JP2000321649A - トリミング撮影機能付きカメラ - Google Patents

トリミング撮影機能付きカメラ

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JP2000321649A
JP2000321649A JP11126908A JP12690899A JP2000321649A JP 2000321649 A JP2000321649 A JP 2000321649A JP 11126908 A JP11126908 A JP 11126908A JP 12690899 A JP12690899 A JP 12690899A JP 2000321649 A JP2000321649 A JP 2000321649A
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JP
Japan
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photographing
trimming
camera
date
shooting
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JP11126908A
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Susumu Tamura
進 田村
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常撮影とその撮影範囲より狭い範囲のトリ
ミング撮影との設定可能なカメラにおいて、デート写し
込み位置切換スイッチの誤動作によるフイルムへのデー
ト写し込み不良事故を防止する。 【解決手段】 外部操作部材の作動によりシャッタ10
の遮光部材10aでアパーチャ枠を通常画面又はパノラ
マ画面のサイズに切り換えるとともに、アパーチャ遮光
部材10aと連動する連動レバー7等によりファインダ
ー視野範囲切換マスク5,6がファインダー視野サイズ
を標準サイズとパノラマサイズに切り換え、一方、外部
操作部材には通常撮影とパノラマ撮影とでデート写し込
み位置の切換スイッチを有し、連動レバー7の動きでフ
ァインダー視野サイズを検知する検知スイッチ11を有
し、該切換スイッチの状態と検知スイッチ11の状態を
検知して、その状態の一致の場合はデートの写し込みを
禁止し、警告表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリミング撮影機
能付きカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一眼レフカメラにおいて、撮影画
面サイズを標準サイズといわゆるパノラマサイズとに切
り換えることのできる画面サイズ切り換えカメラが知ら
れている。このようなカメラでは画面サイズの切り換え
に応じて、ファインダー視野内の被写界視野サイズをも
変更できるカメラが知られている。従来提供されている
画面サイズ切り換えカメラは、標準サイズとパノラマサ
イズとの切り換えを外部操作部材の操作で行えるように
しているが、該外部操作部材に連動してデート写し込み
を通常撮影画角に合わせた位置とパノラマ撮影画角に合
わせた位置とに切り換えるデート写し込み位置切り換え
スイッチとアパーチャ遮光部材の切り換え及びファイン
ダー視野内の被写界視野サイズの切り換えをも同時に動
作するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述従来例
では、デート写し込み位置切り換えスイッチが故障して
いて外部操作部材と連動していない場合でもカメラの異
常を認識できない。また、撮影者もファインダー視野が
正常に切り換わっていれば正常に動作していると判断し
て異常に気付かずに撮影を行ってしまうため、以下のよ
うな問題点があった。 1.パノラマ撮影なのにデート写し込み位置切り換えス
イッチが通常撮影位置の信号であった場合、パノラマ撮
影画面外にデート文字が写し込まれてしまいプリント時
にデート文字が写し込まれていない。 2.通常撮影なのにデート写し込み位置切り換えスイッ
チがパノラマ撮影位置の信号であった場合、パノラマ撮
影デート位置にデート文字が写し込まれてしまうので、
撮影画面の真中付近にデート文字が写し込まれてしまっ
ていた。
【0004】本発明は、前述従来例の問題点に鑑み、デ
ート写し込み位置切り換えスイッチの誤動作によるフイ
ルムへのデート文字写し込み不良事故を未然に防止する
ようにしたトリミング撮影機能付きカメラを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明はトリミング撮影機能付きカメラにおい
て、デートの写し込み位置を切り換えるスイッチの状態
とファインダー視野遮光部材がファインダー視野の一部
を遮光する状態にあるか否かを検知する検知手段の状態
とを検知してデートの写し込みをするか否かを警告する
ものである。
【0006】
【発明の実施の態様】請求項1に示す本発明は、通常撮
影と通常の撮影範囲よりも狭い範囲でのトリミング撮影
とが設定可能で、該通常撮影とトリミング撮影とを設定
する外部操作部材と、該外部操作部材と連動する通常撮
影時とトリミング撮影時とでデートの写し込み位置を切
り換える切換スイッチと、該外部操作部材と連動するト
リミング撮影設定時カメラ本体に形成されるアパーチャ
の一部を遮光するアパーチャ遮光部材と、該外部操作部
材と連動するトリミング撮影設定時ファインダー視野の
一部を遮光するファインダー視野遮光部材と、該ファイ
ンダー視野遮光部材がファインダー視野の一部を遮光す
る遮光位置にあるか否かを検知する検知手段とを有する
トリミング撮影機能付きカメラにおいて、該切換スイッ
チの状態と該検知手段の状態とを検知してそれらの状態
とが一致しない場合に警告を行う警告手段を有すること
により、デート写し込み位置切換スイッチの異常を検知
することで、フイルムへの異常デート文字写し込みを防
止すると同時に撮影者にカメラの異常を警告できる。請
求項2に示す本発明は、該警告手段はデートの写し込み
を禁止し、警告表示及びまたは警告音を発生する手段で
あることにより、フイルムへの異常デート文字写し込み
は行われないと同時に撮影者にカメラの異常を確実に警
告できる。請求項3に示す本発明は、該警告手段は撮影
を禁止する撮影禁止手段であることにより、フイルへの
デート文字が異常の場合は撮影が行われないので、撮影
者にカメラの異常であることが判る。
【0007】請求項4に示す本発明は、通常撮影と通常
の撮影範囲よりも狭い範囲でのトリミング撮影とが設定
可能で、該通常撮影とトリミング撮影とを設定する外部
操作部材と、該外部操作部材と連動するトリミング撮影
設定時カメラ本体に形成されるアパーチャの一部を遮光
するアパーチャ遮光部材と、該外部操作部材と連動する
トリミング撮影設定時ファインダー視野の一部を遮光す
るファインダー視野遮光部材と、該ファインダー視野遮
光部材がファインダー視野の一部を遮光する遮光位置に
あるか否かを検知する検知手段とを有するトリミング撮
影機能付きカメラにおいて、該検知手段の状態によりデ
ートの写し込みを通常撮影位置とトリミング撮影位置と
に自動的に選択することにより、デート写し込み位置切
換スイッチを廃止することができ、デート写し込み位置
切換スイッチの誤動作によるフイルムへの異常事故を容
易に防止できる。
【0008】
【実施例】本発明の第1実施例を図1ないし図7に基づ
いて説明する。図1は本実施例のトリミング撮影機能付
きカメラの要部を示すミラーボックスの側面図、図2は
そのカメラのシャッタの平面図、図3はその外部操作部
材とシャッタの連結状態を示す断面図、図4はその外部
操作部材部分の断面図、図5はその位相基板の平面図、
図6はカメラ作動のための回路ブロック図、図7は検知
スイッチとデート写し込み位置切換スイッチとの作動状
態とカメラの制御を示す関係図である。図1において、
1は主ミラーで、不図示の撮影レンズを透過した光を反
射してファインダー光学系に導いている。2は焦点板
で、該主ミラー1で反射された被写体光を結像してい
る。3は視野マスクで、ファインダー視野内の標準被写
界視野サイズを設定している。4はペンタダハプリズム
で、該焦点板2上の被写体像を正立像にし不図示の接眼
レンズに導いている。5及び6は視野範囲切換マスク
で、それぞれ回転軸5a及び6aで回動可能に支持され
かつダボ5b及び6bを有し、ファインダー視野内の被
写界視野サイズを通常サイズまたはパノラマサイズに切
り換える。7は後記するシャッタ10に連動する連動レ
バーで、ピンー溝係合機構で上下動可能に支持され、そ
の一側縁に突出部7a及び7bが形成され、中央部下縁
に突出部7cが形成され、該突出部7bは吸収ばね7e
を介して後記する該遮光部材10aの曲げ部10iに結
合され、該突出部7cは下方向に移動時に後記する検知
スイッチ11をオンするようになっている。8及び9は
該連動レバー7に連動して該視野範囲切換マスク5,6
を切り換える切換レバーで、それぞれ回転軸8a及び9
aで回動可能に支持されるとともにギヤ部8b及び9b
が互いに噛み合い、その先端に形成した二又部8c及び
9cにそれぞれ該視野範囲切換マスク5及び6のダボ5
b及び6bが係合している。また、該切換レバー8には
ギヤ部8bの近くにダボ8dが突設され、該ダボ8dは
該連動レバー7の一端縁7dに当接しており、該切換レ
バー9は戻しばね9dにより反時計方向に付勢されてい
る。10はパノラマ撮影設定時にアパーチャをを遮光す
る部材10aを有するシャッタであり、その詳細は図3
により後述する。
【0009】11は前記視野範囲切換マスク5,6の位
置を検知する検知スイッチである。12は連結レバー
で、後記する外部操作部材14に連動して前記シャッタ
10のアパーチャ遮光部材10aを動作する。13はミ
ラーボックスで、前記主ミラー1、焦点板2、視野範囲
切換マスク5及び6、連動レバー7、切換レバー8及び
9、シャッタ10、検知スイッチ11を保持している。
【0010】次に、シャッタ10の構造及び外部操作部
材との関連構造を図2ないし図5を用いて説明する。ま
ず、図2において、アパーチャ上部を遮光する上部遮光
部材10aとアパーチャ下部を遮光する下部遮光部材1
0b及び前記連結レバー12に連動して回転軸10dを
中心にして回動する遮光部材動作レバー10cを有し、
該遮光部材動作レバー10cにより該上部遮光部材10
a及び下部遮光部材10bをそれぞれ上下動させるため
に、該遮光部材動作レバー10cに設けた一対の水平方
向の長溝に該遮光部材10a及び10bにそれぞれ設け
たダボ10e及び10fが係合するとともに、不図示の
カメラ本体に突設したダボ10g及び10hがそれぞれ
該遮光部材10a及び10bに設けた上下方向の長溝に
係合している。また、該遮光部材10aの一側縁に設け
られた曲げ部10iには前述のように前記連動レバー7
に設けた突出部7bと吸収ばね7eを介して結合され、
かつ該遮光部材10aの上方移動時に該曲げ部10iが
該連動レバー7に別に設けられた突出部7aと当接する
ようになっている。なお、10jはパノラマ撮影設定時
の遮光部材10a及び10bで規制されているパノラマ
画面サイズであり、15aは後記するカメラ本体15の
アパーチャ枠で、通常撮影設定時の画面サイズを規制し
ている。
【0011】さらに、図3において、14は通常撮影と
パノラマ撮影とを設定する外部操作部材で、後記するカ
メラ裏蓋18に移動可能に保持され、該カメラ裏蓋18
閉鎖時に前記連結レバー12と結合する。15はカメラ
本体で、通常撮影時の画面サイズを規制するアパーチャ
枠15aを有している。16はフイルムを圧着する圧着
板、17は該圧着板16を押さえる圧着ばねである。1
8はカメラ裏蓋で、その内面側に通常撮影時のデートを
フイルムに写し込む通常撮影用デートモジュール19及
びパノラマ撮影時のデートをフイルムに写し込むパノラ
マ撮影用デートモジュール20が配置されている。
【0012】また、図4及び図5において、21はデー
ト写し込み位置切換スイッチで、前記裏蓋18の内面側
に配置され、前記外部操作部材14と連動して該裏蓋1
8の内面に設けた溝部18aまたは18bに係合する通
常撮影及びパノラマ撮影設定状態を維持するクリックば
ね部21aとデート写し込み位置切り換えを行うスイッ
チ部21bを備えている。22は該デート写し込み位置
切換スイッチ21の位相を検知する位相基板で、図5に
示すように信号オフ部22aと信号オン部22bとから
形成されている。
【0013】図6は図1〜図5に示すカメラの回路ブロ
ック図で、図1〜図5と同一または相当部分は同一符号
を付してある。同図中、30はデート写し込み位置切換
スイッチ21及び検知スイッチ11の状態を検知し、通
常撮影用デートモジュール19及びパノラマ撮影用デー
トモジュール20に写し込み信号を発する等のカメラ全
体の制御用のマイクロコンピュータ等からなる制御部で
ある。31は後記する外部表示器34及びファインダー
内表示器35に表示を行うための表示回路、32はセル
フタイマ時のセルフ音及び各種警告の警告音を発生する
発音体、33はシャッタ10を制御するシャッタ制御回
路、34及び35は絞り、シャッタ速度、電池残量、各
種の警告の表示等をそれぞれ表示する外部表示器及びフ
ァインダー内表示器、36はレリーズ時の信号を発生す
るレリーズスイッチで、いずれも該制御部30に接続し
ている。
【0014】以上の構成の本実施例において、画面サイ
ズを通常撮影に設定している場合、外部操作部材14は
図4のA位置にあり、デート写し込み位置切換スイッチ
21のクリックばね部21aは裏蓋18の溝部18aに
落ち込み、外部操作部材14が動かないよう設定されて
いる。この状態で、スイッチ部21bは位相基板22の
信号オフ部22aにあり、レリーズ時にレリーズスイッ
チ36の信号により制御部30から裏蓋18の通常撮影
用デートモジュール19に写し込み信号を送り、デート
の写し込みを通常撮影位置に行うようにしているが、こ
の時、視野範囲切換マスク5,6の位置を検知する検知
スイッチ11の信号状態と比較するようにして状態が一
致していれば、写し込みを行うようにしている。
【0015】また、外部操作部材14に連動している連
結レバー12によりシャッタ10の遮光部材動作レバー
10cが回転軸10dを中心にして時計方向に回動し、
ダボ10eを介して上部遮光部材10aは上方に、ダボ
10fを介して下部遮光部材10bは下方にそれぞれ作
動し、カメラ本体15に構成されているアパーチャ枠1
5aより外側に移動し、撮影画面を通常画面サイズに設
定する。さらに、上部遮光部材10aの曲げ部10iに
より連動レバー7の突出部7aが上方に押し上げられ、
視野範囲切換マスク5,6の位置を検知する検知スイッ
チ11がオフし、通常撮影状態と認識する。さらに、連
動レバー7が上方に押し上げられることにより切換レバ
ー8のダボ8dの規制がなくなり、切換レバー9の戻し
ばね9dのばね力により切換レバー8,9はそれぞれ回
転軸8a,9aを軸にして視野範囲切換マスク5,6の
ダボ5b,6bを下側に下げる方向に回動することで、
ファインダー視野内の標準被写界視野サイズを設定して
いる視野マスク3よりも逃げた位置に移動し、ファイン
ダー視野を標準被写界視野サイズに設定する。
【0016】次に、画面サイズをパノラマ撮影に設定す
る場合、外部操作部材14をB方向に動作しデート写し
込み位置切換スイッチ21のクリックばね部21aが裏
蓋18の溝18bに落ち込んだ位置でパノラマ撮影が設
定維持でき、この時、デート写し込み位置切換スイッチ
21のスイッチ部21bは位相基板22の信号オン部2
2bに移動し、レリーズ時にレリーズスイッチ36の信
号により制御部30から裏蓋18のパノラマ撮影用デー
トモジュール20に写し込み信号を送り、デートの写し
込みをパノラマ撮影位置に行うようにしているが、この
場合、視野範囲切換マスク5,6の位置を検知する検知
スイッチ11の信号状態と比較するようにして、状態が
一致していれば写し込みを行うようにしている。
【0017】また、連結レバー12も外部操作部材14
と連動してB方向へ作動し、シャッタ10に設けられて
いる遮光部材動作レバー10cが回転軸10dを中心に
して反時計方向に回動し、ダボ10eを介して遮光部材
10aは下方に、ダボ10fを介して遮光部材10bは
上方にそれぞれ作動し、カメラ本体15のアパーチャ枠
15aより内側の10jまで移動し、撮影画面をパノラ
マ画面サイズに設定する。さらに、遮光部材10aの曲
げ部10iに取り付けられる吸収ばね7eにより連動レ
バー7の突出部7bが下方に引き下げられて連動レバー
7が下方に移動する。
【0018】連動レバー7が下方に移動することによ
り、切換レバー8のダボ8dも押し下げられ、切換レバ
ー8,9は回転軸8a,9aを中心として回動して視野
範囲切換マスク5,6のダボ5b,6bを上方に押し上
げる方向に回動する。これにより視野範囲切換マスク
5,6は回転軸5a,6a軸に上側に回動し、ファイン
ダー視野が標準被写界視野サイズよりも狭いパノラマ被
写界視野範囲となる位置まで移動し、ファインダー光束
を遮光しファインダー視野をパノラマ被写界視野サイズ
に設定する。この状態では視野範囲切換マスク5,6の
位置を検知する検知スイッチ11は連動レバー7の突出
部7cによりオン状態となり、パノラマ撮影と認識す
る。
【0019】ところで、デートの写し込み位置は通常撮
影とパノラマ撮影では画面サイズの違いで異なる位置に
写し込むようにしており、さらにパノラマ撮影時はプリ
ントの拡大率が大きいのでデートの写し込み文字自体も
小さくしているが、デート写し込み位置切換スイッチ2
1が接触不良等により異常であった場合、例えば通常撮
影設定時デート写し込み位置切換スイッチ21がパノラ
マ撮影と検知した時、撮影画面の中心付近にデートの文
字が写し込まれてしまい、撮影者がフイルムを現像後あ
るいはプリント後に始めて異常(故障)に気付くような
重大な事故を招いてしまう。
【0020】しかし、本実施例ではデート写し込み位置
切換スイッチ21と視野範囲切換マスク5,6の位置を
検知する検知スイッチ11との信号状態を比較し、図7
の動作状態関係図に示すようにデート写し込み位置切換
スイッチ21と検知スイッチ11との信号状態が一致し
ていない場合は、デートの写し込みを禁止するよう制御
部30によりカメラを制御し、表示回路31によりファ
インダー内表示器35及び外部表示器34を点滅して撮
影者に異常であることを警告するようにしているので、
前述のような事故を未然に防ぐことができる。
【0021】なお、本実施例ではデート写し込み位置切
換スイッチ21と視野範囲切換マスク5,6の位置を検
知する検知スイッチ11との信号状態が一致しない場
合、デートの写し込みを禁止し、警告表示を表示するよ
うにしているが、同時に警告音あるいは警告音のみを発
生することでも撮影者にカメラの異常を知らせるとが可
能である。また、カメラの撮影を禁止することでもフイ
ルムへの異常事故を未然に防ぐことができる。
【0022】図8は本発明の第2実施例のトリミング撮
影機能付きカメラのデート写し込み位置を自動的に選択
する場合のフローチャートである。なお、カメラの構成
については前述第1実施例の図4、図5及び図6の位相
基板22及びデーと写し込み位置切換スイッチ21を設
けていない以外は前述第1実施例と同様であるので、そ
の説明を省略する。以下、その動作を図8のフローチャ
ートに従って説明する。まず、ステップ1において、不
図示の測光、測距を行うスイッチSw1がオンされる
と、ステップ2へ進む。ステップ2では、制御部30が
ファインダー視野範囲の一部が遮光されているか否かを
を検知する検知スイッチ11の状態を判別し、検知スイ
ッチ11がオフならば遮光されていないと判断してステ
ップ3へ進み、オンならば遮光されていると判断してス
テップ7へ進む。ステップ3では、通常撮影選択がなさ
れ、ステップ4へ進む。ステップ4では、レリーズが行
われると検知スイッチ11オフの情報により制御部30
が通常撮影と判断し、制御部30から通常撮影用デート
モジュール19にデート写し込み信号が発され、ステッ
プ5へ進む。ステップ5では、制御部30から発せられ
たデート写し込み信号により通常撮影用デートモジュー
ル19がフイルムへのデート写し込みを行い、ステップ
6へ進む。ステップ6では、デートの写し込みを終了す
る。
【0023】一方、ステップ7では、トリミング撮影選
択がなされ、ステップ8へ進む。ステップ8では、レリ
ーズが行われると検知スイッチ11オンの情報により制
御部30がパノラマ撮影と判断し、制御部30からパノ
ラマ撮影用デートモジュール20にデート写し込み信号
が発され、ステップ9へ進む。ステップ9では、制御部
30から発せられたデート写し込み信号によりパノラマ
撮影用デートモジュール20がフイルムへのデート写し
込みを行い、ステップ6へ進む。ステップ6では、デー
トの写し込みを終了する。
【0024】以上説明したように、本実施例において
は、ファインダー視野遮光部材10a,10bがファイ
ンダー視野の一部を遮光する遮光位置にあるか否かを検
知する検知スイッチ11の状態によってデートの写し込
みを通常撮影位置とトリミング撮影位置とに自動的に選
択するようにし、前述第1実施例のデート写し込み位置
切換スイッチ(位相基板22及びデート写し込み切換ス
イッチ21のスイッチ部21b)を廃止しているが、前
述第1実施例と同様にデート写し込み位置切換スイッチ
の誤動作によるフイルムへの異常事故を未然に防止す
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、通常撮影と通常の
撮影範囲よりも狭い範囲でのトリミング撮影とが設定可
能で、該通常撮影とトリミング撮影とを設定する外部操
作部材と、該外部操作部材と連動する通常撮影時とトリ
ミング撮影時とでデートの写し込み位置を切り換える切
換スイッチと、該外部操作部材と連動するトリミング撮
影設定時カメラ本体に形成されるアパーチャの一部を遮
光するアパーチャ遮光部材と、該外部操作部材と連動す
るトリミング撮影設定時ファインダー視野の一部を遮光
するファインダー視野遮光部材と、該ファインダー視野
遮光部材がファインダー視野の一部を遮光する遮光位置
にあるか否かを検知する検知手段とを有するトリミング
撮影機能付きカメラにおいて、該切換スイッチの状態と
該検知手段の状態とを検知してそれらの状態とが一致し
ない場合に警告を行う警告手段を有することにより、容
易にデート写し込み位置の切換スイッチの異常を検知で
きるので、簡単にフイルムへの異常事故を防止でき、か
つカメラの異常を撮影者が確実に認識できる。請求項2
に示す本発明は、該警告手段はデートの写し込みを禁止
し、警告表示及びまたは警告音を発生する手段であるこ
とにより、フイルムへのデート写し込み等についての異
常事故を防止できるとともに、カメラの異常を確実に認
識できる。請求項3に示す本発明は、該警告手段は撮影
を禁止する撮影禁止手段であることにより、撮影者の所
望するデート文字の写し込みがされない写真の撮影をし
ないで済み、また、カメラが異常であることも認識でき
る。
【0026】請求項4に示す本発明は、通常撮影と通常
の撮影範囲よりも狭い範囲でのトリミング撮影とが設定
可能で、該通常撮影とトリミング撮影とを設定する外部
操作部材と、該外部操作部材と連動するトリミング撮影
設定時カメラ本体に形成されるアパーチャの一部を遮光
するアパーチャ遮光部材と、該外部操作部材と連動する
トリミング撮影設定時ファインダー視野の一部を遮光す
るファインダー視野遮光部材と、該ファインダー視野遮
光部材がファインダー視野の一部を遮光する遮光位置に
あるか否かを検知する検知手段とを有するトリミング撮
影機能付きカメラにおいて、該検知手段の状態によりデ
ートの写し込みを通常撮影位置とトリミング撮影位置と
に自動的に選択することにより、デート写し込み位置切
換スイッチを廃止することができるので、デート写し込
み位置切換スイッチの誤動作によるフイルムへの異常事
故を防止でき、カメラを低コストにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のトリミング撮影機能
付きカメラの要部であるミラーボックスの側面図であ
る。
【図2】そのシャッタの平面図である。
【図3】その外部操作部材とシャッタの連結状態を示す
断面図である。
【図4】その外部操作部材部分の断面図である。
【図5】その位相基板の平面図である。
【図6】カメラ作動のための回路ブロック図である。
【図7】その検知スイッチとデート写し込み位置切換ス
イッチとの作動状態とカメラの制御を示す関係図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例のトリミング撮影機能付き
カメラの動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1・・主ミラー、2・・焦点板、3・・視野マスク、4
・・ペンタダハプリズム、5,6・・視野範囲切換マス
ク、7・・連動レバー、8,9・・切換レバー、10・
・シャッタ、10a,10b・・遮光部材、10c・・
遮光部材動作レバー、11・・検知スイッチ、12・・
連結レバー、13・・ミラーボックス、14・・外部操
作部材、15・・カメラ本体、15a・・アパーチャ
枠、18・・カメラ裏蓋、19・・通常撮影用デートモ
ジュール、20・・パノラマ撮影用デートモジュール、
21・・デート写し込み位置切換スイッチ、21b・・
スイッチ部、22・・位相基板、30・・制御部、31
・・表示回路、32・・発音体、34・・外部表示器、
35・・ファインダー内表示器、36・・レリーズスイ
ッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常撮影と通常の撮影範囲よりも狭い範
    囲でのトリミング撮影とが設定可能で、該通常撮影とト
    リミング撮影とを設定する外部操作部材と、該外部操作
    部材と連動する通常撮影時とトリミング撮影時とでデー
    トの写し込み位置を切り換える切換スイッチと、該外部
    操作部材と連動するトリミング撮影設定時カメラ本体に
    形成されるアパーチャの一部を遮光するアパーチャ遮光
    部材と、該外部操作部材と連動するトリミング撮影設定
    時ファインダー視野の一部を遮光するファインダー視野
    遮光部材と、該ファインダー視野遮光部材がファインダ
    ー視野の一部を遮光する遮光位置にあるか否かを検知す
    る検知手段とを有するトリミング撮影機能付きカメラに
    おいて、該切換スイッチの状態と該検知手段の状態とを
    検知してそれらの状態とが一致しない場合に警告を行う
    警告手段を有することを特徴とするトリミング撮影機能
    付きカメラ。
  2. 【請求項2】 該警告手段はデートの写し込みを禁止
    し、警告表示及びまたは警告音を発生する手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のトリミング撮影機能付き
    カメラ。
  3. 【請求項3】 該警告手段は撮影を禁止する撮影禁止手
    段であることを特徴とする請求項1記載のトリミング撮
    影機能付きカメラ。
  4. 【請求項4】 通常撮影と通常の撮影範囲よりも狭い範
    囲でのトリミング撮影とが設定可能で、該通常撮影とト
    リミング撮影とを設定する外部操作部材と、該外部操作
    部材と連動するトリミング撮影設定時カメラ本体に形成
    されるアパーチャの一部を遮光するアパーチャ遮光部材
    と、該外部操作部材と連動するトリミング撮影設定時フ
    ァインダー視野の一部を遮光するファインダー視野遮光
    部材と、該ファインダー視野遮光部材がファインダー視
    野の一部を遮光する遮光位置にあるか否かを検知する検
    知手段とを有するトリミング撮影機能付きカメラにおい
    て、該検知手段の状態によりデートの写し込みを通常撮
    影位置とトリミング撮影位置とに自動的に選択すること
    を特徴とするトリミング撮影機能付きカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8294805B2 (en) 2008-05-23 2012-10-23 Casio Computer Co., Ltd. Image capturing apparatus capable of displaying live preview image

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