JP3073536B2 - 中性子束計測装置 - Google Patents

中性子束計測装置

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JP3073536B2 JP2116291A JP2116291A JP3073536B2 JP 3073536 B2 JP3073536 B2 JP 3073536B2 JP 2116291 A JP2116291 A JP 2116291A JP 2116291 A JP2116291 A JP 2116291A JP 3073536 B2 JP3073536 B2 JP 3073536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電プラント等
において、定格出力運転状態での原子炉内中性子束を監
視/計測するのに用いられる中性子束計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の出力領域中性子束計測は、原子炉
内に設置した中性子検出器に高電圧を印加しておき、こ
の中性子検出器に入射する中性子束強度に比例して出力
される電流信号を検出して、この検出データをマイクロ
プロセッサ等の演算装置に取込んで監視していた。ま
た、そのマイクロプロセッサ等によって計測装置の動作
制御も行われていた。図2に従来よりある中性子束計測
装置の構成例を示す。
【0003】この中性子束計測装置は、原子炉内に設置
された多数の中性子検出器1−1〜1−nに演算増幅器
2−1〜2−nがそれぞれ接続され、その各出力側がそ
れぞれ絶縁アンプ3−1〜3−nを介して信号選択回路
4に接続されている。この信号選択回路3はA/D変換
器5を介して演算装置6に接続される。この演算装置6
は中性子束の監視と共に信号切換回路4の切換えも行
う。
【0004】以上のように構成された中性子束計測装置
においては、中性子検出器1および演算増幅器2に高電
圧電源7から高電圧が印加され、中性子検出器1から出
力された検出電流が演算増幅器2および抵抗器8によっ
て電圧信号に変換される。この電圧信号は絶縁アンプ3
を介してそれぞれ演算装置側へ送られる。
【0005】上述した中性子束計測装置は、中性子検出
器1および演算増幅器2は、高電圧電源4(通常、直流
100V以上)を基準にして動作し、A/D変換器5、
演算装置6は接地電位を基準として動作する。そのた
め、信号選択回路4に接続された測定チャンネル毎に絶
縁アンプ3−1〜3−nを設ける必要があった。しか
し、絶縁アンプは他の電子回路に比べて大型かつ高価格
であり、装置が大型化すると共にコストアップにもなる
といった不具合があった。
【0006】そこで、この様な不具合を解消するため
に、中性子束計測装置を図3に示すように構成し、多数
の中性子検出器1−1〜1−nの出力を高電圧電源7で
動作する信号選択回路10で直接スイッチングして、後
段の信号処理ラインを一線にし、最小個数となる一つの
演算増幅器2、絶縁アンプ3を介して演算装置側と接続
を行い、コストアップ、大型化の原因となる絶縁アンプ
の削減を図っている。なお、この構成では、信号選択回
路10は高圧側となるため、フォトカプラ等からなる絶
縁回路11を介して演算装置6に接続される。
【0007】ところで、上述した中性子束計測装置は、
中性子検出器1−1〜1−nと信号選択回路10とがケ
ーブルLによってそれぞれ接続されている。これらのケ
ーブルLはそれぞれケーブル容量Cを持っており、この
ケーブル容量CはケーブルLの長さによって異なる。中
性子検出器1−1〜1−nは原子炉内の各所に分散配置
されるため、各々のケーブル容量Cも異なっている。
【0008】一方、図3に示した中性子束計測装置は、
各ケーブルLのケーブル容量Cを信号選択回路10で直
接スイッチングするため、ケーブル容量Cの放電により
スイッチング時間が遅れたり、各信号ライン間でケーブ
ル容量Cの違いによりスイッチング時間にバラツキが生
じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の中性子
束計測装置は、装置の小型化および低価格化が難しく、
またケーブル容量による信号選択回路でのスイッチング
時間の遅れや、スイッチング時間のバラツキにより高
速、高精度な計測が阻害される可能性があった。
【0010】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、中性子計測の高速、高精度化を実現できると
共に、小型でしかも安価な中性子束計測装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る中性子束計測装置は、計測領域内の各
所に設置され入射する中性子束強度に比例した検出電流
を出力する複数の中性子検出器と、これら複数の中性子
検出器からの各検出電流をそれぞれ電圧信号に変換する
複数の演算増幅器と、これら複数の演算増幅器で変換さ
れた電圧信号を選択的に取込む信号選択回路と、この信
号選択回路と絶縁手段を介して接続され該信号選択回路
を介して取込まれた電圧信号をA/D変換するA/D変
換器と、このA/D変換器出力を取込んで所定の演算処
理を行う演算手段とを具備してなるものとした。
【0012】
【作用】本発明によれば、複数の中性子検出器からの検
出電流がそれぞれ演算増幅器で電圧信号に変換された後
に信号選択回路でスイッチングされ、選択された一つの
電圧信号が絶縁手段を介してA/D変換器へ送られる。
従って、信号選択回路は複数の中性子検出器の電流信号
を直接スイッチングしないため、信号選択回路における
各信号ライン間のスイッチング時間のバラツキの発生を
防止でき、しかも信号選択回路で選択された一つの電圧
信号のみが絶縁手段を介してA/D変換器へ送られるの
で、絶縁手段は一系統のみで構成することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照しなが
ら説明する。
【0014】本実施例は、複数の中性子検出器1−1〜
1−nが、それぞれ対応する複数の演算増幅器2−1〜
2−nにそれぞれ接続され、これら演算増幅器2−1〜
2−nの出力側に信号選択回路20が接続されている。
この信号選択回路20の出力端子は、絶縁手段となる一
つの絶縁アンプ3を介してA/D変換器5に接続され、
さらにこのA/D変換器5が演算装置6に接続されてい
る。この演算装置6は、中性子束計測データを演算処理
して中性子束監視を行うと共に、フォトカプラ11を介
して信号選択回路20に接続され、信号選択回路20に
切換制御信号を送信するように構成されている。次に、
以上のように構成された本実施例の動作について説明す
る。
【0015】中性子検出器1−1に中性子が入射する
と、入射した中性子束強度に比例した検出電流が対応す
る演算増幅器2−1の(−)側入力端子に流れ、演算増
幅器2−1の出力に、検出電流と抵抗器8の抵抗値との
積が電圧となって現れる。同様に、他の演算増幅器2−
2〜2−nの出力にも、対応する中性子検出器1−2〜
1−nで検出された検出電流が電圧信号に変換されて現
れる。
【0016】例えば、中性子検出器1側に1mAの検出
電流が流れ、抵抗器8の抵抗値が1KΩの場合には、演
算増幅器2の出力は仮想マイナス1Vとなり、高電圧電
源7による基準動作電圧が100Vであれば、99Vの
電圧が現れる。
【0017】これら演算増幅器2−1〜2−nの出力に
現れた電圧信号は、演算装置6からの切換制御信号を受
けた信号選択回路20によって順次スイッチングされ
て、絶縁アンプ3に入力する。この絶縁アンプ3の出力
は接地電位を基準としているためマイナス1Vが現れ、
この電圧信号がA/D変換器5でデジタル信号に変換さ
れた後、このデジタル値が入射中性子束強度として演算
装置6に取込まれる。
【0018】演算装置6は、フォトカプラ11を介して
信号選択回路20に切換制御信号を出力して、演算増幅
器2出力を順次スイッチングして、他の計測チャンネル
の計測データを取込むと共に、これら計測データに基づ
く監視を行う。
【0019】この様に本実施例によれば、各中性子検出
器1−1〜1−nへの入射中性子束強度に応じた検出電
流を各々対応する演算増幅器2−1〜2−nで電圧信号
に変換し、これら電圧信号を信号選択回路20でスイッ
チングして一つの絶縁アンプ3を介して演算装置側へ取
込むようにしたので、従来のようにケーブル容量を直接
スイッチングせずに、これを電圧値に変換した電圧信号
をスイッチングしているため、スイッチングに要する時
間が極めて短縮化され、しかもスイッチング時間のバラ
ツキも発生しないことから、中性子計測の高速化および
高精度かを図ることができる。
【0020】また、中性子計測データを取込むのに使う
絶縁アンプ3は一つでよいことから、従来のように各測
定チャネル毎に絶縁アンプを設ける場合に比べて、絶縁
アンプを大幅に削減できて装置の小型化を図れると共に
コストダウンを図ることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、中
性子計測の高速、高精度化を実現できると共に、小型で
しかも安価な中性子束計測装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る中性子束計測装置の構
成図。
【図2】従来の中性子束計測装置の構成図。
【図3】従来の他の中性子束計測装置の構成図。
【符号の説明】
1…中性子検出器、2…演算増幅器、3…絶縁アンプ、
5…A/D変換器、6…演算装置、7…高電圧電源、8
…抵抗器、11…フォトカプラ、20…信号選択回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計測領域内の各所に設置され入射する中性
    子束強度に比例した検出電流を出力する複数の中性子検
    出器と、これら複数の中性子検出器からの各検出電流を
    それぞれ電圧信号に変換する複数の演算増幅器と、これ
    ら複数の演算増幅器で変換された電圧信号を選択的に取
    込む信号選択回路と、この信号選択回路に絶縁手段を介
    して接続され該信号選択回路を介して取込まれた電圧信
    号をA/D変換するA/D変換器と、このA/D変換器
    出力を取込んで所定の演算処理を行う演算手段とを具備
    したことを特徴とする中性子束計測装置。
JP2116291A 1991-02-14 1991-02-14 中性子束計測装置 Expired - Fee Related JP3073536B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013057676A (ja) * 2006-10-27 2013-03-28 Ut Battelle Llc 高速プリアンプ回路、検出電子機器、および放射線検出システム
KR101814092B1 (ko) * 2016-04-28 2018-01-30 한국천문연구원 광대역 조직등가비례계수기 및 이를 이용한 계수방법

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JP2013057676A (ja) * 2006-10-27 2013-03-28 Ut Battelle Llc 高速プリアンプ回路、検出電子機器、および放射線検出システム
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