JP2001051087A - 原子炉出力監視装置 - Google Patents
原子炉出力監視装置Info
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- JP2001051087A JP2001051087A JP11226495A JP22649599A JP2001051087A JP 2001051087 A JP2001051087 A JP 2001051087A JP 11226495 A JP11226495 A JP 11226495A JP 22649599 A JP22649599 A JP 22649599A JP 2001051087 A JP2001051087 A JP 2001051087A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】PLADISで、より原子炉内の出力特性に即
した値を保存し、原子炉異常時の解析精度を向上させる
ことができ、またPLADISでのLPRMデータ保存
形式を多様化し、様々な観点から原子炉内出力特性を把
握できる原子炉出力監視装置を提供すること。 【解決手段】複数の区分毎の平均出力領域モニタ4内で
電流/電圧変換後に絶縁アンプ6を介して出力された、
ゲイン補正前の局所出力領域モニタ検出器3のアナログ
値を、デジタル値に変換し、この局所出力領域モニタ未
補正値を時系列に沿って一定期間保存するものであっ
て、局所出力領域モニタ未補正値を局所出力領域モニタ
補正値に変換して保存する機能を有する原子炉過渡現象
監視装置12を具備した原子炉出力監視装置である。
した値を保存し、原子炉異常時の解析精度を向上させる
ことができ、またPLADISでのLPRMデータ保存
形式を多様化し、様々な観点から原子炉内出力特性を把
握できる原子炉出力監視装置を提供すること。 【解決手段】複数の区分毎の平均出力領域モニタ4内で
電流/電圧変換後に絶縁アンプ6を介して出力された、
ゲイン補正前の局所出力領域モニタ検出器3のアナログ
値を、デジタル値に変換し、この局所出力領域モニタ未
補正値を時系列に沿って一定期間保存するものであっ
て、局所出力領域モニタ未補正値を局所出力領域モニタ
補正値に変換して保存する機能を有する原子炉過渡現象
監視装置12を具備した原子炉出力監視装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば沸騰水型原
子炉の原子炉出力監視装置に関する。
子炉の原子炉出力監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、沸騰水型原子炉の原子炉出力監
視装置は、平均出力領域モニタ(以下、APRMと称す
る)は、ある判定周期(15ms)毎に最新の複数の局
所出力領域モニタ(以下、LPRMと称する)とLPR
M補正値から平均値を計算し、この値が原子炉停止条件
を満たした場合に原子炉停止信号を出力する、警報器の
役割を、原子炉過渡現象監視装置(以下、PLADIS
と称する)は、複数の区分毎のAPRM内で電気的に絶
縁後出力された、LPRM未補正値を時系列に沿って一
定期間保存する、データ保存装置の役割を、それぞれ担
っていた。
視装置は、平均出力領域モニタ(以下、APRMと称す
る)は、ある判定周期(15ms)毎に最新の複数の局
所出力領域モニタ(以下、LPRMと称する)とLPR
M補正値から平均値を計算し、この値が原子炉停止条件
を満たした場合に原子炉停止信号を出力する、警報器の
役割を、原子炉過渡現象監視装置(以下、PLADIS
と称する)は、複数の区分毎のAPRM内で電気的に絶
縁後出力された、LPRM未補正値を時系列に沿って一
定期間保存する、データ保存装置の役割を、それぞれ担
っていた。
【0003】以下、図7を用いて従来の原子炉出力監視
装置について説明する。APRM4においては、原子炉
圧力容器1の炉心2内に複数配置されたLPRM検出器
3のアナログ電流信号を電流/電圧変換部(I/V)5
でアナログ電圧値に変換し、切替器7で逐次選択して、
A/D変換部8でデジタル値に変換する。
装置について説明する。APRM4においては、原子炉
圧力容器1の炉心2内に複数配置されたLPRM検出器
3のアナログ電流信号を電流/電圧変換部(I/V)5
でアナログ電圧値に変換し、切替器7で逐次選択して、
A/D変換部8でデジタル値に変換する。
【0004】その後、LPRM補正部9で、各LPRM
検出器3ごとのゲイン(感度)を掛けて、検出器3間の
ゲインのばらつきを補正する。この補正値から平均化/
原子炉停止判定部10で平均値を計算し、予め設定した
原子炉停止条件を満たした場合に原子炉停止信号を原子
炉停止系に出力する。
検出器3ごとのゲイン(感度)を掛けて、検出器3間の
ゲインのばらつきを補正する。この補正値から平均化/
原子炉停止判定部10で平均値を計算し、予め設定した
原子炉停止条件を満たした場合に原子炉停止信号を原子
炉停止系に出力する。
【0005】ゲインは各LPRM検出器3毎に、原子炉
運転時間の経過に伴い変化する。この変化に伴い、定期
的に人間系(例えば原子炉運転員)がゲインを変更する
作業を行う。
運転時間の経過に伴い変化する。この変化に伴い、定期
的に人間系(例えば原子炉運転員)がゲインを変更する
作業を行う。
【0006】以下にこのゲイン変更の具体的な方法につ
いて述べる。
いて述べる。
【0007】プロセス計算機17に対して、変更前のゲ
イン値と変更後のゲイン値の比(以下GAFと称する)
を要求する操作を、マンマシンインタフェース11を介
して行う。この要求でプロセス計算機17は伝送ユニッ
ト(以下DCFと称する)18を仲介して各LPRM検
出器3毎のGAFを一括して送る。APRM4がこれら
の値を受け取ったことを人間系で確認後、GAF値を用
いたゲイン変更の操作をして、同変更を完了する。この
操作により、LPRM補正部9で用いるゲインは以下の
式で示すように変更される。
イン値と変更後のゲイン値の比(以下GAFと称する)
を要求する操作を、マンマシンインタフェース11を介
して行う。この要求でプロセス計算機17は伝送ユニッ
ト(以下DCFと称する)18を仲介して各LPRM検
出器3毎のGAFを一括して送る。APRM4がこれら
の値を受け取ったことを人間系で確認後、GAF値を用
いたゲイン変更の操作をして、同変更を完了する。この
操作により、LPRM補正部9で用いるゲインは以下の
式で示すように変更される。
【0008】GAINNEW(i)=GAIN
OLD(i)×GAF(i) 但し、 i:各LPRM検出器を識別する符号 GAINNEW:変更後のゲイン GAINOLD:変更前のゲイン GAF:変更前のゲイン値と変更後のゲイン値の比であ
る。
OLD(i)×GAF(i) 但し、 i:各LPRM検出器を識別する符号 GAINNEW:変更後のゲイン GAINOLD:変更前のゲイン GAF:変更前のゲイン値と変更後のゲイン値の比であ
る。
【0009】また、APRM4に有するマンマシンイン
タフェース11を介して、人間系が手動でGAFを入力
できる。例えば、ある検出器3のうちの1chに対する
LPRM補正部9の処理の動作確認をする時等に使用す
る。
タフェース11を介して、人間系が手動でGAFを入力
できる。例えば、ある検出器3のうちの1chに対する
LPRM補正部9の処理の動作確認をする時等に使用す
る。
【0010】APRM4ではさらに、電流/電圧変換部
5の後に絶縁アンプ6を介して、PLAD1S12に補
正前のLPRM値を出力する。APRM4は、PLAD
IS12、プロセス計算機17、DCF18と比較し
て、系統分類上より重要な系統(安全保護系)に属す
る。
5の後に絶縁アンプ6を介して、PLAD1S12に補
正前のLPRM値を出力する。APRM4は、PLAD
IS12、プロセス計算機17、DCF18と比較し
て、系統分類上より重要な系統(安全保護系)に属す
る。
【0011】これに対してPLADIS12、プロセス
計算機17、DCF18は常用系と呼ばれる分類に属す
る。絶縁絶緑アンプ6は、常用系であるPLADIS1
2の故障等による影響が、安全保護系であるAPRM4
に及ばないようにするために設けられている。なお、A
PRM4とDCF18との間は光ケーブルで接続され、
光信号によるデジタルデータ伝送で両者の絶縁を図って
いる。
計算機17、DCF18は常用系と呼ばれる分類に属す
る。絶縁絶緑アンプ6は、常用系であるPLADIS1
2の故障等による影響が、安全保護系であるAPRM4
に及ばないようにするために設けられている。なお、A
PRM4とDCF18との間は光ケーブルで接続され、
光信号によるデジタルデータ伝送で両者の絶縁を図って
いる。
【0012】プロセス計算機17においては、原子炉運
転時間の経過に伴う炉心内の出力分布の変化等、様々な
炉内動特性を計算する役割を果たす。この炉内動特性計
算をもとに、各LPRM検出器3毎に、現在APRM4
で用いられているゲインを変更する際のGAFを計算す
る。
転時間の経過に伴う炉心内の出力分布の変化等、様々な
炉内動特性を計算する役割を果たす。この炉内動特性計
算をもとに、各LPRM検出器3毎に、現在APRM4
で用いられているゲインを変更する際のGAFを計算す
る。
【0013】DCF18においては、APRM4が様々
な他系統(中央制御盤等)とデータを授受する際の、仲
介の役割を果たす。APRM4とプロセス計算機17と
の間のGAF要求信号、GAFデータの授受もその一例
である。PLADIS12においては、APRM4から
のLPRM未補正値を切替器13で逐次選択し、A/D
変換部14でデジタル値に変換する。この値を時間情報
を加味してデータ保存部15である一定期間保存する。
な他系統(中央制御盤等)とデータを授受する際の、仲
介の役割を果たす。APRM4とプロセス計算機17と
の間のGAF要求信号、GAFデータの授受もその一例
である。PLADIS12においては、APRM4から
のLPRM未補正値を切替器13で逐次選択し、A/D
変換部14でデジタル値に変換する。この値を時間情報
を加味してデータ保存部15である一定期間保存する。
【0014】PLADIS12を用いれば、例えば、炉
出力の異常な上昇に伴いAPRM4から原子炉停止信号
が発生した場合に、原子炉内でのLPRM検出器の信号
の時間的な変化(正常状熊〜異常発生時〜異常発生後の
変化)をマンマシンインタフェース16を介して確認で
きる。この結果は、原子炉異常の原因を究明する解析に
有効である。
出力の異常な上昇に伴いAPRM4から原子炉停止信号
が発生した場合に、原子炉内でのLPRM検出器の信号
の時間的な変化(正常状熊〜異常発生時〜異常発生後の
変化)をマンマシンインタフェース16を介して確認で
きる。この結果は、原子炉異常の原因を究明する解析に
有効である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上述べた
従来の沸騰水型原子炉の原子炉出力監視装置では、PL
ADIS12に保存されるのはLPRM未補正値であ
る。これは、APRM4で原子炉停止判定のもとにな
る、原子炉運転時間の経過に伴うLPRM検出器3毎の
ゲインのばらつきを考慮したLPRM補正値と一致しな
いものであった。
従来の沸騰水型原子炉の原子炉出力監視装置では、PL
ADIS12に保存されるのはLPRM未補正値であ
る。これは、APRM4で原子炉停止判定のもとにな
る、原子炉運転時間の経過に伴うLPRM検出器3毎の
ゲインのばらつきを考慮したLPRM補正値と一致しな
いものであった。
【0016】そのため、保存データを確認する際には、
人間系でゲイン補正を考慮する必要があった。また、P
LAD1S12に保存されている時系列データも、最新
の時点からある一定期間保存されているデータのみであ
り、このデータをもとにして保存形式を多様化すれば、
例えば原子炉異常時の解析時に、より有効な装置とな
る。
人間系でゲイン補正を考慮する必要があった。また、P
LAD1S12に保存されている時系列データも、最新
の時点からある一定期間保存されているデータのみであ
り、このデータをもとにして保存形式を多様化すれば、
例えば原子炉異常時の解析時に、より有効な装置とな
る。
【0017】本発明は以上述べた従来の事情に基づいて
なされたものであり、その第1の目的はPLADTS
で、より原子炉内の出力特性に則した値を保存し、原子
炉異常時の解析精度を向上させることにあり、また第2
の目的は、PLADISでのLPRMデー夕保存形式を
多様化し、様々な観点から原子炉内出力特性を把握でき
る原子炉出力監視装置を提供することにある。
なされたものであり、その第1の目的はPLADTS
で、より原子炉内の出力特性に則した値を保存し、原子
炉異常時の解析精度を向上させることにあり、また第2
の目的は、PLADISでのLPRMデー夕保存形式を
多様化し、様々な観点から原子炉内出力特性を把握でき
る原子炉出力監視装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、次のように構成したもので
ある。すなわち、原子炉の炉心内に複数配置し、原子炉
内の中性子量をアナログ電流信号に変換する局所出力領
域モニタ検出器と、前記複数の局所出力領域モニタを複
数の区分に分け、この1つの区分の前記局所出力領域モ
ニタ検出器の電流信号を電流/電圧変換してデジタル値
に変換し、前記各局所出力領域モニタ検出器のゲインで
補正した局所出力領域モニタ補正値にして、平均化し
て、平均値が原子炉停止条件を満たした場合に原子炉停
止信号を出力する平均出力領域モニタと、前記各局所出
力領域モニタ検出器のゲインを変更する際の、変更前の
ゲイン値と変更後のゲイン値のゲイン比を計算するプロ
セス計算機と、前記平均出力領域モニタと他の複数の系
とのデータ伝送を仲介する伝送ユニットと、前記複数の
区分毎の前記平均出力領域モニタ内で電流/電圧変換後
に絶縁アンプを介して出力された、ゲイン補正前の局所
出力領域モニタのアナログ値を、デジタル値に変換し、
この局所出力領域モニタ未補正値を時系列に沿って一定
期間保存するものであって、前記局所出力領域モニタ未
補正値を局所出力領域モニタ補正値に変換して保存する
機能を有する原子炉過渡現象監視装置を具備した原子炉
出力監視装置である。
め、請求項1記載の発明は、次のように構成したもので
ある。すなわち、原子炉の炉心内に複数配置し、原子炉
内の中性子量をアナログ電流信号に変換する局所出力領
域モニタ検出器と、前記複数の局所出力領域モニタを複
数の区分に分け、この1つの区分の前記局所出力領域モ
ニタ検出器の電流信号を電流/電圧変換してデジタル値
に変換し、前記各局所出力領域モニタ検出器のゲインで
補正した局所出力領域モニタ補正値にして、平均化し
て、平均値が原子炉停止条件を満たした場合に原子炉停
止信号を出力する平均出力領域モニタと、前記各局所出
力領域モニタ検出器のゲインを変更する際の、変更前の
ゲイン値と変更後のゲイン値のゲイン比を計算するプロ
セス計算機と、前記平均出力領域モニタと他の複数の系
とのデータ伝送を仲介する伝送ユニットと、前記複数の
区分毎の前記平均出力領域モニタ内で電流/電圧変換後
に絶縁アンプを介して出力された、ゲイン補正前の局所
出力領域モニタのアナログ値を、デジタル値に変換し、
この局所出力領域モニタ未補正値を時系列に沿って一定
期間保存するものであって、前記局所出力領域モニタ未
補正値を局所出力領域モニタ補正値に変換して保存する
機能を有する原子炉過渡現象監視装置を具備した原子炉
出力監視装置である。
【0019】請求項1記載の原子炉出力監視装置によれ
ば、原子炉過渡現象監視装置で、より原子炉内の出力特
性に即した値であるLPRM補正値を保存でき、原子炉
異常時の解析精度を向上させることができる。
ば、原子炉過渡現象監視装置で、より原子炉内の出力特
性に即した値であるLPRM補正値を保存でき、原子炉
異常時の解析精度を向上させることができる。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
子炉過渡現象監視装置として、前記各局所出力領域モニ
タ検出器のゲインを変更する際の、変更前のゲイン値と
変更後のゲイン値のゲイン比を前記プロセス計算機から
一括して得るか、または前記個々のゲイン比を手動で入
力できる機能を有する原子炉出力監視装置である。
子炉過渡現象監視装置として、前記各局所出力領域モニ
タ検出器のゲインを変更する際の、変更前のゲイン値と
変更後のゲイン値のゲイン比を前記プロセス計算機から
一括して得るか、または前記個々のゲイン比を手動で入
力できる機能を有する原子炉出力監視装置である。
【0021】請求項2記載の原子炉出力監視装置によれ
ば、前記複数のゲイン比をプロセス計算機から一括して
原子炉過渡現象監視装置に入力することで、人間系の操
作負荷を軽減することができ、また、個々のゲイン比を
手動で原子炉過渡現象監視装置に入力することで、例え
ばある検出器1chに対する局所出力領域モニタ補正部
の処理の動作試験をすることができる。
ば、前記複数のゲイン比をプロセス計算機から一括して
原子炉過渡現象監視装置に入力することで、人間系の操
作負荷を軽減することができ、また、個々のゲイン比を
手動で原子炉過渡現象監視装置に入力することで、例え
ばある検出器1chに対する局所出力領域モニタ補正部
の処理の動作試験をすることができる。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1記載の平
均出力領域モニタとして、前記絶縁アンプを廃し、前記
原子炉過渡現象監視装置に対して前記局所出力領域モニ
タ補正値を光デジタル値で出力する機能を有する原子炉
出力監視装置である。
均出力領域モニタとして、前記絶縁アンプを廃し、前記
原子炉過渡現象監視装置に対して前記局所出力領域モニ
タ補正値を光デジタル値で出力する機能を有する原子炉
出力監視装置である。
【0023】請求項3記載の原子炉出力監視装置によれ
ば、原子炉過渡現象監視装置で、より原子炉内の出力特
性に即した値を保存し、原子炉異常時の解析精度を向上
させることができ、また、光信号にすることで、平均出
力領域モニタと原子炉過渡現象監視装置間の電気的絶縁
を保った上で、外来ノイズに影響されにくいシステムに
することができる。
ば、原子炉過渡現象監視装置で、より原子炉内の出力特
性に即した値を保存し、原子炉異常時の解析精度を向上
させることができ、また、光信号にすることで、平均出
力領域モニタと原子炉過渡現象監視装置間の電気的絶縁
を保った上で、外来ノイズに影響されにくいシステムに
することができる。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項1記載の原
子炉過渡現象監視装置として、前記局所出力領域モニタ
検出器の検出値がある設定値を超えた場合には、この超
えた時点の前後一定期間の時系列データを別途保存し、
これら設定値を超えた過去の事例を確認できる機能を有
する原子炉出力監視装置である。
子炉過渡現象監視装置として、前記局所出力領域モニタ
検出器の検出値がある設定値を超えた場合には、この超
えた時点の前後一定期間の時系列データを別途保存し、
これら設定値を超えた過去の事例を確認できる機能を有
する原子炉出力監視装置である。
【0025】請求項4記載の原子炉出力監視装置によれ
ば、設定値を超えた過去の事例を確認することで、ある
原子炉異常時の解析時に、過去の類似データを比較参照
しながら、より正確な解析を行うことができる。
ば、設定値を超えた過去の事例を確認することで、ある
原子炉異常時の解析時に、過去の類似データを比較参照
しながら、より正確な解析を行うことができる。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項1記載の原
子炉過渡現象監視装置として、ある一定期間の前記局所
出力領域モニタ検出器の検出値の平均値を別途保存し、
より長い時間間隔での時系列データを確認できる機能を
有する原子炉出力監視装置である。
子炉過渡現象監視装置として、ある一定期間の前記局所
出力領域モニタ検出器の検出値の平均値を別途保存し、
より長い時間間隔での時系列データを確認できる機能を
有する原子炉出力監視装置である。
【0027】請求項5記載の原子炉出力監視装置によれ
ば、より長い時間間隔での局所出力領域モニタの時系列
データを確認することで、長期的な期間を対象とした局
所出力領域モニタ値の変化を把握し、その理解を深める
ことができる。
ば、より長い時間間隔での局所出力領域モニタの時系列
データを確認することで、長期的な期間を対象とした局
所出力領域モニタ値の変化を把握し、その理解を深める
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>以下、本発明
の請求項1に対応する原子炉出力監視装置の第1の実施
の形態について、図1を用いて説明する。
の請求項1に対応する原子炉出力監視装置の第1の実施
の形態について、図1を用いて説明する。
【0029】本実施形態の原子炉出力監視装置は、図7
の従来の装置に加え、PLADIS12内に、LPRM
補正部19と、各LPRM検出器3のゲインを変更する
際の、変更前のゲイン値と変更後のゲイン値の比(以
下、GAFと称する)の要求とGAF手動値を入力する
マンマシンインタフェース20を設けた構成となってい
る。
の従来の装置に加え、PLADIS12内に、LPRM
補正部19と、各LPRM検出器3のゲインを変更する
際の、変更前のゲイン値と変更後のゲイン値の比(以
下、GAFと称する)の要求とGAF手動値を入力する
マンマシンインタフェース20を設けた構成となってい
る。
【0030】以上述べた点以外の構成は、図7の従来の
装置の構成と同一である。すなわち、LPRM検出器3
は、原子炉圧力容器1内の炉心2内に複数配置し、原子
炉内の中性子量をアナログ電流信号に変換するものであ
る。
装置の構成と同一である。すなわち、LPRM検出器3
は、原子炉圧力容器1内の炉心2内に複数配置し、原子
炉内の中性子量をアナログ電流信号に変換するものであ
る。
【0031】APRM4は、複数のLPRM検出器3を
複数の区分(まとまり)に分け、1つの区分のLPRM
検出器3の電流信号を電流/電圧変換部5により電流/
電圧に変換して切替器7を介してA/D変換部8により
デジタル値に変換し、各LPRM検出器3のゲイン(感
度)で補正した値(以下、LPRM補正値と称する)に
して、平均化/原子炉停止判定部10により平均化し
て、平均値が原子炉停止条件を満たした場合に原子炉停
止信号を出力するものである。
複数の区分(まとまり)に分け、1つの区分のLPRM
検出器3の電流信号を電流/電圧変換部5により電流/
電圧に変換して切替器7を介してA/D変換部8により
デジタル値に変換し、各LPRM検出器3のゲイン(感
度)で補正した値(以下、LPRM補正値と称する)に
して、平均化/原子炉停止判定部10により平均化し
て、平均値が原子炉停止条件を満たした場合に原子炉停
止信号を出力するものである。
【0032】プロセス計算機7は、各LPRM検出器3
のゲインを変更する際の、変更前のゲイン値と変更後の
ゲイン値の比(以下、GAFと称する)を計算するもの
である。
のゲインを変更する際の、変更前のゲイン値と変更後の
ゲイン値の比(以下、GAFと称する)を計算するもの
である。
【0033】伝送ユニット(以下、DCFと称する)1
8はAPRM4と他の複数の系とのデータ伝送を仲介す
るものである。
8はAPRM4と他の複数の系とのデータ伝送を仲介す
るものである。
【0034】PLADIS12は、複数の区分毎のAP
RM4内で電流/電圧変換部5に変換後に絶縁アンプ6
及び切替器13を介して出力された、ゲイン補正前のL
PRMアナログ値を、A/D変換部14によりデジタル
値に変換し、この値(以下、LPRM未補正値と称す
る)を、データ保存部15により時系列に沿って一定期
間保存するものである。
RM4内で電流/電圧変換部5に変換後に絶縁アンプ6
及び切替器13を介して出力された、ゲイン補正前のL
PRMアナログ値を、A/D変換部14によりデジタル
値に変換し、この値(以下、LPRM未補正値と称す
る)を、データ保存部15により時系列に沿って一定期
間保存するものである。
【0035】従来の原子炉出力監視装置において、次の
ように構成したものである。すなわち、PLADIS
は、LPRM未補正値をLPRM補正値に変換して保存
する機能を有することを特徴とするものである。そし
て、この場合PLADISは、複数のGAFをプロセス
計算機から一括して得る、または個々のGAFを手動で
入力できる機能を有することを特徴としたものである。
ように構成したものである。すなわち、PLADIS
は、LPRM未補正値をLPRM補正値に変換して保存
する機能を有することを特徴とするものである。そし
て、この場合PLADISは、複数のGAFをプロセス
計算機から一括して得る、または個々のGAFを手動で
入力できる機能を有することを特徴としたものである。
【0036】このように構成された原子炉出力監視装置
において、PLADIS12ではA/D変換部14の後
段で、LPRM補正部19によりゲイン補正した値に変
換する。この値をデータ保存部15にて保存する。この
ことで、PLADIS12で、より原子炉内の出力特性
に即した値であるLPRM補正値を保存でき、原子炉異
常時の解析精度を向上させることができる。
において、PLADIS12ではA/D変換部14の後
段で、LPRM補正部19によりゲイン補正した値に変
換する。この値をデータ保存部15にて保存する。この
ことで、PLADIS12で、より原子炉内の出力特性
に即した値であるLPRM補正値を保存でき、原子炉異
常時の解析精度を向上させることができる。
【0037】次に、図2を参照して請求項2に対応する
原子炉出力監視装置の実施の形態について説明する。図
2は、図1の一部すなわちPLADIS12及びプロセ
ス計算機17のみを示すブロック図である。図1の実施
形態において、定期的に人間系(例えば原子炉運転員)
がゲインを変更する作業を行う場合に次のように行な
う。以下にゲイン変更の方法について述べる。プロセス
計算機17に対して、GAFを要求する操作を、マンマ
シンインタフェース20を介して行う。
原子炉出力監視装置の実施の形態について説明する。図
2は、図1の一部すなわちPLADIS12及びプロセ
ス計算機17のみを示すブロック図である。図1の実施
形態において、定期的に人間系(例えば原子炉運転員)
がゲインを変更する作業を行う場合に次のように行な
う。以下にゲイン変更の方法について述べる。プロセス
計算機17に対して、GAFを要求する操作を、マンマ
シンインタフェース20を介して行う。
【0038】この要求でプロセス計算機17は各LPR
M検出器毎のGAFを一括してPLADIS12に送
る。PLADIS12がこれらの値を受け取ったことを
人間系で確認後、LPRM補正部19で用いるゲイン
を、GAF値を用いて変更する。
M検出器毎のGAFを一括してPLADIS12に送
る。PLADIS12がこれらの値を受け取ったことを
人間系で確認後、LPRM補正部19で用いるゲイン
を、GAF値を用いて変更する。
【0039】複数のGAFをプロセス計算機17から一
括してPLADIS12に入力することで、人間系の操
作負荷を軽減することができる。また、マンマシンイン
タフェース20を介して、人間系が手動でGAFを入力
できる。
括してPLADIS12に入力することで、人間系の操
作負荷を軽減することができる。また、マンマシンイン
タフェース20を介して、人間系が手動でGAFを入力
できる。
【0040】このように個々のGAFを手動でPLAD
IS12に入力することで、例えば、ある検出器1ch
に対するLPRM補正部19の処理の動作を確認でき、
有効である。
IS12に入力することで、例えば、ある検出器1ch
に対するLPRM補正部19の処理の動作を確認でき、
有効である。
【0041】<第2の実施形態>以下に本発明の請求項
3に対応する原子炉出力監視装置の第2の実施の形態を
図3で説明する。本実施形熊における原子炉出力監視装
置は従来の装置に加え、APRM4内では、絶縁アンプ
6を廃し、LPRM補正部9の後段でデータ送信部2
1、電気/光変換部22を設ける。
3に対応する原子炉出力監視装置の第2の実施の形態を
図3で説明する。本実施形熊における原子炉出力監視装
置は従来の装置に加え、APRM4内では、絶縁アンプ
6を廃し、LPRM補正部9の後段でデータ送信部2
1、電気/光変換部22を設ける。
【0042】また、PLADIS12内では、切替器1
3とA/D変換部14を廃し、光/電気変換部23及び
データ受信部24を、データ保存部15の前段に設け
る。
3とA/D変換部14を廃し、光/電気変換部23及び
データ受信部24を、データ保存部15の前段に設け
る。
【0043】更に、APRM4とPLADIS12の間
を光ケ一ブル25で接続する構成となっている。
を光ケ一ブル25で接続する構成となっている。
【0044】このように構成された原子炉出力監視装置
において、APRM4では、複数のLPRM補正値を、
データ送信部21を介して一括したデジタル伝送データ
の形にし、電気/光変換部22で光デジタル信号にして
送信する。
において、APRM4では、複数のLPRM補正値を、
データ送信部21を介して一括したデジタル伝送データ
の形にし、電気/光変換部22で光デジタル信号にして
送信する。
【0045】光ケーブル25を介してPLADIS12
に入力された光デジタル信号は、光/電気変換部23で
電気信号に変換される。その後、データ受信部24で一
括したデジタル伝送データを個々のLPRM補正値に分
割した後、データ保存部15にて保存する。
に入力された光デジタル信号は、光/電気変換部23で
電気信号に変換される。その後、データ受信部24で一
括したデジタル伝送データを個々のLPRM補正値に分
割した後、データ保存部15にて保存する。
【0046】このことで、PLADIS12で、より原
子炉内の出力特性に則した値を保存し、原子炉異常時の
解析精度を向上させることができる。また、光デジタル
信号にすることで、APRM4とPLADIS12間の
電気的絶縁を保った上で、外来ノイズに影響されにくい
システムにすることができる。
子炉内の出力特性に則した値を保存し、原子炉異常時の
解析精度を向上させることができる。また、光デジタル
信号にすることで、APRM4とPLADIS12間の
電気的絶縁を保った上で、外来ノイズに影響されにくい
システムにすることができる。
【0047】本発明の請求項3に対応する原子炉出力監
視装置の第2の実施の形態の変形として、図4が考えら
れる。これは、PLADIS12を従来の装置のまま
(図7)、APRM4を第2の実施の形態のまま(図
4)として、APRM4とPLADIS12の間の接続
のみ第2の実施の形態と異なるものである。
視装置の第2の実施の形態の変形として、図4が考えら
れる。これは、PLADIS12を従来の装置のまま
(図7)、APRM4を第2の実施の形態のまま(図
4)として、APRM4とPLADIS12の間の接続
のみ第2の実施の形態と異なるものである。
【0048】これは図7の従来の装置に加え、APRM
4内では図3の場合と同様に、絶縁アンプ6を廃し、L
PRM補正部9の後段でデータ送信部21、電気/光変
換部22を設ける。
4内では図3の場合と同様に、絶縁アンプ6を廃し、L
PRM補正部9の後段でデータ送信部21、電気/光変
換部22を設ける。
【0049】また、PLADIS12の前段に、PLA
DISデータインタフェース部(以下、PLADIS−
I/F部)26を設ける。PLADIS−I/F部26
内には、光/電気変換部27、データ受信部28、デジ
タル/アナ口グ変換(以下、D/A変換)部29を設け
る。さらに、APRM4とPLADIS−I/F部26
の間を光ケーブル25で接続する構成となっている。
DISデータインタフェース部(以下、PLADIS−
I/F部)26を設ける。PLADIS−I/F部26
内には、光/電気変換部27、データ受信部28、デジ
タル/アナ口グ変換(以下、D/A変換)部29を設け
る。さらに、APRM4とPLADIS−I/F部26
の間を光ケーブル25で接続する構成となっている。
【0050】このように構成された原子炉出力監視装置
において、APRM4では図2の場合と同様に、複数の
LPRM補正値を、データ送信部21を介して一括した
デジタル伝送データの形にし、電気/光変換部22で光
デジタル信号にして送信する。光ケーブル25を介して
PLADIS−I/F部26に入力された光デジタル信
号は、光/電気変換部27で電気信号に変換される。そ
の後、データ受信部28で一括したデジタル伝送データ
を個々のLPRM補正値に分割した後、D/A変換部2
9にてアナログ値に変換してPLADIS12に出力す
る。
において、APRM4では図2の場合と同様に、複数の
LPRM補正値を、データ送信部21を介して一括した
デジタル伝送データの形にし、電気/光変換部22で光
デジタル信号にして送信する。光ケーブル25を介して
PLADIS−I/F部26に入力された光デジタル信
号は、光/電気変換部27で電気信号に変換される。そ
の後、データ受信部28で一括したデジタル伝送データ
を個々のLPRM補正値に分割した後、D/A変換部2
9にてアナログ値に変換してPLADIS12に出力す
る。
【0051】PLADIS12は従来の装置のままの構
成で、データ保存部15にLPRM補正値を保存する。
このような構成でも、PLADIS12で、より原子炉
内の出力特性に即した値を保存し、原子炉異常時の解析
精度を向上させることができる。
成で、データ保存部15にLPRM補正値を保存する。
このような構成でも、PLADIS12で、より原子炉
内の出力特性に即した値を保存し、原子炉異常時の解析
精度を向上させることができる。
【0052】また、光デジタル信号にすることで、AP
RM4とPLAD1S12間の電気的絶縁を保った上
で、外来ノイズに影響されにくいシステムにすることが
できる。
RM4とPLAD1S12間の電気的絶縁を保った上
で、外来ノイズに影響されにくいシステムにすることが
できる。
【0053】<第3の実施形態>以下に本発明の請求項
4に対応する原子炉出力監視装置の第3の実施の形態
を、図5を用いて説明する。図5における原子炉出力監
視装置は従来の装置に加え、PLADIS12内に、デ
ータ保存部15と接続したLPRM値/設定値比較部3
0、設定値を超えたデータ保存部31、設定値入力/過
去の事例出力用のマンマシンイン夕フェース32を設け
た構成となっている。
4に対応する原子炉出力監視装置の第3の実施の形態
を、図5を用いて説明する。図5における原子炉出力監
視装置は従来の装置に加え、PLADIS12内に、デ
ータ保存部15と接続したLPRM値/設定値比較部3
0、設定値を超えたデータ保存部31、設定値入力/過
去の事例出力用のマンマシンイン夕フェース32を設け
た構成となっている。
【0054】このように構成された原子炉出力監視装置
において、データ保存する条件設定値をマンマシンイン
タフェース32を介して予め入力する。この値は例えば
原子炉異常判定で用いる値と同値とする。データ保存部
15に保存されているLPRM値を、LPRM値/設定
値比較部30で逐次設定値と比較し、当該設定値を超え
た場合にはデータ保存部31に、原子炉異常時のLPR
M値データとして保存する。
において、データ保存する条件設定値をマンマシンイン
タフェース32を介して予め入力する。この値は例えば
原子炉異常判定で用いる値と同値とする。データ保存部
15に保存されているLPRM値を、LPRM値/設定
値比較部30で逐次設定値と比較し、当該設定値を超え
た場合にはデータ保存部31に、原子炉異常時のLPR
M値データとして保存する。
【0055】この時、設定値を超えた時点から、前後一
定期間の時系列データ(正常状熊〜設定値を超えた時点
〜設定値を超えた時点後の変化)を保存する。必要に応
じてマンマシンインタフェース32を介して、データ保
存部31に保存されている、原子炉異常時のLPRM時
系列データの過去の事例を確認する。
定期間の時系列データ(正常状熊〜設定値を超えた時点
〜設定値を超えた時点後の変化)を保存する。必要に応
じてマンマシンインタフェース32を介して、データ保
存部31に保存されている、原子炉異常時のLPRM時
系列データの過去の事例を確認する。
【0056】このように設定値を超えた過去の事例を確
認することで、ある原子炉異常時の解析時に、過去の類
似データを比較参照しながら、より正確な解析を行うこ
とができる。
認することで、ある原子炉異常時の解析時に、過去の類
似データを比較参照しながら、より正確な解析を行うこ
とができる。
【0057】<第4の実施形態>以下に本発明の請求項
5に対応する原子炉出力監視装置の第4の実施の形態
を、図6を用いて説明する。図6における原子炉出力監
視装置は従来の装置に加え、PLADIS12内に、デ
ータ保存部15と接続したLPRM時系列データの平均
値計算部33、平均値データ保存部34、平均値データ
出力用のマンマシンインタフェース35を設けた構成と
なっている。
5に対応する原子炉出力監視装置の第4の実施の形態
を、図6を用いて説明する。図6における原子炉出力監
視装置は従来の装置に加え、PLADIS12内に、デ
ータ保存部15と接続したLPRM時系列データの平均
値計算部33、平均値データ保存部34、平均値データ
出力用のマンマシンインタフェース35を設けた構成と
なっている。
【0058】このように構成された原子炉出力監視装置
において、データ保存部15に保存されているある一定
期間のLPRM値を、平均値処理部33で平均化し、こ
の値を平均値データ保存部34に保存する。
において、データ保存部15に保存されているある一定
期間のLPRM値を、平均値処理部33で平均化し、こ
の値を平均値データ保存部34に保存する。
【0059】そして、必要に応じて、平均値データ保存
部34に保存されている、これら平均値の時系列データ
をマンマシンインタフェース35を介して確認できる。
このように、より長い時間間隔でのLPRM時系列デー
タを確認することで、長期的な期間を対象としたLPR
M値の変化を把握し、理解を深めることができる。
部34に保存されている、これら平均値の時系列データ
をマンマシンインタフェース35を介して確認できる。
このように、より長い時間間隔でのLPRM時系列デー
タを確認することで、長期的な期間を対象としたLPR
M値の変化を把握し、理解を深めることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、PLADISで、より
原子炉内の出力特性に即した値を保存し、原子炉異常時
の解析精度を向上させることができ、また、併せて、P
LADISでのLPRMデータ保存形式を多様化し、様
々な観点から原子炉内出力特性を把握できる原子炉出力
監視装置を提供できる。
原子炉内の出力特性に即した値を保存し、原子炉異常時
の解析精度を向上させることができ、また、併せて、P
LADISでのLPRMデータ保存形式を多様化し、様
々な観点から原子炉内出力特性を把握できる原子炉出力
監視装置を提供できる。
【図1】本発明に係る原子炉出力監視装置の第1実施形
熊を示すブロック図。
熊を示すブロック図。
【図2】本発明に係る原子炉出力監視装置の第1実施形
熊の変形を示すブロック図。
熊の変形を示すブロック図。
【図3】本発明に係る原子炉出力監視装置の第2実施形
熊を示すブロック図。
熊を示すブロック図。
【図4】本発明に係る原子炉出力監視装置の第2実施形
態の変形を示すブロック図。
態の変形を示すブロック図。
【図5】本発明に係る原子炉出力監視装置の第3実施形
態を示すブロック図。
態を示すブロック図。
【図6】本発明に係る原子炉出力監視装置の第4実施形
態を示すブロック図。
態を示すブロック図。
【図7】従来の原子炉出力監視装置を示すブロック図。
1…原子炉圧力容器 2…炉心 3…LPRM検出器 4…APRM 5…電流/電圧変換部 6…絶縁アンプ 7…切替器 8…A/D変換部 9…LPRM補正部 10…平均化/原子炉停止判定部 11…マンマシンインタフェース 12…PLADIS 13…切替器 14…A/D変換部 15…データ保存部 16…マンマシンインタフェース 16…データ保存部 17…プロセス計算機 18…伝送ユニット(DCF) 19…LPRM補正部 20…マンマシンインタフェース 21…データ送信部 22…電気/光変換部 23…光/電気変換部 24…データ受信部 25…光ケーブル 25…データ受信部 26…PLADIS―I/F 27…光/電気変換部 28…データ受信部 29…デジタル/アナ口グ変換部 30…LPRM値/設定値比較部 31…データ保存部 32…マンマシンインタフェース 33…平均値計算部 34…平均値データ保存部 35…マンマシンインタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 順政 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 2G075 AA03 BA03 CA08 DA01 DA18 FA19 FA20 FB05 FB07 FC20 GA21
Claims (5)
- 【請求項1】 原子炉の炉心内に複数配置し、原子炉内
の中性子量をアナログ電流信号に変換する局所出力領域
モニタ検出器と、 前記複数の局所出力領域モニタを複数の区分に分け、こ
の1つの区分の前記局所出力領域モニタ検出器の電流信
号を電流/電圧変換してデジタル値に変換し、 前記各局所出力領域モニタ検出器のゲインで補正した局
所出力領域モニタ補正値にして、平均化して、平均値が
原子炉停止条件を満たした場合に原子炉停止信号を出力
する平均出力領域モニタと、 前記各局所出力領域モニタ検出器のゲインを変更する際
の、変更前のゲイン値と変更後のゲイン値のゲイン比を
計算するプロセス計算機と、 前記平均出力領域モニタと他の複数の系とのデータ伝送
を仲介する伝送ユニットと、 前記複数の区分毎の前記平均出力領域モニタ内で電流/
電圧変換後に絶縁アンプを介して出力された、ゲイン補
正前の局所出力領域モニタのアナログ値を、デジタル値
に変換し、この局所出力領域モニタ未補正値を時系列に
沿って一定期間保存するものであって、前記局所出力領
域モニタ未補正値を局所出力領域モニタ補正値に変換し
て保存する機能を有する原子炉過渡現象監視装置と、 を具備したことを特徴とする原子炉出力監視装置。 - 【請求項2】 前記原子炉過渡現象監視装置は、前記各
局所出力領域モニタ検出器のゲインを変更する際の、変
更前のゲイン値と変更後のゲイン値のゲイン比を前記プ
ロセス計算機から一括して得るか、または前記個々のゲ
イン比を手動で入力できる機能を有することを特徴とし
た請求項1記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項3】 前記平均出力領域モニタは、前記絶縁ア
ンプを廃し、前記原子炉過渡現象監視装置に対して前記
局所出力領域モニタ補正値を光デジタル値で出力する機
能を有することを特徴とした請求項1記載の原子炉出力
監視装置。 - 【請求項4】 前記原子炉過渡現象監視装置は、前記局
所出力領域モニタ検出器の検出値がある設定値を超えた
場合には、この超えた時点の前後一定期間の時系列デー
タを別途保存し、これら設定値を超えた過去の事例を確
認できる機能を有することを特徴とした請求項1記載の
原子炉出力監視装置。 - 【請求項5】 前記原子炉過渡現象監視装置は、ある一
定期間の前記局所出力領域モニタ検出器の検出値の平均
値を別途保存し、より長い時間間隔での時系列データを
確認できる機能を有することを特徴とした請求項1記載
の原子炉出力監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11226495A JP2001051087A (ja) | 1999-08-10 | 1999-08-10 | 原子炉出力監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11226495A JP2001051087A (ja) | 1999-08-10 | 1999-08-10 | 原子炉出力監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001051087A true JP2001051087A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16846012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11226495A Pending JP2001051087A (ja) | 1999-08-10 | 1999-08-10 | 原子炉出力監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001051087A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004317183A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Toshiba Corp | 安全保護用放射線測定監視装置 |
JP2004354166A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Toshiba Corp | 原子炉出力監視装置 |
JP2007040718A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Toshiba Corp | 制御棒引抜監視装置 |
-
1999
- 1999-08-10 JP JP11226495A patent/JP2001051087A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004317183A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Toshiba Corp | 安全保護用放射線測定監視装置 |
JP4509489B2 (ja) * | 2003-04-14 | 2010-07-21 | 株式会社東芝 | 安全保護用放射線測定監視装置 |
JP2004354166A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Toshiba Corp | 原子炉出力監視装置 |
JP4528496B2 (ja) * | 2003-05-28 | 2010-08-18 | 株式会社東芝 | 原子炉出力監視装置 |
JP2007040718A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Toshiba Corp | 制御棒引抜監視装置 |
JP4594819B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2010-12-08 | 株式会社東芝 | 制御棒引抜監視装置 |
US8605851B2 (en) | 2005-07-29 | 2013-12-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Rod block monitor |
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