JP6706926B2 - 火災報知設備 - Google Patents

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Description

本発明は火災報知設備に関するものである。
一般的に、火災報知設備は、火災感知器と、火災感知器と接続される火災受信機と、を有する。火災が発生すると、火災感知器が火災受信機に火災信号を出力する。火災受信機は火災信号を受信すると、火災を報知するために自身が鳴動し、地区音響も鳴動させ、さらに火災信号を保持して火災の状態を維持する自己保持を行う。
防災センター等に配置される防災センター要員は、火災受信機が火災を報知すると、火災を感知した区域を確認しに行き、非火災であった場合には、火災報知設備を復旧する作業を行う。火災報知設備の復旧は、火災受信機に設けられる復旧スイッチを操作して行う。即ち、火災報知設備は、復旧する際に防災センター要員等、人員の操作が必要となってくる。
(特許文献1参照)。
特開平5−274564号公報
しかしながら、小規模な施設等においては、建物の管理人が火災報知設備を管理しており、その管理人が常駐していない場合がある。管理人の不在時に火災報知設備が動作すると、火災報知設備を復旧することができず、復旧するまで地区音響等が鳴動を続けることになる。そのため、管理人が、不在にする際に火災報知設備の電源を切ってしまうこともあった。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、管理人等の不在時に火災報知設備が警報を行った場合であっても、誤報であったときには自動で復旧し、警報が停止する火災報知設備を提供することを目的とする。
本発明は、火災信号を出力する火災感知器と、該火災感知器と感知器回線を介して接続され、火災信号を受信して火災を報知する火災受信機と、を備える火災報知設備において、火災受信機は、火災と断定し、火災を報知した時点から所定時間経過後に、当該火災報知設備を復旧させる復旧信号を出力し、それにより一旦復旧することを特徴とするものである。
本発明は、火災受信機が火災を警報により報知した時点から所定時間経過後に火災報知設備を一旦復旧させるので、火災報知設備の警報が誤報であったとしても自動で復旧し、警報を停止させることができる。
本発明に係る実施の形態1に係る火災報知設備100の全体を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態2に係る火災報知設備200の全体を示す概略図である。 本発明に係る実施の形態3に係る火災報知設備300の全体を示す概略図である。
・実施の形態1
<火災報知設備100の構成>
図1を参照して、本発明の実施の形態1に係る火災報知設備100の構成について説明する。
本発明に係る火災報知設備100は、火災受信機1と、火災受信機1に接続される感知器回線2と、感知器回線2に設けられ、火災受信機1に接続される複数の火災感知器3と、を備える、いわゆるP型の火災報知設備である。感知器回線2は1又は複数あり、それぞれに複数の火災感知器3が設けられている。本実施の形態では、感知器回線2は3つ、即ち3回線の火災報知設備100として説明するが、回線の数はそれに限らない。
火災感知器3は、熱や煙等の物理量を検出して、物理量により火災を検知して火災信号を感知器回線2に出力する。ここで、火災信号とは、火災感知器3が火災を検知したときに、スイッチング動作により感知器回線2を短絡させ、低インピーダンス状態に維持することを言う。なお、低インピーダンスとは、火災が発生していない状態における感知器回線2のインピーダンスに対してインピーダンスが低いということである。火災感知器3のスイッチング動作は、火災を検出した状態が維持される、いわゆる自己保持の状態となる。
火災受信機1は、感知器回線2に出力された火災信号を受信し、火災であると判断すると、主音響により自身が鳴動すると共に、図示しない地区音響を鳴動させることで火災を報知する。以下、主音響や地区音響の鳴動のことを、警報として説明することがある。
<火災受信機1の構成>
火災受信機1は、制御回路15に、検出回路11、復旧回路14、主音響回路12、及び地区音響制御回路13が接続されている。
検出回路11は、複数ある感知器回線2ごとに設けられ、感知器回線2ごとに火災信号を監視する回路である。検出回路11は、火災感知器3から出力される火災信号を受信し、制御回路15へ火災信号を受信した旨の信号を出力する。なお、本実施の形態1では、検出回路11は感知器回線2ごとに設けられるものとして説明するが、それだけでなく順次各感知器回線に接続する方式であってもよい。その場合、後述する復旧回路14も順次各感知器回線に接続される。
制御回路15は、検出回路11が火災信号を受信すると、主音響回路12に鳴動信号を出力すると共に、地区音響制御回路13にも鳴動信号を出力する。また、検出回路11が火災信号を受信してから計時を開始し、所定時間経過後、火災信号が出力された感知器回線2に接続される復旧回路14に復旧指令信号を出力する。なお、所定時間とは、タバコの煙や料理の煙等の誤報源がなくなるまでの時間であり、例えば5分間である。以下の説明では、所定時間経過後のことを、検出回路11が火災信号を受信した時点(即ち、火災と断定して報知した時点)から5分後として説明するが、本発明の所定時間は5分間に限られるものではない。
主音響回路12は、火災受信機1自体で警報音を鳴動させるための回路であり、地区音響制御回路13は、各地区で必要な警報音を鳴動させるための地区ベル等を制御する回路である。火災受信機1の盤面には、図示しない主音響停止スイッチや地区音響停止スイッチが設けられており、これらスイッチを押下することで、主音響や地区音響を停止、停止解除をすることができる。
復旧回路14は、感知器回線2ごとに設けられるもので、検出回路11及び制御回路15に接続されるように設けられる。復旧回路14は、制御回路15から出力される復旧指令信号を受信すると復旧信号を出力し、火災感知器3の自己保持を解除し、火災信号を停止する復旧動作を行う。なお、制御回路15から出力される復旧指令信号は、火災受信機1の盤面に設けられる復旧スイッチ(図示なし)を押下することで出力される他、前述した通り、検出回路11が火災信号を受信してから所定時間(5分)経過後にも出力される。
なお、P型の火災報知設備100において、火災受信機1の復旧とは、火災と断定してから自身で5分を計時した後、自己保持している火災信号を消去して音響や火災表示の動作を停止するものであり、火災感知器3の復旧とは、復旧回路14が感知器回線2を一度電源断することで火災信号の出力を継続させる回路の動きを停止させて火災感知器3の自己保持が解除されるものである。
また、火災受信機1は蓄積機能を有している。蓄積機能の動作について詳述すると、まず、火災受信機1が1回目の火災信号を受信してから、復旧回路14により感知器回線2を電源断することで火災感知器3の自己保持を解除する。そして、実際に火災であれば、火災感知器3が2回目の火災信号を火災受信機1に出力し、火災受信機1はこの2回目の火災信号で火災と判断する。即ち、火災受信機1は、火災感知器3から出力される1回目の火災信号を受信してから所定の蓄積時間、例えば1分以内に再度火災信号を受信したときに火災と判断する機能が蓄積機能である。
<手動復旧の操作説明>
図1を参照して、火災報知設備100が火災を報知した際に、管理人等が火災現場を確認し、誤報であったときに火災報知設備100を手動で復旧する操作について説明する。即ち、いわゆる一般的な火災報知設備の復旧方法について説明する。
火災報知設備100が警報を行った場合、管理人等は火災信号を出力した感知器回線2が設けられる区画に向かう。そして、管理人等は現場に行き、火災でないことを確認すると、火災受信機1の所へ戻り、以下のような復旧の操作を開始する。
まず、火災受信機1から出力される連動信号により動作する防排煙設備や、移報信号により動作する非常放送設備等の他の消防設備(図示なし)が設けられている場合、図示しない連動遮断スイッチや移報遮断スイッチ、又はそれら両方を遮断する一括遮断スイッチを押下し、連動信号や移報信号を遮断した後、他の消防設備の復旧操作を行う。
そして、他の消防設備の復旧操作が完了した後、火災受信機1で復旧スイッチを押し、火災報知設備100を復旧した後に、連動遮断スイッチや移報遮断スイッチを再度押し、連動信号や移報信号の遮断を解除する。これらの操作により、火災報知設備100の復旧の操作は完了となる。
一般的な火災報知設備の場合は、上述したような復旧操作を行わなければ復旧できないため、例えば、管理人等が不在で火災受信機1の操作をする人がいない場合は、火災報知設備の警報が鳴り止むことなく継続する。
<動作説明>
図1を参照し、管理人が不在の際に、火災報知設備100が自動で復旧する本実施の形態1の動作説明をする。
先ず、火災感知器3が1回目の火災信号を感知器回線2に出力すると、火災受信機1は、感知器回線2に接続される検出回路11で1回目の火災信号を受信する。検出回路11で1回目の火災信号を受信すると、制御回路15は、所定の蓄積時間である1分を計時すると共に、復旧回路14により火災感知器3の自己保持を解除する。
次に、所定の蓄積時間の間に、火災感知器3から2回目の火災信号を受信すると、制御回路15は、主音響回路12及び地区音響制御回路13に鳴動信号を出力して火災を報知すると共に、所定時間(5分)の計時を開始し、所定時間である5分経過後に復旧回路14に復旧指令信号を出力する。復旧回路14は、復旧指令信号を受信すると、復旧信号を出力し、火災感知器3及び火災受信機1の自己保持を解除し、火災信号を停止させる。
最後に、火災報知設備100が一旦復旧した後、制御回路15は火災受信機1の蓄積機能を停止する。
これにより、火災感知器3がタバコの煙等で火災信号を出力した場合、即ち誤報であった場合、検出回路11で火災信号を受信してから5分経過後に、復旧回路14から復旧信号が出力されるので、自動的に火災報知設備100は復旧されることになる。
また、火災感知器3が本当の火災で火災信号を出力していた場合も同様に、検出回路11で火災信号を受信してから5分経過後に、復旧回路14から復旧信号が出力されるので、一旦、火災報知設備100は復旧する。しかし、火災受信機1の蓄積機能が停止しているため、すぐに火災感知器3が再度火災を検知し、再度火災信号が出力されるので、火災報知設備100は警報を再開し継続することになる。
上記のような動作を行うので、管理人等が不在の建物に設けられた火災報知設備100であっても、火災時には警報を継続し、誤報時には警報を停止して復旧することができる。
なお、火災報知設備100が一旦復旧しても、一定時間、具体的には火災受信機1が再度火災と判断するまでに必要な時間だけ、警報を停止せずに継続するようにしても良い。そうすることで、火災時に火災報知設備100が自動で復旧したとしても、火災報知設備100が再鳴動するまで、警報を途切れることなく継続させることができる。
また、本発明の実施の形態1に係る発明は、火災受信機1が蓄積機能を有しているものとして説明したが、火災感知器3が蓄積機能を有していても良い。蓄積機能を有する火災感知器3は、1回目の火災の検知から所定の蓄積時間内に再度火災を検知したときに火災信号を出力するものであり、この場合も同様に、火災報知設備100が一旦復旧した後は、蓄積動作を停止する。そうすることで、火災時に、火災報知設備100が一旦復旧しても、迅速に再度警報を行うことができる。なお、火災受信機1または火災感知器3が蓄積機能を有している場合、火災報知設備100が一旦普及した後、蓄積機能を停止する方が好ましいが、蓄積機能は停止しなくても本発明の効果を得ることはできる。
また、制御回路15は、複数の感知器回線2から火災信号を受信した場合、火災を報知してから所定時間(5分)経過後であっても復旧指令信号を出力しなくても良い。複数の感知器回線2に火災信号が出力されている場合、本当に火事ある確率が高いので、自動で復旧せずに警報を継続することができる。同様に、同一の感知器回線2で異なる2つの感知器から個別に火災信号を受信できる方式を備える場合にも、2つの火災信号の受信で、復旧せずに警報を継続することができる。
・実施の形態2
図2を参照して、本発明の実施の形態2に係る火災報知設備200について説明する。なお、実施の形態2では、上述の実施の形態1の火災報知設備100との相違点について主に説明するものとし、実施の形態1に対応している構成については同じ符号をつけて説明を省略する。
<火災報知設備200の構成>
火災報知設備200は、火災受信機1aと、火災受信機1aに接続される感知器回線2と、感知器回線2に設けられる中継器5と、中継器5を介して火災受信機1aに接続される複数の火災感知器3と、を備える、いわゆるP型の火災報知設備である。
<火災受信機1aの構成>
火災受信機1aは、制御回路15に、検出回路11a、主音響回路12、及び地区音響制御回路13が接続されている。
検出回路11aは、複数ある感知器回線2ごとに備えられる中継器5ごとに設けられ、中継器5を介して感知器回線2ごとに火災信号を監視する回路である。検出回路11aは、中継器5を介して火災感知器3から出力される火災信号を受信し、制御回路15aへ火災信号を受信した旨の信号を出力する。
制御回路15aは、検出回路11aが火災信号を受信すると、主音響回路12に鳴動信号を出力すると共に、地区音響制御回路13にも鳴動信号を出力する。
<中継器5の構成>
中継器5は、複数ある感知器回線2ごとに、感知器回線2に介在するように設置され、中継器5には、制御回路21に、検出回路22、復旧回路23、及び出力回路24が接続されている。
検出回路22は、感知器回線2に接続され、感知器回線2ごとに火災信号を監視する回路である。検出回路22は、後段の感知器回線2を介して火災感知器3から出力される火災信号を受信し、制御回路21へ火災信号を受信した旨の信号を出力する。なお、感知器回線2において、火災受信機1a側を前段といい、図示しない終端抵抗が設けられる終端側を後段という。
制御回路21は、検出回路22が火災信号を受信すると、出力回路24にスイッチング動作を行わせて火災受信機1aの検出回路11aに火災信号を出力すると共に、計時を開始し、所定時間(例えば5分)経過後、火災信号が出力された感知器回線2に接続される復旧回路23に復旧指令信号を出力する。
復旧回路23は、検出回路22及び制御回路21に接続されるように設けられる。復旧回路23は、制御回路21から出力される復旧指令信号を受信すると復旧信号を出力し、火災感知器3の自己保持を解除し、火災信号を停止する復旧動作を行う。ここで、火災感知器3の復旧とは、復旧回路23が感知器回線2を一度電源断することで火災信号の出力を継続させる回路の動きを停止させて、自己保持が解除されるものである。
また、中継器5は蓄積機能を有しており、火災感知器3から出力される1回目の火災信号を受信してから所定の蓄積時間内に再度火災信号を受信したときに火災と判断する。
<動作説明>
図2を参照し、管理人が不在の際に、火災報知設備200が自動で復旧する本実施の形態の動作説明をする。
先ず、火災感知器3が1回目の火災信号を感知器回線2に出力すると、中継器5は、後段の感知器回線2に接続される検出回路22で1回目の火災信号を受信する。検出回路22で1回目の火災信号を受信すると、制御回路21は、所定の蓄積時間(例えば1分)を計時すると共に、復旧回路23により火災感知器3の自己保持を解除する。
次に、所定の蓄積時間の間に、火災感知器3から2回目の火災信号を受信すると、制御回路21は、火災検出信号を出力回路24に送信して作動させ、出力回路24のスイッチング動作による火災信号を前段の感知器回線2に出力させる。出力回路24から出力される火災信号を火災受信機1aの検出回路11aが受信すると、火災受信機1aは主音響等を鳴動させ、火災を報知する。
また、制御回路21は、出力回路24から火災信号を出力させるのと共に、所定時間(5分)を計時し、所定時間である5分経過後に復旧回路23に復旧指令信号を出力する。復旧回路23は、復旧指令信号を受信すると、復旧信号を出力し、火災感知器3及び火災受信機1aの自己保持を解除し、火災信号を停止させる。これにより、火災受信機1aの主音響等の警報が停止する。なお、中継器5の復旧信号で火災受信機1aを復旧させる構成として、詳細は説明しないが、例えば、復旧信号により火災受信機1aの復旧スイッチ(図示なし)を押圧する押圧手段を設ければ良い。また、火災受信機1aのスイッチ類の入出力検出回路(図示なし)に信号線を接続し、直接復旧スイッチが押されたときと同様の信号を火災受信機1a内で発生させても良い。
最後に、火災報知設備200が一旦復旧した後、制御回路21は中継器5の蓄積機能を停止する。なお、蓄積機能は中継器5ではなく、火災感知器3に備えられていても良い。
このように、中継器5に火災報知設備200を一旦復旧させる構成を設けたことで、実施の形態1の火災受信機1のような復旧回路14や制御回路15を備えていない火災受信機1aに対しても、中継器5を接続することで火災報知設備200を火災報知後に一旦復旧させることができる。即ち、既設の火災受信機1aが備えられた火災報知設備を、火災受信機を更新することなく、一旦復旧する火災報知設備200にリニューアルすることができる。
・実施の形態3
図3を参照して、本発明の実施の形態3に係る火災報知設備300について説明する。なお、実施の形態3では、上述の実施の形態1の火災報知設備100との相違点について主に説明するものとし、実施の形態1に対応している構成については同じ符号をつけて説明を省略する。
<火災報知設備300の構成>
図3を参照して、火災報知設備300の構成について説明する。
本発明に係る火災報知設備300は、火災受信機1bと、伝送線7を介して接続される中継器6と、中継器6と感知器回線2を介して接続される複数の火災感知器3と、を備える、いわゆるR型の火災報知設備である。火災受信機1bに接続される伝送線7は共通であり、伝送線7にそれぞれ必要な中継器6が他の端末機器(図示しない)と共に設けられる。本実施の形態では、中継器6を介して設けられる感知器回線2は3つとして説明するが、感知器回線の数はそれに限らない。
中継器6は、感知器回線2を介して火災感知器3と接続されると共に、伝送線7を介して火災受信機1bの伝送回路16と接続されるものである。そして、中継器6は、火災感知器3が感知器回線2に出力した火災信号を受信し、火災信号を示す伝送信号を、伝送線7を介して火災受信機1bに伝送するものである。
<火災受信機1bの構成>
図2に基づいて、実施の形態3の火災受信機1bの構成について説明する。
火災受信機1bは、制御回路15bに、伝送回路16、主音響回路12、及び地区音響制御回路13が接続されている。
伝送回路16は、1組の伝送線7に対して1つ設けられ、伝送線7を介して中継器6と接続される。そして、中継器6を介して、各感知器回線2に出力される火災信号を監視する回路である。伝送回路16は、火災感知器3から出力される火災信号を、中継器6を介して伝送信号として受信し、制御回路15bに火災信号を示す伝送信号を受信した旨の信号を出力する。
制御回路15bは、伝送回路16が火災信号を示す伝送信号を受信すると、主音響回路12に鳴動信号を出力すると共に、地区音響制御回路13にも鳴動信号を出力する。また、伝送回路16が中継器6を介して火災信号を示す伝送信号を受信してから計時を開始し、所定時間(例えば、5分)経過後、火災受信機1bを復旧すると共に、火災信号が出力された感知器回線2に接続される中継器6に復旧指令信号を出力する。
また、火災受信機1bは蓄積機能を有している。なお、蓄積機能は火災受信機1bではなく、火災感知器3に設けても良く、実施の形態2と同様に中継器6に設けても良い。
<中継器6の構成>
中継器6は、制御回路25に、検出回路26、復旧回路27、及び伝送回路29が接続されている。
検出回路26は、複数ある感知器回線2ごとに接続され、感知器回線2ごとに火災信号を監視する回路である。検出回路26は、火災感知器3から出力される火災信号を受信し、制御回路25へ火災信号を受信した旨の信号を出力する。
制御回路25は、検出回路26が火災信号を受信すると、伝送回路29を用いて火災信号を示す伝送信号を火災受信機1bの伝送回路16に出力する。
復旧回路27は、感知器回線2ごとに設けられるもので、検出回路26及び制御回路25に接続されるように設けられる。火災受信機1bの制御回路15bにより伝送回路16から出力される復旧指令信号を制御回路25が受信すると、復旧回路27は、復旧信号を出力し、火災感知器3を復旧し、火災信号を停止する復旧動作を行う。
<動作説明>
図3を参照し、管理人が不在の際に、火災報知設備300が自動で復旧する本実施の形態の動作説明をする。
火災感知器3が火災信号を感知器回線2に出力すると、中継器6は火災信号を受信し、伝送回路29から火災信号を示す伝送信号を伝送線7に出力する。火災受信機1bは、蓄積機能により、所定の蓄積時間の間に中継器6を介して火災感知器3から2回目の火災信号を受信すると、火災であると判断して主音響等を鳴動させて火災を報知すると共に、制御回路15bは所定時間(5分)を計時する。そして、所定時間である5分経過後に、火災受信機1bは自身を一旦復旧し、主音響等の鳴動が停止すると共に、伝送回路16から中継器6を含めた各端末機器(図示しない)に対して復旧指令信号を出力する。また、制御回路15bは、火災受信機1bの蓄積機能を停止させる。
復旧指令信号を受信した中継器6は、復旧信号を感知器回線2に出力し、火災感知器3が一旦復旧する。即ち、火災受信機1bは自身を復旧し、中継器6が火災感知器3を復旧することで、火災報知設備300は一旦復旧することになる。
これにより、誤報の時には自動的に火災報知設備300は復旧され、火災時には、一旦、火災報知設備300は復旧するものの、火災受信機1bの蓄積機能が停止しているため、すぐに火災感知器3が再度火災を検知し、火災報知設備300は警報を再開し継続することができる。
上記のような動作を行うので、管理人等が不在の建物に設けられた火災報知設備300であっても、火災時には警報を継続し、誤報時には警報を停止して復旧することができる。
以上、本発明の実施の形態1乃至3によれば、本発明は、以下の構成を備えたものである。
(1)本発明は、火災信号を出力する火災感知器と、該火災感知器と感知器回線を介して接続され、前記火災信号を受信して火災を報知する火災受信機と、を備える火災報知設備において、前記火災受信機は、火災と断定し、火災を報知した時点から所定時間経過後に、当該火災報知設備を復旧させる復旧信号を出力し、それにより一旦復旧することを特徴とするものである。
(2)また、本発明は(1)において、前記火災受信機は、前記火災信号を受信する検出回路と、前記検出回路が前記火災信号を受信し、火災と判断してから所定時間経過後に復旧指令信号を出力する制御回路と、前記復旧指令信号を受信し、前記火災受信機及び前記火災感知器を一旦復旧させる復旧信号を出力する復旧回路と、を有することを特徴とするものである。
(3)また、本発明は(1)又は(2)において、1回目の火災の検知から所定時間内に再度火災を検知したときに火災信号を出力する蓄積機能を有する前記火災感知器、又は、1回目の火災信号を受信してから所定時間内に再度火災信号を受信したときに火災と判断する蓄積機能を有する前記火災受信機を備え、前記蓄積機能は、当該火災報知設備が一旦復旧した後は、蓄積動作を解除することを特徴とするものである。
(4)また、本発明は(2)において、前記感知器回線を複数備える火災報知設備において、前記復旧回路は、前記感知器回線ごとに接続され、前記感知器回線ごとに一旦復旧させるものであって、前記火災受信機は、複数の前記感知器回線から前記火災信号を受信した場合、火災を報知してから所定時間経過後であっても復旧信号を出力しないことを特徴とするものである。
(5)また、本発明は(1)乃至(4)のいずれかにおいて、前記火災受信機は、火災を警報により報知してから所定時間経過後に、当該火災報知設備を復旧させる復旧信号を出力した後、前記警報を一定時間継続させることを特徴とするものである。
(6)また、本発明は、火災信号を出力する火災感知器と、該火災感知器と感知器回線を介して接続され、前記火災信号を受信して火災を報知する火災受信機と、を備える火災報知設備において、前記感知器回線に中継器を備え、前記中継器は、受信した前記火災信号を前記火災受信機に出力すると共に所定時間を計時し、所定時間経過後に前記火災報知設備を復旧させる復旧信号を出力し、それにより一旦復旧することを特徴とするものである。
(7)また、本発明は、火災信号を出力する火災感知器と、該火災感知器と感知器回線を介して接続され、前記火災信号を受信して火災を報知する火災受信機と、を備える火災報知設備において、前記感知器回線に中継器を備え、前記中継器は、受信した前記火災信号を前記火災受信機に出力すると共に所定時間を計時し、所定時間経過後に前記火災感知器を復旧させる復旧信号を出力し、前記火災受信機は、前記火災信号を受信して火災を報知した時点から所定時間経過後に、自身を復旧させ、それにより一旦復旧することを特徴とするものである。
1、1a、1b 火災受信機、2 感知器回線、3 火災感知器、5、6 中継器、7 伝送線、11、11a 検出回路、12 主音響回路、13 地区音響制御回路、14、14a 復旧回路、15、15a、15b 制御回路、16 伝送回路、21 制御回路、22 検出回路、23 復旧回路、24 出力回路、25 制御回路、26 検出回路、27 復旧回路、29 伝送回路、100、200、300 火災報知設備。

Claims (1)

  1. 火災信号を出力する火災感知器と、該火災感知器と感知器回線を介して接続され、前記火災信号を受信して火災を報知する火災受信機と、複数の前記感知器回線を備える火災報知設備において、
    前記火災受信機は、前記火災信号を受信する検出回路と、前記検出回路が前記火災信号を受信し、火災と判断してから所定時間経過後に復旧指令信号を出力する制御回路と、前記復旧指令信号を受信し、前記火災受信機及び前記火災感知器を一旦復旧させる復旧信号を出力する復旧回路とを有し、
    前記復旧回路は、前記感知器回線ごとに接続され、前記感知器回線ごとに一旦復旧させるものであり、
    前記火災受信機は、火災と断定し、火災を報知した時点から所定時間経過後に、前記復旧指令信号を前記制御回路から出力して当該火災報知設備を一旦復旧すると共に、複数の前記感知器回線から前記火災信号を受信した場合には、火災を報知してから所定時間経過後であっても前記復旧信号を出力しないことを特徴とする火災報知設備。
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