JP2001049589A - 抄紙機および抄紙方法 - Google Patents

抄紙機および抄紙方法

Info

Publication number
JP2001049589A
JP2001049589A JP2000196505A JP2000196505A JP2001049589A JP 2001049589 A JP2001049589 A JP 2001049589A JP 2000196505 A JP2000196505 A JP 2000196505A JP 2000196505 A JP2000196505 A JP 2000196505A JP 2001049589 A JP2001049589 A JP 2001049589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
fibrous material
web
nip
material web
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000196505A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4717985B2 (ja
Inventor
Thomas Elenz
エレンツ トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Voith Patent GmbH
Original Assignee
Voith Sulzer Papiertechnik Patent GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=7915994&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001049589(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Voith Sulzer Papiertechnik Patent GmbH filed Critical Voith Sulzer Papiertechnik Patent GmbH
Publication of JP2001049589A publication Critical patent/JP2001049589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4717985B2 publication Critical patent/JP4717985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/04Arrangements thereof
    • D21F3/045Arrangements thereof including at least one extended press nip
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper
    • D21F9/02Complete machines for making continuous webs of paper of the Fourdrinier type

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】小型でかつ効率的なプレス部を有し、関連コス
トを低減できる抄紙機を提供する。 【解決手段】加圧ニップを用いて繊維材料ウェブ1の脱
水を行うプレス部4と、ウェブの進行方向に関してプレ
ス部の手前に位置し、シート形成を行う形成手段2と、
3つ以下の乾燥シリンダ9を有する第1乾燥部8を含
み、プレス部の後方に位置して繊維材料ウェブの乾燥を
行う乾燥部3とを含む。2つのプレスロール5が加圧ニ
ップを構成するように配設される。繊維材料ウェブの両
面に少なくとも1つのプレスフェルト6,7が配置され
ており、該繊維材料ウェブと繊維材料ウェブ両面の少な
くとも1つのプレスフェルトとが、加圧ニップを通って
案内される。繊維材料ウェブは、形成手段において、乾
分が約18%になるまで脱水され、3つ以下の乾燥シリ
ンダの周りに部分的に巻回される。この時、形成手段か
ら第1乾燥器群の終端に至るまで、繊維材料ウェブは常
に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維材料ウェブを
脱水するプレス部と、プレス部の手前に配置され、シー
ト形成を行う形成手段と、その後方に配置され、繊維材
料ウェブを乾燥する乾燥部とを具備する、繊維材料ウェ
ブの製造および/または仕上げを行うための装置に係
る。
【0002】なお本出願は、米国特許法第119条に基
づき、1999年7 月24日出願のドイツ国特許出願第
19934875.8号の優先権を主張するものであ
り、その開示内容を、その全体において参照のためここ
に加入する。
【0003】
【従来の技術】このような装置については、例えば欧州
特許第770,727号に記載されており、ここでは繊
維材料ウェブが、複数のプレスフェルトと共に、プレス
部の少なくとも2つの伸長形加圧ニップを通って案内さ
れる構成となっている。この構成では、加圧ニップ内で
繊維材料ウェブが複数のプレスフェルトと接触するた
め、プレスフェルトの水分また湿分を吸収する能力が、
繊維材料ウェブの横方向でバラツキを生じるのを小さく
することができ、その結果、繊維材料ウェブの横方向湿
分分布を比較的均等にすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この技術における欠点
は、大きなスペースが必要であることと、2つの伸長形
加圧ニップが比較的高価なシュープレスロールと連結し
て形成されるため、その製造が比較的高価につくことに
ある。
【0005】従って、本発明の目的は、できるだけ小型
でかつ効率的なプレス部を有し、関連コストを可及的に
低減できる抄紙機を提供することである。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明によると、上記目
的は、プレス部が2つのプレスロールから形成される加
圧ニップを1つのみ含んで成り、少なくとも1つのプレ
スフェルトが繊維材料ウェブに隣接してその両面に配置
されて、前記加圧ニップを通って案内され、繊維材料ウ
ェブが形成手段において乾分が少なくとも約18%、好
ましくは約20%になるまで脱水され、乾燥部の第1乾
燥器群が3つ以下の乾燥シリンダを含み、前記乾燥シリ
ンダに繊維材料ウェブが部分的に巻回され、繊維材料ウ
ェブが形成手段から第1乾燥器群の終端に至るまで少な
くとも1つのロール、あるいは形成スクリーン、プレス
フェルト、転送ベルト、または乾燥スクリーンの形をと
る少なくとも1つのベルトによって常に支持される構成
によって達成される。
【0007】形成手段を出た後の乾分を少なくとも約1
8%、好ましくは少なくとも約20%とすることによ
り、プレス部の伸長形加圧ニップを1 つのみとすること
が可能になる。しかし、加圧ニップを出た後の繊維材料
ウェブの含水率が比較的高いため、形成手段から繊維材
料ウェブを案内する際、特に第1群乾燥器群までの間
は、また特に機械速度が高い場合は、密に案内すること
が重要である。さらに、繊維材料ウェブの伸長は、例え
乾燥部の開始部分での含水率が高い結果であっても、で
きるだけ早く補償する必要があり、そのために、第1乾
燥器群はできるだけ短く設計されている。そうでない
と、ウェブに引裂や折れ目が生じる怖れがある。伸長に
対する補償は、後の乾燥器群になるほど、前のものより
運転速度を高くすることによって達成されるのが普通で
ある。
【0008】加圧ニップにおいて十分な脱水を確実に行
うために、加圧ニップの長さを約300mmより大き
く、好ましくは約500mmより大きくする。また、十
分なプレス時間を確保するために、ウェブ速度は約1,
500m/分を超えないようにするべきである。さら
に、加圧ニップにおける線圧を約800KN/m超、好
ましくは1,000KN/m超、特に好ましくは1,2
00KN/m超にするべきである。こうすることで、約
60KPaを超える圧力衝撃を達成することができる。
ただし、これらの数値は機械的技術やコストの他、プレ
スフェルトの強度の見地からもその上限値に制約を受け
るため、坪量約50〜200g/平方メートル、好まし
くは50〜100g/平方メートルの繊維材料ウェブの
製造、および/または上質紙ウェブの製造に使用するの
が特に適していると思われる。その他の場合は全て、プ
レス部に対する要件が比較的高くなるが、なおかつ実行
可能ではある。
【0009】乾分を定常的に少なくともほぼ18%、好
ましくはほぼ20%に維持するために、形成スクリーン
を介して繊維材料ウェブから水分を吸引する吸引装置を
少なくとも1つ、形成手段内の繊維材料ウェブがプレス
部に移される地点の手前に配設する必要がある。ただ
し、形成手段において、繊維材料ウェブがプレス部に移
される地点の手前で、繊維材料ウェブを少なくとも1 つ
の吸水性または透水性のエンドレス循環ベルトと共に、
好ましくは2つのロールで形成される予備加圧ニップを
通過させる方法を、前記の方法と併用するか、あるいは
この方法だけを用いて上記の目的を達成することも可能
である。併用の場合、即ち、予備加圧ニップをサクショ
ンロールとプレスロールの形をとる2つのロールで形成
する場合、形成スクリーンを透水性ベルトとしてサクシ
ョンロールの周りに巻回するべきである。
【0010】予備加圧ニップにおいて圧搾除去された水
分を受けるため、プレスロールの形をとる少なくとも1
つのロールの周りにも、プレスフェルトの形をとる吸水
性ベルトを巻回するべきである。また、また、好ましく
は蒸気ブロワボックスの形をとって繊維材料ウェブの横
方向湿分分布に作用する加湿装置を、加圧ニップの手前
のプレス部内に設ける必要がある。従って、プレス部内
の多重加圧ニップの均一化効果を達成できるだけでな
く、それを上回る効果を得ることも可能である。その目
的で、少なくとも加湿装置に作用するセンサを少なくと
もプレス部または後続装置の中に配設して、繊維材料ウ
ェブの横方向湿分分布を記録する必要がある。このよう
なセンサの記録結果は、吸引装置の制御および/または
形成手段内予備加圧ニップのニップ圧の制御にも使用す
ることができる。ただし、このためには、少なくとも加
湿装置、好ましくは吸引装置および/またニップ圧につ
いても、繊維材料ウェブに対して横方向の各区域におい
て別個に制御可能とする必要がある。
【0011】プレス部の単一加圧ニップ内には大量の水
分が存在するため、繊維材料ウェブが該加圧ニップを離
れる際には、水平方向または下方向に斜めに移動させる
必要がある。また、上側プレスロールによって分離され
る水分を集めるための溝を少なくとも上側プレスフェル
トの上に配設する必要がある。
【0012】さらに、上述のように、少なくとも第1乾
燥器群を非常に短くし、好ましくは2つ以下、特に好ま
しくは1つ以下の加熱乾燥シリンダによって形成するべ
きである。
【0013】本発明は、繊維材料ウェブの製造および仕
上げの少なくとも一方を行うための装置に係る。該装置
は、加圧ニップを備え、繊維材料ウェブの脱水を行うプ
レス部と;ウェブの移動方向に関して前記プレス部の手
前に配置され、シート形成を行う形成手段と;3つ以下
の乾燥シリンダを有する第1乾燥器群から成り、プレス
部の後方に配置されて繊維材料ウェブの乾燥を行う乾燥
部とを含む。2つのプレスロールが加圧ニップを形成す
るように配設されており、少なくとも1つのプレスフェ
ルトが、繊維材料ウェブの両面に、繊維材料ウェブと共
に加圧ニップを通って案内されるように配設されてい
る。繊維材料ウェブは、前記形成手段において、乾分が
少なくとも約18%になるまで脱水された後、前記3つ
以下の乾燥シリンダの周りに部分的に巻回され、かつ前
記形成手段から前記第1乾燥器群の終端に至るまで、一
定して支持される。
【0014】本発明の特徴によると、乾燥部の加圧ニッ
プは1つだけで良い。さらに、繊維材料を形成手段にお
いて、乾分が少なくとも20%になるまで脱水すること
ができ、かつ材料ウェブをベルトおよびロールの少なく
とも一方によって常に支持することができる。
【0015】本発明の別の特徴によると、加圧ニップの
長さを約300mmより大きく、好ましくは約500m
mより多きくすることができる。
【0016】本発明の別の特徴によると、加圧ニップ内
の線圧を約800KN/mより大きく、好ましくは1,
000KN/mより大きく、最も好ましくは約1,20
0KN/mより大きくすることができる。
【0017】さらに、本発明の装置は、形成手段内に少
なくとも1つの吸引装置を備え、該吸引装置は繊維材料
ウェブがプレス部に移される地点の手前に配設される。
この少なくとも1 つの吸引装置によって、少なくともほ
ぼ18%の乾分が提供される。さらに、この少なくとも
1つの吸引装置は、少なくともほぼ20%の乾分を提供
することもできる。
【0018】形成手段は、2つのロールを備える予備加
圧ニップと、予備加圧ニップを通って案内される少なく
とも1つのエンドレスベルトとを含んでも良い。繊維材
料ウェブがプレス部に移される手前の地点で、繊維材料
ウェブと該エンドレスベルトとが共に予備加圧ニップを
通って案内されるようにすることができる。少なくとも
1つのエンドレスベルトは、吸水性ベルトおよび透水性
ベルトの少なくとも一方を含んでも良い。予備加圧ニッ
プの2つのロールはサクションロールとプレスロールと
で構成することができ、エンドレスベルトはサクション
ロールの周りに巻回される形成スクリーンで構成するこ
とができる。予備加圧ニップの2つのロールは、少なく
とも1 つのプレスロールを含むことができ、エンドレス
ベルトは該少なくとも1つのロールの周りに巻回される
プレスフェルトを含むことができる。
【0019】本発明のさらに別の特徴によると、プレス
部は、加圧ニップの手前に配置され、繊維材料ウェブの
横方向湿分分布に影響するように構成された加湿装置を
さらに含むことができる。この加湿装置は、蒸気ブロワ
ボックスを含むことができる。また、センサを繊維材料
ウェブの横方向湿分分布を記録するように構成して、加
湿装置に連結することができる。センサは、プレス部お
よび乾燥部の少なくとも何れか一方に配設することがで
きる。形成手段は予備加圧ニップと吸引装置を含むこと
ができ、センサを予備加圧ニップおよび吸引装置の少な
くとも何れか一方に連結しても良い。
【0020】本発明のさらに別の特徴によると、繊維材
料ウェブは加圧ニップを離れる際、水平方向または斜め
下向きのいずれかの方向をとることができ、本発明装置
は、少なくとも上側プレスフェルトの上に配設されて上
側プレスロールによって分離される水分を集める溝をさ
らに含むことができる。
【0021】さらに、第1乾燥器群は2つ以下の加熱乾
燥シリンダを含むことができる。また、第1乾燥器群は
加熱乾燥シリンダ1つのみで構成しても良い。
【0022】製造される繊維材料ウェブの坪量は約50
〜200g/平方メートルとすることができ、好ましく
は坪量を約50〜100g/平方メートルとする。
【0023】本発明のさらに別の特徴によると、繊維材
料ウェブは上質紙を含むことができる。
【0024】本発明のさらに別の特徴によると、ウェブ
の速度を約1,500m/分を超えないようにすること
ができる。
【0025】本発明は、形成手段とプレス部と乾燥部と
を含む抄紙機において、繊維材料ウェブの製造および仕
上げの少なくとも一方を行う方法に係る。本発明の方法
は、形成手段において、乾分が少なくとも約18%にな
るまで繊維材料ウェブを脱水するステップと、該プレス
部の1つのみの加圧ニップにおいて該繊維材料ウェブを
脱水するステップと、該乾燥部の第1乾燥器群において
3つ以下の乾燥シリンダの周りに該繊維材料ウェブを巻
回するステップとを含む。該繊維材料ウェブは、形成手
段と第1乾燥器群終端との間で、常に支持されている。
【0026】本発明の特徴によると、繊維材料ウェブは
形成手段において乾分が約20%になるまで脱水され
る。
【0027】本発明の別の特徴によると、本発明の方法
は予備プレス内の形成手段において繊維材料ウェブを予
備加圧するステップをさらに含むことができる。本発明
方法は、さらに、プレス部および乾燥部の少なくとも一
方に配設されたセンサを用いて繊維材料ウェブの横方向
湿分分布を測定するステップと、プレス部において、ウ
ェブの進行方向に関して前記1つの加圧ニップの手前で
繊維材料ウェブに加湿するステップとを含むことができ
る。センサは予備プレスを調節するように連結すること
ができる。予備プレスは吸引装置を含むことができ、セ
ンサを連結してこの吸引装置を調節するようにしても良
い。
【0028】本明細書の開示と添付図面を参照すること
により、本発明のその他の実施例および利点についても
確認することができるであろう。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の態様を非限
定的に示す例として、添付図面を参照しながら本発明に
ついてさらに詳しく説明することにする。図面中、類似
の部分については類似の参照符号が付されている。
【0030】ここに示す詳細は、例示的なもので、本発
明の実施態様を例証することのみを目的としたものであ
り、本発明の原理および概念的側面についての理解を容
易にし、またその理解を助ける上で最も有用であると思
われる説明を提供する目的で示すものである。このた
め、本発明を基本的に理解するために必要とされる以上
には本発明の構造的詳細について詳細な説明を行ってい
ない。添付図面を参照しながら説明を読むことで、当業
者であれば本発明を実際に実施し得るいくつかの形態に
ついて明白になるであろう。
【0031】図示の形成手段2の終端領域において、繊
維材料ウェブ1が遷移点において支持されている透水性
形成スクリーン10からプレス部4へと案内されてい
る。形成手段2において、繊維材料ウェブ1は、乾分が
約20%になるまで脱水される。これを常時保証するた
めに、繊維材料ウェブ1は形成スクリーン10および吸
水性プレスフェルト19と共に、サクションロール17と
プレスロール18とで形成される予備加圧ニップ16を
通って案内される。この時、形成スクリーン10の形を
とる透水性ベルト15を通ってサクションロール17の
形をとる吸引装置12の中へと水分が吸引される。反対
側では、圧搾除去された水分が、プレスフェルト19の
形をとる吸水ベルト15から回収されて搬出される。
【0032】その後、各々エンドレス循環プレスフェル
ト6,7が巻回される2つのプレスロール5によって形
成されるプレス部4の伸長形加圧ニップにおいて脱水が
行われる。例えば、繊維材料ウェブ1は形成スクリーン
10から上側プレスフェルト6に移されるが、上側プレ
スフェルト6はサクション案内ロール22によって支持
されている。上下両方のプレスフェルト6,7が結合し
た後、下側プレスフェルト7は蒸気ブロワボックスの形
をとる加湿装置13上を案内され、該加湿装置の蒸気を
用いて繊維材料ウェブ1の横方向湿分分布に影響が与え
られる。
【0033】加圧ニップの後、下側プレスフェルト7
は、繊維材料ウェブ1と共に上側プレスフェルト6から
分離され、分離吸水室24よって支持される。その後、
繊維材料ウェブ1は第1乾燥器群8の乾燥スクリーン1
1上に移されるが、乾燥スクリーン11もサクション案
内ロール22によって支持されている。
【0034】プレス部4の単一加圧ニップには大量の水
分が存在するため、上側プレスフェルト6が加圧ニップ
を離れる際にこれを斜め下向きに進行させることによ
り、上側プレスロール5が分離する水分を集める溝20
のために十分な空間をとることができる。言うまでもな
く、溝20を下側プレスロール5の下で用いても良い。
加圧ニップを通った後、または繊維材料ウェブ1の配送
後、両プレスフェルト6,7は調整装置21によって洗
浄、乾燥する必要がある。
【0035】第1乾燥器群8は、1つのみの加熱乾燥シ
リンダ9を含んで成り、その上に繊維材料ウェブ1が案
内されると共に、繊維材料ウェブ1は乾燥器群8の乾燥
スクリーン11によって乾燥シリンダ9に対して押圧さ
れる。
【0036】形成手段2から乾燥部3に至るまで、繊維
材料ウェブ1は常に1つのロールまたは1つのベルトに
よって支持されているため、たとえ高速運転中でも繊維
材料ウェブ1の経路は確実に保証される。全般的にエン
ドレスの循環ベルトが通常の案内ロール23またはサク
ション案内ロール22の上を案内される。
【0037】繊維材料ウェブ1はその次の乾燥器群の乾
燥スクリーン11によって乾燥シリンダ9から取り上げ
られるが、この時、第1乾燥器群8の乾燥スクリーンは
当然これより先に除去されている。この移行により、第
2乾燥器群おいて、第1乾燥器群8より高速での運転が
可能になる。その結果、繊維材料ウェブ1の伸長を補償
して、折れ目や裂け目の形成を防止することができる。
【0038】後続の乾燥器群においても、繊維材料ウェ
ブ1は、同じようにそれぞれの乾燥器群の乾燥スクリー
ン11と共に、乾燥シリンダ9とサクション案内ロール
22の上を交互に案内される。
【0039】乾燥部の始点、例えばこの場合ではサクシ
ョン案内ロール22を取り囲む領域において、繊維材料
ウェブ1の横方向湿分分布がセンサ14によって測定さ
れる。この測定結果を用いて、加湿装置13、サクショ
ンロール17の真空度、およびプレスロール18からの
圧力の制御が行われる。この時、繊維材料ウェブの横方
向の各区域において、加湿、吸引、および圧縮を別個に
制御することができるため、プレス部4に加圧ニップを
1つだけ用いただけで、繊維材料ウェブ1の横方向加湿
分布を最大限均等にすることができる。
【0040】加圧ニップ自体は、円筒状の下側プレスロ
ール5と上側シュープレスロール5とによって形成さ
れ、シュープレスロールは凹形正圧面を有する圧力シュ
ーの上を案内される可撓性加圧ケーシングで構成され
る。このような構成によって、長さ約300mmを超え
る長尺の加圧ニップを形成することが可能となる。これ
に関連して、加圧ニップにおける線圧は約1,000K
N/mより大きく、ウェブ速度は約1,200m/分で
ある。
【0041】以上に挙げた例は説明を目的としたものに
すぎず、本発明を限定するものではない。本発明につい
て例示的な実施態様を参照しながら説明して来たが、こ
こで使用した用語は記載および説明のための用語であっ
て、限定のための用語ではない。現時点での請求の範
囲、および補正後の請求の範囲の中で、その態様におい
て本発明の範囲および精神から逸脱することなく変更を
行うことが可能である。本発明について、本明細書では
特定の手段、材料および実施態様に関連して説明を行っ
たが、本発明をここに開示された内容に限定することを
意図したものではなく、本発明は、請求の範囲の中に含
まれるものと機能的に同等の構造、方法、使用法の全般
に亘るものである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は上述した
構成を採用することにより、できるだけ小型でかつ効率
的なプレス部を有し、関連コストを可及的に低減できる
抄紙機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】仕上げ後の坪量が約50〜100g/平方メー
トルである上質紙を製造する抄紙機の略断面図である。
【符号の説明】
1 繊維材料ウェブ 2 形成手段 3 乾燥部 4 プレス部 5 プレスロール 6、7 プレスフェルト 8 第1乾燥器部 9 乾燥シリンダ 10 形成スクリーン 11 乾燥スクリーン 13 加湿装置 14 センサ 17 サクションロール 18 プレスロール

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維材料から成るウェブの製造および仕上
    げの少なくとも何れか一方を行うための装置であって、 加圧ニップを備え、繊維材料ウェブの脱水を行うための
    プレス部と、 ウェブの移動方向に関して前記プレス部の前方に配置さ
    れ、シート形成を行う形成手段と、 3つ以下の乾燥シリンダを有する第1乾燥部を含み、前
    記プレス部の後方に配置されて繊維材料ウェブの乾燥を
    行う乾燥部と、 前記加圧ニップを形成するように配設されている2つの
    プレスロールと、 繊維材料ウェブの両面に配置される少なくとも1 つのプ
    レスフェルトとを含んで成り、繊維材料ウェブの両面に
    配置された前記少なくとも1つのプレスフェルトと該繊
    維材料ウェブとが前記加圧ニップを通って案内されるよ
    うに構成されており、 繊維材料ウェブが、前記形成手段において、乾分が少な
    くとも約18%になるまで脱水され、前記3つ以下の乾
    燥シリンダの周りに部分的に巻回され、かつ前記形成手
    段から前記第1乾燥器群の終端に至るまで、常に支持さ
    れるように構成されている装置。
  2. 【請求項2】前記乾燥部が単一の加圧ニップを含んで成
    る、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】繊維状物質が、前記形成手段において、乾
    分が約20%になるまで脱水され、繊維材料ウェブは、
    ベルトおよびロールの少なくとも何れか1 つによって常
    に支持されている、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記加圧ニップの長さが約300mmより
    大きい、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記加圧ニップの長さが約500mmより
    大きい、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記加圧ニップにおける線圧が約800K
    N/mより大きい、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記加圧ニップにおける前記線圧が約1,
    000KN/mより大きい、請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記加圧ニップにおける前記線圧が約1,
    200KN/mより大きい、請求項6に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記形成手段内の、繊維材料ウェブが前記
    プレス部に移される地点の手前に配置される少なくとも
    1つの吸引装置であって、をさらに含んで成り、該少な
    くとも1つの吸引装置が乾分を少なくとも約18%にす
    る、請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記少なくとも1つの吸引装置が、乾分
    を少なくとも約20%にする、請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記形成手段が、前記加圧ニップを通っ
    て案内される少なくとも1 つのエンドレスベルトと2つ
    のロールとを含む予備加圧ニップを含んで成り、繊維材
    料ウェブが前記プレス部に移される手前の地点で、該繊
    維材料ウェブが前記少なくとも1つのエンドレスベルト
    と共に、前記予備加圧ニップを通って案内されるように
    構成されている、請求項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記少なくとも1つのエンドレスベルト
    が、吸水性ベルトおよび透水性ベルトの少なくとも何れ
    か1つを含んで成る、請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記予備加圧ニップの前記2つのロール
    が、サクションロールとプレスロールから成り、前記エ
    ンドレスベルトが、前記サクションロールの周りに巻回
    される形成スクリーンを含む、請求項11に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】前記予備加圧ニップの前記2つのロール
    が、少なくとも1つのプレスロールを含み、前記エンド
    レスベルトが、前記少なくとも1つのロールに巻回され
    るプレスフェルトを含む、請求項11に記載の装置。
  15. 【請求項15】前記プレス部が、前記加圧ニップの手前
    に配置され、繊維材料ウェブの横方向湿分分布に影響す
    るように構成されている加湿装置をさらに含んで成る、
    請求項1に記載の装置。
  16. 【請求項16】前記加湿装置が蒸気ブロワボックスを含
    む、請求項15に記載の装置
  17. 【請求項17】繊維材料ウェブの横方向湿分分布を記録
    するように構成されたセンサをさらに含んで成る、請求
    項15に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記センサが、前記加湿装置に連結
    され、前記プレス部および前記乾燥部少なくとも何れか
    一方に配置されている、請求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】前記形成手段が、予備加圧ニップと吸引
    装置を含み、前記センサが、前記予備加圧ニップおよび
    前記吸引装置の少なくとも何れか一方に連結されてい
    る、請求項17に記載の装置。
  20. 【請求項20】繊維材料ウェブが、水平方向にまたは斜
    め下向きの何れかの方向で前記加圧ニップを離れ、前記
    装置が、上側プレスロールによって分離された水分を回
    収するために、少なくとも上側プレスフェルト上に配置
    されている溝をさらに含んで成る、請求項1に記載の装
    置。
  21. 【請求項21】前記第1乾燥器群が、2つ以下の加熱乾
    燥シリンダを含む、請求項1に記載の装置。
  22. 【請求項22】前記第1乾燥器群が、1つのみの加熱乾
    燥シリンダを含む、請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】製造される繊維材料ウェブの坪量が、約
    50〜200g/平方メートルである、請求項1に記載
    の装置。
  24. 【請求項24】前記坪量が約50〜100g/平方メー
    トルである、請求項23に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記繊維材料ウェブが上質紙から成
    る、請求項1に記載の装置。
  26. 【請求項26】ウェブの速度が約1500m/分を超え
    ない、請求項1に記載の装置。
  27. 【請求項27】 形成手段と、プレス部と、乾燥部とを
    含んで成る装置において繊維材料ウェブの製造および仕
    上げの少なくとも何れか一方を行う方法であって、 繊維材料ウェブを該形成手段において、乾分が少なくと
    も約18%になるまで脱水するステップと、 該プレス部の1つのみの加圧ニップにおいて該繊維材料
    ウェブを脱水するステップと、 該乾燥部の第1乾燥器群において3つ以下の乾燥シリン
    ダの周りに該繊維材料ウェブを巻回するステップを含
    み、 該繊維材料ウェブは、形成手段と第1乾燥器群終端との
    間で、常に支持されている方法。
  28. 【請求項28】繊維材料ウェブは、前記形成手段におい
    て、乾分が約20%になるまで脱水される、請求項27
    に記載の方法。
  29. 【請求項29】前記形成手段内の繊維材料ウェブを、予
    備プレスにおいて予備加圧するステップをさらに含む、
    請求項27に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記プレス部および前記乾燥部の少
    なくとも何れか一方に配置されたセンサにより、繊維材
    料ウェブの横方向湿分分布を測定するステップと、 プレス部の前記1つの加圧ニップの、繊維材料ウェブの
    進行方向に関して手前において、該繊維材料ウェブに加
    湿するステップとをさらに含む、請求項29に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】前記センサが予備プレスを調節するよう
    に結合されている、請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】前記予備プレスが吸引装置を含み、前記
    センサが該吸引装置を調節するように結合されている、
    請求項31に記載の方法。
JP2000196505A 1999-07-24 2000-06-29 抄紙機および抄紙方法 Expired - Fee Related JP4717985B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19934875A DE19934875A1 (de) 1999-07-24 1999-07-24 Papiermaschine
DE19934875.8 1999-07-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001049589A true JP2001049589A (ja) 2001-02-20
JP4717985B2 JP4717985B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=7915994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000196505A Expired - Fee Related JP4717985B2 (ja) 1999-07-24 2000-06-29 抄紙機および抄紙方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6638395B1 (ja)
EP (1) EP1072721B1 (ja)
JP (1) JP4717985B2 (ja)
CA (1) CA2314347C (ja)
DE (2) DE19934875A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013072143A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Duplo Seiko Corp 抄紙装置
JP2016065338A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10108517A1 (de) 2001-02-22 2002-08-29 Voith Paper Patent Gmbh Feuchtequerprofil
DE10137095A1 (de) * 2001-07-30 2003-02-13 Voith Paper Patent Gmbh Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
FI20020159A (fi) * 2002-01-29 2003-07-30 Metso Paper Inc Pinnan muokkauslaite ja laitetta käyttävä menetelmä päällystetyn tai päällystämättömän kuiturainan viimeistelemiseksi
JP3691031B2 (ja) * 2002-07-19 2005-08-31 三菱重工業株式会社 抄紙機の制御方法
ATE376095T1 (de) * 2002-09-09 2007-11-15 Metso Paper Inc Verfahren zur herstellung von pappe und maschine zur herstellung von pappe
US7776185B2 (en) * 2004-08-16 2010-08-17 Voith Patent Gmbh Paper machine comprising a single nip press
DE102004048156A1 (de) * 2004-10-02 2006-04-06 Voith Paper Patent Gmbh Pressvorrichtung in einer Pressenpartie einer Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
DE102004050593A1 (de) * 2004-10-16 2006-04-20 Voith Paper Patent Gmbh Pressanordnung
DE202005012994U1 (de) * 2005-08-05 2005-11-03 Voith Paper Patent Gmbh Vorrichtung zur Entwässerung einer Faserstoffbahn
US7811417B2 (en) * 2005-12-30 2010-10-12 Honeywell Asca, Inc. Cross-machine direction actuators for machine clothing
FI120747B (fi) 2006-09-21 2010-02-15 Metso Paper Inc Paperi- tai kartonkikone
US20080099170A1 (en) * 2006-10-31 2008-05-01 The Procter & Gamble Company Process of making wet-microcontracted paper
DE102006061958A1 (de) 2006-12-21 2008-06-26 Voith Patent Gmbh Nassteil für eine Maschine zur Herstellung von Faserstoffbahnen, insbesondere Papiermaschine zur Herstellung holzfreier Papiere
DE102007016718A1 (de) 2007-04-07 2008-10-09 Voith Patent Gmbh Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
US20090136722A1 (en) * 2007-11-26 2009-05-28 Dinah Achola Nyangiro Wet formed fibrous structure product
FI127367B (fi) 2008-03-28 2018-04-30 Valmet Technologies Inc Kuiturainakoneen siirtoimulaatikko
DE102009045185A1 (de) 2009-09-30 2011-04-07 Voith Patent Gmbh Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
DE102009045177A1 (de) 2009-09-30 2011-04-07 Voith Patent Gmbh Verfahren und Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
DE102010031450A1 (de) 2010-07-16 2012-01-19 Voith Patent Gmbh Verfahren und Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
DE102010031447A1 (de) 2010-07-16 2012-01-19 Voith Patent Gmbh Verfahren und Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
DE102011004568A1 (de) 2011-02-23 2012-08-23 Voith Patent Gmbh Pressenpartie einer Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
DE102011004565A1 (de) 2011-02-23 2012-08-23 Voith Patent Gmbh Pressenpartie einer Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
DE102011005747A1 (de) 2011-03-18 2012-09-20 Voith Patent Gmbh Blattbindungsvorrichtung
DE102011081239A1 (de) 2011-08-19 2013-02-21 Voith Patent Gmbh Blattbildungsvorrichtung
DE102011082161A1 (de) 2011-09-06 2013-03-07 Voith Patent Gmbh Pressenpartie einer Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn
DE102011082346A1 (de) 2011-09-08 2013-03-14 Voith Patent Gmbh Pressenpartie einer Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn und Verfahren zum Betrieb der Pressenpartie
DE102011083367A1 (de) 2011-09-26 2013-03-28 Voith Patent Gmbh Former für eine Maschine zur Herstellung einer Faserstoffbahn aus wenigstens einer Faserstoffsuspension
WO2016083172A1 (de) * 2014-11-28 2016-06-02 Voith Patent Gmbh Vorrichtung zur herstellung einer faserstoffbahn
CN107627670A (zh) * 2017-08-28 2018-01-26 芜湖润林包装材料有限公司 一种纸护角毛坯板合成机
CN111501396A (zh) * 2020-04-24 2020-08-07 李东旭 一种造纸装置及方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0359696B1 (en) * 1988-09-12 1995-07-12 Beloit Corporation Apparatus and method for making a paper web
JPH07207593A (ja) * 1993-12-08 1995-08-08 Valmet Paper Mach Inc 拡張ニッププレスを用いた抄紙機のプレス部
JPH10131075A (ja) * 1996-10-31 1998-05-19 Voith Sulzer Papiermas Gmbh シュー形プレス
US5888354A (en) * 1996-04-04 1999-03-30 Valmet Corporation Transfer of a web in a paper machine from a two-felt press nip to a dryer section
WO1999025922A1 (en) * 1997-11-14 1999-05-27 Valmet Corporation Method for producing calendered paper
US5932070A (en) * 1996-09-11 1999-08-03 Voith Sulzer Papiermaschinen Gmbh Process and device for the removal of paper sheet remnants from a belt

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3678594A (en) * 1970-12-16 1972-07-25 Bechtel Int Corp Paper making system and apparatus
US4309246A (en) * 1977-06-20 1982-01-05 Crown Zellerbach Corporation Papermaking apparatus and method
US4440597A (en) * 1982-03-15 1984-04-03 The Procter & Gamble Company Wet-microcontracted paper and concomitant process
US5389205A (en) 1990-11-23 1995-02-14 Valmet Paper Machinery, Inc. Method for dewatering of a paper web by pressing using an extended nip shoe pre-press zone on the forming wire
FI96789C (fi) * 1990-11-23 1996-08-26 Valmet Paper Machinery Inc Menetelmä ja laite veden poistamiseksi paperiradasta puristamalla
US5087325A (en) * 1991-03-13 1992-02-11 Beloit Corporation Apparatus for manufacturing a dried web of paper
US5861082A (en) * 1993-12-20 1999-01-19 The Procter & Gamble Company Wet pressed paper web and method of making the same
US5904811A (en) * 1993-12-20 1999-05-18 The Procter & Gamble Company Wet pressed paper web and method of making the same
US5776307A (en) * 1993-12-20 1998-07-07 The Procter & Gamble Company Method of making wet pressed tissue paper with felts having selected permeabilities
FI942616A (fi) * 1994-06-03 1995-12-04 Valmet Corp Paperirainan esipuristin
US5897745A (en) * 1994-06-29 1999-04-27 The Procter & Gamble Company Method of wet pressing tissue paper
FI98843C (fi) * 1995-10-03 1997-08-25 Valmet Corp Menetelmä ja laite veden poistamiseksi paperi- tai kartonkiradasta puristamalla
US5792317A (en) * 1996-02-07 1998-08-11 Gl&V-Paper Machine Group, Inc. Wet end starch application
DE29701382U1 (de) * 1997-01-28 1997-03-20 Voith Sulzer Papiermaschinen GmbH, 89522 Heidenheim Pressenpartie einer Papiermaschine
US5830316A (en) * 1997-05-16 1998-11-03 The Procter & Gamble Company Method of wet pressing tissue paper with three felt layers
US6168687B1 (en) * 1998-04-24 2001-01-02 Honeywell-Measurex Corporation System and method for sheet measurement and control in papermaking machine
US6103062A (en) * 1998-10-01 2000-08-15 The Procter & Gamble Company Method of wet pressing tissue paper

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0359696B1 (en) * 1988-09-12 1995-07-12 Beloit Corporation Apparatus and method for making a paper web
JPH07207593A (ja) * 1993-12-08 1995-08-08 Valmet Paper Mach Inc 拡張ニッププレスを用いた抄紙機のプレス部
US5888354A (en) * 1996-04-04 1999-03-30 Valmet Corporation Transfer of a web in a paper machine from a two-felt press nip to a dryer section
US5932070A (en) * 1996-09-11 1999-08-03 Voith Sulzer Papiermaschinen Gmbh Process and device for the removal of paper sheet remnants from a belt
JPH10131075A (ja) * 1996-10-31 1998-05-19 Voith Sulzer Papiermas Gmbh シュー形プレス
WO1999025922A1 (en) * 1997-11-14 1999-05-27 Valmet Corporation Method for producing calendered paper

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013072143A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Duplo Seiko Corp 抄紙装置
JP2016065338A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1072721A2 (de) 2001-01-31
CA2314347A1 (en) 2001-01-24
DE50013082D1 (de) 2006-08-10
DE19934875A1 (de) 2001-01-25
CA2314347C (en) 2008-12-30
EP1072721B1 (de) 2006-06-28
EP1072721A3 (de) 2001-08-22
US6638395B1 (en) 2003-10-28
JP4717985B2 (ja) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4717985B2 (ja) 抄紙機および抄紙方法
FI80094C (fi) Rainansiirtomenetelmä
US7662260B2 (en) Method for the manufacture of a fiber web provided with a three-dimensional surface structure
US7976683B2 (en) Machine for producing a fibrous web
KR0161658B1 (ko) 확장닙 압착부가 사용되는 제지기계 압착부
US10808360B2 (en) Method for producing a fibrous material web
CN107148500B (zh) 用于纤维材料幅脱水的装置
JPH11241288A (ja) 紙料ウェッブを製造する機械
US4238284A (en) Method for dewatering a tissue web
US9856603B2 (en) Process for production of a fibrous pulp web
JP4350712B2 (ja) ウェブ成形機のプレス部
CN1738941B (zh) 造纸机或纸板机中的压榨部
JP2008506048A (ja) 塗布剤の塗布方法並びに繊維ウェブ製造の方法および機械
US6863776B2 (en) Press section
US6221214B1 (en) Wet press and method for treating a fibrous material web
CA2253570A1 (en) Pulp and linerboard former with improved dewatering
JP4906724B2 (ja) 単一のニッププレスを備える製紙機械
CN110904716A (zh) 用于制造纤维料幅的机器和方法
CN101213340A (zh) 用于生产纸幅、特别是凹版印刷纸的方法
JP3540368B2 (ja) 抄紙機のプレスパート
US6261416B1 (en) Device and method for draining a web
CA2650660C (en) Pressing arrangement
CN101680179B (zh) 用于制造单面平滑的纸幅面的机器和方法
CN105735026B (zh) 用于制造纤维材料腹板的机器
US6589390B1 (en) Press section and process for guiding a fiber material web through the press section

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees