JPH07159584A - 原子炉出力監視装置 - Google Patents

原子炉出力監視装置

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JPH07159584A
JPH07159584A JP5311736A JP31173693A JPH07159584A JP H07159584 A JPH07159584 A JP H07159584A JP 5311736 A JP5311736 A JP 5311736A JP 31173693 A JP31173693 A JP 31173693A JP H07159584 A JPH07159584 A JP H07159584A
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reactor
flow rate
signals
signal
monitoring
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JP5311736A
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Shigehiro Kono
繁宏 河野
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Toshiba Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、単一故障による機能喪失を防止し、
信号の多重化による信頼性の向上と装置の小形化を同時
に実現することを目的とする。 【構成】複数の中性子束検出器1の出力信号の中から所
定数の信号を夫々対応する信号選択手段12へ入力し、
それら各信号選択手段12で順次選択された信号を各々
対応するA/D変換手段13でデジタルデータへ変換し
て演算手段14へ入力し、その演算手段14で原子炉の
出力を監視するものにおいて、演算手段14へ入力する
全信号数nに対するバイパス許容数をnとして、1つの
信号選択手段12へ入力する信号数を最大mとし、か
つ、1つの演算手段14に対して中性子束検出器1から
の信号を入力する前記信号選択手段12及び前記A/D
変換手段13をn/m以上の最小の整数個としたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉の出力を監視す
るための原子炉出力監視装置に係り、さらに詳しくは各
種処理ユニットの配置構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原子炉監視システムは、基本的に
アナログ回路で構成されていたので、原子炉内に設置さ
れた各中性子束検出器からの中性子束検出信号を、各検
出器毎に対応して設けられた信号処理回路に入力処理し
ていた。また信号処理回路の出力信号を比較回路と加算
平均回路へ入力し、比較回路では各検出器出力の監視を
行い、加算平均回路では1台の原子炉出力監視装置に入
力する全ての検出器出力の平均値を求め、その平均値を
別の比較回路へ入力することにより原子炉の平均出力を
求めて原子炉全体の監視を行っていた。
【0003】また、システムの信頼性を向上するため
に、1つの原子炉において原子炉内に設置した多数の中
性子束検出器を等価な8ブロックに分割し、各ブロック
に対して1台の原子炉出力監視装置を設置し、8台の原
子炉出力監視装置を4台づつの2組に別けて二重系シス
テムとしていた。さらに、1つの監視系においては4台
の内の1台を予備とし、残りの3台の監視結果をいわゆ
る2 out of 3の冗長系としていた。またさらに、1台の
原子炉出力監視装置において、ある一定の中性子束検出
器が動作不能となった場合でも、当該検出器を監視機能
から除外するいわゆる“バイパス”処理により、監視機
能を維持できる構成となっていた。
【0004】一方、近年のデジタル計装技術の発展によ
り、従来アナログ回路で構成されたいた各種計装装置が
デジタル化されるようになってきた。これは原子炉計装
においても例外ではない。
【0005】デジタル計装装置では、入力信号をデジタ
ル信号に変換した後、ソフトウエアによる演算処理を行
うことで、装置の小形化と処理の柔軟性を実現してい
る。特に、信号を多重化することで装置の一層の小形化
が可能となり、また装置の部品点数を減らすことで信頼
性の向上が可能となる。
【0006】ところで、信号の多重化は、上記した利点
がある反面、一つの故障が全体の機能へ与える影響が増
大する欠点を併せ持つ。また、デジタル回路では、マイ
クロプロセサ等を含む演算回路が装置全体を制御するた
め、演算回路の故障が全体へ与える影響は極めて大き
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原子炉
計装においては、単一故障によって装置全体の機能が失
われることは許されない。本発明は、以上のような実情
に鑑みてなされたもので、単一故障に対して装置全体が
機能喪失する不具合を防止でき、信号の多重化による信
頼性の向上と装置の小形化といった2つの要請を同時に
満す原子炉出力監視装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のような手段を講じた。請求項1に対
応する原子炉出力監視装置は、原子炉内に設置した複数
の中性子束検出器の出力信号の中から所定数の信号を夫
々対応する信号選択手段へ入力し、それら各信号選択手
段で順次選択された信号を各々対応するA/D変換手段
でデジタルデータへ変換して演算手段へ入力し、その演
算手段で原子炉の出力を監視するための演算を実行する
ものにおいて、前記演算手段へ入力する全信号数nに対
するバイパス許容数をmとして、1つの信号選択手段へ
入力する信号数を最大mとし、かつ、1つの演算手段に
対して中性子束検出器からの信号を入力する前記信号選
択手段及び前記A/D変換手段をn/m以上の最小の整
数個としたことを特徴とする。
【0009】請求項2に対応する原子炉出力監視装置
は、原子炉で測定された再循環流量を、原子炉の各区分
を監視している複数の監視演算部へ入力し、それら各監
視演算部で再循環流量から炉心流量を求め、その炉心流
量を用いて原子炉出力の監視値を演算するものにおい
て、原子炉で測定された再循環流量をデジタル信号へ変
換すると共に、当該再循環流量のデジタル信号を前記各
監視演算部に対して並列に光伝送する流量変換装置と、
前記各監視演算部から炉心流量演算値を受信し、監視演
算部間の炉心流量演算値を比較する比較装置とを具備す
る構成とした。
【0010】
【作用】請求項1に対応する原子炉出力監視装置によれ
ば、信号選択手段またはA/D変換手段が故障しても、
演算手段で処理できなくなる中性子束検出器出力の数は
バイパス許容数m以下であるため、原子炉出力監視装置
としての監視機能は維持される。
【0011】請求項2に対応する原子炉監視システムに
よれば、再循環流量のデジタル値が流量変換装置から必
要な全ての原子炉出力監視装置へ光伝送され、各原子炉
出力監視装置で再循環流量から求めた炉心流量演算値が
比較装置へ伝送される。各原子炉出力監視装置間で各々
の炉心流量演算値の相互伝送を行わずに、原子炉出力監
視装置から比較装置へ一方的に送信するだけで各原子炉
出力監視装置間の炉心流量演算値の比較が可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1には、本発明の一実施例に係る原子炉監視システムの
概略的な構成が示されている。例えば、110キロワッ
ト出力の沸騰水型原子炉では、172個の中性子束検出
器1が、原子炉の出力を監視するために原子炉内部に設
置されている。本実施例は、これらの中性子束検出器1
を21個づつの4区分A−1〜A−4と、22個づつの
4区分B−1〜B−4の計8区分に分け、前者の4区分
の検出器出力から原子炉出力を監視するA系と、後者の
4区分の検出器出力から原子炉出力を監視するB系とで
冗長化した構成となっている。
【0013】A系,B系のそれぞれに対して2台の再循
環流量変換装置(以下、流量変換装置と呼ぶ)5−1,
5−2が設けられており、各流量変換装置5−1,5−
2に対して再循環流量差圧信号伝送器6から再循環流量
信号が入力する。
【0014】A系,B系ともに4区分の原子炉出力監視
装置2−1〜2−4を備えており、各原子炉出力監視装
置2−1〜2−4に該当区分の検出器出力が入力する。
またA系,B系は4区分の内の3区分の原子炉出力監視
装置2−1〜2−3に対して再循環流量信号が入力し、
それぞれ1区分のみバイパス可能とする2 out of 3の2
重系を構成している。残りの1区分は中性子束検出器1
の出力の監視のみを行い、常時バイパス可能とする。さ
らに、A系,B系のそれぞれに対して電源系統が設けら
れている。
【0015】図2は、A系における1区分の原子炉出力
監視装置2−1に関する信号の多重化構造を示してい
る。複数の信号入力回路11には、バイパス許容数に応
じて決めた数の中性子束検出器出力を入力し、同じくバ
イパス許容数に応じて決めた数の信号入力回路11を各
信号選択回路12−1〜12−3へ接続している。そし
て各信号選択回路12−1〜12−3の各々にA/D変
換器13−1〜13−3を接続し、各A/D変換器13
−1〜13−3の出力を同区分の演算回路14へ送出す
る。また、1区分には4つの高圧電源7が設置されてお
り、3つの高圧電源7で区分内の電源を供給している。
【0016】ここで、図3を参照して1区分における信
号の多重化構造について説明する。A系では1区分に対
して21個(=n)の信号を入力するので、中性子束検
出器1のバイパス許容数を7個(=m)とすれば、1つ
の信号選択回路12に対しては最大でも7個までの信号
を入力する。従って、本実施例では、7つの信号が入力
する信号選択回路12を3つ(12−1〜12−3)設
置する。なお、1つの信号入力回路11には最大で4つ
の信号を入力する。
【0017】A系の1区分には2つの流量変換装置5−
1,5−2が設置されており、一方の流量変換装置5−
1は、2つの再循環流量差圧信号が入力する信号入力回
路15、信号入力回路15からの出力信号を選択する信
号選択回路16、信号選択回路16で選択した信号をA
/D変換するA/D変換器17、A/D変換器17で変
換されたデジタル値をシリアル信号へ変換するシリアル
信号変換回路18、シリアル信号変換回路18からのシ
リアル信号をA系内の各区分へ並列に光送信する光信号
送信回路20を備えている。もう一方の流量変換装置5
−2も同様に構成されている。
【0018】各区分の原子炉出力監視装置2−1〜2−
3は、光信号送信回路20から光送信されてくる再循環
流量信号を受信する光信号受信回路20を2つの光信号
送信回路20のそれぞれに対して備えている。A系にお
ける他の区分も図2と同様に構成されている。
【0019】またB系では1区分に対して22個(=
n)の信号を入力するので、中性子束検出器1のバイパ
ス許容数を8個(=m)とすれば、8つの信号が入力す
る信号選択回路12を1つと7つの信号が入力する信号
選択回路12を2つ設置する。その他の構成、すなわち
電源系統,流量変換装置等はA系と同様である。
【0020】図4は、A系(B系)における流量変換装
置5−1,5−2と、各原子炉出力監視装置2−1〜2
−3と、比較装置20との接続関係が示されている。A
系(B系)に備えられた2つの流量変換装置5−1,5
−2から炉心流量演算を実行する全ての原子炉出力監視
装置2−1〜2−3に対して再循環流量信号が光伝送さ
れる。また、各原子炉出力監視装置2−1〜2−3にお
いて算出した炉心流量信号を、監視装置相互間で伝送せ
ずに、比較装置20へ光伝送している。比較装置20
は、各原子炉出力監視装置2−1〜2−3間の炉心流量
演算値を比較して各原子炉出力監視装置2−1〜2−3
を監視する。
【0021】以上のように構成された本実施例では、中
性子束検出器1に対して高圧電源7から高電圧が印加さ
れることにより、各中性子束検出器1が入射中性子束に
比例した電流信号を発生する。各中性子束検出器1から
出力される電流信号は、各々対応する区分の原子力出力
監視装置の信号入力回路11で個々に電圧信号へ変換さ
れた後、信号選択回路12へ入力する。1つの信号入力
回路11にはバイパス許容数以下である7個(A系),
または8個(B系)の信号が入力する。
【0022】各信号選択回路12に対して夫々接続され
たA/D変換回路では、対応する信号選択回路11で順
次選択される電圧信号を中性子束検出値に相当する2進
数値に変換する。
【0023】各区分の原子力出力監視装置2−1〜2−
4に備えられた各演算回路14では、3個のA/D変換
器13−1〜13−3から自区分内の全ての中性子束検
出器出力を2進数値として獲得し、これらを用いて炉内
中性子束に基づく原子炉の出力監視を行う。
【0024】一方、原子炉内の再循環流路にそれぞれ1
つずつある差圧伝送器6から再循環流量差圧信号が流量
変換装置5へ入力される。流量変換装置5へ入力した再
循環流量差圧信号は、A/D変換器17でデジタル信号
へ変換され、さらにシリアル信号へ変換されたシリアル
信号が光信号送信回路20から複数区分の原子炉出力監
視装置2−1〜2−3へ同時に並列で光送信される。
【0025】各原子炉出力監視装置2−1〜2−3で
は、それぞれ2つの流量変換装置5−1,5−2から2
つの再循環流量信号を光信号受信回路20で受信するこ
とにより演算回路14が2組の再循環流量信号を獲得す
る。そして演算回路14が2組の再循環流量信号をそれ
ぞれ開平演算し、さらに平均演算により2つの炉心流量
を求める。各原子炉出力監視装置2−1〜2−3の演算
回路14は、2つの炉心流量のうちの低い方の炉心流量
演算値を比較装置20に対して光送信する。
【0026】比較装置20では、各区分の演算回路14
から送られてきた炉心流量演算値を比較し、各原子炉出
力監視装置2−1〜2−3を監視する。以上のように構
成された本実施例によれば、各区分において信号選択回
路12−1〜12−3またはA/D変換器13−1〜1
3−3のいずれか1つが故障しても、失われる中性子束
検出信号の数はバイパス許容数(A系=7、B系=8)
以下であることから、監視機能が喪失されることがな
い。
【0027】また、信号選択回路12およびA/D変換
器13の数を1区分で信号数n/バイパス許容数m)の
最小の整数に設定しているので、信号の多重化による高
い信頼性を維持しつつ装置の小形化を図ることができ
る。
【0028】例えば、A系の場合であれば(全入力数が
21,バイパス許容数が7)、信号選択回路及びA/D
変換器がそれぞれ2個の場合、信号の多重度は本実施例
の多重度よりも高いため装置の小形化に優れるが、一つ
の信号選択回路またはA/D変換器が故障するだけで全
信号の半数が失われるため信頼性が大きく低下する。信
号選択回路とA/D変換器の信頼度を合わせた値をRと
すると、この場合の信頼度R′は2系統の直列となり、
R′=R/2となる。
【0029】信号選択回路及びA/D変換器がそれぞれ
3個の場合(本実施例)、3つある信号選択回路または
A/D変換器のいずれか一つが故障しても監視機能は維
持されることから、この場合の信頼度R′′は2 out of
3 の冗長系となり、R′′=5R/6となる。
【0030】信号選択回路及びA/D変換器がそれぞれ
4個の場合、いずれか1つが故障しても監視機能は維持
されるが、この場合の信頼度R′′′は3 out of 4 の
冗長系となり、R′′′=7R/12となる。
【0031】以下、同様に信号選択回路及びA/D変換
器の系統を増やしたとしても、3個の場合(本実施例)
の信頼度R′′を越えることはできない。以上のことか
ら本実施例の構成が高い信頼性を維持しつつ装置の小形
化を図ることのできることが証明される。
【0032】また、本実施例は、複数の原子炉出力監視
装置2−1〜2−3で算出された炉心流量を別に設置さ
れた比較装置20にて比較するようにしているので、従
来のシステムで行われているような原子炉出力監視装置
相互間での炉心流量の送受信を行う必要がなくなり、各
原子炉出力監視装置2−1〜2−3の負担を軽減でき
る。しかも、ある監視装置に発生した伝送故障が他の装
置へ及ぶのを防止できる効果がある。
【0033】また、本実施例では、各区分において1つ
が故障しても予備が使用できるので、4つのうち2つま
で故障が許容できる。B系の場合、中性子束検出信号が
入る信号入力回路11は各区分において同時に2個まで
故障することが許容され、A系の場合は各区分において
4つの信号が入力する信号入力回路が1つと3つの信号
が入力する信号入力回路が2つからなる3つが同時に故
障することが許容される。演算回路14は、装置全体で
2区分において故障してもシステムとしての監視機能を
維持することができる。流量変換装置5からの信号が喪
失した場合に、原子炉出力監視装置2の各区分において
は炉心流量として最大値を採ることで、低値選択理論の
働きで光信号受信回路は各区分で1つまで故障すること
が許される。
【0034】次に、本発明の他の実施例について図5を
参照して説明する。図5は、本実施例の原子炉監視シス
テムの1区分の構成を示している。本実施例は、各区分
における構成要素は、前述した一実施例とほぼ同様であ
り、同一構成要素については同一符号を付している。
【0035】本実施例では、信号入力回路11,信号選
択回路12,A/D変換器13,演算回路14等の信号
処理回路は回路ユニット30に収納し、中性子束検出器
1の高圧電源7および回路ユニット30の電源7′は電
源ユニット31a,31bに収納し、回路ユニット30
と電源ユニット31a,31bとを物理的に発熱,ノイ
ズ等の影響が及ばない程度の距離に離間させて配置して
いる。また、回路ユニット30の電源7′は2重化して
おり、各電源7′は0.1オーム/メートル以下の電圧
降下の少ない電線32を介して回路ユニット30の高値
選択回路33に接続している。
【0036】このような本実施例によれば、回路ユニッ
ト30と電源ユニット31a,31bとが物理的に十分
離れているため、回路ユニット30が電源ユニット31
a,31bからの熱,ノイズ等による影響を低減でき、
回路ユニット30内の各種信号処理回路の信頼性を上げ
ることができる。
【0037】また、電源ユニット31a,31bを2台
設置してその出力を高値選択回路33で受けるようにし
ているので、回路ユニット30の電源が二重化される。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、単
一故障に対して装置全体が機能喪失する不具合を防止で
き、信号の多重化による信頼性の向上と装置の小形化と
いった2つの要請を同時に満す原子炉出力監視装置を及
び原子炉監視システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る原子炉出力監視装置の
機能ブロックである。
【図2】図1に示す原子炉出力監視装置の一区分の構成
図である。
【図3】検出器数と信号選択回路またはA/D変換器数
の関係を示す図である。
【図4】流量変換装置,原子炉出力監視装置,比較装置
の接続関係を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る原子炉出力監視装置
の一区分の構成図ある。
【符号の説明】
1…中性子束検出器、2…原子炉出力監視装置、5…流
量変換装置、6…再循環流量差圧伝送器、11…信号入
力回路、12…信号選択回路、13…A/D変換器、1
4…演算回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉内に設置した複数の中性子束検出
    器の出力信号の中から所定数の信号を夫々対応する信号
    選択手段へ入力し、それら各信号選択手段で順次選択さ
    れた信号を各々対応するA/D変換手段でデジタルデー
    タへ変換して演算手段へ入力し、その演算手段で原子炉
    の出力を監視する演算を実行する原子炉出力監視装置に
    おいて、 前記演算手段へ入力する全信号数nに対するバイパス許
    容数をmとして、1つの信号選択手段へ入力する信号数
    を最大mとし、かつ、1つの演算手段に対して中性子束
    検出器からの信号を入力する前記信号選択手段及び前記
    A/D変換手段をn/m以上の最小の整数個としたこと
    を特徴とする原子炉出力監視装置。
  2. 【請求項2】 原子炉で測定された再循環流量を、原子
    炉の各区分を監視している複数の監視演算部へ入力し、
    それら各監視演算部で再循環流量から炉心流量を求め、
    その炉心流量を用いて原子炉出力の監視値を演算する原
    子炉出力監視装置において、 原子炉で測定された再循環流量をデジタル信号へ変換す
    ると共に、当該再循環流量のデジタル信号を前記各監視
    演算部に対して並列に光伝送する流量変換装置と、 前記各監視演算部から炉心流量演算値を受信し、監視演
    算部間の炉心流量演算値を比較する比較装置とを具備し
    たとことを特徴とする原子炉出力監視装置。
JP5311736A 1993-12-13 1993-12-13 原子炉出力監視装置 Pending JPH07159584A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5930317A (en) * 1996-09-27 1999-07-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Power range monitor system for nuclear reactor
JP2000147187A (ja) * 1998-08-31 2000-05-26 Toshiba Corp 中性子束計測装置
JP2001051090A (ja) * 1999-08-05 2001-02-23 Toshiba Corp 原子炉中性子監視装置および原子炉中性子監視システム
JP2014126431A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Toshiba Corp 出力監視システム

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