JP3439342B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3439342B2
JP3439342B2 JP15494098A JP15494098A JP3439342B2 JP 3439342 B2 JP3439342 B2 JP 3439342B2 JP 15494098 A JP15494098 A JP 15494098A JP 15494098 A JP15494098 A JP 15494098A JP 3439342 B2 JP3439342 B2 JP 3439342B2
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和也 上平
忠和 大桐
謹彰 宮本
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直線的に延びた
用紙搬送路に沿って複数の感光体が配列されたタンデム
型の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シアン、マゼンタ、イエローおよ
びブラックの各単色トナー像を形成するための4本のド
ラム状の感光体を直線的に延びた用紙搬送路に沿って順
に配列したタンデム型のカラー画像形成装置が提供され
始めている。
【0003】タンデム型カラー画像形成装置では、シア
ン用、マゼンタ用、イエロー用およびブラック用の4本
の感光体が用紙搬送方向と直交する方向に延在するよう
に互いに平行に配置されており、各色に対応した感光体
の表面に各色の単色トナー像が形成される。そして、用
紙が用紙搬送路に沿って搬送されていく過程において、
各感光体表面に形成された単色トナー像が用紙に順次転
写されていき、4色目のトナー像の転写後に用紙上のト
ナーが定着処理されることによって、用紙にフルカラー
画像が記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにタンデム型
の画像形成装置においては、用紙に4色のトナー像を順
次に重ねて転写する構成であるから、用紙上における各
色トナー像の位置にずれが生じると、そのトナー像の位
置ずれが色ずれとなって画像に表れてしまうといった問
題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、用紙に形成される画像に色ずれを生じる
おそれの少ない画像形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、装置本体に対して挿脱可能
に設けられた作像フレームと、直線的に延びた用紙搬送
路に沿って配列され、用紙搬送路と直交する方向に延在
する状態に設けられた複数の感光体と、この複数の感光
体の表面に互いに異なる色のトナー像を形成する現像機
構と、上記感光体の数と同数の切欠が互いに等間隔をあ
けて上端縁部にそれぞれ形成された一対の保持板とを含
み、上記一対の保持板は、上記作像フレームに取り付け
られていて、少なくとも一方が上記作像フレームに対し
て用紙搬送路に沿う方向に関する位置を調整可能であっ
て、上記複数の感光体の両端周面に外嵌されたベアリン
グを上記切欠で受け取ることにより、当該複数の感光体
を互いに平行な状態で一体的に保持するものであること
を特徴とする画像形成装置である。
【0007】この構成によれば、装置本体に対して挿脱
可能に設けられたフレームには、一対の保持板が取り付
けられていて、複数の感光体は、両端周面に外嵌された
ベアリングが一対の保持板の上端縁部に形成された切欠
受け取られることによって保持されている。これによ
り、駆動時の感光体の振れに起因した色ずれを生じるお
それがない。
【0008】すなわち、感光体にドラム軸を通し、この
ドラム軸の両端を軸受で保持する構成においては、感光
体の回転中心とドラム軸とが完全に一致していないと、
感光体を駆動した時に、感光体にドラム軸の偏心による
振れを生じる。しかしながら、感光体の周面に外嵌され
たベアリングを保持する構成では、感光体に軸通しを行
わないので、上記のようなドラム軸の偏心による振れを
生じることがない。ゆえに、感光体の振れに起因して、
用紙上での各色トナー像の形成位置にずれを生じるおそ
れがないので、形成される画像に色ずれを生じるおそれ
がない。また、一対の保持板の少なくとも一方が作像フ
レームに対して用紙搬送路に沿う方向に関する位置を調
整可能に取り付けられているので、その位置調整可能な
保持板の用紙搬送路に沿う方向に関する位置を調整する
ことにより、一対の保持板に保持されている複数の感光
体と用紙搬送方向との関係を調整することができ、複数
の感光体が互いに平行な状態で用紙搬送方向と直交する
方向に対して斜めになるのを防止することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、上記複数の感光体
が用紙搬送路と直交するように、上記一対の保持板のう
ちの一方の保持板を上記作像フレームに固定した状態
で、他方の保持板の用紙搬送路に沿う方向に関する位置
を調整するための直角度調整手段をさらに含むことを特
徴とする請求項1記載の画像形成装置である。この構成
によれば、直角度調整手段によって保持板の用紙搬送路
に沿う方向に関する位置を容易に調整することができ、
一対の保持板に保持されている複数の感光体を用紙搬送
方向と直交した状態に調整して、複数の感光体が互いに
平行な状態で用紙搬送方向と直交する方向に対して斜め
になるのを防止することができる。ゆえに、用紙上に形
成される画像が用紙端縁に対して斜めになるのを防止す
ることができ、画像の品質をさらに向上させることがで
きる。
【0010】請求項3記載の発明は、上記一対の保持板
は、同一の抜き型を用いて平板を打ち抜くことによって
成形された同一形状の部材であることを特徴とする請求
項1または2記載の画像形成装置である。
【0011】この構成によれば、一対の保持板が同一の
抜き型を用いて成形されているので、一方の保持板に形
成された切欠の間隔と他方の保持板に形成された切欠の
間隔とは同じになる。したがって、一対の保持板によっ
て保持される複数の感光体は互いに平行となるので、い
ずれかの感光体が他の感光体に対して斜めになることに
よって用紙上での各色トナー像の位置ずれを生じるとい
ったことがない。そのうえ、複数の感光体を一対の保持
板に保持させるだけで、すべての感光体を互いに平行な
状態にすることができるから、各感光体ごとに平行度を
調整する必要がない。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、この発明の一実施形態に係るフル
カラープリンタの内部構成を示す断面図である。
【0016】このフルカラープリンタは、ブラック、マ
ゼンタ、シアンおよびイエローの各単色画像を形成する
ための4つの画像形成部10B,10M,10C,10
Yが、用紙Pを搬送するための用紙搬送機構20が形成
する直線搬送路に沿って、用紙搬送方向上流側からこの
順序で1列に配列されたタンデム型と呼ばれる構造を有
している。
【0017】画像形成部10B,10M,10C,10
Yは、それぞれ、円筒状の感光体11B,11M,11
C,11Yを備えており、これらは各軸線が用紙搬送方
向に直交する水平方向に延びた状態で互いに平行に配置
されている。画像形成部10B,10M,10C,10
Yは、感光体11B,11M,11C,11Yの表面
に、それぞれ、ブラック、マゼンタ、シアンおよびイエ
ローの単色トナー像を形成し、このトナー像を、感光体
の軸線回りの回転によって用紙搬送機構20に対向する
位置に導くことができる。ブラック、マゼンタ、シアン
およびイエローのトナー像は、用紙搬送機構20が用紙
Pを搬送していく過程で、用紙Pの表面に順次に重ねて
転写されていく。
【0018】また、この実施形態において、画像形成部
10B,10M,10C,10Yは、作像フレーム80
によって一体的に保持されて、作像ユニットを構成して
いる。作像フレーム80の図1における左右両側には、
たとえばアキュライドで構成されるスライド機構81が
設けられており、このスライド機構81によって、作像
フレーム80をプリンタ本体に対して前後(図1の紙面
に垂直な方向)にスライドさせることができるようにな
っている。
【0019】用紙搬送機構20には、用紙搬送方向に関
して最下流の画像形成部10Yよりもさらに下流側に配
置された駆動ローラ21と、用紙搬送方向に関して最上
流の画像形成部10Bよりもさらに上流側に配置された
従動ローラ22と、駆動ローラ21および従動ローラ2
2に掛け回された無端状の搬送ベルト23と、搬送ベル
ト23に張力を与えて撓みを抑えるための補助ローラ2
4,25,26とが含まれている。
【0020】上記の構成により、図示しないモータから
の駆動力が駆動ローラ21に入力されて、駆動ローラ2
1が回転駆動されると、搬送ベルト23が図1における
反時計回りに走行する。トナー像が転写されるべき用紙
Pは、搬送ベルト23の上面に担持された状態で、搬送
ベルト23の走行によって矢印A方向に直線的に搬送さ
れる。
【0021】感光体11B,11M,11C,11Yに
下方から対向する位置には、搬送ベルト23の上側部分
を挟んで、ブラック用転写ローラ30B、マゼンタ用転
写ローラ30M、シアン用転写ローラ30Cおよびイエ
ロー用転写ローラ30Yが配置されている。これらの転
写ローラ30B,30M,30C,30Yは、それぞ
れ、搬送ベルト23を感光体11B,11M,11C,
11Yに下方から圧接する働きと、感光体11B,11
M,11C,11Y上のトナー像を用紙に転写する働き
をするものである。
【0022】駆動ローラ21の下方には、搬送ベルト2
3表面に付着したトナーや紙粉などの汚れを落とすため
のベルトクリーナ40が備えられている。用紙搬送機構
20、転写ローラ30B,30M,30C,30Yおよ
びベルトクリーナ40は、ユニットケース41によって
一体的に保持されており、ユニットケース41の図1に
おける左右両側に設けられたスライド機構42によっ
て、プリンタ本体に対して前後に移動可能にされてい
る。
【0023】ユニットケース41の下方には、複数枚の
用紙Pを積層して収容することができる給紙トレイ51
が備えられている。給紙トレイ51に関連して、給紙ト
レイ51から用紙Pを1枚ずつ搬送路52に送り出すた
めの給紙ローラ53が備えられている。給紙ローラ53
が回転されることによって搬送路52に送り出された用
紙Pは、搬送ローラ54によってレジストローラ55に
向けて搬送される。レジストローラ55は、用紙Pの搬
送方向に関して用紙搬送機構20の上流側に配置されて
おり、搬送されてきた用紙Pを一旦停止させた後、画像
形成部10Bにおけるトナー像形成動作とタイミングを
合わせて、用紙Pを搬送ベルト23上に送り出す。
【0024】画像形成部10B,10M,10C,10
Yの上方には、それぞれ、感光体11B,11M,11
C,11Yにレーザビームを照射するためのブラック用
レーザ走査部60B、マゼンタ用レーザ走査部60M、
シアン用レーザ走査部60Cおよびイエロー用レーザ走
査部60Yが配置されている。このプリンタは、たとえ
ば、マイクロコンピュータなどの外部機器(図示せず)
に接続されており、この外部機器から入力された画像デ
ータは、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各色
成分のカラー画像データに分解された後、それぞれの色
に対応したレーザ走査部60B,60M,60C,60
Yに与えられる。
【0025】レーザ走査部60B,60M,60C,6
0Yは、図示しないレーザ光源、ポリゴンミラーおよび
反射鏡などを有しており、それぞれ、ブラック、マゼン
タ、シアンおよびイエローの各色の濃度を表すカラー画
像データが入力されると、このカラー画像データに基づ
いて変調されたレーザビームLb ,Lm ,Lc ,Ly
を、画像形成部10B,10M,10C,10Yに向け
て出射する。
【0026】ブラック用画像形成部10Bに備えられた
感光体11Bは、画像形成時に一定速度で矢印方向(図
1における時計回り方向)に回転駆動される。感光体1
1Bの周囲には、その回転方向に沿って順に、メインチ
ャージャ12B、現像装置13Bおよびクリーナ14B
が配置されている。ブラック用レーザ走査部60Bから
入射されるレーザビームは、メインチャージャ12Bと
現像装置13Bとの間の感光体11Bの表面に照射され
るようになっている。
【0027】感光体11Bの表面は、メインチャージャ
12Bの放電によって一様に帯電された後、ブラック用
レーザ走査部20Bから入射されるレーザビームによっ
て露光される。これにより、感光体11Bの表面には、
いわゆる静電潜像が形成される。静電潜像が形成された
感光体11Bの表面は、次に、ブラック用現像装置13
Bによりブラックのトナーで現像される。感光体11B
がさらに回転されると、感光体11Bの表面に形成され
たブラックのトナー像は、用紙搬送機構20に対向す
る。
【0028】一方、トナー像が用紙搬送機構20に対向
するのと同期して、レジストローラ55が回転駆動さ
れ、搬送ベルト23によって用紙Pが送られてくる。搬
送ベルト23の上側部分を挟んで感光体11Bに下方か
ら対向する位置に配置されているブラック用転写ローラ
30Bには、所定の転写電圧が印加されている。これに
より、感光体11Bの表面のブラックのトナーは、ブラ
ック用転写ローラ30Bに引き寄せられ、用紙Pの上面
に転写される。トナー像転写後の感光体11Bの表面に
残留しているトナーは、クリーナ14Bによって回収さ
れる。
【0029】こうしてブラックのトナー像が転写された
用紙Pは、搬送ベルト23によって画像形成部10M,
10C,10Yに向けて搬送される。画像形成部10
M,10C,10Yは、上述したブラック用画像形成部
10Bと同様に構成されており、それぞれ、感光体11
M,11C,11Yの周囲に配置されたメインチャージ
ャ12M,12C,12Y、現像装置13M,13C,
13Yおよびクリーナ14M,14C,14Yを有して
いる。画像形成部10M,10C,10Yは、用紙Pの
搬送タイミングに合わせてマゼンタ、シアン、イエロー
のトナー像を感光体11M,11C,11Y上に形成
し、形成した各単色トナー像を用紙Pに順次重ねて転写
する。
【0030】上述のようにして、各色のトナー像が重ね
て転写された用紙Pは、分離チャージャ56の放電によ
って搬送ベルト23との密着力が弱められ、搬送ベルト
23上から分離されて、定着ユニット70に導かれる。
定着ユニット70には、2本のローラ71,72間に掛
け回された熱定着ベルト73と、熱定着ベルト73への
トナーの融着を防ぐために、熱定着ベルト73にオイル
を供給するためのオイルローラ74と、ローラ71の下
方に設けられた圧ローラ75と、ローラ72の内部に設
けられたヒータ76とが備えられている。
【0031】熱定着ベルト73は、用紙搬送方向に関し
て下流端付近において圧ローラ75に適当な圧力で押し
付けられ、上流側に向かって延びた状態に配置されてい
る。これにより、定着ユニット70に向けて搬送されて
くる用紙P上の各色トナーは、熱定着ベルト73と圧ロ
ーラ75とのニップ位置に到達する前に、熱定着ベルト
73の熱によって用紙を予め加温されたうえで、熱定着
ベルト73および圧ローラ75によって加熱および加圧
されて用紙Pに定着される。定着処理後の用紙Pは、排
出ローラ57,58によって、プリンタ本体2の上面に
形成された排出部59に排出される。
【0032】以上が、用紙Pにフルカラー画像が形成さ
れる場合における画像形成動作の1周期である。
【0033】図2は、感光体11B,11M,11C,
11Yの構成を示す分解斜視図であり、プリンタ本体の
奥側から見たときの図である。なお、感光体11B,1
1M,11C,11Yは、すべて同様に構成されている
から、以下では、感光体11B,11M,11C,11
Yを「感光体11」と総称し、感光体11の具体的な構
成について説明する。
【0034】感光体11は、たとえばアルミニウム製の
円筒状素管111の周面に所定幅の感光層112が形成
された構成であり、感光層112の両側で露出した素管
部分には、それぞれベアリング113,114が外嵌さ
れている。円筒状素管111の両端開口には、現像ロー
ラ13a(図1参照)の回転軸の両端に設けられた現像
ローラギア(図示せず)と噛合するドラムギア115,
116が圧入されている。このドラムギア115,11
6の円筒状素管111への圧入により、円筒状素管11
1がベアリング113,114の内輪に対して固定され
ている。
【0035】図2における左側(プリンタ本体に備えら
れた時の奥側)に位置するドラムギア116には、図示
しないドラムモータからの駆動力が駆動伝達軸117を
介して入力されるようになっている。具体的に説明する
と、駆動伝達軸117の先端には、駆動伝達軸117の
回転をドラムギア116に伝達するための伝達部材11
8が設けられている。伝達部材118は、駆動伝達軸1
17から外方に向けて張り出したフランジ部119と、
フランジ部119よりも駆動伝達軸117の先端側に設
けられた円柱部120と、この円柱部120の周面から
フランジ部119の面に沿って放射状に延設された4つ
の係止部121とを有している。また、円柱部120の
中央部からは、駆動伝達軸117に沿って延びた挿入軸
122が突出している。一方、ドラムギア116の端面
には、伝達部材118の外形に対応した嵌合凹部123
が形成されている。さらに、嵌合凹部123の中央部に
は、挿入軸122とほぼ同径の挿入孔124が形成され
ている。
【0036】駆動伝達軸117は、挿入軸122が挿入
孔124に挿入され、さらに伝達部材118が嵌合凹部
123に嵌入されることにより、ドラムギア116に連
結される。この状態では、伝達部材118が、伝達部材
118の外形に対応して形成された嵌合凹部123に嵌
合しているので、伝達部材118とドラムギア116と
の間で相対的な回転は生じない。したがって、上記ドラ
ムモータの駆動力によって駆動伝達軸117が回転され
ると、駆動伝達軸117の回転が伝達部材118を介し
てドラムギア116に伝達されて、感光体11が回転さ
れる。また、感光体11の回転は、その両端に設けられ
たドラムギア115,116から上記の図示しない現像
ローラギアに伝達されて、現像ローラ13aを感光体1
1の回転方向と逆方向に回転させる。
【0037】図3は、画像形成部10B,10M,10
C,10Yを一体的に保持するための作像フレーム80
の構成を示す斜視図である。また、図4は、作像フレー
ム80を水平面に沿って切断したときの簡略化された断
面図である。
【0038】作像フレーム80は、用紙搬送方向に沿っ
た長手に形成されたユニット前面板82およびユニット
後面板83と、ユニット前面板82およびユニット後面
板83をその長手方向の両端で連結する連結板84,8
5とを有している。ユニット前面板82とユニット後面
板83とは、用紙搬送方向と直交する方向に所定間隔を
あけて、互いに平行をなすように対向配置されている。
【0039】連結板84,85には、それぞれスライド
機構81(図1参照)が取り付けられており、作像フレ
ーム80を装置本体に対して前後にスライド可能になっ
ている。装置本体内には、作像フレーム80の奥側への
スライドを規制するための前規制板86および後規制板
87が配設されており、前規制板86および後規制板8
7には、それぞれ2本の位置決めピン88a,88bお
よび89a,89bが手前側に延びた状態に設けられて
いる。一方、ユニット前面板82の長手方向の両端付近
には、作像フレーム80が装置本体内に装着された状態
で、前規制板86に設けられた2本の位置決めピン88
a,88bを挿通する位置決め穴90a,90bが形成
されている。また、ユニット後面板83の長手方向の両
端付近には、作像フレーム80が装置本体内に装着され
た状態で、後規制板87に設けられた2本の位置決めピ
ン89a,89bを挿通する位置決め穴91a,91b
が形成されている。
【0040】作像フレーム80は、前規制板86の位置
決めピン88a,88bがユニット前面板82の位置決
め穴90a,90bに挿通され、かつ後規制板87の位
置決めピン89a,89bがユニット後面板83の位置
決め穴91a,91bに挿通されることにより、装置本
体に対して位置決めされる。
【0041】ユニット前面板82の奥側およびユニット
後面板83の手前側には、それぞれ、4本の感光体11
B,11M,11C,11Yを保持するための保持板9
2,93が、ユニット前面板82およびユニット後面板
83と平行に延びて配置されている。保持板92,93
は、たとえば金属平板を同一の抜き型を用いて打抜き成
形した同一形状の部材であり、その上端縁部には、それ
ぞれ4つの略V字状の切欠94,95が等間隔で形成さ
れている。4本の感光体11B,11M,11C,11
Yは、その両端付近に外嵌されたベアリング113,1
14がそれぞれ取付板150に保持された状態で、ベア
リング113,114の取付板150よりも外側の部分
が、それぞれ互いに対向する保持板92のV字状切欠9
4および保持板93のV字状切欠95に受け取られるこ
とによって保持される。
【0042】保持板92のユニット前面板82に対向す
る面および保持板93のユニット後面板83に対向する
面には、それぞれ、4つのV字状切欠94,95に対応
する位置に、たとえば合成樹脂で構成された4つの取付
ブロック96,97が固定されている。保持板92,9
3は、それぞれ、4つの取付ブロック96,97を介し
て、ユニット前面板82およびユニット後面板83に取
り付けられている。保持板93に固定された取付ブロッ
ク97およびユニット後面板83には、円形状の孔97
aが連通して形成されており、図2を参照して説明した
駆動伝達軸117は、ユニット後面板83の奥側から孔
97aに挿通されてドラムギア116に連結されるよう
になっている。
【0043】上述のように、この実施形態に係るフルカ
ラープリンタでは、感光体11B,11M,11C,1
1Yがその両端付近に外嵌されたベアリング113,1
14によって回転自在に保持されているので、感光体1
1B,11M,11C,11Yに回転振れを生じること
がない。
【0044】すなわち、感光体11B,11M,11
C,11Yにドラム軸を通し、このドラム軸の両端を軸
受で保持する構成においては、感光体11B,11M,
11C,11Yの回転中心とドラム軸とが完全に一致し
ていないと、感光体11B,11M,11C,11Yを
回転駆動した時に、感光体11B,11M,11C,1
1Yにドラム軸の偏心による振れを生じる。しかしなが
ら、感光体11B,11M,11C,11Yをベアリン
グ113,114によって保持する構成では、感光体1
1B,11M,11C,11Yに軸通しを行わないの
で、上記のようなドラム軸の偏心による振れを生じるこ
とがない。ゆえに、感光体11B,11M,11C,1
1Yの振れに起因して、用紙上に形成される各色トナー
像の位置にずれを生じるおそれがない。
【0045】また、ベアリング113,114の外輪を
それぞれ保持する保持板92,93が、同一の抜き型を
用いて成形されているので、保持板92に形成されたV
字状切欠94の間隔D1(図4参照)と保持板93に形
成されたV字状切欠95の間隔D2(図4参照)とは同
じになる。したがって、保持板92,93によって保持
される4本の感光体11B,11M,11C,11Yは
互いに平行となるので、いずれかの感光体が他の感光体
に対して斜めになることによって用紙上での各色トナー
像の位置ずれを生じるといったことがない。また、感光
体11B,11M,11C,11Yを、一対の保持板9
2,93に保持させるだけで互いに平行な状態にするこ
とができるから、感光体11B,11M,11C,11
Yの平行度を調整する必要がない。
【0046】ところが、保持板92のV字状切欠94と
保持板93のV字状切欠95とが用紙搬送方向と直交す
る方向に対向していないと、4本の感光体11B,11
M,11C,11Yは、互いに平行な状態で用紙搬送方
向と直交する方向に対して斜めになる。すると、用紙上
での各色トナー像の位置ずれは生じないものの、用紙上
に形成される画像が用紙端縁に対して斜めになる。そこ
で、この実施形態に係るフルカラープリンタには、感光
体11B,11M,11C,11Yが用紙搬送方向と直
交するように、保持板93に対する保持板92の用紙搬
送方向に関する位置(図4における左右方向の位置)を
調整するするための直角度調整機構98が備えられてい
る。
【0047】直角度調整機構98は、保持板92の一方
面に固定された4つの取付ブロック96のうちの少なく
とも1つの取付ブロック96(この実施形態では、シア
ン用感光体11Cを保持するV字状切欠94の手前側に
固定された取付ブロック96)に関連して設けられてい
る。
【0048】取付ブロック96は、直方体形状のブロッ
クの上面に断面略半円弧状の湾曲面96aが形成された
構成であり、直角度調整機構98は、取付ブロック96
のユニット前面板82に密着する面から突出した突出部
99を含む。突出部99は、用紙搬送方向上流側が開放
された断面コ字状に形成されており、上下方向に所定間
隔をあけて設けられた水平部99a,99bと、水平部
99a,99bを連結する鉛直部99cとを有してい
る。突出部99は、ユニット前面板82に形成された矩
形孔100を介して、ユニット前面板82の手前側に突
出している。
【0049】ユニット前面板82の矩形孔100は、そ
の用紙搬送方向の幅が突出部99の用紙搬送方向の幅よ
りも少し長く形成されている。この矩形孔100の用紙
搬送方向上流側の端縁からは、ユニット前面板82に直
交する鉛直面に沿った固定片101が手前側に向けて延
設されている。
【0050】固定片101には、突出部99と固定片1
01とを連結するためのボルト102が螺合するボルト
孔103が形成されている。また、突出部99の鉛直部
99cには、ボルト102を挿通する挿通孔104が形
成されている。突出部99と固定片101とは、ボルト
102が突出部99の左側から挿通孔104に挿通さ
れ、先端部分がボルト孔103に螺合されることによっ
て連結されている。また、ボルト102には、突出部9
9の鉛直部99cと固定片101との間の部分にスプリ
ング105が外装されていて、このスプリング105に
より、突出部99が固定片101と離間する方向に付勢
されている。
【0051】この構成により、4つの取付ブロック96
に固定された保持板92は、突出部99がボルト102
で固定片101と連結され、さらに突出部99がスプリ
ング105で付勢されることによって、ユニット前面板
82に対して固定された状態となる。そして、ボルト1
02を締まり方向にねじることによって、突出部99が
スプリング105の弾性力に抗して固定片101に近接
する方向に移動し、これにより、取付ブロック96に固
定された保持板92が用紙搬送方向上流側に向かってス
ライドする。また、ボルト102を緩み方向にねじるこ
とにより、突出部99がスプリング105の弾性力によ
って固定片101と離反する方向に移動し、取付ブロッ
ク96に固定された保持板92が用紙搬送方向下流側に
向かってスライドする。
【0052】一方、保持板93は、その一方面に固定さ
れた取付ブロック97がユニット後面板83にビスなど
で取りつけられることにより、ユニット後面板83に固
定されている。したがって、ボルト102を締まり方向
または緩み方向にねじって、保持板92を用紙搬送方向
に沿ってスライドさせることにより、保持板93に対す
る保持板92の用紙搬送方向に関する位置を調整して、
保持板92および保持板93によって保持された4本の
感光体11B,11M,11C,11Yを、互いに平行
かつ用紙搬送方向と直交した状態にすることができる。
【0053】図5は、取付板150の構成を示す斜視図
である。取付板150は、各画像形成部10B,10
M,10C,10Yごとに設けられており、感光体11
B,11M,11C,11Y、メインチャージャ12
B,12M,12C,12Y、現像装置13B,13
M,13C,13Yおよびクリーナ14B,14M,1
4C,14Yを一体保持できるようになっている。
【0054】具体的に説明すると、取付板150は、ベ
アリング113(114)を嵌め込むことのできる開口
151が形成された本体部152と、この本体部152
の上端縁から感光体11の端部側へ向けて水平に延びた
延設部153と、延設部153の先端縁から垂下した垂
下部154とを有している。
【0055】本体部152には、上端縁から鉛直下方に
向けて切り込まれ、さらに斜め下方に向けて開口151
まで切り込まれることによって、現像ローラ13a(図
1参照)の回転軸を案内する案内部155がそれぞれ形
成されている。現像装置13B,13M,13C,13
Yは、現像ローラ13aの回転軸を案内部155の上端
から嵌め込んで、現像ローラ13aの回転軸の両端部に
設けられた当接コロ(図示せず)をベアリング113
(114)の外周面に当接させる。これにより、感光体
ドラム11に対する現像ローラ13aの位置が決定され
る。
【0056】ベアリング113,114はその性質上精
度良く製作されているものであるから、上述のように当
接コロをベアリング113,114の外輪に押し付け
て、現像装置13B,13M,13C,13Yを感光体
11B,11M,11C,11Yに対して位置決めする
ことにより、現像装置13B,13M,13C,13Y
と感光体11B,11M,11C,11Yとの位置関係
を一定に保つことができる。ゆえに、感光体11B,1
1M,11C,11Yに供給されるトナーの量を一定に
保つことができ、結果として、良好な画像を用紙に形成
することができる。
【0057】本体部152の図5における右側端縁(用
紙搬送方向に関して上流側の端縁)には、取付板150
が作像フレーム80に取り付けられた状態で保持板92
(93)の上端縁に当接する当接片156が形成されて
いる。また、垂下部154には、感光体11と平行な方
向(用紙搬送方向と直交する方向)に沿って延びた保持
軸131が挿通されており、保持軸131の先端には、
被係合部としての係合コロ132が取り付けられてい
る。
【0058】なお、延設部153および垂下部154
は、必ずしも必要ではなく、省略することもできる。延
設部153および垂下部154を省略した場合には、本
体部152に保持軸131を挿通し、その先端に係合コ
ロ132を設ければよい。
【0059】図6は、取付板150を作像フレーム80
に取付固定するための固定機構について説明するための
図である。この実施形態に係るフルカラープリンタに
は、ベアリング113,114をそれぞれ保持した一対
の取付板150を作像フレーム80に取付固定するため
の固定機構が備えられている。
【0060】固定機構には、ユニット前面板82に取り
付けられた前押さえ部材134(図3参照)と、ユニッ
ト後面板83に取り付けられた後押さえ部材135とを
有している。前押さえ部材134および後押さえ部材1
35は、用紙搬送方向に関して対称に構成されており、
それぞれ、ユニット前面板82およびユニット後面板8
3の外面に沿って用紙搬送方向に延びた断面略L字形状
の摺動板136を有している。摺動板136には、用紙
搬送方向に長手の3つの長穴137が形成されている。
摺動板136は、長穴137に挿通されたボルト138
によって、ユニット前面板82またはユニット後面板8
3に対して用紙搬送方向に摺動可能に取り付けられてい
る。
【0061】また、摺動板136には、その用紙搬送方
向下流側の端部から一定間隔ごとに4つの切欠139が
形成されており、この4つの切欠139に関連して、4
つの係合部材140が設けられている。係合部材140
は、摺動板136に沿った長手の本体部141と、本体
部141の用紙搬送方向下流側の端部から作像フレーム
80の内方に向けて延びた首部142と、首部142の
先端から上方に向けて立ち上がった後、用紙搬送方向下
流側に向けて延びた押下部143とを有している。押下
部143は、取付板150が作像フレーム80に取り付
けられた状態で摺動板136を摺動させることにより、
取付板150に設けられた係合コロ132に対して係合
および離脱することができる。押下部143の先端下面
には、係合コロ132が係合した瞬間のクリック感を出
すための凸部144が形成されている。
【0062】一方、ユニット前面板82およびユニット
後面板83の上端縁には、それぞれ、一定間隔をおいて
4つの切欠145が形成されている。係合部材140
は、摺動板136の切欠139およびユニット前面板8
2またはユニット後面板83の切欠145を介して、押
下部143が作像フレーム80の内部に位置した状態
で、ビス146によって摺動板136に沿う鉛直面内で
揺動自在に取り付けられている。また、本体部141の
用紙搬送方向上流側の端部には、この端部を上方に向け
て弾性付勢するスプリング147(図3参照)が連結さ
れている。この構成により、係合部材140は、スプリ
ング147の弾性力によって、押下部143が常に下方
に向けて付勢されている。
【0063】図5および図6を参照して、取付板150
を作像フレーム80に固定する際には、まず、4本の感
光体11B,11M,11C,11Yに外嵌されたベア
リング113,114の外輪をそれぞれ保持板92のV
字状切欠94および保持板93のV字状切欠95に嵌め
て、4本の感光体11B,11M,11C,11Yを保
持板92,93に保持させる。このとき、取付板150
の本体部152に形成された当接片156の下端縁が、
保持板92,93の上端縁に当接した状態となる。
【0064】次いで、前押さえ部材134および後押さ
え部材135(摺動板136)を用紙搬送方向下流側に
向けてスライドさせる。これにより、押下部143が取
付板150に設けられた係合コロ132に係合して、係
合コロ132が押下部143によって押し下げられる。
その結果、取付板150の当接片156が保持板92,
93の上端縁に向けて押し付けられて、取付板150が
作像フレーム80に対して固定される。これにより、感
光体11B,11M,11C,11Yが作像フレーム8
0に対して位置固定される(図6(a) 参照)。
【0065】一方、取付板150を作像フレーム80か
ら取り外す際には、作像フレーム80を装置本体から引
き出した後、前押さえ部材134および後押さえ部材1
35(摺動板136)を用紙搬送方向上流側に向けてス
ライドさせる。これにより、図6(b) に示すように、押
下部143が係合コロ132から離脱して、押下部14
3による係合コロ132の押下が解除され、取付板15
0を作像フレーム80から取り外すことができる。
【0066】さらに、図6(b) を見て判るように、押下
部143が係合コロ132から離脱した状態では、後押
さえ部材135(係合部材140の本体部141)の用
紙搬送方向上流側の端部148が、ユニット後面板83
の位置決め穴91bに差し掛かっている。したがって、
押下部143が係合コロ132に係合していない場合に
は、作像フレーム80を装置本体に向けてスライドさせ
た時に、後規制板87に設けられた位置決めピン89b
(図3参照)の位置決め穴91bへの挿通が阻止され
て、作像フレーム80を装置本体に収容することができ
ない。
【0067】以上のように、この実施形態によれば、感
光体11B,11M,11C,11Yがその両端付近に
外嵌されたベアリング113,114によって回転自在
に保持されているので、感光体11B,11M,11
C,11Yの回転軸を保持した場合とは異なり、感光体
11B,11M,11C,11Yに回転振れを生じるこ
とがない。ゆえに、感光体11B,11M,11C,1
1Yの振れに起因して、用紙上に形成される各色トナー
像の位置にずれを生じるおそれがない。
【0068】また、ベアリング113,114の外輪を
それぞれ保持する保持板92,93が、同一の抜き型を
用いて成形されているので、保持板92,93によって
保持される4本の感光体11B,11M,11C,11
Yを平行に保つことができる。よって、いずれかの感光
体が他の感光体に対して斜めになることによって用紙上
での各色トナー像の位置ずれを生じるといったことがな
い。
【0069】そのうえ、感光体11B,11M,11
C,11Yを、一対の保持板92,93に保持させるだ
けで互いに平行な状態にすることができるから、感光体
11B,11M,11C,11Yの平行度を調整する必
要がない。
【0070】さらに、直角度調整機構98によって保持
板93に対する保持板92の用紙搬送方向に関する位置
を簡単に調整することができるので、4本の感光体11
B,11M,11C,11Yを容易に用紙搬送方向と直
交した状態に調整することができる。これにより、4本
の感光体11B,11M,11C,11Yが互いに平行
な状態で用紙搬送方向と直交する方向に対して斜めにな
るのを防止することができ、用紙上に形成される画像が
用紙端縁に対して斜めになるのを防止することができ
る。
【0071】以上、この発明の一実施形態について説明
したが、この発明は、上記の実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の形態で実施することができる。たとえ
ば、上記の実施形態では、フルカラープリンタにこの発
明が適用された例について説明したが、上記フルカラー
プリンタ以外にも、フルカラー複写機などタンデム型の
画像形成装置であれば、この発明を広く適用することが
できる。
【0072】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、駆動時の感光体の振
れに起因した色ずれや、いずれかの感光体が他の感光体
に対して斜めになることによって生じる色ずれを防止す
ることができ、良質な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るフルカラープリン
タの内部構成を示す断面図である。
【図2】感光体の構成を示す分解斜視図であり、プリン
タ本体の奥側から見たときの図である。
【図3】画像形成部を一体的に保持するための作像フレ
ームの構成を示す斜視図である。
【図4】作像フレームを水平面に沿って切断したときの
簡略化された断面図である。
【図5】取付板の構成を示す斜視図である。
【図6】感光体および現像装置を作像フレームに固定す
るための固定機構について説明するための図である。
【符号の説明】
11B,11M,11C,11Y 感光体 12B,12M,12C,12Y メインチャージャ
(トナー像形成手段) 13B,13M,13C,13Y 現像装置(トナー像
形成手段) 60B,60M,60C,60Y レーザ走査部(トナ
ー像形成手段) 92,93 保持板 94,95 V字状切欠 98 直角度調整機構(直角度調整手段) 113,114 ベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上平 和也 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 大桐 忠和 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 宮本 謹彰 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 中野 邦昭 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−149056(JP,A) 特開 平10−111586(JP,A) 特開 昭62−299977(JP,A) 特開 平7−261498(JP,A) 特開 平6−332270(JP,A) 特開 平4−62574(JP,A) 特開 平9−179370(JP,A) 特開 平8−54817(JP,A) 特開 平10−39577(JP,A) 特開 平5−216325(JP,A) 実開 平4−77160(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に対して挿脱可能に設けられた作
    像フレームと、 直線的に延びた用紙搬送路に沿って配列され、用紙搬送
    路と直交する方向に延在する状態に設けられた複数の感
    光体と、 この複数の感光体の表面に互いに異なる色のトナー像を
    形成する現像機構と、 上記感光体の数と同数の切欠が互いに等間隔をあけて上
    端縁部にそれぞれ形成された一対の保持板とを含み、 上記一対の保持板は、上記作像フレームに取り付けられ
    ていて、少なくとも一方が上記作像フレームに対して用
    紙搬送路に沿う方向に関する位置を調整可能であって、
    上記複数の感光体の両端周面に外嵌されたベアリングを
    上記切欠で受け取ることにより、当該複数の感光体を互
    いに平行な状態で一体的に保持するものである ことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記複数の感光体が用紙搬送路と直交する
    ように、上記一対の保持板のうちの一方の保持板を上記
    作像フレームに固定した状態で、他方の保持板の用紙搬
    送路に沿う方向に関する位置を調整するための直角度調
    整手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】上記一対の保持板は、同一の抜き型を用い
    て平板を打ち抜くことによって成形された同一形状の部
    材であることを特徴とする請求項1または2記載の画像
    形成装置。
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