JP2001060546A - 露光方法及び露光装置 - Google Patents

露光方法及び露光装置

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JP2001060546A
JP2001060546A JP11234771A JP23477199A JP2001060546A JP 2001060546 A JP2001060546 A JP 2001060546A JP 11234771 A JP11234771 A JP 11234771A JP 23477199 A JP23477199 A JP 23477199A JP 2001060546 A JP2001060546 A JP 2001060546A
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light
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Shoji Shirato
章二 白戸
Kazuhiko Hori
和彦 堀
Toshio Matsuura
敏男 松浦
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/7055Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
    • G03F7/70558Dose control, i.e. achievement of a desired dose

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光光で照明されるマスクのパターンの像の
周辺部どうしを互いに重ね合わせつつ基板上に転写する
際、パターンの形状が基板上の各部分において目標値と
なるように形成することができる露光方法及び露光装置
を提供する。 【解決手段】 露光装置1は、マスクMのパターンの像
を基板W上に転写するに際して、先にこの基板W上に転
写されたパターンの像に対して露光領域の周辺部どうし
を重ね合わせるように設けられており、重ね合わせ部分
の露光光の照射量を調整可能な照射量調整装置4と、基
板W上に形成された重ね合わせ部分のパターンの像の形
状を計測する形状計測機8と、形状計測機8による計測
結果に基づき、基板W上に形成された重ね合わせ部分の
パターンの像の形状が目標値となるように照射量調整装
置4を制御する制御部9とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光光で照明され
るマスクのパターンの像の周辺部どうしを互いに重ね合
わせつつ基板上に転写する露光方法及び露光装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子や液晶表示素子あ
るいは薄膜磁気ヘッド等をフォトリソグラフィ工程で製
造する場合に種々の露光装置が使用されているが、フォ
トマスクあるいはレチクル(以下、マスクという)に形
成されたパターンの像を、表面にフォトレジスト等の感
光剤を塗布された基板上に投影光学系を介して投影する
露光装置が一般的に使用されている。
【0003】ところで、露光対象となる基板の大型化に
対処するため、基板の露光領域を複数に分割して各領域
に応じた露光を繰り返し、最終的に所望のパターンを合
成する画面合成手法が用いられている。この画面合成を
行う際には、パターン投影用のマスクの描画誤差や投影
光学系のレンズの収差、基板を位置決めするステージの
位置決め誤差等に起因する各露光領域の周辺部でのパタ
ーンの切れ目の発生を防止するため、各露光領域の周辺
部を微小量重ね合わせて露光を行う。しかし、露光領域
を重ね合わせると、この部分が2重露光されてパターン
の像の重ね合わせ部分の線幅が変化する。また、画面合
成を行うと、隣接する露光領域の位置のズレによってパ
ターンの重ね合わせ部分に段差が発生し、デバイスの特
性が損なわれる場合がある。さらに、画面合成されたパ
ターンを多層に重ね合わせる工程を複数台の露光装置に
分担させた場合、各露光装置のレンズ収差の違いによっ
て各層の露光領域の重ね合わせ誤差がパターンの継ぎ目
部分で不連続に変化し、デバイスの品質が著しく低下す
る。
【0004】このような画面合成上の不都合を除去する
手段として、特開平6−244077号公報には、パタ
ーンの像の重ね合わせ部分に相当する位置に透過光量を
減少させるフィルタを設け、パターンの像の重ね合わせ
部分の露光光の照射量を他の部分の露光光の照射量に略
一致させるものが開示されている。また、特開平6−3
02501号公報には、基板に対する露光中にパターン
の像の重ね合わせ部分に対応する範囲内においてマスク
への露光光の照明範囲を連続的に変更するブラインドを
設け、基板上のパターンの像の重ね合わせ部分の露光光
の照射量を他の部分の露光光の照射量に略一致させる分
割露光が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような方法は、パ
ターンの像の重ね合わせ部分の露光光の照射量と重ね合
わせ部分以外の露光光の照射量とを略一致させた状態で
露光を行うことができるので有効である。しかしなが
ら、基板上の各部分の露光量の照射量を一致させた場合
でも、現像後、基板に形成されるパターンの像の形状
が、重ね合わせ部分の各位置で異なる場合がある。例え
ば、重ね合わせ部分における1回目と2回目との露光位
置がわずかにずれた場合、レジスト感度(現像時におけ
る現像液や現像時間等の条件によって変化するパターン
の形状の変化の度合い)の違いによって、現像後に形成
されるパターンの像の形状が、各部分において異なる場
合がある。また、基板上におけるパターンの像の重ね合
わせ部分の露光光の照射量の調整は、照度センサ等の計
測結果に基づいて行われるので、この照度センサに計測
精度誤差がある場合、重ね合わせ部分の各位置における
実際の露光光の照射量が異なる場合が生ずる。このよう
に、露光光の照射量を調整した場合でも、実際のパター
ンの線幅が位置ごとに異なる場合がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、露光光で照明されるマスクのパターンの像の
周辺部どうしを互いに重ね合わせつつ基板上に転写する
際、パターンの形状が基板上の各部分において目標値と
なるように形成することができる露光方法及び露光装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、実施の形態に示す図1〜図20に対応付け
した以下の構成を採用している。本発明の露光方法は、
露光光で照明されたマスク(M)のパターンの像を基板
(W)上に転写するに際して、先にこの基板(W)上に
転写されたパターンの像に対して露光領域の周辺部どう
しを重ね合わせるようにした露光方法において、前記基
板(W)上に形成された重ね合わせ部分のパターンの像
の形状に基づいて、このパターンの像の形状が目標値と
なるように前記重ね合わせ部分の露光光の照射量を調整
することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、重ね合わせ部分のパター
ンの像の形状を検出し、この検出結果に基づいて露光光
の照射量が調整されるので、基板上のパターンの像の形
状は各位置において確実に一致する。
【0009】このような露光方法は、光源(21)から
の露光光をマスク(M)に照明する照明光学系(2)
と、前記マスク(M)のパターンの像を基板(W)上に
投影する投影光学系(3)とを備え、前記パターンの像
の周辺部どうしを互いに重ね合わせつつ基板(W)上に
転写する露光装置において、前記重ね合わせ部分の露光
光の照射量を調整可能な照射量調整装置(4)と、前記
基板(W)上に形成された重ね合わせ部分のパターンの
像の形状を計測する形状計測系(8)と、前記形状計測
系(8)による計測結果に基づき、前記基板(W)上に
形成された重ね合わせ部分のパターンの像の形状が目標
値となるように前記照射量調整装置(4)を制御する制
御系(9)とを備えることを特徴とする露光装置によっ
て行われる。
【0010】前記重ね合わせ部分の露光光の照射量の調
整は、パターンの像の前記周辺部における露光光の照射
量をこのパターンの像の中心から離れるほど減少させる
ように設定するとともに、この周辺部どうしの重ね合わ
せ範囲を変化させることにより行われる。
【0011】この場合、前記露光領域を遮光部(4a、
4b)によって決定し、露光に同期して変位する前記遮
光部(4a、4b)の移動速度を連続的に変化させるこ
とによって、前記周辺部の露光光の照射量を設定するこ
とができる。
【0012】これは、前記露光光によって照明される前
記マスク(M)上の領域を任意に設定可能とする遮光部
(4a、4b)と、露光に同期して前記パターンの像の
周辺部の露光光の照射量をこのパターンの像の中心から
離れるほど減少させるように前記遮光部(4a、4b)
を変位させる遮光部変位装置(7)とを備える照射量調
整装置(4)によって実現することができる。
【0013】そして、前記遮光部変位装置(7)を、前
記遮光部(4a、4b)の変位開始位置を任意に設定可
能とすることによって、前記重ね合わせ部分の範囲を任
意に設定することができる。
【0014】さらに、前記遮光部変位装置(7)を、前
記遮光部(4a、4b)の変位速度を任意に設定可能と
することによって、重ね合わせ部分の範囲内における露
光光の照射量の分布を調整することができる。
【0015】あるいは、前記露光領域を減光部材(41
a、41b)を含む遮光部(40a、40b)により決
定し、前記パターンの像の中心から離れるほど透過率を
減少させる減光特性を備えた減光部材(41a、41
b)を用いて、前記減光部材(41a、41b)で形成
される重ね合わせ部分の領域を変化させて前記周辺部の
露光光の照射量の調整を行うことができる。
【0016】これは、前記露光光を通過させる開口
(S)の周縁に配置されて前記開口(S)の中心から離
れるほど透過率を減少させる減光部材(41a、41
b)と、この減光部材(41a、41b)の位置を調整
する減光部材位置調整装置(7)とを備える前記照射量
調整装置(40)によって行われる。
【0017】前記基板(W)上に照射されるパターンの
像の重ね合わせ部分の露光光の照射量と前記重ね合わせ
部分以外の露光光の照射量とを計測する照射量計測系
(10)を備えることにより、基板(W)上の露光光の
照射量を計測し、この計測結果に基づいて、基板(W)
上における露光光の照射量を均一に調整することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
露光方法及び露光装置を図面を参照して説明する。図1
は本発明の露光装置の一実施形態を示す概略構成図であ
る。
【0019】図1において、露光装置1は、光源21か
らの露光光をマスクMに照明する照明光学系2と、この
照明光学系2内に配され、光束を通過させる開口Sの面
積を調整してこの光束によるマスクMの照明範囲を規定
する照射量調整装置4と、マスクMを保持するマスクス
テージ5と、光束で照明されたマスクMのパターンの像
を基板(ウェーハ)W上に投影する投影光学系3と、基
板Wを保持する基板ホルダ6aと、この基板ホルダ6a
を支持する基板ステージ6と、基板ホルダ6aの一部に
設けられ、基板Wに照射される露光光の照射量を計測す
る照度センサ(照射量計測系)10と、基板Wに形成さ
れたパターンの像の形状を計測する形状計測機(形状計
測系)8とを備えている。そして、照射量調整装置4と
照度センサ10と形状計測機8とは制御部9に接続され
ている。
【0020】照明光学系2は、超高圧水銀ランプからな
る光源21からの光束を集光するための楕円鏡22と、
この楕円鏡22によって集光された光束のうちシャッタ
23の開閉動作に応答して反射鏡24から入射される光
束のうち露光に必要な波長のみを通過させる波長フィル
タ25と、この波長フィルタ25を通過した照明光を均
一な照度分布の光束に調整するフライアイインテグレー
タ26と、照射量調整装置4を通過した照明光をレンズ
系29に導く反射鏡28とを備えている。
【0021】照射量調整装置4はフライアイインテグレ
ータ26とレンズ系29に照明光を導く反射鏡28との
間に配されている。また、フライアイインテグレータ2
6と照射量調整装置4との間には、ハーフミラー27が
設置されている。このハーフミラー27は、フライアイ
インテグレータ26から射出した照明光の一部を積算露
光量計17に入射するためのものである。積算露光量計
17は、制御部9に接続されており、制御部9はこの積
算露光量計17からの情報に基づいて、シャッタ23の
開閉時間を制御するようになっている。すなわち、シャ
ッタ23の開閉時間を制御することによって、基板Wに
対する露光量(露光量の照射量)が制御されるようにな
っている。
【0022】照射量調整装置4は、図1、2、3、4に
示すように、平面L字状に屈曲し、露光光の光軸AXと
直交する面内で組み合わせられることによって矩形状の
開口Sを形成する一対の遮光部(ブレード)4a、4b
と、これらブレード4a、4bを制御部9の指示に基づ
いて光軸AXと直交する面内で変位させる遮光部変位装
置7とを備えている。このとき、開口Sの大きさは、遮
光部変位装置7によるブレード4a、4bの変位に伴っ
て変化し、開口Sは、フライアイインテグレータ26か
ら入射される光束のうち、通過させた光束のみをレンズ
系29に送る。開口Sにより規定された露光光は、レン
ズ系29を介してマスクMの特定領域を照明し、この露
光光によって基板Wの特定領域にマスクMのパターン像
が露光される。
【0023】遮光部変位装置7は、それぞれのブレード
4a、4bを駆動するための2つの駆動機構7a、7b
を備えている。これら駆動機構7a、7bは、ブレード
4a、4bに固着される第1ブロック41、第2ブロッ
ク42及び第3ブロック43を重ね合わせたもので、サ
ーボモータとボールねじとを組み合わせた不図示の送り
機構により、第1ブロック41を案内溝y1、y2に沿
って移動させるとともに、第2ブロック42を案内溝x
1、x2に沿って移動させてブレード4a、4bを照明
光の光路と直交する面内で移動させる。また、図4に示
すように、駆動機構7a、7bはブレード4a、4bに
対して互いに反対側に配置され、それぞれの第3ブロッ
ク43は、不図示のフレームにより露光装置1の本体部
分(不図示)に一体に固定されている。
【0024】このとき、ブレード4a、4bは、遮光部
変位装置7によって、露光に同期して変位可能に設けら
れている。また、遮光部変位装置7は、このときのブレ
ード4a、4bの変位開始位置及び変位速度を任意に設
定することができるようになっている。そして、これら
ブレード4a、4bを露光に同期して、開口Sを拡大さ
せるように変位させることによって、マスクMに形成さ
れたパターンの像の周辺部の露光光の照射量はこのパタ
ーンの像の中心から離れるほど減少するように設定され
るようになっている。このとき、遮光部変位装置7は制
御部9からの信号によってその駆動を制御されるように
なっている。
【0025】投影光学系3は、開口Sによって規定され
たマスクMの照明範囲に存在するパターンの像を基板W
に結像させ、基板Wの特定領域にパターンの像を露光す
るためのものである。
【0026】基板ステージ6は、互いに直交する方向へ
移動可能な一対のブロックを重ね合わせたものであっ
て、X−Y平面に沿った水平方向に移動可能となってい
る。すなわち、この基板ステージ6に固定された基板W
は、X−Y平面に沿った水平方向に(投影光学系3の光
軸に対して垂直な方向に)移動可能に支持されている。
また、基板ステージ6の位置は、不図示のレーザ干渉計
システムからのレーザ光15の、基板ステージ6上の移
動鏡14からの反射光に基づいて検出され、これにより
基板Wの水平面内での位置が調整される。
【0027】基板ステージ6上には、基板W上に形成さ
れたパターンの像の形状を計測するための線幅計測機
(形状計測系)8が設置されている。この線幅計測機8
は、基板W上に形成されたパターンの線幅(短寸法)を
計測するものであって、例えば光波干渉式測定機や測長
SEMなどの、光学式、あるいは電子ビーム式などの測
定機によって構成される。
【0028】基板ホルダ6aの一部には、基板Wに照射
される露光光の照射量を計測するための照度センサ(照
射量計測系)10が設けられている。この照度センサ1
0は、1回又は複数回の露光に先立ち、不図示の駆動装
置及びガイド軸によって、投影光学系3からの露光光に
対応する露光領域の下で水平方向(X−Y方向)に走査
されるようになっている。したがって、基板Wの露光面
上の照明光強度(照度)は、照度センサ10によって2
次元的に計測される。この照度センサ10によって検出
された照度データは制御部9に送出されるようになって
いる。
【0029】このような構成を持つ露光装置1によって
マスクMのパターンの像を基板W上に転写する方法につ
いて説明する。この露光装置1は、平面視矩形状のマス
クMに形成されたパターンの像を基板Wの異なる露光領
域に対してこのパターンの像の周辺部どうしを互いに重
ね合わせつつ露光するものである。すなわち、ある1つ
のマスクMを用いて1回の露光が終了した後、このマス
クMを別のマスクMと交換するとともに、基板ステージ
6を駆動して基板Wの別の領域を投影光学系3に対して
位置決めし、2回目の露光が行われる。以下、露光毎に
同様手順を繰り返すことによって、基板Wは全領域を露
光される。
【0030】なお、 以下の説明において、基板W上に
おけるパターンの像の周辺部どうしの重ね合わせ部分は
「重ね合わせ部分」とし、基板W上における露光光の照
射量は「露光量」とする。
【0031】本発明の露光方法は、重ね合わせ部分の各
位置の露光量及び重ね合わせ部分以外の露光量を照度セ
ンサ10によって計測する工程(工程1)と、この照度
センサ10の計測結果に基づいて、重ね合わせ部分の各
位置及び重ね合わせ部分以外の露光量を一致させるよう
に照射量調整装置4の動作を制御部9によって設定する
工程(工程2)と、照射量調整装置4によって重ね合わ
せ部分の露光量を調整しつつ基板Wに対して露光処理を
行う工程(工程3)と、露光処理された基板Wを現像処
理する工程(工程4)と、現像処理された後の基板Wに
形成されたパターンのうち、重ね合わせ部分の各位置の
形状(線幅)及び重ね合わせ部分以外の形状(線幅)を
線幅計測機8によって計測する工程(工程5)と、この
線幅計測機8の計測結果に基づいて、重ね合わせ部分の
線幅を目標値(重ね合わせ部分以外の線幅)に一致させ
るように、照射量調整装置4の動作を改めて設定する工
程(工程6)と、この改めて動作を設定された照射量調
整装置4によって重ね合わせ部分の露光量の調整をしつ
つ基板Wに対して露光処理を行う工程(工程7)とを備
えている。
【0032】(工程1)まず、基板Wを基板ホルダ6a
に設置させない状態で、マスクMの露光すべきパターン
領域に対して開口Sの大きさが設定される。このとき、
開口SはマスクMの露光すべきパターン領域に応じて任
意に設定される。制御部9によってシャッタ23が開か
れることにより、光源21からの露光光はこの開口Sを
通過した後マスクステージ5に設置したマスクMを照明
する。ブレード4a、4bはこの露光と同期して開口S
を拡大させるように変位される。すなわち、ブレード4
a、4bは開口Sの中心側から外側に向かって移動され
る。このブレード4a、4bによって、パターンの像の
周辺部の露光光の照射量はこのパターンの像の中心から
離れるほど減少される。照度センサ10はこのときの露
光量を計測する。
【0033】このとき、照度センサ10は、投影光学系
3に対応した露光領域の下で走査される。この露光領域
全体の照度は、照度センサ10によって計測される。す
なわち、照度センサ10は、露光領域の中心部(一定光
量領域)及び重ね合わせ部分に相当するそれぞれの露光
領域の周辺部(減光領域)の照度を計測する。この露光
領域及び周辺部の照度の計測結果は、制御部9に送出さ
れる。
【0034】1つのマスクMによる露光量の計測が終了
したら、基板ステージ6を水平方向に移動するとともに
このマスクMを別のマスクMと交換し、このマスクMに
よる露光量の計測を行う。2回目の露光によるパターン
の像は1回目の露光によるパターンの像とその周辺部を
互いに重ね合わすように露光される。これを、露光に用
いられるべきマスクM全てに対して行うことによって、
重ね合わせ部分の露光量及び重ね合わせ部分以外の露光
量が照度センサ10によって計測される。
【0035】(工程2)制御部9は、この照度センサ1
0の検出信号に基づいて、重ね合わせ部分の各位置の照
度と、重ね合わせ部分以外の照度とを略一致させるよう
に、照射量調整装置4のブレード4a、4bの移動速度
を設定する。
【0036】すなわち、図5に示すように、基板W上の
露光量は、ブレード4a、4bの移動範囲において減少
される。図5は、照射量調整装置4の開口Sの大きさを
適当に定めた状態で露光を行ったときの基板W上の露光
像及び露光分布を説明するための図である。図5(a)
に示すように、異なる露光領域P1、P2のそれぞれ
は、斜線部で示す減光領域R1、R2を備えている。こ
の減光領域R1、R2は、ブレード4a、4bを移動さ
せることによって形成される。すなわち、ブレード4
a、4bの移動範囲が、露光領域P1、P2の減光領域
R1、R2となっている。いいかえると、ブレード4
a、4bのそれぞれの移動距離dが、減光領域R1、R
2の幅となる。減光領域R1、R2は、露光領域P1、
P2の中心から離れるほど減少されるように設定されて
いる。
【0037】そして、図5(b)に示すように露光領域
P1とP2とを合成すると、露光量分布は図5(c)に
示すようになる。このとき、減光領域R1、R2の重複
範囲にて一方の減光量が他方の減光量の変動を補うよう
に変化し、この結果、図5(d)に示すように、減光領
域R1、R2の重複範囲での合成露光量は、ブレード4
a、4bの影響を受けない図5(a)の一定光量領域
(白抜き部分)Q1、Q2の露光量に一致される。
【0038】そして、このブレード4a、4bの変位開
始位置及び移動速度を任意に設定することによって、減
光範囲(周辺部)R1、R2どうしの重ね合わせ範囲が
変化されるようになっており、この重ね合わせ範囲を変
化させることによって、この重ね合わせ部分の露光光の
照射量が調整可能となっている。
【0039】このようにして、基板W上のパターンの像
の重ね合わせ部分の合成露光量と、一定光量領域Q1、
Q2とが略一致するように、照射量調整装置4のブレー
ド4a、4bの変位開始位置及び移動速度が制御部9に
よって設定される。この場合、移動距離dは一定とさ
れ、移動速度は等速とされる。
【0040】(工程3)基板W上のパターンの像の重ね
合わせ部分の露光量を調整した状態において、基板ホル
ダ6aに基板Wを設置し、露光を行う。すなわち、隣接
する露光領域P1、P2の重ね合わせ部分の合成露光量
と重ね合わせ部分以外の露光量とが一致するように調整
された状態で露光が行われる。
【0041】ブレード4a、4bの変位開始位置が工程
2によって設定されることにより、開口Sの大きさが設
定される。そして、制御部9によってシャッタ23が開
かれることにより、光源21からの露光光は開口Sを通
過するとともに反射鏡28で反射し、レンズ系29を介
して、マスクステージ5に設置されたマスクMを照射す
る。この露光と同期して、ブレード4a、4bが工程2
で設定された移動速度によって開口Sの中心側から外側
に向かって移動される。パターンの像の周辺部の露光量
は、ブレード4a、4bの移動によって、パターンの像
の中心から離れるほど減少される。これと同時に、積算
露光量計17は積算露光量を測定する。制御部9と接続
している積算露光量計17は、積算露光量の情報を制御
部9に送出する。制御部9は、積算露光量が所定露光量
に達した時点でシャッタ23を閉じるとともに、ブレー
ド4a、4bの移動を終了させる。
【0042】1つの露光領域に対する露光が終了した
ら、基板ステージ6を水平方向に移動するとともにマス
クMを別のマスクMと交換し、1回目の露光領域とは異
なる露光領域に対して露光を行う。2回目の露光によっ
て転写されるパターンの像は1回目の露光によって転写
されたパターンの像とその周辺部を互いに重ね合わすよ
うに転写される。この2回目の露光時におけるブレード
4a、4bの移動速度及び変位開始位置も、工程2にお
いて設定されたものである。そして、用いられるべきマ
スクM全てによる露光が行われることによって、基板W
上には、先に転写されたパターンの像と後に転写された
パターンの像とが互いの周辺部を重ね合わせるように転
写される。なお、1回目と2回目との露光で、マスクM
の交換や露光エリアを変えて転写するように説明した
が、同じマスクで同じパターンを隣接する露光領域に転
写するようにしたり、同じマスクの異なるパターンを転
写するように2回目の露光を行うようにしてもよいこと
はいうまでもない。
【0043】(工程4)次いで、照度センサ10の計測
結果に基づき重ね合わせ部分の露光量と重ね合わせ部分
以外の露光量とを略一致させた状態で露光を施された基
板Wに対して現像処理が行われる。
【0044】(工程5)現像処理を終えた基板Wは、線
幅測定機8によって、パターンの像の形状を計測され
る。この線幅計測機8は、マスクMのパターンの像を投
影され現像処理を終えた基板W上のパターンの形状を計
測するためのものであって、一定光量領域Q1、Q2の
形状と、減光領域R1、R2の重ね合わせ部分のパター
ンの像の形状とを計測可能になっている。そして、線幅
計測機8によって検出された基板W上のパターンの形状
データ(線幅データ)は、制御部9に送出される。
【0045】このとき、図6(a)に示すように、重ね
合わせ部分のパターンをPr1、Pr2とした場合、基
板W上に形成されるパターンPr1、Pr2の線幅は一
定となるはずである。つまり、図6(b)、(c)に示
されるように、露光領域P1、P2に対応する減光領域
R1、R2における位置c1〜c5の露光量は、それぞ
れパターンの外側に向かって比例的に減少し、パターン
Pr1、Pr2の重ね合わせ部分は、幅dを有する減光
領域R1、R2に一致するので、このときの合成露光量
の最大値は、図6(d)のように各位置c1〜c5にお
いて均一となる。そして、このような露光を施された基
板Wを現像した場合、一定の露光量Qc(例えば、最大
露光量の50%)を越えた部分が現像後も基板W上に残
留するようにレジスト特性を定めると、本来ならば、図
6(e)に示すように、各断面位置c1〜c5でのパタ
ーンの幅は一定となるはずである。
【0046】しかしながら、例えば、重ね合わせ部分に
おける1回目と2回目との露光位置がわずかにずれた場
合、レジスト感度の違いによって、現像後に形成される
パターンの像の形状が各部分において異なる場合があ
る。つまり、図7(a2)に示すように1回目と2回目
との露光位置がずれると、合成露光量は図7(b2)に
示すようになり、図7(a1)、(b1)に示すような
露光位置がずれていない状態の露光量の分布とは異な
る。したがって、一定の露光量Qc’を越えた部分が現
像後も基板W上に残留するようにレジスト特性を定める
と、図7(c1)、(c2)に示すように、基板W上に
形成されるパターンの形状(線幅)が異なる場合が生じ
る。また、基板上におけるパターンの像の重ね合わせ部
分の露光光の照射量の調整は、照度センサ10の計測結
果に基づいて行われるので、この照度センサ10に計測
精度誤差がある場合、重ね合わせ部分の各位置における
実際の露光光の照射量が異なる場合が生ずる。
【0047】そこで、制御部9は、線幅計測機8の計測
結果に基づいて、重ね合わせ部分の線幅を目標値(重ね
合わせ部分以外の線幅)に一致させるように、照射量調
整装置4の動作を改めて設定する。
【0048】(工程6、7)制御部9は、減光領域R
1、R2どうしの重ね合わせ範囲を変化させるように照
射量調整装置4を設定する。例えば、レジスト感度など
の違いによって、図8に示すように、現像後、減光領域
R1、R2の重ね合わせ領域におけるパターンの像の形
状の線幅m1〜m3が、目標値より細く形成された場合
について考える。すなわち、パターンの像を転写された
基板Wが現像処理を施された後、線幅測定機8によって
測定された減光領域R1、R2の重ね合わせ部分のパタ
ーンの線幅が目標値の線幅より細い場合、この実施形態
においては、一定の露光量Qcを越えた部分(つまり、
より多く露光光が照射された部分)が、現像後も基板W
上に残留するようにレジスト特性が定められているの
で、制御部9は、この重ね合わせ部分の露光光をより多
く照射するように、照射量調整装置4の各ブレード4
a、4bの移動範囲を設定する。
【0049】つまり、制御部9は、重ね合わせ部分のパ
ターンの像の線幅と、一定光量領域Q1、Q2における
パターンの像の線幅との線幅差を解析した上で、重ね合
わせ部分のパターンの像の線幅と、一定光量領域Q1、
Q2におけるパターンの像の線幅とを一致させるよう
に、各ブレード4a、4bの移動範囲を設定する。
【0050】この場合、各一定光量領域Q1、Q2の大
きさ(ショットサイズ)を変更することによって、基板
W上でのパターンの重ね合わせ部分の合成露光量の調整
を行う。つまり、ブレード4a、4bの移動開始位置を
変化させることによって、一定光量領域Q1、Q2の範
囲を拡大させ、この変化された移動開始位置からブレー
ド4a、4bが移動される。
【0051】すなわち、図9(a)に示すように、工程
2によって設定された開口Sによって形成される一定光
量領域Q1、Q2を拡大させるように、ブレード4a、
4bの移動開始位置を距離aだけ変化させる。そして、
距離aだけ移動開始位置を変化されたブレードは、移動
距離dだけ移動される。この移動距離dは、パターンの
重ね合わせ部分と重ね合わせ部分以外の各照度が一致す
るように設定された状態での移動距離と等しい。
【0052】このとき、複数(2つ)のマスクMに形成
されているパターンのうち、重ね合わせ部分に対応する
それぞれのパターンは同一に形成されている。
【0053】こうして設定されたショットサイズによる
重ね合わせ部分の幅は、図9(b)に示すようにd+2
aとなり、露光量の重ね合わせ部分の領域は、図9
(c)に示すように大きく設定される。そして、図9
(d)に示すように、重ね合わせ部分の合成露光量は、
重ね合わせ部分以外(一定光量領域Q1、Q2)の露光
量より多くなるように設定される。このとき、ブレード
4a(4b)の移動速度は、工程2における設定時と変
更されておらず、速度勾配は一定に設定されている。し
がたって、一方の露光領域P1(又はP2)の減光領域
R1(又はR2)の減光特性(減光の勾配)は、工程2
での設定時と同じである。
【0054】このようにして、重ね合わせ部分のパター
ンの像の線幅を形状計測機8によって計測し、この計測
結果が目標値より細い場合、重ね合わせ部分の露光量を
増加させるように照射量調整装置4が制御部9によって
制御される。
【0055】このとき、制御部9は、予め求めておいた
各光学系及びレジスト特性における、露光光の照射量変
化量とパターンの像の形状変化量との関係に基づいて、
照射量調整装置4によって重ね合わせ部分の露光光の照
射量の調整を行う。
【0056】この場合、露光光の照射量を任意に変化さ
せたときの、基板W上のパターンの像の形状(線幅)変
化量のデータを予め複数求め、この複数のデータ(デー
タテーブル)に基づいて、線幅測定機8の計測結果と目
標値(目標の線幅)とを一致させるように、重ね合わせ
部分のの露光光の照射量が調整される。すなわち、重ね
合わせ部分の露光光の照射量変化量と基板Wのパターン
の像の形状変化量(線幅変化量)との関係は、重ね合わ
せ部分における照射量変化量に対する基板Wのパターン
の像の形状変化量の実験的な同定結果に基づいて予め設
定することができる。
【0057】上述のようなデータテーブルに基づいて、
制御部9は基板W上のパターンの像の線幅を目標の線幅
とするように照射量調整装置4に露光光の照射量の調整
を行わせる。つまり、線幅測定機8によるパターンの像
の線幅の計測結果と前記データテーブルに基づいて、重
ね合わせ部分のパターンの形状(線幅)が目標値となる
ように、照射量調整装置4によって減光領域R1、R2
のそれぞれの照射量が制御される。
【0058】なお、上述したようなデータテーブルに基
づいて、重ね合わせ部分のの露光光の照射量変化量とこ
れに対する基板Wのパターンの像の形状変化量との関係
を関係式として求め、この関係式に基づいて、線幅測定
機8の計測結果から重ね合わせ部分の露光光の照射量を
調整してもよい。すなわち、照射量変化量と形状変化量
との関係の複数条件におけるデータを求め、このデータ
に対してフィッティングを行うことにより、関係式が求
められる。
【0059】図10は、この状態における重ね合わせ部
分の各位置における露光量分布及び現像後のパターンの
形状を示す図である。つまり、図10(b)に示すよう
に、位置c2、c3、c4におけるショットP1の減光
領域R1の露光量は、図6に示したものより増加する。
同様に、図10(c)に示すように、位置c2、c3、
c4におけるショットP2の減光領域R2の露光量は、
図6に示したものより増加する。したがって、重ね合わ
せ部分の合成露光量は、図10(d)に示すように、図
6に比べて増加する。
【0060】この増加した合成露光量によって、重ね合
わせ部分の現像後の線幅は、図10(e)に示すように
太くなり、目標値と一致される。
【0061】このように、基板W上に形成された重ね合
わせ部分のパターンの像の形状を形状計測系である形状
計測機8によって計測し、この計測結果に基づいて照射
量調整装置4を制御し、この照射量調整装置4の調整に
よって重ね合わせ部分の露光光の照射量を調整すること
によって、パターンの像の形状の線幅は、目標値の線幅
と一致するように調整される。
【0062】なお、隣接するショットどうしにおいて、
例えば片側の露光領域P1(又はP2)のみの周辺部の
移動を行ってもよい。つまり、いずれか一方の露光領域
P1におけるブレードの変位開始位置を初期状態とし、
もう一方の露光領域P2におけるブレードの変位開始位
置を変更して重ね合わせ部分の露光量の調整を行うこと
ももちろん可能である。この場合の重ね合わせ部分の幅
はd+aとなる。
【0063】一方、図11に示すように、現像後、減光
領域R1、R2の重ね合わせ部分におけるパターンの像
の形状の線幅n1〜n3が、目標値より太く形成された
場合、制御部9は、減光領域R1、R2どうしの重ね合
わせ範囲を変化させるように、照射量調整装置4を設定
する。
【0064】すなわち、線幅測定機8によって測定され
たパターンPr1、Pr2の重ね合わせ部分の線幅が目
標値より太い場合、制御部9はこの重ね合わせ部分の露
光光をより少なく照射するように照射量調整装置4の各
ブレード4a、4bの移動範囲を設定する。
【0065】つまり、図12(a)に示すように、一定
光量領域Q1、Q2を縮小するように、ブレード4a、
4bの移動開始位置を距離bだけ変化させる。そして、
距離bだけ移動開始位置を変化されたブレードは、移動
距離dだけ移動される。
【0066】このように設定されたショットサイズによ
る重ね合わせ部分の幅は、図12(b)に示すようにd
−2bとなり、露光量の重ね合わせ部分は、図12
(c)に示すように小さくなる。そして、図12(d)
に示すように、重ね合わせ部分の合成露光量は重ね合わ
せ部分以外の露光量(一定光量領域Q1、Q2)より少
なくなるように設定される。このとき、ブレード4a、
4bの移動速度及び移動距離dは工程2における設定時
と同じである。
【0067】このようにして、重ね合わせ部分のパター
ンの像の線幅を形状計測機8によって計測し、この計測
結果が目標値より太い場合、重ね合わせ部分の露光量を
減少させるように照射量調整装置4が制御部9によって
制御される。
【0068】図13は、この状態における重ね合わせ部
分の各位置における露光量分布及び現像後のパターンの
形状を示す図である。つまり、図13(b)に示すよう
に、位置c2、c3、c4における減光領域R1の露光
量は図6に示したものより減少する。同様に、図13
(c)に示すように、位置c2、c3、c4における減
光領域R2の露光量は図6に示したものより減少する。
したがって、重ね合わせ部分の合成露光量は図13
(d)に示すように図6に比べて減少する。
【0069】この減少された合成露光量によって、重ね
合わせ部分の現像後の線幅は、図13(e)に示すよう
に細くなり、目標値と一致される。
【0070】なおこの場合、いずれか一方の露光領域P
1(又はP2)のショットサイズを縮小させるように設
定してもよい。このとき、重ね合わせ部分の幅はd−b
となる。
【0071】ところで、工程7におけるブレードの移動
距離dは、工程2で設定された値を用いて、すなわち、
減光領域R1(又はR2)の大きさは一定とされ、この
一定領域とされた減光領域R1と減光領域R2との重ね
合わせ範囲を、所定値(例えば距離a又はb)だけ変化
させることによって、重ね合わせ部分の露光光の照射量
の調整を行っている。しかしながら、この移動距離d
(すなわち、減光領域R1又はR2の大きさ)は変更可
能である。
【0072】この場合、隣接するパターンPr1、Pr
2どうしの重ね合わせ部分における継ぎ目部分の変化の
程度は、パターンPr1、Pr2の重複部分の幅(すな
わち移動距離d)を大きく取るほど緩やかとなる。但
し、余りに幅dを大きくすると画面合成数が増えて効率
が低下することから、幅dは一般的に5〜10mm程度
に設定される。なおこの場合、複数のマスクMに形成さ
れているパターンのうち重ね合わせ部分に対応するそれ
ぞれのパターンは同一に且つ幅dより大きめに形成され
ている。そして、ブレードの変位開始位置の変更値であ
る距離a(又はb)は、数μm(例えば2〜3μm)程
度に設定されるので、ショットサイズを距離a(又は
b)だけ変位させても、パターン形成には影響が及ぼさ
れないようになっている。
【0073】また、上述の方法は、減光領域R1(R
2)における露光光の照射量の勾配を比例的に、つま
り、ブレードの移動速度を一定とし、このブレードの移
動開始位置を変更することによって、減光領域R1(R
2)おける露光光の照射量を調整を行うものであった
が、ブレードの移動速度を連続的に変化させることによ
り、減光領域R1(R2)における露光光の照射量の勾
配を任意に設定することができる。これは、重ね合わせ
部分のある位置のみ(例えば位置c3のみ)におけるパ
ターンの形状の線幅を変化させたい場合に有効である。
すなわち、この位置に対応する部分を移動中のブレード
の移動速度を変化させることにより、この位置における
露光量が変化されるので、パターンの線幅が調節可能と
なる。
【0074】例えば、重ね合わせ部分の中心位置(例え
ば位置c3)の線幅が目標値より細い場合、この位置に
対応する露光量を多くしてやればよい。すなわち、図1
4(a)に示すように、ブレードの移動速度を、位置c
3に対応する部分で速めることによって、重ね合わせ部
分の中心位置に相当する露光光の照射量は多くなる。一
方、重ね合わせ部分である減光領域R1、R2の始点及
び終点付近におけるブレードの移動速度を低速に設定す
ることにより、この部分に相当する位置(例えば位置c
1、c5)の露光量は低減される。
【0075】このような速度勾配によって移動されるブ
レードによる重ね合わせ部分の合成露光量は、図14
(b)に示すように、重ね合わせ部分の中心位置におい
て多くなる。したがって、重ね合わせ部分の中心位置の
パターンの形状の線幅は太く形成される。そして、重ね
合わせ部分の始点及び終点(位置c1、c5)における
露光量を少なく設定することによって、この部分におけ
る露光量は一定光量領域Q1、Q2と略一致される。こ
の場合、ブレードの変位開始位置を変更することなく、
重ね合わせ部分の露光量を任意に調整することができ
る。
【0076】一方、重ね合わせ部分におけるパターンの
線幅が、目標値より太い場合には、この線幅の太い位置
に対応する位置において、ブレードの移動速度を低速に
し、この部分に対応する基板W上への露光光の照射量を
低減することによって、重ね合わせ部分のパターンの線
幅を細くすることができる。
【0077】このように、露光に同期して変位するブレ
ードの移動速度の速度勾配を任意に設定可能とすること
によって所望の位置のみにおける線幅の調整が可能とな
る。
【0078】次に、図15、16、17を用いて、本発
明に関する露光方法及び露光装置の第2実施形態につい
て説明する。これらの図において、露光装置50は、第
1実施形態に示した露光装置1と同様、光源21からの
露光光をマスクMに照明する照明光学系2と、マスクM
を保持するマスクステージ5と、光束で照明されたマス
クMのパターンの像を基板W上に投影する投影光学系3
と、基板Wを保持する基板ホルダ6aと、この基板ホル
ダ6aを支持する基板ステージ6とを備えている。ま
た、照明光学系2は、超高圧水銀ランプからなる光源2
1からの光束を集光するための楕円鏡22と、この楕円
鏡22によって集光され反射鏡24から入射される光束
のうち露光に必要な波長のみを通過させる波長フィルタ
25と、この波長フィルタ25を通過した照明光を均一
な照度分布の光束に調整するフライアイインテグレータ
26と、反射鏡28及びレンズ系29とを備えている。
【0079】フライアイインテグレータ26とレンズ系
29に照明光を導く反射鏡28との間には、照明光学系
2内に配され、光束を通過させる開口Sの面積を調整し
てこの光束によるマスクMの照明範囲を規定する照射量
調整装置40が設けられている。照射量調整装置40
は、フライアイインテグレータ26から入射される光束
のうち開口Sを通過させた光束のみをレンズ系29に送
るようになっている。この照射量調整装置40の開口S
により規定されたパターンの像がレンズ系29を介して
マスクM上に結像し、これにより基板Wの特定領域にマ
スクMのパターン像が露光される。
【0080】照射量調整装置40は、第1実施形態同
様、平面L字状に屈曲する一対の遮光部(ブレード)4
0a、40bを照明光の光軸と直交させた状態で組み合
わせて矩形状の開口Sを生じさせるものである。これら
のブレード40a、40bは遮光部変位装置7によって
光軸と直交する面内で移動可能とされており、これらブ
レード40a、40bの位置の変化に伴って開口Sの大
きさが変化する。
【0081】これらブレード40a、40bの表面に
は、それぞれNDフィルタ(減光部材)41a、41b
が一体的に取り付けられている。このとき、NDフィル
タ41a、41bの開口S側の端部は、ブレード40
a、40bよりも所定量突出させて設置されている。そ
して、NDフィルタ(減光部材)41a、41bを含ん
だブレード40a、40bによって、遮光部が形成され
ている。
【0082】図17の形状1又は形状2に示すように、
NDフィルタ41a、41bのブレード40a、40b
からの突出部分には、ブレード40a、40bからの突
出量に比例して薄くなるように濃度フィルタが形成さ
れ、これにより照射量調整装置4における照明光の透過
率は、開口S上で100%、開口Sの周辺部では開口S
の中心から離れるほど比例的に減少して、ブレード40
a、40bのエッジ位置にて0%となる。
【0083】NDフィルタ41a、41bのブレード4
0a、40bからの突出量Lは開口Sの全周において一
定とされ、これにより開口Sの周辺部での減光特性は、
NDフィルタ41a、41bが重なり合う開口Sの対角
コーナー部分を除く全周において等しくなっている。な
お、突出量Lは、開口Sの対向する辺どうしが等しくな
っていればよい。
【0084】このような露光装置50によって、基板W
に対して露光を行う場合、第1実施形態同様、まず、基
板ホルダ6aに基板Wを保持させない状態で複数のマス
クMを用いて異なる露光領域に対して露光を行い、重ね
合わせ部分の露光量及び重ね合わせ部分以外の露光量を
照度センサ10によって計測する。
【0085】次いで、照度センサ10の計測結果に基づ
いて、重ね合わせ部分の各位置及び重ね合わせ部分以外
の露光量を一致させるように照射量調整装置40の動作
が制御部9によって設定される。すなわち、第1実施形
態に示した減光領域R1、R2は、NDフィルタ41
a、41bのうちブレード40a、40bから突出した
部分によって形成されるようになっており、このNDフ
ィルタ41a、41bを備えたブレード40a、40b
の位置を変化させることによって、減光領域R1とR2
との重ね合わせ範囲が変化されるようになっている。そ
して、重ね合わせ部分の露光量と重ね合わせ部分以外の
露光量とを一致させるように、制御部9は、NDフィル
タ41a、41bを備えたブレード40a、40bの位
置を設定する。
【0086】そして、NDフィルタ41a、41bを備
えたブレード40a、40bによって形成される開口S
には、光源21からの露光光が通過される。このとき、
ブレード40a、40bは、設定された位置に固定状態
となっており、したがって、開口Sの大きさは一定に設
けられている。マスクMは、開口Sによって照明領域を
規定され、基板W上のパターンの像は、濃度フィルタ4
1a、41bを備えた開口Sによって周辺部を減光され
る。
【0087】そして、1つのマスクMのパターンの像の
基板Wへの転写が終了したら、基板ステージ6を水平方
向に移動するとともに、この1回目の露光で使用された
マスクMと、1回目の露光領域とは異なる露光領域に形
成されるべきパターンを備えた新たなマスクMとを交換
する。2回目の露光によって転写されるパターンの像は
1回目の露光によって転写されたパターンの像とその周
辺部を互いに重ね合わすように転写される。こうして、
第1実施形態同様、基板W状における重ね合わせ部分の
露光量と、重ね合わせ部分以外の露光量とを一致させた
状態で露光が行われる。
【0088】次いで、この基板Wに対して現像処理が施
され、現像処理を終えた基板Wは、重ね合わせ部分と重
ね合わせ部分以外に形成されたパターンの形状(線幅)
を線幅測定機8によって計測される。線幅測定機8は、
計測した線幅データを制御部9に送出する。制御部9
は、線幅測定機8の計測結果に基づいて照射量調整装置
4によって、重ね合わせ部分に相当する減光領域R1、
R2の露光光の照射量を調整する。
【0089】例えば、重ね合わせ部分の線幅が、図8に
示すように目標値より細い場合において、一定の露光量
Qcを越えた部分(つまり、より多く露光光が照射され
た部分)が現像後も基板W上に残留するようにレジスト
特性が定められているとすると、重ね合わせ部分により
多くの露光光を照射することによって、重ね合わせ部分
の線幅は目標値の線幅となる。
【0090】このとき、開口Sを拡大するようにブレー
ド40a、40bが変位される。すなわち、NDフィル
タ41a、41bを備えたブレード40a、40bを開
口Sの中心側から外側に向かって距離aだけ移動させる
ことにより、図9に示すように、一定光量領域Q1、Q
2の大きさは距離aに対応する大きさだけ拡大される。
開口Sは距離aだけ変位された状態で固定されるブレー
ド40a、40bによって形成される。この場合、図9
における移動距離dは、NDフィルタ41a、41bの
ブレード40a、40bからの突出量Lに相当する。
【0091】そして、この状態で基板Wに対して露光光
を照射することにより、重ね合わせ部分の合成露光量
は、図9(d)に示すように増加される。したがって、
この重ね合わせ部分におけるパターンの線幅は太くなっ
て目標値に略一致される。
【0092】一方、重ね合わせ部分の線幅が目標値より
太い場合、開口Sを縮小させるようにブレード40a、
40bを変位させこの状態において露光を行う。すなわ
ち、NDフィルタ41a、41bを備えたブレード40
a、40bを開口Sの外側側から中心側に向かって距離
b移動させることにより、図12に示すように、一定光
量領域Q1、Q2の大きさは距離bに対応する大きさだ
け縮小される。開口Sは距離bだけ変位された状態で固
定されるブレード40a、40bによって形成される。
この場合、図12における移動距離dは、NDフィルタ
41a、41bのブレード40a、40bからの突出量
Lに相当する。
【0093】そして、この状態で基板Wに対して露光光
を照射することにより、重ね合わせ部分の合成露光量
は、図12(d)に示すように減少される。したがっ
て、この重ね合わせ部分におけるパターンの線幅は細く
なって目標値に略一致される。
【0094】なお、このNDフィルタ41a、41bの
減光特性は、開口Sの中心から離れるほど比例的に減光
させるほかに、減光領域の端部位置の減光を強く設定し
たりなど、任意に設定することが可能である。例えば、
NDフィルタ41a、41bのブレード40a、40b
から突出する部分の形状を断面円弧状にすることによ
り、NDフィルタ41a、41bの減光特性を、開口S
の中心から曲線的に変化させることができる。
【0095】減光部材(NDフィルタ)を用いた重ね合
わせ部分の露光量の調整は、NDフィルタを備えたブレ
ードを距離a(又はb)変位させる方法の他に、他の濃
度特性を備えたNDフィルタに交換することによって行
うこともできる。あるいは、突出量Lを変化させること
によって行うこともできる。
【0096】NDフィルタ41a、41bを備えたブレ
ード40a、40bの変位される距離a(又はb)の設
定、NDフィルタの減光特性の変更は、予め求めておい
た基板Wに対する露光光の照射量変化量とパターンの像
の形状変化量との関係に基づいて行われる。具体的に
は、前述したように、露光光の照射量を任意に変化させ
たときの基板W上のパターンの像の形状(線幅)変化量
のデータを予め複数求め、この複数のデータ(データテ
ーブル)に基づいて行うことができる。あるいは、上述
したようなデータテーブルに基づいて露光光の照射量と
形状変化量との関係式を求め、この関係式に基づいて線
幅計測機8の計測結果から重ね合わせ部分の露光光の照
射量を調整してもよい。
【0097】減光部材としては、一般の光学的は減光フ
ィルタで構成するだけではなく、液晶やEC等の手段を
用いて構成してもよい。また、レンズの焦点をずらして
開口Sのエッジ像をぼかすことでも減光が可能である。
すなわち、従来の遮光部に加えて第2の遮光部を光軸方
向にずらして設け、第2の遮光部の開口の像をマスク上
でぼかすことで減光させてもよい。
【0098】図18は、基板W上を複数(6つ)の矩形
状の露光領域Ra〜Rfに分割してパターンPrを合成
する例を示すものである。この場合の露光は各露光領域
Ra〜Rfに対応するマスクMa〜Mfを順に用いて行
われる。なお、マスクMa〜Mfは画面合成時の重ね合
わせ部分のみが同一のパターンを有するように設けられ
ている。
【0099】この場合、マスクMa〜Mfの周囲には、
図19に示すように、光の通過を完全に阻止する透過率
0%の遮光帯IBが形成される。露光領域Ra〜Rfの
各境界部分は所望量(上述のd又はL)重ね合わせら
れ、ブレード4a、4bは、移動によって形成される減
光領域と露光領域Ra〜Rfの重複部分と一致させるよ
うに各回の露光時に位置決めされる。
【0100】すなわち、露光領域Raを露光する場合、
図18(a)及び図19中、マスクMaの右辺及び下辺
側に位置するブレード4bは、その減光領域が遮光帯I
Bから突出するように位置決めされ、マスクMaの左辺
及び上辺側に位置するブレード4aは、遮光帯IB内へ
完全に後退するように位置決めされる。同様に、図示は
しないが、露光領域Rbを露光する場合、マスクMbの
右辺、左辺及び下辺側に位置するブレードはその減光領
域が遮光帯IBから突出するように位置決めされ、マス
クMbの上辺側に位置するブレードは遮光帯IB内へ完
全に後退するように位置決めされる。以下、同様に、マ
スクMcの左辺及び下辺側に位置するブレードは遮光帯
IBから突出されるとともに右辺及び上辺側に位置する
ブレードは遮光帯IB内へ後退され、マスクMdの右辺
及び上辺側に位置するブレードは遮光帯IBから突出さ
れるとともに左辺及び下辺に位置するブレードは遮光帯
IB内へ後退され、マスクMeの左辺、右辺及び上辺側
に位置するブレードは遮光帯IBから突出されるととも
に下辺に位置するブレードは遮光帯IB内へ後退され、
マスクMfの左辺及び上辺側に位置するブレードは遮光
帯IBから突出されるとともに右辺及び下辺に位置する
ブレードは遮光帯IB内へ後退されている。すなわち、
各露光領域Ra〜Rfの重ね合わせ部分に位置するブレ
ードは、遮光帯IBから突出するように位置決めされ、
重ね合わせられない部分(つまり、パターンPrの周辺
部)に位置されるブレードは、遮光帯IB内へ完全に後
退するように位置決めされる。
【0101】このようにして、各露光領域Ra〜Rfを
露光された基板Wは、現像処理後、各重ね合わせ部分の
線幅を線幅測定機8によって計測される。このときの計
測結果が、例えば図18(a)に示すように、露光領域
RaとRbとの重ね合わせ部分Gabの線幅は目標値通
り、以下、Gbcの線幅は目標値より太い、Gadの線
幅は目標値より太い、Gbeの線幅は目標値より細い、
Gcfの線幅は目標値より細い、Gdeの線幅は目標値
より太い、Gefの線幅は目標値より細いとなった場合
について説明する。
【0102】例えば、重ね合わせ部分Gadの線幅が目
標値より太い場合、より多く露光光が照射された部分が
現像後も基板W上に残留するようにレジスト特性が定め
られているとすると、重ね合わせ部分により多くの露光
光を照射するために、重ね合わせ部分Gadに対応する
位置にあるブレードは、図18(b)に示すように、そ
れぞれの開口Sa、Sdの外側から中心側に向かって、
すなわち開口Sa、Sdを小さくするように矢印ya、
yd方向に変位開始位置を変更され、この変更された変
位開始位置から移動が開始される。同様に、線幅が目標
値より太い重ね合わせ部分に対応する位置にあるブレー
ドは、変位開始位置をそれぞれの開口の外側から中心側
にむかって変更され、線幅が目標値より細い重ね合わせ
部分に対応する位置にあるブレードは、変位開始位置を
それぞれの開口の中心側から外側にむかって変更され、
それぞれ露光に同期して移動を開始される。
【0103】このように、基板Wに複数の露光領域の周
辺部を重ね合わせつつ露光を行う場合において、各重ね
合わせ部分の線幅は確実に一致される。
【0104】なお、1枚のマスクMに複数種類のパター
ンを形成し、基板Wの露光領域の変更に連係して照射量
調整装置4によってマスクM内の照明領域を変更して
(異なるパターン領域に変更して)画面合成を行っても
よい。
【0105】また、本実施形態の露光装置として、マス
クと基板とを同期移動してマスクのパターンを露光する
走査型の露光装置にも適用することができる。なお、本
実施形態では、パターンの像の周辺部どうしの互いの重
ね合わせ部分における露光量を周辺部で減少させる方法
として、ブレード4a、4bを移動することで説明した
が、ブレード4a、4bの端部に濃度フィルタを重ね合
わせて周辺部で露光量を減少させるように構成してもよ
い。この際、ブレード4a、4bの位置と濃度フィルタ
の位置とを一体的に変えることにより、重ね合わせ部分
の領域をずらし、パターンの線幅が一定となるように露
光光の照射量を調整してもよい。なお、本実施形態で
は、感光基板に塗布されたフォトレジストにマスクのパ
ターンを投影し、パターンが露光される。その後、現像
プロセスにおいて露光光により露光させた部分が硬化
し、露光光が照射されていない部分が溶解してなくなる
ネガ型フォトレジストを用いた場合でのパターン形状と
露光量との関係について説明を行った。したがって、現
像プロセスにおいて露光光により露光された部分が溶解
してフォトレジストのパターンが形成されるポジ型フォ
トレジストの場合には、パターン形状の細り太りと露光
量との関係は逆になることは言うまでもない。また、フ
ォトレジストで形成されるパターン形状を測定して重ね
合わせ部分の露光量を最適にする装置及び方法について
説明したが、これに限らず、フォトレジストのパターン
に基づきエッチング処理を行い形成された実パターンの
線幅を形状計測機8や別置きされた形状測定装置などで
測定し、その線幅に基づいて、露光装置での露光量を設
定するようにしてもよい。
【0106】本実施形態の露光装置として、マスクと基
板とを静止した状態でマスクのパターンを露光し、基板
を順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート
型の露光装置にも適用することができる。
【0107】本実施形態の露光装置として、投影光学系
を用いることなくマスクと基板とを密接させてマスクの
パターンを露光するプロキシミティ露光装置にも適用す
ることができる。
【0108】露光装置の用途としては半導体製造用の露
光装置に限定されることなく、例えば、角型のガラスプ
レートに液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光
装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露光装置にも
広く適当できる。
【0109】本実施形態の露光装置の光源は、g線(4
36nm)、i線(365nm)、KrFエキシマレー
ザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193n
m)、F2レーザ(157nm)のみならず、X線や電
子線などの荷電粒子線を用いることができる。例えば、
電子線を用いる場合には電子銃として、熱電子放射型の
ランタンヘキサボライト(LaB6)、タンタル(Ta)を用
いることができる。さらに、電子線を用いる場合は、マ
スクを用いる構成としてもよいし、マスクを用いずに直
接基板上にパターンを形成する構成としてもよい。
【0110】投影光学系の倍率は縮小系のみならず等倍
および拡大系のいずれでもよい。
【0111】投影光学系としては、エキシマレーザなど
の遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石などの
遠紫外線を透過する材料を用い、F2レーザやX線を用
いる場合は反射屈折系または屈折系の光学系にし(レチ
クルも反射型タイプのものを用いる)、また、電子線を
用いる場合には光学系として電子レンズおよび偏向器か
らなる電子光学系を用いればいい。なお、電子線が通過
する光路は真空状態にすることはいうまでもない。
【0112】基板ステージやマスクステージにリニアモ
ータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上
型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁
気浮上型のどちらを用いてもいい。また、ステージは、
ガイドに沿って移動するタイプでもいいし、ガイドを設
けないガイドレスタイプでもよい。
【0113】ステージの駆動装置として平面モ−タを用
いる場合、磁石ユニット(永久磁石)と電機子ユニット
のいずれか一方をステージに接続し、磁石ユニットと電
機子ユニットの他方をステージの移動面側(ベース)に
設ければよい。
【0114】基板ステージの移動により発生する反力
は、特開平8−166475号公報に記載されているよ
うに、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃が
してもよい。本発明は、このような構造を備えた露光装
置においても適用可能である。
【0115】マスクステージの移動により発生する反力
は、特開平8−330224号公報に記載されているよ
うに、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃が
してもよい。本発明は、このような構造を備えた露光装
置においても適用可能である。
【0116】以上のように、本願実施形態の露光装置
は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む
各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、
光学的精度を保つように、組み立てることで製造され
る。これら各種精度を確保するために、この組み立ての
前後には、各種光学系については光学的精度を達成する
ための調整、各種機械系については機械的精度を達成す
るための調整、各種電気系については電気的精度を達成
するための調整が行われる。各種サブシステムから露光
装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機
械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等
が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組
み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程
があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光
装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行わ
れ、露光装置全体としての各種精度が確保される。な
お、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理さ
れたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0117】半導体デバイスは、図20に示すように、
デバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この
設計ステップに基づいたマスクを製作するステップ20
2、シリコン材料から基板(ウェーハ)を製造するステ
ップ203、前述した実施形態の露光装置によりマスク
のパターンを基板に露光する基板処理ステップ204、
デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディ
ング工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステッ
プ206等を経て製造される。
【0118】
【発明の効果】本発明の露光方法及び露光装置によれ
ば、基板に形成されたパターンの像の形状を計測し、こ
の計測結果に基づいて重ね合わせ部分の露光光の照射量
が調整されるので、照度センサの計測精度誤差や、レジ
スト感度の違い等の影響を受けずに、重ね合わせ部分の
パターンの像の形状を目標値に一致させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置の第1実施形態を示す構成図
である。
【図2】図1の照射量調整装置を説明するための図であ
る。
【図3】図1の照射量調整装置を説明するための図であ
る。
【図4】図1の照射量調整装置を説明するための図であ
る。
【図5】基板上でのパターンの像と露光量との関係を説
明するための図である。
【図6】基板上でのパターンの像と露光量との関係を説
明するための図である。
【図7】基板上でのパターンの形状が目標値と異なる場
合を説明するための図である。
【図8】形状計測系によって計測された基板上のパター
ンの像の形状を説明するための図である。
【図9】基板上でのパターンの像と露光量との関係を説
明するための図である。
【図10】基板上でのパターンの像と露光量との関係を
説明するための図である。
【図11】形状計測系によって計測された基板上のパタ
ーンの像の形状を説明するための図である。
【図12】基板上でのパターンの像と露光量との関係を
説明するための図である。
【図13】基板上でのパターンの像と露光量との関係を
説明するための図である。
【図14】遮光部の移動速度と基板上の露光量との関係
を説明するための図である。
【図15】本発明の露光装置の第2実施形態を示す構成
図である。
【図16】図15の照射量調整装置を説明するための図
である。
【図17】図15の照射量調整装置を説明するための図
である。
【図18】基板上に複数の露光領域が重ね合わされる様
子を説明するための図である。
【図19】図18の各露光領域を形成するマスクと遮光
部との位置関係を説明するための図である。
【図20】半導体デバイスの製造工程の一例を示すフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
1、50 露光装置 2 照明光学系 3 投影光学系 4、40 照射量調整装置 4a、4b ブレード(遮光部) 7 遮光部変位装置 8 形状計測機(形状計測系) 9 制御部(制御系) 10 照度センサ(照射量計測系) 40a、40b ブレード(遮光部) 41a、41b NDフィルタ(減光部材) d 移動距離 P1、P2 露光領域 R1、R2 減光領域 S 開口
フロントページの続き (72)発明者 松浦 敏男 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 5F046 AA11 BA03 CA02 CB02 CB05 CB06 CB08 CB13 CB23 CC01 CC03 CC16 DA02 DA11 DB01 DB10 DB12 DC02 DC12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光で照明されたマスクのパターンの
    像を基板上に転写するに際して、先にこの基板上に転写
    されたパターンの像に対して露光領域の周辺部どうしを
    重ね合わせるようにした露光方法において、 前記基板上に形成された重ね合わせ部分のパターンの像
    の形状に基づいて、このパターンの像の形状が目標値と
    なるように前記重ね合わせ部分の露光光の照射量を調整
    することを特徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の露光方法において、 パターンの像の前記周辺部における露光光の照射量をこ
    のパターンの像の中心から離れるほど減少させるように
    設定するとともに、この周辺部どうしの重ね合わせ範囲
    を変化させることにより、前記重ね合わせ部分の露光光
    の照射量の調整を行うことを特徴とする露光方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の露光方法におい
    て、 前記露光領域は、遮光部により決定され、 前記周辺部の露光光の照射量は、露光に同期して変位す
    る前記遮光部の移動速度を連続的に変化させることによ
    って設定されることを特徴とする露光方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の露光方
    法において、 前記露光領域は、減光部材を含む遮光部により決定さ
    れ、 前記周辺部の露光光の照射量は、前記パターンの像の中
    心から離れるほど透過率を減少させる減光特性を備えた
    減光部材を用いて、前記減光部材で形成される重ね合わ
    せ部分の領域を変化させて照射量の調整を行うことを特
    徴とする露光方法。
  5. 【請求項5】 光源からの露光光をマスクに照明する照
    明光学系と、 前記マスクのパターンの像を基板上に投影する投影光学
    系とを備え、 前記パターンの像の周辺部どうしを互いに重ね合わせつ
    つ基板上に転写する露光装置において、 前記重ね合わせ部分の露光光の照射量を調整可能な照射
    量調整装置と、 前記基板上に形成された重ね合わせ部分のパターンの像
    の形状を計測する形状計測系と、 前記形状計測系による計測結果に基づき、前記基板上に
    形成された重ね合わせ部分のパターンの像の形状が目標
    値となるように前記照射量調整装置を制御する制御系と
    を備えることを特徴とする露光装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の露光装置において、 前記照射量調整装置は、前記露光光によって照明される
    前記マスク上の領域を任意に設定可能とする遮光部と、 露光に同期して前記パターンの像の周辺部の露光光の照
    射量をこのパターンの像の中心から離れるほど減少させ
    るように前記遮光部を変位させる遮光部変位装置とを備
    えることを特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の露光装置において、 前記遮光部変位装置は、前記遮光部の変位開始位置を任
    意に設定可能であることを特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の露光装置におい
    て、 前記遮光部変位装置は、前記遮光部の変位速度を任意に
    設定可能であることを特徴とする露光装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の露光装置において、 前記照射量調整装置は、前記露光光を通過させる開口の
    周縁に配置されて前記開口の中心から離れるほど透過率
    を減少させる減光部材と、 この減光部材の位置を調整する減光部材位置調整装置と
    を備えることを特徴とする露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項5〜9のいずれかに記載の露光
    装置において、 前記基板上に照射されるパターンの像の重ね合わせ部分
    の露光光の照射量と前記重ね合わせ部分以外の露光光の
    照射量とを計測する照射量計測系を備えることを特徴と
    する露光装置。
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