JP3323011B2 - 出力領域モニタ - Google Patents

出力領域モニタ

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JP3323011B2
JP3323011B2 JP27776094A JP27776094A JP3323011B2 JP 3323011 B2 JP3323011 B2 JP 3323011B2 JP 27776094 A JP27776094 A JP 27776094A JP 27776094 A JP27776094 A JP 27776094A JP 3323011 B2 JP3323011 B2 JP 3323011B2
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電プラントに
おける原子炉核計装系の出力領域モニタに関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉核計装における出力系モニタは、
原子炉定格出力の0〜125%領域の炉内中性子束レベ
ルを監視しており、その中性子束レベルが異常に増大し
た時には、燃料破損等を防止するため原子炉緊急停止系
(RPSクラス)へトリップ出力を送出する。
【0003】かかる出力系モニタでは、中性子束レベル
測定値であるLPRM信号の他に再循環流量ユニットか
ら再循環流量信号を入力している。炉心の平均出力が再
循環流量に依存することから、中性子束レベルが出力対
流量曲線以上に増加した場合に、制御棒の引抜きを阻止
する為のロッドブロック信号を発生させている。
【0004】上記再循環流量信号は、制御棒引抜監視装
置(RBMユニット)へも送られている。RBMユニッ
トは、引抜き対象として選択された制御棒周辺のLPR
M信号からその周辺の局所出力の平均値を求め、再循環
流量信号により決定した設定値と上記平均値とを比較
し、平均値が設定値を越えた時に制御棒駆動制御系へロ
ッドブロック信号を出力する。
【0005】このように再循環流量信号は出力系モニタ
において重要な役割を担っていることから出力系モニタ
において再循環流量信号の異常判定を行っている。ここ
で、出力系モニタにおける再循環流量信号の異常判定に
ついて説明する。
【0006】図3は再循環流量信号を出力する流量ユニ
ットの構成を示している。同図に示すように、4区分し
た原子炉緊急停止系の各区分に2台づつ設けられた伝送
器(1a,1b)〜(4a,4b)から再循環流量信号
が入力される。流量ユニット5−1〜5−4は、一対の
伝送器から入力する信号を再循環流量信号に変換する信
号処理部6、バイパス可能に接続された複数の接点から
なるバイパス回路7、再循環流量信号と他区分からの再
循環流量信号(比較信号)とを比較する比較回路8を具
備して構成されている。
【0007】流量ユニット5−1〜5−4が再循環流量
信号を入力すべきARMユニット,RBMユニットは予
め決められている。同図に示す例では、A系の再循環流
量信号はA系のAPRMユニット3台、及びA系のRB
Mユニット1台に分配される。
【0008】各流量ユニット5−1〜5−4は、信号処
理部6で変換された再循環流量信号をバイパス回路7を
介してAPRMユニット3台、及びRBMユニット1台
に伝送すると共に比較信号として他区分の変換ユニット
へ伝送する。これと同時に他区分の変換ユニットからの
比較信号が入力している比較回路8で再循環流量信号と
比較して伝送器故障等の異常を検知する。伝送器の故障
等により、流量ユニットがダウンした場合は、当該ユニ
ットのバイパス回路7により当該区分の再循環流量信号
の出力を停止し、他区分からの比較信号に切り替えて当
該区分の比較信号として送出する。
【0009】ところが、上述したように各区分の流量ユ
ニット5−1〜5−4において流量信号演算処理、流量
信号比較処理、バイパス時の比較信号切替え処理を実施
していたので、異区分の流量ユニット間で再循環流量信
号(比較信号として)の取り合いが生じていた。また、
安全区分(RPSクラス)に属する流量信号処理系
(6,7)と、分離の必要ない区分(NONクラス)に
属する比較・警報処理系(8)とが同一ユニット内に混
在していた。
【0010】尚、以上の説明はアナログ型BWRシステ
ムに関するものであるが、デジタル型BWRシステムに
おいても同様に再循環流量信号の取り合いや、RPSク
ラスとNONクラス信号の混在が存在している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の出
力系モニタは、流量ユニット内で流量異常判定を実施し
ていたため流量信号の取り合いが必要となり、流量ユニ
ットがダウンした場合には比較信号の切り替え作業が煩
雑であった。また、RPSクラスとNONクラスの信号
が混在しており改善を施すほうが好ましい。
【0012】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、流量信号の取り合いを無くして構成を簡素
化すると共に、RPSクラスとNONクラス信号との分
離性を向上させた出力領域モニタを提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のような手段を講じた。請求項1に対
応する本発明は、原子炉の再循環流量信号に基づいて原
子炉出力を監視すると共に前記再循環流量信号の異常判
定を行う出力領域モニタにおいて、再循環流量信号を取
り込んでロッドブロック判定の設定値を定めると共に引
抜き選択された制御棒周辺の検出器出力から局部平均値
を求めてその局部平均値と前記設定値とに基づいてロッ
ドブロック信号を出力するロッドブロックモニタに、前
記設定値を定める為に取込んだ再循環流量信号から当該
再循環流量信号の異常判定を行う流量信号異常判定部を
設けたことを特徴とする。
【0014】請求項2に対応する本発明は、原子炉緊急
停止系の各区分毎に設けられ流量演算処理が行われる複
数の流量ユニットと、前記各流量ユニットから入力する
再循環流量信号に基づいてロッドブロック判定の設定値
を定めると共に引抜き選択された制御棒周辺の検出器出
力から局部平均値を求めてその局部平均値と前記設定値
とに基づいてロッドブロック信号を出力するロッドブロ
ックモニタと、前記流量ユニットから再循環流量信号を
取り込んで炉心平均出力を計測する平均出力系とを備え
た出力領域モニタにおいて、前記ロッドブロックモニタ
に異区分の流量ユニットから取り込んだ再循環流量信号
を比較して異常判定を行う流量信号異常判定部を設けた
ことを特徴とする。
【0015】請求項3に対応する本発明は、原子炉緊急
停止系の各区分毎に設けられ再循環流量の検出信号を出
力する複数の流量ユニットと、前記流量ユニットから検
出信号を取り込んで流量演算処理を加えることにより該
当区分の再循環流量信号を算出すると共にそれら再循環
流量信号から炉心平均出力を計測する平均出力系と、こ
の平均出力系から前記各再循環流量信号を取り込んでロ
ッドブロック判定の設定値を定めると共に引抜き選択さ
れた制御棒周辺の検出器出力から局部平均値を求めてそ
の局部平均値と前記設定値とに基づいてロッドブロック
信号を出力するロッドブロックモニタとを備えた出力領
域モニタにおいて、前記ロッドブロックモニタに前記平
均出力系から取り込んだ異区分の再循環流量信号を比較
して異常判定を行う流量信号異常判定部を設けたことを
特徴とする。
【0016】
【作用】本発明は、以上のような手段を講じたことによ
り次のような作用を奏する。請求項1に対応する本発明
によれば、ロッドブロックモニタにおいて再循環流量信
号が取り込まれてロッドブロック判定の為の設定値が定
められ、引抜き選択された制御棒周辺の検出器出力から
局部平均値が求められる。そして、選択制御棒周辺の局
部平均値と設定値とに基づいてロッドブロック信号を発
生するか否か判断される。このロッドブロックモニタに
おける流量信号異常判定部において、設定値を定める為
に取込んだ再循環流量信号から当該再循環流量信号の異
常判定が行なわれる。
【0017】従って、ロッドブロックモニタに本来取り
込んでいる再循環流量信号を利用して当該ロッドブロッ
クモニタで再循環流量信号の異常を判定するので、流量
ユニットに流量信号の異常判定機能を持たせる必要がな
くなると共に、流量ユニット間での流量信号の取り合い
が無くなり構成が簡素化される。また、流量ユニットに
NONクラスである流量信号の異常判定機能を持たせる
必要がなくなるので、流量ユニットをRPSクラスで構
成でき、同一ユニット内でのNONクラスとRPSクラ
スの混在が無くなり十分な分離が図られる。
【0018】請求項2に対応する本発明によれば、各区
分毎に設けられた流量ユニットで流量演算処理が行わ
れ、これら各流量ユニットからロッドブロックモニタへ
再循環流量信号が入力される。ロッドブロックモニタで
は、再循環流量信号に基づいてロッドブロック判定の設
定値が定められ、引抜き選択された制御棒周辺の検出器
出力から局部平均値が求められる。そして,局部平均値
と設定値とに基づいてロッドブロック信号を出力するか
否か判断される。それと共に、ロッドブロックモニタに
おける流量信号異常判定部では、異区分の流量ユニット
から取り込んだ再循環流量信号を比較して異常判定が行
なわれる。また、平均出力系では、流量ユニットから取
り込んだ再循環流量信号で炉心平均出力が計測される。
【0019】請求項3に対応する本発明によれば、各区
分毎に設けられた流量ユニットから再循環流量の検出信
号が出力される。これら異区分の検出信号は平均出力系
へ電送され、そこで流量演算処理が施されて各区分の再
循環流量信号へ変換される。これら再循環流量信号から
炉心平均出力が演算され必要に応じて原子炉緊急停止系
へトリップ出力が出される。一方、ロッドブロックモニ
タでは平均出力系から各再循環流量信号を取り込み、ロ
ッドブロック判定の設定値を定め、引抜き選択された制
御棒周辺の検出器出力から局部平均値を求める。そし
て、局部平均値と設定値とに基づいてロッドブロック信
号を出力するか否か判断がなされる。また、ロッドブロ
ックモニタに備えられた流量信号異常判定部において、
平均出力系から取り込んだ異区分の再循環流量信号が比
較され異常判定が実施される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1には、本発明の一実施例としてデジタル型BWRシス
テムにおける出力領域モニタの機能ブロックが示されて
いる。
【0021】本実施例の出力領域モニタは、原子炉緊急
停止系4区分の各区分に1台づつ流量ユニット10−1
〜10−4が備えられ、2台のRBMユニット11−
1,11−2がA系,B系に冗長化されて備えられてい
る。また、原子炉の平均出力を監視するためにA系,B
系のそれぞれに3台づつAPRMユニット(21−1〜
12−3)、(13−1〜13−3)が設けられてい
る。
【0022】各流量ユニット10−1〜10−4には、
2つの伝送器(14a,14b)〜(17a,17b)
がそれぞれ接続されており各伝送器から再循環流量の検
出信号が入力されるようになっている。各流量ユニット
10内には、一対の伝送器からの検出信号を信号処理し
て再循環流量信号に変換する信号演算処理部18と、そ
の信号演算処理部18で求めた再循環流量信号等を電気
/光変換して伝送出力するE/O変換部19とが設けら
れている。E/O変換部19は、RBMユニット11−
1及び11−2や予め定められたAPRMユニットヘ光
信号を送信する複数の送信部から構成されている。再循
環流量信号の他にバイパス情報等の他の種類の信号もE
/O変換部19から送信することができる。
【0023】各RBMユニット11−1,11−2は、
全ての流量ユニット10−1〜10−4から再循環流量
信号が入力される。これら再循環流量信号は中性子束レ
ベルを監視するための設定値を定めるのに使用される。
更に、本実施例ではRBMユニット11−1,11−2
に、各自の区分からの再循環流量信号と他の区分からの
再循環流量信号とを比較して異常判定を行う流量信号異
常判定部21−1,21−2をそれぞれ備えている。す
なわち、RBMユニット11−1,11−2において再
循環流量信号の異常判定を行っている。
【0024】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。流量ユニット10−1では、一
対の伝送器14a,14bから信号演算処理部18へ再
循環流量の検出信号を取り込むと、2つの検出信号から
1つの再循環流量信号に変換する。このように2つの伝
送器14a,14bの出力を合成して1つの流量信号を
生成しているため、2つの伝送器が同時に故障した場合
は勿論、一方の伝送器が故障した場合であっても流量信
号の値に大きな変化が現れる。
【0025】信号演算処理部18で求められた再循環流
量信号は、E/O変換部19からA系,B系それぞのR
BMユニット11−1,11−2へ送信されると共に、
APRMユニット12−1〜12−3へ送信される。
【0026】その他の流量ユニット10−2〜10−4
でも同様に動作し、各自の区分で測定された再循環流量
信号をE/O変換部19からA系,B系それぞのRBM
ユニット11−1,11−2へ送信すると共に、該当す
るAPRMユニットへ送信する。
【0027】RBMユニット11−1は、各区分の流量
ユニット10−1〜10−4から再循環流量信号を受信
すると、選択制御棒周辺の局所出力を監視するために設
定値を演算して決定する。RBMユニット11−1の流
量信号異常判定部21−1では、上記設定値の演算に使
用する各区分からの再循環流量信号を利用して各区分の
再循環流量信号に異常があるか否か判定する。例えば、
流量ユニット10−1の再循環流量信号の異常を判定す
る場合であれば、流量ユニット10−1からの再循環流
量信号と、他区分の流量ユニット10−2からの再循環
流量信号とを比較し、両者の流量値が許容範囲以上に相
違していれば更に他区分の流量ユニット10−3からの
再循環流量信号とを比較する。その結果、再度両者の流
量値が許容範囲以上に相違していれば流量ユニット10
−1をバイパスユニットとして決定し正常に戻るまで以
後設定値の演算から除外する。
【0028】尚、バイパスユニットとして決定された流
量ユニットのE/O変換部19には正常に戻るまで再循
環流量信号に代えてバイパス信号を出力するように設定
が行われ、故障であると判定された場合にはダウン信号
を出力するように設定が行われる。このバイパス情報,
ダウン情報の設定操作はRBMユニット11−1から流
量ユニットへ指令を与えて自動設定しても良いし、RB
Mユニット11−1から異常警報を受けたオペレータが
直接に流量ユニットに設定しても良い。
【0029】もう一つのRBMユニット11−2におい
ても上記同様に各区分の再循環流量信号の異常判定が実
施される。このように本実施例によれば、RBMユニッ
ト11−1,11−2にロッドブロック判定の設定値を
定めるために取り込んでいる各区分の再循環流量信号を
利用して各区分の再循環流量信号の異常判定を実施する
流量信号異常判定部21−1,21−2を設けたので、
流量ユニット10−1〜10−4から流量信号の異常判
定機能を除去することができ、流量ユニット間で行われ
ていた流量信号の取り合いを解消することにより構成の
簡素化を図ることができる。流量ユニットがダウン等し
た場合には、バイパス情報,ダウン情報を再循環流量信
号の代わりに追加するだけで良い。
【0030】本実施例によれば、RBMユニット11−
1,11−2では各RBMユニット11−1,11−2
に再循環流量信号を送信する信号ラインのみがNONク
ラスであることから、流量ユニットにNONクラスであ
る流量異常判定機能が混在することがなくなり、RPS
クラスとNONクラスとを明確に分離できる。
【0031】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図2は、他の実施例となるデジタル型BWRシステ
ムにおける出力領域モニタの機能ブロックが示されてい
る。本実施例は、APRMユニットで流量演算処理を実
施し、RBMユニットで流量異常判定を実施する例であ
る。
【0032】本実施例の出力領域モニタは、上記一実施
例と同様に、各安全区分ごとに設けられた流量ユニット
30−1〜30−4と、A系,B系に冗長化されたRB
Mユニット31−1,31−2と、平均出力を演算する
APRMユニット32−1〜32−6とを備えている。
【0033】各流量ユニット30−1〜30−4は、自
区分に設けられた2台の伝送器からの再循環流量の検出
信号をそれぞれ電流/電圧変換するI/V変換部33
a,33bと、このI/V変換部33a,33bの出力
を交互にサンプリングするA/D変換器34と、このA
/D変換器34の出力を電気/光変換して予め割り付け
られたAPRMユニット32へ伝送するE/O変換部3
5とを備えている。尚、流量ユニット30−1,30−
2は、APRMユニット32−1〜32−3に対して伝
送器の検出信号を伝送し、他の流量ユニット30−3,
30−4は、APRMユニット32−4〜32−6に対
して伝送器の検出信号を伝送するようになっている。
【0034】各APRMユニット32−1〜32−6
は、区分の異なる2つの流量ユニットの伝送信号をそれ
ぞれ再循環流量信号に変換する流量演算処理部36a,
36bと、それら流量演算処理部36a,36bで求め
た異区分の再循環流量信号を使用して平均出力演算を実
施する出力演算部37とを備えている。出力演算部37
は平均出力演算に使用した異区分の再循環流量信号をそ
れぞれ対応するRBMユニットへ伝送するようになって
いる。APRMユニット32−1〜32−3は、A系の
RBMユニット31−1に対して再循環流量信号(A〜
C)を入力し、他のAPRMユニット32−4〜32−
6は、B系のRBMユニット31−2に対して再循環流
量信号(D〜F)を入力するようになっている。
【0035】各RBMユニット31−1,31−2は、
APRMユニットで演算された再循環流量信号からロッ
ドブロック判定の設定値を演算すると共に、流量信号異
常判定部38−1,38−2により再循環流量信号の異
常を判断する。
【0036】以上のように構成された本実施例では、流
量ユニット30−1において2つの伝送器から入力する
検出信号が電圧信号にそれぞれ変換され、それら電圧値
がA/D変換器34で交互にサンプリングされE/O変
換部35から光信号AA,AC,AEが3台のAPRM
ユニット32−1〜32−3へ伝送される。同様に、流
量ユニット30−2においても伝送器から入力する検出
信号が光信号CA,CC,CEに変換されて同じ3台の
APRMユニット32−1〜32−3へ伝送される。
【0037】このように異区分の流量ユニット30−
1,30−2から伝送器の検出信号が入力されたAPR
Mユニット32−1〜32−3では、流量演算処理部3
6a,36bで各区分毎に2つの伝送器の検出信号を合
成した再循環流量信号A〜Cを演算で求める。この再循
環流量信号A〜Cは出力演算部37で平均出力の演算に
使用されると共に、A系のRBMユニット31−1へ伝
送される。
【0038】A系のRBMユニット31−1には、2つ
の流量ユニット30−1,30−2から送出される再循
環流量信号(実際には再循環流量を測定した検出信号)
が入力される。これら異区分の再循環流量信号を用いて
ロッドブロック判定のための設定値が計算されると共
に、流量信号異常判定部38−1において流量信号の異
常判定が行われる。
【0039】また、流量ユニット30−3,30−4、
APRMユニット32−4〜32−6、B系のRBMユ
ニット31−2においても上記同様の処理が行われ、R
BMユニット31−2で流量異常判定が実施される。
【0040】このように本実施例によれば、APRMユ
ニットで流量信号演算を行う場合であっても、各流量ユ
ニット間での信号の取り合いを無くし簡素化を図ること
ができ、またRPSクラスとNONクラスの分離を実現
できる。
【0041】尚、以上の説明ではデジタル型BWRシス
テムを例にしたが、アナログ型の出力系モニタにも同様
に適用することができる。本発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々変形実施可能である。
【0042】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、流
量信号の取り合いを無くして構成を簡素化すると共に、
RPSクラスとNONクラスとの分離性を向上させた出
力領域モニタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデジタル型BWRシス
テムにおける出力領域モニタの機能ブロックである。
【図2】本発明の他の実施例に係るデジタル型BWRシ
ステムにおける出力領域モニタの機能ブロックである。
【図3】従来のアナログ型BWRシステムにおける出力
領域モニタの機能ブロックである。
【符号の説明】
10−1,10−4…流量ユニット、11−1,11−
2…RBMユニット、12−1〜12−3,13−1〜
13−3…APRMユニット、14a,14b〜17
a,17b…伝送器、18…信号演算処理部、19…E
/O変換部、21−1,21−2…流量信号異常判定
部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 17/00 G21C 17/02 G21C 17/10 G21C 7/08 G21C 7/26 G21C 7/36 G21D 3/04 G21D 3/08 G21C 15/243

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉の再循環流量信号に基づいて原子
    炉出力を監視すると共に前記再循環流量信号の異常判定
    を行う出力領域モニタにおいて、 前記再循環流量信号を取り込んでロッドブロック判定の
    設定値を定めると共に引抜き選択された制御棒周辺の検
    出器出力から局部平均値を求めてその局部平均値と前記
    設定値とに基づいてロッドブロック信号を出力するロッ
    ドブロックモニタに、 前記設定値を定める為に取込んだ再循環流量信号から当
    該再循環流量信号の異常判定を行う流量信号異常判定部
    を設けたことを特徴とする出力領域モニタ。
  2. 【請求項2】 原子炉緊急停止系の各区分毎に設けられ
    流量演算処理が行われる複数の流量ユニットと、前記各
    流量ユニットから入力する再循環流量信号に基づいてロ
    ッドブロック判定の設定値を定めると共に引抜き選択さ
    れた制御棒周辺の検出器出力から局部平均値を求めてそ
    の局部平均値と前記設定値とに基づいてロッドブロック
    信号を出力するロッドブロックモニタと、前記流量ユニ
    ットから再循環流量信号を取り込んで炉心平均出力を計
    測する平均出力系とを備えた出力領域モニタにおいて、 前記ロッドブロックモニタに、 区分の流量ユニットから取り込んだ再循環流量信号を
    比較して異常判定を行う流量信号異常判定部を設けたこ
    とを特徴とする出力領域モニタ。
  3. 【請求項3】 原子炉緊急停止系の各区分毎に設けられ
    再循環流量の検出信号を出力する複数の流量ユニット
    と、前記流量ユニットから検出信号を取り込んで流量演
    算処理を加えることにより該当区分の再循環流量信号を
    算出すると共にそれら再循環流量信号から炉心平均出力
    を計測する平均出力系と、この平均出力系から前記各再
    循環流量信号を取り込んでロッドブロック判定の設定値
    を定めると共に引抜き選択された制御棒周辺の検出器出
    力から局部平均値を求めてその局部平均値と前記設定値
    とに基づいてロッドブロック信号を出力するロッドブロ
    ックモニタとを備えた出力領域モニタにおいて、 前記ロッドブロックモニタに、 前記平均出力系から取り込んだ異区分の再循環流量信号
    を比較して異常判定を行う流量信号異常判定部を設けた
    ことを特徴とする出力領域モニタ。
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