JP2001051090A - 原子炉中性子監視装置および原子炉中性子監視システム - Google Patents

原子炉中性子監視装置および原子炉中性子監視システム

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JP2001051090A
JP2001051090A JP11223017A JP22301799A JP2001051090A JP 2001051090 A JP2001051090 A JP 2001051090A JP 11223017 A JP11223017 A JP 11223017A JP 22301799 A JP22301799 A JP 22301799A JP 2001051090 A JP2001051090 A JP 2001051090A
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neutron
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detector
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Shigehiro Kono
繁宏 河野
Yorimasa Endo
順政 遠藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システムの冗長化と電気的分離および物理的分
離の要求を満足しつつ原子炉中性子測定装置の統合を図
り、操作性、信頼性および経済性の向上を図る原子炉中
性子監視装置および原子炉中性子監視システムを得る。 【解決手段】沸騰水型原子炉の原子炉内の中性子を監視
する原子炉中性子監視装置であって、原子炉起動時に第
1の中性子検出器1−A〜Lのパルス信号出力を測定す
る手段と、第1の中性子検出器1−A〜Lの交流信号出
力を測定する手段と、原子炉出力運転時に複数の第2の
中性子検出器2−1〜208の直流信号出力を測定する
手段と、前記パルス信号出力測定手段、前記交流信号出
力測定手段および前記直流信号出力測定手段の各測定結
果の演算処理を行う共通の演算手段と、この演算手段に
よる演算結果を表示する共通の表示手段とを備えたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子炉の
炉心内部の中性子を測定し、原子炉の運転状態が安全な
状態であることを監視する原子炉中性子監視装置および
原子炉中性子監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉中性子測定装置は、原子炉の中性
子束強度(nv)の大小によって以下の3つの領域に分
けてそれぞれ個別の測定装置で測定していた。中性子束
強度が10nv〜10nvを中性子源領域、10
nv〜1012nvを中間領域、1012nv〜10
14nvを出力領域と称し、それぞれ中性子源領域モニ
タ(SRM)、中間領域モニタ(IRM)および出力領
域モニタ(PRM)を用いていた。
【0003】図7(a)〜図7(d)は、従来の原子炉
中性子測定装置の構成を示す図である。
【0004】図7(a)に示すように、中性子源領域モ
ニタでは、原子炉内に設置した中性子源領域モニタ用中
性子検出器(SRM検出器)101のパルス信号出力を
中性子源領域モニタ用前置増幅器102で増幅した後カ
ウント回路103で測定する。
【0005】図7(b)に示すように、中間領域モニタ
では、原子炉内に設置した中間領域モニタ用中性子検出
器(IRM検出器)104の交流信号出力を中間領域モ
ニタ用前置増幅器105で増幅した後キャンベル法に基
づく二乗平均(MSV)測定を二乗平均回路106で行
う。
【0006】図7(c)に示すように、出力領域モニタ
では、設置した複数の局部出力領域モニタ用中性子検出
器(LPRM検出器)107−1〜107−nの直流信
号出力を直流電流測定回路108−1〜108−nで測
定し、それを平均演算回路109で平均して原子炉の平
均出力を測定する。
【0007】近年においては、図7(d)に示すよう
に、中性子源領域モニタと中間領域モニタの中性子検出
器および前置増幅器を共有化した起動領域モニタ用検出
器110と起動領域モニタ用前置増幅器111とを用い
て、起動領域モニタ用前置増幅器111の出力に対して
パルス測定系112と二乗平均測定系113とを容量結
合用コンデンサ114−1および114−2で結合した
起動領域モニタ(SRNM)が使用されている。
【0008】また、従来演算増幅器を用いて行っていた
アナログ演算処理をディジタル信号処理技術の適用によ
りマイクロプロセッサを用いてディジタル演算処理する
ようになってきた。
【0009】ディジタル信号処理においては、アナログ
信号をサンプリングした後アナログ/ディジタル信号変
換器でディジタル化(数値化)し、マイクロプロセッサ
で数値演算処理を行っている。例えば、出力領域モニタ
では従来LPRM検出器と1対1に信号処理回路を設置
していたが、ディジタル化に伴い複数のLPRM検出器
信号をマルチプレクサで順次選択してサンプリングを行
うことで複数のLPRM検出器に対して信号処理回路を
共有化している。
【0010】このようにディジタル信号処理技術が適用
されているものの、現在の原子炉中性子測定装置では信
頼性を確保するために冗長化と電気的分離および物理的
分離が強く要求されているため、従来のアナログ装置の
構成をそのままディジタル装置に置き換える形でのディ
ジタル化が行われている。一方、ディジタル信号処理に
より、マイクロプロセッサで実行するプログラムの内容
により、多種多様な処理が可能となった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
演算増幅器を用いた信号処理回路では、回路構成によっ
て演算機能が特定されるため中性子源領域モニタ、中間
領域モニタ、出力領域モニタのそれぞれで異なる測定装
置を用いていたため、装置が複雑化して操作性が悪いと
いう問題を有していた。
【0012】また、原子力発電プラントに於いては常に
信頼性の向上が要求されている。特に、海外における過
去の重大事故の反省から操作性を一層向上させて事故時
対応を容易にすることが求められるようになってきた。
【0013】一方において、原子力発電の運用実績が増
えるに伴って、過剰設備が多く見られ、この過剰設備に
よるコストが高くなってしまうという問題を有してい
た。
【0014】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたものであり、システムの冗長化と電気的分離お
よび物理的分離の要求を満足しつつ原子炉中性子測定装
置の統合を図り、操作性および信頼性の向上、さらに、
経済性の向上を図ることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
沸騰水型原子炉の原子炉炉心内に複数の中性子検出器を
設置して原子炉内の中性子を監視する原子炉中性子監視
装置であって、原子炉起動時に第1の中性子検出器のパ
ルス信号出力を測定する手段と、第1の中性子検出器の
交流信号出力を測定する手段と、原子炉出力運転時に複
数の第2の中性子検出器の直流信号出力を測定する手段
と、前記パルス信号出力測定手段、前記交流信号出力測
定手段および前記直流信号出力測定手段の各測定結果の
演算処理を行う共通の演算手段と、この演算手段による
演算結果を表示する共通の表示手段とを備えたことを特
徴とする。
【0016】本発明によれば、原子炉出力の大小に関わ
らず、1台の装置で原子炉中性子が確認できるので操作
性が向上して事故時対応が容易になる。また、原子炉中
性子監視システム全体としては装置の構成を単純化して
物量を削減することにより、故障率の低減と経済性の向
上を同時に実現できる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
子炉中性子監視装置を複数の独立した電源系にそれぞれ
設置し、前記各原子炉中性子監視装置に原子炉起動時に
使用するパルス信号出力測定手段と交流信号出力測定手
段とをそれぞれ複数組内蔵させ、前記複数の原子炉中性
子監視装置のうち1台の機能全体の動作不能状態を許容
する操作を行う原子炉中性子監視システムであって、各
第1の中性子検出器およびその測定手段毎に動作不能状
態を許容するバイパス信号を前記各原子炉中性子監視装
置に入力し、原子炉炉心内に設置した複数の第2の中性
子検出器の出力信号を各電源系に設置した前記原子炉中
性子監視装置にそれぞれ均等に割り当てて測定を行い、
前記各原子炉中性子監視装置に入力される複数の第2の
中性子検出器からの信号を平均して原子炉平均出力を監
視し、前記各電源系毎における原子炉平均出力監視機能
のうち1つの動作不能状態を許容するバイパス信号を各
原子炉中性子監視装置に入力し、各バイパス信号の組み
合わせにより前記複数の原子炉中性子監視装置のうち1
台の機能全体の動作不能状態を許容することを特徴とす
る。
【0018】本発明によれば、第1のバイパススイッチ
と第2のバイパススイッチとを組合せて1台の原子炉中
性子監視システムの機能全体をバイパスすることによっ
て、システムの機能に影響を与えずに原子炉中性子監視
システムの電源を入り切りすることが可能になり、保守
性の向上および故障時対応が容易になる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載の原
子炉中性子監視システムであって、4つの独立した電源
系(I、II、III、IV)を備え、そのうち3つの
電源系(I、III、IV)にはそれぞれ1台の原子炉
中性子監視装置を設置し、他の1つの電源系(II)に
は2台の原子炉中性子監視装置を設置し、前記原子炉中
性子監視装置のいずれかに対する信号の動作不能状態を
許容させるためのバイパススイッチを設け、原子炉内に
10個の第1の中性子検出器(A〜H、J、L)を設置
し、さらに、原子炉内に208個の第2の中性子検出器
を設置し、電源系Iの原子炉中性子監視装置で原子炉炉
心周辺部に設置された3個の中性子検出器(A、E、
J)の信号を測定し、電源系IIIの原子炉中性子監視
装置で原子炉炉心周辺部に設置された3個の中性子検出
器(C、G、L)の信号を測定し、電源系IVの原子炉
中性子監視装置で原子炉炉心中心部に設置された2個の
中性子検出器(D、H)の信号を測定し、電源系IIの
2台の原子炉中性子監視装置ではそれぞれ原子炉炉心周
辺部に設置された中性子検出器(B)と(F)の信号を
測定し、かつ、各電源系毎に52個の第2の中性子検出
器信号を測定し、第1のバイパススイッチではA、B、
F、Gのうち1つを選択し、第2のバイパススイッチで
はC、E、Hのうち1つを選択し、第3のバイパススイ
ッチではD、J、Lのうち1つを選択し、電源系(I、
III、IV)に設置しているそれぞれ1台の原子炉中
性子監視装置には、前記52個の第2の中性子検出器信
号を入力してその平均演算を行い、電源系IIに設置し
ている2台の原子炉中性子監視装置のうち1台に前記5
2個の第2の中性子検出器信号を入力してその平均演算
を行い、他の1台には平均演算の結果を伝送し、第4の
バイパススイッチでは各電源系(I〜IV)で実施して
いる4つ原子炉平均出力監視のうち1つを選択すること
を特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1記載の原
子炉中性子監視装置であって、パルス信号出力測定手段
としてパルスカウント回路を備え、交流信号出力測定手
段として第1のアナログフィルター回路と、入力信号を
固定した第1のサンプリング回路と、第1のアナログ/
ディジタル信号変換回路と、第1のディジタルフィルタ
ー演算回路とを備え、直流信号出力測定手段として第2
のアナログフィルター回路と、入力信号を順次選択する
第2のサンプリング回路と、第2のアナログ/ディジタ
ル信号変換回路と、第2のディジタルフィルター演算回
路とを備えたことを特徴とする。
【0021】本発明によれば、周波数成分の異なる第1
の検出器と第2の検出器とに対してそれぞれ別々にアナ
ログフィルター時定数、サンプリング周期、ディジタル
フィルター特性を設定できるので、各検出器に最も適し
た信号測定回路を構成することが出来る。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項4記載の原
子炉中性子監視装置を備える原子炉中性子監視システム
であって、第1のアナログフィルター回路の特性をロー
パスフィルターとし、その遮断周波数を第1の中性子検
出器の出力信号の周波数帯域の上限を基準として設定
し、第1のサンプリング回路のサンプリング周期を第1
の中性子検出器の出力信号の周波数帯域の上限値の2倍
の周波数を基準として設定し、第1のディジタルフィル
ター演算回路で実行するディジタルフィルターの特性を
有限インパルス応答フィルターとし、その遮断周波数を
第1の中性子検出器の出力信号の揺らぎ周波数を透過す
る周波数としたことを特徴とする。
【0023】本発明によれば、第1の中性子検出器から
の出力信号のうち周波数帯域の上限周波数以上の周波数
成分である信号は第1のアナログフィルター回路で遮断
され、第1の中性子検出器からの出力信号の周波数帯域
の上限周波数までの周波数成分を持つ信号がその倍の周
期でサンプリングされ、第1のディジタルフィルター演
算回路で第1の中性子検出器の出力信号の揺らぎの中心
値を演算することができ、前記サンプリングした個々の
値と揺らぎの中心値との差を計算することで、キャンベ
ル法に基づく原子炉の出力を第1の中性子検出器の出力
信号から直接的に計算することができる。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項4記載の原
子炉中性子監視装置を備える原子炉中性子監視システム
であって、第1の中性子検出器1台に対して第1のサン
プリング回路および第1のアナログ/ディジタル信号変
換回路を複数台設置し、前記複数の第1のサンプリング
回路のサンプリング間隔時間は第1のアナログ/ディジ
タル信号変換回路のアナログ/ディジタル信号変換時間
を基準とし、前記複数の第1のサンプリング回路のサン
プリングタイミングおよび前記アナログ/ディジタル信
号変換回路のアナログ/ディジタル信号変換開始タイミ
ングは、前記第1のアナログ/ディジタル信号変換回路
のアナログ/ディジタル信号変換時間を前記複数の第1
のサンプリング回路の数で割った時間ずつ順次ずらし、
第1のディジタルフィルター演算回路は前記複数の第1
のアナログ/ディジタル信号変換回路がアナログ/ディ
ジタル信号変換を完了する毎に順次そのアナログ/ディ
ジタル信号変換結果を取り込み、前記第1の中性子検出
器からの出力信号における周波数帯域の上限周波数の倍
以上のサンプリング周期で前記第1の中性子検出器の出
力信号を前記第1のディジタルフィルター演算回路で読
み込むことを特徴とする。
【0025】第1のアナログ/ディジタル信号変換回路
のアナログ/ディジタル信号変換時間は、第1の中性子
検出器からの出力信号の周波数帯域における上限値の逆
数で計算される時間より長いため、1台の第1のアナロ
グ/ディジタル信号変換回路だけでは第1の中性子検出
器からの出力信号の上限周波数である信号を正しくサン
プリングできない場合がある。しかしながら、本発明に
よれば、このような場合であっても複数台の第1のアナ
ログ/ディジタル信号変換回路で、一定時間ずつずらし
てアナログ/ディジタル信号変換を行い、その結果を第
1のディジタルフィルター演算回路で順次読み込むこと
で見かけ上のサンプリング周期を第1の中性子検出器か
らの出力信号における周波数帯域の上限周波数の倍以上
として、第1の中性子検出器からの出力信号の上限周波
数の信号を正しくサンプリングすることができる。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項4記載の原
子炉中性子監視装置であって、複数の第2の中性子検出
器の出力信号を入力し、前記1台の原子炉中性子監視装
置に入力される前記第2の中性子検出器の出力信号の数
と同数の第2の前記アナログフィルター回路を設置し、
前記1台の原子炉中性子監視装置に入力される前記第2
の中性子検出器の出力信号の数を前記1台の原子炉中性
子監視装置において動作不能状態が許容される前記第2
の中性子検出器の数で割った数値より小さくない最小の
自然数と同数か、あるいはそれ以上の数の第2のサンプ
リング回路と第2のアナログ/ディジタル信号変換回路
と第2のディジタルフィルター演算回路とを備えたこと
を特徴とする。
【0027】本発明によれば、1台の原子炉中性子監視
装置に内蔵する複数の第2のサンプリング回路と第2の
アナログ/ディジタル信号変換回路と第2のディジタル
フィルター演算回路のうち1つが故障した場合であって
も、故障回路に接続される第2の中性子検出器をバイパ
スすることによって原子炉中性子監視装置の機能を維持
することができる。
【0028】請求項8記載の発明は、請求項1記載の原
子炉中性子監視装置であって、第1の中性子検出器のパ
ルス信号測定手段としてパルスカウント回路を備え、第
1の中性子検出器の交流信号測定手段として交流信号を
入力する二乗平均回路を備え、第2の中性子検出器の直
流信号測定手段として直流信号出力を入力するアナログ
フィルター回路と複数のサンプリング回路と複数のアナ
ログ/ディジタル信号変換回路とディジタルフィルター
演算回路とを備え、かつ、前記複数のサンプリング回路
と複数のアナログ/ディジタル信号変換回路との数は、
請求項7記載の1台の原子炉中性子監視装置に入力され
る前記第2の中性子検出器の出力信号の数を前記1台の
原子炉中性子監視装置において動作不能状態が許容され
る前記第2の中性子検出器の数で割った数値より小さく
ない最小の自然数と同数かあるいはそれ以上の数とし、
前記二乗平均回路の出力信号を前記複数のサンプリング
回路のうちの1つに入力し、前記ディジタルフィルター
演算回路で複数の第2の中性子検出器の出力信号および
前記二乗平均回路の出力信号に対して商用電源周波数よ
り小さい遮断周波数となるディジタルフィルター演算を
行うことを特徴とする。
【0029】本発明によれば、第1の中性子検出器の交
流信号に対する二乗平均処理を二乗平均回路により行う
ので、第1の中性子検出器の出力信号の周波数帯域の上
限周波数までの信号をサンプリングする必要が無くな
り、二乗平均回路の出力信号に対しては第2の中性子検
出器と同様に原子炉出力の変化率の最大値を監視できる
周波数が確保されれば良いため、第2の中性子検出器に
対するものと同等のディジタルフィルターが適用でき
る。このため請求項7に対する原子炉中性子監視装置に
比べてアナログ/ディジタル信号変換回路の数を少なく
してより経済性の高い原子炉中性子監視装置を供給する
ことができる。
【0030】請求項9記載の発明は、請求項1記載の原
子炉中性子監視装置を備える原子炉中性子監視システム
であって、演算手段にて複数の第2の中性子検出器から
の出力信号を平均して原子炉平均出力を演算し、この原
子炉平均出力を基準として第1の中性子検出器の交流信
号測定結果を補正することを特徴とする。
【0031】本発明によれば、従来それぞれ別々の装置
(例えば、IRMとPRM)で測定していた結果を第3
の装置(例えばプロセス計算機)で演算した後、個々の
装置(例えばIRM)で調整を行っていたのに比べる
と、同じ装置内で調整が可能になるので操作性が向上す
る。
【0032】請求項10記載の発明は、請求項9の原子
炉中性子監視システムであって、原子炉の運転モードス
イッチの状態を入力する手段を備え、原子炉の運転モー
ドが起動モードから出力運転モード、または、出力運転
モードから起動モードに切り換わるときに、第1の中性
子検出器の交流信号測定結果による原子炉出力と第2の
中性子検出器の出力信号を平均した原子炉の平均出力と
を一致させて、前記第1の中性子検出器の交流信号測定
結果を補正することを特徴とする。
【0033】本発明によれば、操作員は第1の中性子検
出器と第2の中性子検出器の違いを意識することなく原
子炉の出力を連続的に監視できるので、操作性が向上
し、事故時の対応が容易になる。
【0034】請求項11記載の発明は、請求項1の原子
炉中性子監視装置を備える原子炉中性子監視システムで
あって、第1の中性子検出器に高電圧を供給する第1の
高圧電源と、複数の第2の中性子検出器に高電圧を供給
する第2の高圧電源と、前記原子炉中性子監視装置に動
作電源を供給する低圧電源とを内蔵する電源装置を前記
原子炉中性子監視装置と分離して設けたことを特徴とす
る。
【0035】本発明によれば、最も発熱量の多い電源装
置を別置きとしたため、1台の原子炉中性子監視装置に
複数の測定回路を内蔵したことによる内部発熱を抑えて
測定回路に対する熱的ストレスを低減できる。これによ
り原子炉中性子監視装置の信頼性を向上できる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、以下
の図1〜図6を用いて説明する。
【0037】第1実施形態(図1〜図3) 図1は、原子炉中性子監視システムの構成を示す図であ
る。
【0038】図1に示すように原子炉中性子監視システ
ムは、4つの独立した電源系(I、II、III、I
V)から構成される。そして各電源系に、原子炉中性子
監視装置が設けられる。
【0039】図1に示すように、各電源系には、原子炉
起動時に、中性子を検出する第1の中性子検出器として
のSRNM検出器1−A〜Lと、原子炉出力運転時に、
中性子を検出する複数の第2の中性子検出器としてのL
PRM検出器2−1〜208とを設置した。そして、S
RNM検出器1−A〜LにはSRNM前置増幅器3−A
〜Lを備え、このSRNM前置増幅器3−A〜Lおよび
LPRM検出器2−1〜208の出力に原子炉中性子監
視装置4−I〜IVを接続した。
【0040】この原子炉中性子監視装置4−I〜IVに
ついての詳細は、図1において図示しないが、原子炉起
動時に、第1の中性子検出器としてのSRNM検出器1
−A〜Lのパルス信号出力を測定する手段と、第1の中
性子検出器としてのSRNM検出器1−A〜Lの交流信
号出力を測定する手段とを備える。また、原子炉出力運
転時に、複数の第2の中性子検出器としてのLPRM検
出器2−1〜208の直流信号出力を測定する手段を備
える。さらに、原子炉中性子監視装置4−I〜IVに
は、上述したパルス信号出力測定手段、交流信号出力測
定手段および直流信号出力測定手段の各測定結果の演算
処理を行う共通の演算手段およびこの演算手段による演
算結果を表示する共通の表示手段を備える。
【0041】また、各原子炉中性子監視装置4−I〜I
Vには、電源装置5−I〜IVを設置した。なお、図1
に示すように、4つの独立した電源系(I、II、II
I、IV)のうち3つの電源系(I、III、IV)に
は、それぞれ各1台の原子炉中性子監視装置(4−I、
4−III、4−IV)を設置し、他の1つの電源系
(II)には1台の原子炉中性子監視装置4−IIと1
台の起動領域モニタ装置6とを設けた。
【0042】さらに、図1に示す原子炉中性子監視シス
テムは、SRNMバイパススイッチ7−1〜7−3およ
びAPRMバイパススイッチ8を備える。
【0043】図2は、原子炉内に10個のSRNM検出
器1−A〜Lを設置した図であり、原子炉の中心部にS
RNM検出器1−DおよびSRNM検出器1−Hを設置
し、周辺部にその他のSRNM検出器を設けた。また、
原子炉炉心内には、図示しないが、208個のLPRM
検出器2−1〜2−208を設けた。
【0044】図3は、原子力発電所の中央制御室に設置
される原子炉中性子監視盤の外観を示す図である。
【0045】原子炉中性子監視システムでは、図1に示
す電源系Iの原子炉中性子監視装置4−Iで、図2に示
す原子炉炉心周辺部に設置された3個のSRNM検出器
1−A、1−E、1−Jの信号が測定され、電源系II
Iの原子炉中性子監視装置4−IIIで原子炉炉心周辺
部に設置された3個のSRNM検出器1−C、1−G、
1−Lの信号が測定される。また、電源系IVの原子炉
中性子監視装置4−IVでは、原子炉炉心中心部に設置
された2個のSRNM検出器1−D、1−Hの信号が測
定され、電源系IIの原子炉中性子監視装置4−IIで
は、原子炉炉心周辺部に設置されたSRNM検出器1−
Bの信号が測定される。そして、起動領域モニタ装置6
では原子炉炉心周辺部に設置されたSRNM検出器Fの
信号が測定される。
【0046】一方、バイパススイッチ7−1ではSRN
M検出器1−A、1−B、1−F、1−Gのうちの1つ
が選択され、バイパススイッチ7−2では、1−C、1
−E、1−Hのうち1つが選択される。また、バイパス
スイッチ7−3では、1−D、1−J、1−Lのうちの
1つが選択される。
【0047】また、原子炉炉心内に配置したLPRM検
出器2−1〜2−208から、各電源系毎に52個のL
PRM検出器信号が測定され、各電源系(I、II、I
II、IV)に設置しているそれぞれ1台の原子炉中性
子監視装置4−I〜IVにはそれぞれ52個のLPRM
検出器信号が入力される。そして、このLPRM検出器
信号の平均演算が行われ、電源系(II)に設置した起
動領域モニタ装置6には同じ電源系の原子炉中性子監視
装置4−IIで行った52個のLPRM検出器信号の平
均演算結果が伝送され、バイパススイッチ8では各電源
系(I〜IV)で実施している4つの原子炉平均出力監
視のうち1つが選択される。
【0048】なお、原子炉中性子監視装置4−Iの保守
または故障対応の際には、バイパススイッチ7−1でS
RNM−A、バイパススイッチ7−2でSRNM−E、
バイパススイッチ7−3でSRNM−J、バイパススイ
ッチ8でARNM−Aが選択され、システム機能に影響
せず、原子炉中性子監視装置4−Iの機能を停止する。
原子炉中性子監視装置4−IIにおいても同様に、バイ
パススイッチ7−1でSRNM−B、バイパススイッチ
8でARNM−Bが選択され、原子炉中性子監視装置4
−II全体をバイパスする。また、原子炉中性子監視装
置4−IIIでは、バイパススイッチ7−1でSRNM
−Gを、バイパススイッチ7−2でSRNM−C、バイ
パススイッチ7−3でSRNM−L、バイパススイッチ
8でARNM−Cが選択されて、原子炉中性子監視装置
4−III全体をバイパスする。原子炉中性子監視装置
4−IVでは、バイパススイッチ7−3でSRNM−
D、バイパススイッチ7−2でSRNM−H、バイパス
スイッチ8でARNM−Dが選択され、原子炉中性子監
視装置4−IV全体をバイパスする。
【0049】本実施形態によれば、SRNMの機能とL
PRMの機能とを1台の原子炉中性子監視装置4−I〜
IVに集約化した場合であってもバイパススイッチの組
み合わせによって1台の原子炉中性子監視装置4−I〜
IVの機能全体をバイパスすることができ、保守性を損
なわずに操作性を向上することができる。
【0050】また、図3に示すように、発熱量の多い電
源装置5−I〜IVを原子炉中性子監視装置4−I〜I
Vから分離することにより、機能集約化による装置の内
部発熱の上昇を抑えることができ、測定回路の周囲温度
を低下させることができるので装置の信頼性を向上する
ことができる。
【0051】第2実施形態(図4) 本実施形態においては、SRNM検出器を3台接続した
原子炉中性子監視システムを示し、この原子炉中性子監
視システムに設置された原子炉中性子監視装置を具体的
に説明する。
【0052】図4は、図1において3台のSRNM検出
器が接続された原子炉中性子監視装置の構成を示す図で
ある。
【0053】図4に示すように、原子炉起動時に、中性
子を検出する第1の中性子検出器としてのSRNM検出
器1−1〜1−3と、原子炉出力運転時に、中性子を検
出する複数の第2の中性子検出器としてのLPRM検出
器2−1〜2−52とを設置した。このSRNM検出器
1−1〜1−3にはSRNM前置増幅器3−1〜3−3
を備え、SRNM前置増幅器3−1〜3−3およびLP
RM検出器2−1〜2−52の出力を原子炉中性子監視
装置9に接続した。
【0054】原子炉中性子監視装置9は、SRNM検出
器1−1〜1−3のパルス信号出力を測定する手段とし
て、容量結合用コンデンサ10−1−1,10−2−1
及び10−3−1を介してパルスカウント回路11−1
〜11−3を備える。一方、SRNM検出器1−1〜1
−3の交流信号出力を測定する手段として、容量結合用
コンデンサ10−X−2〜10−X−4(X:1〜3)
を介して二乗平均回路12−X−1〜12−X−3
(X:1〜3)を備える。
【0055】また、原子炉出力運転時に、LPRM検出
器2−1〜2−52の直流信号出力を測定する手段とし
て、電流電圧変換回路13−1〜13−52とアナログ
フィルター回路14−1〜14−52とを備える。
【0056】さらに、二乗平均回路12−X−1〜12
−X−3とアナログフィルター回路14−1〜14−5
2との出力には、マルチプレクサ15−1〜15−4を
備え、さらに、アナログ/ディジタル変換回路16−1
〜16−4とディジタルフィルター回路17−1〜17
−4とを備える。
【0057】パルスカウント回路11−1〜11−3お
よびディジタルフィルター回路17−1〜17−4の出
力には、上述したパルス信号出力測定手段、交流信号出
力測定手段および直流信号出力測定手段の各測定結果の
演算処理を行う共通の演算手段としての演算処理回路1
8と、この演算処理回路18による演算結果を表示する
共通の表示手段としての表示回路19とを備える。そし
て、この演算処理回路18は、原子炉モードスイッチ2
0の状態を監視する機能を備える。
【0058】このような構成の原子炉中性子監視システ
ムでは、SRNM検出器1−1〜1−3の出力信号はそ
れぞれ原子炉建屋内に設置されるSRNM前置増幅器3
−1〜3−3で増幅された後、中央制御室に設置される
原子炉中性子監視装置9に入力される。原子炉中性子監
視装置9の内部では、容量結合用コンデンサ10−X−
1〜10−3−4(X:1〜3)により、SRNM検出
器信号の交流成分がパルスカウント回路9−1〜9−3
と二乗平均回路10−X−1〜10−X−3(X:1〜
3)とのそれぞれに入力される。
【0059】パルスカウント回路11−1〜11−3
は、SRNM検出器1−1〜1−3に中性子が入射した
時に発生するパルス信号が1つずつ分離可能な中性子源
領域でSRNM検出器1−1〜1−3の出力信号のパル
ス数を測定するのに使用される。
【0060】また、二乗平均回路12−X−1〜12−
X−3(X:1〜3)は、SRNM検出器1−1〜1−
3に中性子が入射した時に発生するパルス信号が連続的
に重なることで出力信号が揺らぎ信号となる中間領域
で、SRNM検出器1−1〜1−3の出力信号をキャン
ベル法に基づく揺らぎ信号測定を実施するのに使用され
る。この二乗平均回路12−X−1〜12−X−3
(X:1〜3)は、それぞれ増幅率が異なり、原子炉の
中性子束強度の大小によってSRNM検出器1−1〜1
−3の出力信号の揺らぎ幅が大きく異なるためそれぞれ
適切な揺らぎ幅に対して使用する。
【0061】電流電圧変換回路13−1〜13−52
は、LPRM検出器2−1〜2−52の電流信号を電圧
信号に変換する。アナログフィルター回路14−1〜1
4−52は、LPRM検出器信号に含まれる周波数成分
のうちマルチプレクサ15−1〜15−4によってサン
プリングされる周期の1/2以上の周波数成分を除去す
る。
【0062】マルチプレクサ15−1〜15−4は、二
乗平均回路12−X−1〜12−X−3(X:1〜3)
の出力とアナログフィルター回路14−1〜14−52
の出力を順次選択してアナログ/ディジタル変換回路1
6−1〜16−4に入力する。
【0063】アナログ/ディジタル変換回路16−1〜
16−4は、入力された電圧信号を2進数で表されるデ
ィジタル信号に変換する。
【0064】ディジタルフィルター回路17−1〜17
−4は、アナログ/ディジタル変換回路16−1〜16
−4でディジタル変換された二乗平均回路12−X−1
〜12−X−3(X:1〜3)の出力(各SRNM検出
器のゲインの異なる二乗平均信号)とLPRM検出器2
−1〜2−52に対してディジタルフィルター演算を実
施し、商用電源周波数(50Hzまたは60Hz)以上
の周波数成分を削除する。ディジタルフィルター回路1
7−1〜17−4の演算結果は、演算処理回路18で読
み込まれ、SRNM検出器信号に対しては原子炉出力へ
の換算と原子炉出力の変化率の計算とが行われる。LP
RM検出器信号に対しては、各LPRM検出器信号の原
子炉出カヘの換算と、正常な全てのLPRM検出器信号
の平均演算とを行って原子炉の平均出力を計算して原子
炉出力の監視が行われる。また、演算処理回路18では
原子炉モードスイッチ20の状態を監視し、原子炉モー
ドが起動状態から出力運転状態、または、出力運転状態
から起動状態に切り換わる際にLPRM検出器信号の平
均演算から求められる原子炉平均出力に一致するように
SRNM検出器信号から原子炉出力値に換算する換算係
数を校正する。そして、演算処理回路18での演算結果
は表示回路19に表示される。
【0065】本実施形態によれば、SRNM検出器の揺
らぎ信号は、二乗平均回路12−X−1〜12−X−3
(X:1〜3)で信号処理されることにより揺らぎ幅の
二乗に比例した電圧信号に変換される。この電圧信号に
要求される応答性は原子炉出力監視に要求される応答性
と同じであるため、本実施形態のように、二乗平均回路
12−X−1〜12−X−3の出力信号に対しては、L
PRM検出器信号に対するディジタルフィルターをその
まま適用することができ、マルチプレクサ15−1〜1
5−4とアナログ/ディジタル信号変換回路16−1〜
16−4およびディジタルフィルター回路17−1〜1
7−4を共通化できるので、原子炉中性子監視装置の小
型化およびコスト低減を図ることができる。
【0066】第3実施形態(図5) 本実施形態においては、第2実施形態で示した原子炉中
性子監視システムの変形を示す。
【0067】図5は、図1において3台のSRNM検出
器が接続された原子炉中性子監視装置の構成を示す図で
ある。なお、図4と共通する箇所については同一符号を
用い、その説明を省略する。
【0068】図5に示すように、原子炉中性子監視装置
9は、SRNM検出器1−1〜1−3の交流信号出力測
定手段として、分岐した容量結合用コンデンサ10−X
−2〜10−X−4(X:1〜3)を介して、ゲイン調
整回路21−X−1〜21−X−3(X:1〜3)と、
アナログフィルター回路22−X−1〜22−X−3
(X:1〜3)とを備える。このアナログフィルター回
路22−X−1〜22−X−3(X:1〜3)の後段に
は、統合された信号選択回路23−1〜23−3を接続
し、この信号選択回路23−1〜23−3に、サンプル
ホールド回路24−X−1〜24−X−3(X:1〜
3)を介して、アナログ/ディジタル変換回路25−X
−1〜25−X−3(X:1〜3)と、ディジタルフィ
ルター回路26−1〜26−3とを備える。そして、デ
ィジタルフィルター回路26−1〜26−3の出力に演
算処理回路18を備える。
【0069】このような構成を有する原子炉中性子監視
装置では、SRNM前置増幅器3−1〜3−3で増幅さ
れたSRNM検出器1−1〜1−3の出力信号の交流成
分が、容量結合用コンデンサ10−X−2〜10−X−
4(X:1〜3)を介して各ゲイン調整回路21−X−
1〜21−X−3(X:1〜3)に入力される。ゲイン
調整回路21−X−1〜21−X−3には、SRNM検
出器信号の大小に対応する異なるゲインが設定される。
そして、この各ゲイン調整回路21−X−1〜21−X
−3の出力は、それぞれアナログフィルター回路22−
X−1〜22−X−3(X:1〜3)によってサンプル
ホールド回路22−X−1〜22−X−3(X:1〜
3)におけるサンプリング周波数の1/2以上の周波数
成分が除去された後、信号選択回路23−1〜23−3
に入力される。信号選択回路23−1〜23−3は、S
RNM検出器信号の大小によって最も適当な信号を選択
して、各サンプルホールド回路24−X−1〜24−X
−3に出力される。サンプルホールド回路22−X−1
〜22−X−3およびアナログ/ディジタル変換回路2
5−X−1〜25−X−3(X:1〜3)は、同じサン
プリング周期であるがそれぞれ一定間隔ずつずらしたタ
イミングで、SRNM検出器1−1〜1−3の信号をサ
ンプリングした後アナログ/ディジタル信号変換が行わ
れる。アナログ/ディジタル変換回路25−X−1〜2
5−X−3によるアナログ/ディジタル信号変換の結果
は、ディジタルフィルター回路26−1〜26−3でそ
れぞれ順次読み込まれる。そして、ディジタルフィルタ
ー回路26−1〜26−3では、入力された各SRNM
検出器信号を用いて一定時間毎に中性子による揺らぎ成
分が除去され、商用電源周波数成分は透過するローパス
フィルター演算を行って演算実施時点でのSRNM検出
器信号の平均値が計算される。そして、その時点でサン
プリングしたSRNM検出器信号の読み値と平均値との
差が計算されて、演算処理回路18に出力される。
【0070】この演算処理回路18は、第2実施形態の
図4で示した演算に加えて各ディジタルフィルター回路
26−1〜26−3から出力されるSRNM検出器信号
の読み値と平均値との差を二乗した後一定周期で平均
し、換算係数を乗じて原子炉出力値が計算される。この
原子炉出力値は、図4に示した原子力中性子監視装置と
同様に、原子炉出力の変化率の計算に用いられる。また
は、ディジタルフィルター回路26−1〜26−3でそ
れぞれのSRNM検出器に対応する読み値と平均値の差
の二乗平均値とが実施されて演算処理回路18に出力さ
れる。そして、演算処理回路18では、換算係数を乗じ
て原子炉出力値へ変換する演算と原子炉出力の変化率の
計算とが行われる。
【0071】本実施形態によれば、SRNM検出器につ
いての出力信号の周波数帯域の上限値が、アナログ/デ
ィジタル変換器の信号変換時間の逆数より高く1台のア
ナログ/ディジタル変換器ではSRNM検出器信号を正
しくサンプリングできない場合でも、複数のアナログ/
ディジタル変換器を用いて信号変換開始タイミングを一
定時間ずつずらすことで、アナログ/ディジタル変換器
1台の信号変換時間の逆数よりも高いサンプリング周期
を実現することが出来る。これにより、サンプリング周
波数として、SRNM検出器における出力信号周波数帯
域の上限値における値の2倍以上とすることで、アナロ
グフィルターでサンプリング周波数の1/2以上の周波
数成分を除去してアイリアス現象を防ぎ、SRNM検出
器信号を正しくサンプリングすることができる。
【0072】また、SRNM検出器信号の平均値として
商用電源周波数成分を含む信号を用いてSRNM検出器
信号の続み値との差を計算して、商用電源周波数成分を
完全に除去することができる。
【0073】図6(a)は、SRNM検出器の出力波形
の1例を示す図である。
【0074】図6(a)に示すように、SRNM検出器
の出力波形は、商用電源波形に中性子信号による揺らぎ
の波形が重畳した形をしているため、図6(b)に示す
ようなキャンベル法の説明で用いる理論的な波形とは異
なる。このため、商用電源周波数成分を含む信号同士で
引き算を行うことで、図6(a)のような信号を図6
(b)の理想的な信号として扱える。
【0075】また、本実施形態によれば、SRNM検出
器信号の読み値と平均値の差の二乗平均値との差とを計
算することにより、二乗平均回路を用いずにSRNM検
出器信号から直接キャンベル法を実現することになるた
め、SRNM検出器の信号周波数変化による特性変化を
無くすことができる。
【0076】さらに本実施形態によれば、ゲイン調整回
路21−X−1〜21−X−3(X:1〜3)が用いら
れるSRNM信号出力範囲においては、SRNM信号の
周波数帯域が異なるため、後段のアナログフィルターの
時定数を各SRNM信号出力範囲におけるSRNM信号
の周波数帯域の上限値を透過し、それ以上は遮断する特
性とすることで高周波ノイズの影響をより効率的に低減
することができようになる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原子炉中性子監視システムの冗長化と電気的分離および
物理的分離の要求を満足しつつ測定系を1台の原子炉中
性子監視装置に統合でき、操作性、信頼性および経済性
の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における、原子炉中性子
監視システムの構成を示す図。
【図2】本発明の第1実施形態における、SRNM検出
器の原子炉内での配置を示す図。
【図3】本発明の第1実施形態における、原子力発電所
の中央制御室に設置される原子炉中性子監視盤の外観
図。
【図4】本発明の第2実施形態における、3台のSRN
M検出器が接続された原子炉中性子監視システムの構成
を示す図。
【図5】本発明の第3実施形態における、3台のSRN
M検出器が接続された原子炉中性子監視装置の構成を示
す図。
【図6】(a)は本発明の第3実施形態における、SR
NM検出器の出力波形の1例を示す図、(b)は本発明
の第3実施形態における、キヤンベル法の説明で用いる
理論的な検出器波形を示す図。
【図7】従来における、原子炉中性子測定装置の構成を
示す図であり、(a)はSRM系、(b)はIRM系、
(c)はPRM系、(d)はSRNM系を示す。
【符号の説明】
1−A〜L…SRNM検出器、2−1〜208…LPR
M検出器、3−A〜L…SRNM前置増幅器、4−I〜
IV…原子炉中性子監視装置、5−I〜IV…電源装
置、6…起動領域モニタ装置、7−1〜3…SRNMバ
イパススイッチ、8…APRMバイパススイッチ1−1
〜1−3…SRNM検出器、2−1〜2−52…LPR
M検出器、3−1〜3−3…SRNM前置増幅器、9…
原子炉中性子監視装置、10−X−1〜10−X−4
(X:1〜3)…容量結合用コンデンサ、11−1〜1
1−3‥パルスカウント回路、12−X−1〜12−X
−3(X:1〜3)…二乗平均回路、13−1〜13−
52…電流電圧変換回路、14−1〜14−52…アナ
ログフィルター回路、15−1〜15−4…マルチプレ
クサ、16−1〜16−4…アナログ/ディジタル変換
回路、17−1〜17−4…ディジタルフィルター回
路、18…演算処理回路、19…表示回路、20…原子
炉モードスイッチ、21−X−1〜21−X−3(X:
1〜3)…ゲイン調整回路、22−X−1〜22−X−
3(X:1〜3)…アナログフィルター回路、23−1
〜23−3…信号選択回路、24−X−1〜24−X−
3(X:1〜3)…サンプルホールド回路、25−X−
1〜25−X−3(X:1〜3)…アナログ/ディジタ
ル変換回路、26−1〜26−3…ディジタルフィルタ
ー回路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沸騰水型原子炉の原子炉炉心内に複数の
    中性子検出器を設置して原子炉内の中性子を監視する原
    子炉中性子監視装置であって、原子炉起動時に第1の中
    性子検出器のパルス信号出力を測定する手段と、第1の
    中性子検出器の交流信号出力を測定する手段と、原子炉
    出力運転時に複数の第2の中性子検出器の直流信号出力
    を測定する手段と、前記パルス信号出力測定手段、前記
    交流信号出力測定手段および前記直流信号出力測定手段
    の各測定結果の演算処理を行う共通の演算手段と、この
    演算手段による演算結果を表示する共通の表示手段とを
    備えたことを特徴とする原子炉中性子監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の原子炉中性子監視装置を
    複数の独立した電源系にそれぞれ設置し、前記各原子炉
    中性子監視装置に原子炉起動時に使用するパルス信号出
    力測定手段と交流信号出力測定手段とをそれぞれ複数組
    内蔵させ、前記複数の原子炉中性子監視装置のうち1台
    の機能全体の動作不能状態を許容する操作を行う原子炉
    中性子監視システムであって、各第1の中性子検出器お
    よびその測定手段毎に動作不能状態を許容するバイパス
    信号を前記各原子炉中性子監視装置に入力し、原子炉炉
    心内に設置した複数の第2の中性子検出器の出力信号を
    各電源系に設置した前記原子炉中性子監視装置にそれぞ
    れ均等に割り当てて測定を行い、前記各原子炉中性子監
    視装置に入力される複数の第2の中性子検出器からの信
    号を平均して原子炉平均出力を監視し、前記各電源系毎
    における原子炉平均出力監視機能のうち1つの動作不能
    状態を許容するバイパス信号を各原子炉中性子監視装置
    に入力し、各バイパス信号の組み合わせにより前記複数
    の原子炉中性子監視装置のうち1台の機能全体の動作不
    能状態を許容することを特徴とする原子炉中性子監視シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の原子炉中性子監視システ
    ムであって、4つの独立した電源系(I、II、II
    I、IV)を備え、そのうち3つの電源系(I、II
    I、IV)にはそれぞれ1台の原子炉中性子監視装置を
    設置し、他の1つの電源系(II)には2台の原子炉中
    性子監視装置を設置し、前記原子炉中性子監視装置のい
    ずれかに対する信号の動作不能状態を許容させるための
    バイパススイッチを設け、原子炉内に10個の第1の中
    性子検出器(A〜H、J、L)を設置し、さらに、原子
    炉内に208個の第2の中性子検出器を設置し、 電源系Iの原子炉中性子監視装置で原子炉炉心周辺部に
    設置された3個の中性子検出器(A、E、J)の信号を
    測定し、電源系IIIの原子炉中性子監視装置で原子炉
    炉心周辺部に設置された3個の中性子検出器(C、G、
    L)の信号を測定し、電源系IVの原子炉中性子監視装
    置で原子炉炉心中心部に設置された2個の中性子検出器
    (D、H)の信号を測定し、電源系IIの2台の原子炉
    中性子監視装置ではそれぞれ原子炉炉心周辺部に設置さ
    れた中性子検出器(B)と(F)の信号を測定し、か
    つ、各電源系毎に52個の第2の中性子検出器信号を測
    定し、 第1のバイパススイッチではA、B、F、Gのうち1つ
    を選択し、第2のバイパススイッチではC、E、Hのう
    ち1つを選択し、第3のバイパススイッチではD、J、
    Lのうち1つを選択し、 電源系(I、III、IV)に設置しているそれぞれ1
    台の原子炉中性子監視装置には、前記52個の第2の中
    性子検出器信号を入力してその平均演算を行い、電源系
    IIに設置している2台の原子炉中性子監視装置のうち
    1台に前記52個の第2の中性子検出器信号を入力して
    その平均演算を行い、他の1台には平均演算の結果を伝
    送し、第4のバイパススイッチでは各電源系(I〜I
    V)で実施している4つ原子炉平均出力監視のうち1つ
    を選択することを特徴とする原子炉中性子監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の原子炉中性子監視装置で
    あって、パルス信号出力測定手段としてパルスカウント
    回路を備え、交流信号出力測定手段として第1のアナロ
    グフィルター回路と、入力信号を固定した第1のサンプ
    リング回路と、第1のアナログ/ディジタル信号変換回
    路と、第1のディジタルフィルター演算回路とを備え、
    直流信号出力測定手段として第2のアナログフィルター
    回路と、入力信号を順次選択する第2のサンプリング回
    路と、第2のアナログ/ディジタル信号変換回路と、第
    2のディジタルフィルター演算回路とを備えたことを特
    徴とする原子炉中性子監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の原子炉中性子監視装置を
    備える原子炉中性子監視システムであって、第1のアナ
    ログフィルター回路の特性をローパスフィルターとし、
    その遮断周波数を第1の中性子検出器の出力信号の周波
    数帯域の上限を基準として設定し、第1のサンプリング
    回路のサンプリング周期を第1の中性子検出器の出力信
    号の周波数帯域の上限値の2倍の周波数を基準として設
    定し、第1のディジタルフィルター演算回路で実行する
    ディジタルフィルターの特性を有限インパルス応答フィ
    ルターとし、その遮断周波数を第1の中性子検出器の出
    力信号の揺らぎ周波数を透過する周波数としたことを特
    徴とする原子炉中性子監視システム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の原子炉中性子監視装置を
    備える原子炉中性子監視システムであって、第1の中性
    子検出器1台に対して第1のサンプリング回路および第
    1のアナログ/ディジタル信号変換回路を複数台設置
    し、前記複数の第1のサンプリング回路のサンプリング
    間隔時間は第1のアナログ/ディジタル信号変換回路の
    アナログ/ディジタル信号変換時間を基準とし、前記複
    数の第1のサンプリング回路のサンプリングタイミング
    および前記アナログ/ディジタル信号変換回路のアナロ
    グ/ディジタル信号変換開始タイミングは、前記第1の
    アナログ/ディジタル信号変換回路のアナログ/ディジ
    タル信号変換時間を前記複数の第1のサンプリング回路
    の数で割った時間ずつ順次ずらし、第1のディジタルフ
    ィルター演算回路は前記複数の第1のアナログ/ディジ
    タル信号変換回路がアナログ/ディジタル信号変換を完
    了する毎に順次そのアナログ/ディジタル信号変換結果
    を取り込み、前記第1の中性子検出器からの出力信号に
    おける周波数帯域の上限周波数の倍以上のサンプリング
    周期で前記第1の中性子検出器の出力信号を前記第1の
    ディジタルフィルター演算回路で読み込むことを特徴と
    する原子炉中性子監視システム。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の原子炉中性子監視装置で
    あって、複数の第2の中性子検出器の出力信号を入力
    し、前記1台の原子炉中性子監視装置に入力される前記
    第2の中性子検出器の出力信号の数と同数の第2の前記
    アナログフィルター回路を設置し、前記1台の原子炉中
    性子監視装置に入力される前記第2の中性子検出器の出
    力信号の数を前記1台の原子炉中性子監視装置において
    動作不能状態が許容される前記第2の中性子検出器の数
    で割った数値より小さくない最小の自然数と同数か、あ
    るいはそれ以上の数の第2のサンプリング回路と第2の
    アナログ/ディジタル信号変換回路と第2のディジタル
    フィルター演算回路とを備えたことを特徴とする原子炉
    中性子監視装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の原子炉中性子監視装置で
    あって、第1の中性子検出器のパルス信号測定手段とし
    てパルスカウント回路を備え、第1の中性子検出器の交
    流信号測定手段として交流信号を入力する二乗平均回路
    を備え、第2の中性子検出器の直流信号測定手段として
    直流信号出力を入力するアナログフィルター回路と複数
    のサンプリング回路と複数のアナログ/ディジタル信号
    変換回路とディジタルフィルター演算回路とを備え、か
    つ、前記複数のサンプリング回路と複数のアナログ/デ
    ィジタル信号変換回路との数は、請求項7記載の1台の
    原子炉中性子監視装置に入力される前記第2の中性子検
    出器の出力信号の数を前記1台の原子炉中性子監視装置
    において動作不能状態が許容される前記第2の中性子検
    出器の数で割った数値より小さくない最小の自然数と同
    数かあるいはそれ以上の数とし、前記二乗平均回路の出
    力信号を前記複数のサンプリング回路のうちの1つに入
    力し、前記ディジタルフィルター演算回路で複数の第2
    の中性子検出器の出力信号および前記二乗平均回路の出
    力信号に対して商用電源周波数より小さい遮断周波数と
    なるディジタルフィルター演算を行うことを特徴とする
    原子炉中性子監視装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の原子炉中性子監視装置を
    備える原子炉中性子監視システムであって、演算手段に
    て複数の第2の中性子検出器からの出力信号を平均して
    原子炉平均出力を演算し、この原子炉平均出力を基準と
    して第1の中性子検出器の交流信号測定結果を補正する
    ことを特徴とする原子炉中性子監視システム。
  10. 【請求項10】 請求項9の原子炉中性子監視システム
    であって、原子炉の運転モードスイッチの状態を入力す
    る手段を備え、原子炉の運転モードが起動モードから出
    力運転モード、または、出力運転モードから起動モード
    に切り換わるときに、第1の中性子検出器の交流信号測
    定結果による原子炉出力と第2の中性子検出器の出力信
    号を平均した原子炉の平均出力とを一致させて、前記第
    1の中性子検出器の交流信号測定結果を補正することを
    特徴とする原子炉中性子監視システム。
  11. 【請求項11】 請求項1の原子炉中性子監視装置を備
    える原子炉中性子監視システムであって、第1の中性子
    検出器に高電圧を供給する第1の高圧電源と、複数の第
    2の中性子検出器に高電圧を供給する第2の高圧電源
    と、前記原子炉中性子監視装置に動作電源を供給する低
    圧電源とを内蔵する電源装置を前記原子炉中性子監視装
    置と分離して設けたことを特徴とする原子炉中性子監視
    システム。
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