JP2002215504A - 通信制御システム - Google Patents

通信制御システム

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JP2002215504A
JP2002215504A JP2001010134A JP2001010134A JP2002215504A JP 2002215504 A JP2002215504 A JP 2002215504A JP 2001010134 A JP2001010134 A JP 2001010134A JP 2001010134 A JP2001010134 A JP 2001010134A JP 2002215504 A JP2002215504 A JP 2002215504A
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JP2001010134A
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Mamoru Fukuda
守 福田
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御装置および駆動装置に接続された通信制
御装置のシステムプログラムの変更を容易に実行するこ
とができる通信制御システムを提供する。 【解決手段】 通信制御システムは、通信制御装置とシ
ステムプログラム書き換え装置とを有する。通信制御装
置は、プログラムを格納する不揮発性メモリと、作業用
RAMを具備し、通常動作時には不揮発性メモリから作
業用RAMに読み出されたシステムプログラムに従っ
て、制御装置および駆動装置と制御用ネットワークとの
間の信号の授受を制御する。システムプログラム書き換
え装置は、更新対象システムプログラムと、更新対象の
通信制御装置および更新対象システムプログラムを指定
する情報を入力する入力手段と、当該システムプログラ
ムを通信制御装置に転送する転送プログラムと、システ
ムプログラムを通信制御装置に転送するために、制御用
ネットワークと通信する通信手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムプログラ
ムを格納する電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ
と、作業用RAMを具備し、不揮発性メモリに格納され
たシステムプログラムに記述されている手順に従って、
制御装置および駆動装置のそれぞれと制御用ネットワー
クとの間の信号の授受を制御する通信制御装置を有する
通信制御システムに関し、特に、通信制御装置内の不揮
発性メモリに格納された通信制御用システムプログラム
の書き換えを行う方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、この種の制御システムの一例を
示すブロック図である。図9において、制御装置11お
よび駆動装置31は、それぞれ通信制御装置21および
41を介して、制御用ネットワーク51に接続されてい
る。ここでいう駆動装置31は例えば、それぞれNC旋
盤を駆動する駆動装置であり、制御装置11は、例え
ば、それらの駆動装置31の個別処理または並列処理を
制御する制御装置である。そのような制御システムの例
においては、制御用ネットワーク51は、1つのNC装
置内の制御専用のローカルネットワークである。
【0003】図10は、図9の通信制御装置のブロック
図の第1の例である。図10の通信制御装置21aは、
通信制御専用のCPU211a、プログラマブルROM
(PROM)212a、RAM213a、デュアルポー
トRAM(DPRAM)214a、入出力制御部(I/
O)215a、LED217a、設定スイッチ218
a、通信コネクタ219a、通信ドライバ216aを備
え、CPU211aは、システムバス210aを介して
PROM212a、RAM213a、DPRAM214
a、入出力制御部(I/O)215aおよび通信ドライ
バ216aに接続されている。
【0004】PROM212aは、システムプログラム
を格納する不揮発性メモリである。ここで、システムプ
ログラムとは、制御装置11aおよびそれぞれの駆動装
置31間またはその他の装置との間の通信制御手順を記
述したプログラムである。RAM213aは作業用メモ
リである。DPRAM214aは、制御装置11a(ま
たは駆動装置31、図には制御装置の場合が記述されて
いる)、通信制御装置21aとコマンドおよびデータの
授受を行う共有メモリである。設定スイッチ218aは
動作モードなどを設定する。ここで、動作モードなどと
は、通常動作モードとその他の動作モード、例えばプロ
グラム書き換えモード、自己診断モード等である。ま
た、通信制御装置のネットワークアドレス設定もここで
行われる。LED217aは設定スイッチ218aによ
って設定された動作状態を表示する。I/O215a
は、LEDの出力および設定スイッチへの入力を制御す
る。通信コネクタ219aは、通信制御装置21aを制
御ネットワーク220aに接続する。通信ドライバ21
6aは、通信制御装置21aと制御用ネットワーク22
0aとの間の通信をインタフェースする。
【0005】図11は、図9の通信制御装置の第2の例
のブロック図のである。図11も、図10と同様の構成
をもっているが、図10では、システムプログラムを格
納する不揮発性メモリにPROM212aが使用されて
いるのに対して、図11の通信制御装置21bはシステ
ムプログラムを格納する不揮発性メモリとしてフラッシ
ュメモリ212bを具備し、該フラッシュメモリ書き込
み用の治具を接続するためのコネクタ221bを具備し
ている。ここでフラッシュメモリ書き込み用の治具と
は、フラッシュメモリに書き込むデータが搭載されてい
るフラッシュメモリ専用の基板である。図11の通信制
御装置21bのその他の部品は、図10の通信制御装置
21aの対応する部品(同じ数字で示されている部品)
と同じである。
【0006】図12は、図9の通信制御装置の第3の例
のブロック図である。図12も、図10と同様の構成を
持っているが、図12ではシステムプログラムを格納す
る不揮発性メモリとしてフラッシュメモリ212cを具
備し、制御用ネットワーク220cとは別に、該フラッ
シュメモリ書き込み用にRS−232C(米電子工業界
によって規定されたコンピュータと周辺機器とのインタ
フェース規格)でPCと接続するための保守用コネクタ
222cおよびRS−232Cドライバ221cを具備
している。図12の通信制御装置21cのその他の部品
は、図10の通信制御装置21aの対応する部品と同じ
である。図10から図12までのブロック図で示されて
いる通信制御装置は、いずれも、図9の制御装置および
駆動装置の構造を変更することなく使用することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10の通信制御装置
21aのように、システムプログラムの格納にPROMを使
用した場合において、例えば、駆動装置に変更があって
当該システムプログラムを変更するときには、従来、制
御装置または駆動装置の電源を切り、通信制御装置を分
解してPROMを交換する作業内容となるので、システムプ
ログラムを変更する作業は、時間を要し、またPROMのピ
ンを曲げたり逆挿しなどの作業誤りの危険性を含んでい
るので、そのことがシステムプログラムの交換を困難に
させていた。
【0008】前記図11の通信制御装置21bのように
システムプログラムの格納にフラッシュメモリを使用し
て、専用書き込み治具によってフラッシュメモリに書き
込みを行う場合には、制御機器の小型化に伴い、該制御
機器に制御装置および駆動装置が組み込まれている構造
によっては、制御機器の一部を分解しなければならない
という問題も発生する。その様な場合には専用書き込み
治具の挿抜作業が困難になる上、通信制御装置個別に作
業を行う必要があるので、システムプログラムの交換に
多大な工数が必要であった。また、図11の通信制御装
置21bでは、専用書き込み治具接続のための専用コネ
クタを実装する必要があった。
【0009】前記図12の通信制御装置21bのように
システムプログラムの格納にフラッシュメモリを使用
し、該フラッシュメモリ書き換えはRS−232Cコネ
クタ222cに接続したPCから書き込みを行う場合に
は、RS−232Cケーブルの接続作業において図11
の例で記した制御機器の小型化に伴う問題が発生し、か
つ、システムプログラムの書き込み中に異常が発生した
場合に、再起動後、制御ネットワークに接続することが
できなくなるという問題があった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、制御装置および駆動装置
に接続された通信制御装置のシステムプログラムの変更
を容易に実行することができる通信制御システムを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、システム
プログラムを格納する電気的に書き換え可能な不揮発性
メモリと、作業用RAMを具備し、通常動作時には不揮
発性メモリから作業用RAMに読み出されたシステムプ
ログラムに記述されている手順に従って、制御装置およ
び駆動装置のそれぞれと制御用ネットワークとの間の信
号の授受を制御する通信制御装置を有するタイプの通信
制御システムにおいて、システムプログラム書き換え装
置を具備することによって解決される。
【0012】このシステムプログラム書き換え装置は、
更新すべきシステムプログラムと、システムプログラム
を更新する通信制御装置および更新対象システムプログ
ラムを指定する情報を入力する入力手段と、指定された
システムプログラムを、指定された通信制御装置に転送
する手順が記述されている転送プログラムと、該転送プ
ログラムに従って、指定されたシステムプログラムを、
指定された通信制御装置に転送するために、前記制御用
ネットワークと通信する通信手段とを備えている。
【0013】このように、制御用ネットワークを介して
システムプログラム書き換え装置から、指定したシステ
ムプログラムを指定した通信制御装置にロードすること
ができるので、システムプログラムを更新するための特
別な部品を通信制御装置に装備することを必用とせず、
また、複数の通信制御装置のシステムプログラムの更新
を同時に実行することができる。
【0014】前記通信制御装置の不揮発性メモリは、電
源ON後システムプログラムを不揮発性メモリから作業用
RAMに転送する処理を制御するブートプログラムを格
納する第1の領域と、更新用のシステムプログラムを格
納する第2の領域と、バックアップ用のシステムプログ
ラムを格納する第3の領域とを有することができる。こ
の場合には、前記システムプログラム書き込み装置から
転送されたシステムプログラムは第2の領域に格納され
る。
【0015】さらに、第1の領域には、前記ブートプロ
グラムと共に、その誤り検出用のサム値が格納され、第
2の領域には、更新用のシステムプログラムと共に、そ
の誤り検出用のサム値が格納され、第3の領域には、バ
ックアップ用のシステムプログラムと共に、その誤り検
出用のサム値が格納され、システムプログラム書き込み
装置の転送プログラムは指定されたシステムプログラム
と共にその誤り検出用のサム値を、指定された通信制御
装置に転送する。この場合には、前記転送プログラム
は、指定されたシステムプログラムを、転送フレーム毎
に分割して送信し、通信制御装置は、転送フレーム毎に
システムプログラム書き込み装置から転送されたシステ
ムプログラムを作業用RAMに展開してそのサム値を計
算し、その計算されたサム値が、システムプログラム書
き込み装置から転送されたサム値と一致したときには、
作業用RAMに展開されたシステムプログラムを第2の
領域に格納する。
【0016】また、前記バックアップ用システムプログ
ラムは、工場出荷時に、その誤り検出用のサム値と共に
書き込まれることができる。
【0017】前記不揮発性メモリは、独立に初期化する
ことができる3つの領域を有するフラッシュメモリであ
ることが望ましく、この場合には、該3つの領域にブー
トプログラムと更新用システムプログラムとバックアッ
プ用システムプログラムがそれぞれのサム値と共に格納
される。
【0018】一方、前記システムプログラム書き込み装
置の1つの実施態様は、転送プログラムと、制御装置用
通信制御装置のシステムプログラムと駆動装置用システ
ムプログラムとを格納したハードディスクと、入力手段
と通信手段とを有し、前記入力手段は書き換え対象の通
信制御装置およびシステムプログラムを指定するための
キーボードと入力制御装置を備え、前記通信手段は、シ
ステムプログラム書き込み装置を制御ネットワークに接
続する通信コネクタと、システムプログラム書き込み装
置と制御ネットワークとの間の通信をインタフェースす
る通信ドライバを有する。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明を適用した通信制
御装置のブロック図である。図1の通信制御装置20
は、通信制御専用のCPU111、フラッシュメモリ1
12、作業用RAM113、共有メモリ114、LED
117、設定スイッチ118、I/O(入出力制御装
置)115、通信ドライバ116および通信コネクタ1
19を有し、CPU111はシステムバス110を介し
てにフラッシュメモリ112、作業用RAM113、共
有メモリ114、I/O115および通信ドライバ11
6接続されている。
【0020】フラッシュメモリ112はシステムプログ
ラムを格納する。共有メモリ114は制御装置本体10
(または駆動装置本体30、図には制御装置の場合が記
述されている)とコマンドおよびデータの授受を行う。
LED117は動作状態を表示する。設定スイッチ11
8は動作モードなどを設定する。I/O(入出力制御装
置)115は、LEDからの出力および設定スイッチへ
の入力を制御する。通信コネクタ119は、通信制御装
置20を制御ネットワーク120に接続する。通信ドラ
イバ116は、通信制御装置20と制御用ネットワーク
120との間の通信をインタフェースする。
【0021】図2は、図1におけるフラッシュメモリ1
12のメモリマップである。フラッシュメモリ112
は、それぞれ独立に初期化可能な第1、第2、第3の領
域を備えている。第1の領域は、更新用システムプログ
ラム1125と、この更新用システムプログラム112
5のサム値1124を格納する。第2の領域は、バック
アップ用システムプログラム1123とこのバックアッ
プ用システムプログラム1123のサム値1122を格
納する。バックアップ用システムプログラム1123と
そのサム値1122は出荷時に書き込まれている。第3
の領域は、ブートプログラム1120と、このブートプ
ログラム1120のサム値1121を格納する。
【0022】ブートプログラム1120は、電源ON時に
起動され、CPU111とRAM113および通信ドラ
イバ116などの各構成要素を初期化後、該フラッシュ
メモリの更新用またはバックアップ用のいずれかのシス
テムプログラムをRAM113に転送する。その後、ブ
ートプログラム1120は、RAMに転送されたシステ
ムプログラムを起動する。
【0023】図3は、図2におけるブートプログラム1
121の動作を示すフローチャートである。ブートプロ
グラム1120は、電源ON時に起動され、CPU111
の初期化処理(ステップS1)実行後、RAM113、共
有メモリ114、入出力装置115および通信ドライバ
116などから構成される周辺装置の初期化(ステップ
S2)を実行する。その後、更新用システムプログラム
1125のサム値を算出する(ステップS3)。算出され
た更新用システムプログラムのサム値が第1の領域のサ
ム値1124に一致した場合には、更新用システムプロ
グラム正常と判断し、更新用システムプログラムの起動
をLEDに表示し(ステップS4)、更新用システムプロ
グラムをRAM113に転送する(ステップS5)。前記
算出された更新用システムプログラムのサム値が第1の
領域に格納されているサム値1124と一致しない場合
には、更新用システムプログラム異常と判断し、バック
アップ用システムプログラムのサム値を算出する(ステ
ップS7)。
【0024】算出されたバックアップ用システムプログ
ラムのサム値がフラッシュメモリの第2の領域に格納さ
れたサム値1122と一致した場合には、バックアップ
用システムプログラム正常と判断し、バックアップ用シ
ステムプログラムの起動をLEDに表示し(ステップS
8)、バックアップ用システムプログラムをRAMに転
送する(ステップS9)。前記算出されたバックアップ用
システムプログラムのサム値がフラッシュメモリの第2
の領域に格納されたサム値1122と一致しない場合に
は、バックアップ用システムプログラム異常と判断し、
システム異常をLEDに表示する(ステップS10)。
【0025】更新用システムプログラムまたはバックア
ップ用システムプログラムがRAMに転送されたとき、
ブートプログラム1120はRAM上のシステムプログ
ラムを起動する(ステップS6)。更新用システムプログ
ラムおよびバックアップ用システムプログラムのいずれ
も異常と判断されたときには、システム異常と判定して
システムプログラムの起動を実行せずに終了する。
【0026】図4は、本発明を適用した通信制御システ
ムの構成図である。図4において、制御装置10および
駆動装置30にそれぞれ接続された通信制御装置20お
よび40のシステムプログラムを更新するために、制御
用ネットワーク50にシステムプログラム書き込み装置
60が接続される。システムのプログラム書き込み装置
60が制御用ネットワーク50に接続されるのはシステ
ムプログラム更新時のみで、通常の稼働時には取り外す
ことが出来る。
【0027】図5は、図4のシステムプログラム書き込
み装置60のブロック図である。システムプログラム書
き込み装置60は、CPU601、システムプログラム
および転送プログラムを格納したハードディスク60
2、作業用RAM603、システムプログラムの書き換
え処理状態を通知するCRT607と出力制御装置60
4、書き換え対象の通信制御装置およびシステムプログ
ラムを指定するためのキーボード608と入力制御装置
605、システムプログラム書き込み装置60を制御ネ
ットワーク610に接続する通信コネクタ609、シス
テムプログラム書き込み装置60と制御ネットワークと
をインタフェースする通信ドライバ606を備えてい
る。CPU601はシステムバス600を介してハード
ディスク602、作業用RAM603、出力制御装置6
04、入力制御装置605および通信ドライバ606に
接続されている。入力制御装置605は、キーボード6
08への入力を制御する。出力制御装置604はCRT
607による表示を制御する。
【0028】ハードディスク602には、制御装置用通
信制御装置20のシステムプログラム6022、駆動装
置用通信制御装置のシステムプログラム6023、およ
び前記システムプログラムを転送するための転送プログ
ラム6021が格納されている。
【0029】図6は、図4のシステムにおけるシステム
プログラム書き換え時の通信シーケンス例である。通信
制御装置のシステムプログラムを更新する場合には、シ
ステムプログラム書き込み装置60のキーボード608
を使用して、システムプログラム書き換え対象となる通
信制御装置のアドレスと、転送するシステムプログラム
とを指定する情報を入力する。この時、システムプログ
ラム書き込み装置60の転送プログラム6021は、シ
ステムプログラム転送開始要求を、指定された通信制御
装置に対し送信する。通信制御装置は、初期化処理後、
ブートプログラム1120によって作業RAMに読み出
された後、起動されたシステムプログラムにしたがって
通常運転モードで動作している。システムプログラム
は、システムプログラム転送開始要求を受信すると、シ
ステムプログラム更新モードに遷移する。システムプロ
グラム書き込み装置60にシステムプログラム転送開始
応答を返信してモード遷移を通知する。
【0030】プログラム書き込み装置60の転送プログ
ラム6021は、指定されたシステムプログラムをハー
ドディスクから読み出し、1回に転送可能なサイズ(転
送フレームで転送可能なサイズ)に分割して該通信制御
装置に送信する。前記の分割されたシステムプログラム
を受信した通信制御装置20のシステムプログラムは、
受信データをRAM113に保存後応答を返す。上記分
割されたシステムプログラムの転送処理は、システムプ
ログラムの全データが送信完了するまで繰り返される。
前記プログラム書き込み装置60の転送プログラム60
21は、全データの送信が完了すると、システムプログ
ラム転送終了要求を送信する。
【0031】当該通信制御装置のシステムプログラム
は、システムプログラム転送終了要求を受信したタイミ
ングで、RAMに保存したシステムプログラムのサム値
を計算しシステムプログラムの先頭に格納されたサム値
と照合する。サム値が一致した場合には、フラッシュメ
モリの更新用システムプログラム1125を消去し、前
記RAM113上のシステムプログラムをフラッシュメ
モリに書き込み後、正常応答を該プログラム書き込み装
置に返信する。サム値が一致しなかった場合には、フラ
ッシュメモリの更新は実施せずに否定応答を該プログラ
ム書き込み装置に返信する。(この場合には、システム
プログラム書き込み装置60のオペレータが再度、書き
込み操作を実行する。例えば、ノイズ等によってシステ
ムプログラムを転送中にデータが壊れた場合には再実行
で成功する。) 図7は、図6の通信シーケンスにおけるシステムプログ
ラム転送開始要求、システムプログラムデータ転送要
求、およびシステムプログラム転送終了要求の電文書式
である。これらの電文形式は転送プログラムに規定され
ている。図7において、送信先アドレスにはシステムプ
ログラム更新対象となる通信制御装置のステーション番
号、送信元アドレスにはシステムプログラム書き込み装
置のステーション番号が格納される。
【0032】電文書式の第3のフィールドは要求項目が
書き込まれ、システムプログラム転送開始要求、システ
ムプログラムデータ転送要求、およびシステムプログラ
ム転送終了要求には、それぞれ、転送開始要求、データ
転送要求、および転送終了要求が書き込まれる。
【0033】電文書式の第4のフィールドは、最終デー
タフラグが書き込まれるフィールドで、システムプログ
ラムデータ転送要求の最終フレーム前の転送フレームに
は0をセットして転送され、最終フレーム転送時には、
1がセットされる。システムプログラム転送開始要求、
およびシステムプログラム転送終了要求の最終データフ
ラグのフィールドは不使用である。
【0034】電文書式の第5のフィールドは、データサ
イズが記述される。システムプログラム転送開始要求、
およびシステムプログラム転送終了要求には、それぞ
れ、転送するデータサイズおよび転送されたシステムプ
ログラム全体のデータサイズが書き込まれる。システム
プログラムデータ転送要求のこのフィールドには、当該
通信フレームに書き込まれるデータのデータサイズが書
き込まれる。
【0035】電文書式の第6のフィールドにはデータが
書き込まれ、システムプログラム転送開始要求、および
システムプログラム転送終了要求においては、それぞれ
転送するシステムプログラム名および転送されたシステ
ムプログラム名が書き込まれる。また、システムプログ
ラムデータ転送要求のこのフィールドには、当該転送フ
レームのシステムプログラムデータが書き込まれる。シ
ステムプログラムは、先頭のサム値から順に分割され、
上記したように、最終データフラグのフィールドに0を
セットして転送される。最終フレーム転送時には、最終
データフラグに1がセットされる。
【0036】図8は、本発明を適用した通信制御装置の
システムプログラム更新時における状態遷移図である。
通信制御装置は、電源ON後、自己診断状態(ステップ
S21)となり、不揮発性メモリに格納されたシステム
プログラムのサムチェックとRAMへの転送を実行後、
運転状態(ステップS22)に遷移する。ここでの処理
は、図3を使用してすでに説明してある。
【0037】運転状態(ステップS22)でシステムプロ
グラム転送開始要求を受信すると、システムプログラム
データ受信待ち状態(ステップS23)に遷移する。ステ
ップS23ではシステムプログラムが伝送フレーム単位
に分割されて送信されるので、受信データをRAMに展
開し、システムプログラムイメージを組み立てる。最終
データの受信を確認すると、システムプログラム転送終
了要求受信待ち状態(ステップS24)となる。ステップ
S24で、システムプログラム転送終了要求を受信する
と、RAM上のシステムプログラムのサムチェックを実
施し、正常ならばフラッシュメモリの領域1124およ
び1125の消去を行う。
【0038】フラッシュメモリの消去が確認されたら
(ステップS25)、RAM上のシステムプログラムをフ
ラッシュメモリに書き込み、書き込み完了を待つ(ステ
ップS26)。全データの書き込みが完了したら、プロ
グラム書き込み装置にシステムプログラム転送終了要求
の応答を送信し、通常運転状態(ステップS22)に遷移
する。更新されたシステムプログラムは、次回電源ON
以降有効となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
システムプログラムを制御用ネットワーク経由でプログ
ラム書き込み装置から一括してシステムプログラムを更
新できるため、通信制御装置および通信制御装置が組み
込まれた機器を分解したり、システムプログラム書き込
み用の専用ケーブルを接続などの、個々のシステムプロ
グラム書き換え対象の装置における作業を不要にするこ
とができる。また、接続されている制御用ネットワーク
を利用するので、通信制御装置本体にシステムプログラ
ム書き換えのための専用のコネクタや、システムプログ
ラム書き換えのための専用配線を設けることも不要にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信制御装置のブロック図である。
【図2】図1における不揮発性メモリのメモリマップ例
である。
【図3】図2における本発明のブートプログラムのフロ
ーチャートである。
【図4】本発明を適用した通信制御システムの構成例で
ある。
【図5】システムプログラム書き込み装置のブロック図
である。
【図6】システムプログラム書き換え時における、通信
制御装置20のシステムプログラムとシステムプログラ
ム書き込み装置の転送プログラムとの間の通信シーケン
ス例である。
【図7】図6における電文書式例である。
【図8】本発明によるシステムプログラム更新時におけ
る通信制御装置の状態遷移図である。
【図9】従来の通信制御システムの構成例である。
【図10】従来技術による通信制御装置の第1の例のブ
ロック図である。
【図11】従来技術による通信制御装置の第2の例のブ
ロック図である。
【図12】従来技術による通信制御装置の第3の例のブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 制御装置 20 通信制御装置 11 制御装置 20 通信制御装置 21 通信制御装置 30 駆動装置 31 駆動装置 40 通信制御装置 41 通信制御装置 50 制御用ネットワーク 51 制御用ネットワーク 60 システムプログラム書き込み装置 110 システムバス 111 CPU 112 フラッシュメモリ 113 RAM 114 共有メモリ 115 I/O(入出力制御装置) 116 通信ドライバ 117 LED 118 設定スイッチ 119 通信コネクタ 120 制御用ネットワーク 210a、210b、210c システムバス 211a、211b、211c CPU 212a PROM 212b、212c フラッシュメモリ 213a、213b、213c RAM 214a、214b、214c 共有メモリ(DPRA
M) 215a、215b、215c I/O(入出力制御装
置) 216a、216b、216c 通信ドライバ 217a、217b、217c LED 218a、218b、218c 設定スイッチ 219a、219b、219c 通信コネクタ 220a、220b、220c 制御用ネットワーク 221b 専用治具用コネクタ 221c RS−232Cドライバ 222c 保守用コネクタ 600 システムバス 601 CPU 602 ハードディスク 603 RAM 604 出力制御装置 605 入力制御装置 606 通信ドライバ 607 CRT 608 キーボード 609 通信コネクタ 610 制御用ネットワーク 1120 ブートプログラム 1121、1122、1124 サム値 1123 バックアップ用システムプログラム 1125 更新用システムプログラム 6021 転送プログラム 6022 制御装置用通信制御装置のシステムプログラ
ム 6023 駆動装置用通信制御装置のシステムプログラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムプログラムを格納する電気的に
    書き換え可能な不揮発性メモリと、作業用RAMを具備
    し、通常動作時には不揮発性メモリから作業用RAMに
    読み出されたシステムプログラムに記述されている手順
    に従って、制御装置および駆動装置のそれぞれと制御用
    ネットワークとの間の信号の授受を制御する通信制御装
    置を有する通信制御システムにおいて、 更新すべきシステムプログラムと、システムプログラム
    を更新する通信制御装置および更新対象システムプログ
    ラムを指定する情報を入力する入力手段と、指定された
    システムプログラムを、指定された通信制御装置に転送
    する手順が記述されている転送プログラムと、該転送プ
    ログラムに従って、指定されたシステムプログラムを、
    指定された通信制御装置に転送するために、前記制御用
    ネットワークと通信する通信手段とを備えているシステ
    ムプログラム書き換え装置を有することを特徴とする通
    信制御システム。
  2. 【請求項2】 前記通信制御装置の不揮発性メモリは、
    電源ON後システムプログラムを不揮発性メモリから作業
    用RAMに転送する処理を制御するブートプログラムを
    格納する第1の領域と、更新用のシステムプログラムを
    格納する第2の領域と、バックアップ用のシステムプロ
    グラムを格納する第3の領域とを有し、前記システムプ
    ログラム書き込み装置から転送されたシステムプログラ
    ムは第2の領域に格納される、請求項1に記載の通信制
    御システム。
  3. 【請求項3】 第1の領域には、前記ブートプログラム
    と共に、その誤り検出用のサム値が格納され、第2の領
    域には、更新用のシステムプログラムと共に、その誤り
    検出用のサム値が格納され、第3の領域には、バックア
    ップ用のシステムプログラムと共に、その誤り検出用の
    サム値が格納され、システムプログラム書き込み装置の
    転送プログラムは、指定されたシステムプログラムと共
    にその誤り検出用のサム値を指定された通信制御装置に
    転送し、 前記転送プログラムは、指定されたシステムプログラム
    を、転送フレーム毎に分割して送信し、通信制御装置
    は、転送フレーム毎にシステムプログラム書き込み装置
    から転送されたシステムプログラムを作業用RAMに展
    開してそのサム値を計算し、その計算されたサム値が、
    システムプログラム書き込み装置から転送されたサム値
    と一致したときには、作業用RAMに展開されたシステ
    ムプログラムを第2の領域に格納する、請求項2に記載
    の通信制御システム。
  4. 【請求項4】 前記バックアップ用システムプログラム
    は、工場出荷時に、その誤り検出用のサム値と共に書き
    込まれる請求項2に記載の通信制御システム。
  5. 【請求項5】 前記不揮発性メモリは、独立に初期化す
    ることができる3つの領域を有するフラッシュメモリで
    あり、該3つの領域にブートプログラムと更新用システ
    ムプログラムとバックアップ用システムプログラムがそ
    れぞれのサム値と共に格納される、請求項4に記載の通
    信制御システム。
  6. 【請求項6】 前記システムプログラム書き込み装置
    は、転送プログラム、制御装置用通信制御装置のシステ
    ムプログラム、駆動装置用システムプログラムを格納し
    たハードディスクを有し、前記入力手段は書き換え対象
    の通信制御装置およびシステムプログラムを指定するた
    めのキーボードと入力制御装置を備え、前記通信手段
    は、システムプログラム書き込み装置を制御ネットワー
    クに接続する通信コネクタと、システムプログラム書き
    込み装置と制御ネットワークとの間の通信をインタフェ
    ースする通信ドライバを有する、請求項1に記載の通信
    制御システム。
  7. 【請求項7】 通信制御装置のシステムプログラムを更
    新するとき、システムプログラム書き込み装置のキーボ
    ードから、システムプログラム書き換え対象となる通信
    制御装置のアドレスと、転送するシステムプログラムと
    を指定する情報が入力され、 システムプログラム書き込み装置の転送プログラムは、
    システムプログラム転送開始要求を、指定された通信制
    御装置に対し送信し、 当該通信制御装置の作業RAMに書き込まれているシス
    テムプログラムは、システムプログラム転送開始要求を
    受信すると、システムプログラム書き込み装置に対しシ
    ステムプログラム転送開始応答を返信し、 プログラム書き込み装置の転送プログラムは、指定され
    たシステムプログラムをハードディスクから読み出し、
    転送フレームで転送可能なサイズに分割してシステムプ
    ログラムデータ転送要求に書き込んで当該通信制御装置
    に送信し、 前記転送フレームのシステムプログラムを受信した通信
    制御装置は、受信データを前記作業RAMに保存後、シ
    ステムプログラムデータ転送応答を返し、 上記転送フレームに分割されたシステムプログラムの転
    送処理は、システムプログラムの全データの送信が完了
    するまで繰り返され、 前記プログラム書き込み装置の転送プログラムは、全デ
    ータの送信が完了すると、システムプログラム転送終了
    要求を送信し、 当該通信制御装置のシステムプログラムは、システムプ
    ログラム転送終了要求を受信したタイミングで、RAM
    に保存したシステムプログラムのサム値を計算しシステ
    ムプログラムの先頭に書き入れられたたサム値と照合
    し、サム値が一致した場合には、フラッシュメモリの更
    新用システムプログラムを消去し、前記RAM上のシス
    テムプログラムをフラッシュメモリに書き込み、 正常応答を該プログラム書き込み装置の転送プログラム
    に返信し、 サム値が一致しなかった場合には、フラッシュメモリの
    更新は実施せずに否定応答を該プログラム書き込み装置
    の転送プログラムに返信する請求項6に記載の通信制御
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264978A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Brother Ind Ltd 情報処理装置、及びその起動方法

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JP2007264978A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Brother Ind Ltd 情報処理装置、及びその起動方法

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