JP2001051553A - 感光体ドラムの着脱構造、及びこれを備えた感光体ユニット並びに画像形成装置 - Google Patents
感光体ドラムの着脱構造、及びこれを備えた感光体ユニット並びに画像形成装置Info
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Abstract
感光体ユニットにおいて、帯電装置を取外すことなく、
且つクリーニングブレードのエッジを損なわずに、容易
に感光体ドラムを着脱する。 【構成】 第2プロセスユニット(感光体ユニット)9
00は、クリーニング装置400を有する樹脂製のフレ
ーム901に、感光体ドラム300、帯電装置500が
それぞれ着脱自在に取り付けられている。感光体ドラム
300は、その後側軸受部303を、フレーム901の
ドラムホルダ後部907に軸方向に挿入した後、側方に
回動し、前側軸受部301をドラムホルダ前部902の
着脱ガイド溝903に沿って挿入し、ストッパ950を
挿入して抜け止めとする。
Description
リンタ等の画像形成装置における感光体ドラム着脱構
造、及びこれを備えた感光体ユニット並びに画像形成装
置に関し、より詳しくは、感光体ドラムをフレームに装
着する際に感光体の損傷を防ぐことができる感光体ドラ
ムの着脱構造、及びクリーニング装置と帯電装置と感光
体ドラムを一体的にフレームに保持すると共に該フレー
ムに少なくとも感光体ドラムを着脱自在に一体に装着し
た感光体ユニット、及び該感光体ユニットを設置した画
像形成装置に関する。
などの画像形成装置に備えられている感光体は、ドラム
形状で支持軸を有するものが用いられ、この感光体を径
方向に移動させることによって、該感光体を装置本体に
着脱するようになっている。上記感光体は、画像形成装
置に回転可能に配置されることになるので、該感光体の
着脱においては、支持軸の先端部を装置本体側の駆動部
に連結したり、感光体のフランジに設けられたギアを、
駆動部の駆動ギアに歯合させたりするようになってい
る。ところが、上記のような着脱構造では、感光体の支
持軸の両端を駆動部に位置合わせしながら着脱する操作
が必要になり、感光体の全長が長くなって重量が増大
し、その操作性が悪くなる。
の画像形成装置における感光体ドラムの着脱装置として
は、クリーニング装置と感光体ドラムが支持部材に一体
に形成された感光体ユニットと帯電装置とを別体に形成
し、感光体ユニットに感光体ドラムを装着する際は、帯
電装置が配置されている上方から支持部材の配置をされ
ている下方に向かって、感光体ドラムを着脱するように
したもの(例えば、実開平1−57772号公報参照)
や、感光体の支承部材に取着されたガイドレールに沿っ
て感光体を水平方向に転走させて支承部材の所定位置に
装着するもの(例えば、特開昭63−267989号公
報参照)等が知られている。
れた技術では、クリーニング装置と感光体ドラムが一体
となった感光体ユニットにおいて、感光体ドラムの端面
と対向し、かつ感光体ドラムの対面軸線と直交する凹所
が支持部材に設けられている。これにより、帯電装置が
配置される上側から下方に向かって、感光体ドラムを容
易に着脱することができる。また、上記特開昭63−2
67989号公報に開示された技術では、感光体ドラム
を支持するための支承部材に対して、回動自在にガイド
レールを装着し、通常は垂直方向になっているこのガイ
ドレールを感光体ドラムの着脱時のみ水平に回動させ、
このガイドレール上に、感光体ドラムの支持軸を載置し
て、該ガイドレールに沿って支持軸を転送させている。
そのため、感光体ドラムを水平方向から容易に装着する
ことができる。しかも、上記ガイドレールの回動動作に
応じて、感光体ドラムの支持軸と駆動部とを切り離す駆
動部断絶手段が設けられているので、感光体ドラムの離
脱も容易となっている。
置とクリーニング装置が一体に構成された感光体ユニッ
トに対して、感光体ドラムを着脱する際には、帯電装置
に感光体ドラムが当たって感光体ドラムの感光面あるい
は帯電装置を損傷しないようにしつつ、クリーニングブ
レードのクリーニングエッジを損なわないように装着し
なければならない。また、感光体ドラムの周囲に配置す
る帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等
の小型化よりも感光体ドラムの小型化がより容易である
ために、フレームに対して感光体を着脱する際に、指が
フレームに当たり感光体の着脱が難しくなっている。
報に開示された技術では、感光体ドラムを感光体ユニッ
トの上方から着脱するように構成しているが、帯電装置
を一体的に設けた感光体ユニットに対しての着脱ができ
ない。また、帯電装置を持たない感光体ユニットに対し
て感光体ドラムを着脱するので、感光体ユニットと別体
の帯電装置を設けなければならず、その上感光体ドラム
の着脱を行うためには、帯電装置を感光体ドラムの上方
から待避させた後に着脱しなければならず、着脱時の作
業工程数が増えて、作業が簡単でない。
開示された技術では、単に水平状態で感光体ドラムを着
脱することが述べられているだけで、感光体ドラム着脱
時における該感光体ドラム周囲に配置された装置に対し
ては何ら考慮されていない。特に、帯電装置とクリーニ
ングブレードを有したクリーニング装置と一体的に構成
した感光体ユニットに対して感光体ドラムを着脱する際
には、帯電装置に感光体ドラムが当たって感光体ドラム
の感光面を損傷しないようにするとともに、クリーニン
グブレードのクリーニングエッジも損なわないようにし
なければならない。しかしながら、特開昭63−267
989号公報には、単に水平状態で感光体ドラムを着脱
することが述べられているだけで、感光体ドラム周囲に
配置された装置に対してどのように装着すべきかは、開
示も示唆もされておらず、帯電装置を外さず、かつ感光
体ドラム表面や帯電装置のグリッド等を損なわずに、感
光体ドラムを着脱できるかに関しては全く記載されてい
ない。
く、且つクリーニングブレードのエッジの感光体ドラム
の感光面を損なわずに、感光体ドラムを着脱できるよう
にして、感光体ドラムの着脱作業を簡素化することにあ
る。また、他の目的は、指で感光体ドラムを保持して、
フレームに対して感光体ドラムを着脱する際の作業性を
向上することにある。さらに、他の目的は、感光体ドラ
ムを保持する部分の強度を弱めることなく、且つ感光体
ドラムを保持する部分を大型化することなく、感光体ド
ラムを着脱できる構造を提供することにある。
問題点に鑑みてなされたもので、その第1の技術手段
は、表面に静電潜像を保持する感光体ドラムをフレーム
に着脱可能に支持する感光体ドラム着脱構造において、
前記感光体ドラムを前記フレームに装着する際に、前記
感光体ドラム表面が前記感光体ドラム周囲に配置されて
いる他の部材に接触することを阻止する規制手段を前記
フレームに設ける感光体ドラム着脱構造を特徴とする。
体ドラム着脱構造において、前記フレームは、互いに対
向して配置される一対のホルダを有し、該一対のホルダ
は、前記感光体ドラムを挟持した状態で該感光体ドラム
の両端に設けられた支持軸を支持するとともに、前記規
制手段は、前記支持軸の移動を規制することを特徴とす
る。
体ドラム着脱構造において、前記一対のホルダの一方に
は貫通孔が形成されており、該貫通孔に前記感光体ドラ
ムの支持軸を嵌入するとともに、前記規制手段は、前記
一方のホルダに装着される前記感光体ドラムの支持軸を
受けるように前記貫通孔の内壁の一部が前記貫通孔の軸
方向に突出した軸受部として設けられることを特徴とす
る。
する感光体ドラムをフレームに着脱可能に支持する感光
体ドラムの着脱構造において、前記感光体ドラムが着脱
時に通過する空間に隣接した前記フレームの部分に、指
の逃げ部となる切欠き部が形成されることを特徴とす
る。
手段の感光体ドラム着脱構造において、前記一対のホル
ダの他方は、着脱可能なストッパを有し、該ストッパを
取り外した状態で前記他方のホルダに前記感光体ドラム
の支持軸をガイドする着脱ガイドが形成されることを特
徴とする。
の感光体ドラム着脱構造を具備する感光体ユニットであ
ることを特徴とする。
光体ドラムに当接して該感光体ドラム上のトナーを除去
するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置
と、帯電装置とを一体的にフレームに保持すると共に、
該フレームに少なくとも感光体ドラムを着脱自在に装着
する感光体ユニットにおいて、前記感光体ドラムを前記
フレームに装着する際に、前記感光体ドラムの外周面と
の当接で、前記クリーニングブレードのクリーニングエ
ッジに作用する摩擦力が前記クリーニングブレードの支
持体側からクリーニングエッジ側に向かう方向に作用す
る方向であって、前記帯電装置に接触しない方向から装
着するようにした感光体ユニットであることを特徴とす
る。
光体ドラムに当接して該感光体ドラム上のトナーを除去
するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置
と、帯電装置とを一体的にフレームに保持すると共に、
該フレームに少なくとも感光体ドラムを着脱自在に装着
する感光体ユニットにおいて、前記感光体ドラムの一端
側を前記フレームの一端側のホルダに軸方向に挿入し、
前記感光体ドラムの他端側を前記感光体ドラムの一端側
を中心として回動し前記フレームの他端側のホルダに側
方向から挿入する感光体ユニットであることを特徴とす
る。
手段の感光体ユニットにおいて、前記感光体ユニットを
作業面上に載置したときに前記感光体ドラムの着脱方向
が略斜め上方となるように、前記フレームに据え部が設
けられていることを特徴とする。
光体ユニットにおいて、前記フレームの一端側のホルダ
は、前記感光体ユニットを画像形成装置に設置したと
き、前記感光体ドラムの一端側と前記画像形成装置に設
けられた位置決めブロックとを支持することを特徴とす
る。
段の感光体ドラム着脱構造、あるいは第6〜第10の技
術手段の感光体ユニットを具備する画像形成装置である
ことを特徴とする。
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施例である感
光体ユニット用いたデジタルカラー複写機の内部構成を
示す正面図である。複写機本体1は、両面自動原稿送り
装置(RADF: Reversing AutomaticDocument Feed
er)11,画像読み取り部12,画像形成部13,給紙
機構14等から構成されている。複写機本体1の上面に
は、原稿台111及び図示しない操作パネルが設けら
れ、複写機本体1の内部に画像読み取り部12及び画像
形成部13が設けられている。原稿台111の上面に
は、原稿台に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台
111面に対して所定の位置関係をもって両面自動原稿
送り装置(RADF)11が装着されている。
ず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置において
画像読み取り部12に対向するよう原稿を搬送し、この
一方の面についての画像読み取りが終了した後に、他方
の面が原稿台111の所定位置において画像読み取り部
12に対向するよう原稿を反転して原稿台111に向か
って搬送するように構成されている。そして、両面自動
原稿送り装置11は、1枚の原稿について両面の画像読
み取りが終了した後、この原稿を排出し、次の原稿につ
いての両面搬送動作を実行する。以上の原稿の搬送、及
び原稿の表裏反転の動作は、複写機全体の動作に関連し
て制御される。
装置11により原稿台111上に搬送されてきた原稿の
画像を読み取るために、原稿台111の下方に配置され
ている。画像読み取り部12は、原稿台111の下面に
沿って平行に往復移動する原稿走査体112,115
と、光学レンズ118と、光電変換素子であるCCDラ
インセンサ119とを有している。
れ第1の走査ユニットと第2の走査ユニットを構成す
る。第1の走査ユニット(原稿走査体)112は原稿画
像表面を露光する露光ランプ113と、原稿からの反射
光像を所定の方向に向かって反射する第1ミラー114
とを有し、原稿台111の下面に対して一定の距離を保
ちながら所定の走査速度で平行に往復移動するものであ
る。第2の走査ユニット(原稿走査体)115は、第1
の走査ユニット112の第1ミラー114により反射さ
れた原稿からの反射光像をさらに所定の方向に向かって
反射する第2ミラー116及び第3ミラー117を有
し、第1の走査ユニット112と一定の速度関係を保っ
て平行に往復移動するものである。
115の第3ミラー117により反射された原稿からの
反射光像を縮小し、縮小された光像をCCDラインセン
サ119上の所定位置に結像させる。
光像を順次光電変換して電気信号として出力する。CC
Dラインセンサ119は、白黒画面あるいはカラー画像
を読み取り、R(赤),G(緑),B(青)の各色成分
に色分解したラインデータを出力することのできる3ラ
インのカラーCCDである。このCCDラインセンサ1
19により電気信号に変換された原稿画像情報は、さら
に、図示しない画像処理部に転送されて所定の画像デー
タ処理が施される。
する。画像形成部13の下方には、用紙トレイ201内
に積載収容されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分
離して画像形成部13に向かって供給する給紙機構14
が設けられている。1枚ずつ分離された用紙Pは、画像
形成部13の手前に配置された一対のレジストローラ2
02によりタイミングが制御されて画像形成部13に搬
送される。さらに、片面に画像が形成された用紙Pは、
画像形成部13の画像形成にタイミングを合わせて画像
形成部13に再供給搬送される。
ト機構203が配置されている。転写搬送ベルト機構2
03は、駆動ローラ204と従動ローラ205との間に
略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト20
6、用紙吸着用帯電器207、除電器208等からな
り、用紙Pを転写搬送ベルト206に静電吸着させて搬
送する構成となっている。
構14との間に設けられた用紙吸着用帯電器207は、
レジストローラ202により搬送された用紙Pを転写搬
送ベルト206の表面との間で挟持した状態で帯電させ
ることで、転写搬送ベルト206と用紙Pとの間に静電
気力を作用させるので、給紙機構14から供給されて用
紙Pは、転写搬送ベルト206上に確実に吸着された状
態で第1の画像形成ステーションPaから第4の画像形
成ステーションPdの間をずれることなく搬送される。
装置209との間で駆動ローラ204のほぼ真上部に設
けられた除電器208は、搬送ベルト206に静電吸着
されている用紙Pを転写搬送ベルト206から分離する
コロナ放電を行わせるための交流電流が印加されてい
る。
03の除電器208よりさらに下流側には、用紙P上に
転写形成されたトナー像を用紙P上に定着させるための
定着装置209が配置されている。この定着装置209
の一対の定着ローラ間のニップを通過した用紙Pは、搬
送方向切り換えゲート210を経て、排出ローラ211
により複写機本体1の外壁に取り付けられている排紙ト
レイ212上に排出される。
の搬送経路を、複写機本体外へ用紙Pを排出する経路
と、画像形成部13に向かって用紙Pを再供給する経路
との間で選択的に切り換えるものである。切り換えゲー
ト210により再び画像形成部13に向かって搬送方向
が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経路2
13を介して搬送方向端を入れ換えられ、レジストロー
ラ202に至る間に表裏反転された後、画像形成部13
へと再度供給される。
ルト206の上方には、転写搬送ベルト206に近接し
て、第1の画像形成ステーションPa、第2の画像形成
ステーションPb、第3の画像形成ステーションPc、
および第4の画像形成ステーションPdが、用紙搬送経
路上流側から順に並設されている。
によって、図1において矢印Zで示す方向に摩擦駆動さ
れ、前述したように給紙機構14を通じて給送される用
紙Pを保持し、用紙Pを画像形成ステーションPa〜P
dへと順次搬送する。
に同一の構成を有している。各画像ステーションPa〜
Pdは、それぞれ図1に示す矢印F方向に回転駆動され
る感光体ドラム300a,300b,300c,300
dを有している。
には、感光体ドラム300a〜300d上に残留するト
ナーを除去するクリーニング装置400a〜400d
と、感光体ドラム300a〜300dを一様に帯電する
帯電装置500a〜500dと、感光体ドラム300a
〜300d上に形成された静電潜像を現像する現像装置
700a〜700dと、現像された感光体ドラム300
a〜300d上のトナー像を用紙Pへ転写する転写用放
電器800a〜800dとが感光体ドラム300a〜3
00dの回転方向に沿って順次配置されている。
の上方には、レーザビームスキャナユニット(以下、L
SUという)600a〜600dがそれぞれ設けられて
いる。LSU600a〜600dは、画像データに応じ
て変調されたドット光を発する半導体レーザ素子(図示
せず)、半導体レーザ素子からのレーザビームを主走査
方向に偏向させるためのポリゴンミラー(偏向装置)6
01a〜601dと、ポリゴンミラー601a〜601
dにより偏向されたレーザビームを感光体ドラム300
a〜300d表面に結像させるためのfθレンズ602
a〜602dやミラー603a〜603d,604a〜
604d等から構成されている。
成分像に対応する画素信号が、LSU600bにはカラ
ー原稿画像のシアン色成分像に対応する画素信号が、L
SU600cにはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に
対応する画素信号が、そして、LSU600dにはカラ
ー原稿画像のイエロー色成分像に対応する画素信号がそ
れぞれ入力される。
応する静電潜像が各感光体ドラム300a〜300d上
に形成される。そして、現像装置700aには黒色のト
ナーが、現像装置700bにはシアン色のトナーが、現
像装置700cにはマゼンタ色のトナーが、現像装置7
00dにはイエロー色のトナーがそれぞれ収容されてお
り、感光体ドラム300a〜300d上の静電潜像は、
これら各色のトナーにより現像される。これにより、画
像形成部13にて色変換された原稿画像情報が各色のト
ナー像として再現される。
は、用紙Pとしてカットシート状の紙が使用される。こ
の用紙Pは、給紙カセット201から送り出されて給紙
機構14の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、そ
の用紙Pの先端部分がセンサ(図示せず)にて検知さ
れ、このセンサから出力される検知信号に基づいて一対
のレジストローラ202により一旦停止される。
〜Pdとタイミングをとって図1の矢印Z方向に回転し
ている転写搬送ベルト206上に送られる。このとき転
写搬送ベルト206と用紙Pとの間には吸着用帯電器2
07により所定の帯電が施されるので、用紙Pは、各画
像ステーションPa〜Pdを通過する間、安定して搬送
供給される。
は、各色のトナー像がそれぞれ形成され、転写搬送ベル
ト206により静電吸着されて搬送される用紙Pの支持
面上で重ね合わされる。第4の画像ステーションPdに
よる画像の転写が完了すると、用紙Pは、その先端部分
から順次、除電用放電器208により転写搬送ベルト2
06上から剥離され、定着装置209へと導かれる。最
後に、トナー画像が定着された用紙Pは、用紙排出口
(図示せず)から排紙トレイ212上へと排出される。
600dにてレーザビームを走査して露光することによ
り、感光体への光書き込みを行う。しかし、LSUの代
わりに、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイから
なる書き込み光学系(LEDヘッド)を用いても良い。
LEDヘッドはLSUに比べ、サイズも小さく、また可
動部分がなく無音である。よって、複数個の光書き込み
ユニットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複
写機などの画像形成装置では、好適に用いることができ
る。
て、図2〜図10に基づいて説明する。図2は、図1に
示した4つの画像ステーションPa〜Pdを複写機本体
1の裏面側から見た斜視図である。各画像ステーション
Pa〜Pdは、複写機本体1に対し着脱可能な2つのプ
ロセスユニットから構成されている。第1プロセスユニ
ットは、現像装置700a〜700dである。また、第
2プロセスユニット900a〜900dは、クリーニン
グ装置400a〜400dが一体に形成されている樹脂
製のフレーム901a〜901dに対し、感光体ドラム
300a〜300d、及び帯電器500a〜500dが
着脱自在に一体に取り付けられ、感光体ユニットとして
構成されている。各第1プロセスユニットを構成する各
現像装置600a〜600d、及び各第2プロセスユニ
ット900a〜900dは、複写機本体1の後支持フレ
ーム151(図20参照)に図2中のF方向及びR方向
に移動可能に設けられた移動フレーム159に対して着
脱できるようになっており、この移動フレーム159に
装着された状態で、図2中のF方向、及びR方向に移動
できるように構成されている(なお、F方向とは複写機
本体1の背面側から前面側へ向かう方向であり、R方向
とは複写機本体1の前面側から背面側へ向かう方向であ
る)。第1プロセスユニットである各現像装置700a
〜700d、及び各第2プロセスユニット900a〜9
00dは、F方向に一杯に移動したときに、複写機本体
1の外部に取り出すことができる。また、各現像装置7
00a〜700d、及び各第2プロセスユニット900
a〜900dは、R方向一杯に移動すると、複写機本体
1への装着が完了し画像形成が可能な状態となる。
〜900dに関して、以下に詳細に説明するが、各第2
プロセスユニット900a〜900dはそれぞれ同一の
構成であるので、第2プロセスユニット900dの説明
で代表する。
ト(現像装置)700a〜700d、及び各第2プロセ
スユニット900a〜900dの複写機本体1への装着
が完了した状態において、第2プロセスユニット900
d内のクリーニング装置400dは、クリーニングブレ
ード404dによって感光体ドラム300dより掻き取
った回収トナーを、クリーニング装置400d内部に備
えた第1のトナー搬送スクリュー424dの回転により
矢印Z方向に搬送して、各クリーニング装置400a〜
400dに対して共通に配設されたトナー排出装置44
0に送る。例えば、クリーニング装置400dから送ら
れたトナーは、トナー排出装置440のトナー搬送管4
41内部に駆動ギヤ443により回転するように設けら
れた第2のトナー搬送スクリュー442にて矢印X方向
に搬送し、トナー搬送管441に連結された廃トナーボ
ックス444へと送られ回収される。
は複写機本体1に対して、図2中のR方向に挿入して装
着される過程で、トナー搬送パイプ422dに設けた排
出口(図示せず)を閉じているスライドシャッター42
6dが付勢バネ427dに抗してF方向に移動し、R方
向一杯に移動したときに、トナー搬送パイプ422dに
設けた排出口(図示せず)とトナー搬送管441に設け
られた受け口と対向して、トナー搬送パイプ422dと
トナー搬送管441が連通する。また、このとき、第1
のトナー搬送スクリュー424dを回転する駆動ギヤ4
25dが、複写機本体側のギヤと係合する。更に、感光
体ドラム300dを回転する駆動手段(図20に示す感
光体駆動軸155)が、第2プロセスユニット900d
のフレーム901d後側端部のドラムホルダ後部907
dに開設した貫通孔908dから入り、第2プロセスユ
ニット900d内で多少の遊びを有して保持されている
感光体ドラム300dを位置決めとすると共に感光体ド
ラム300dと係合して感光体ドラム300dを駆動可
能とする。
いて、第2プロセスユニット900dを更に詳細に説明
する。なお、図3〜図12及び図16〜図22に基づく
説明では、添え字dは省略する場合がある。図3は、感
光体ドラム300を装着していない状態の第2プロセス
ユニット900を裏面側から見た斜視図であり、図4
は、第2プロセスユニット900を感光体ドラム300
の側から見た要部断面図を示す(感光体ドラム300は
図示せず)。図9、及び図10は、それぞれ、図4のA
−A断面、及びB−B断面を示している。
900は、図中のF側端部のドラムホルダ前部902,
図中R側端部のドラムホルダ後部907,ドラムホルダ
前部902とドラムホルダ後部907の間のクリーナ部
401,クリーナ部401をドラムホルダ前部902及
びドラムホルダ後部907と連結する連結部909,9
09、搬送部421、並びに帯電装置装着部となる前側
連結部920,後側連結部940が一体的となった樹脂
製のフレーム901に、各種の部品が組み付けられてい
る。
いて詳細に説明する。クリーニング装置400のハウジ
ング(以下、クリーナハウジングという)を形成する第
2プロセスユニット900のフレーム901のクリーナ
部401は、感光体ドラム300側の上部に、ブレード
ホルダ402に保持されたクリーニングブレード404
がビス403により装着されている。このクリーニング
ブレード404のF方向及びR方向の端部には、第2シ
ール部材414が設けられている。クリーナ部401の
感光体ドラム300側下部に、シール板金407に保持
されたトナー受けシール409がビス406により装着
されている。
1が設けられている。この搬送部421のトナー搬送パ
イプ422の内部は円柱状の空洞になっており、クリー
ナ部401の空洞408と連結している。この搬送部4
21の内部の空洞とクリーナ部401内の空洞408と
は連結されており、クリーナ部401のF側端部に設け
られた軸受(図示せず)と搬送部421のR側端部に設
けられた軸受け423により回転可能に保持された第1
のトナー搬送スクリュー424が配置されている。この
第1のトナー搬送スクリュー424の回転軸R側端部に
は駆動ギヤ425が固定されており、複写機本体の駆動
ギヤと係合して、第1のトナー搬送スクリュー424を
回転駆動する。
外周には、スライドシャッタ426と付勢バネ427と
が組み付けられている。スライドシャッタ426は、第
2プロセスユニット900が複写機本体1に装着される
過程で複写機本体側の係合部に当接して、F方向に移動
してトナー搬送パイプ422に設けられた排出口を開放
し、第2プロセスユニット900が複写機本体1前面側
に引き出される時に、付勢バネ427によりR方向に移
動して軸受423に当接して停止し、このときにトナー
搬送パイプ422に設けられた排出口を閉じる。また、
前側連結部920,後側連結部940の感光体ドラム3
00側には、第1シール部材428が設けられている。
体1へ装着され、作動する時の各部の機能について説明
する。クリーニングブレード404は、感光体ドラム3
00の外周面と当接して、感光体ドラム300の外周面
上に残留する未転写トナーを除去すると共に、クリーニ
ングブレード404とトナー受けシール409との間の
開口部(以下、クリーナ開口という)411の感光体ド
ラム300の回転方向下流側のシールを行って、機内に
トナーが飛散しないようにしている。
うに、感光体ドラム300の外周面と当接して、クリー
ナ開口411の感光体ドラム300の回転方向上流側の
シールを行うと共に、その背面側(即ち、感光体ドラム
300に向いている面とは反対側の面)で、クリーニン
グブレード404により感光体ドラム300から除去さ
れたトナーを第1のトナー搬送スクリュー424側に案
内している。
00の外周面とこの外周面に当接するクリーニングブレ
ード404のクリーニングエッジ405との当接部に沿
って、クリーニングブレード404の長手方向端部側
(図2中のF方向及びR方向)に移動するトナーを感光
体ドラム300より離隔する側へと案内して、クリーニ
ングブレード404の長手方向側に配置された第1シー
ル部材428にトナーが移動して、第1シール部材42
8のシール機能に負担をかけないようにしている。
414の取付構造を示し、図11(A)はクリーニング
ブレード404の背面側、つまりフィルム体415が貼
着されている側から見た図であり、図11(B)は断面
図であり、図11(C)はクリーニングブレード404
の前面側から見た図である。図11に示すように、第2
シール部材414は、可撓性を有するフィルム体(可撓
性シール体)415の一端に貼着されており、このフィ
ルム体415の他端がブレードホルダ402に貼着され
ることで、ブレードホルダ402との距離がほぼ一定と
なり、クリーニングブレード404のクリーニングエッ
ジ405のあるクリーニングブレード404の厚さ側の
端面(以下、クリーニング端面という)406に接触す
るようになっている。また、フィルム体415とクリー
ニングブレード404との間には、スポンジ等の弾性発
泡体416がフィルム体415に装着されて設けられて
いる。フィルム体415は、弾性可撓性を有し、感光体
ドラム300の外周面に対して離接する方向に弾性的に
撓むことができる。
成であるので、感光体ドラム300とクリーニングブレ
ード404の当接状態に応じて、クリーニングブレード
404とフィルム体415との間に設けられた弾性介在
部材である弾性発泡体416を経てフィルム体415が
押されることとなり、第2シール部材414のクリーニ
ングブレード404に対する位置が調節可能となり、フ
ィルム体415の弾性力を強くしてクリーニングブレー
ド404のクリーニングエッジ405から遠く離れにく
くした場合であっても、感光体ドラム300に第2シー
ル部材414が強く当たりすぎることがない。具体的に
は、クリーニングブレード404のクリーニングエッジ
405が感光体ドラム300外周面に当接した際に、ク
リーニングブレード404が撓むと、その撓み量に対応
して、弾性発泡体416が圧縮し、弾性発泡体416の
弾性復元力によりフィルム体415が撓んで、第2シー
ル部材414のクリーニングエッジ405に対する相対
的な位置をほぼ同じ位置にしている。これにより、感光
体ドラム300外周面に第2シール部材414が強く摺
擦されることで、クリーニングブレード404のクリー
ニング端面406を強く押して、クリーニングブレード
404が反転することがないようにしている。
質の弾性発泡体(多孔質)で形成されており、クリーニ
ング端面406と感光体ドラム300外周面の隙間41
9(図9参照)をほぼ埋めて、トナーを感光体ドラム3
00から離間することをより効果的に行えるようにして
いる。また、弾性発泡体416は、エーテル系ポリウレ
タンフォーム製の連続発泡スポンジであり、独立発泡性
に比してより柔らかいので、クリーニングブレード40
4の撓みに応じて変形した際に、発泡性の弾性体である
ために、クリーニングブレード404の湾曲に沿ってフ
ィルム体415がより滑らかに湾曲され、第2シール部
材414の位置が大きく変わることがない。
レード404の端部をクリーニングブレード404が反
転する方向に押しても、クリーニングブレード404に
対する接触圧が平均化されると共に且つ比較的広い面で
接触するので、クリーニングブレード404が部分的に
強く湾曲するようなことがなく滑らかに変形し、クリー
ニングブレード404のクリーニング性に影響を与える
虞がなく、クリーニングブレード404の反転のおそれ
がない。フィルム体415を強く押すことがないので、
より適している。
も感光体ドラム300との対向面及びブレード404と
の対向面が発泡性(多孔質)であることが望ましく、さ
らに望ましくは、弾性発泡体であることである。第2シ
ール部材414の感光体ドラム300との対向面及びブ
レード404との対向面を多孔質とすることで、第2シ
ール部材414の摺動性が向上し、感光体ドラム300
やクリーニングブレード404との摺擦にて、第2シー
ル部材414が振動し、クリーニングブレード404の
感光体ドラム300外周面との摺擦に影響を与えるよう
なことがなく、クリーニングブレード404の長手方向
端部での圧接力が増大して、クリーニングブレード40
4の端部から反転する虞をより無くすことができる。ま
た、第2シール部材414が弾性発泡体からなる場合、
弾性発泡体のスキン層がフィルム体415との接着面と
することで、第2シール部材414のフィルム体415
から剥がれ難い構成とすることができる。このような条
件を満たすものとして、ウレタン製発泡体があり、特に
ウレタン製発泡体は、感光体ドラム300の外周面の感
光層を化学的に冒すことが少ないので、感光体ドラム3
00に接触しても感光層を損なうことがなく、形成され
る画像の品質を長期にわたって保持するのに適してい
る。
レード404,フィルム体415,弾性発泡体416,
第2シール部材414,ブレードホルダ402の各寸法
の一例を示す。フィルム体415は、例えばPET等の
可撓性を有する材質からなり、ここでは、厚さ188μ
mのフィルムからなる。フィルム体は、10mm×15
mmの寸法を有する。クリーニングブレード404は、
厚み2mmで、15mm幅(長手方向と直交する方向)
を有し、その内の5mmがブレードホルダ402への取
り付けに用いられる。
レスフリーの状態で2.6mmの厚みを有し、ブレード
ホルダ402の有する厚み1.6mmにて形成される空
間を埋めており、エーテル系ポリウレタンフォーム等か
らなる連続発泡体からなる。第2シール部材414は、
フィルム体415に取り付けた面からクリーニングブレ
ード404のクリーニングエッジ405にかかる方向に
3mm、厚み方向にも3mmの寸法を有する幅10mm
の直方体である。
シール部材414の側端は、クリーニングブレード40
4の側端よりも所定量だけ、ここでは、0.5mmだけ
内側に位置している。これにより、取付時に、クリーニ
ングブレード404の側方に配置した第1シール部材4
28により、第2シール部材414のクリーニングブレ
ード404のクリーニングエッジ405に対する相対的
位置関係が損なわれず、第2シール部材414の位置を
本来の位置に配置することができる。
部材414,フィルム体415,弾性発泡体416及び
ブレードホルダ402は、上述のように一体的に構成さ
れているので、クリーナハウジング401に対しての着
脱が容易であり、第2シール部材414の交換のために
クリーニング装置400の内部に指を入れる等の作業が
不要で、トナー受けシール409を損なったり、作業に
より手が汚れるといったことを無くすことができ、更に
作業数も低減できる。また、第1のトナー搬送スクリュ
ー424とクリーニングブレード404との間隔を狭く
できるので、よりクリーニング装置400の小型化が図
れる。
00の外周面の非画像域に圧接して、クリーナ開口41
1のクリーニングブレード404長手方向端部からクリ
ーニング装置400の外部に漏れ出て飛散しないように
シールしている。
図3に示すように、帯電装置500は、第2プロセスユ
ニット900のフレーム901のドラムホルダ前部90
2、及びドラムホルダ後部907の上部に設けられ帯電
装置装着部となる前側連結部920、及び後側連結部9
40に対して装着/抜き出しできるようになっている。
この帯電装置500の装着は、前側連結部920の前側
立設部921に設けた開口922を通して挿入され、帯
電装置500のガイド凹部504に、前側連結部(帯電
器装着部)920の前側立設部921と後側立設部94
1とを連結して図3中のFR方向に伸びるガイド凸部9
11,912が嵌入することで案内される。ガイド凸部
911,912に案内されて、帯電装置500を、更に
挿入すると、帯電装置500の後ホルダ531に一体的
に設けられた上下2つの位置決め凸部532,533
が、それぞれ、フレーム901の後側立設部941に設
けた位置決め開口932,933に嵌入して、位置決め
がなされる(図3の状態)。このとき、図4に示すよう
に、前側立設部921に設けた係合部923に、帯電装
置500の前ホルダ521に設けた弾性的に撓む可動係
合部522が係合する、これにより帯電装置500は抜
けなくなる。帯電装置500を抜くときには、可動係合
部522を図4中の下方に押して撓ませて係合を解除し
て、F方向に抜けば、ガイド凸部911,912に沿っ
て抜き出すことができる。
ニット900の複写機本体1への装着が完了した状態で
は、帯電装置500の位置決め凸部532,533内に
設けられたビス電極534,535が、複写機本体側の
電極と接触して、グリッド550に通電して、グリッド
550に所定の電位を与えるようになっている。また、
帯電装置500は、第2プロセスユニット900の複写
機本体への装着が完了した状態でも、帯電装置500単
体で着脱できる。
500は、放電電極ホルダ502を保持した電気良導体
製(金属製)のケース501に前ホルダ521及び後ホ
ルダ531が固定ビス503により固定されて組み立て
られている。グリッド550は、前ホルダ521の高さ
規定突起523と後ホルダ531の高さ規定突起539
により後述するコロナ放電電極570からの高さが規定
された状態で、グリッド550の前係合開口524に前
ホルダ521に固定された張架電極525が係合し、更
に、グリッド550の後係合開口527が後ホルダ53
1に配設された張架調節電極528(図4参照)に係合
して張架されている。ビス電極535の首部537は、
ねじになっており、後ホルダ531のねじ穴にねじ込ま
れており、張架調節電極528にもねじ込まれている。
これにより、ビス電極535を回すと、グリッド550
に係合した張架調節電極528が移動して、グリッド5
50に張力を与えて張ることができ、グリッド550中
央部がたるんで、コロナ放電電極570との高さがグリ
ッド550の長手方向によって異なることが無くなる。
また、ビス電極535の頭部は、複写機本体側電極と接
触する。
架電極525に電気的に接続される。これにより、ケー
ス501は、グリッド550と同電位になる。コロナ放
電電極570は、放電電極ホルダ502に接着して保持
されている。また、コロナ放電電極570は、中継導体
571に接触しており、中継導体571は、後ホルダ5
31のねじ穴538にねじ込まれたビス電極534のね
じを設けた胴部にねじ込まれている。これにより、ビス
電極534を介して複写機本体から電力が供給されて、
コロナ放電電極570の放電先端571からコロナ放電
する。
電電極570は、帯電装置500の長手方向に感光体ド
ラム300の端部まで対向するように配置されている。
また、グリッド550のメッシュ部551は、感光体ド
ラム300の感光面である外周面の画像域に対向し、グ
リッド550の開口部524,527は、感光体ドラム
300の感光面である外周面の非画像域に対向する。従
って、コロナ放電電極570が感光体ドラム300外周
面に向かって放電すると、画像域では、所定の電位を与
えられたグリッド550のメッシュ部551により、感
光体ドラム300の画像域に至る電荷が制御されて、画
像域における帯電電位を一様且つ所定の電位とする。ま
た、非画像域では、コロナ放電電極570から放電され
た電荷は、グリッド550の開口部524,527を通
って、感光体ドラム300外周面の非画像域に至り、非
画像域の電位を所定の電位にする。なお、放電電極ホル
ダ502,前ホルダ521,及び後ホルダ531の材質
は、PS−HI+PPEであり、電気的絶縁性の高いも
のである。また、鋸歯状のコロナ放電電極570,グリ
ッド550、及びケース501はステンレス製である。
における作像工程について簡単に説明する。なお、これ
ら画像形成ステーションPa〜Pdは同一の構造である
ため、以下では、画像形成ステーションPdについての
み説明し、添え字dは省略する。図13は、感光体ドラ
ム300の周囲に配置された各種手段により作像行程が
行われる様子を示している。図14は、図13における
各行程で感光体ドラム300の表面電位がどのように推
移するかを示している。
は、感光体ドラム300の外周面は帯電装置500によ
って負極性の電位(−500V)に一様に帯電される。
グリッド550により帯電される領域の感光体軸方向長
(以下、帯電幅という)は、メッシュ部551に対向し
た帯電領域の感光体ドラム軸方向長(以下、メッシュ帯
電幅という)と開口部524,527に対向した帯電領
域の感光体軸方向長(以下、開口帯電幅という)により
なっている。
外周面がレーザビームスキャナユニット(LSU)60
0によって画像データに応じて露光走査されて、画像域
に静電潜像が形成される。この露光走査により、光が当
たった部分(画像形成域のうちで次の現像行程でトナー
を乗せる部分)は、急激に表面電位が下がり、絶対値の
小さい負極性の電位(約−100V)で現像行程に至
る。これに対して、露光走査で光の当たらなかった部分
(画像形成域のうちで次の現像行程でトナーを乗せない
部分と非画像域の感光体ドラム軸方向長(以下、非画像
幅という))は、暗減衰はするものの、絶対値の大きい
負極性の電位(約−250V)のままで現像行程に至
る。尚、メッシュ帯電幅は、画像域の感光体軸方向長
(以下、画像幅という)より長く、その幅内に画像幅が
入るように設けられている。これは、メッシュ部551
による帯電の感光体軸方向端部域は、帯電の一様性が低
下しているので、画像域が一様に帯電した部分に収まる
ように、画像幅に対して所定の余裕(図15中の露光マ
ージン)を与えるためである。また、感光体ドラム30
0外周面の非画像域の開口部に対向した部分も同様に帯
電される。
露光行程で形成された静電潜像に現像装置からトナーを
供給してトナー像となして、静電潜像を顕像化する。こ
の現像行程では、感光体ドラム300の画像域の電位と
同極性(負極性)に帯電したトナーを、感光体ドラム3
00の画像域の電位と同極性(負極性)の現像電位で現
像するので、感光体ドラム300の現像する領域の現像
電位(−200V)よりその絶対値が小さい部分にはト
ナーが供給されるが、感光体ドラム300の現像する領
域の現像電位(−200V)よりその絶対値が大きい部
分にはトナーが供給されない。従って、レーザビームス
キャナユニット(LSU)600による露光行程で光の
当たった部分にトナーが載って、トナー像が形成され
る。このとき非画像域の一部も現像されるが、現像電位
よりその絶対値が大きい負極性となっているので、非画
像域にトナーは付着しない。現像行程でも、感光体軸方
向端部域では、現像が一様に行えないので、画像域に対
して所定の余裕(図15中の現像マージン)を設けてい
る。
配置された転写用放電器800により、トナーと逆極性
で画像域の表面電位の絶対値より大きな電位(+1.2
kV)が、転写搬送ベルト203上に保持された用紙P
に与えられて、感光体ドラム300の外周面上に形成さ
れたトナー像が用紙側に静電気的に引き寄せられて、用
紙P上に転写される。ここでも、転写手段の感光体軸方
向端部域の電位は中央部に比して低下するので、画像域
に対して所定の余裕(図15中の転写マージン)を設け
ている。
400によって、前の転写行程で用紙Pに移動しなかっ
たトナーや再度感光体ドラム300の外周面に戻ってき
たトナーを、感光体ドラム300の外周面から除去す
る。この行程では、画像幅に対して所定の余裕(図15
中のクリーニングマージン)を持たせて、クリーニング
を行っている。上述の第2シール部材414の位置は、
画像幅の外方になっている。
の余裕(除電マージン)を持たせて、感光体ドラム30
0の外周面を除電して、外周面の表面電位を一様に、ほ
ぼゼロまで下げている。これにより、次の帯電行程で、
画像域の表面電位に一様性が無くなるのを防止してい
る。上述の各行程におけるマージンは、図15に示すよ
うに露光マージン,現像マージン,転写マージン,クリ
ーニングマージン,除電マージンの順に、大に設定され
ている。
基づいて、第2プロセスユニット900に対する感光体
ドラム300の着脱の仕方に関して説明する。図16
は、第2プロセスユニット900を作業のために机等の
おおむね水平な作業平面に置いた状態を示す断面図であ
る。図17は、感光体ドラム300を第2プロセスユニ
ット900のフレーム901に装着した際の抜け防止用
のストッパ950を示している。図3、及び図16に示
すように、感光体ユニット900には、帯電装置500
が装着されたままの状態である。
01に感光体ドラム300を装着する際には、感光体ド
ラム300の後側軸部303を、ドラムホルダ後部90
7の貫通孔908に軸方向に挿入した後に(図3中の1
及び2の動作)、貫通孔908に挿入された後側軸部3
03を中心にして感光体ドラム300の前側軸受部30
1を回動してドラムホルダ前部902の着脱ガイド溝9
03に沿って挿入する(図3中の3の動作)。次いで、
ストッパ950をドラムホルダ前部902の着脱ガイド
溝903に挿入する。以上で、感光体ドラム300の第
2プロセスユニット900への装着は完了する。ストッ
パ950には凸部951が設けられており、ストッパ9
50の凸部951がドラムホルダ前部902の着脱ガイ
ド溝903の壁面に設けられた凹部904に入って、ス
トッパ950の位置決めをするようになっている。ま
た、ストッパ950は、振動等でストッパ950がドラ
ムホルダ前部902から簡単に抜けることがないように
なっている。
ように、ストッパ950の凸部951が設けられた部分
は、スリット952が設けられており、このスリット9
52,952の間の部分は、弾性可撓部953になって
いる。また、この可撓弾性部953の中央部に半球状の
凸部954が形成されている。また、ストッパ950の
着脱ガイド溝903への装着時に、ストッパ950の半
球状の凸部954に対向する着脱ガイド溝903の壁面
に半球状の凹部906(図3参照)が設けられている。
このように構成しているので、ストッパ950を装着す
るときに、着脱ガイド溝903の壁面に押されて撓み、
ストッパ950が着脱ガイド溝903に押し込まれて、
ストッパ950の半球状の凸部954が着脱ガイド溝9
03の壁面に半球状の凹部906に対向すると、弾性力
で可撓弾性部953が戻り、半球状の凸部954が半球
状の凹部906に嵌入して、ストッパ950の抜けを防
止する。
ト900から取り外す場合は、先ず、ドラムホルダ前部
902の前側に設けた切欠き部905に指を通して、ス
トッパ950の背面に指を掛けて、ストッパ950を引
き出した後に、装着の手順を逆に行えばよい。
る保持方法に関して、図5に基づいて説明すると以下の
ようである。図5(A)に示すように、感光体ドラム3
00の両端面305,305の感光体ドラム300外周
面に近いところを両手の指で挟んで保持し、上述のよう
に、感光体ドラム300の後側軸部303をドラムホル
ダ後部907の貫通孔908に入れる(動作1及び
2)。このとき、ドラムホルダ後部907に設けた逃げ
凹部909が、感光体ドラム300の後側軸部303側
の指に対して逃げ部となるので、指が邪魔で、後側軸部
303が貫通孔908に入らないといったことがない。
次いで、感光体ドラム300の前側軸部301をドラム
ホルダ前部902の着脱ガイド溝903に沿って挿入す
るとき(動作3)に、ドラムホルダ前部902にストッ
パ950が入る空間の着脱方向手前側の部分が、ストッ
パ950が未装着の場合は、ドラムホルダ後部907の
逃げ凹部909と同様に、指の逃げ部となって、指が装
着の妨げにならないようになっている。また、感光体ド
ラム300の取り外しの際にも、この両指の逃げ部は、
感光体ドラム300の両端面305,305の感光体ド
ラム300外周面に近いところを両手の指で挟むための
逃げ部としても機能する。
3の軸方向長さが長く、且つ、この長くした後側軸受部
303が斜めからドラムホルダ後部907の貫通孔90
8に挿入できる程度に、貫通孔908の内径が後側軸部
303外形に比して比較的大な場合であれば、逃げ凹部
909を不要としても良い。しかし、その場合、後側軸
部303が長くなり、図20に基づいて後述するよう
に、ドラムホルダ後部907の貫通孔908に複写機本
体1側の位置決めブロック152が入るような場合であ
れば、ドラムホルダ後部907の感光体ドラム300軸
方向長さが長くなり、同方向に第2プロセスユニット9
00が長くなる。また、指の逃げ部は、図5(B)に示
すように、切欠きにしても良い。
光体ドラム300の第2プロセスユニット900に対す
る着脱構造について説明したが、図3〜図5に示す着脱
構造と異なる感光体の着脱構造について、以下図6〜図
8に基づいて、その構造及び感光体の着脱の仕方を説明
する。
異なる感光体ドラム300の着脱構造を有する例を示す
図3と類似した図であり、図7は、感光体ドラム300
を装着していない状態の第2プロセスユニット900を
感光体ドラム300側からみた一部断面正面図である。
図6に示すように感光体ユニット900(第2プロセス
ユニット)には、帯電装置500が装着されたままの状
態である。
図7に示すように、ドラムホルダ前部902及びドラム
ホルダ後部907が互いに対向して配置され、その間
に、感光体ドラム300を挟時するようにして感光体ド
ラム300を支持する。ドラムホルダ後部907には貫
通孔908が形成されており、貫通孔908に感光体ド
ラム300の後端に設けられた支持軸303を嵌入する
ようになっている円筒形状である。また、ドラムホルダ
前部902には、着脱可能なストッパ950が設けられ
ており、このストッパ950を取り外した状態で、着脱
ガイド溝903が形成されており、着脱ガイド溝903
の突き当たり部分に感光体ドラム300の前端に設けら
れた支持軸301を支持し、ストッパ950により抜け
止めとしている。
に示すように、装着される感光体ドラム300の支持軸
303を受けるようにホルダ907の内壁の一部が軸方
向に突出して設けられた軸受部960が設けられてい
る。また、この軸受部960に対向する位置、すなわち
感光体ドラム300を装着する側には、ドラムホルダ後
部907の一部を切り欠いてなる切欠き部970が設け
られている。軸受部960は、ドラムホルダ後部907
に感光体ドラム300が装着される際に、感光体ドラム
300の後側支持軸303の移動を規制することによ
り、該感光体ドラム300周囲に配置されている各種部
材に感光体ドラム300表面が接触することを阻止する
規制手段として機能する。
装着する際の保持方法に関して説明する。本実施例で
は、感光体ドラム300の支持軸の一方をドラムホルダ
後部907の貫通孔908に差し込むようになってい
る。具体的には、感光体ドラム300の両端面の感光体
ドラム300外周面に近いところを両手の指で挟んで保
持し、前述のように、感光体ドラム300の後側支持軸
303をドラムホルダ後部907の貫通孔908に挿入
する(図6中の動作1及び2)。このとき、図8(A)
に示すように、ドラムホルダ後部907の感光体ドラム
300が装着される側の反対側に設けられている軸受部
(規制手段)960によって、感光体ドラム300の後
側支持軸303の移動が規制され、貫通孔908から外
れるように過剰に移動することがない。しかも、ドラム
ホルダ後部907において、軸受部960に対向するよ
うに設けられている切欠き部970が、感光体ドラム3
00の後側支持軸303側の指に対して逃げ場となるの
で、指が邪魔で、後側支持軸303が貫通孔908に入
らないといったことがない。
に、規制手段としての軸受部960が設けられていない
ため、貫通孔908における感光体ドラム300が挿入
される方向に位置する角部に、感光体ドラム300の後
側支持軸303が入りにくくなる。その結果、後側支持
軸303が貫通孔908から外れて過剰に移動すること
になり、感光体ドラム300の角部で、ドラムホルダ後
部907の周囲に配置されているトナークリーニング装
置400のクリーニングブレード404やトナー受けシ
ール409等が損傷したり、逆に、ホルダなどの角部が
感光体ドラム300表面に接触して、感光体ドラム30
0表面が損傷したりする。しかしながら、本発明のよう
に、感光体ドラム300の後側支持軸303の移動を規
制する規制手段として機能する軸受部960を設けるこ
とによって、上記問題点の発生を防止することができ
る。
01を回動してドラムホルダ前部902の着脱ガイド溝
903に沿って挿入する(図6中の3の動作)。このと
き、ドラムホルダ前部902にストッパ950が入る空
間の着脱方向手前側の部分が、ストッパ950が未装着
の場合は、ドラムホルダ後部907の指逃用切欠き部9
70と同様に、指の逃げ場となって、指が装着の妨げに
ならないようになっている。次いで、ストッパ950を
ドラムホルダ902の着脱ガイド溝903に挿入する
(図6中の4の動作)。以上で、感光体ドラム300の
第2プロセスユニット900への装着は完了する。
03の軸方向長さが長く、且つ、この長くした後側支持
軸303が斜めからドラムホルダ後部907の貫通孔9
08に挿入できる程度に、貫通孔908の内径が後側支
持軸303外径に比して比較的大きな場合であれば、切
欠き部970を不要としても良い。しかし、その場合、
後側支持軸303が長くなり、後述するように、ドラム
ホルダ後部907の貫通孔908に複写機本体側の位置
決めブロック152が入るような場合であれば、ドラム
ホルダ後部907の感光体ドラム300の軸方向長さが
長くなり、同方向に第2プロセスユニット900が長く
なる。
ト900から取外す場合は、まず、ドラムホルダ前部9
02の前側に設けた切欠き部に通して、ストッパ950
の背面に指を掛けて、ストッパ950を引き出した後
に、装着の手順を逆に行えばよい。このとき、上記両方
の指逃凹部(ストッパ950を取り外している状態にあ
る空間部、及び指逃切欠き部970)は、感光体ドラム
300の両端面の外周面に近いところを両手の指で挟む
ための逃げ場としても機能する。
00において、感光体ドラム300を着脱する作業につ
いて説明する。図16に示すように、第2プロセスユニ
ット900を作業平面上に載置し、感光体ドラム300
を着脱する際、着脱ガイド溝903は、着脱ガイド溝9
03から外す方向が上方となるように作業平面に対して
所定の角度で傾斜している。これにより、作業者は斜め
下方に第2プロセスユニット900を見下ろして、斜め
方向に感光体ドラム300を取り付け、あるいは取り外
して作業することができ、作業が非常に行いやすい。ま
た、帯電装置500を装着したままの第2プロセスユニ
ット900に対して、感光体ドラム300を着脱するの
で、着脱時に、感光体ドラム300の感光面を接触しな
いようにする必要がある。更に、感光体ドラム300の
感光面である外周面が、クリーニング装置400のクリ
ーニングブレード404のクリーニングエッジ405を
損なわないように着脱する必要があり、その作業につい
て説明する。
図5(A)のように、感光体ドラム300の外周面の縁
部306は、第1シール部材428に接触するので、感
光体ドラム300の外周面はクリーニングエッジ405
に接触しない。作業1及び作業2ときに、感光体ドラム
300の後側軸受部303をドラムホルダ後部907の
貫通孔908に挿入され、貫通孔908と後側軸部30
3の挿入量によって、感光体ドラム300の外周面と帯
電装置500との距離が規定される。このために、感光
体ドラム300の装着作業の1及び2では、感光体ドラ
ム300の外周面が帯電装置500に接触することがな
く、感光体ドラム300の外周面(感光層の塗布部)を
損なうことがない。
ドラム300の前側軸受部301がドラムホルダ前部9
02の着脱ガイド溝903の入り口に至るまでは、感光
体ドラム300の外周面と帯電装置500との距離は大
であり、感光体ドラム300の外周面と帯電装置500
の接触は起こらない。感光体ドラム300の前側軸受部
301が着脱ガイド溝903に入ると、感光体ドラム3
00は着脱ガイド溝903により位置規制されて移動す
るので、感光体ドラム300の外周面の上方に帯電装置
500が接近しても、感光体ドラム300の外周面は帯
電装置500に接触しない。
すときには、作業は、4,3,2,1の順に行われるの
で、上記と同様の理由により、感光体ドラム300の外
周面は帯電装置500に接触しない。このように、感光
体ドラム300の着脱に関して、帯電装置500が感光
体ドラム300が周囲を損なわないように形成されてい
る。以上は、図6、図7に示す例の構成においても同様
である。
ナー受けシール409の着脱時における感光体ドラム3
00外周面との接触に関して、図16、図18、及び図
19に基づいて説明する。図18(A),図18(B)
は、感光体ドラム300の装着時の移動によりクリーニ
ングブレード404のクリーニングエッジ405に対し
て感光体ドラム300の外周面がどのように移動するか
を示している。図19(A),図19(B)は、感光体
ドラム300の装着時の移動によりトナー受けシール4
09の先端に対して感光体ドラム300の外周面がどの
ように移動するかを示している。
に、感光体ドラム300の外周面がドラムホルダ前部9
02の着脱ガイド溝903に沿って移動すると、クリー
ニングブレード404のクリーニングエッジ405が感
光体ドラム300の外周面に接触したときから装着が完
了するまでの間に、クリーニングブレード404を徐々
に撓ませる。この間、クリーニングエッジ405に対し
て、感光体ドラム300の外周面の接触点の位置は、図
18(B)の拡大図(感光体ドラム300の外周面とク
リーニングエッジ405の付近の移動状態に関し、接触
した瞬間を2点鎖線で図示し、装着完了時を実線で示し
ている)のように移動する。つまり、感光体ドラム30
0の外周面とクリーニングエッジ405が接触した瞬間
の接触点Qは感光体ドラム300の移動方向を示すライ
ンnに沿って移動して、装着完了時にはQ′に至るが、
クリーニングエッジ405は感光体ドラム300の外周
面に沿って接触点Rまで移動し、クリーニングエッジ4
05に作用する摩擦力はクリーニングブレード404の
根本側(クリーニングブレード404の支持体であるブ
レードホルダ402側)から先端側(クリーニングブレ
ード404のクリーニングエッジ側)に向かうように働
く。このクリーニングエッジ405を感光体ドラム30
0外周面に対して当接する当接力は、感光体ドラム30
0の外周面に静電気力により付着しているトナーを除去
する必要から、かなり大きくする必要がある。
は、ウレタンゴム等の感光体ドラム300外周面に対す
る摩擦係数が大きいものが用いられる。従って、クリー
ニングエッジ405に作用する摩擦力が、上述とは逆
に、クリーニングブレード404の先端側から根本側に
向かうように働くように、感光体ドラム300の着脱方
向を着脱ガイド溝903で規定した場合、この当接力が
大であることと、摩擦係数が大であることにより、クリ
ーニングエッジ405に加わる力が大になる。これによ
り、クリーニングエッジ405が、感光体ドラム300
の外周面との摩擦によりエッジ先端が鈍ったり、変形し
たりして、クリーニングエッジ405が損なわれること
がなく、感光体ドラム300の着脱によるクリーニング
不良の虞をなくすことができる。感光体ドラム300の
一端側(後側軸受部303)を先に第2プロセスユニッ
ト900のフレーム901に挿入する関係上、先に挿入
した側から、順次、感光体ドラム300の外周面とクリ
ーニングエッジ405が接触していく。
に、感光体ドラム300の外周面が上述の着脱ガイド溝
903に沿って移動すると、トナー受けシール409の
先端が接触したときから装着が完了するまでの間に、ト
ナー受けシール409を撓ませる。この間、トナー受け
シール409の先端に対して、感光体ドラム300の外
周面の接触点の位置は、図19(B)の拡大図(感光体
ドラム300の外周面とトナー受けシール409の先端
付近の移動状態を、接触した瞬間を2点差線で図示し、
装着完了時を実線で示している)のように移動する。つ
まり、感光体ドラム300の外周面とトナー受けシール
409の先端が接触した瞬間の接触点Tは感光体ドラム
300の移動方向を示すラインnに沿って移動して、装
着完了時にはT′に至るが、トナー受けシール409の
先端は感光体ドラム300の外周面に沿って接触点Uま
で移動し、トナー受けシール409の先端に作用する摩
擦力はトナー受けシール409の先端側から根本側に向
かうように働く。この場合、トナー受けシール409が
フィルム体なので、トナー受けシールの材質がウレタン
のように感光体ドラム300の外周面に対して比較的摩
擦係数が高くても、感光体ドラム300の外周面に対す
る当接力が小さく、クリーニングブレード404のよう
にトナーを除去する必要が無く、感光体ドラム300の
外周面に軽く当接していれば良いので、トナー受けシー
ル409の先端側から根本側に向かうように摩擦力が作
用しても、トナー受けシール409の先端が損なわれ難
く、トナー受けシール409の機能を阻害することが無
い。
長期間接触しても、感光体ドラム300の外周面を損な
いにくいが、その反面、感光体ドラム300の外周面と
の摩擦力が大きくならないようにしているが、トナー受
けシール409の材質に他のものを採用するのであれ
ば、感光体ドラム装着時のトナー受けシール409が損
なわれ難く、感光体ドラム300の外周面を長時間接触
して使用しても損なわないように工夫する必要がある。
例えば、PET等のように、感光体ドラム300外周面
に対する摩擦係数は小さいものの硬い材質を使用するの
であれば、ウレタンの場合の厚さよりもさらに薄いフィ
ルム体にし、感光体ドラム300の外周面に対する当て
角を更に小さくし(接触点における感光体ドラム300
の外周面に対する接平面により近くする)、更に、トナ
ー受けシール409の感光体ドラム300の当接側先端
部の感光体ドラム300との接触側にバリがでないよう
にする(型で抜く際の方向を規定したり、バフ研磨等に
よるバリ取りなど)等の対応が必要である。
クリーニングブレード404のクリーニングエッジ40
5程、湾曲に厳しくないのは、次のような理由による。
つまり、図9に示すように、クリーニングブレード40
4のクリーニングエッジ405は、感光体ドラム300
の中心に引いた水平面hよりも上方で感光体ドラム30
0の周面に接触(図9中の線G)しているが、トナー受
けシール409の先端は、水平線hの下方で感光体ドラ
ム300の周面に接触(図9中の線F)している。この
ために、クリーニングエッジ405により除去されたト
ナーは、感光体ドラム300の水平方向に最も突出した
所(図中の線H)から、図中の線jよりも左側のクリー
ナハウジング内に落下することになるからである。ま
た、トナー受けシール409がトナーを除去するもので
なく、単に粉体であるトナーがクリーナハウジングの外
部に濡れないように、かつ、感光体ドラム300の外周
面からトナーを書き落とさない程度に、感光体ドラム3
00の外周面に軽圧接するからである。
0から感光体ドラム300を取り外す場合、トナーを作
業面に落として汚すことを防止する必要があるが、その
点について以下に説明する。感光体ドラム300の外周
面が、クリーニングブレード404のクリーニングエッ
ジ405、及び第2シール部材414の端面から離れた
とき、クリーニングエッジ404及び第2シール部材4
14の端面にトナー塊が残っている場合があり、このト
ナー塊が作業面に落下する虞がある。図16に示すよう
に、感光体ドラム300の外周面が、クリーニングブレ
ード404のクリーニングエッジ405及び第2シール
部材414の端面から離れたとき、トナー受けシール4
09の先端は感光体ドラム300外周面に当接してい
る。また、同図に示すように、感光体ドラム300を完
全に装着した状態であっても、作業面に置いたクリーニ
ング装置400のクリーナ開口411を鉛直方向(重力
方向)に投影したときの領域内W(クリーニングエッジ
405から鉛直方向上方に引いた図中の波線と、トナー
受けシール409の先端から鉛直方向上方に引いた図中
の波線との間の領域)に、クリーニングブレード404
のクリーニングエッジ405、及び第2シール部材41
4の端面が位置している。従って、感光体ドラム300
を取り外した場合、クリーニングブレード404のクリ
ーニングエッジ405及び第2シール部材414の端面
に残ったトナー塊は、クリーナハウジング内に落下し
て、作業面等のクリーナハウジングの外部を汚すことが
ない。また、感光体ドラム300を装着するときに、ク
リーニングエッジ404及び第2シール部材414の端
面にトナー塊がまだ残っている場合であっても、同様
に、トナー塊はクリーナハウジング内に落下し、クリー
ナハウジングの外部を汚すことがない。
0dは、他のユニット900a〜900dと共に複写機
本体1の同一の支持フレーム151に対して装着されて
図2中のR方向に移動して複写機本体1に装着が完了す
るが、第2プロセスユニット900を複写機本体1に装
着する際の感光体ドラム300の位置決め、及び感光体
ドラム300を駆動する駆動機構との結合に関して、図
20に基づいて説明する。
複写機本体1との係合関係を示す縦断面図である。図2
0(A)は、装着途中を示した図である。図20(B)
は、装着完了状態を示した図である。図20(A),図
20(B)に示すように、第2プロセスユニット900
は、現像装置600(図20には図示せず)と共に移動
フレーム159に対して着脱できるようになっている。
移動フレーム159は、第2プロセスユニット900及
び現像装置600を乗せた状態で、複写機本体1の後支
持フレーム151及び前支持フレーム160に対して、
図20中のF方向及びR方向に移動可能に設けられてい
る。第2プロセスユニット900及び現像装置600の
着脱は、感光体駆動軸155が第2プロセスユニット9
00のフレーム901内に位置しない位置(図20
(A)よりも更にF方向に移動した位置、以後、着脱位
置と呼称する)で行われる。第2プロセスユニット90
0が移動フレーム159に乗せられた状態では、前述の
通り、感光体ドラム300は第2プロセスユニット90
0のフレーム901のドラムホルダ前部902及びドラ
ムホルダ後部907上に支持されている。
2プロセスユニット900及び現像装置600が装着
後、移動フレーム159は、第2プロセスユニット90
0及び現像装置600を乗せた状態で、前支持フレーム
160の開口から複写機本体1内に移動すると、先ず、
感光体駆動軸155が第2プロセスユニット900のド
ラムホルダ後部から入って来て、感光体ドラム300内
に至る。更に、移動フレーム159が移動すると、複写
機本体1の後支持フレーム151に固定された位置決め
ブロック152がドラムホルダ後部907の貫通孔90
8に嵌入して、第2プロセスユニット900のフレーム
901が複写機本体1の後支持フレーム151に対して
位置決めされると共に、感光体駆動軸155に固定され
た軸受け157が感光体ドラム300の後側軸受部30
3内に嵌入し、感光体駆動軸157の段部163が感光
体ドラム300の前側軸受部301に嵌入する。この状
態で、係合ブロック161が、感光体駆動軸155のF
側端部から外嵌し、固定ビス158の締結により感光体
駆動軸157の段部301との間で感光体ドラム300
の前側軸受部301を締め付けて、感光体ドラム300
を感光体駆動軸155に固定する、また、移動フレーム
159を、複写機本体1の前支持フレーム160に、固
定ビス162で固定する。以上により、第2プロセスユ
ニット900の複写機本体1への装着が完了する。この
ように、第2プロセスユニット900を複写機本体1に
装着すると、感光体駆動軸155が回転すると、感光体
300も回転する。また、感光体ドラム300は、感光
体駆動軸155により支持されており、第2プロセスユ
ニット900の前側軸受部301及び後側軸受部303
から離間した状態になって、回転ムラ等が生じないよう
になっている。
は、前述の逆に行えば良い。尚、係合ブロック161
は、感光体駆動軸155の周面の一部をカットした部分
164(Dカット部)に係合するように形成されてい
る。また、感光体駆動軸155は、複写機本体1の後支
持フレーム151に設けられた軸受154、位置決めブ
ロック152内に設けられた軸受153及び移動フレー
ム159に設けられた軸受け165により、回転自在に
支持される。
52がドラムホルダ後部907の貫通孔908に嵌入し
て、第2プロセスユニット900のフレーム901を、
複写機本体1に対して位置決めする場合、ドラムホルダ
後部907は、感光体ドラム300の後部側軸受部30
3と位置決めブロック152に外嵌する構成であり、ド
ラムホルダ後部907それ自体にはスリット等の構造上
強度を弱める加工は一切されていないので、十分な強度
を保持することができ、第2プロセスユニット900を
安定して支持することができる。この点に関し、従来例
(例えば、特開昭63−267989号公報に記載のも
の)のように駆動手段を有する側のドラムホルダにスリ
ットが形成されている構成であると、ドラムホルダの強
度が低下して、安定した位置決め、及びドラムの支持を
することができない。従って、その場合には、強度を上
げるため感光体長手方向の寸法を大にしなければなら
ず、第2プロセスユニットが長手方向に大型化すること
になる。
を行い、位置決めを行うドラムホルダ後部907側は、
その貫通孔908に感光体ドラム300の後側軸受部3
03を挿入するようにし、位置決めとして機能しないド
ラムホルダ前部902側には、着脱ガイド溝903を設
けて、この着脱ガイド溝903を使用して感光体ドラム
300の前側軸受部301を挿入するようにしている。
プロセスユニット900のフレーム901の側面部に設
けた位置決め突起等で第2プロセスユニット900の複
写機本体1に対する位置決めを行って、ドラムホルダ後
部907(感光体の軸を保持する部分)で位置決めを行
わないような構成であれば、実施例のようにドラムホル
ダ前部902の片方だけ着脱ガイド溝903を使用する
必要はなく、ドラムホルダ前部902、及び後部903
の両方とも着脱ガイド溝903を設けて、第2プロセス
ユニット900に対する感光体ドラム300の着脱を行
うようにしても良い。
して感光体ドラム300を着脱する際の、第2プロセス
ユニット900の作業面に対する姿勢は、図9、及び図
16のように、使用時の上下関係に近いものであった
が、次のようにしても良い。図21は、クリーニング装
置400を有するフレーム901に対して、帯電装置5
00が図16とは異なる態様で取り付けられている実施
例を示すもので、作業平面上で感光体ドラム300を着
脱する作業時に、クリーニング装置400と帯電装置5
00が下方に位置し、感光体ドラム300を斜め上方か
ら着脱するような構成の例である。
平面上に載置したとき、図22に示すように、フレーム
901の一部を構成するクリーニング装置400が下方
になるようにして、ほぼ上方から感光体ドラム300を
着脱するようにしてもよい。クリーニング装置400の
内部形状や帯電装置500の配置の位置によって、作業
面に対して、クリーニング装置400と帯電装置500
とを一体的に備えた感光体ユニットである第2プロセス
ユニット900の安定性が十分でない場合は、作業面に
当接する部分にリブ等の据え部を設けて、安定して作業
をすることができるようにすればよい。
あるので、次のような効果がある。請求項1の発明によ
れば、規制手段によって、感光体ドラム表面を周囲に配
置されている帯電器やクリーニング手段などに感光体ド
ラム表面が接触することが回避される。したがって、帯
電器を装着した状態であっても、感光体ドラム表面を傷
つけることなく感光体ドラムを装着することができる。
備えられている規制手段が、感光体ドラムに設けられて
いる支持軸の動きを規制するので、規制手段を支持軸の
動きに対応するように設けるだけでよく、その結果、規
制手段の構成を簡素化かつ小型化することができる。
て、ドラムホルダに軸受部が突出して設けられているの
で、感光体ドラムの支持軸の一方を先に貫通孔に差し込
む方式であれば、軸受部によって支持軸の過剰な移動が
規制され、かつ貫通孔に支持軸が入りやすくなる。その
ため、感光体ドラムの角部により、ドラムホルダ部材の
周囲に存在するブレードやトナー受けシールなどの各部
部材が損傷することがなく、逆に、これらの部材によっ
て感光体ドラム表面が損傷することを防止することがで
きる。
着脱時に通過する空間に隣接した感光体ドラムの着脱用
フレームに、指の逃げ部となる切欠き部を設けたので、
感光体ドラムを小型化して、フレームに対して比較的小
径としても、感光体ドラムをフレームに対して着脱する
際の作業性が難しくなることがない。
一方に着脱可能にストッパ部材が設けられており、スト
ッパ部材を外した状態で着脱ガイドが形成されるように
なっているので、ドラムホルダに対して容易に支持軸を
装着することができる。
が上記感光体着脱機構を備えているので、感光体ドラム
をより確実に着脱することができる。
着脱時に感光体ドラムの感光面、及びクリーニングブレ
ードのクリーニングエッジが損なわれにくく、クリーニ
ングを安定して行うことができる。また、感光体ドラム
が帯電装置と接触しないので、帯電装置を感光体ユニッ
トに装着した状態で感光体ドラムを装着しても感光体ド
ラムが損なわれず、感光体の装着を簡単に行うことがで
きる。
駆動するための駆動手段がある側のドラムホルダ後部に
はスリットなどの加工がなされていないため、構造的に
弱くなることがなく、感光体ドラムを安定して支持する
ことができる。また、感光体ドラムの着脱が簡単な操作
により行うことができる。
体ユニットから感光体ドラムを取り外す作業をしても、
トナーがこぼれ落ちて作業面を汚す恐れがない。また、
感光体ドラムを感光体ユニットに対して着脱するときに
作業者の眼前斜め下方にあるので、着脱作業を行いやす
い。また、目視確認が行いやすいので、クリーニングブ
レードやトナー受けシール等を損傷することがない。
トを画像形成装置に設置する際、画像形成装置に設けら
れた位置決めブロックにより確実に所定位置に案内する
ことができ、また、感光体ユニットを確実に支持するこ
とができる。
装置,感光体ドラム,帯電装置が一体に形成された感光
体ユニットを用い、しかも感光体ドラムと帯電装置は、
感光体ユニットを画像形成装置から取り外した状態で着
脱できるので、画像形成装置の維持管理が容易である。
スユニット)を用いたデジタルカラー複写機の内部構造
を示す正面図である。
体の裏面側から見た斜視図である。
ニットを裏面側から見た斜視図である。
部断面図(感光体ドラムは図示せず)である。
着する作業を説明するための図である。
トを裏面側から見た斜視図である。
トを感光体ドラムの側から見た要部断面図(感光体ドラ
ムは図示せず)である。
フレームに装着する作業を説明するための図である。
る。
る。
明するための模式図である。
電位の推移を示す図である。
関係を説明するための図である。
ラムを着脱する作業を説明する断面図である。
トッパの斜視図及び上面図である。
の関係を示す図である。
係を示す図である。
示す縦断面図である。
ユニットを示す図である。
光体ユニットを示す図である。
F)、12…画像読み取り部、13…画像形成部、14
…給紙機構、111…原稿台、119…CCDラインセ
ンサ、151…複写機本体のフレーム、152…位置決
めブロック、155…感光体駆動軸、156…係合段
部、203…転写搬送ベルト機構、208…除電器、2
09…定着装置、210…搬送方向切り換えゲート、3
00a〜300d…感光体ドラム、400a〜400d
…クリーニング装置、404a〜404d…クリーニン
グブレード、409a〜409d…トナー受けシール、
424a〜424d…第1のトナー搬送スクリュー、4
40…トナー排出装置、500a〜500d…帯電装
置、550a〜550d…グリッド、570a〜570
d…コロナ放電電極、600a〜600d…レーザビー
ムスキャナユニット(LSU)、700a〜700d…
現像装置(第1プロセスユニット)、800a〜800
d…転写用放電器、900a〜900d…感光体ユニッ
ト(第2プロセスユニット)、901a〜901d…フ
レーム、902a〜902d…ドラムホルダ前部、90
3a〜903d…着脱ガイド溝、907a〜907d…
ドラムホルダ後部、908a〜908d…貫通孔、92
1a〜921d…前側立設部(帯電装置装着部)、94
1a〜941d…後側立設部(帯電装置装着部)、95
0a〜950d…ストッパ、960…軸受け部(規制手
段)、970…切欠き部、P…用紙、Pa〜Pd…画像
ステーション。
Claims (11)
- 【請求項1】 表面に静電潜像を保持する感光体ドラム
をフレームに着脱可能に支持する感光体ドラム着脱構造
において、前記感光体ドラムを前記フレームに装着する
際に、前記感光体ドラム表面が前記感光体ドラム周囲に
配置されている他の部材に接触することを阻止する規制
手段を前記フレームに設けることを特徴とする感光体ド
ラム着脱構造。 - 【請求項2】 前記フレームは、互いに対向して配置さ
れる一対のホルダを有し、該一対のホルダは、前記感光
体ドラムを挟持した状態で該感光体ドラムの両端に設け
られた支持軸を支持するとともに、前記規制手段は、前
記支持軸の移動を規制することを特徴とする請求項1記
載の感光体ドラム着脱構造。 - 【請求項3】 前記一対のホルダの一方には貫通孔が形
成されており、該貫通孔に前記感光体ドラムの支持軸を
嵌入するとともに、前記規制手段は、前記一方のホルダ
に装着される前記感光体ドラムの支持軸を受けるように
前記貫通孔の内壁の一部が前記貫通孔の軸方向に突出し
た軸受部として設けられることを特徴とする請求項2記
載の感光体着脱構造。 - 【請求項4】 表面に静電潜像を保持する感光体ドラム
をフレームに着脱可能に支持する感光体ドラムの着脱構
造において、前記感光体ドラムが着脱時に通過する空間
に隣接した前記フレームの部分に、指の逃げ部となる切
欠き部が形成されることを特徴とする感光体ドラムの着
脱構造。 - 【請求項5】 前記一対のホルダの他方は、着脱可能な
ストッパを有し、該ストッパを取り外した状態で前記他
方のホルダに前記感光体ドラムの支持軸をガイドする着
脱ガイドが形成されることを特徴とする請求項3または
4に記載の感光体ドラム着脱構造。 - 【請求項6】 請求項1ないし5の何れか1項に記載の
感光体ドラム着脱構造を具備することを特徴とする感光
体ユニット。 - 【請求項7】 感光体ドラムと、該感光体ドラムに当接
して該感光体ドラム上のトナーを除去するクリーニング
ブレードを備えたクリーニング装置と、帯電装置とを一
体的にフレームに保持すると共に、該フレームに少なく
とも感光体ドラムを着脱自在に装着する感光体ユニット
において、 前記感光体ドラムを前記フレームに装着する際に、前記
感光体ドラムの外周面との当接で、前記クリーニングブ
レードのクリーニングエッジに作用する摩擦力が前記ク
リーニングブレードの支持体側からクリーニングエッジ
側に向かう方向に作用する方向であって、前記帯電装置
に接触しない方向から装着するようにしたことを特徴と
する感光体ユニット。 - 【請求項8】 感光体ドラムと、該感光体ドラムに当接
して該感光体ドラム上のトナーを除去するクリーニング
ブレードを備えたクリーニング装置と、帯電装置とを一
体的にフレームに保持すると共に、該フレームに少なく
とも感光体ドラムを着脱自在に装着する感光体ユニット
において、 前記感光体ドラムの一端側を前記フレームの一端側のホ
ルダに軸方向に挿入し、前記感光体ドラムの他端側を前
記感光体ドラムの一端側を中心として回動し前記フレー
ムの他端側のホルダに側方向から挿入することを特徴と
する感光体ユニット。 - 【請求項9】 請求項7または8に記載の感光体ユニッ
トにおいて、 前記感光体ユニットを作業面上に載置したときに前記感
光体ドラムの着脱方向が略斜め上方となるように、前記
フレームに据え部が設けられていることを特徴とする感
光体ユニット。 - 【請求項10】 請求項8に記載の感光体ユニットにお
いて、 前記フレームの一端側のホルダは、前記感光体ユニット
を画像形成装置に設置したとき、前記感光体ドラムの一
端側と前記画像形成装置に設けられた位置決めブロック
とを支持することを特徴とする感光体ユニット。 - 【請求項11】 請求項1ないし5の何れか1項に記載
の感光体着脱構造、あるいは請求項6ないし10の何れ
か1項に記載の感光体ユニットを具備することを特徴と
する画像形成装置。
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