JP2001051317A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001051317A
JP2001051317A JP11228078A JP22807899A JP2001051317A JP 2001051317 A JP2001051317 A JP 2001051317A JP 11228078 A JP11228078 A JP 11228078A JP 22807899 A JP22807899 A JP 22807899A JP 2001051317 A JP2001051317 A JP 2001051317A
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photometric
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shooting
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Susumu Tamura
進 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤検知の可能性のあるスイッチを用いること
なく、操作部材によって通常撮影とトリミング撮影の何
れが選択されているかを正確に判定する。 【解決手段】 通常撮影時の撮影範囲である第1の撮影
範囲の一部を遮光してトリミング撮影時の第2の撮影範
囲を規定するアパーチャ遮光部材と、アパーチャ遮光部
材に連動して、前記第1の撮影範囲時のファインダ視野
の上下方向の一部をそれぞれ遮光して前記第2の撮影範
囲に相当するファインダ視野範囲を規定するファインダ
視野遮光部材と、前記ファインダ視野を通過する光を受
光することによって輝度情報を得るものであって、ファ
インダ視野遮光部材によりそれぞれ遮光される位置にあ
る第1,第2の測光領域と遮光されない位置にある第3
の測光領域に少なくとも分割され、それぞれの領域にて
独立に輝度情報を得ることのできる測光手段と、該測光
手段の分割された各測光領域にて得られる輝度情報に基
づいて、通常撮影とトリミング撮影の何れが選択されて
いるかを判定する判定手段(#104,#105,#1
10,#111)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリミング撮影と
情報の写し込みの各機能を有するカメラの改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一眼レフカメラにおいて、撮
影画面サイズを標準サイズといわゆるパノラマサイズと
に切り換え可能なカメラが知られている。また、画面サ
イズの切り換えに応じて、ファインダ視野内の被写界視
野サイズを変更できるカメラも提案されている。
【0003】そして、この種の画面サイズと被写界視野
サイズの両方を切換え可能なカメラには、標準サイズと
パノラマサイズとの切り換えを行う為の外部操作部材
と、該外部操作部材により通常撮影設定状態とパノラマ
撮影設定状態の何れが設定されているかを検知するパノ
ラマ検知スイッチと、画面(アパーチャ)サイズを切り
換える遮光部材と、ファインダ視野内の被写界視野サイ
ズを切り換えるファインダ遮光部材とが具備されてお
り、前記パノラマ検知スイッチの情報により、通常撮影
画角に対応した露出値とパノラマ撮影画角に対応した露
出値とのどちらか一方を選択するよう構成されている。
また、前記パノラマ検知スイッチの情報により、デート
の写し込みを通常撮影画角に対応した位置とパノラマ撮
影画角に対応した位置とのどちらか一方を選択して写し
込むように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、前記パノラマ検知スイッチが故障していて外
部操作部材と連動していない場合でも、カメラではその
異常を認識できない。また、撮影者もファインダ視野が
正常に切り換わっていれば正常に動作していると判断し
てその異常に気付かず、撮影を行ってしまう為に以下の
ような問題があった。
【0005】1)パノラマ撮影設定状態なのにパノラマ
検知スイッチの状態信号が通常撮影設定状態であった場
合、パノラマ撮影画面外にデート文字が写し込まれてし
まい、デート文字が記録されないプリント写真となって
しまう。
【0006】2)通常撮影設定状態なのにパノラマ検知
スイッチの状態信号がパノラマ撮影設定状態であった場
合、パノラマ撮影デート位置にデート文字が記録されて
しまつので、撮影画面の真中付近にデート文字の入った
プリント写真となってしまう。
【0007】3)外部操作部材の設定状態とパノラマ検
知スイッチの状態信号とが一致していない場合、撮影画
角に対応していない露出値で露光され、適正でない露出
値で露光された写真が撮れてしまう。
【0008】(発明の目的)本発明の第1の目的は、誤
検知の可能性のあるスイッチを用いることなく、操作部
材によって通常撮影とトリミング撮影の何れが選択され
ているかを正確に判定することのできるカメラを提供し
ようとするものである。
【0009】本発明の第2の目的は、通常撮影とトリミ
ング撮影の何れが選択されていても、それぞれの撮影範
囲での撮影に適した露出値を算出することのできるカメ
ラを提供しようとするものである。
【0010】本発明の第3の目的は、通常撮影とトリミ
ング撮影の何れが選択されていても、それぞれの撮影範
囲において最適な位置に情報の写し込みを行うことので
きるカメラを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜4に記載の発明は、第1の撮影画
面範囲による通常撮影と該第1の撮影画面範囲よりも狭
い第2の撮影画面範囲によるトリミング撮影の切り換え
を行う操作部材と、該操作部材によりトリミング撮影が
選択された場合、前記第1の撮影範囲の一部を遮光して
前記第2の撮影範囲を規定するトリミング用アパーチャ
遮光部材と、該トリミング用アパーチャ遮光部材に連動
して、前記第1の撮影範囲時のファインダ視野の上下方
向の一部をそれぞれ遮光して前記第2の撮影範囲に相当
するファインダ視野範囲を規定する第1,第2のトリミ
ング用ファインダ視野遮光部材とを有するカメラにおい
て、前記ファインダ視野を通過する光を受光することに
よって輝度情報を得るものであって、前記第1,第2の
トリミング用ファインダ視野遮光部材によりそれぞれ遮
光される位置にある第1,第2の測光領域と遮光されな
い位置にある第3の測光領域に少なくとも分割され、そ
れぞれの領域にて独立に輝度情報を得ることのできる測
光手段と、該測光手段の分割された各測光領域にて得ら
れる輝度情報に基づいて、通常撮影とトリミング撮影の
何れが選択されているかを判定する判定手段とを有する
カメラとするものである。
【0012】上記構成において、例えば、第1の測光領
域と第2の測光領域それぞれにて得られた輝度情報の差
が第1の所定値を超える場合は、通常撮影が、第1の測
光領域と第2の測光領域それぞれにて得られた輝度情報
の差が第1の所定値以下であり、かつ、第1の測光領域
もしくは第2の測光領域と第3の測光領域それぞれにて
得られた輝度情報の差が第2の所定値を超える場合は、
トリミング撮影が、それぞれ選択されていると判定する
ようにしている。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5に記載の発明は、判定手段により通常撮影が選
択されていると判定された場合、第1〜第3の測光領域
それぞれにて得られる輝度情報を基に第1の撮影範囲に
おける露出値を算出し、トリミング撮影が選択されてい
ると判定された場合、第3の測光領域にて得られる輝度
情報を基に第2の撮影範囲における露出値を算出する演
算手段を有する請求項1〜4の何れかに記載のカメラと
するものである。
【0014】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項6に記載の発明は、判定手段により通常撮影が選
択されていると判定された場合、前記第1の撮影範囲内
の所定の位置に対応するフィルム位置に情報の写し込み
を行う第1の写し込み手段と、トリミング撮影が選択さ
れていると判定された場合、前記第2の撮影範囲内の所
定の位置に対応するフィルム位置に情報の写し込みを行
う第2の写し込み手段とを有する請求項1〜5の何れか
に記載のカメラとするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施の一形態に係るカメラ
のパノラマ撮影設定時の要部を示す側面図である。
【0017】同図において、1は不図示の撮影レンズを
透過した光を反射してファインダ光学系へ導く主ミラ
ー、2は前記主ミラー1で反射された被写体光を結像す
るための焦点板、3はファインダ視野内の標準被写界視
野サイズを設定している視野マスク、4は前記焦点板2
上の被写体像を正立像にして後述する接眼レンズ11に
導くためのペンタダハプリズム、5及び6はファインダ
視野内の被写界視野サイズをパノラマサイズに切り換え
る為の視野範囲切換えマスク、7は後述するシャッタ1
0に連動して作動する連動レバー、8及び9は前記連動
レバー7に連動して作動して前記視野範囲切換えマスク
5及び6を切り換える切換えレバーである。
【0018】10はパノラマ撮影設定時にアパーチャを
遮光する遮光部材10aを有しているシャッタ、11は
被写体像を撮影者の眼に導く接眼レンズ、12は後述す
る外部操作部材に連動して前記シャッタ10の遮光部材
10aを動作する連結レバーである。24は、前記主ミ
ラー1,焦点板2,視野範囲切換えマスク5及び6,連
動レバー7,切換えレバー8及び9,シャッタ10を保
持するミラーボックスである。21は後述する測光セン
サ22に光束を導く測光レンズ、22はファインダ被写
界を複数の領域に分割しその複数の領域毎の輝度情報を
検出する測光センサである。
【0019】図2は上記シャッタ10を背面から見た図
である。
【0020】同図において、10aはアパーチャ上部を
遮光する遮光部材、10bはアパーチャ下部を遮光する
遮光部材、10cは連結レバー12の動きに連動し回転
軸10dを中心に回動して突起10eを介して前記遮光
部材10a及び10bを上下動させる遮光部材動作レバ
ー、10f及び10gは前記遮光部材10a及び10b
それぞれを上下動させる為の突起である。14aは後述
するカメラ本体14で規制されている通常撮影設定時の
画面サイズを示し、10hはパノラマ撮影設定時の遮光
部材10a及び10bで規制されているパノラマ画面サ
イズを示す。
【0021】図3は外部操作部材とシャッタの連結状態
を示す横断面図である。
【0022】同図において、13は通常撮影とパノラマ
撮影とを設定する外部操作部材、14はカメラ本体、1
4bは通常撮影時の画面サイズ14aを形成するアパー
チャ枠、15はフィルムを圧着する圧着板、16は前記
圧着板15を押さえる圧着バネ、17はカメラ裏蓋、1
8は前記裏蓋17に配置され通常撮影時のデート情報
(この実施の形態ではデート情報を例にしているが、そ
の他各種の撮影データであっても良い)をフィルムに写
し込む通常撮影用デートモジュール、19は前記裏蓋1
7に配置されパノラマ撮影時のデート文字をフィルムに
写し込むパノラマ撮影用デートモジュールである。
【0023】図4は外部操作部材13の取り付け状態を
示す平面図である。
【0024】同図において、20は、外部操作部材13
と連動して作動しカメラ裏蓋17に設けられている溝部
17a,17bに落ち込み、通常撮影及びパノラマ撮影
設定状態を維持するクリック部20aを備えたクリック
バネ、23は連結レバー12を保持する保持部材であ
る。
【0025】図5はS1〜S7まで複数の領域(センサ
部)に分割された測光センサ22を示す図であり、同図
において、センサ部S6及びS7はパノラマ撮影設定時
視野範囲切換えマスク5及び6で遮光されるファインダ
被写界視野と対応する領域に設定されている。
【0026】図6及び図7は、通常撮影時及びパノラマ
撮影時のファインダ視野内を示す図である。
【0027】以上の構成において、画面サイズを通常撮
影に設定している場合、外部操作部材13は図4のAの
位置にあり、クリックバネ20のクリック部20aは裏
蓋17に設けられている溝部17aに落ち込み、該外部
操作部材13が動かないようになっている。また、外部
操作部材13に連動している連結レバー12により、シ
ャッタ10に設けられている遮光部材動作レバー10c
が回転軸10dを中心にして図2の左方向に回動し、突
起10eを介して遮光部材10aを上方に、遮光部材1
0bを下方にそれぞれ作動させる。これにより、遮光部
材10a及び10bはカメラ本体14で構成されている
アパーチャ枠14aより外側に移動し、撮影画面を通常
画面サイズに設定する。
【0028】またこの際、遮光部材10aに設けられて
いる曲げ部10iが連動レバー7にある7a部に当接
し、該連動レバー7を図1の上方に押し上げる。このよ
うに連動レバー7が上方に押し上げられる事により、切
換えレバー8に設けられている突起8bの規制がなくな
り、切換えレバー9に設けられている戻しバネ9bのバ
ネ力により切換えレバー8及び9は回転軸8a及び9a
を軸にそれぞれ視野範囲切換えマスク5,6にある突起
5b及び6bを下側に下げる方向に回動する。これによ
り、前記視野範囲切換えマスク5,6は回転軸5a及び
6aを軸に下側に回動してファインダ視野内の標準被写
界視野サイズを設定している視野マスク3よりも逃げた
位置に移動し、ファインダ被写界視野は視野マスク3で
設定され、図6のように通常撮影時被写界視野サイズと
なる。
【0029】一方、画面サイズをパノラマ撮影に設定す
る場合、外部操作部材13をBの方向に作動し、クリッ
クバネ20のクリック部20aが裏蓋17に設けられて
いる溝部17bに落ち込む位置まで動作することで、パ
ノラマ撮影状態を設定維持できる。この時、連絡レバー
12も外部操作部材13と連動して図4のBの方向へ作
動し、シャッタ10に設けられている遮光部材動作レバ
ー10cが回転軸10dを中心にして右方向に回動し、
突起10eを介して遮光部材10aは下方に、遮光部材
10bは上方にそれぞれ作動し、カメラ本体14で構成
されているアパーチャ枠14aより内側の10hまで移
動して撮影画面をパノラマ画面サイズに設定する。
【0030】またこの際、遮光部材10aに設けられて
いる曲げ部10iに取付けられている吸収バネ7eによ
り、連動レバー7にある7b部が図1の下方に引き下げ
られ、連動レバー7が下方に動作する。前記連動レバー
7が下方に動作することにより、切換えレバー8に設け
られている突起8bも押し下げられ、切換えレバー8及
び9は回転軸8a及び9aを中心として視野範囲切り換
えマスク5及び6に設けられている突起5b及び6bを
上方に押し上げる方向に回転する。これにより、視野範
囲切換えマスク5,6は回転軸5a及び6aを軸に上側
に回動し、ファインダ視野が標準被写界視野サイズより
も狭いパノラマ被写界視野範囲となる位置まで移動して
ファインダ光束を遮光し、図7のようにファインダ視野
がパノラマ被写界視野サイズに設定される。
【0031】ところで、フィルムにデート文字を写し込
む場合、カメラが通常撮影かパノラマ撮影かを判定し、
通常撮影とパノラマ撮影とでは画面サイズの違い及びプ
リントの拡大率の違いにより異なる位置にそれぞれ別々
に配置されているデート写し込みモジュール18,19
のどちらかを選択し、デート文字を写し込むことが必要
である。また、適正な露光量の撮影においてもそれぞれ
の撮影画角に対応した露出値が必要である。
【0032】図8は、上記カメラの電気的構成の要部の
みを示すブロック図であり、51はカメラの各種動作を
制御するCPU、52はS1〜S7のセンサ部に分割さ
れた測光センサを駆動する測光回路、SW1は測光,焦
点検出を開始させる為のスイッチ、SW2はレリーズ動
作を開始させる為のスイッチ、18は前述した通常撮影
用のデート写し込みモジュール、19は前述したパノラ
マ撮影用のデート写し込みモジュールである。
【0033】以下、通常撮影かパノラマ撮影かを判定し
て露出値の決定及びデート文字を写し込み制御を行う前
記CPU51での動作について、図9のフローチャート
を用いて説明する。
【0034】まず、ステップ#101において、CPU
51は測光,焦点検出を開始させる為のスイッチSW1
のONを検知するとステップ#102へ進み、測光回路
52を介して測光センサ22を駆動し、分割された各セ
ンサ部S1〜S7にてそれぞれの輝度を測定する。そし
て、次のステップ#103において、前記センサ部S6
とセンサ部S7の輝度差を判定し、輝度差が有る、例え
ば図6に示すファインダ被写界視野のようにセンサ部S
6に対応する部分はほとんどが空なので明るく、センサ
部S7に対応する部分はほとんどが地面なので暗く、セ
ンサ部S6とセンサ部S7との輝度差が有るような場合
(輝度差が第1の所定値を超える場合)はステップ#1
05へと進む。また、輝度差が無い、またはほぼ無い、
例えば図7に示すファインダ被写界視野のようにセンサ
部S6に対応する部分とセンサ部S7に対応する部分と
が視野範囲切換えマスク5及び6により光束が遮光さ
れ、略同一の輝度の場合は(輝度差が第1の所定値以下
の場合)パノラマ撮影時でありそうだとしてステップ#
110へと進む。
【0035】パノラマ撮影時であるそうだとしてステッ
プ#110へ進むと、ここではセンサ部S6あるいはセ
ンサ部S7とセンサ部S1〜S5との輝度差を比較し、
この結果、センサ部S6あるいはセンサ部S7とセンサ
部S1〜S5とに輝度差が有る場合(輝度差が第2の所
定値を超える場合)はステップ#111へ進む。また、
輝度差が無い、またはほぼ無い場合(輝度差が第2の所
定値以下の場合)はステップ#105へ進む。
【0036】上記ステップ#104にて輝度差が有る、
もしくは上記ステップ#110にて輝度差が無いと判定
した場合はステップ#105へと進み、通常撮影時であ
ると判定し、次のステップ#106において、通常撮影
画角範囲のS1〜S7全てのセンサ部の輝度情報より露
出値を決定する。そして、次のステップ#107におい
て、スイッチSW2がONするまで待機し、該スイッチ
SW2がオンするとステップ#108へ進み、上記ステ
ップ#106にて決定した露出値に基づいてレリーズ動
作を行うと共に、上記レリーズ動作後に通常撮影用デー
トモジュール18に写し込み信号を出力し、続くステッ
プ#109において、通常撮影位置にデート文字の写し
込みを行う。
【0037】また、上記ステップ#110にて輝度差が
有ると判定した場合はステップ#111へと進み、パノ
ラナ撮影時であると判定し、次のステップ#112へ進
み、パノラマ撮影画角範囲のS1〜S5のセンサ部の輝
度情報より露出値を決定する。そして、次のステップ#
113において、スイッチSW2がONするまで待機
し、該スイッチSW2がオンするとステップ#114へ
進み、上記ステップ#112にて決定した露出値に基づ
いてレリーズ動作を行うと共に、上記レリーズ動作後に
パノラマ撮影用デートモジュール19に写し込み信号を
出力し、続くステップ#115において、パノラマ撮影
位置にデート文字の写し込みを行う。
【0038】上記の実施の形態によれば、測光センサ2
2の分割された各センサ部の輝度情報により通常撮影か
パノラマ撮影かを自動的に判定し、この結果に基づいて
それぞれの撮影画角に対応した露出値及びデートの写し
込み位置をカメラが自動的に選択するようにしているの
で、従来必要であったデート写し込み位置切換えスイッ
チを廃止することができ、カメラのコストを安価にでき
るうえ、該スイッチの誤動作によるフィルムへの異常事
故を防止、つまり通常撮影画角とトリミング撮影画角と
に適した露出の写真を撮ることが可能となる。
【0039】上記各センサ部の輝度情報により通常撮影
かパノラマ撮影かを自動的に判定する部分、及び、それ
に基づく露出制御等について図9を用いて詳述する以下
のようになる。
【0040】1)センサ部S6とセンサ部S7に輝度差
が有れば、通常撮影時であることを判定する。
【0041】2)センサ部S6とセンサ部S7に輝度差
が無く、かつ、センサ部S6あるいはセンサ部S7とセ
ンサ部S1〜S5に輝度差が有れば、パノラマ撮影時と
判定する。
【0042】3)センサ部S6とセンサ部S7に輝度差
が無く、かつ、センサ部S6あるいはセンサ部S7とセ
ンサ部S1〜S5にも輝度差が無ければ、通常撮影時と
判定する。
【0043】4)通常撮影時であった場合、ステップ#
106にて全てのセンサ部S1〜S7を用いて輝度測定
を行い、これに基づいて露出制御を行う。
【0044】5)パノラマ撮影時であった場合、ステッ
プ#112にてセンサ部S1〜S5(S6,S7を除
く)を用いて輝度測定を行い、これに基づいてレリーズ
動作を行う。
【0045】6)通常撮影時であった場合、ステップ#
108にて通常撮影用写し込みモジュール18を選択
し、該通常撮影に適した位置にデートの写し込みを行
う。
【0046】7)パノラマ撮影時であった場合、ステッ
プ#114にてパノラマ撮影用写し込みモジュール19
を選択し、該パノラマ撮影に適した位置にデートの写し
込みを行う。
【0047】よって、上述したような効果を得ることが
できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4の何
れかに記載の発明によれば、誤検知の可能性のあるスイ
ッチを用いることなく、操作部材によって通常撮影とト
リミング撮影の何れが選択されているかを正確に判定す
ることができるカメラを提供できるものである。
【0049】また、請求項5に記載の発明によれば、通
常撮影とトリミング撮影の何れが選択されていても、そ
れぞれの撮影範囲での撮影に適した露出値を算出するこ
とができるカメラを提供できるものである。
【0050】また、請求項6に記載の発明によれば、通
常撮影とトリミング撮影の何れが選択されていても、そ
れぞれの撮影範囲において最適な位置に情報の写し込み
を行うことができるカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラのパノラマ
撮影設定時の要部を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るカメラのシャッタ
を背面から見て示す背面図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係るカメラに具備され
た外部操作部材とシャッタとの連結状態を示す横断面図
である。
【図4】本発明の実施の一形態に係るカメラに具備され
た外部操作部材の取り付け状態を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の一形態に係るカメラに具備され
た分割測光センサを示す図である。
【図6】本発明の実施の一形態に係るカメラにおいて通
常撮影時のファインダ視野内を示す図である。
【図7】本発明の実施の一形態に係るカメラにおいてパ
ノラマ撮影時のファインダ視野内を示す図である。
【図8】本発明の実施の一形態に係るカメラの電気的構
成の要部を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の一形態に係るカメラの主要部分
の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5,6 視野範囲切換えマスク 10a,10b 遮光部材 13 外部操作部材 18 通常撮影用写し込みモジュール 19 パノラマ撮影用写し込みモジュール 22 測光センサ 51 CPU 52 測光回路 S1〜S7 センサ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の撮影画面範囲による通常撮影と該
    第1の撮影画面範囲よりも狭い第2の撮影画面範囲によ
    るトリミング撮影の切り換えを行う操作部材と、該操作
    部材によりトリミング撮影が選択された場合、前記第1
    の撮影範囲の一部を遮光して前記第2の撮影範囲を規定
    するトリミング用アパーチャ遮光部材と、該トリミング
    用アパーチャ遮光部材に連動して、前記第1の撮影範囲
    時のファインダ視野の上下方向の一部をそれぞれ遮光し
    て前記第2の撮影範囲に相当するファインダ視野範囲を
    規定する第1,第2のトリミング用ファインダ視野遮光
    部材とを有するカメラにおいて、 前記ファインダ視野を通過する光を受光することによっ
    て輝度情報を得るものであって、前記第1,第2のトリ
    ミング用ファインダ視野遮光部材によりそれぞれ遮光さ
    れる位置にある第1,第2の測光領域と遮光されない位
    置にある第3の測光領域に少なくとも分割され、それぞ
    れの領域にて独立に輝度情報を得ることのできる測光手
    段と、該測光手段の分割された各測光領域にて得られる
    輝度情報に基づいて、通常撮影とトリミング撮影の何れ
    が選択されているかを判定する判定手段とを有すること
    を特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記第1の測光領域に
    て得られた輝度情報と前記第2の測光領域にて得られた
    輝度情報の差を求め、これらの輝度差が第1の所定値を
    超える場合は、前記操作部材にて通常撮影が選択されて
    いると判定することを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記第1の測光領域と
    前記第2の測光領域それぞれにて得られた輝度情報の差
    が第1の所定値以下であり、かつ、前記第1の測光領域
    もしくは前記第2の測光領域と前記第3の測光領域それ
    ぞれにて得られた輝度情報の差が第2の所定値を超える
    場合は、前記操作部材にてトリミング撮影が選択されて
    いると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記第1の測光領域と
    前記第2の測光領域それぞれにて得られた輝度情報の差
    が第1の所定値以下であり、かつ、前記第1の測光領域
    もしくは前記第2の測光領域と前記第3の測光領域それ
    ぞれにて得られた輝度情報の差が第2の所定値以下であ
    る場合は、前記操作部材にて通常撮影が選択されている
    と判定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
    載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記判定手段により通常撮影が選択され
    ていると判定された場合、前記第1〜第3の測光領域そ
    れぞれにて得られる輝度情報を基に前記第1の撮影範囲
    における露出値を算出し、トリミング撮影が選択されて
    いると判定された場合、前記第3の測光領域にて得られ
    る輝度情報を基に前記第2の撮影範囲における露出値を
    算出する演算手段を有することを特徴とする請求項1〜
    4の何れかに記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記判定手段により通常撮影が選択され
    ていると判定された場合、前記第1の撮影範囲内の所定
    の位置に対応するフィルム位置に情報の写し込みを行う
    第1の写し込み手段と、トリミング撮影が選択されてい
    ると判定された場合、前記第2の撮影範囲内の所定の位
    置に対応するフィルム位置に情報の写し込みを行う第2
    の写し込み手段とを有することを特徴とする請求項1〜
    5の何れかに記載のカメラ。
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