、前記内
側カバー13F1の周囲を囲む状態で前記コーナ部の底
面FLおよび側壁面WLに摺接するブラシ13Lが付設
されている。
【0056】前記ダクト13G,13Gは、外側カバー
13F2の内側に開口する吸引口13G1,13G1
と、図示省略したフレキシブルホースを介して真空吸引
装置に連通する排出口13G2,13G2とを備えてお
り、スプラッシュカバー13F内に発生する高圧水流S
の噴霧および高圧水流Sによって剥離されたコーティン
グ層Cの残渣物を吸引排除するように構成されている。
【0057】第2実施形態の自走式剥離洗浄作業機11
において、前記ダクト13G,13Gには、従動部15
の前後方向に沿って突出する前後一対の支軸13M,1
3Mが設けられている。そして、この支軸13M,13
Mが従動部15のベースプレ−ト15Bの前部および後
部に配設された軸受け装置15E,15Eに回転自在に
支持されることにより、ノズルユニット13は、自走台
車12の従動部15に対してロ−リング可能に支持され
ている。
【0058】図8および図9に示すように、前記ギヤボ
ックス13K上には前記第2油圧モータ13Eと軸受け
装置13Nとが隣接して設置され、軸受け装置13N上
にはスイベルジョイント13Pが連設されている。そし
て、図9に示すように、軸受け装置13Nには、ギヤボ
ックス13Kを貫通するロータ軸13Qの上部が略45
度の傾斜軸廻りに回転自在に支持されている。
【0059】前記ロータ軸13Qは、ギヤボックス13
Kを貫通する中間部分がギヤボックス13K内の減速ギ
ヤ機構(図示省略)を介して第2油圧モータ13Eに伝
動構成されている。このロータ軸13Qの中心部には高
圧流体の供給通路13Rが貫通して形成されている。そ
して、ロータ軸13Qの上端部は、スイベルジョイント
13Pおよび図示しない高圧ホースを介して高圧水流の
供給源に連通されている。
【0060】前記ロータ軸13Qの下端部には、ノズル
ヘッド13Sが連結リング13Tを介して自転可能に連
結されている。そして、このノズルヘッド13Sには、
前記回転ノズル13A〜13Dが底面FLと側壁面WL
とのコーナ部に向けて突設されている。回転ノズル13
A,13Bは、その先端がコーナ部の隅部に臨むよう
に、ノズルヘッド13Sの回転中心付近に1本づつ配置
されている。また、回転ノズル13C,13Dは、その
先端部が底面FLおよび側壁面WLに臨むように、ノズ
ルヘッド13Sの周辺部にそれぞれ3本づつ円弧状に配
列されている。そして、これらの回転ノズル13A〜1
3Dは、ノズルヘッド13S内に形成された供給通路1
3Uを介してロータ軸13Q内の供給通路13Rにそれ
ぞれ連通されている。
【0061】第2実施形態の自走式剥離洗浄作業機11
において、前記自走台車12の進行方向におけるノズル
ユニット13の後方位置には、高圧水流Sによるコーテ
ィング層Cの剥離洗浄作業の残渣物を底面FLと側壁面
WLとのコーナ部の隅部に沿って吸引排除可能な真空吸
引装置の外部吸引口17が付設されている。この外部吸
引口17は、図10に示すように、コーナ部の隅部に対
面する部分が開口したボックス状に形成されており、図
示省略したフレキシブルホースを介して真空吸引装置に
連通構成されている。そして、この外部吸引口17は、
図7に示すように、従動部5のベースプレ−ト15Bの
後部にブラケット18を介して支持されている。なお、
このような外部吸引口17において、コーナ部の隅部に
摺接する開口部周縁は合成ゴム等の弾性部材で構成され
ているのが好ましい。
【0062】以上のように構成された第2実施形態の自
走式洗浄剥離作業機11においては、自走台車12のノ
ズルユニット13に搭載された第2油圧モータ13Eを
駆動源としてノズルヘッド13Sおよび各回転ノズル1
3A〜13Dが所定の回転速度で一体に回転する。ま
た、駆動部14に搭載された第1油圧モータ14Dを駆
動源として左右の駆動輪14A,14Aが回転駆動され
ることにより、自走台車12が底面FLと側壁面WLの
コーナ部に沿って0.1〜2m/min程度の速度で図
7および図8の左方に走行する。そして、図9に示すよ
うに、ノズルヘッド13Sに配置された各回転ノズル1
3A〜13Dが底面FLと側壁面WLのコーナ部に向け
て高圧水流Sを噴射することにより、コーナ部のコーテ
ィング層Cを最大幅300mm程度の上下幅および左右
幅に亙って剥離し、その残渣物を洗浄する。
【0063】このようなコーティング層Cの剥離洗浄作
業中、各回転ノズル13A〜13Dの周囲を覆うスプラ
ッシュカバー13Fに付設されたブラシ13Lは、コー
ナ部の底面FLおよび側壁面WLに追従して摺接するこ
とにより、高圧水流Sおよび残渣物がスプラッシュカバ
ー13Fの外部に飛散するのを防止する。また、図示省
略した真空吸引装置は、スプラッシュカバー13F内に
滞留する高圧水流Sの噴霧および残渣物をダクト13
G,13Gの吸引口13G1,13G1から排出口13
G2,13G2を介してフレキシブルホ−スにより吸引
排除する。さらに、第2実施形態の自走式剥離洗浄作業
機11において、真空吸引装置は、コーナ部の隅部に残
留し易い水滴や残渣物も、スプラッシュカバー13Fの
後方に配置された外部吸引口17を介して確実に吸引排
除する。
【0064】ここで、自走台車12の走行経路の底面F
Lが、図10に一点鎖線で示すように側壁面WL側が低
く傾斜したアニュラ板で構成されている場合、ノズルユ
ニット13の全体が従動部15のベースプレ−ト15B
に対して支軸13M,13M廻りにロ−リングし、その
結果、スプラッシュカバー13Fに付設されたブラシ1
3Lがコーナ部の底面FLおよび側壁面WLに確実に追
従して摺接する。側壁面WLが内側または外側に傾斜し
ている場合も同様にノズルユニット13がロ−リングす
ることにより、ブラシ13Lがコーナ部の底面FLおよ
び側壁面WLに確実に追従して摺接する。従って、第2
実施形態の自走式剥離洗浄作業機11によれば、コーナ
部の底面FLや側壁面WLに傾斜角度の変化があって
も、その傾斜に追従してブラシ13Lを確実に摺接させ
ることができ、高圧水流Sおよび残渣物がスプラッシュ
カバー13Fの外部に飛散するのを確実に防止すること
ができる。
【0065】また、自走台車12の走行経路の側壁面W
Lがコーナ部の長手方向に沿って内側に湾曲している場
合、自走台車12は連結ピン16B廻りに駆動部14と
従動部15とが相対回動して屈曲し、従動部15に装備
されるノズルユニット13のブラシ13Lは湾曲した側
壁面WLにも確実に追従して摺接する。従って、第2実
施形態の自走式剥離洗浄作業機11によれば、コ−ナ部
の側壁面WLが長手方向に沿って湾曲している場合に
も、その湾曲に追従してブラシ13Lを確実に摺接させ
ることができ、高圧水流Sおよび残渣物がスプラッシュ
カバー13Fの外部に飛散するのを確実に防止すること
ができる。
【0066】なお、第2実施形態の自走式剥離洗浄作業
機11にも、第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機1の
場合と同様に、走行検知手段7および回転検知手段8を
付設することができる。また、第1実施形態の自走式洗
浄剥離作業機1および第2実施形態の自走式剥離洗浄作
業機11は、コーティング層Cの剥離洗浄作業ばかりで
なく、塗装層の剥離洗浄作業や、ピッチ汚れなどの洗浄
作業にも使用することができ、また、高圧流体として
は、洗浄液などの各種の液体を使用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明に係る
自走式剥離洗浄作業機においては、各回転ノズルが回転
しつつ被作業面に高圧流体を噴射することで、自走台車
の走行に伴い、被作業面の表面層が所定幅に亙り剥離洗
浄される。その際、溶接ビード用の回転ノズルが被作業
面の重ね溶接部や突き合わせ溶接部の溶接ビードに対し
て直交するように高圧流体を噴射することで、溶接ビー
ド付近の表面層も確実に剥離洗浄される。従って、第1
の発明に係る自走式剥離洗浄作業機によれば、重ね溶接
部や突き合わせ溶接部の溶接ビードを含む被作業面全体
の剥離洗浄作業を確実に行うことができ、その作業品質
を向上させることができる。
【0068】第1の発明に係る自走式剥離洗浄作業機に
おいて、溶接ビード用の回転ノズルが、前記ノズルヘッ
ドの回転中心を通る仮想直線に平行に、かつ、被作業面
に対し30〜80度の傾斜角度で高圧流体を噴射可能に
配置されている場合には、重ね溶接部の溶接ビードに対
し略直交する角度で集中的に高圧流体を噴射でき、ま
た、突き合せ溶接部の溶接ビードに対しても、その中心
線の両側部分に略直交する角度で集中的に高圧流体を噴
射できる。従って、重ね溶接部や突き合せ溶接部の溶接
ビードを含む被作業面全体の剥離洗浄作業をより一層確
実に行うことができ、その作業品質を一層向上させるこ
とができる。
【0069】第1の発明に係る自走式剥離洗浄作業機に
おいて、ノズルヘッドに接続されてその周囲に放射状に
配置された複数のノズルブロックを備え、各ノズルブロ
ックに回転ノズルが少なくとも2個づつ配置されている
場合には、ノズルヘッドを大型化することなく回転ノズ
ルの装備個数を確実に増加でき、ノズルヘッドの回転駆
動部に負担をかけることなく、被作業面に対する剥離洗
浄の作業能力および作業効率を向上させることができ
る。
【0070】また、第1の発明に係る自走式剥離洗浄作
業機において、自走台車における駆動輪を装備した駆動
部と、従動輪およびノズルユニットを装備した従動部と
がローリングおよびピッチング可能に連結されている場
合には、自走台車の走行に伴い、被作業面の左右の段差
や前後方向の傾斜の変化に追従して従動部がローリング
およびピッチングし、ノズルユニットが被作業面に追従
する。従って、被作業面に左右の段差や前後方向の傾斜
の変化がある場合にも、被作業面に対する剥離洗浄の作
業品質を高精度に維持することができる。
【0071】さらに、第1の発明に係る自走式剥離洗浄
作業機において、ノズルユニットの回転ノズルの回転を
検知する回転検知手段と、自走台車の走行を検知する走
行検知手段とが設けられている場合には、回転ノズルの
回転停止や自走台車の走行停止などの異常事態を回転検
知手段および走行検知手段により検知して異常事態に迅
速に対応でき、被作業面に作業痕が発生するという作業
品質の低下を未然に防止することができる。
【0072】一方、第2の発明に係る自走式剥離洗浄作
業機においては、自走台車の走行に伴い、スプラッシュ
カバーに付設されたブラシが被作業面のコーナ部に追従
して摺接する。そして、被作業面のコーナ部に傾斜角度
などの変化があると、ノズルユニット全体またはスプラ
ッシュカバーが自走台車に対しコーナ部の傾斜に沿って
ローリングすることにより、ブラシが被作業面のコーナ
部に追従して摺接する。従って、第2の発明に係る自走
式剥離洗浄作業機によれば、被作業面のコーナ部に傾斜
角度などの変化がある場合にも、ブラシをコーナ部に確
実に摺接させて高圧流体がスプラッシュカバーの外部に
飛散するのを防止することができ、コーナ部に対する剥
離洗浄の作業品質を高精度に維持することができる。
【0073】第2の発明に係る自走式剥離洗浄作業機に
おいて、自走台車の進行方向におけるノズルユニットの
後方位置に、高圧流体による剥離洗浄作業の残渣を前記
コーナ部の隅部に沿って吸引排除可能な吸引装置の外部
吸引口が付設されている場合には、コーナ部の隅部に残
留し易い水滴や残渣物も確実に吸引排除でき、コーナ部
の錆の発生を減少させることができる。
【0074】また、第2の発明に係る自走式剥離洗浄作
業機において、自走台車の駆動輪を装備した駆動部と、
従動輪およびノズルユニットを装備した従動部とが垂直
軸廻りに相対回動自在に連結されている場合には、コー
ナ部を構成する側壁がコーナ部の長手方向に沿って湾曲
している作業現場において、自走台車の駆動部および従
動部が相対回動して湾曲した側壁に追従し、ブラシが被
作業面のコーナ部に確実に摺接する。従って、コーナ部
の長手方向に沿って側壁が湾曲している作業現場におい
ても、ブラシをコーナ部に確実に摺接させて高圧流体が
スプラッシュカバーの外部に飛散するのを防止すること
ができ、コーナ部に対する剥離洗浄の作業品質を高精度
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に対応した第1実施形態の自走式剥
離洗浄作業機の全体構造を概略的に示す側面図である。
【図2】第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機の全体構
造を概略的に示す平面図である。
【図3】第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機に装備さ
れるノズルユニットの構造を概略的に示す横断面図であ
る。
【図4】第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機に装備さ
れるノズルユニットの構造を概略的に示す底面図であ
る。
【図5】第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機に装備さ
れる重ね溶接部用の回転ノズルの重ね溶接部の溶接ビー
ドに対する作用を示す部分拡大側面図である。
【図6】第1実施形態の自走式剥離洗浄作業機に装備さ
れる重ね溶接部用の回転ノズルの突き合せ溶接部の溶接
ビードに対する作用を示す部分拡大側面図である。
【図7】第2実施形態の自走式剥離洗浄作業機の全体構
造を概略的に示す側面図である。
【図8】第2実施形態の自走式剥離洗浄作業機の全体構
造を概略的に示す平面図である。
【図9】第2実施形態の自走式剥離洗浄作業機に装備さ
れるノズルユニットの構造を概略的に示す図7のIX−
IX線矢視図である。
【図10】第2実施形態の自走式剥離洗浄作業機に装備
される外部吸引口の構造を概略的に示す図7のX−X線
矢視図である。
【図11】従来例の自走式剥離洗浄作業機に装備される
回転ノズル3の作用説明図である。
【符号の説明】
1 :自走式剥離洗浄作業機 2 :自走台車 3 :ノズルユニット 3A,3B:回転ノズル 3C,3D:回転ノズル 3E:ロータ軸3E 3G:ノズルヘッド 3M:ノズルブロック 3P:スプラッシュカバー 3Q:ブラシ 4 :駆動部 4A:駆動輪 5 :従動部 5A:従動輪 6 :連結機構 6A:第1連結ピン 6B:前部ブラケット 6C:第2連結ピン 6D:中間ブラケット 6E:第3連結ピン 6F:後部ブラケット 6G,6G:円弧状長孔 6H,6H:固定ボルト 7 :走行検知手段 8 :回転検知手段 8A:検知シャフト 8B:回転確認板 11 :自走式剥離洗浄作業機 12 :自走台車 13 :ノズルユニット 13A,13B:回転ノズル 13C,13D:回転ノズル 13F:スプラッシュカバー 13F1:内側カバー 13F2:外側カバー 13F3:傾斜支持壁 13G:ダクト 13G1:吸引口 13G2:排出口 13L:ブラシ 13M:支軸 13Q:ロータ軸 13S:ノズルヘッド 14 :駆動部 14A:駆動輪 15 :従動部 15A:従動輪 16 :連結機構 16A:連結板 16B:連結ピン 16C:円弧状長孔 16D:固定ボルト 17 :外部吸引口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走台車に装備されたノズルユニットの
    複数の回転ノズルから被作業面に高圧流体を噴射して被
    作業面の表面層を剥離洗浄する自走式剥離洗浄作業機に
    おいて、前記ノズルユニットは、被作業面に直交する軸
    廻りに自転するノズルヘッドを備え、このノズルヘッド
    には、被作業面の溶接ビ−ドに直交するように被作業面
    に対して所定角度で高圧流体を噴射可能な溶接ビード用
    の回転ノズルが配設されていることを特徴とする自走式
    剥離洗浄作業機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自走式剥離洗浄作業機
    であって、前記溶接ビード用の回転ノズルは、前記ノズ
    ルヘッドの回転中心を通る仮想直線に平行に、かつ、被
    作業面に対し30〜80度の傾斜角度で高圧流体を噴射
    可能に配置されていることを特徴とする自走式剥離洗浄
    作業機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の自走式剥離洗
    浄作業機であって、前記ノズルヘッドに接続されてその
    周囲に放射状に配置された複数のノズルブロックを備
    え、各ノズルブロックには、前記回転ノズルが少なくと
    も2個づつ配置されていることを特徴とする自走式剥離
    洗浄作業機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自走式剥離洗浄作業機
    であって、前記各ノズルブロックに配置された各回転ノ
    ズルは、被作業面に対する高圧流体の噴射角度が調整自
    在に構成されていることを特徴とする自走式剥離洗浄作
    業機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の自走式剥
    離洗浄作業機であって、前記自走台車は、駆動輪を装備
    して走行可能な駆動部と、ノズルユニットおよび従動輪
    を装備して自立従動可能な従動部とを備え、両者が相互
    にローリングおよびピッチング可能に連結されているこ
    とを特徴とする自走式剥離洗浄作業機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の自走式剥
    離洗浄作業機であって、前記ノズルユニットの回転ノズ
    ルの回転を検知する回転検知手段と、前記自走台車の走
    行を検知する走行検知手段とが設けられていることを特
    徴とする自走式剥離洗浄作業機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の自走式剥離洗浄作業機
    であって、前記回転検知手段は、回転ノズルの回転駆動
    系により回転する検知シャフトに設置された回転確認板
    を備えていることを特徴とする自走式剥離洗浄作業機。
  8. 【請求項8】 自走台車に装備されたノズルユニットの
    複数の回転ノズルから略直交する被作業面のコーナ部に
    高圧流体を噴射して前記コーナ部の表面層を剥離洗浄す
    る自走式剥離洗浄作業機において、前記ノズルユニット
    は、前記複数の回転ノズルの周囲を覆うスプラッシュカ
    バーと、このスプラッシュカバーに付設されて前記コー
    ナ部に摺接するブラシとを備え、前記ノズルユニット全
    体またはスプラッシュカバーが、自走台車に対してロー
    リング可能に支持されていることを特徴とする自走式剥
    離洗浄作業機。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の自走式剥離洗浄作業機
    であって、前記自走台車の進行方向における前記ノズル
    ユニットの後方位置には、高圧流体による剥離洗浄作業
    の残渣物を前記コ−ナ部の隅部に沿って吸引排除可能な
    吸引装置の外部吸引口が付設されていることを特徴とす
    る自走式剥離洗浄作業機。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載の自走式剥離
    洗浄作業機であって、前記自走台車は、駆動輪を装備し
    て走行可能な駆動部と、ノズルユニットおよび従動輪を
    装備して自立従動可能な従動部とを備え、両者が垂直軸
    廻りに相対回動可能に連結されていることを特徴とする
    自走式剥離洗浄作業機。
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