JP2001058276A - 溶接制御装置群の集中モニタシステム - Google Patents

溶接制御装置群の集中モニタシステム

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JP2001058276A
JP2001058276A JP11232187A JP23218799A JP2001058276A JP 2001058276 A JP2001058276 A JP 2001058276A JP 11232187 A JP11232187 A JP 11232187A JP 23218799 A JP23218799 A JP 23218799A JP 2001058276 A JP2001058276 A JP 2001058276A
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welding
welding control
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Shingo Kawai
真吾 河合
Satoru Kawamatsu
悟 川松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接制御装置群のモニタデータを集中管理す
るために、ホストコンピュータを追加して溶接制御装置
群とホストコンピュータを接続する必要があったという
従来のシステムの問題点を解決する。 【解決手段】 上位制御装置2と溶接制御装置群22…
をフィールドバス50によって接続し、上位制御装置2
が溶接制御装置の一つを指定してモニタデータの出力要
求をしたとき、あるいは、所与のタイミングで、溶接制
御装置22がモニタデータをフィールドバス50に出力
し、上位制御装置2にモニタデータを集中させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】溶接装置は、しばしば、ロボットやワー
ク搬送装置やワーク位置決冶具等と一緒に用いられ、溶
接工程が自動化される。この場合、例えばロボットの動
作と溶接装置の制御が所定のタイミングで進行する必要
があり、通常はロボットやワーク搬送装置やワーク位置
決冶具等の動作が所定の動作まで進行して溶接可能なタ
イミングとなったときに、上記の諸装置の制御装置から
溶接制御装置に溶接開始信号を送り出して、溶接制御装
置による溶接制御を開始させる。以下、溶接制御装置に
溶接開始信号を送る側の装置を上位制御装置と言う。
【0002】例えば自動車ボディの組立てラインでは、
ボディと言う一つのワークに対して同時に複数個所で溶
接が行われる。この場合、一つの上位制御装置から複数
の溶接制御装置に溶接開始信号が送られる。図1は、こ
の為の従来のシステム構成を示し、例えば自動車ボディ
の搬送装置を制御する一台の上位制御装置100に対し
て、複数の溶接制御装置A,B,C…がフィールドバス
102で結ばれている。各溶接制御装置A,B,C…は
固有の装置アドレスを持ち、上位制御装置100は溶接
制御装置群A,B,C…のうちの一つによる溶接作業に
適したタイミングで、その溶接制御装置を指定する装置
アドレス信号と溶接開始信号をフィールドバス102に
出力する。すると、その装置アドレス信号で指定される
一つの溶接制御装置が溶接開始信号を入力して溶接制御
を開始する。
【0003】溶接制御装置に、溶接制御中のデータを検
出して記憶するプログラムを組み込んだものが知られて
いる。例えば、溶接個所毎に実際に通電した溶接電流の
値を検出して記憶しておく処理を実行する。このモニタ
システムが組み込まれていると、例えば溶接不良が後日
明らかになったときに、そのときのモニタデータに基づ
いた原因分析が可能となる。
【0004】多数の溶接制御装置が利用されている場合
に、モニタデータを集中管理したいと言う要望が存在す
る。その為に、各溶接制御装置にモニタデータを集中し
て記憶するホストコンピュータ104を接続し、その集
中モニタ用ホストコンピュータ104にモニタデータを
集中するシステムが開発され、特許第2514882号
には、上位制御装置100と集中モニタ用ホストコンピ
ュータ104を接続してモニタデータの分析に資する技
術が提案されている。ホストコンピュータ104を利用
するシステムでは、図1に示すように、上位制御装置1
00とは別にホストコンピュータ104を設け、このホ
ストコンピュータ104に各溶接制御装置A,B,C…
をシリアル通信線106で結ぶ。ホストコンピュータ1
04は、各溶接制御装置A,B,C…にシリアル通信線
106を介してアクセスしてモニタデータを取りだす。
【0005】なお、各溶接制御装置A,B,C…の溶接
条件は、各溶接制御装置用に用意されているティーチン
グ装置から教示される。教示されたデータは各溶接制御
装置A,B,C…内に溶接シーケンスデータとして記憶
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1に示した従来のシ
ステムでは、各溶接制御装置A,B,C…を上位制御装
置100とホストコンピュータ104の双方に接続しな
ければならず、余分な配線を必要とし、配線コストが高
価となる。また配線の保守点検サービスの負担も高い。
本発明は、各溶接制御装置A,B,C…を上位制御装置
100に接続するだけで、モニタデータの集中管理が可
能となるシステムを実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のシステムは、
図2に大略が示されるように、上位制御装置200と複
数の溶接制御装置A,B,C…がフィールドバス202
で結ばれ、上位制御装置200からフィールドバス20
2に溶接制御装置群A,B,C…のうちの一つの溶接制
御装置を特定する装置アドレス信号と溶接開始を示す信
号が出力されたときに、その装置アドレス信号で特定さ
れる一つの溶接制御装置が溶接制御を開始する溶接制御
装置群A,B,C…の集中モニタシステムであり、各溶
接制御装置は、装置内の特定アドレスに溶接制御中に検
出したモニタデータを記憶するプログラムと、上位制御
装置200からフィールドバス202に装置アドレス信
号とその特定アドレスを示す装置内アドレス信号が出力
されたときに、その装置内の特定アドレスに記憶されて
いるモニタデータをフィールドバス202に出力するプ
ログラムを有することを特徴とする。
【0008】請求項2のシステムは、同様に、上位制御
装置200と複数の溶接制御装置A,B,C…がフィー
ルドバス202で結ばれ、上位制御装置200からフィ
ールドバス202に溶接制御装置群A,B,C…のうち
の一つの溶接制御装置を特定する装置アドレス信号と溶
接開始を示す信号が出力されたときに、その装置アドレ
ス信号で特定される一つの溶接制御装置が溶接制御を開
始する溶接制御装置群A,B,C…の集中モニタシステ
ムであり、各溶接制御装置は、装置内の特定アドレスに
溶接制御中に検出したモニタデータを記憶するプログラ
ムと、所与のタイミングでその装置内の特定アドレスに
記憶されているモニタデータをフィールドバス202に
出力するプログラムを有することを特徴とする。
【0009】上記に記載のシステムによると、各溶接制
御装置内の特定アドレスに溶接制御中に検出したモニタ
データが記憶され、その記憶されたモニタデータが、上
位制御装置200が出力要求をしたとき(請求項1の場
合)、あるいは、所与のタイミングで(請求項2の場
合)、フィールドバス202に出力され、上位制御装置
200に伝達される。このようにして、ホストコンピュ
ータを用いることなく、上位制御装置200によって集
中的にモニタすることが可能となる。なお、各溶接制御
装置A,B,C…に対する溶接シーケンスデータの教示
は、専用のティーチイング装置から教示する構成であっ
てもよいし、あるいは、上位制御装置200から教示す
るものであってもよい。請求項3の溶接制御装置は、請
求項1のシステムを構築するための溶接制御装置であ
り、フィールドバスに当該溶接制御装置の装置アドレス
信号と溶接開始を示す信号が出力されたときに溶接制御
プログラムの実行を開始させるプログラムと、装置内の
特定アドレスに溶接制御中に検出したモニタデータを記
憶するプログラムと、フィールドバスに当該溶接制御装
置の装置アドレス信号とその特定アドレスを示す装置内
アドレス信号が出力されたときにその装置内の特定アド
レスに記憶されているモニタデータをフィールドバスに
出力するプログラムとを有することを特徴とする。請求
項4の溶接制御装置は、請求項2のシステムを構築する
ための溶接制御装置であり、フィールドバスに当該溶接
制御装置の装置アドレス信号と溶接開始を示す信号が出
力されたときに溶接制御プログラムの実行を開始させる
プログラムと、装置内の特定アドレスに溶接制御中に検
出したモニタデータを記憶するプログラムと、所与のタ
イミングでその装置内の特定アドレスに記憶されている
モニタデータをフィールドバスに出力するプログラムと
を有することを特徴とする。これらの溶接制御装置によ
ると、請求項1又は2の集中モニタシステムが容易に構築
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して説明する。図3は、この発明を利用し
た集中モニタシステムの一例の全体構成を示している。
この集中モニタシステムは、上位制御装置2と溶接制御
装置22とフィールドバス50を主体にして構成されて
いる。なお、この実施の形態では複数の溶接制御装置が
フィールドバス50に接続されているが、図3では第1
の溶接制御装置22と第2・第3の溶接制御装置22
B、22Cのみが表示され、4台目以降の溶接制御装置
は図示省略されている。溶接制御装置22、22B、2
2C…はいずれも共通の構成を備えているために、以
下、溶接制御装置22について共通的に説明する。
【0011】上位制御装置2は、この場合、自動車ボデ
ィの搬送装置を制御し、溶接制御の開始タイミングやそ
のときに実行する溶接種別を制御し、溶接制御装置22
に溶接シーケンスデータを教示し、モニタデータを集中
して記憶する各機能を達成する装置であり、CPU6、
記憶装置8、入出力I/O10を備えている。
【0012】溶接制御装置22は溶接条件に応じて溶接
制御を行なう装置である。そしてその溶接制御装置22
は、CPU26、記憶装置28、第1の入出力I/O2
4、第2の入出力I/O30、スイッチング素子32を
備えている。スイッチング素子32は、溶接電源34と
溶接トランス36間にあって、CPU26に制御されて
溶接トランス36に対する通電を断続的にオンオフする
ことで、実効上の溶接電流を制御する。第2の入出力I
/O30は、そのスイッチング素子32を制御する他、
一対の溶接ガンを開閉する空圧回路に配置されているバ
ルブ群38に接続されており、そのバルブ群38を制御
することで、一対の溶接ガンの開閉と挟圧力を制御す
る。センサ群40は、実際に通電された溶接電流の検出
器、実際の挟圧力の検出器、実際の通電時間の測定器等
からなり、溶接制御中の溶接電流、挟圧力、通電時間等
のモニタデータを検出する。センサ群40で検出された
モニタデータは、入出力I/O30を介して記憶装置2
8内のあらかじめ用意された特定アドレスに順次記憶さ
れていく。
【0013】上位制御装置2と溶接制御装置22とはフ
ィールドバス50で結ばれている。複数の溶接制御装置
22がフィールドバス50によって直列に接続されてい
る。上位制御装置2とそれぞれの溶接制御装置22には
あらかじめ装置アドレスが割り当てられ、装置アドレス
データをフィールドバス50に出力することで、フィー
ルドバス50に出力されたデータを入力する上位制御装
置2ないしは溶接制御装置群のうちの一つの溶接制御装
置22を指定することができる。
【0014】上位制御装置2にはティーチング装置4が
接続され、そのティーチング装置4によって、自動車ボ
ディの搬送装置を制御するのに必要なデータと、その搬
送装置がどこまで作動したときにいずれの溶接制御装置
を用いていかなる種別の溶接をするかのデータが上位制
御装置2に教示されるほか、任意の種別の溶接シーケン
スデータを任意の溶接制御装置に教示することができ
る。後者の場合、ティーチング装置4から入力された溶
接シーケンスデータ等は、一旦上位制御装置2の記憶装
置8に記憶された後、フィールドバス50に出力され
る。
【0015】上位制御装置2から溶接制御装置22に溶
接シーケンスデータを教示するときにフィールドバス5
0に送り出されるデータを図4に示す。図4において、
ヘッダ601は一まとまりのデータの最初であることを
示す。ヘッダ601には、通信制御情報に続けて、デー
タの送信元である上位制御装置2の装置アドレスを示す
nビットの上位制御装置アドレス信号601Aが含まれ
ている。また、データの送信先である、教示対象溶接制
御装置22を示すnビットの送信先装置アドレス信号6
03Aが含まれている。送信先アドレス信号603Aに
nビットが用意されているために、2−1台の溶接制
御装置22が接続できる(上位制御装置2に1個の装置
アドレスが割り当てられるために1が減じられる)。ヘ
ッダ601に続けてメッセージが出力され、メッセージ
には、mビットの溶接開始信号602が含まれている。
溶接開始信号がmビットで送られるために、各溶接制御
装置毎に2−1個の溶接種別が指定できる(全ビット
がゼロの信号は、溶接開始信号でないために1が減じら
れる)。続いてpビットの装置内アドレスデータ603
Bが出力される。pビットで装置内アドレスを指定する
ために、各溶接制御装置毎に、2個のアドレスが溶接
シーケンスデータの記憶領域に割り当てられる。続いて
溶接シーケンスデータ604がqビットで出力される。
溶接シーケンスデータ604は、溶接電流、その時間変
化パターン、通電時間、一対の溶接ガンの挟圧力等を示
すデータであり、qビットで表現される。次にデータの
書き込み信号605が出力され、ここがハイなら、溶接
制御装置22に溶接シーケンスデータが教示される。次
にデータの読み取り信号606が出力され、ここがハイ
なら、溶接制御装置に記憶されているモニタデータある
いはその他のデータがフィールドバス50に出力され
る。通常の溶接制御の実行時には、データ書き込み信号
605もデータ読み取り信号606もハイとされない。
最後にトレーラ607が出力されて一まとまりのデータ
が終了したことを示す。
【0016】最初に、上位制御装置2から溶接制御装置
22に溶接シーケンスデータを教示する際の様子を説明
する。このときは、教示作業に従事する作業者が、ティ
ーチイング装置4を用いて、最初にどの溶接制御装置
に、いずれの種別の溶接シーケンスデータを教示するか
を入力し、次にその溶接制御装置のその種別の溶接シー
ケンスデータを入力する。入力データは一旦記憶装置8
に記憶され、次にフィールドバス50に教示用の信号が
出力される。
【0017】教示時には、図4に示すデータが上位制御
装置2からフィールドバス50に出力される。ここで、
データ書き込み信号605にハイが出力される。
【0018】この信号がフィールドバス50に送り出さ
れると、データ書き込み信号605がハイであることか
ら、nビットの装置アドレス信号603Aで指定される
溶接制御装置の、pビットの装置内アドレス信号603
Bで指定されるアドレスに、qビットの溶接シーケンス
データ604が記憶され、その溶接シーケンスデータが
mビットの溶接種別を示すデータ602で示される種別
のための溶接シーケンスデータであることが記憶され
る。このことによって、上位制御装置2のためのティー
チイング装置4から、上位制御装置2とフィールドバス
50を介して溶接制御装置22に対する溶接シーケンス
データの教示処理が完了する。明らかに、任意の溶接制
御装置に任意の溶接種別の溶接シーケンスデータを教示
できることが理解される。
【0019】次に、上位制御装置2が自動車ボディの搬
送装置を所定の状態まで進行させて溶接を開始するとき
の様子を説明する。このときは、上位制御装置2にどの
溶接制御装置にどの種別の溶接を開始させるかのデータ
が教示されているので、フィールドバス50に、溶接種
別を示すmビットの溶接開始信号602と、その種別の
溶接制御を実行させる一つの溶接制御装置を示すnビッ
トの装置アドレス信号603Aを出力する。このとき、
データ書き込み信号605もデータ読み取り信号606
もハイとされず、装置アドレス信号603Aで指定され
た溶接制御装置は、溶接シーケンスデータの教示でもな
く、モニタデータの出力要求でもなく、溶接開始信号6
02で指定される種別の溶接開始が指示されたことを認
識し、記憶装置28からその溶接種別の為の溶接シーケ
ンスデータを読み出して溶接制御を開始する。即ち、溶
接制御装置22には、自己の装置アドレス信号603A
を持ち、データ書き込み信号605もデータ読み取り信
号606もハイとされないデータがフィールドバス50
に出力されたときに、溶接制御装置22にあらかじめ記
憶されている溶接制御プログラムの実行を開始させるプ
ログラムが用意されている。この結果、スイッチング素
子32は、読み出された溶接シーケンスデータに基づい
て制御され、指定された溶接種別に最適な溶接電流に調
整する。また、バルブ群38も、読み出された溶接シー
ケンスデータに基づいて制御され、最適な挟圧力に調整
する。さらに、スイッチング素子32は読み出された通
電時間の終了時以降はオフ状態となり、通電を終了す
る。このようにして、読み出された溶接シーケンスデー
タに基づいた溶接条件にしたがった溶接が行われる。
【0020】溶接制御装置22には、溶接中に、実際の
溶接条件をモニタしてモニタ結果を記憶装置28内の特
定アドレスに記憶するプログラムが記憶されている。例
えば通電電流について言えば、溶接作業中の平均溶接電
流がセンサによって検出されて記憶装置28内の特定ア
ドレスに記憶される。この特定アドレスは、あらかじ
め、センサによって検出された平均溶接電流のモニタデ
ータの記憶場所としてプログラムされている。また、一
対の溶接ガンの実際の挟圧力がセンサによって検出され
て記憶装置28内の他の特定アドレスに記憶される。こ
の特定アドレスも、あらかじめ、センサによって検出さ
れた挟圧力のモニタデータの記憶領域として割り当てら
れている。
【0021】溶接の終了時に、溶接制御装置22は、図
5に示す一まとまりのデータをフィールドバス50に出
力するようにプログラムされている。図5において、ヘ
ッダ701はデータの開始を示す。ヘッダ701には、
通信制御情報に続けて、データを発信する溶接制御装置
に割り当てられているnビットの送信元を示す装置アド
レス信号703が含まれている。また、データの送信先
を示すデータとして、この場合、上位制御装置2に割り
当てられている装置アドレスを示すnビットの信号70
8も含まれている。ヘッダ701続けてメッセージが
出力される。メッセージには、溶接完了信号702が含
まれている。それに続けて、rビットのモニタデータ7
04が含まれている。最後にトレーラ707が出力され
てデータの終端が示される。
【0022】図5のデータがフィールドバス50に出力
されることで、上位制御装置2は、どの溶接制御装置で
溶接作業が完了したのか(送信元装置アドレス信号70
3で指定される)、そのときの溶接中のモニタデータ
(rビットのモニタデータ704で示される)がどうで
あったのかを認識し、フィールドバス50に出力された
モニタデータを記憶装置8に記憶していく。
【0023】上位制御装置4では溶接完了信号を入力し
たときに、自動車ボディの搬送装置を次の動作に向けて
制御する。この結果、溶接制御と自動車ボディの搬送制
御が同期をとりながら実行される。
【0024】溶接制御装置22は溶接完了時に図5のデ
ータをフィールドバス50に出力するようにプログラム
されているほか、上位制御装置2から図4のデータがフ
ィールドバス50に出力され、そのときのデータ読み取
り信号606がハイであるときにも、図5に示すデータ
を出力するようにプログラムされている。即ち、上位制
御装置2は必要なときに溶接制御装置22からモニタデ
ータを取り出せるようになっている。この場合、上位制
御装置2は、図4に示す送信先装置アドレス信号603
Aと装置内のアドレス信号603Bを出力して必要とす
るモニタデータの記憶場所を特定し、さらに、データ読
み取り信号606をハイとすることで、溶接制御装置に
モニタデータの出力を要求する。なお、この手法はモニ
タデータの出力要求に限られず、任意の装置内アドレス
を指定することができる。したがって、溶接シーケンス
データが記憶されている装置内アドレスを指定すること
で、上位制御装置2が溶接制御装置22に記憶されてい
る溶接シーケンスデータを読み出すことができる。
【0025】この実施の形態に係わる溶接制御システム
では、複数の溶接制御装置がフィールドバスによって上
位制御装置に接続されている。複数の溶接制御装置から
のモニタデータが図3に示す1つの上位制御装置2の記
憶装置8に集中して記憶されることにより、操作者が複
数の溶接制御装置の溶接状況を容易に確認しやすくな
る。また、上位制御装置2のティーチング装置4から各
溶接制御装置に溶接条件をティーチングできるので、モ
ニタデータを考慮したうえでそれぞれの溶接制御装置に
対して溶接条件を再ティーチングすることができる。し
たがって、操作性が良い。
【0026】上記したように、この実施の形態に係わる
溶接制御システムでは、上位制御装置2と溶接制御装置
22がフィールドバス50で結ばれ、溶接制御装置22
には複数種類の溶接シーケンスデータが記憶され、上位
制御装置2からフィールドバス50に溶接種別と溶接開
始を示す信号(mビットの溶接開始信号602で示され
る)が出力されたときに、その溶接制御装置22によっ
てその溶接種別に対応する溶接シーケンスデータに基づ
いて溶接が制御される溶接制御システムとなっており、
上位制御装置2からフィールドバス50に溶接制御装置
内のアドレスデータ603Bと溶接シーケンスデータ6
04が出力されるために、上位制御装置2のためのティ
ーチング装置4から溶接制御装置22に溶接シーケンス
データを教示することができ、各溶接制御装置毎にティ
ーチイング装置を用意する必要もなければ、ティーチン
グ作業者が一々溶接制御装置の存在場所にまで出向いて
ティーチングする必要がない。
【0027】また、溶接制御装置22に溶接中のモニタ
データが記憶され、溶接制御装置22からフィールドバ
ス50にそのモニタデータが出力されることから、モニ
タデータが上位制御装置2に集約され、生産活動のモニ
タデータが集中管理される。特に、この実施の形態で
は、溶接制御装置が溶接完了時にモニタデータをフィー
ルドバスに出力するようにプログラムされているため
に、モニタデータが逐次上位制御装置に集約される。ま
た、これとは別に、上位制御装置2からフィールドバス
50に装置アドレス信号603Aと装置内アドレス信号
603Bが出力されたときに、その装置内の特定アドレ
スに記憶されているモニタデータをフィールドバスに出
力するようにプログラムされており、上位制御装置は必
要なときにモニタデータを取り込んで集中管理すること
ができる。
【0028】実施の形態に示したように、上位制御装置
2に複数の溶接制御装置22がフィールドバス50で結
ばれている場合に、本発明は有用であり、上位制御装置
2からフィールドバス50に溶接制御装置のアドレスデ
ータ603Aと溶接制御装置内のアドレスデータ603
Bと溶接シーケンスデータ604が出力されるようにし
ていることから、上位制御装置2のためのティーチング
装置4から任意の溶接制御装置に任意の溶接種別の溶接
シーケンスデータを教示できる。
【0029】このように、上位制御装置2と溶接制御装
置22がフィールドバス50で結ばれ、上位制御装置2
にはティーチング装置4が用意されており、そのティー
チング装置4からフィールドバス50を介して溶接制御
装置22にティーチング可能トなっていることから、例
えば、さらに上位のコンピュータから上位制御装置2に
溶接種別を示すデータが送られてきたときに、そのデー
タに基づいて溶接制御装置22の教示操作を完了するこ
とが可能であり、システムの運用のための操作性が非常
に改善されている。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0031】請求項1のシステムによると、溶接の開始
タイミングを制御するために必要な上位制御装置を用い
てモニタデータを集中管理できるために、余分な配線を
必要とせず、システム構築コストが押さえられ、配線の
維持管理の負担が軽減する。しかも、上位制御装置は必
要なときに必要なときにモニタデータをとりこむことが
できる。
【0032】請求項2のシステムによると、上位制御装
置に逐次モニタデータが記憶され、上位制御装置によっ
て溶接制御装置群の状況を逐次もモニタすることができ
る。請求項3と4の溶接制御装置によると、請求項1と
2のシステムを容易に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の集中モニタシステムのシステム構成を示
す。
【図2】発明の集中モニタシステムのシステム構成を示
す。
【図3】実施の形態に係わる集中モニタシステムの略図
を示す。
【図4】ティーチング時にフィールドバスに出力される
データの一例を示す。
【図5】溶接終了時にフィールドバスに出力されるデー
タの一例を示す。
【符号の説明】
2 ・・上位制御装置 4 ・・ティーチング装置 8 ・・記憶装置 22 ・・溶接制御装置 28 ・・記憶装置 50 ・・フィールドバス 704 ・・モニタデータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位制御装置と複数の溶接制御装置がフ
    ィールドバスで結ばれ、上位制御装置からフィールドバ
    スに溶接制御装置群のうちの一つの溶接制御装置を特定
    する装置アドレス信号と溶接開始を示す信号が出力され
    たときに、その装置アドレス信号で特定される一つの溶
    接制御装置が溶接制御を開始する溶接制御装置群の集中
    モニタシステムであり、 各溶接制御装置は、装置内の特定アドレスに溶接制御中
    に検出したモニタデータを記憶するプログラムと、上位
    制御装置からフィールドバスに装置アドレス信号とその
    特定アドレスを示す装置内アドレス信号が出力されたと
    きに、その装置内の特定アドレスに記憶されているモニ
    タデータをフィールドバスに出力するプログラムを有す
    ることを特徴とする溶接制御装置群の集中モニタシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 上位制御装置と複数の溶接制御装置がフ
    ィールドバスで結ばれ、上位制御装置からフィールドバ
    スに溶接制御装置群のうちの一つの溶接制御装置を特定
    する装置アドレス信号と溶接開始を示す信号が出力され
    たときに、その装置アドレス信号で特定される一つの溶
    接制御装置が溶接制御を開始する溶接制御装置群の集中
    モニタシステムであり、 各溶接制御装置は、装置内の特定アドレスに溶接制御中
    に検出したモニタデータを記憶するプログラムと、所与
    のタイミングでその装置内の特定アドレスに記憶されて
    いるモニタデータをフィールドバスに出力するプログラ
    ムを有することを特徴とする溶接制御装置群の集中モニ
    タシステム。
  3. 【請求項3】 フィールドバスを介して上位制御装置に
    接続されて用いられる溶接制御装置であり、フィールド
    バスに当該溶接制御装置の装置アドレス信号と溶接開始
    を示す信号が出力されたときに溶接制御プログラムの実
    行を開始させるプログラムと、装置内の特定アドレスに
    溶接制御中に検出したモニタデータを記憶するプログラ
    ムと、フィールドバスに当該溶接制御装置の装置アドレ
    ス信号とその特定アドレスを示す装置内アドレス信号が
    出力されたときにその装置内の特定アドレスに記憶され
    ているモニタデータをフィールドバスに出力するプログ
    ラムとを有することを特徴とする溶接制御装置。
  4. 【請求項4】 フィールドバスを介して上位制御装置に
    接続されて用いられる溶接制御装置であり、フィールド
    バスに当該溶接制御装置の装置アドレス信号と溶接開始
    を示す信号が出力されたときに溶接制御プログラムの実
    行を開始させるプログラムと、装置内の特定アドレスに
    溶接制御中に検出したモニタデータを記憶するプログラ
    ムと、所与のタイミングでその装置内の特定アドレスに
    記憶されているモニタデータをフィールドバスに出力す
    るプログラムとを有することを特徴とする溶接制御装
    置。
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