JP3516408B2 - 壁面清掃ロボット - Google Patents

壁面清掃ロボット

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JP3516408B2
JP3516408B2 JP08752294A JP8752294A JP3516408B2 JP 3516408 B2 JP3516408 B2 JP 3516408B2 JP 08752294 A JP08752294 A JP 08752294A JP 8752294 A JP8752294 A JP 8752294A JP 3516408 B2 JP3516408 B2 JP 3516408B2
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明 北島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、壁面を自動で清掃す
る壁面清掃ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば高速道路の脇の壁面W等の
清掃作業を効率的に行うため、人手による清掃に代え
て、図8に示すように、壁面清掃車が使用されていた。
【0003】前記壁面清掃車は、回転ブラシ70を含ん
でなる清掃装置71を一般のトラック72に搭載してな
り、壁面Wに沿って前記トラック72を低速で走らせな
がら、前記清掃装置71を駆動させて前記回転ブラシ7
0によって清掃作業を行うようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のや
り方では、前記トラック72が壁面Wの脇の車道Rを走
行することとなるため、道路の幅の半分あるいは全部を
通行規制する必要があった。このため、交通渋滞を引き
起こす原因となっていた。
【0005】また、前記清掃装置71が前記トラック7
2の走行用動力を用いて駆動せしめられるものである場
合(すなわち、トラックの走行用動力と清掃装置の清掃
用動力とが同一源である場合)には、前記トラック72
の走行速度を一定の低速度に保ちながら前記回転ブラシ
70の回転速度を任意に選択したり壁面Wに当たる回転
ブラシ70の押圧力を任意に変更したりすることが困難
であった。
【0006】本発明は前記のような事情に鑑みてなされ
たもので、壁面の清掃作業を機械化して行うとともに、
道路に面した壁面の清掃を行う場合でも交通渋滞の原因
ともならず、操作性、作業性が良好な壁面清掃手段を提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、次のような構成の壁面清掃ロボットを創案した。
【0008】すなわち、幅狭に構成された車体と、壁面
に水平に設けたガイドレールに沿って前記車体を自動的
に走行せしめる走行装置と、清掃装置と、残留水除去装
置と、これら走行装置の作動と、清掃装置及び残留水除
去装置の作動とを同時に統一的に制御する制御装置とか
らなるものである。
【0009】具体的には、幅狭に構成された車体と、壁
面に水平に設けたガイドレールにそって前記車体を自動
的に走行せしめる前輪及び後輪からなり前記前輪が前記
壁面側へ向くように付勢される付勢手段を有しさらに前
記前輪と一体的に向きを変え得るように設けられその先
端に前記付勢手段の付勢力によって前記壁面に当接する
転動体を有するアームとを含み前記壁面に沿って前記車
体を自動的に走行せしめる走行装置と、前記壁面に当接
する回転ブラシと該回転ブラシの通過前にあって前記壁
面に向けた散水ノズルを有し前記回転ブラシを回転及び
前記散水ノズルから散水しながら前記壁面を清掃する清
掃装置と、この清掃装置の進行方向後方をカバーするよ
に設けられ前記壁面に残った洗浄水をワイパーによっ
拭い集めながら吸引して除去する残留水除去装置とか
らなるものである。
【0010】前記走行装置は、自由に向きを変え得るよ
うに前記車体に取り付けられた前輪と、この前輪を壁面
側へ向くように付勢する付勢手段と、前記前輪と一体的
に向きを変え得るように設けられその先端に前記付勢手
段の付勢力によって壁面に当接する転動体を有するアー
ムとを含んで構成される。
【0011】また、前記清掃装置は、前記壁面とほぼ平
行に設けられ該壁面側へ均等に押圧されるように前記車
体に支持されたブラシ支持体を備えてなり、このブラシ
支持体に圧縮ばねを介してそれぞれ設けられた複数の前
記回転ブラシと、該回転ブラシの通過前側にあって前記
車体側から前記壁面に向けた複数の散水ノズルからなる
ものである。
【0012】さらに、前記残留水除去装置は、前記清掃
装置の進行方向後方に上下方向を向けて設けられた吸引
筒体と、この吸引筒体の前記壁面側に該吸引体の内外を
連通せしめるように上下方向を向けて設けられた吸引
と、この吸引の進行方向後部側に該吸引に沿うよう
に且つ前記壁面に当接するように設けられ前記車体が走
行することにより壁面に残った洗浄水を拭い集めるワイ
パーと、前記吸引筒体の内部と連通された吸引ブロワと
から構成される。
【0013】
【作用】本発明によれば、まず、幅狭に構成された車体
を壁面に沿うように位置させる。この壁面には、あらか
じめ、該壁面に沿って水平方向(車体本体の進行方向)
に延びるようにガイドレールが取り付けられている。
【0014】前記車体は前記ガイドレールに係合される
ことによって横転を防止され、前記壁面との間に一定間
隔を保ちながら、前記ガイドレールに沿って前記走行装
置によって自動的に低速で前進する。
【0015】そして、前進しながら、壁面に当接した回
転ブラシと該回転ブラシの通過前にあって前記壁面に向
けた散水ノズルを有する清掃装置、該清掃装置の進行方
向後方に設けられ前記壁面に残った洗浄水をワイパーに
よって拭い集めながら吸引して除去する残留水除去装置
によって壁面の清掃が行われる。
【0016】前記走行装置前記清掃装置及び前記残留
水除去装置は、ともに制御装置によって同時に制御され
ているので、作業者は、例えば指導スイッチを入れたり
停止スイッチを入れたりするだけでよく、前進しながら
の清掃が人手を要することなく自動的に行われる。
【0017】前記車体は幅狭に構成されているので、例
えば壁面の脇の路肩を走行することができ、車道に張り
出すことはない。
【0018】前記走行装置の作動について説明すると、
該走行装置を構成する前輪は、付勢手段によって常に前
記壁面側へ向くように付勢されている。アームの先端に
設けられた転動体もまた、前記付勢手段によって前記壁
面側へ付勢され、該壁面に当接している。そして、前記
転動体が前記壁面に当接することによって、前記壁面側
へ向こうとする前記前輪の変向性が規制され、該前輪が
進行方向を向かされている。
【0019】いま、何らかの原因によって前記車体が壁
面から離れ始めたとする。すると、前記付勢手段によっ
て前記壁面に当接せしめられている前記転動体が該壁面
との間の当接状態を維持するように、壁面側へ変位す
る。それと同時に、前記前輪も壁面側へ向きを変え、前
記車体の進行方向が前記壁面に沿った方向へと復帰す
る。
【0020】逆に、何らかの原因によって前記車体が壁
面に近づき始めると、前記転動体が壁面に押されて前記
前輪が前記付勢手段の付勢力に抗して壁面から離れる方
向を向かされ、前記車体の進行方向が前記壁面に沿った
方向へと復帰する。
【0021】次に、前記清掃装置の作動について説明す
る。
【0022】前記清掃装置を構成するブラシ支持体は壁
面側へ均等に押圧されているので、このブラシ支持体に
設けられている複数の回転ブラシもまた、前記壁面側へ
均等に押し付けられている。さらに、前記各回転ブラシ
はそれぞれ圧縮ばねを介して前記ブラシ支持体に取り付
けられている。
【0023】したがって、前記各回転ブラシは、前記車
体から見ると、二重の押圧機構を介して前記壁面に押圧
接触せしめられていることになる。よって、散水ノズル
から散水が行われた壁面の凹凸や傾斜面に対する前記各
回転ブラシの追従性が良好である。
【0024】前記残留水除去装置は、前記清掃装置によ
って散水され前記壁面に残った水を拭い集めながら吸引
して除去するものである。
【0025】すなわち、前記吸引ブロワの作動により、
吸引ブロワと連通された前記吸引筒体の内部に前記吸引
から壁面の水が吸引される。このとき、前記車体の進
行に伴って、前記壁面に残った水を前記吸引に沿うよ
うに前記ワイパーが拭い集めるので,残留水の除去効率
が良好である。
【0026】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0027】まず、図1と図2を用いて、本発明の一実
施例に係る壁面清掃ロボットの全体構成について説明す
る。
【0028】前記壁面ロボットは、ほぼ四角状に枠組さ
れた車枠によって車体の骨格が形成され、この骨格
さまざまな構成部材、すなわち、前記走行装置、清掃装
置、残留水除去装置及び制御装置が組み付けられること
によって全体が形成されている。
【0029】図1は、壁面Wに沿って配置された前記壁
面清掃ロボットを、前記壁面Wに直角な方向から見たも
のである。図1において、前記車1を取り囲むように
二点鎖線で示したアウトラインはカバー2である。この
カバー2は、前記壁面清掃ロボットの壁面W側と反対側
の面を覆うように、前記車1に対して取り外し自在に
設けられている。前記カバー2は、前記壁面清掃ロボッ
トの内部の構成部材を覆ってこれを保護するとともに作
業者の危険を防止し、さらに壁面清掃ロボットの外観意
匠を整えるためのものである。図1では、内部構造を分
かり易くするため、前記カバー2を取り外した状態が図
示されている。
【0030】前記車1は、図2に示すように、幅狭に
構成されている。例えば、清掃する壁面Wと車道Rとの
間に設けられている幅狭の路肩Pを走行できるような程
度の幅である。
【0031】前記車1の下部の前後(図1で見て左
右)両端部には、走行用の前輪3と後輪4がそれぞれ一
つづつ設けられている。これらの車輪3,4のうち少な
くとも前輪3は、自由に向きを変えることができるよう
に構成されている。図示例では、前記車輪3のみが駆動
輪とされているが、必要に応じて、前記後輪4も駆動輪
とすることができる。
【0032】前記車1のうち上枠部1aには、上下方
向に延びる枢軸5,7を介して、転動体としてのガイド
ローラ6,8が複数設けられている。これらのローラ
6,8は、清掃作業に先立ってあらかじめ壁面Wに水平
に取り付けられたガイドレール9を内外から挟みつけて
転動するようになっている。前記ローラ6,8と前記ガ
イドレール9とにより、前記車1が前記壁面Wから一
定間隔を保って移動することが可能となるとともに、前
記車1の横転が防止される。
【0033】以上に述べた駆動前輪3、後輪4及びロー
ラ6,8等によって前記車1の走行装置が構成され、
この走行装置によって、前記壁面Wに沿って前記車
が低速で走行する。この走行装置は、前記車1内の適
宜の位置に設けた制御装置10によって自動制御され
る。よって、作業者は、前記車1の適宜の位置に設け
た操作盤(図示せず)上の操作ボタンで始動指令又は停
止指令を出すだけでよい。
【0034】なお、前記車1の前枠部1b及び後枠部
1cには、衝突を防止するための障害物検知センサ11
がそれぞれ設けられている。これらのセンサ11も前記
制御装置10と連絡されており、センサ11が働くと、
前記走行装置の作動が自動的に停止されるようになって
いる。
【0035】前記車1の内部の前部側には、後に述べ
る清掃装置が設けられている。この清掃装置は壁面に当
接する複数の回転ブラシ12と、該回転ブラシ12の通
過前にあって前記壁面Wに向けた散水ノズルを有し、
散水ノズル50から散水しながら回転ブラシ12によっ
て壁面Wを清掃するものである。
【0036】また、前記清掃装置の進行方向後方には、
後で詳細に述べる残留水除去装置が設けられている。こ
の残留水除去装置は、前記清掃装置によって清掃が完了
した壁面Wに残っている洗浄水を吸引して除去するもの
である。
【0037】前記清掃装置及び前記残留水除去装置は、
前記走行装置とともに、前記制御装置10によってその
作動が同時に統一的に制御されている。すなわち、前記
走行装置によって前記車1が壁面Wに沿ってゆっくり
と走行するとともに、前記清掃装置が前記壁面Wを掃除
し、前記残留水除去装置によって壁面Wの水が取り去ら
れるようになっている。したがって、壁面清掃ロボット
が通り過ぎれば、壁面Wの清掃が完了するようになって
いる。
【0038】なお、車1内には、図1に示すように、
エンジン13、このエンジン13と連係された発電機
(図示せず)、前記エンジン13と連係されて作動する
油圧ポンプ14、油タンク15、洗浄水タンク16、汚
水タンク17等の、必要な諸構成部材が配設されてい
る。
【0039】次に、前記走行装置の特徴部分について、
図3〜図5を参照して詳細に説明する。
【0040】図3は、図1におけるA矢視部分図、図4
は、図3におけるIV−IV線断面図、図5は、図1に
おけるB矢視部分図である。
【0041】前記車1のうち前枠部1bの下部には、
進行方向前方に水平に突き出るようにして、前輪支持用
ブラケット20が固着されている。この前輪支持用ブラ
ケット20には、上下方向の主枢軸21がその軸線を中
心として回動自在に取り付けられている。
【0042】前記主枢軸21の下端には、二股状の車輪
支持体22が下方に向けて固着され、この車輪支持体2
2には、左右方向の前輪枢軸23が回転自在に支持さ
れ、この前輪枢軸23に前記前輪3が固着されている。
この前輪3は、前記主枢軸21の真下に位置している
(図4参照)。
【0043】前記前輪枢軸23は、前記壁面W側と反対
方向に延び出ており、その先端にスプロケット24が固
着されている。
【0044】また、前記車輪支持体22には、上方へ延
びるモータ支持用ブラケット25が一体的に設けられて
いる。このモータ支持用ブラケット25には、走行用駆
動原として走行用モータ26が支持されている。この走
行用モータ26は、その出力軸27が前記壁面Wと反対
側へ延び、しかも、前記前輪枢軸23と平行となるよう
に配置されている。
【0045】そして、前記走行用モータ26の前記出力
軸27にはスプロケット28が固着され、このスプロケ
ット28と前記前輪枢軸23に固着された前記スプロケ
ット24との間に、駆動力伝達用のチェーン29が巻き
掛けられている。その結果、前記走行用モータ26が作
動することにより、前記チェーン29を介して前記前輪
3が駆動される。
【0046】前記前輪3は、その前部側が常に前記壁面
W方向を向くように、適宜の付勢手段で付勢されてい
る。
【0047】この付勢の仕方の具体例を述べると、図4
に示すように、前記車輪支持体22の前部には、壁面方
向に延びるアーム30が一体的に設けられている。この
アーム30の先端には、上下方向のガイドローラ枢軸3
1を介して、転動体としてのローラ(ガイドローラ3
2)が回動自在に設けられている。
【0048】前記アーム30の先端側は、前記車輪支持
用ブラケット20の基部側に止着された付勢手段33
引っ張りばねによって後方へ引っ張られている。そ
の結果、前記車輪支持体22(すなわち、前記前輪3)
は、前記主枢軸21を中心としてその前部側にあるアー
ム30が常に壁面Wの方向を向くように付勢され、前記
ガイドローラ32が前記壁面Wに当接することによって
その壁面W方向への変向が規制されている。
【0049】なお、前記引っ張りばね33は、前記車輪
3に前記主枢軸21を中心として壁面Wの方向へ向こう
とする力を付与するものであるから、この引っ張りばね
33を取り付ける前記アーム30は、前記主枢軸21よ
り前方に位置している必要がある。前記引っ張りばね3
3の後端側は、前記主枢軸21より後方の適宜の固定部
に止着されればよく、例えば、前記前枠部1b等に取り
付けることとしてもよい。
【0050】一方、前記後輪4については詳細には図示
していないが、該後輪4も前記前輪3と同様の構成によ
ってその前部側が壁面W側へ向くように付勢されるとと
もに、壁面にガイドローラ34が当接することによって
その変向が規制されるようになっている。
【0051】前記後輪4は、前記前輪3によって引っ張
られて転動する従動輪としても、また、必要であれば、
前記前輪3と同様の構成によって駆動輪とすることもで
きる。
【0052】前記駆動前輪3の作用について説明する。
いま、壁面Wに沿って前進している車1が何らかの原
因によって壁面Wから離れ始めたとする。すると、前記
引っ張りばね33によって前記壁面W側を向くように付
勢されている前記車輪支持体22が、前記主枢軸21を
中心としてその前部側が壁面W側へ移動するように向き
をかえる。これに伴い、前記前輪3も壁面W側へ向きを
変え、前記車1の進行方向が前記壁面Wに沿った方向
へと復帰する。
【0053】逆に、何らかの原因によって、前記車
が壁面Wに近づき始めたとする。すると、前記ガイドロ
ーラ32が壁面Wに押され、前記車輪支持体22が前記
主枢軸21を中心として回転し壁面Wに沿う方向に戻さ
れる。これに伴い、前記前輪3も壁面Wに沿った方向へ
と向きを戻され、前記車1の進行方向が前記壁面Wに
沿った方向へと復帰する。
【0054】図5には、前記車1の上部と前記壁面W
との関係が示されている。
【0055】前記車1の上枠部1には、図1に示す
ように、上下方向の枢軸5を介して、外側ガイドローラ
6が前後一つづつ設けられている。これらのガイドロー
ラ6は、前記ガイドレール9の外側面に当接し、該ガイ
ドレール9の外側面に沿って転動する。
【0056】また、前記車1の前枠部1b及び後枠部
1cには、内側ガイドローラ8がそれぞれ設けられてい
る。この内側ガイドローラ8は、前記ガイドレール9の
内側面に当接し、該ガイドレール9の内側面に沿って転
動する。
【0057】なお、前記ガイドレール9は、少なくとも
前記外側ガイドローラ6と前記内側ガイドローラ8とに
挟まれる垂直部9aを有する。図示例では、前記壁面W
から倒立L字状に突き出た断面形状を有するものとなっ
ている。
【0058】前記内側ガイドローラ8は、レバー35を
操作することにより、上下に自在に移動させることがで
きるようになっている。
【0059】すなわち、前記内側ガイドレール8の上下
方向の枢軸7は下方へ長く延びている。この枢軸7は、
前記前枠部1b及び後枠部1cに対してそれぞれ取付金
具36を用いて上下方向にスライド自在に取り付けられ
る。前記枢軸7の下端部には、関節37を介してレバー
35が接続されている。
【0060】そして、前記壁面清掃ロボットを壁面Wに
沿って設置する際には、前記レバー35を操作して、前
記外側ガイドローラ6との間で前記ガイドレール9の垂
直部9aを挟むように、前記内側ガイドローラ8を上げ
ればよい。逆に、清掃が終わって壁面Wの脇から清掃ロ
ボットを撤去する際には、前記レバー35を操作して前
記内側ガイドローラ8を下げればよい。
【0061】前記ガイドローラ6,8は、前記ガイドレ
ール9を内外から挟んで転動することにより、前記壁面
Wとの間に一定の間隔を保ちながら該壁面Wに沿って前
記車1が移動することを可能にするとともに、幅狭に
構成されて各一つづつの前輪3,4のみで走行する清掃
ロボットが壁面Wと反対方向へ横転することを防止す
る。
【0062】続いて、前記清掃装置について、図1及び
図6を参照して詳細に説明する。なお、図6は、図1の
C矢視部分に対応するものであるが、前記車1と回転
ブラシ12との間の連係状態の一例を示すに止まり、正
確には図1のC矢視部分とはなっていない。
【0063】前記清掃装置を構成する前記回転ブラシ1
2は、清掃ロボットの前部側に上下方向に並べて複数設
けられている。図示例では7つである。
【0064】これらの回転ブラシ12は、いずれも、一
つのブラシ支持体38に対して取り付けられている。こ
のブラシ支持体38は、図示例では、上下方向に長い板
体である。
【0065】前記ブラシ支持体38は、前記車1の壁
面W側に設けられている。前記ブラシ支持体33は、前
記車1と壁面Wとの間にあって、それらの間を平行移
動し得るように前記車1に対して支持されている。す
なわち、前記車1には、互いに向かい合った数対のガ
イドブラケット39が上下に並べて設けられている。こ
のガイドブラケット39には、前記壁面Wの方向に向か
って水平に延びる枢軸40がそれぞれ支持されている。
これらの枢軸40は、いずれも、その軸線方向に移動自
在となっている。
【0066】前記ブラシ支持体38の上下には、該ブラ
シ支持体38の上下端部を前記壁面Wに向かって同じ強
さで押圧する油圧シリンダ41がそれぞれ設けられてい
る。これらの油圧シリンダ41は、前記車1と前記ブ
ラシ支持体38とに渡ってピン42で設けられ、上下の
ものが同時に作動することにより、前記ブラシ支持体3
8の全体を前記壁面W側へ均等に押圧する。
【0067】前記ブラシ支持体38には、該ブラシ支持
体38を貫通するように複数のブラシ回転軸43が設け
られ、これらのブラシ回転軸43の壁面W側の端部に
は、ブラシブラケット44がそれぞれ固着されている。
そして、このブラシブラケット44には、前記ブラシ回
転軸43を挟むように位置する二本の圧縮ばね45,4
5を介して、前記回転ブラシ12がそれぞれ取り付けら
れている。
【0068】一方、前記ブラシ回転軸43の車1側の
端部には、チェーンスプロケット46がそれぞれ固着さ
れている。これらチェーンスプロケット46は、一つの
無端チェーン47で互いに連絡され、同時に回転するよ
うになっている。
【0069】前記無端チェーン47には、駆動源として
の油圧モータ48の出力軸に固着されたチェーンスプロ
ケット49が噛み合っている。この油圧モータ48は前
記油圧ポンプ14で作動せしめられ、その付設位置は適
宜に定められる。
【0070】また、前記ブラシ支持体38には、壁面W
の方向へ向って複数の散水ノズル50が設けられてい
る。これらの散水ノズル50は、前記回転ブラシ12の
通過前側のみならず、前記回転ブラシ12の通過後側に
も設けられている。これは、回転ブラシ12による壁面
Wの清掃後にも壁面Wに水を吹き付けることにより、壁
面清掃の仕上げ具合を良好にするためである。
【0071】なお、図示していないが、前記散水ノズル
50には、前記洗浄水タンク16からポンプ及びホース
を介して圧力水が供給される。
【0072】前記のように構成される清掃装置によれ
ば、前記ブラシ支持体38は、前記油圧シリンダ41に
よって壁面W側へ均等に押圧されているので、このブラ
シ支持体38に設けられている複数の回転ブラシ12も
また、前記壁面W側へ均等に押し付けられている。よっ
て、前記油圧シリンダ41の油圧を変化させることによ
り、前記各回転ブラシ12が壁面Wに対して接触する強
さの度合いを適宜に変化させることができる。
【0073】さらに、前記各回転ブラシ12はそれぞれ
圧縮ばね45,45を介して前記ブラシ支持体38に取
り付けられている。
【0074】したがって、前記各回転ブラシ12は、前
記車1から見ると、二重の押圧機構を介して前記壁面
Wに押圧接触せしめられていることになる。よって、壁
面Wに凹凸や傾斜等がある場合でも、壁面Wに対する前
記各回転ブラシ12の追従性が良好であり、壁面Wの表
面状態にかかわらず、ムラのない清掃が可能である。
【0075】さらに、また、前記各回転ブラシ12は、
前記ブラシブラケット44に対して、ブラシ回転軸43
を挟むように位置する二本の圧縮ばね45,45を介し
て取り付けられているので、前記各回転ブラシ12の独
立した傾動が自在である。よって、前記壁面Wに部分的
に凹凸や傾斜等が存在する場合でも、壁面Wに対して個
々の回転ブラシ12が独立して自在に追従することがで
きる。
【0076】次に、前記残留水除去装置について、図1
及び図7を参照して説明する。図7は、図1におけるD
矢視部分に相当する概略図である。
【0077】前記清掃装置の進行方向後側の壁面に近い
位置には、吸引筒体51が上下方向を向けて設けられて
いる。前記吸引筒体51は、図示例では、角筒状のもの
であり、その上下端は閉じられている。この吸引筒体5
1は、前記清掃装置の進行方向後側をすべてカバーする
ように、前記清掃装置に沿って清掃ロボットの最上部か
最下部まで設けられている。
【0078】前記吸引筒体51の壁面W側には、該吸引
筒体51の内外を連通せしめるように、上下方向を向け
開口が設けられている。この開口は、壁面に残った洗
浄水を前記吸引筒体51内に吸い込むための吸引52
である。
【0079】前記吸引52の進行方向後部側には、該
吸引52に沿うように且つ前記壁面Wに当接するよう
に、ワイパー53が設けられている。このワイパー53
は、例えば、ゴム材を用いて作られており、前記車
の走行に伴って、壁面Wに残った洗浄水を拭い集めるた
めのものである。前記ワイパー53の作用によって、壁
面Wの洗浄水はちょうど前記吸引52の部分に集まる
ので、壁面Wの洗浄水の回収効率が良好にとなる。
【0080】前記吸引筒体51の内部は、ホース54を
介して、前記車1内の適宜の位置に設けた吸引ブロワ
55と連通されている。この吸引ブロワ55は、前記油
圧ポンプ14と連係された油圧モータ56とチェーン5
7で連絡されて作動する。そして、吸引ブロワ55の作
動によって前記吸引筒体51内の空気が強く吸い込ま
れ、これに伴い、前記ワイパーで集められた水が前記吸
52から前記吸引筒体51内に吸い込まれる。前記
吸引筒体51内に吸い込まれた水は、前記ホース54と
前記吸引ブロワ55との間に設けられた傾斜面58に当
たって、前記車1内の適宜の位置に設けた汚水タンク
17内に回収される。
【0081】なお、前記吸引筒体51内に吸い込まれた
水は、前記汚水タンク17内に回収することなくそのま
ま路上等に排水することとしてもよい。
【0082】ところで、壁面Wに残った洗浄水をすべて
拭い取って回収するためには、前記壁面Wと前記吸引筒
体51との間の間隔が常に一定に保たれ、前記ワイパー
53が常に前記壁面Wに当接していることが必要であ
る。
【0083】そこで、本実施例では、次のように構成し
ている。
【0084】すなわち、前記吸引筒体51は、該吸引筒
体51の上下両端側を壁Wの方向に同時に同じ強さで付
勢する圧縮ばね59によってその全体が壁面W側へ均等
に付勢され、該壁面Wに当接する転動体であるガイドロ
−ラ60によって、吸引筒体51と壁面Wとの衝突が阻
止されている。前記ガイドロ−ラ60は、前記圧縮ばね
59の作用で前記吸引筒体51と一体となって壁面W方
向に付勢され、該壁面Wに当接して転動することによ
り、前記吸引筒体51と前記壁面Wとの間の間隔Sを常
に均等に維持する。その結果、前記ワイパ−53が前記
壁面Wから離れることが防止される。
【0085】図7中、61は、前記吸引筒体51の上下
両端側にそれぞれ取り付けられたブロック状の吸引筒体
支持体、62は、この吸引筒体支持体61にそれぞれ固
着され前記壁面Wに垂直な方向に延びるガイドロッド、
63は、このガイドロッド62をその軸方向に水平移動
自在となるように前記車1に対して固定するガイドブ
ラケットである。このガイドブラケット63は、前記車
1のうち上枠部1aと下枠部1bとにそれぞれ取り付
けられている。前記圧縮ばね59は前記ガイドロッド6
2に装着され、前記吸引筒体支持体61と前記ガイドブ
ラケット63を互いに離間せしめるように付勢してい
る。前記ガイドローラ60は前記吸引筒体支持体61に
対して取り付けられ、前記圧縮ばね59によって前記壁
面W側に付勢されている。
【0086】
【発明の効果】請求項1,2及び3に係る壁面清掃ロボ
ットによれば、壁面の清掃作業を機械化して行うととも
に、道路に面した壁面の清掃を行う場合でも交通渋滞の
原因ともならず、操作性、作業性が良好である。
【0087】請求項2に係る壁面清掃ロボットによれ
ば、壁面の凹凸や傾斜等に対する前記各回転ブラシの追
従性が良好である。
【0088】請求項3に係る壁面清掃ロボットによれ
ば、壁面に残った水が自動的に除去されるので、壁面清
掃後の仕上がり具合が良好である。
【0089】
【0090】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る壁面清掃ロボットの内
部を開示した概略図である。
【図2】図1に示した壁面清掃ロボットを前方から見た
使用状態図である。
【図3】図1に示した壁面清掃ロボットの前輪部分(A
矢視部分)を示す正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図1におけるB矢視部分図である。
【図6】図1におけるC矢視部分の一例を示す平面図で
ある。
【図7】図1におけるD矢視部分図である。
【図8】従来の壁面清掃のやり方を示す説明図である。
【符号の説明】
1 車 3 前輪 後輪 9 ガイドレール 10 制御装置 12 回転ブラシ 30 アーム 32 転動体 33 付勢手段 38 ブラシ支持体 45 圧縮ばね50 散水ノズル 51 吸引筒体 52 吸引 53 ワイパー 55 吸引ブロワ W 壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田家 晃彦 千葉県松戸市富飛地7ー1 建設省関東 技術事務所内 (72)発明者 北島 明 神奈川県横浜市金沢区大川3番1号 東 急車輌製造株式会社 開発本部内 (72)発明者 遠藤 孝 神奈川県横浜市金沢区大川3番1号 東 急車輌製造株式会社 横浜製作所内 (56)参考文献 実開 平5−32500(JP,U) 実開 平5−27115(JP,U) 実開 平1−111712(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01H 1/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅狭に構成された車体と、壁面に水平に
    設けたガイドレ−ルに沿って前記車体を自動的に走行せ
    しめる前輪及び後輪からなり前記前輪が前記壁面側へ向
    くように付勢される付勢手段を有しさらに前記前輪と一
    体的に向きを変え得るように設けられその先端に前記付
    勢手段の付勢力によって前記壁面に当接する転動体を有
    するア−ムとを含み前記壁面に沿って前記車体を自動的
    に走行せしめる走行装置と、前記壁面に当接する回転ブ
    ラシと該回転ブラシの通過前にあって前記壁面に向けた
    散水ノズルを有し前記回転ブラシを回転及び前記散水ノ
    ズルから散水しながら前記壁面を清掃する清掃装置と、
    この清掃装置の進行方向後方に設けられ前記壁面に残っ
    た洗浄水をワイパーによって拭い集めながら吸引して除
    去する残留水除去装置と、これら走行装置、清掃装置及
    び残留水除去装置の作動とを同時に統一的に制御する制
    御装置とからなる壁面清掃ロボット。
  2. 【請求項2】 前記清掃装置が、前記壁面とほぼ平行に
    設けられ該壁面側へから均等に押圧されるように前記車
    体に支持されたブラシ支持体を備えてなり、このブラシ
    支持体に圧縮ばねを介してそれぞれ設けられた複数の前
    記回転ブラシと、該回転ブラシの通過前側にあって前記
    車体側から前記壁面に向けた複数の散水ノズルからなる
    請求項1に記載の壁面清掃ロボット。
  3. 【請求項3】 前記残留水除去装置が、前記清掃装置の
    進行方向後方に上下方向を向けて設けられた吸引筒体
    と、この吸引筒体の前記壁面側に該吸引筒体の内外を連
    通せしめるように上下方向を向けて設けられた吸引
    と、この吸引の進行方向後部側に該吸引に沿うよう
    に且つ前記壁面に当接するように設けられ前記車体が走
    行することにより壁面に残った洗浄水を拭い集めるワイ
    パ−と、前記吸引筒体の内部と連通された吸引ブロアと
    からなる請求項1又は2に記載の壁面清掃ロボット。
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