JP3229982B2 - 分割測光が可能なカメラ - Google Patents

分割測光が可能なカメラ

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JP3229982B2
JP3229982B2 JP29602892A JP29602892A JP3229982B2 JP 3229982 B2 JP3229982 B2 JP 3229982B2 JP 29602892 A JP29602892 A JP 29602892A JP 29602892 A JP29602892 A JP 29602892A JP 3229982 B2 JP3229982 B2 JP 3229982B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/099Arrangement of photoelectric elements in or on the camera
    • G03B7/0993Arrangement of photoelectric elements in or on the camera in the camera
    • G03B7/0997Through the lens [TTL] measuring
    • G03B7/09979Multi-zone light measuring

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写界を複数の領域に
分割して測光し、各測光出力から露出値を演算する分割
測光が可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、分割測光方式を採用するカメラが
増えている。この分割測光方式とは、被写界を複数の領
域に分割して測光し、各領域の輝度に応じた測光信号を
得るものであり、このため測光センサを構成する光電変
換素子は上記各領域に応じて複数に分割されている。そ
して、各分割素子の測光出力に基づいて露出演算を行う
ことにより、背景の輝度に影響されずに主要被写体を適
正露出で撮影することができる。このような分割測光方
式においては、測光センサの分割数が多いほど主要被写
体と周辺部との輝度分布を詳細に求めることができ、よ
り適正な露出値を求めることができるから、その分割数
は年々増加の一途をたどり、将来的には数十から数百に
達すると言われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記分割測
光においては、カメラ内の被写体光路に対して測光セン
サが正しく位置決めされていないと、被写体光の一部が
測光センサに導かれなかったり、被写界上の分割測光領
域とこれに対応する分割素子との間にずれが生じたりし
て正確な測光結果が得られなくなる。そこで従来は、図
9に示すように、カメラ上下方向および左右方向に微調
整可能な位置調整機構を介して測光センサをカメラに取
付け、上記被写体光路に応じて測光センサを上下・左右
に微調整して測光センサの位置決めを行っている。図9
において、測光センサ25は支持板203に固着され、
支持板203は支持板202を介してペンタプリズムの
支持台201に取付けられる。すなわち支持板202,
203には、図示の如くB方向およびA方向に一対の長
孔202a,203aがそれぞれ延設され、一対の長孔
202aを通して支持台201のビス孔(不図示)にビ
ス204をそれぞれ螺合することにより支持板202が
支持台201に固定される。また、一対の長孔203a
を通して支持板202のビス孔(不図示)にビス205
をそれぞれ螺合することにより支持板203が支持板2
02に固定される。そして、上記長孔202a,203
aが設けられているため、支持板202は支持台201
に対してA方向に位置を変更でき、同様に支持板203
は支持板202に対してB方向に位置を変更できる。こ
のように支持板202,203の位置を変更することに
より、測光センサ25をA,B方向(カメラの撮影画面
に対して上下方向および左右方向)に位置調整する。し
かしながら、上記測光センサの位置決めは、素子の分割
数が多いほど厳密に行う必要があり、その位置決め作業
に手間がかかるという問題がある。また、図9に示すよ
うな位置調整機構を介して測光センサを取付ける構成の
ため、測光センサを堅固に固定することができず、カメ
ラに加わる振動や経年変化によって徐々に測光センサの
位置ずれが生じ、正確な測光ができなくなるおそれがあ
る。
【0004】本発明の目的は、測光センサの位置決めが
比較的ラフに行え、かつ測光センサが振動などにより位
置ずれを起こすことのない分割測光が可能なカメラを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図5に対
応づけて説明すると、本発明は、同一平面上に二次元的
に配列された複数の光電変換素子(図3)を有し、各光
電変換素子により被写界を複数の領域に分割して測光す
る測光センサ25と、複数の光電変換素子に被写体光を
投影せしめる導光手段200(図2)と、各光電変換素
子からの測光出力に基づいて露出値を演算する演算手段
101とを備えたカメラに適用される。そして、複数の
光電変換素子の総受光面積を、導光手段200による被
写体光の投影面積よりも広くし、導光手段により投影さ
れる被写体光による複数の光電変換素子の各測光出力に
基づいて、被写体光が投影される複数の光電変換素子の
所定領域を抽出する抽出手段と、この抽出手段によって
抽出された所定領域を記憶する記憶手段とを備え、記憶
手段による記憶後に測光センサが作動すると、複数の光
電変換素子のうち記憶された所定領域の光電変換素子の
測光出力に基づいて露出値を演算するよう構成し、これ
により上記問題点を解決する。請求項2の発明は、導光
手段により投影される被写体光による複数の光電変換素
子の各測光出力が所定値以上か否かを判断する判断手段
を上記抽出手段に設け、判断手段により所定値以上の測
光出力を生じていると判断された光電変換素子を抽出す
るよう構成したものである。さらに請求項3の発明は、
導光手段により投影される均一被写体光による複数の光
電変換素子の各測光出力に基づいて所定領域を抽出する
ようにしたものである。
【0006】
【作用】測光センサ25を構成する光電変換素子の総受
光面積が、導光手段200による被写体光の投影面積よ
りも広くなっているので、複数の光電変換素子のうち一
部分の素子にのみ被写体光が投影されることになる。
出手段は、導光手段により投影される被写体光による複
数の光電変換素子の各測光出力に基づいて、被写体光が
投影される複数の光電変換素子の所定領域を抽出し、抽
出された所定領域が記憶手段に記憶される。その記憶後
に測光センサが作動すると、複数の光電変換素子のうち
記憶された所定領域の光電変換素子の測光出力に基づい
て露出値が演算される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】図1〜図8により本発明を一眼レフカメラに
適用した場合の一実施例を説明する。図1は本実施例に
おける一眼レフカメラを後方から見た外観図である。1
はカメラ本体、2はカメラ本体1上面のスクリーン部8
に着脱可能なファインダ、3はカメラ本体1の背面に開
閉可能に設けられた裏蓋、4はカメラ本体1の前面に着
脱可能な撮影レンズである。カメラ本体1の上面には、
レリーズ釦5と、液晶表示装置6と、設定釦7とが設け
られている。設定釦7は、測光モードや露出制御モー
ド、あるいはフィルム給送モードなどを選択設定するた
めのものである。
【0009】ファインダ2は、被写体を確認するための
接眼部10を有するとともに、図2に示す測光センサ2
5および図5に示す電気回路を内蔵し、このファインダ
2がスクリーン部8に装着されると、上記電気回路の接
点群11がスクリーン部8の接点群9と接触してカメラ
本体1とファインダ2とが電気的に接続される。
【0010】図2はカメラ本体1、撮影レンズ4、ファ
インダ2にまたがる被写体光路を成す導光手段200を
示す図である。20は撮影レンズ4内に設けられた光学
系であり、この光学系20を透過した被写体光は、カメ
ラ本体1のメインミラー21で上方に反射され、その反
射光はスクリーン部8のスクリーン22上に結像する。
結像した被写体光は、ペンタプリズム23を介してハー
フミラー24に導かれた後、一部はハーフミラー24を
透過して接眼部10に導かれるとともに、他の一部は上
方に反射して測光センサ25に投影される。
【0011】測光センサ25は、上述したCCD(電荷
結合素子)から成り、図3に示すように、同一平面上に
縦M個,横N個のマトリクス状に配列されたM×N個の
画素(光電変換素子)を有する。各々の画素は、被写体
光をそれぞれ受光して光電変換し、被写体の輝度に関す
る測光信号をそれぞれ出力するよう構成されている。各
測光信号は、所定のクロック信号を与えることで時系列
的に取出され、図5に示すCPU101に入力される。
ところで、本実施例では、被写体光の投影面積が複数の
画素の総受光面積よりも狭く、図3に41で示す領域に
のみ被写体光が導かれるようになっている。つまり上記
M×N個の画素のうち、その中央部に位置するK×L個
の画素にのみ被写体光が導かれるよう図2の光学系が構
成されている。したがって、測光センサの分割数はM×
N個であっても、実際には被写界全体をK×L(<M×
N)個の領域に分割して分割測光を行っている。
【0012】ここで、上記被写体光の投影領域は、上記
複数の画素群からはみ出さなければよく、特に領域41
に限定されるものではない。例えば投影領域を図示一点
鎖線で示した領域としてもよい。したがって本実施例で
は、測光センサ25の位置決めを比較的ラフに行えると
ともに、測光センサ25を堅固に固定することができ
る。すなわち従来の測光センサは、被写体光路に応じて
厳密に位置決めする必要があったため、カメラ上下およ
び左右方向に微調整可能な位置調整機構を介して取付け
られていたが、本実施例では測光センサ25の厳密な位
置決めが不要であるから、位置調整機構を設けずにセン
サ25を固定できる。例えば、カメラ本体にセンサ嵌合
用凹部を設けておき、ここに測光センサ25を嵌め込ん
で固定するようにすればよい。このような固定方法によ
れば、カメラに加わる振動や経年変化により測光センサ
25の位置がずれることはない。一例として、CCDの
1画素の大きさを20μm×20μmと仮定し、縦20
0個×横300個のマトリクス配列とすると、CCDの
大きさは4mm×6mmとなる。一方、被写体光が導か
れる投影面積を3mm×5mmとすると、測光センサ2
5の位置決めは、上下+−0.5mm(幅1mm)のラ
フな精度で行うことができる。この場合には、縦105
個×横250個のマトリクス配列で分割測光を行うこと
になる。
【0013】次に、カメラ本体1およびファインダ2内
の電気回路について説明する。図4はカメラ本体1内の
電気回路のブロック図であり、電池70は、DC/DC
コンバータ71を介して図4に示す全回路に給電すると
ともに、接点83を介してファインダ2内の電気回路
(図5)にも給電する。接点83〜86は、上述した接
点群9(図1)を構成し、ファインダ装着時にファイン
ダ2側の接点93〜96(接点群11を構成する)と接
続される。
【0014】74はカメラ全体のシーケンスを行うCP
U,ROM,RAMなどから成る制御回路(以下、単に
CPUと呼ぶ)であり、このCPU74には、上記接点
85を介してファインダ2側で演算された露出値が入力
され、逆に接点84を介して後述するフィルムISO感
度や位置調整モード信号をファインダ側に出力する。ま
たCPU74には以下に示す各回路が接続されている。
72はフィルム感度検出回路であり、装填されたフィル
ムのISO感度を検出してCPU74に入力する。73
は、複数のスイッチから構成されるスイッチ群であり、
各スイッチのオン・オフ状態がCPU74に入力され
る。これらのスイッチとしては、レリーズ釦5(図1)
の半押し操作でオンする半押しスイッチ、レリーズ釦5
の全押し操作でオンする全押しスイッチ、設定釦7の操
作に連動してオン・オフするスイッチなどがある。
【0015】さらに本実施例では、上記スイッチ群73
を構成するモードスイッチにより、上記被写体光の投影
領域41に位置する画素を判別して記憶する画素判別モ
ードが設定可能とされている。画素判別モード設定時の
動作は後で詳述するが、この画素判別はカメラの製造時
に行われるもので、カメラのユーザがこのモードを設定
することはない。したがって上記モードスイッチは、カ
メラ内部のユーザが操作できない位置に設けられてい
る。
【0016】一方、CPU74には駆動回路75を介し
てシャッタ76,絞り77,フィルム給送モータ78,
フォ−カシングモータ79,焦点検出素子80がそれぞ
れ接続される。CPU74は、焦点検出素子80の出力
に基づいてフォ−カシングモータ79を駆動して焦点調
節動作を行うとともに、ファインダ側で演算された露出
値に基づいて絞り77やシャッタ76を駆動して露光動
作を行ったり、フィルム給送モータ78を駆動してフィ
ルム給送動作を行う。
【0017】図5はファインダ2内の電気回路のブロッ
ク図である。CPU101は、駆動回路102を介して
測光センサ25を駆動し、その検出信号である測光信号
を入力する。この測光信号はいったん記憶回路104に
格納され、必要に応じてCPU101に読出されて露出
演算に使用される。演算された露出値は接点95を介し
てカメラ本体1側に送られる。
【0018】次に、図6〜図8のフローチャートを参照
して実施例の動作を説明する。図6はカメラ本体1のC
PU74による制御手順を示し、例えば上記スイッチ群
73を構成する半押しスイッチがオンするとこのプログ
ラムが起動される。まずステップS1で上述した画素判
別モードが設定されているか否かを判定し、肯定される
とステップS2において、接点84を介して画素判別モ
ード信号をファインダ側に送信し、ステップS1に戻
る。
【0019】ステップS1が否定されるとステップS3
に進み、フィルム感度検出回路72によりフィルムIS
O感度を検出し、次いでステップS4では、検出したフ
ィルムISO感度を接点84を介してファインダ側に送
信する。ステップS5ではファインダ側から露出値(絞
り値およびシャッタ秒時)が入力されるまで待ち、入力
されるとステップS6に進む。ステップS6では、液晶
表示装置6上に上記シャッタ秒時および絞り値を表示す
る。ステップS7では上記スイッチ群73を構成するレ
リーズスイッチがオンされたか否かを判定し、否定され
るとステップS1に戻り、肯定されるとステップS8以
下の撮影処理を行う。
【0020】すなわち、まずメインミラー21をアップ
させ(ステップS8)、駆動回路75を介して絞り77
を絞り込み(ステップS9)、シャッタ76を開閉し
(ステップS10)、フィルム給送モータ78によりフ
ィルムを1駒分巻上げ(ステップS11)、その後、ス
テップS1に戻る。なお、半押しスイッチがオフされる
とこの処理は終了する。
【0021】図7,図8はファインダ側のCPU101
による制御手順を示し、これはファインダ側に給電され
ている間は常に実行されているものである。まずステッ
プS15ではカメラ本体側からフィルムISO感度情報
あるいは画素判別モード信号が入力されるまで待ち、い
ずれかが入力されるとステップS16に進む。ステップ
S16において、入力されたのが画素判別モード信号と
判定されると図8のステップS30に進む。画素判別モ
ード信号が入力されたということは、カメラ製造時に作
業者が上記モードスイッチを操作して画素判別モードを
設定したということである。なおこのとき、測光センサ
25は既にファインダ2内に固定されている。ここで、
画素判別モード設定時には、比較的高輝度のターゲット
パターンが撮影レンズの前方に置かれる。このターゲッ
トパターンは、図3に41で示す領域に均一に被写体光
を導くためのものである。
【0022】ステップS30では測光センサ25の蓄積
動作を行い、図3に示す各画素に受光された被写体光を
電荷に変換せしめる。ステップS31では測光信号を読
み出すリードアウト処理を行う。すなわち、所定のクロ
ック信号を印加して上記電荷を電気的測光信号としてC
PU内のA/D変換記に時系列的に入力する。A/D変
換器は、入力された測光信号を逐次デジタル信号に変換
する。ステップS32では、読み込んだ測光信号(上記
M×N個のいずれかの画素から出力された信号)が所定
値以上か否かを判定する。
【0023】ここで、M×N個の画素のうち中央部のK
×L個の画素には、ターゲットパターンから比較的明る
い被写体光が導かれているから、その測光信号は所定値
以上となり上記ステップS32は肯定される。一方、中
央部のK×L個以外の画素には被写体光が導かれないか
ら、その測光信号は所定値未満であり、ステップS32
は否定される。ステップS32が肯定されるとステップ
S34に進み、否定されるとステップS33で当該画素
を無効画素(露出演算に用いない画素)としてその画素
の番地を記憶回路104に記憶してステップS34に進
む。ステップS34では、上述の動作がM×N個の全て
の画素に対して行われたか否かを判定し、否定されると
ステップS31に戻り、肯定されると図7のステップS
15に戻る。
【0024】一方、図7のステップS16において、ス
テップS15での入力情報が画素判別モード信号ではな
くフィルム感度情報であると判定されると、ステップS
17でフィルムISO感度を記憶回路104に格納す
る。ここで、フィルム感度情報が入力されたということ
は、カメラが通常に使用される状態にあることを示して
いる。次いでステップS18で測光センサ25の蓄積動
作を行い、ステップS19でリードアウト処理を行い、
ステップS20では当該画素が無効画素か否かを判定す
る。当該画素の番地が、上記ステップS33で記憶回路
104に記憶された番地の中にあれば、つまり、当該画
素が中央部のK×L個の画素以外の画素であれば、ステ
ップS20が肯定されてステップS19に戻り、そうで
ない場合、つまり、当該画素が上記中央部のK×L個の
画素のいずれかである場合には、ステップS20が否定
されてステップS21に進む。
【0025】ステップS21では当該画素の測光信号を
記憶回路104に記憶してステップS22に進む。ステ
ップS22では、全画素に対して上記処理が行われたか
否かを判定し、否定されるとステップS19に戻り、肯
定されるとステップS23に進む。ステップS23で
は、記憶された測光信号と上記入力されたフィルムIS
O感度情報とに基づいて露出値(シャッタ秒時および絞
り値)を演算し、演算された露出値をステップS24で
記憶回路104に記憶する。ステップS25では、記憶
された露出値を接点95を介してカメラ本体側に送信す
る。その後、処理はステップS15に戻り、上述の処理
を繰り返す。
【0026】以上の図6〜図8の手順をまとめると次の
ようになる。カメラの製造段階で測光センサ25をファ
インダ2内の所定位置に取付けた後、撮影レンズの前方
に上記ターゲットパターンを置くと、ターゲットパター
ンからの被写体光が測光センサ25上の領域41(図
3)に導かれる。この状態で画素判別モードを設定する
と、測光センサ25の蓄積動作が行われ、M×N個の画
素の測光信号がそれぞれ読み込まれる。このとき測光信
号が所定値以上の画素は、被写体光が導かれている中央
部の測光に有効な画素と判断され、測光信号が所定値未
満の画素は、被写体光が導かれていない周辺の画素と判
断され、後者の画素は無効画素としてその番地が記憶回
路104に記憶される。
【0027】このように無効画素の番地が記憶回路10
4に記憶された状態でカメラが出荷される。カメラ使用
時に半押しスイッチをオンすると、上述と同様に測光セ
ンサ25の蓄積動作が行われ、M×N個の画素の測光信
号がそれぞれ読み込まれる。このとき、上記記憶回路1
04に記憶された内容に基づいて有効画素か無効画素か
が判別され、有効画素(中央部のK×L個の画素)の測
光信号のみが記憶される。すなわち、被写界をK×L個
に分割した分割測光が行われる。そして、この記憶され
た有効画素の測光信号およびフィルムISO感度に基づ
いて露出値が演算される。
【0028】以上のように、測光センサ25がカメラ内
に取付けられた後に、その測光センサ25を構成する複
数の画素のうち被写体光が導かれない無効画素を判別し
て記憶し、後にその記憶内容に基づいて有効画素の測光
信号を得るようにしたので、被写体光の投影領域が複数
の画素の受光面からはみ出さないように測光素子を位置
決めしさえすれば、上記投影領域がいずれであっても同
様な測光結果が得られる。したがって、測光センサ25
の位置決めを比較的ラフに行っても正確な測光結果が得
られ、正確な露出値を求めることができる。
【0029】以上の実施例の構成において、図2に示す
光学系20,22,23,24が導光手段200を、C
PU101が演算手段をそれぞれ構成する。
【0030】なお以上では、被写体光の投影領域の境界
部分の画素は有効画素として判断するようにしたが、境
界部分の画素は被写体光が受光されない部分もあるので
他の有効画素と比べて測光信号は小さくなる。そこで、
境界部分の画素に対しては、その測光信号に適宜重み付
けして露出演算を行うようにすれば、より正確な露出値
が得られる。また、このように境界部分に重み付けすれ
ば、仮に測光センサが被写体光の投光領域に対して斜め
に位置決めされた場合でも対応可能である。また、境界
部分の画素は無効画素としてもよい。さらに以上では、
画素判別モード設定時に無効画素を記憶するようにした
が、有効画素を記憶するようにしてもよい。また、カメ
ラの製造段階で画素判別および記憶処理を行うようにし
たが、出荷後にこれを行うようにしてもよい。
【0031】さらに以上では、ファインダが着脱可能な
カメラにて説明したが、ファインダがカメラ本体内に一
体に組み込まれたカメラにも本発明を適用できる。さら
に測光センサの分割例は図3に限定されず、また、画素
の総受光面積が被写体光の投影面積よりも広ければ、そ
の面積の比は特に限定されない。さらにまた、いわゆる
TTL測光方式の一眼レフカメラにて説明したが、レン
ズシャッタカメラのように撮影レンズ以外の光学系を通
過した被写体光で測光を行う外部測光方式のカメラにも
本発明を適用できる。したがって測光センサの設置位置
はファインダ内に限定されない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、光電変換素子の総受光
面積を、導光手段による被写体光の投影面積よりも広く
するとともに、複数の光電変換素子の各測光出力に基づ
いて、被写体光が投影される複数の光電変換素子の所定
領域を抽出し、抽出された所定領域を記憶し、記憶され
た領域の測光出力に基づいて露出値を演算するようにし
たので、被写体光の投影領域が複数の素子の受光面から
はみ出さないように測光素子を位置決めしさえすればよ
く、測光センサの位置決めを従来よりラフに行え、位置
決めに要する時間を大幅に削減できる。また、測光セン
サを固定するのに位置調整機構は不要であるからカメラ
の小型化が図れるとともに、測光センサを従来よりも堅
固に固定でき、カメラの振動や経年変化による測光セン
サの位置ずれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】上記カメラの被写体光路を示す図である。
【図3】測光素子の分割状態を示す図である。
【図4】カメラ本体側の制御系を示すブロック図であ
る。
【図5】ファインダ側の制御系を示すブロック図であ
る。
【図6】カメラ本体側の制御手順を示すフローチャート
である。
【図7】ファインダ側の制御手順を示すフローチャート
である。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】測光センサの位置調整機構の従来例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 ファインダ 4 撮影レンズ 21 メインミラー 22 スクリーン 23 ペンタプリズム 24 ハーフミラー 25 測光センサ 74 カメラ側CPU 101 ファインダ側CPU 104 記憶回路 200 導光手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一平面上に二次元的に配列された複数
    の光電変換素子を有し、各光電変換素子により被写界を
    複数の領域に分割して測光する測光センサと、 前記複数の光電変換素子に被写体光を投影せしめる導光
    手段と、 前記各光電変換素子からの測光出力に基づいて露出値を
    演算する演算手段とを備えたカメラにおいて、 前記複数の光電変換素子の総受光面積は、前記導光手段
    による被写体光の投影面積よりも広くされ、前記導光手段により投影される被写体光による前記複数
    の光電変換素子の各測光出力に基づいて、被写体光が投
    影される前記複数の光電変換素子の所定領域を抽出する
    抽出手段と、 この抽出手段によって抽出された所定領域を記憶する記
    憶手段とを備え、 前記演算手段は、前記記憶手段による記憶後に前記測光
    センサが作動すると、前記複数の光電変換素子のうち前
    記記憶された所定領域の光電変換素子の測光出力に基づ
    いて露出値を演算することを特徴とする分割測光が可能
    なカメラ。
  2. 【請求項2】 前記抽出手段は、前記導光手段により投
    影される被写体光による前記複数の光電変換素子の各測
    光出力が所定値以上か否かを判断する判断手段を有し、
    前記判断手段により所定値以上の測光出力を生じている
    と判断された光電変換素子を抽出することを特徴とする
    請求項1に記載の分割測光が可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、前記導光手段により投
    影される均一被写体光による前記複数の光電変換素子の
    各測光出力に基づいて前記所定領域を抽出することを特
    徴とする請求項1に記載の分割測光が可能なカメラ。
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