JP2001061218A - ワイヤハーネス固定クランプ - Google Patents
ワイヤハーネス固定クランプInfo
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤハーネス類のなかでも特にハンガーヒ
ョウタン形と呼ばれる自己支持形の通信ケーブルを安定
した状態で保持するに最適なワイヤハーネス固定クラン
プを提供する。 【解決手段】 弾性挟持部１２，１３間が自己支持形ケ
ーブル１を保持する挟持凹部１４となっており、挟持凹
部１４に臨む弾性挟持部１２，１３の側面にそれぞれ係
止凸部１２ａ，１３ａを段差をもって設けている。自己
支持形ケーブル１がそのケーブル本体部２または支持線
部３のいずれか先に挟持凹部１４に挿入して、いかなる
姿勢で保持された場合でも、ケーブル本体部２が抜脱阻
止方向へ係止凸部１２ａ，１３ａの２つに係合して圧接
されるか、または係止凸部１３ａの１つと挟持凹部１４
の底面とに係合して圧接され、安定して保持される。
ョウタン形と呼ばれる自己支持形の通信ケーブルを安定
した状態で保持するに最適なワイヤハーネス固定クラン
プを提供する。 【解決手段】 弾性挟持部１２，１３間が自己支持形ケ
ーブル１を保持する挟持凹部１４となっており、挟持凹
部１４に臨む弾性挟持部１２，１３の側面にそれぞれ係
止凸部１２ａ，１３ａを段差をもって設けている。自己
支持形ケーブル１がそのケーブル本体部２または支持線
部３のいずれか先に挟持凹部１４に挿入して、いかなる
姿勢で保持された場合でも、ケーブル本体部２が抜脱阻
止方向へ係止凸部１２ａ，１３ａの２つに係合して圧接
されるか、または係止凸部１３ａの１つと挟持凹部１４
の底面とに係合して圧接され、安定して保持される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線・ケーブルな
どワイヤハーネスにあって、特にハンガーヒョウタン形
と呼ばれる自己支持形の通信ケーブルの保持に好適なワ
イヤハーネス固定クランプに関する。
どワイヤハーネスにあって、特にハンガーヒョウタン形
と呼ばれる自己支持形の通信ケーブルの保持に好適なワ
イヤハーネス固定クランプに関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、通信ケーブルの一種であるハン
ガーヒョウタン形と呼ばれる自己支持形ケーブル１を示
す断面図である。図示のような形状でケーブル本体部２
と支持線部３を一体化した自己支持形ケーブル１は、さ
まざまな特長を有するため使用場所や目的など用途に応
じて広く一般に使用される。ケーブル本体部２では、ケ
ーブル心線の導体２ａの表面を絶縁体２ｂで被覆し、そ
の上からさらに保護シース４を被覆してなっている。支
持線部３は、ワイヤ支持線３ａの上から上記シース４で
被覆してケーブル本体部２とつながって一体化してい
る。ケーブル本体部２と支持線部３の境目はシース連結
部４ａでつながっている。こうした形状の自己支持形ケ
ーブル１は、配索にあたってケーブル全長の要所をクリ
ップ式のクランプで固定される場合が多々ある。このク
ランプの従来例として、たとえば実開昭６３−１７９７
１７号公報に記載のワイヤハーネス用クランプがある。
ガーヒョウタン形と呼ばれる自己支持形ケーブル１を示
す断面図である。図示のような形状でケーブル本体部２
と支持線部３を一体化した自己支持形ケーブル１は、さ
まざまな特長を有するため使用場所や目的など用途に応
じて広く一般に使用される。ケーブル本体部２では、ケ
ーブル心線の導体２ａの表面を絶縁体２ｂで被覆し、そ
の上からさらに保護シース４を被覆してなっている。支
持線部３は、ワイヤ支持線３ａの上から上記シース４で
被覆してケーブル本体部２とつながって一体化してい
る。ケーブル本体部２と支持線部３の境目はシース連結
部４ａでつながっている。こうした形状の自己支持形ケ
ーブル１は、配索にあたってケーブル全長の要所をクリ
ップ式のクランプで固定される場合が多々ある。このク
ランプの従来例として、たとえば実開昭６３−１７９７
１７号公報に記載のワイヤハーネス用クランプがある。
【０００３】これを図４（ａ），（ｂ）で概略的に示せ
ば、樹脂成形などされたクランプ５の本体左右に立ち上
がった弾性挟持部５ａ，５ｂを有し、両弾性挟持部５
ａ，５ｂ間は図でいう上方向に略Ｕ字形状の挟持凹部５
ｃとなっている。片方の弾性挟持部５ａの上端部には、
挟持凹部５ｃに臨んで係止凸部５ｄが膨出成形して設け
られている。したがって、自己支持形ケーブル１は配索
時に要所を上記クランプ５を用いて取付パネルなどに固
定される。すなわち、図４（ａ）に示すように、クラン
プ５の取付姿勢が上向きの場合は、挟持凹部５ｃに普通
自己支持形ケーブル１の支持線部３を下向きにして挿入
し、ケーブル本体部２を上位にしてセットする。上位の
ケーブル本体部２は左右から弾性挟持部５ａ，５ｂに挟
まれて樹脂弾力で保持され、係止凸部５ｄを圧接させて
抜脱を防止するようになっている。
ば、樹脂成形などされたクランプ５の本体左右に立ち上
がった弾性挟持部５ａ，５ｂを有し、両弾性挟持部５
ａ，５ｂ間は図でいう上方向に略Ｕ字形状の挟持凹部５
ｃとなっている。片方の弾性挟持部５ａの上端部には、
挟持凹部５ｃに臨んで係止凸部５ｄが膨出成形して設け
られている。したがって、自己支持形ケーブル１は配索
時に要所を上記クランプ５を用いて取付パネルなどに固
定される。すなわち、図４（ａ）に示すように、クラン
プ５の取付姿勢が上向きの場合は、挟持凹部５ｃに普通
自己支持形ケーブル１の支持線部３を下向きにして挿入
し、ケーブル本体部２を上位にしてセットする。上位の
ケーブル本体部２は左右から弾性挟持部５ａ，５ｂに挟
まれて樹脂弾力で保持され、係止凸部５ｄを圧接させて
抜脱を防止するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
のクリップ式のクランプ５にあっては、図４（ｂ）に示
すように自己支持形ケーブル１を逆姿勢にセットした場
合は次の不都合がある。すなわち、自己支持形ケーブル
１のケーブル本体部２を下向きにして先に挟持凹部５ｃ
に挿入すると、支持線部３がクリップ５からはみ出るよ
うな格好となり、ケーブル全体の固定が不安定になる。
その結果、使用中にばたつきによる騒音の原因となった
り、極端にはクランプ５から自己支持形ケーブル１が脱
落してしまう懸念がある。したがって、本発明の目的
は、ワイヤハーネス類の中でも特にハンガーヒョウタン
形と呼ばれる自己支持形の通信ケーブルを安定した状態
で保持するに最適なワイヤハーネス固定クランプを提供
することにある。
のクリップ式のクランプ５にあっては、図４（ｂ）に示
すように自己支持形ケーブル１を逆姿勢にセットした場
合は次の不都合がある。すなわち、自己支持形ケーブル
１のケーブル本体部２を下向きにして先に挟持凹部５ｃ
に挿入すると、支持線部３がクリップ５からはみ出るよ
うな格好となり、ケーブル全体の固定が不安定になる。
その結果、使用中にばたつきによる騒音の原因となった
り、極端にはクランプ５から自己支持形ケーブル１が脱
落してしまう懸念がある。したがって、本発明の目的
は、ワイヤハーネス類の中でも特にハンガーヒョウタン
形と呼ばれる自己支持形の通信ケーブルを安定した状態
で保持するに最適なワイヤハーネス固定クランプを提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載のワイヤハーネス固定クランプは、
クランプ本体から突出して対向する一側と他側の弾性挟
持部を有し、両弾性挟持部間がワイヤハーネスを保持す
る挟持凹部となっているもので、前記挟持凹部に臨む一
側と他側の弾性挟持部の側面にそれぞれ係止凸部を膨出
させて設け、前記挟持凹部に保持された前記ワイヤハー
ネスに抜脱を阻止する方向から前記係止凸部が係合して
圧接するように構成したことを特徴とする。以上の構成
により、従来はクランプにおいて係止凸部を片方の弾性
挟持部だけに設けていたので、ワイヤハーネスの保持が
不安定となる場合があったが、係止凸部を両側の弾性挟
持部にそれぞれ設けたので、ワイヤハーネスがどのよう
な姿勢でセットされた場合でも安定した保持が可能とな
る。
に、請求項１に記載のワイヤハーネス固定クランプは、
クランプ本体から突出して対向する一側と他側の弾性挟
持部を有し、両弾性挟持部間がワイヤハーネスを保持す
る挟持凹部となっているもので、前記挟持凹部に臨む一
側と他側の弾性挟持部の側面にそれぞれ係止凸部を膨出
させて設け、前記挟持凹部に保持された前記ワイヤハー
ネスに抜脱を阻止する方向から前記係止凸部が係合して
圧接するように構成したことを特徴とする。以上の構成
により、従来はクランプにおいて係止凸部を片方の弾性
挟持部だけに設けていたので、ワイヤハーネスの保持が
不安定となる場合があったが、係止凸部を両側の弾性挟
持部にそれぞれ設けたので、ワイヤハーネスがどのよう
な姿勢でセットされた場合でも安定した保持が可能とな
る。
【０００６】また、請求項２に記載のワイヤハーネス固
定クランプは、前記ワイヤハーネスがハンガーヒョウタ
ン形でケーブル本体部と支持線部からなる自己支持形ケ
ーブルであり、ケーブル本体部または支持線部のいずれ
か先に前記挟持凹部に挿入して前記自己支持形ケーブル
が保持された場合でも、前記ケーブル本体部が抜脱阻止
方向へ前記係止凸部の２つに係合して圧接されるか、ま
たは係止凸部の１つと前記挟持凹部の底面とに係合して
圧接されるようになっていることを特徴とするものであ
る。以上の構成により、この場合はワイヤハーネスの具
体例として自己支持形ケーブルによる好適例であり、こ
のケーブル本体部または支持線部のいずれか先に挟持凹
部に挿入して、ケーブル全体が正姿勢または逆姿勢にセ
ットされた場合でも、ケーブル本体部が確実に圧接状態
で保持されるので、自己支持形ケーブルの全体が安定し
て保持される。
定クランプは、前記ワイヤハーネスがハンガーヒョウタ
ン形でケーブル本体部と支持線部からなる自己支持形ケ
ーブルであり、ケーブル本体部または支持線部のいずれ
か先に前記挟持凹部に挿入して前記自己支持形ケーブル
が保持された場合でも、前記ケーブル本体部が抜脱阻止
方向へ前記係止凸部の２つに係合して圧接されるか、ま
たは係止凸部の１つと前記挟持凹部の底面とに係合して
圧接されるようになっていることを特徴とするものであ
る。以上の構成により、この場合はワイヤハーネスの具
体例として自己支持形ケーブルによる好適例であり、こ
のケーブル本体部または支持線部のいずれか先に挟持凹
部に挿入して、ケーブル全体が正姿勢または逆姿勢にセ
ットされた場合でも、ケーブル本体部が確実に圧接状態
で保持されるので、自己支持形ケーブルの全体が安定し
て保持される。
【０００７】また、請求項３に記載のワイヤハーネス固
定クランプは、前記一側の弾性挟持部の突出先端部およ
び前記他側の弾性挟持部の突出中間部にそれぞれ前記係
止凸部を設けて、それら２つの係止凸部が前記ケーブル
本体部に圧接するか、または突出中間部に設けた前記係
止凸部の１つと前記挟持凹部の底面が前記ケーブル本体
部に圧接可能となっていることを特徴とするものであ
る。以上の構成により、この場合は係止凸部を設ける部
位の好適な具体例であり、１つの係止凸部を一側の弾性
挟持部の突出先端部に設け、１つの係止凸部を他側の弾
性挟持部の突出中間部に設けたことにより、ケーブル本
体部がそれら２つの係止凸部に挟まれて抜脱阻止方向に
圧接される。あるいは、ケーブル本体部が１つの係止凸
部と挟持凹部の底面に挟まれて圧接されることにより、
安定して保持された状態で抜脱を阻止される。
定クランプは、前記一側の弾性挟持部の突出先端部およ
び前記他側の弾性挟持部の突出中間部にそれぞれ前記係
止凸部を設けて、それら２つの係止凸部が前記ケーブル
本体部に圧接するか、または突出中間部に設けた前記係
止凸部の１つと前記挟持凹部の底面が前記ケーブル本体
部に圧接可能となっていることを特徴とするものであ
る。以上の構成により、この場合は係止凸部を設ける部
位の好適な具体例であり、１つの係止凸部を一側の弾性
挟持部の突出先端部に設け、１つの係止凸部を他側の弾
性挟持部の突出中間部に設けたことにより、ケーブル本
体部がそれら２つの係止凸部に挟まれて抜脱阻止方向に
圧接される。あるいは、ケーブル本体部が１つの係止凸
部と挟持凹部の底面に挟まれて圧接されることにより、
安定して保持された状態で抜脱を阻止される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるワイヤハー
ネス固定クランプの実施の形態として、特にハンガーヒ
ョウタン形と呼ばれる自己支持形ケーブルを保持して固
定するクリップについて図面を参照して詳細に説明す
る。なお、自己支持形ケーブルについては、図３で示さ
れたものを対象とし、同一符号を付して説明する。
ネス固定クランプの実施の形態として、特にハンガーヒ
ョウタン形と呼ばれる自己支持形ケーブルを保持して固
定するクリップについて図面を参照して詳細に説明す
る。なお、自己支持形ケーブルについては、図３で示さ
れたものを対象とし、同一符号を付して説明する。
【０００９】図１は、本実施の形態によるクランプ１０
を示す側面断面図である。このクランプ１０は、樹脂成
形されたクリップ本体１１から立ち上がる形で左右両側
に対向する弾性挟持部１２，１３を有し、両弾性挟持部
１２，１３間は図でいう上方向に略Ｕ字形状に成形され
た挟持凹部１４となっている。一側の弾性挟持部１２に
おいては、その立ち上がり突出先端部の挟持凹部１４に
臨む側面に係止凸部１２ａが膨出して設けられている。
また、他側の弾性挟持部１３においても、その立ち上が
り突出中間部の挟持凹部１４に臨む側面に係止凸部１３
ａが膨出して設けられている。すなわち、左右両側から
段差をもって係止凸部１２ａ，１３ａが挟持凹部１４を
挟んで対向している。そこで、ケーブル配索に際して、
図３に示された自己支持形ケーブル１が要所で取付パネ
ルなどにクランプ１０を介して保持固定される。
を示す側面断面図である。このクランプ１０は、樹脂成
形されたクリップ本体１１から立ち上がる形で左右両側
に対向する弾性挟持部１２，１３を有し、両弾性挟持部
１２，１３間は図でいう上方向に略Ｕ字形状に成形され
た挟持凹部１４となっている。一側の弾性挟持部１２に
おいては、その立ち上がり突出先端部の挟持凹部１４に
臨む側面に係止凸部１２ａが膨出して設けられている。
また、他側の弾性挟持部１３においても、その立ち上が
り突出中間部の挟持凹部１４に臨む側面に係止凸部１３
ａが膨出して設けられている。すなわち、左右両側から
段差をもって係止凸部１２ａ，１３ａが挟持凹部１４を
挟んで対向している。そこで、ケーブル配索に際して、
図３に示された自己支持形ケーブル１が要所で取付パネ
ルなどにクランプ１０を介して保持固定される。
【００１０】図２（ａ）に示すように、自己支持形ケー
ブル１を支持線部３を下向きにして先にクランプ１０の
挟持凹部１４に簡易に落とし込み、ケーブル本体部２を
左右両側の弾性挟持部１２，１３間に樹脂弾性を利用し
て挟持させる。このとき、ケーブル本体部２は弾性挟持
部１２，１３間に挟持されて圧接されると同時に、左右
両側に段差をもって設けられた係止凸部１２ａ，１３ａ
に挟まれて係合し、挟持凹部１４から脱落する懸念もな
く、安定した状態で強固に保持される。それに対して、
図２（ｂ）に示すように、不用意にケーブル本体部２を
下向きにして先にクランプ１０に落とし込んだ状態で自
己支持形ケーブル１が保持される場合がある。そうした
場合でも、ケーブル本体部２は挟持凹部１４の底面との
間で弾性挟持部１３の係止凸部１３ａに斜め上方から圧
接され、たとえ上位の支持線部３がフリー状態となって
いても、自己支持形ケーブル１全体としては抜脱するこ
となく安定して保持される。したがって、図２（ａ），
（ｂ）に示すいかなる姿勢でもって自己支持形ケーブル
１がクランプ１０に保持されようとも、ケーブル全体は
挟持凹部１４に安定して保持され、クランプ１０からの
脱落の懸念はもとより、ばたつきによって騒音が発生す
るといった不都合も解消される。
ブル１を支持線部３を下向きにして先にクランプ１０の
挟持凹部１４に簡易に落とし込み、ケーブル本体部２を
左右両側の弾性挟持部１２，１３間に樹脂弾性を利用し
て挟持させる。このとき、ケーブル本体部２は弾性挟持
部１２，１３間に挟持されて圧接されると同時に、左右
両側に段差をもって設けられた係止凸部１２ａ，１３ａ
に挟まれて係合し、挟持凹部１４から脱落する懸念もな
く、安定した状態で強固に保持される。それに対して、
図２（ｂ）に示すように、不用意にケーブル本体部２を
下向きにして先にクランプ１０に落とし込んだ状態で自
己支持形ケーブル１が保持される場合がある。そうした
場合でも、ケーブル本体部２は挟持凹部１４の底面との
間で弾性挟持部１３の係止凸部１３ａに斜め上方から圧
接され、たとえ上位の支持線部３がフリー状態となって
いても、自己支持形ケーブル１全体としては抜脱するこ
となく安定して保持される。したがって、図２（ａ），
（ｂ）に示すいかなる姿勢でもって自己支持形ケーブル
１がクランプ１０に保持されようとも、ケーブル全体は
挟持凹部１４に安定して保持され、クランプ１０からの
脱落の懸念はもとより、ばたつきによって騒音が発生す
るといった不都合も解消される。
【００１１】なお、保持対象となるワイヤハーネス例と
してハンガーヒョウタン形の自己支持形ケーブル１につ
いて説明されたが、他の各種ケーブルに対しても上記ク
ランプ１０を汎用的に使用して保持固定することができ
る。
してハンガーヒョウタン形の自己支持形ケーブル１につ
いて説明されたが、他の各種ケーブルに対しても上記ク
ランプ１０を汎用的に使用して保持固定することができ
る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
ワイヤハーネス固定クランプは、従来はクランプにおい
て係止凸部を片方の弾性挟持部だけに設けていたため
に、ワイヤハーネスの保持が不安定となる場合があった
が、係止凸部を両側の弾性挟持部にそれぞれ設けたの
で、ワイヤハーネスがどのような姿勢でセットされた場
合でも安定した保持が可能となる。
ワイヤハーネス固定クランプは、従来はクランプにおい
て係止凸部を片方の弾性挟持部だけに設けていたため
に、ワイヤハーネスの保持が不安定となる場合があった
が、係止凸部を両側の弾性挟持部にそれぞれ設けたの
で、ワイヤハーネスがどのような姿勢でセットされた場
合でも安定した保持が可能となる。
【００１３】また、請求項２に記載のワイヤハーネス固
定クランプは、具体例として自己支持形ケーブルによる
好適例であり、このケーブル本体部または支持線部のい
ずれか先に挟持凹部に挿入して、ケーブル全体が正姿勢
または逆姿勢にセットされた場合でも、ケーブル本体部
が確実に圧接状態で保持されるので、自己支持形ケーブ
ルの全体が安定して保持される。
定クランプは、具体例として自己支持形ケーブルによる
好適例であり、このケーブル本体部または支持線部のい
ずれか先に挟持凹部に挿入して、ケーブル全体が正姿勢
または逆姿勢にセットされた場合でも、ケーブル本体部
が確実に圧接状態で保持されるので、自己支持形ケーブ
ルの全体が安定して保持される。
【００１４】また、請求項３に記載のワイヤハーネス固
定クランプは、係止凸部を設ける部位の好適な具体例で
あり、１つの係止凸部を一側の弾性挟持部の突出先端部
に設け、他の１つの係止凸部を他側の弾性挟持部の突出
中間部に設けたことにより、ケーブル本体部がそれら２
つの係止凸部に挟まれて抜脱阻止方向に圧接される。あ
るいは、ケーブル本体部が１つの係止凸部と挟持凹部の
底面に挟まれて圧接されることにより、安定して保持さ
れた状態で抜脱を阻止される。
定クランプは、係止凸部を設ける部位の好適な具体例で
あり、１つの係止凸部を一側の弾性挟持部の突出先端部
に設け、他の１つの係止凸部を他側の弾性挟持部の突出
中間部に設けたことにより、ケーブル本体部がそれら２
つの係止凸部に挟まれて抜脱阻止方向に圧接される。あ
るいは、ケーブル本体部が１つの係止凸部と挟持凹部の
底面に挟まれて圧接されることにより、安定して保持さ
れた状態で抜脱を阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるワイヤハーネス用クランプの実施
の形態を示す側面断面図である。
の形態を示す側面断面図である。
【図２】同図（ａ），（ｂ）は、自己支持形ケーブルの
ケーブル本体部が通常の正姿勢でクランプに保持された
状態を側面断面図と、ケーブル本体部が下位に挿入され
た逆姿勢でクランプに保持された状態を示す側面断面図
である。
ケーブル本体部が通常の正姿勢でクランプに保持された
状態を側面断面図と、ケーブル本体部が下位に挿入され
た逆姿勢でクランプに保持された状態を示す側面断面図
である。
【図３】ワイヤハーネス例として、ケーブル本体部およ
び支持線部からなるハンガーヒョウタン形の自己支持形
ケーブルを示す断面図である。
び支持線部からなるハンガーヒョウタン形の自己支持形
ケーブルを示す断面図である。
【図４】同図（ａ），（ｂ）は、従来例のクランプにお
いて、自己支持形ケーブルのケーブル本体部が通常の正
姿勢でクランプに保持された状態を側面断面図と、ケー
ブル本体部が下位に挿入された逆姿勢でクランプに保持
された状態を示す側面断面図である。
いて、自己支持形ケーブルのケーブル本体部が通常の正
姿勢でクランプに保持された状態を側面断面図と、ケー
ブル本体部が下位に挿入された逆姿勢でクランプに保持
された状態を示す側面断面図である。
１ 自己支持形ケーブル ２ ケーブル本体部 ２ａ 導体 ２ｂ 絶縁体 ３ 支持線部 ３ａ ワイヤ支持線 ４ シース ４ａ 連結部 １０ クランプ １１ クリップ本体 １２，１３ 弾性挟持部 １２ａ，１３ａ 係止凸部 １４ 挟持凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 育生 静岡県湖西市鷲津2464−48 矢崎部品株式 会社内 Ｆターム(参考） 5G363 AA04 BA01 BA10 DA15
Claims (3)
- 【請求項１】 クランプ本体から突出して対向する一側
と他側の弾性挟持部を有し、両弾性挟持部間がワイヤハ
ーネスを保持する挟持凹部となっているワイヤハーネス
固定クランプであって、 前記挟持凹部に臨む一側と他側の前記弾性挟持部の側面
にそれぞれ係止凸部を膨出させて設け、前記挟持凹部に
保持された前記ワイヤハーネスに抜脱を阻止する方向か
ら前記係止凸部が係合して圧接するように構成したこと
を特徴とするワイヤハーネス固定クランプ。 - 【請求項２】 前記ワイヤハーネスがハンガーヒョウタ
ン形でケーブル本体部と支持線部からなる自己支持形ケ
ーブルであり、ケーブル本体部または支持線部のいずれ
か先に前記挟持凹部に挿入して前記自己支持形ケーブル
が保持された場合でも、前記ケーブル本体部が抜脱阻止
方向へ前記係止凸部の２つに係合して圧接されるか、ま
たは係止凸部の１つと前記挟持凹部の底面とに係合して
圧接されるようになっていることを特徴とする請求項１
に記載のワイヤハーネス固定クランプ。 - 【請求項３】 前記一側の弾性挟持部の突出先端部およ
び前記他側の弾性挟持部の突出中間部にそれぞれ前記係
止凸部を設けて、それら２つの係止凸部が前記ケーブル
本体部に圧接するか、または突出中間部に設けた前記係
止凸部の１つと前記挟持凹部の底面が前記ケーブル本体
部に圧接可能となっていることを特徴とする請求項２に
記載のワイヤハーネス固定クランプ。
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