JP2001061382A - スピニングリールの釣り糸案内装置 - Google Patents

スピニングリールの釣り糸案内装置

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JP2001061382A
JP2001061382A JP24372499A JP24372499A JP2001061382A JP 2001061382 A JP2001061382 A JP 2001061382A JP 24372499 A JP24372499 A JP 24372499A JP 24372499 A JP24372499 A JP 24372499A JP 2001061382 A JP2001061382 A JP 2001061382A
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JP
Japan
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fishing line
fixed shaft
bail
spinning reel
shaft cover
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JP24372499A
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English (en)
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Kouji Takikura
恒治 滝倉
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Shimano Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0108Pick-up details

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣り糸が接触しても傷つきにくくかつ滑りや
すい釣り糸案内装置を提供する。 【解決手段】 ベールアームは、糸開放姿勢と糸巻取姿
勢との間で揺動自在に装着されスプールに釣り糸を案内
するものであって、1対のベール支持部材と、固定軸
と、固定軸カバー11と、ラインローラと、ベールとを
備えている。1対のベール支持部材は、1対のロータア
ームの先端に各別に揺動自在に装着されている。固定軸
は、ベール支持部材の一方に一端が固定されている。固
定軸カバーは、固定軸の他端に一方のベール支持部材と
間隔を隔てて設けられ、合成樹脂製のカバー本体17
と、カバー本体17表面に形成されたメッキ層18とを
有している。ラインローラは、固定軸に回転自在に支持
されている。ベールは、他方のベール支持部材と固定軸
カバーとの間にわたって設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り糸案内装置、
特に、1対のロータアームの先端に揺動自在に装着され
スプールに釣り糸を案内するためのスピニングリールの
釣り糸案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スピニングリールのロータには、釣り糸
をスプールに案内するための釣り糸案内装置が設けられ
ている。釣り糸案内装置は、1対のロータアームの先端
に糸開放姿勢と糸巻取姿勢との間で揺動自在に装着され
ている。釣り糸案内装置は、1対のロータアームの先端
に各別に揺動自在に装着された1対のベール支持部材
と、固定軸と、固定軸カバーと、ラインローラと、ベー
ルとを備えている。固定軸は、ベール支持部材の一方に
一端が固定された軸である。固定軸カバーは、固定軸の
他端に一方のベール支持部材と間隔を隔てて設けられた
カバーである。ラインローラは、固定軸に回転自在に支
持された金属製のローラであり、外周に釣り糸が案内さ
れる。ベールは、金属線材製であり、他方のベール支持
部材と固定軸カバーとの間にわたって設けられている。
【0003】この種の釣り糸案内装置で、ロータの軽量
化を図るために、ベール支持部材や固定軸カバーに、た
とえばガラス繊維で強化したナイロン66等の合成樹脂
を使用したものが知られている。
【0004】このような釣り糸案内装置では、釣り糸案
内装置を糸開放姿勢に反転させて釣り糸をスプールから
繰り出した後に、釣り糸案内装置を糸巻取姿勢に復帰さ
せると、ベールに釣り糸が接触してベールを摺りながら
固定軸カバーを経てラインローラに釣り糸が案内され、
さらにスプールに釣り糸が案内される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂製の固定軸カ
バーやベール支持部材を有する釣り糸案内装置では、ベ
ールから固定軸カバーを経てラインローラに釣り糸が案
内される際に、金属に比べて硬度が低い合成樹脂製のた
め、固定軸カバーが傷つきやすい。また、表面が金属表
面に比べて滑らかではないため、特にポリエチレン製の
釣り糸の場合、固定軸カバーからラインローラへ円滑に
案内されにくい場合がある。
【0006】本発明の課題は、釣り糸が接触しても傷つ
きにくくかつ滑りやすい釣り糸案内装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールの釣り糸案内装置は、スピニングリールの1対の
ロータアームの先端に糸開放姿勢と糸巻取姿勢との間で
揺動自在に装着されスプールに釣り糸を案内するための
装置であって、1対のベール支持部材と、固定軸と、固
定軸カバーと、ラインローラと、ベールとを備えてい
る。1対のベール支持部材は、1対のロータアームの先
端に各別に揺動自在に装着されている。固定軸は、ベー
ル支持部材の一方に一端が固定された軸である。固定軸
カバーは、固定軸の他端に一方のベール支持部材と間隔
を隔てて設けられ、合成樹脂製の母材部と、母材部表面
に形成された金属薄膜層とを有している。ラインローラ
は、固定軸に回転自在に支持されたローラである。ベー
ルは、他方のベール支持部材と固定軸カバーとの間にわ
たって設けられたものである。
【0008】この釣り糸案内装置では、糸開放姿勢から
糸巻取姿勢に揺動すると、釣り糸がベールから固定軸カ
バーを経てラインローラに滑りながら案内される。ライ
ンローラに案内された釣り糸はラインローラからスプー
ルにさらに案内される。ここでは、ベールから固定軸カ
バーを経てラインローラに釣り糸が案内されるとき、固
定軸カバーの表面側に金属薄膜層が形成されているの
で、表面側の硬度が母材部に比べて高くなり、表面が傷
つきにくくなる。また、金属薄膜層により滑らかな表面
が得られるため、固定軸カバーで釣り糸が滑りやすくな
る。この金属薄膜層は、電解メッキ法や非電解メッキ法
等の各種メッキ法、真空蒸着法やスパッタリング法やイ
オンプレーティング等の各種物理蒸着法(PVD)、及
びプラズマCVDや有機金属CVD等の各種化学蒸着法
等の各種薄膜形成法により形成可能である。
【0009】発明2に係るスピニングリールの釣り糸案
内装置は、発明1に記載の装置において、固定軸カバー
の先端は、概ね円錐形状であり、ベールの一端は、円錐
の頂点付近の稜線部に前記稜線部と滑らかに接合されて
いる。この場合には、ベールと固定軸カバーとの接合部
分の段差が生じにくくなるので、ベールから固定軸カバ
ーに釣り糸が案内される際に釣り糸が引っ掛かりにくく
なり、さらに釣り糸の滑りが良好になる。
【0010】発明3に係るスピニングリールの釣り糸案
内装置は、発明1に記載の装置において、固定軸カバー
の先端は、円板形状であり、ベールの一端は、円板の外
周面に接合されている。この場合には、固定軸カバーの
形状が単純になり、固定軸カバーを加工しやすくなる。
【0011】発明4に係るスピニングリールの釣り糸案
内装置は、発明1から3のいずれかに記載の装置におい
て、母材部は、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン)樹脂、PC(ボリカーボネート)樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニール樹
脂のいずれかひとつ又はそれらを混合した合成樹脂製で
ある。この場合には、他の合成樹脂に比べて、たとえば
無電解メッキ法による金属薄膜層を表面に形成しやす
い。
【0012】発明5に係るスピニングリールの釣り糸案
内装置は、発明4に係る装置において、母材部は、AB
SとPCとを40:60〜60:40の範囲で混合した
合成樹脂製である。この場合には、強度を維持して表面
に金属薄膜層を形成しやすい。
【0013】発明6に係るスピニングリールの釣り糸案
内装置は、発明1から5のいずれかに記載の装置におい
て、金属薄膜層は、無電解メッキ処理法により形成され
たパラジウム(Pd)メッキ層である。この場合には、
電解メッキ法によるクロムメッキ等より安価に金属薄膜
層を形成できるとともに、表面がより平滑になり釣り糸
が滑りやすくなる。
【0014】発明7に係るスピニングリールの釣り糸案
内装置は、発明1から6のいずれかに記載の装置におい
て、固定軸カバーは、金属薄膜層の表面に形成された表
面被膜層をさらに備える。この場合には、金属薄膜層の
表面にさらにたとえば、種々の蒸着法やメッキ法により
形成された表面被膜層を有するので、さらに表面を平滑
にすることが可能になり、硬度を高くすることもでき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に示すスピニングリールは、
ハンドル1を有するリール本体2と、リール本体2の前
部に回転自在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部
に配置され釣り糸が巻き付けられるスプール4とを備え
ている。
【0016】リール本体2の上部には、スピニングリー
ルを釣竿Rに取り付けるための取付部2aが形成されて
いる。また、リール本体2の内部には、ロータ3を回転
させるためのロータ駆動機構や、スプール4を回転軸芯
に沿って前後方向に移動させてスプール4に釣り糸を均
一に巻き取るためのレベルワインド機構等が設けられて
いる。
【0017】ロータ3は回転軸に沿って前方に延びる第
1ロータアーム5及び第2ロータアーム6を有してお
り、この両ロータアーム5,6は互いに対向して配置さ
れている。両ロータアーム5,6の先端には釣り糸案内
装置としてのベールアーム7が揺動自在に装着されてい
る。ベールアーム7は、糸開放姿勢と糸巻取姿勢との間
で揺動する。
【0018】〔ベールアームの構成〕ベールアーム7
は、第1ロータアーム5の先端に揺動自在に装着された
第1ベール支持部材8と、第2ロータアーム6の先端に
揺動自在に装着された第2ベール支持部材9とを備えて
いる。さらに、ベールアーム7は、図2に示すように、
第1ベール支持部材8の先端に一端が固定された固定軸
10と、固定軸10の他端に第1ベール支持部材8と間
隔を隔てて設けられた固定軸カバー11と、固定軸10
に回転自在に支持されたラインローラ12と、第2ベー
ル支持部材9と固定軸カバー11との間にわたって設け
られたベール13とを有している。
【0019】図1に示すように、第1ベール支持部材8
は、第1ロータアーム5の先端外側に揺動自在に装着さ
れている。第2ベール支持部材9は、第2ロータアーム
6の先端内側に揺動自在に装着されている。これらの両
ベール支持部材8,9は、たとえば、ガラス繊維で強化
したナイロン66等の高強度合成樹脂製である。ベール
13は、ステンレス等の金属製の線材からなり、第2ベ
ール支持部材9と固定軸カバー11とに両端が固定さ
れ、スプール4の周方向外方に湾曲して配置され、釣り
糸を固定軸カバー11に導く。
【0020】固定軸10は、図2に示すように、基端が
固定軸カバー11から延びており、先端が第1ベール支
持部材8に形成された釣り糸誘導部材15に固定ネジ1
6により固定されている。この釣り糸誘導部材15は第
1ベール支持部材8の先端に円盤状に突出して一体形成
されている。また、固定軸10は、固定軸カバー11の
頂点が所定の方向を向くように回転方向に位置決めして
釣り糸誘導部材15に嵌め込まれている。
【0021】固定軸カバー11は、図3に示すように、
母材部としてのカバー本体17と、カバー本体17表面
に形成された金属薄膜層としてのメッキ層18とを有し
ている。カバー本体17は、たとえば、ABS樹脂とP
C樹脂とを50%ずつ混合した合成樹脂製の部材であ
る。ABS樹脂とPC樹脂との混合割合は、40:60
から60:40までの範囲が好ましい。このような範囲
であると、得られる合成樹脂製の固定軸カバー11が強
度を維持して表面にメッキ層18を形成しやすい。
【0022】メッキ層18は、たとえば非電解メッキ法
である化学メッキ法により形成されたパラジウム(P
d)メッキ層である。このようなパラジウムメッキ層
は、クロムメッキ層に比べて安価であり、かつ表面が滑
らかになるので、釣り糸の滑りがよくなり、さらに合成
樹脂より硬度が高くなるので傷つきにくくなる。また、
金属光沢が得られるので高級感を演出でき耐久性も高く
なる。
【0023】固定軸カバー11は、図2に示すように、
頂点が中心からずれた略円錐形状であり、その頂点11
aは、固定軸10の軸芯を基準にしてリールの後方向で
かつスプール4の径方向外方を向いている。この円錐の
頂点11a付近の稜線部11bにベール13が稜線部1
1bと滑らかに接合されている。このベール13と固定
軸カバー11との接合部は、円錐の頂点11aより釣り
糸案内側に偏倚している。また、固定軸カバー11の釣
り糸案内側と逆側の稜線部11cには、凹んだ欠損部1
1dが形成されている。
【0024】ラインローラ12は、ステンレス等の金属
製の略筒状部材であり、固定軸10に軸受20を介して
回転自在に支持されている。軸受20は、釣り糸誘導部
材15と固定軸カバー11との間で固定軸10に嵌めら
れている。軸受20の内輪20aの一端は、釣り糸誘導
部材15に当接し、他端は、固定軸カバー11との間に
配置されたスペーサ21に当接している。これにより内
輪20aが軸方向に位置決めされている。
【0025】また、ラインローラ12は、軸受20の外
輪20bに固定軸カバー方向に移動不能に嵌め込まれ、
釣り糸をスプール4に案内する案内部である周溝12a
が外周面に形成されている。ラインローラ12は、軸受
20の外輪20bの釣り糸誘導部材15側の端面に係止
するように内方に突出する係止部12bを内周面に有し
ている。これにより、ラインローラ12は、固定軸カバ
ー11方向に移動不能になっており、固定軸カバー11
との間に僅かな隙間が常に形成されるようになってい
る。
【0026】ラインローラ12の釣り糸誘導部材15側
の端面と、釣り糸誘導部材15との間にはポリアセター
ル等の合成樹脂製のスラスト受けリング22が配置され
ている。スラスト受けリング22は、ラインローラ12
が釣り糸誘導部材15と直接接触するのを防止してい
る。
【0027】〔釣り糸の案内動作〕ハンドル1によりロ
ータ3を回転させると、釣り糸はベール13から固定軸
カバー11を経てラインローラ12に案内されてスプー
ル4に巻き取られる。このとき、釣り糸はラインローラ
12の周溝12aを通してスプール4に案内される。こ
こで、固定軸カバー11の表面にメッキ層18が形成さ
れているので、表面が滑らかになり釣り糸がスムーズに
案内される。また、表面の硬度が高くなり、釣り糸が表
面を摺りながら移動しても、固定軸カバー11の表面が
傷つきにくくなる。
【0028】なお、釣り糸の通過に伴ってラインローラ
12は軸受20の作用で軽く回転するので、釣り糸には
大きな抵抗力はかからずスムーズに通過することができ
る。 〔他の実施形態〕 (a)前記実施形態では、カバー本体17の表面にメッ
キ層18を形成したが、図4に示すように、メッキ層1
8の上に表面被膜層としてさらに硬質の電解メッキ層や
各種薄膜形成法により金属又は非金属の薄膜層19を形
成してもよい。たとえば、メッキ層18上にさらに電解
メッキ法によりニッケルクロムメッキからなる薄膜層1
9を形成してもよい。
【0029】(b)前記実施形態では、固定軸カバー1
1の形状を円錐形の特殊形状にしたが、図5に示すよう
に、円板状の一般的な固定軸カバー51にも、本発明を
適用できる。図5において、釣り糸誘導部材50は第1
ベール支持部材8の先端に円筒盤状に突出して一体形成
されている。固定軸カバー51は、釣り糸誘導部材50
とほぼ同様の概略形状を有し、釣り糸誘導部材50と対
面して配置されている。この固定軸カバー51は、図3
に示したようなカバー本体とメッキ層とを有している。
固定軸カバー51の側面にベール58が装着されてい
る。
【0030】固定軸52は、釣り糸誘導部材50に固定
ボルト53により固定されている。より詳しくは、固定
軸52には雌ねじ52aが形成されており、釣り糸誘導
部材50の先端に形成された孔8aを貫通する固定ボル
ト53がこの雌ねじ52aに螺合している。なお、固定
軸52の先端には図示しない係止部が形成されており、
この係止部が釣り糸誘導部材50に形成された溝に係止
することにより、固定軸52の回転が禁止されている。
このため、固定軸52と固定ボルト53との螺合が緩む
のを防止できる。
【0031】釣り糸誘導部材50の側面に形成された凹
入部には軸受支持部材55が配置されている。軸受支持
部材55の軸方向先端は軸受56の内輪の一端面に当接
している。軸受56の内輪の他方の端面は固定軸カバー
51の内側端面に当接していて、軸受56の内輪が位置
決めされている。
【0032】軸受56の外輪とラインローラ54の内面
との間にはブッシュ57が装着されている。ブッシュ5
7のうち釣り糸誘導部材50側の端部には外方に突出す
るフランジ57aが形成されており、軸受支持部材55
とラインローラ54との間にフランジ57aが挟まれる
ように配置されている。これにより、軸受支持部材55
とラインローラ54の側端面とが直接摺動するのを避け
ることができる。
【0033】ラインローラ54は、概略筒状に形成され
ており、ラインローラ54の外周面に釣り糸が挿入され
る周溝59を有している。 (c)前記実施形態では、固定軸カバー11,51にメ
ッキ層が形成されていたが、釣り糸が接触しやすい釣り
糸誘導部材15,50にもメッキ層を形成してもよい。
この場合、釣り糸誘導部材15,50を含む第1ベール
支持部材8をナイロン66製ではなく、ABSやPC樹
脂製にするのが好ましい。
【0034】(d)前記実施形態では、金属薄膜層とし
て非電解メッキ法によるメッキ層を例示したが、金属薄
膜層の形成方法は、これに限定されず、電解メッキ法や
非電解メッキ法等の各種メッキ法、真空蒸着法やスパッ
タリング法やイオンプレーティング等の各種物理蒸着法
(PVD)、及びプラズマCVDや有機金属CVD等の
各種化学蒸着法等の各種薄膜形成法を含んでいる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係るスピニングリールの釣り糸
案内装置では、ベールから固定軸カバーを経てラインロ
ーラに釣り糸が案内されるとき、固定軸カバーの表面側
に金属薄膜層が形成されているので、表面側の硬度が母
材部に比べて高くなり、表面が傷つきにくくなる。ま
た、金属薄膜層により滑らかな表面が得られるため、固
定軸カバーで釣り糸が滑りやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を表すスピニングリールの
側面図。
【図2】ベールアームの要部半截断面図。
【図3】固定軸カバーの断面模式図。
【図4】他の実施形態の図3に相当する図。
【図5】他の実施形態の図2に相当する図。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 リール本体 3 ロータ 4 スプール 5,6 第1及び第2ロータアーム 7 ベールアーム 8,9 第1及び第2ベール支持部材 10,52 固定軸 11,51 固定軸カバー 12,54 ラインローラ 13,58 ベール 15,50 釣り糸誘導部材 17 カバー本体 18 メッキ層 19 薄膜層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピニングリールの1対のロータアームの
    先端に糸開放姿勢と糸巻取姿勢の間で揺動自在に装着さ
    れスプールに釣り糸を案内するためのスピニングリール
    の釣り糸案内装置であって、 前記1対のロータアームの先端に各別に揺動自在に装着
    された1対のベール支持部材と、 前記ベール支持部材の一方に一端が固定された固定軸
    と、 前記固定軸の他端に前記一方のベール支持部材と間隔を
    隔てて設けられ、合成樹脂製の母材部と、前記母材部表
    面に形成された金属薄膜層とを有する固定軸カバーと、 前記固定軸に回転自在に支持されたラインローラと、 前記他方のベール支持部材と前記固定軸カバーとの間に
    わたって設けられたベールと、 を備えたスピニングリールの釣り糸案内装置。
  2. 【請求項2】前記固定軸カバーの先端は、概ね円錐形状
    であり、前記ベールの一端は、前記円錐の頂点付近の稜
    線部に前記稜線部と滑らかに接合されている、請求項1
    に記載のスピニングリールの釣り糸案内装置。
  3. 【請求項3】前記固定軸カバーの先端は円板形状であ
    り、前記ベールの一端は前記円板の外周面に接合されて
    いる、請求項1に記載のスピニングリールの釣り糸案内
    装置。
  4. 【請求項4】前記母材部は、ABS(アクリロニトリル
    ・ブタジエン・スチレン)樹脂、PC(ボリカーボネー
    ト)樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩
    化ビニール樹脂のいずれかひとつ又はそれらを混合した
    合成樹脂製である、請求項1から3のいずれかに記載の
    スピニングリールの釣り糸案内装置。
  5. 【請求項5】前記母材部は、前記ABSと前記PCとを
    40:60〜60:40の範囲で混合した合成樹脂製で
    ある、請求項4に記載のスピニングリールの釣り糸案内
    装置。
  6. 【請求項6】前記金属薄膜層は、無電解メッキ処理法に
    より形成されたパラジウム(Pd)メッキ層である、請
    求項1から5のいずれかに記載のスピニングリールの釣
    り糸案内装置。
  7. 【請求項7】前記固定軸カバーは、前記金属薄膜層の表
    面に形成された表面被膜層をさらに備える、請求項1か
    ら6のいずれかに記載のスピニングリールの釣り糸案内
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1226754A1 (en) * 2001-01-24 2002-07-31 Shimano Inc. Fishing-line guiding mechanism for spinning reel
EP1228688A1 (en) * 2001-02-01 2002-08-07 Shimano Inc. Spinning-reel line-guiding apparatus

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