JP2001057377A - テープキャリア - Google Patents

テープキャリア

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JP2001057377A
JP2001057377A JP11231292A JP23129299A JP2001057377A JP 2001057377 A JP2001057377 A JP 2001057377A JP 11231292 A JP11231292 A JP 11231292A JP 23129299 A JP23129299 A JP 23129299A JP 2001057377 A JP2001057377 A JP 2001057377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape carrier
insulating film
slit
wiring layer
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP11231292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiro Okano
達広 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】折り曲げ部のスリット加工を容易にし、配線層
の密着強度を向上させ、且つ断線を防止できるテープキ
ャリアを提供することを目的とする。 【解決手段】ポリイミドフィルムからなる絶縁フィルム
11と銅フィルム12が形成された2層テープに搬送及
び位置決め用のスプロケットホール13を形成し、絶縁
フィルム11の所定位置にデバイスホール14及び折り
曲げ部17に所定深さの堀込みスリット15をレーザ加
工にて形成する。次に、銅フィルム12をパターニング
処理して配線層12aを形成する。次に、堀込みスリッ
ト15が形成された絶縁フィルム11の反対面の配線層
12a及び絶縁フィルム11上に可撓性保護層16を形
成しテープキャリアを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、TAB(Tap
e Automated Bonding)において使用
されるテープキャリアに関し、特に、折り曲げ可能なテ
ープキャリアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器における軽薄短小化の傾
向は、TABにおいても使用されるテープキャリアを折
り曲げ可能にすることを要求している。例えば、液晶表
示装置の駆動回路では、液晶表示装置の外装ハウジング
の表面に占める液晶表示画面の割合を大きくするため
に、使用されているテープキャリアが液晶表示画面から
後方に向かい折り曲げられている。
【0003】図4(a)には従来のテープキャリアの一
例を示す模式平面図を、また、図4(b)には図4
(a)の模式平面図をE−E線で切断した構成模式断面
図をそれぞれ示す。上記テープキャリアは、スプロケッ
トホール32、デバイスホール33及びスリット34が
形成された絶縁フィルム31の折り曲げ部にスリット3
4を形成し折り曲げ可能な構成にしてあり、折り曲げ部
の強度を保つために可撓性保護層37が形成されてい
る。可撓性保護層37には、エポキシ系接着樹脂やアク
リル系樹脂が使用されている。さらに、折り曲げ部のス
リット34には、折り曲げ時に配線層35を保護するた
めに絶縁樹脂36を埋め込んでいる。
【0004】従来のテープキャリアでは、配線層35は
接着剤を介して絶縁フィルム31に接着されているが、
この接着剤はテープキャリアの耐熱性を低下させている
ため、最近では導体層と絶縁フィルムの2層からなる2
層テープが用いられるようになってきた。従来の接着層
を有するテープキャリアでは、接着層が形成された絶縁
フィルムにスプロケットホール等の穴開け加工し、導体
層を貼り付けた後デバイスホールや折り曲げ部のスリッ
トを形成している。その製造工程は非常に複雑であり、
製造時間や製造コストを上昇させる原因にもなってい
る。また、折り曲げ部の配線層は絶縁層との密着が悪
く、折り曲げを繰り返した際に配線層の断線につながる
ような問題も起こっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み考案されたもので、折り曲げ部のスリット加工を
容易にし、配線層の密着強度を向上させ、且つ断線を防
止できるテープキャリアを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記問題
を解決するために、まず請求項1においては、絶縁フィ
ルム上に配線層が形成されてなる折り曲げ可能なテープ
キャリアにおいて、前記折り曲げ可能な箇所の前記絶縁
フィルムの折り曲げ部に所定の深さの堀込みスリットが
形成されていることを特徴とするテープキャリアとした
ものである。
【0007】また、請求項2においては、前記堀込みス
リットがレーザー加工によって形成されていることを特
徴とする請求項1記載のテープキャリアとしたものであ
る。
【0008】さらにまた、請求項3においては、前記堀
込みスリットと反対面の前記絶縁フィルム上の折り曲げ
部に可撓性保護層が形成されていることを特徴とする請
求項1又は請求項2に記載のテープキャリアとしたもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(a)は、本発明のテープキ
ャリアの一実施例を示す模式平面図を、図1(b)は、
図1(a)の模式平面図をA−A線で切断した模式断面
図を、図2(a)〜(d)は、本発明のテープキャリア
の一実施例の製造方法を工程順に示す模式平面図を、図
3(a)〜(d)は、図2(a)〜(d)の模式平面図
をA−A線で切断した模式断面図を、それぞれ示す。本
発明のテープキャリアは図1(a)、(b)に示すよう
に、折り曲げ部の絶縁フィルム1の一方の面に所定深さ
の堀込みスリット15を設け、絶縁フィルムを折り曲げ
たときの折り曲げ性を容易にしており、他方の面に可撓
性保護層16を設け、折り曲げたときの配線層12aを
保護している。
【0010】上記のようなテープキャリアは、堀込みス
リット15をレーザー加工で形成することにより、堀込
みスリット15の形状及び深さを容易に加工できる。ま
た、従来のようにスリット部に絶縁樹脂を埋め込む必要
がなく、製造工程も簡略化でき、製造コスト的にも有利
となる。スリットの形状も比較的容易に選択できるた
め、折り曲げ性も向上する。さらに、配線層12aが接
着している絶縁フィルム面は加工しないので、加工前の
密着性が維持され、折り曲げ時の配線層12aの断線に
繋がるようなことはない。
【0011】以下テープキャリアの形成法について述べ
る。まず、ポリイミドフィルムからなる絶縁フィルム1
1と銅フィルム12が形成された2層テープに搬送及び
位置決め用のスプロケットホール13を形成する(図2
(a)及び図3(a)参照)。
【0012】次に、スプロケットホール13が形成され
た2層テープの絶縁フィルム11の所定位置にデバイス
ホール14及び折り曲げ部17に所定深さの堀込みスリ
ット15をレーザ加工にて形成する(図2(b)及び図
3(b)参照)。レーザ加工は、エキシマレーザ加工が
最も加工深度の制御がしやすく、エキシマレーザが最適
である。また、近年短パルスの炭酸ガスレーザが開発さ
れ、これを用いても絶縁樹脂の加工が可能である。炭酸
ガスレーザはエキシマレーザーよりも加工速度が速く、
生産性を考えた場合にはこの方法も使用できる。ここで
用いているレーザー加工は、樹脂層は加工できるが金属
は加工できないというレーザー加工の特徴をうまく利用
している。
【0013】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
銅フィルム12をパターニング処理して配線層12aを
形成する(図2(c)及び図3(c)参照)。
【0014】次に、堀込みスリット15が形成された絶
縁フィルム11の反対面の配線層12a及び絶縁フィル
ム11上に可撓性保護層16を形成し、本発明のテープ
キャリアを得ることができる(図2(d)及び図3
(d)参照)。可撓性保護層16は可撓性のある樹脂が
望ましい。これによってテープキャリアを折り曲げたと
きに配線層が断線するのを防ぐことができる。
【0015】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
まず、50μm厚のポリイミドフィルムからなる絶縁フ
イルム11に16μmの銅フィルム12が形成された2
層TABテープ(エスパネックス:新日鉄化学(株)
製)の絶縁フィルム11の両端に搬送用のスプロケット
ホール13をパンチングにて形成した。
【0016】次に、エキシマレーザ加工機を用いて、絶
縁フィルム11の所定位置に銅フィルムに達するまで加
工してデバイスホール14を、さらに、折り曲げ部17
の領域に深さ25μmの堀込みスリット15を形成し
た。具体的には、デバイスホール14の加工条件はエキ
シマレーザの加工エネルギ密度が2J/cm、加工速
度12mm/secでレーザーをスキャンすることで完
全にデバイスホール部の絶縁フィルムを除去することが
できた。また、堀込みスリット15の加工条件は、加工
速度30mm/secでスキャンすることで25μm深
さの絶縁フィルムを加工することができた。
【0017】次に、銅フィルム12上にドライフィルム
レジストをラミネーターにて貼り付け感光層を形成し、
所定のパターンを露光、現像処理してレジストパターン
を形成し、レジストパターンをマスクにして銅フィルム
12をエッチングすることで所望の配線層12aを形成
した。
【0018】次に、折り曲げ部17の配線層12aを保
護するために、変成ウレタン樹脂にエポキシ樹脂を混合
した樹脂(UFR−100:味の素(株)製)をスクリ
ーン印刷にて所定パターンの樹脂塗膜を形成し、乾燥、
硬化して可撓性保護層16を形成し、本発明のテープキ
ャリアを得た。本発明のテープキャリアを用いること
で、折り曲げ部の配線層を損傷することなく比較的容易
に折り曲げができるテープキャリアを得ることができ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明のテープキャリアを用いことによ
り、折り曲げ部を比較適容易に形成でき、折り曲げ部の
配線層の密着強度を落とすことなく、従来のものより折
り曲げ性に優れたテープキャリアを得ることができる。
また、従来のテープキャリアのようにスリット部に絶縁
樹脂を埋め込む必要がなく、製造工程も簡略化でき、製
造コスト的にも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のテープキャリアの一実施例
を示す模式平面図である。(b)は、図1(a)の模式
平面図をA−A線で切断した構成模式断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明のテープキャリアの
一実施例の製造方法を工程順に示す模式平面図である。
【図3】(a)〜(d)は、図2(a)〜(d)の模式
平面図をA−A線で切断した構成模式断面図である。
【図4】(a)は、従来ののテープキャリアの一例を示
す模式平面図である。(b)は、図4(a)の模式平面
図をB−B線で切断した構成模式断面図である。
【符号の説明】
11……絶縁フィルム 12……銅フィルム 12a……配線層 13……スプロケットホール 14……デバイスホール 15……堀込みスリット 16……可撓性保護層 17、 、38……折り曲げ部 31……絶縁フィルム 32……スプロケットホール 33……デバイスホール 34……スリット 35……配線層 36……絶縁樹脂 37……可撓性保護層 38……折り曲げ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁フィルム上に配線層が形成されてなる
    折り曲げ可能なテープキャリアにおいて、前記折り曲げ
    可能な箇所の前記絶縁フィルムの折り曲げ部に所定の深
    さの堀込みスリットが形成されていることを特徴とする
    テープキャリア。
  2. 【請求項2】前記堀込みスリットがレーザー加工によっ
    て形成されていることを特徴とする請求項1記載のテー
    プキャリア。
  3. 【請求項3】前記堀込みスリットと反対面の前記絶縁フ
    ィルム上の折り曲げ部に可撓性保護層が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテープ
    キャリア。
JP11231292A 1999-08-18 1999-08-18 テープキャリア Pending JP2001057377A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147228A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Toppan Printing Co Ltd 配線基板及びその製造方法

Cited By (1)

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