JP2001052268A - 防災システム装置 - Google Patents

防災システム装置

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JP2001052268A
JP2001052268A JP11228687A JP22868799A JP2001052268A JP 2001052268 A JP2001052268 A JP 2001052268A JP 11228687 A JP11228687 A JP 11228687A JP 22868799 A JP22868799 A JP 22868799A JP 2001052268 A JP2001052268 A JP 2001052268A
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JP
Japan
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fire
receiver
sensors
disaster prevention
transmitter
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JP11228687A
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English (en)
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Yasuo Hironaka
康雄 弘中
Hiroshi Hashimoto
洋 橋本
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感知器等の端末が発報したときに復旧スイッ
チや火災断定スイッチが操作されなかったとき、火災断
定を自動的に行って被害の範囲を最小限に抑える防災シ
ステム装置を提供する。 【解決手段】 受信機11を通して感知器12及び発信
機13の作動を監視し、複数の感知器12又は感知器1
2と発信機13の作動を検知したときに時間の計時を開
始し、計時時間が所定時間経過するまでに手動による復
旧操作及び火災断定操作が行われなかったときは火災発
生を断定して各種防災機器の作動停止を解除する信号を
LAN7を介して受信機11に伝送する自動火災断定手
段を有する監視装置1を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙感知器等の端末
の発報による火災断定を自動的に行う機能を有する防災
システム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、煙感知器等の端末が発報したとき
の火災断定は人間が行っていた。例えば、端末の発報を
受信機が受信してその旨を表示部に表示すると、監視員
が、表示部に表示された火災発生エリアまで出向いて実
際に煙等が発生しているかどうかを確認していた。端末
の発報が誤報であることを確認したときは、受信機に設
けられた復旧スイッチを操作して平常監視状態にし、実
際に煙等が発生していた場合は、火災断定スイッチを操
作して地区音響停止、防火戸や排煙装置等の各種連動遮
断、非常放送遮断等を解除して、それらを作動させてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、煙感知
器等の端末が発報したときに監視員が監視場所にいなか
ったり、その場所にいても適切な処置が遅れた場合に
は、被害の区域が拡大するという虞があった。
【0004】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、煙感知器等の端末が発報したときに復旧
スイッチや火災断定スイッチが操作されなかったとき、
火災断定を自動的に行って被害の範囲を最小限に抑える
防災システム装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
防災システム装置は、各種感知器及び発信機が接続され
た受信機、或いは該受信機を通して前記感知器及び発信
機の作動を監視する監視装置が建物に応じて設置又は前
記受信機及び監視装置が同一建物に設置され、これらが
各インタフェースを介してループ状の通信線にそれぞれ
接続されてなる防災システム装置であって、前記監視装
置は、前記受信機を通して複数の感知器又は感知器と発
信機の作動を検知したときに時間の計時を開始し、該計
時時間が所定時間経過するまでに手動による復旧操作及
び火災断定操作が行われなかったときは火災発生を断定
して各種防災機器の作動停止を解除する信号をループ状
の通信線を介して前記受信機に伝送する自動火災断定手
段を有するものである。
【0006】本発明の請求項2に係る防災システム装置
は、各種感知器及び発信機が接続された受信機と、該受
信機を通して前記感知器及び発信機の作動を監視する監
視装置とが同一建物内で接続されてなる防災システム装
置であって、前記監視装置は、前記受信機を通して複数
の感知器又は感知器と発信機の作動を検知したときに時
間の計時を開始し、該計時時間が所定時間経過するまで
に手動による復旧操作及び火災断定操作が行われなかっ
たときは火災発生を断定して各種防災機器の作動停止を
解除する信号を前記受信機に出力する自動火災断定手段
を有するものである。
【0007】本発明の請求項3に係る防災システム装置
は、各種感知器及び発信機と、該各種感知器及び発信機
の作動を監視する受信機とでなる防災システム装置であ
って、前記受信機は、複数の感知器又は感知器と発信機
の作動を検知したときに時間の計時を開始し、該計時時
間が所定時間経過するまでに手動による復旧操作及び火
災断定操作が行われなかったときは火災発生を断定して
各種防災機器の作動停止を解除する自動火災断定手段を
有するものである。
【0008】本発明の請求項4に係る防災システム装置
は、自動火災断定手段は、同一エリア又は隣接する二つ
のエリアに配置された複数の感知器の作動を検知したと
きに時間の計時を開始するようになっている。
【0009】本発明の請求項5に係る防災システム装置
は、前記自動火災断定手段は、同一階又はその階と直上
階或いはその階と直下階に配置された感知器と発信機の
作動を検知したときに時間の計時を開始するようになっ
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1に係る防災システム装置の模式図、図2は実
施の形態1に係る防災システム装置の監視装置の構成を
示すブロック図である。
【0011】図において、1は例えば同一敷地内に建設
されたA棟、B棟及びC棟の各建物にそれぞれ設置され
た監視装置で、同じ敷地内に敷設されたループ状の通信
線7(以下、「LAN7」という)にそれぞれインタフ
ェース(以下、「I/F」と略す)6を介して接続され
ている。例えば、A棟の建物に設置された監視装置1
は、B棟内に設置された受信機11を通してA棟内の感
知器12及び発信機13の作動、即ち火災発生の有無を
監視し、B棟の建物に設置された監視装置1は、同じ棟
内に設置された受信機11を通してB棟内の感知器12
及び発信機13の作動を監視し、また、C棟の建物に設
置された監視装置1は、同じ棟内に設置された受信機1
1を通して感知器12及び発信機13の作動を監視して
いる。
【0012】前述した各受信機11は、図示していない
が感知器12や発信機13の作動に基づいて火災発生エ
リアを表示する地区ランプや、復旧スイッチ、火災断定
スイッチ等を有する操作部をそれぞれ備え、I/F14
を介してLAN7に接続されている。B棟の建物に設置
された受信機11は、A棟及びB棟内にそれぞれ配置さ
れた感知器12及び発信機13の作動を監視し、C棟の
建物に設置された受信機11は、同じ棟内に配置された
感知器12及び発信機13の作動を監視している。
【0013】例えば、B棟に設置された受信機11がA
棟の建物に配置された何れかの感知器12の作動を検知
すると、火災発生エリアを特定して地区ランプを点灯す
ると共に、ブザーを鳴動させて監視員に知らせる。そし
て、特定した火災発生エリア、及び作動した感知器12
のアドレスを示す火災情報信号をI/F14を介してL
AN7に伝送する。ここで、手動にて復旧スイッチが操
作されたときは、感知器12の作動が誤報であると判断
して点灯した地区ランプを消灯し、再び平常監視に入る
と共に、その旨の情報信号をLAN7に伝送する。ま
た、手動にて火災断定スイッチが操作されたときは、火
災発生と断定して各種防災機器の作動停止を解除すると
共に、その旨の情報信号をLAN7に伝送する。
【0014】この各種防災機器の作動停止とは、地区音
響停止、保守地区音響停止、各種連動遮断(消火設備の
予作動弁、防火戸、排煙装置等)、非常放送遮断、プリ
ンタ停止、保守音響停止、自動復旧、各種移報遮断等で
ある。
【0015】ここで、前述した監視装置1の構成を図2
に基づいて説明する。この監視装置1は、装置本体2
と、表示装置3と、入力装置であるキーボード4及びマ
ウス5とで構成されている。この内、装置本体2は、電
源投入のイニシャル時は「イニシャル中」を表示装置3
のCRT画面3aのグラフィックエリア3bに表示し、
イニシャル終了時以降は「平常監視中」をそのグラフィ
ックエリア3bに表示する。その後、例えばマウス5に
よってグラフィックエリア3bの何れかがクリックされ
ると、監視対象の建物の各階の平面図を選択させるメニ
ューをそのグラフィックエリア3bに表示する。さら
に、CRT画面3aのグラフィックエリア3bに受信機
11の操作部を表示する機能を有している。これは、C
RT画面3a上から受信機11を操作できるようにした
ものである。
【0016】また、受信機11からの火災情報信号がI
/F6を介して受信されたときは、例えば、その情報信
号から監視対象の建物の感知器12又は発信機13が作
動したかどうかを判定する。その火災情報信号から監視
対象外のものと判断したときは無視し、監視対象のもの
と判断したときは、火災情報信号に基づいて火災発生エ
リアの平面図及び平面図に配置された感知器12、発信
機13等の端末のシンボルをCRT画面3aのグラフィ
ックエリア3bに表示すると共に、ブザー(図示せず)
を鳴動させて監視員に知らせる。この時、作動した端末
のシンボルを点滅させ、キープランエリア3jに火災発
生エリアの全体平面図を表示し、タイトル・火災代表表
示エリア3cに火災発生の建物の名称を表示し、イベン
トリストエリア3gに火災発生エリアの詳細を文字で表
示し、システムメッセージエリア3hに「出火階表示
中」を文字で表示する。
【0017】なお、CRT画面3a上に表示されたメニ
ューバーエリア3dは「ガイダンス」、「シンボル凡
例」等を表示するエリアであり、その右隣の時刻表示エ
リア3eは時刻を表示するエリアであり、操作エリア3
fは、表示した建物の画像切換用ボタンや音響停止用ボ
タン等を表示するエリアである。
【0018】また、前記装置本体2は、本発明の自動火
災断定手段2aを有し、例えば、前述した火災情報信号
の受信に基づいて火災発生エリアの平面図をグラフィッ
クエリア3bに表示した際に、1報目が感知器12で、
その感知器12と同じエリア或いは隣接のエリアに配置
された他の感知器12の作動による2報目の火災情報信
号が受信されたとき、又は1報目が感知器12で、その
感知器12と同じ階又はその階の直上階或いは直下階に
配置された発信機13の作動による2報目の火災情報信
号が受信されたとき、或いは1報目が発信機13で、そ
の発信機13と同じ階又はその階の直上階或いは直下階
に配置された感知器12の作動による2報目の火災情報
信号が受信されたときは時間の計時を開始する。
【0019】即ち、2個以上の感知器12が連続して作
動したとき、又は1個の感知器12と1個の発信機13
が連続して作動したときに時間の計時を開始する。な
お、複数の感知器12が同時に作動した場合も時間の計
時を開始するようになっている。
【0020】そして、計時した時間が所定時間経過する
までに受信機11側で復旧スイッチ及び火災断定スイッ
チが操作されなかったとき、又は監視装置1の表示装置
3を通してそれらのスイッチが操作されなかったときは
火災発生を断定して、前述した各種防災機器を作動させ
る。この時、例えばCRT画面3a上のイベントリスト
エリア3gに「火災断定」の文字を表示すると共に、ブ
ザーを鳴動させる。なお、「火災断定」を表示した際、
その文字の表示色を繰り返し変化させるようになってい
る。
【0021】次に、自動火災断定手段を備えた監視装置
の動作を図3のフローチャートに基づいて詳述する。図
3は実施の形態1における監視装置の動作を示すフロー
チャートである。例えば、B棟の建物に配置された何れ
かの感知器12又は発信機13が作動すると、その建物
に設置された受信機11が、火災発生エリアを特定して
地区ランプを点灯すると共に、ブザーを鳴動させて監視
員に知らせる。そして、特定した火災発生エリア、及び
作動した感知器12のアドレスを示す火災情報信号をI
/F14を介してLAN7に伝送する。
【0022】この時、各監視装置1は、その火災情報信
号を受信し、監視対象の建物の感知器12又は発信機1
3が作動したかどうかを判定する(S1)。この場合
は、B棟の建物に設置された監視装置1のみが火災情報
信号を取り込んで、その情報信号から火災発生エリアの
平面図(感知器12、発信機13等の端末のシンボルが
配置された平面図)を特定して、CRT画面3aのグラ
フィックエリア3bに表示し、かつ、作動した感知器1
2又は発信機13のシンボルを点滅させ、ブザーを鳴動
させる。この時、CRT画面3aのキープランエリア3
jに火災発生エリアの全体平面図を表示し、タイトル・
火災代表表示エリア3cに火災発生の建物の名称を表示
し、イベントリストエリア3gに火災発生エリアの詳細
を文字で表示し、システムメッセージエリア3hに「出
火階表示中」を文字で表示する(S2)。
【0023】そして、復旧操作或いは火災断定操作が受
信機11側又は本装置1側で行われたかどうかを順に判
定する(S3、S4)。復旧操作は、監視員が火災発生
エリアまで出向いて誤報であることを確認したときに操
作するものであり、また、火災断定操作は、火災発生エ
リアまで出向いたときに煙等を確認したときに行う操作
である。これらの操作が行われていないときはB棟の受
信機11からの2報目の火災情報信号が受信されていな
いかどうか、即ち、他の感知器12又は発信機13が作
動したかどうかを判定し(S5)、何れも作動していな
いときはS3に戻って同じ動作を繰り返す(S3〜S
5)。
【0024】この動作を繰り返し行っているときに、復
旧操作がB棟の受信機11側で行われたことを確認した
とき、又は本装置1側による復旧操作を確認したとき
は、表示装置3のCRT画面3a上に表示した火災発生
エリアの平面図等を消去して「平常監視中」を表示し
(S6)、再び感知器12と発信機13の作動の監視に
入る(S1)。また、火災断定操作が受信機11側で行
われたことを確認したとき、又は本装置1で火災断定操
作を行ったことを確認したときは、火災発生エリアの平
面図等を表示したCRT画面3a上のイベントリストエ
リア3gに「火災断定」の文字を表示し(S15)、か
つ、ブザーを鳴動させてその旨を監視員に知らせる。
【0025】この時、火災断定表示が自動によるものか
どうかを判定し(S16)、火災断定表示が自動による
ときはS18に進むが、火災断定表示が手動によるとき
は火災断定操作が本装置1によって行われたかどうかを
判定する(S17)。火災断定操作が本装置1によると
きはS18に示す各種防災機器の停止や遮断等を解除さ
せる信号をLAN7を介してB棟の受信機11に伝送す
る。また、受信機11側で火災断定操作が行われた場合
は、前述した解除信号を出すことなくこの一連の動作を
終了する。これは、受信機11側でS18に示す各種防
災機器の停止や遮断等を解除するためである。
【0026】S3〜S5の動作を繰り返し行っていると
きに、他の感知器12又は発信機13の作動による2報
目の火災情報信号の受信を確認すると(S5)、1報目
が発信機13だったかどうかを判定する(S7)。1報
目が発信機13でなかった場合、即ち、1報目が感知器
12で、その感知器12と同じエリア或いは隣接のエリ
アに配置された感知器12の作動による2報目の火災情
報信号の受信を確認したときはS9に進み、また、1報
目が感知器12で、その感知器12と同じ階又はその階
の直上階或いは直下階に配置された発信機13の作動に
よる2報目の火災情報信号の受信を確認したときはS9
に進んで時間の計時を開始する。
【0027】S7において1報目が発信機13であった
ことを確認したときは、2報目のものが感知器12かど
うかを判定する(S8)。1報目が発信機13で、その
発信機13と同じ階又はその階の直上階或いは直下階に
配置された感知器12の作動による2報目の火災情報信
号の受信を確認したときはS9に進んで時間の計時を開
始する。また、2報目のものが受信機13の場合、即
ち、1報目が発信機13で、2報目も発信機13のとき
はその作動を無視して復旧操作が行われたかどうかの判
定に入る(S3)。
【0028】時間の計時開始後は、前記と同様に復旧操
作が受信機11側又は本装置1側で行われたかどうかを
判定する(S10)。復旧操作が何れか一方で行われた
ときは、誤報と判断して計時した時間をクリアし(S1
3)、CRT画面3a上に表示した火災発生エリアの平
面図等を消去して「平常監視中」を表示し(S6)、感
知器12と発信機13の作動の監視に入る(S1)。一
方、復旧操作がないときは火災断定操作が受信機11側
又は本装置1側で行われたかどうかを判定し(S1
1)、火災断定操作が何れか一方で行われたときはS1
4に進むが、火災断定操作がないときは計時時間が所定
時間経過したかどうかを判定する(S12)。
【0029】計時時間が所定時間経過していないときは
S10に戻って同じ動作を繰り返し(S10〜S1
2)、計時時間が所定時間経過するまでに復旧操作又は
火災断定操作がなかったときは、火災発生と断定して計
時時間をクリアすると共に、CRT画面3a上のイベン
トリストエリア3gに「火災断定」を文字で表示し(S
14,S15)、かつ、ブザーを鳴動させてその旨を監
視員に知らせる。
【0030】この時、火災断定表示が自動によるものか
どうかを判定し(S16)、手動のときはS17に進む
が、火災断定表示が自動のときはS18に示す各種防災
機器の停止や遮断等を解除させる信号をLAN7を介し
てB棟の受信機11に伝送する。
【0031】以上のように実施の形態1においては、2
個の感知器12の作動を検知したとき、又は感知器作動
の後に発信機13の作動を検知したとき、或いは発信機
13の作動の後に感知器12の作動を検知したときは時
間の計時を開始し、この計時時間が所定時間経過するま
でに復旧操作又は火災断定操作がなかったときは火災発
生と断定して、CRT画面3a上のイベントリストエリ
ア3gに「火災断定」を表示すると共に、連系の受信機
11側に各種防災機器の停止や遮断等を解除させる信号
を出すようにしたので、監視場所に監視員が居ないとき
に火災が発生しても、火災による被害を最小限に抑える
ことができるという効果がある。
【0032】なお、前記実施の形態1では、感知器12
と発信機13の作動による自動火災断定を予め定められ
た建物に対して行うようにしたが、LAN7上の他の建
物に対しても自動火災断定を行うようにしてもよい。例
えば、C棟の受信機11が同一建物内の感知器12の作
動を確認すると、他の建物に設置された2台の監視装置
1も検知する。そして、個々の監視装置1が図3に示す
フローチャートを実行する。
【0033】実施の形態2.本発明の実施の形態2に係
る防災システム装置は、同一建物内において、各種感知
器及び発信機が接続された受信機と、その受信機を通し
て前記感知器及び発信機の作動を監視する監視装置とが
接続されたもので、この監視装置には自動火災断定手段
が設けられている。例えば、受信機が感知器の作動に基
づいて1報目の火災情報信号を監視装置に出力すると、
監視装置は、前述した図3の動作に入る。そして、手動
による復旧操作及び火災断定操作が行われることなく2
報目の火災情報信号を受信したときは時間の計時を開始
し、この計時時間が所定時間経過するまでに前記復旧操
作及び火災断定操作が行われなかったときは火災発生を
断定して各種防災機器の作動停止を解除する信号を受信
機に出力してそれらを作動させる。
【0034】このように実施の形態2においても監視場
所に監視員が居ないときに実際に出火した場合、監視装
置が火災断定を自動的に行って各種防災機器の作動停止
を解除する信号を受信機に出力するので、出火による被
害を最小限に抑えることができるという効果がある。
【0035】実施の形態3.本発明の実施の形態3に係
る防災システム装置は、各種感知器及び発信機と、前記
感知器及び発信機の作動を監視し、複数の感知器又は感
知器と発信機の作動を検知したときに時間の計時を開始
し、この計時時間が所定時間経過するまでに手動による
復旧操作及び火災断定操作が行われなかったときは火災
発生を断定して各種防災機器の作動停止を解除する自動
火災断定手段を備えた受信機とで構成されている。この
受信機は、図示していないが、建物に設定された複数の
警戒地区にそれぞれ対応して設けられた地区ランプ、復
旧スイッチ、火災断定スイッチ等を有している。
【0036】次に、図4に基づいて動作を説明する。図
4は実施の形態3における受信機の動作を示すフローチ
ャートである。例えば、受信機は、建物に配置された何
れかの感知器の作動を検知すると(S1)、感知器が作
動した警戒地区の地区ランプを点灯し(S2)、かつ、
ブザーを鳴動させて監視員に知らせる。この時、復旧ス
イッチによる復旧操作、及び火災断定スイッチによる火
災断定操作が行われたかどうかを順に判定する(S3、
S4)。これらの操作が行われていないときは他の感知
器又は発信機が作動したかどうかを判定し(S5)、何
れも作動していないときはS3に戻って同じ動作を繰り
返す(S3〜S5)。
【0037】この動作を繰り返し行っているときに、復
旧操作が行われたときは、点灯した地区ランプを消灯し
(S6)、再び感知器や発信機の作動の監視に入る(S
1)。また、火災断定操作が行われたときは、火災断定
を認識し(S15)、その旨をブザーを鳴動させて監視
員に知らせる。そして、各種防災機器の停止や遮断等を
解除してそれらを作動させる(S16)。
【0038】S3〜S5の動作を繰り返し行っていると
きに、他の感知器又は発信機の作動による2報目の信号
を受信すると(S5)、1報目が発信機だったかどうか
を判定する(S7)。1報目が発信機でなかった場合、
即ち、1報目が感知器で、その感知器と同じエリア或い
は隣接のエリアに配置された他の感知器の作動による2
報目の信号を受信したときはS9に進み、また、1報目
が感知器で、その感知器と同じ階又はその階の直上階或
いは直下階に配置された発信機の作動による2報目の信
号を受信したときはS9に進んで時間の計時を開始す
る。
【0039】S7において1報目が発信機であったこと
を確認したときは、2報目のものが感知器かどうかを判
定する(S8)。1報目が発信機で、その発信機と同じ
階又はその階の直上階或いは直下階に配置された感知器
の作動による2報目の信号を受信したときはS9に進ん
で時間の計時を開始する。また、2報目のものが受信機
の場合、即ち、1報目が発信機で、2報目も発信機のと
きはその作動を無視して復旧操作が行われたかどうかの
判定に入る(S3)。
【0040】時間の計時開始後は、前記と同様に復旧操
作が行われたかどうかを判定する(S10)。復旧操作
が行われたときは、誤報と判断して計時した時間をクリ
アし(S13)、点灯した地区ランプを消灯し(S
6)、感知器と発信機の作動の監視に入る(S1)。一
方、復旧操作がないときは火災断定操作が行われたかど
うかを判定し(S11)、火災断定操作が行われたとき
はS14に進むが、火災断定操作がないときは計時時間
が所定時間経過したかどうかを判定する(S12)。
【0041】計時時間が所定時間経過していないときは
S10に戻って同じ動作を繰り返し(S10〜S1
2)、計時時間が所定時間経過するまでに復旧操作及び
火災断定操作がなかったときは、計時時間をクリアして
火災断定を認識し(S14,S15)、その旨をブザー
を鳴動させて監視員に知らせる。そして、前述したよう
に各種防災機器の停止や遮断等を解除してそれらを作動
させる(S16)。
【0042】以上のように実施の形態3においては、2
個の感知器の作動を検知したとき、又は感知器作動の後
に発信機の作動を検知したとき、或いは発信機の作動の
後に感知器の作動を検知したときは時間の計時を開始
し、この計時時間が所定時間経過するまでに復旧操作又
は火災断定操作がなかったときは火災発生と断定して、
各種防災機器の停止や遮断等を解除してそれらを作動さ
せるようにしたので、監視場所に監視員が居ないときに
火災が発生しても、火災による被害を最小限に抑えるこ
とができるという効果がある。
【0043】なお、前記の実施の形態ではそれぞれ複数
の感知器又は感知器と発信機の作動に基づいて所定時間
経過後に火災断定を自動で行うようにしたが、複数の発
信機、特に同じ階又はその階の直上階或いは直下階に配
置されている複数の発信機の作動に基づいて所定時間経
過後に火災断定を自動で行うようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1の発明によ
れば、複数の感知器又は感知器と発信機の作動を通信上
の受信機を通して検知したときに時間の計時を開始し、
この計時時間が所定時間経過するまでに手動による復旧
操作及び火災断定操作が行われなかったときは火災発生
を断定して各種防災機器の作動停止を解除する信号を通
信線を介して受信機に伝送する自動火災断定手段を監視
装置に設けたので、監視場所に監視員が居ないときに火
災が発生しても、火災による被害を最小限に抑えること
ができるという効果がある。
【0045】本願の請求項2の発明によれば、同一建物
内に設けられた受信機を通して複数の感知器又は感知器
と発信機の作動を検知したときに時間の計時を開始し、
この計時時間が所定時間経過するまでに手動による復旧
操作及び火災断定操作が行われなかったときは火災発生
を断定して各種防災機器の作動停止を解除する信号をそ
の受信機に出力する自動火災断定手段を監視装置に設け
たので、監視場所に監視員が居ないときに火災が発生し
ても、火災による被害を最小限に抑えることができると
いう効果がある。
【0046】本願の請求項3の発明によれば、各種感知
器及び発信機の作動を監視する受信機に、複数の感知器
又は感知器と発信機の作動を検知したときに時間の計時
を開始し、この計時時間が所定時間経過するまでに手動
による復旧操作及び火災断定操作が行われなかったとき
は火災発生を断定して各種防災機器の作動停止を解除す
る自動火災断定手段を設けたので、監視場所に監視員が
居ないときに火災が発生しても、火災による被害を最小
限に抑えることができるという効果がある。
【0047】本願の請求項4の発明によれば、同一エリ
ア又は隣接する二つのエリアに配置された複数の感知器
の作動を検知したときに時間の計時を開始して、火災発
生の断定を行うかどうかの判定に入るようにしたので、
誤報による火災断定を行うということがなくなるという
効果がある。
【0048】本願の請求項5の発明によれば、同一階又
はその階と直上階或いはその階と直下階に配置された感
知器と発信機の作動を検知したときに時間の計時を開始
して、火災発生の断定を行うかどうかの判定に入るよう
にしたので、誤報による火災断定を行うということがな
くなり、また、感知器が最初に作動した場合において
は、監視員が感知器が作動した火災発生エリアで火災を
確認した後最寄りの発信機を作動すれば、監視場所に戻
って手動による火災断定操作を行わなくても所定時間経
過後に火災断定が確定するので、火災による被害を最小
限に抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る防災システム装置
の模式図である。
【図2】実施の形態1に係る防災システム装置の監視装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1における監視装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】実施の形態3における受信機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 監視装置、2 装置本体、2a 自動火災断定手
段、3 表示装置、4 キーボード、5 マウス、6
インタフェース、11 受信機、12 感知器、13
発信機、14 インタフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA03 BB74 CC46 DD04 EE08 FF01 FF04 GG08 GG40 GG66 GG70 GG84 5G405 AA06 CA09 CA60 EA31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種感知器及び発信機が接続された受信
    機、或いは該受信機を通して前記感知器及び発信機の作
    動を監視する監視装置が建物に応じて設置又は前記受信
    機及び監視装置が同一建物に設置され、これらが各イン
    タフェースを介してループ状の通信線にそれぞれ接続さ
    れてなる防災システム装置であって、 前記監視装置は、前記受信機を通して複数の感知器又は
    感知器と発信機の作動を検知したときに時間の計時を開
    始し、該計時時間が所定時間経過するまでに手動による
    復旧操作及び火災断定操作が行われなかったときは火災
    発生を断定して各種防災機器の作動停止を解除する信号
    をループ状の通信線を介して前記受信機に伝送する自動
    火災断定手段を有することを特徴とする防災システム装
    置。
  2. 【請求項2】 各種感知器及び発信機が接続された受信
    機と、該受信機を通して前記感知器及び発信機の作動を
    監視する監視装置とが同一建物内で接続されてなる防災
    システム装置であって、 前記監視装置は、前記受信機を通して複数の感知器又は
    感知器と発信機の作動を検知したときに時間の計時を開
    始し、該計時時間が所定時間経過するまでに手動による
    復旧操作及び火災断定操作が行われなかったときは火災
    発生を断定して各種防災機器の作動停止を解除する信号
    を前記受信機に出力する自動火災断定手段を有すること
    を特徴とする防災システム装置。
  3. 【請求項3】 各種感知器及び発信機と、該各種感知器
    及び発信機の作動を監視する受信機とでなる防災システ
    ム装置であって、 前記受信機は、複数の感知器又は感知器と発信機の作動
    を検知したときに時間の計時を開始し、該計時時間が所
    定時間経過するまでに手動による復旧操作及び火災断定
    操作が行われなかったときは火災発生を断定して各種防
    災機器の作動停止を解除する自動火災断定手段を有する
    ことを特徴とする防災システム装置。
  4. 【請求項4】 前記自動火災断定手段は、同一エリア又
    は隣接する二つのエリアに配置された複数の感知器の作
    動を検知したときに時間の計時を開始することを特徴と
    する請求項1〜3の何れかに記載の防災システム装置。
  5. 【請求項5】 前記自動火災断定手段は、同一階又はそ
    の階と直上階或いはその階と直下階に配置された感知器
    と発信機の作動を検知したときに時間の計時を開始する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の防災シ
    ステム装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007188210A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Nohmi Bosai Ltd 防災システム
JP2015230654A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 ホーチキ株式会社 防災設備

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JP2007188210A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Nohmi Bosai Ltd 防災システム
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