JP2001050773A - 回転検出センサ - Google Patents

回転検出センサ

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JP2001050773A JP11222748A JP22274899A JP2001050773A JP 2001050773 A JP2001050773 A JP 2001050773A JP 11222748 A JP11222748 A JP 11222748A JP 22274899 A JP22274899 A JP 22274899A JP 2001050773 A JP2001050773 A JP 2001050773A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転板の軽量化を図り、回転角度が検出される
回転体の負荷を低減することができる回転検出センサを
提供する。 【解決手段】回転位置センサ21は、回転板22と磁気
検知部材3とからなる。回転板22の基板部22aには
回転面の内側に磁路形成凸部8が立設されるとともに、
基板部22aの外周部には扇形状の支持板部23a,2
3b,23cが設けられ、各支持板部23a,23b,
23cの外端部に磁路変更片6a,6b,6cが延出形
成されている。磁気検知部材3の検知部本体10は回転
板22の回転面に対して所定の向きに配設された磁石
と、該磁石の磁束を検出する磁気検知素子とを備え、検
知部本体10は磁路形成凸部8及び磁路変更片6a,6
b,6c間に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転検出センサに
係り、詳しくは磁気検知素子を備えた回転検出センサに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、回転体の回転を検出するた
めの回転検出センサとして、図8に示す回転位置センサ
を提案している。回転位置センサ1はモータのモータ軸
の回転角度を検出するものであって、鉄板よりなる回転
板2と磁気検知部材3とから構成されている。回転板2
は、モータ軸4の回転とともに、その軸心Oを回転中心
に回転する。回転板2は円板状の基板部2aを備え、基
板部2aが回転面を構成する。基板部2aの最外周部に
おいて、前記軸心Oを中心とする円弧状の3個の磁路変
更片6a,6b,6cが同回転板2から延出形成されて
いる。各磁路変更片6a,6b,6cが互いになす間隔
は、前記軸心Oからみて60度の角度に設定されてい
る。従って、回転板2の回転面内の最外周部において、
軸心Oからみて60度の角度毎にこれらの磁路変更片6
a,6b,6cと、これら磁路変更片6a,6b,6c
が形成されていない空間7a,7b,7cが交互に存在
している。
【0003】又、基板部2aの中心部には磁路変更片と
しての円柱状の磁路形成凸部8が前記磁路変更片6a〜
6cと同じ方向に同回転板2から延出形成されている。
従って、図9に示すように、磁路変更片6a,6b,6
cから軸心Oに向かって回転板2を切断した場合の断面
形状は、磁路変更片6a,6b,6c、基板部2a及び
磁路形成凸部8とでコの字状となる。
【0004】又、磁路形成凸部8には貫通孔9が形成さ
れ、前記モータ軸4が貫挿固着されている。前記磁気検
知部材3は、検知部本体10と支持アーム11とから構
成されている。図9に示すように、検知部本体10は、
回転板2に形成した磁路変更片6a,6b,6cの内側
であって、その磁路変更片6a,6b,6cと磁路形成
凸部8との間に位置する空間内に配設される。検知部本
体10は複数の磁気検知体13を樹脂モールド材12に
て封止することにより構成されている。各磁気検知体1
3は、回転板2に対して対向して配置されるとともに所
定の向きに配設されたバイアスマグネット13bと該バ
イアスマグネット13bの磁束を検出する磁気抵抗素子
13aとを備えている。そして、この回転位置センサ1
は、回転中の回転板2とともに一体に移動する磁路変更
片6a,6b,6cの各端部が検出ポイントとなってお
り、これらの検出ポイントが各磁気検知体13と対応す
る位置を通過する際にバイアスマグネット13bの磁束
の向きが変更されたことを磁気抵抗素子13aにて検出
するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、回転位置セ
ンサ1は磁路変更片6a,6b,6cの端部の検出ポイ
ントにてバイアスマグネット13bの磁束の向きが大き
く変化するように、検知部本体10の内外両側を挟むよ
うに基板部2aの外端及び内端に対して磁路変更片6
a,6b,6c及び磁路形成凸部8を設けている。その
ため、回転板2の質量が大きいものとなる。従って、例
えばモータ軸の回転を検出するためにこの回転位置セン
サ1を使用すると、回転板2の質量が大きいためモータ
に負荷がかかり、しかも、高速回転させると磁路変更片
6a,6b,6cの空気抵抗が大きくなるため、電流消
費が増大するという問題がある。
【0006】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、回転板の軽量化を図
り、回転体の負荷を低減することができる回転検出セン
サを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板部の周方向に所定の角度間隔に複数の支持板部
を形成し、該複数の支持板部の外端部にそれぞれ外側の
磁路変更片を立設するとともに、複数の支持板部の内端
部には前記外側の磁路変更片に対向させて内側の磁路変
更片を立設した回転板と、前記回転板の支持板部に対し
て所定の向きに配設された磁石と、該磁石の磁束を検出
する磁気検知素子とを備え、前記磁石及び磁気検知素子
を前記内側磁路変更片及び外側磁路変更片間に配設した
磁気検知部材とからなる回転検出センサを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の回転検出センサにおいて、前記内側の磁路変更片は前
記外側の磁路変更片に対応して所定の角度間隔に複数設
けられていることを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、基板部の内側及
び外側に対し、それぞれ周方向に所定の角度間隔に複数
の内側の磁路変更片及び複数の外側の磁路変更片を対向
させて立設した回転板と、前記回転板の基板部に対して
所定の向きに配設された磁石と、該磁石の磁束を検出す
る磁気検知素子とを備え、前記磁石及び磁気検知素子を
前記内側磁路変更片及び外側磁路変更片間に配設した磁
気検知部材とからなる回転検出センサを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
回転位置センサに具体化した第1実施形態を図1〜図4
に従って説明する。なお、説明の便宜上、図8に示した
従来形態と共通の部材について符号を同じにしてその説
明を一部省略する。
【0011】図1は、モータのモータ軸の回転角度を検
出するための回転位置センサの要部分解斜視図である。
回転位置センサ21は鉄板よりなる回転板22と磁気検
知部材3とから構成されており、回転板22の構成が前
記回転板2の構成と異なっている。回転板22は、モー
タ軸4の回転とともに、その軸心Oを回転中心に回転す
る。回転板22は小径の円板状の基板部22aを備え、
基板部22aの周方向において、前記軸心Oを中心とす
る扇形状の3つの支持板部23a,23b,23cが延
出形成されており、基板部2a及び支持板部23a,2
3b,23cが回転面を構成する。各支持板部23a,
23b,23cが互いになす間隔は、前記軸心Oからみ
て60度の角度に設定されている。従って、回転板22
の基板部22aの最外周部において、軸心Oからみて6
0度の角度毎にこれらの支持板部23a,23b,23
cと、これら支持板部23a,23b,23cが形成さ
れていない空間24a,24b,24cとが交互に存在
することになる。
【0012】各支持板部23a,23b,23cの最外
周部において、前記軸心Oを中心とする円弧状の3個の
磁路変更片6a,6b,6cが各支持板部23a,23
b,23cから前記モータ軸4の延びる方向に延出形成
されている。
【0013】又、基板部22aの中心部には磁路変更片
としての円柱状の磁路形成凸部8が前記磁路変更片6a
〜6cと同じ方向に同回転板2から延出形成されてい
る。磁路形成凸部8は基板部22aと同一の径を有して
いる。
【0014】従って、図3に示すように磁路変更片6
a,6b,6cから軸心Oに向かって回転板22を切断
した場合の断面形状は、磁路変更片6a,6b,6c、
支持板部23a,23b,23c及び磁路形成凸部8と
でコの字状となる。
【0015】前記磁気検知部材3は、検知部本体10と
支持アーム11とから構成されている。検知部本体10
は、回転板22に形成した磁路変更片6a,6b,6c
の内側であって、その磁路変更片6a,6b,6cと磁
路形成凸部8との間に位置する空間内に配設される。
【0016】検知部本体10は、3個の第1〜第3の磁
気検知体13,14,15が樹脂モールド材12にて封
止され、前記支持アーム11の先端部に固設されてい
る。支持アーム11の基端部は図示しない固定部材に固
定されている。
【0017】第1の磁気検知体13は、第1磁気抵抗素
子13aと第1バイアスマグネット13bとから構成さ
れている。第1バイアスマグネット13bは軸心O側が
S極で外側がN極となるように配設されるとともに、第
1磁気抵抗素子13aに対して軸心O側で、且つ図2に
おいて時計回り方向にオフセットさせて配置されてい
る。
【0018】第1磁気抵抗素子13aは、第1バイアス
マグネット13bの磁束の向きによって、検出電圧が変
化する磁気検知素子であって、図4に示すような磁束の
向きによってその抵抗値が変化する4個の抵抗体R1,
R2,R3,R4を備えている。2個の抵抗体R1,R
4のグループは、同じ配列方向に向かって配置され、2
個の抵抗体R2,R3のグループは前記抵抗体R1,R
4の向く配列方向とは直交する配列方向に向かって配置
されている。
【0019】なお、各抵抗体R1〜R4はNi−CO薄
膜を基板に対してジグザグ状にすなわち、折れ線状に成
膜されている。抵抗体R1〜R4は、同温度雰囲気下に
おいて抵抗値が同一となるように設定されている。な
お、抵抗体R1〜R4は雰囲気温度が上昇すると、感度
が変化する感度温度特性を備えている。この感度温度特
性は、感度温度変化率と抵抗温度変化率とが一致してい
るのが好ましい。
【0020】そして、磁束の向きが前記軸心Oから略半
径方向に対し略+45°の向きになるときは、抵抗体R
1,R4は抵抗値が大きくなる第1の状態になるととも
に、抵抗体R2,R3は抵抗値が小さくなる第2の状態
になる。又、磁束の向きが前記略半径方向に対して略−
45度の向きになるとき、抵抗体R1,R4は抵抗値が
小さくなる第2の状態になるとともに、抵抗体R2,R
3は抵抗値が大きくなる第1の状態となる。これらの状
態は、磁束の変化に応じて交互に生ずる。
【0021】前記各抵抗体R1〜R4は図4に示すよう
にブリッジ回路としての4端子ブリッジ回路Bを構成す
るように接続されている。前記抵抗体R1と抵抗体R2
との接続点(中点)aは、回路基板に設けられたコンパ
レータCPの非反転入力端子に接続され、抵抗体R3と
抵抗体R4との接続点(中点)bは、同コンパレータC
Pの反転入力端子に接続されている。
【0022】前記コンパレータCP、4端子ブリッジ回
路Bとにより検出回路DCが構成されている。前記検出
回路DCの4端子ブリッジ回路Bを構成する抵抗体R
1,R4は、磁束の向きが前記軸心Oから略半径方向に
対し略−45°の向きになる場合、中点aの電位は、A
0よりも大きいHレベルとなる。又、磁束の向きが前記
略半径方向に対して略+45度の向きになる場合、中点
aの電位はA0よりも小さいLレベルとなる。なお、A
0は中点aの飽和出力の1/2の電圧レベルである。
【0023】なお、本実施形態での検出ポイントPは移
動(回転)中の磁路変更片6a,6b,6cの回転方向
のエッジ部分である。第2の磁気検知体14は、第2磁
気抵抗素子14aと、第2バイアスマグネット14bと
から構成されている。第2磁気抵抗素子14aと第2バ
イアスマグネット14bとの間の配置関係は前記第1磁
気抵抗素子13aと第1バイアスマグネット13bとの
間の配置関係と同じである。そして、第2磁気抵抗素子
14aと第2バイアスマグネット14bとは、それぞれ
前記第1磁気抵抗素子13aと第1バイアスマグネット
13bとに対して、図2において、前記軸心Oを中心に
時計回り方向に40度の位置に配設される。
【0024】第2磁気抵抗素子14aは、前記第1磁気
抵抗素子13aと同様に第2バイアスマグネット14b
の磁束の向きによって、検出電圧が変化する磁気検知素
子であって、前記第1磁気抵抗素子13aの4個の抵抗
体R1,R2,R3,R4と同一構成及び同様に電気的
に接続された抵抗体を4個備えている。第2磁気抵抗素
子14aの抵抗体R1〜R4は、第1磁気抵抗素子13
aの場合と同様の4端子ブリッジ回路を構成する。さら
に、第2磁気抵抗素子14aの抵抗体R1〜R4は、コ
ンパレータCPとともに、検出回路DCを構成してい
る。この検出回路DC及び4端子ブリッジ回路Bは前記
第1磁気抵抗素子13aの場合の検出回路DCと同様に
機能(作用)する。
【0025】第3の磁気検知体15は、第3磁気抵抗素
子15aと第3バイアスマグネット15bとから構成さ
れている。第3磁気抵抗素子15aと第3バイアスマグ
ネット15bとの間の配置関係は前記第1磁気抵抗素子
13aと第1バイアスマグネット13bとの間の配置関
係と同じである。そして、第3磁気抵抗素子15aと第
3バイアスマグネット15bとは、それぞれ前記第1磁
気抵抗素子13aと第1バイアスマグネット13bとに
対して、図2において、前記軸心Oを中心に反時計回り
方向に40度の位置に配設される。
【0026】第3磁気抵抗素子15aは、前記第1磁気
抵抗素子13aと同様に第3バイアスマグネット15b
の磁束の向きによって、検出電圧が変化する磁気検知素
子であって、前記第1磁気抵抗素子13aの4個の抵抗
体R1,R2,R3,R4と同一構成及び同様に電気的
に接続された抵抗体を4個備えている。第3磁気抵抗素
子15aの抵抗体R1〜R4は、第1磁気抵抗素子13
aの場合と同様の4端子ブリッジ回路を構成する。さら
に、第3磁気抵抗素子15aの抵抗体R1〜R4は、コ
ンパレータCPとともに、検出回路DCを構成してい
る。この検出回路DC及び4端子ブリッジ回路Bは前記
第1磁気抵抗素子13aの場合の検出回路DCと同様に
機能(作用)する。
【0027】そして、第1〜第3バイアスマグネット1
3b〜15bと磁路変更片6a〜6cとの相対位置関係
において、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15
bの各々が、図2に示す第3バイアスマグネット15b
の位置に位置したとき、即ち、N極の前方に磁路変更片
6a〜6cのいずれかがある場合には、それら第1〜第
3バイアスマグネット13b〜15bの磁束の向きは磁
束は半径方向の向きとなる。これは、磁路変更片6a〜
6c、支持板部23a〜23c及び磁路形成凸部8とか
らなるコ宇状の磁路が形成され、第1〜第3バイアスマ
グネット13b〜15bのN極から磁束が磁路変更片6
a〜6cに引き寄せられるからである。その結果、磁束
の向きは、磁路変更片6a〜6c側、即ち半径方向の向
きとなる。
【0028】従って、この場合には、4端子ブリッジ回
路Bの中点aの電圧はHレベルとなとなる。又、第1〜
第3バイアスマグネット13b〜15bと磁路変更片6
a〜6cとの相対位置関係において、第1〜第3バイア
スマグネット13b〜15bの各々が、図2に示す第2
バイアスマグネット14bの位置に位置したとき、即
ち、N極の前方に磁路変更片6a〜6cのいずれもない
場合には、それら第1〜第3バイアスマグネット13b
〜15bの磁束は半径方向に対して45度の向きとな
る。これは、磁路を形成する磁路変更片6a〜6cがな
いため、磁束は引き込まれるものがないからである。そ
の結果、磁束は放射状にのび、磁束の向きは半径方向に
対して45度の向きとなる。
【0029】従って、この場合には4端子ブリッジ回路
Bの中点aの電圧はLレベルの電圧を出力する。さら
に、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bと磁
路変更片6a〜6cとの相対位置関係において、第1〜
第3バイアスマグネット13b〜15bの各々が、図2
に示す第1バイアスマグネット13bの位置に位置し
て、N極の前方に磁路変更片6a〜6cのいずれもない
状態から磁路変更片6a〜6cのいずれかの端部が通過
する時には、それら第1〜第3バイアスマグネット13
b〜15bの磁束の向きは半径方向に対して45度の向
きから半径方向の向きに変わる。
【0030】従って、この場合には、4端子ブリッジ回
路Bの中点aの電圧はLレベルからHレベルに立ち上が
る電圧を出力する。また、第1〜第3バイアスマグネッ
ト13b〜15bと磁路変更片6a〜6cとの相対位置
関係において、第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15a
の前方に磁路変更片6a〜6cのいずれかが位置する状
態から磁路変更片6a〜6cのいずれかの端部が通過す
る時には、それら第1〜第3バイアスマグネット13b
〜15bの磁束の向きは半径方向から45度の向きに変
わる。
【0031】従って、この場合には、4端子ブリッジ回
路Bの中点aの電圧はHレベルからLレベルに立ち下が
る電圧を出力する。このようにして、4端子ブリッジ回
路Bの中点aの電位は、Hレベル、Lレベルとなり、検
出回路DCのコンパレータCPによって基準電圧(閾値
電圧)となる側の中点bの電位と比較される。このコン
パレータCPによって、中点aの電位が中点bの電位よ
りも大きい時Hレベル、中点aの電位が中点bの電位未
満の時Lレベルとなる立ち上がり及び立ち下がりが急峻
となる検出信号に波形整形される。
【0032】次に、上記のように構成した回転位置セン
サ21の特徴について説明する。 (1)本実施形態では、回転板22は小径の基板部22
aの外周に複数(3つ)の扇形状の支持板部23a,2
3b,23cを設け、各支持板部23a,23b,23
cの外端部に磁路変更片6a,6b,6cを延出形成す
るとともに、回転板22の中心部には円柱状の磁路形成
凸部8を形成している。
【0033】従って、本実施形態の回転板22は各支持
板部23a,23b,23c間が切り欠かれて空間24
a,24b,24cとなっている分だけ従来の回転板2
と比較して質量を小さくすることができる。よって、例
えばモータ軸4の回転を検出するためにこの回転位置セ
ンサ21を使用する場合、モータにかかる負荷を低減し
て電流消費の増大を抑制することができる。
【0034】(2)本実施形態では、第1〜第3磁気抵
抗素子13a〜15aと第1〜第3バイアスマグネット
13b〜15bからなる検知部本体10を磁路変更片6
a〜6cと磁路形成凸部8との間に位置する空間内に配
設した。
【0035】従って、第1〜第3バイアスマグネット1
3b〜15bが出す磁束に悪影響を与える外側からノイ
ズをその磁路変更片6a〜6cにより低減させることが
できる。さらに、第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15
aは、その前を通過する磁路変更片6a〜6cを正確に
検知することができる。
【0036】(第2実施形態)次に、第2実施形態の回
転位置センサを図5に従って説明する。第2実施形態
は、従来形態の構成を変更したものである。この回転位
置センサ25の回転板26では、前記従来形態の構成
中、回転板2の磁路形成凸部8に代えて、3個の磁路変
更片27a,27b,27cが設けられている。
【0037】すなわち、磁路変更片27a,27b,2
7cは前記基板部2aに対して、前記モータ軸4から若
干離間した位置において、モータ軸4の軸心を中心とし
た断面円弧状に、延出形成されている。磁路変更片27
a,27b,27cは、一端から他端までが、磁路変更
片6a,6b,6cにそれぞれ対応するように前記軸心
からみて60度の角度をなすように形成されている。
又、各磁路変更片27a,27b,27cが互いになす
間隔は、前記軸心からみて60度の角度をなすように形
成されている。
【0038】従って、回転板26の回転面内の内周部に
おいて、軸心からみて60度の角度毎にこれらの磁路変
更片27a,27b,27cと、これら磁路変更片27
a,27b,27cが形成されていない空間28a,2
8b,28cとが交互に存在することになる。
【0039】なお、他の構成は、従来形態と同一構成で
あるため、従来形態と同一構成については同一符号を付
してその説明を省略する。このように、本実施形態の回
転位置センサ25では、回転板26の最外周部には3個
の磁路変更片6a,6b,6cを設けるとともに、回転
板26の内周部には磁路変更片6a,6b,6cに対応
する磁路変更片27a,27b,27cを形成した。従
って、本実施形態の回転板26は従来の回転板2と比較
して質量を小さくすることができる。よって、回転位置
センサ25は第1実施形態における(1),(2)と同
様の作用及び効果を得ることができる。
【0040】(第3実施形態)次に、第3実施形態の回
転位置センサを図6に従って説明する。第3実施形態
は、第1実施形態の構成を変更したものである。この回
転位置センサ30の回転板31は、前記第1実施形態の
構成中、回転板22の磁路形成凸部8に代えて、3個の
磁路変更片27a,27b,27cが設けられている。
【0041】すなわち、磁路変更片27a,27b,2
7cは回転板31の基板部22aに対して、前記モータ
軸4から若干離間した位置において、モータ軸4の軸心
を中心とした断面円弧状に、延出形成されている。磁路
変更片27a,27b,27cは、一端から他端まで
が、磁路変更片6a,6b,6cにそれぞれ対応するよ
うに前記軸心からみて60度の角度をなすように形成さ
れている。又、各磁路変更片27a,27b,27cが
互いになす間隔は、前記軸心からみて60度の角度をな
すように形成されている。
【0042】従って、回転板31の回転面内の内周部に
おいて、軸心からみて60度の角度毎にこれらの磁路変
更片27a,27b,27cと、これら磁路変更片27
a,27b,27cが形成されていない空間28a,2
8b,28cとが交互に存在することになる。
【0043】なお、他の構成は、第1実施形態と同一構
成であるため、第1実施形態と同一構成については同一
符号を付してその説明を省略する。このように、本実施
形態の回転位置センサ30では、回転板31には扇形状
の支持板部23a,23b,23cを設け、支持板部2
3a,23b,23cの外端部に磁路変更片6a,6
b,6cを延出形成するとともに、回転板31の内周部
には磁路変更片6a,6b,6cに対応する磁路変更片
27a,27b,27cを形成した。従って、本実施形
態の回転板31は従来の回転板2と比較して質量を小さ
くすることができる。よって、回転位置センサ30は第
1実施形態における(1),(2)と同様の作用及び効
果を得ることができる。
【0044】(第4実施形態)次に、第4実施形態の回
転位置センサを図7に従って説明する。第4実施形態
は、従来形態の構成を変更したものである。この回転位
置センサ35の回転板36では、前記従来形態の構成
中、回転板2の円柱状の磁路形成凸部8に代えて、3個
の磁路変更片37a,37b,37cが設けられてい
る。
【0045】すなわち、磁路変更片37a,37b,3
7cは、前記モータ軸4の軸心を中心とした扇形状に延
出形成されている。磁路変更片37a,37b,37c
は、一端から他端までが、磁路変更片6a,6b,6c
にそれぞれ対応するように前記軸心からみて60度の角
度をなすように形成されている。又、各磁路変更片37
a,37b,37cが互いになす間隔は、前記軸心から
みて60度の角度をなすように形成されている。
【0046】従って、回転板36の回転面内の内周部に
おいて、軸心からみて60度の角度毎にこれらの磁路変
更片37a,37b,37cと、これら磁路変更片37
a,37b,37cが形成されていない空間38a,3
8b,38cとが交互に存在することになる。
【0047】なお、他の構成は、従来形態と同一構成で
あるため、従来形態と同一構成については同一符号を付
してその説明を省略する。このように、本実施形態の回
転位置センサ35では、回転板36の基板部2aの最外
周部には磁路変更片6a,6b,6cを延出形成すると
ともに、基板部2aの内周部には磁路形成凸部8に代え
て、磁路変更片6a,6b,6cに対応する磁路変更片
37a,37b,37cを形成した。従って、本実施形
態の回転板36は従来の回転板2と比較して質量を小さ
くすることができる。よって、回転位置センサ35は第
1実施形態における(1),(2)と同様の作用及び効
果を得ることができる。
【0048】次に、上記した実施の形態から把握できる
請求項に記載した発明以外の技術的思想について記載す
る。・ 請求項1〜3のいずれかに記載の回転検出セン
サにおいて、前記磁気検知部材の前記磁気検知素子は磁
束の向きによってその出力信号のレベルが変化する磁気
抵抗素子である回転検出センサ。
【0049】・ 基板部の周方向に所定の角度間隔に複
数の支持板部を形成し、該複数の支持板部の外端部にそ
れぞれ外側の磁路変更片を立設するとともに、複数の支
持板部の内端部には前記外側の磁路変更片に対向させて
内側の磁路変更片を立設した回転検出センサ用回転板。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、回転板の軽量化を図ることができ、
よって回転角度が検出される回転体の負荷を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転位置センサの要部分解斜視図。
【図2】回転板と磁気検知部材の配置関係を示す平面
図。
【図3】回転位置センサの要部断面図。
【図4】磁気抵抗素子の等価回路図。
【図5】第2実施形態の回転位置センサの要部分解斜視
図。
【図6】第3実施形態の回転位置センサの要部分解斜視
図。
【図7】第4実施形態の回転位置センサの要部分解斜視
図。
【図8】従来の回転位置センサの分解斜視図。
【図9】従来の回転板と磁気検知部材の配置関係を示す
平面図。
【符号の説明】
3…磁気検知部材、4…回転体としてのモータ軸、6
a,6b,6c,27a,27b,27c,37a,3
7b,37c…外側の磁路変更片、7a,7b,7c,
24a,24b,24c,28a,28b,28c,3
8a,38b,38c…空間、8…内側の磁路変更片と
しての磁路形成凸部、10…検知部本体、13,14,
15…第1〜第3の磁気検知体、13a,14a,15
a…磁気検知素子としての第1〜第3磁気抵抗素子、1
3b,14b,15b…磁石としての第1〜第3バイア
スマグネット、21,25,30,35…回転検出セン
サとしての回転位置センサ、22,26,31,36…
回転板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関戸 正也 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 田島 聖也 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 Fターム(参考) 2F063 AA35 BA30 CA34 DA05 DD04 EA03 GA52 GA64 KA02 KA04 2F077 CC02 NN04 NN23 PP14 QQ02 VV02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板部の周方向に所定の角度間隔に複数
    の支持板部を形成し、該複数の支持板部の外端部にそれ
    ぞれ外側の磁路変更片を立設するとともに、複数の支持
    板部の内端部には前記外側の磁路変更片に対向させて内
    側の磁路変更片を立設した回転板と、 前記回転板の支持板部に対して所定の向きに配設された
    磁石と、該磁石の磁束を検出する磁気検知素子とを備
    え、前記磁石及び磁気検知素子を前記内側磁路変更片及
    び外側磁路変更片間に配設した磁気検知部材とからなる
    回転検出センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転検出センサにおい
    て、 前記内側の磁路変更片は前記外側の磁路変更片に対応し
    て所定の角度間隔に複数設けられている回転検出セン
    サ。
  3. 【請求項3】 基板部の内側及び外側に対し、それぞれ
    周方向に所定の角度間隔に複数の内側の磁路変更片及び
    複数の外側の磁路変更片を対向させて立設した回転板
    と、 前記回転板の基板部に対して所定の向きに配設された磁
    石と、該磁石の磁束を検出する磁気検知素子とを備え、
    前記磁石及び磁気検知素子を前記内側磁路変更片及び外
    側磁路変更片間に配設した磁気検知部材とからなる回転
    検出センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101806965B1 (ko) * 2016-04-01 2017-12-08 (주)가온솔루션 자석을 이용한 발열장치
CN113227716A (zh) * 2018-10-15 2021-08-06 伊莱克特里克菲儿汽车公司 确定两个部件之间的相对角位置的方法和传感器系统及制造磁性元件的方法

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KR101806965B1 (ko) * 2016-04-01 2017-12-08 (주)가온솔루션 자석을 이용한 발열장치
CN113227716A (zh) * 2018-10-15 2021-08-06 伊莱克特里克菲儿汽车公司 确定两个部件之间的相对角位置的方法和传感器系统及制造磁性元件的方法

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