JP2001047810A - 空気入りバイアスレーシングタイヤ - Google Patents
空気入りバイアスレーシングタイヤInfo
- Publication number
- JP2001047810A JP2001047810A JP11227526A JP22752699A JP2001047810A JP 2001047810 A JP2001047810 A JP 2001047810A JP 11227526 A JP11227526 A JP 11227526A JP 22752699 A JP22752699 A JP 22752699A JP 2001047810 A JP2001047810 A JP 2001047810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- weight
- rubber composition
- parts
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/1821—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers comprising discrete fibres or filaments
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/02—Carcasses
- B60C9/04—Carcasses the reinforcing cords of each carcass ply arranged in a substantially parallel relationship
- B60C9/06—Carcasses the reinforcing cords of each carcass ply arranged in a substantially parallel relationship the cords extend diagonally from bead to bead and run in opposite directions in each successive carcass ply, i.e. bias angle ply
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T152/00—Resilient tires and wheels
- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
- Y10T152/10513—Tire reinforcement material characterized by short length fibers or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
行時の操縦安定性及び耐久性を改良する。 【解決手段】 少なくとも2枚以上のカーカスを有する
空気入りタイヤにおいて、少なくともタイヤ周方向の2
0%の引張り応力が2.0MPa 以上でありかつJIS硬
度が65以上の高硬度ゴム組成物のシートをカーカスプ
ライ間の少なくともトレッド部に配置した空気入りタイ
ヤ。
Description
ーシングタイヤに関し、更に詳しくは、空気入りレーシ
ングカートタイヤに関する。
るバイアスレーシングタイヤ、特に外径の小さい(例え
ば300mm以下)で偏平比の小さい(例えば55%以
下)レーシングカートタイヤにおいては、高速走行時の
接地部分(即ちキャップトレッド部)の遠心力による膨
張を如何に抑さえるかが、タイヤの操縦安定性や高速耐
久性を向上させるための課題である。かかる課題を解決
する方法として、例えば特開平4−283106号公報
及び特開平4−189603号公報には、接地部分のカ
ーカス上にベルトを設ける方法が提案されている。しか
しながら、レーシングカートの場合にはその競技規則に
よってタイヤをラジアル構造にすることは禁止されてい
るので、かかる方法によることはできず、他の方法をと
らなければならない。また、特開平8−244403号
公報にはプライ数を3枚にする技術が記載されている
が、この場合にはタイヤの重量が増加するという欠点が
有り、さらにコストの上昇も無視できないので好ましく
ない。
部分のカーカスプライ間に補強のためにゴムシートを設
ける技術が記載されている。この技術はゴムのみで構成
しており、それなりの効果は示されるが、依然として高
速走行時の遠心力によるタイヤの膨張やタイヤ接地面で
発生する発熱を効果的に解決するには至っていない。
した従来の空気入りバイアスレーシングタイヤの問題点
を排除して、タイヤ接地部分の剛性を向上せしめて、空
気入りバイアスレーシングタイヤの高速走行時の直進安
定性を中心とする操縦安定性を改良すると共に、高速走
行耐久性を改良することを目的とする。
とも2枚以上のカーカスを有する空気入りタイヤにおい
て、少なくともタイヤ周方向の20%の引張り応力が
2.0MPa 以上でありかつJIS硬度が65以上の高硬
度ゴム組成物のシートをカーカスプライ間の少なくとも
トレッド部に配置した空気入りタイヤが提供される。
アスレーシングタイヤの一例の断面図の概要を示す図面
である。図1において、空気入りバイアスレーシングタ
イヤは、典型的には摩耗チェック用小穴2を有するトレ
ッド部1、ビードコア3、カーカス層4、サイドウォー
ル5、空気透過防止層6及びシート層7から構成され、
図1においてXはタイヤ接地幅を示し、Yはタイヤの中
心線を示す。
いないが少なくとも2層のカーカスプライから構成され
るカーカス層4のカーカスプライの間に、好ましくはタ
イヤ接地幅Xの90〜120%の範囲に、更に好ましく
は100%〜110%の範囲に、タイヤ周方向の20%
の引張り応力が2.0MPa 以上、好ましくは3.0MPa
以上でありかつ、その硬度がJIS硬度が65以上、好
ましくは70〜99の高硬度ゴム組成物のシートを配置
する。この引張り応力が2.0MPa 未満ではトレッドせ
り上がりの抑制効果がないので好ましくない。
ゴム組成物として、共役ジエン単位の含量が30重量%
以下、好ましくは25重量%以下のエチレン性不飽和ニ
トリル−共役ジエン系高飽和ゴムを50重量部以上、好
ましくは60〜100重量部含むゴム合計100重量部
に対し、メタクリル酸亜鉛40〜120重量部、好まし
くは50〜120重量部、カーボンブラック0〜50重
量部、好ましくは0〜30重量部を配合し、かつメタク
リル酸亜鉛とカーボンブラックの合計量が40〜120
重量部、好ましくは50〜120重量部であるゴム組成
物を用いる。
リル−共役ジエン系高飽和ゴムとしては、アクリロニト
リル、メタアクリロニトリルなどのエチレン性不飽和ニ
トリルと1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペ
ンタジエンなどの共役ジエンとの共重合体をあげること
ができ、また、これら2種の単量体と共重合可能な単量
体、例えば、ビニル芳香族化合物、(メタ)アクリル
酸、アルキル(メタ)アクリレート、アルコキシアルキ
ル(メタ)アクリレート、シアノアルキル(メタ)アク
リレートなどの多元共重合体、例えばアクリロニトリル
−ブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリル−イソプレ
ン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−イソプ
レン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−アク
リレート共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−
アクリレート−メタクリル酸共重合ゴム等を挙げること
もできる。
ル単位を好ましくは50〜60重量%含み、共役ジエン
単位の部分水素化等の手段により、共役ジエン単位を3
0重量%以下、好ましくは20重量%以下としたもので
ある。この共役ジエン単位の量が多過ぎるとメタクリル
酸亜鉛による補強効果が不十分で、目的とする硬度が得
られないので好ましくなく、またエチレン性不飽和ニト
リル単位の量が30重量%未満でも同様に十分な補強効
果が得られない。逆に多過ぎると、ゴム弾性を失い、周
囲のゴムとの接着性も悪くなる傾向にあるので好ましく
ない。
粗大粒子を除去したもの、すなわち風力分級等により2
0φ以上の粗粒子を含まないようにしたものが好まし
く、その使用量は、ゴム100重量部に対し40〜12
0重量部、好ましくは50〜120重量部である。この
量が多過ぎると、ゴム組成物が硬くなり過ぎてタイヤの
乗心地性能が悪化するので好ましくない。
ックの使用量は0〜50重量部、好ましくは0〜30重
量部であり、この配合量が多過ぎると発熱性が大きくな
り、タイヤの耐久性に影響がでるおそれがあるので好ま
しくない。本発明の前記高硬度ゴム組成物においては、
他にシリカ、炭カル、タルクなどの充填剤、有機過酸化
物などの架橋剤、トリアリルイソシアヌレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、m−フェニレンビ
スマレイミドなどの架橋助剤、可塑剤、安定剤、加工助
剤、着色剤等の通常ゴム工業で使用される種々の薬剤
を、必要に応じて、本発明の目的を損わない限り、適宜
混合使用することができる。
及びカーボンブラックの合計量が少な過ぎると補強効果
が少なくて所望の目的を達成できず、逆に多過ぎると硬
くなり過ぎて乗り心地が不良になるので好ましくない。
度ゴム組成物シートと隣接するカーカスプライ層との間
の接着を強固にするために、(A)従来からタイヤ用と
して一般的に使用されている、天然ゴム、ポリイソプレ
ンゴム、ポリブタジエンゴム及び共役ジエン−芳香族ビ
ニル共重合体ゴム(例えばスチレンブタジエン共重合体
ゴム)から選ばれた少なくとも1種のゴム並びに(B)
アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムのゴム分合
計100重量部(好ましくは重量比(A)/(B)=8
0:20〜20:80)に、(C)平均分子量300〜
1500、好ましくは500〜1500、軟化点50〜
160℃、好ましくは70〜160℃、ヨウ素吸着量2
0g/100g以上、好ましくは30g/100g以上
の芳香族系石油樹脂5〜80重量部、好ましくは10〜
60重量部を配合した接着ゴム組成物層を配置する。
脂(例えば富士興産より市販の商品名FR−120な
ど)の配合量が少な過ぎると接着性が弱くなりかつゴム
の加工性も不良になるので好ましくなく、逆に多過ぎる
と、発熱が大きくなり、タイヤの耐久性に影響が出るの
で好ましくない。
成物は、少なくとも1種のゴム100重量部に、短繊維
1〜30重量部を配合して成り、かつ短繊維をタイヤ周
方向に配向させる。この組成物に使用するゴムとして
は、例えば、ジエン系ゴム及びその水添物〔例えば、天
然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、エポキ
シ化天然ゴム(ENR)、スチレン−ブタジエン共重合
体ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(高シスBR及
び低シスBR)、ニトリルゴム(NBR)、水素化NB
R、水素化SBR〕、各種エラストマー、例えば、オレ
フィン系ゴム〔例えば、エチレンプロピレンゴム(EP
DM,EPM)、マレイン酸変性エチレンプロピレンゴ
ム(M−EPM)、ブチルゴム(IIR)、イソブチレ
ンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー共重合体〕、含
ハロゲン系ゴム〔例えば、臭素化ブチルゴム(Br−I
IR)、塩素化ブチルゴム(Cl−IIR)、イソブチ
レンパラメチルスチレン共重合体の臭素化物(Br−I
PMS)、クロロスルホン化ポリエチレン(CMS)、
塩素化ポリエチレン(CM)、マレイン酸変性塩素化ポ
リエチレン(M−CM)〕、熱可塑性エラストマー〔例
えば、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラスト
マー、エステル系エラストマー〕などを挙げることがで
きる。
リマーからなり、それらが繊維の横断面で海島構造を有
する短繊維(A)を、ゴムとの混合による機械的剪断で
フィブリル化させた短繊維(A′)を使用するのが好ま
しい。本発明において使用することができる短繊維
(A)としては、例えばポリエステル、ポリビニルアル
コール、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、セ
ルロース、ポリブタジエン、芳香族ポリアミド、レーヨ
ン、ポリアリレート、ポリパラフェニレンベンズビスオ
キサゾール、ポリパラフェニレンベンズビスチアゾール
等を挙げることができる。
(A)を用いることにより、繊維添加時には短繊維のア
スペクト比(繊維長を繊維断面積相当の円の直径で割っ
た値)を低くし、繊維の絡み合いを抑制してゴムへの分
散性を良好にし、その後に機械的剪断力を与えて短繊維
の海成分と島成分とをバラバラに分離させてフィブリル
化し、そのフィブリル化後の短繊維(A′)とゴムとの
接触面積を増大させることにより、コンパウンドシート
6の補強効果を向上することができる。なお、短繊維
(A)はフィブリル化によって全断面で分割・細径化し
ていてもよく、或いは幹部を残して周囲や両端部だけが
細径化していてもよい。
い一例として、少なくともポリビニルアルコール系ポリ
マー(X)と水不溶性ポリマー(Y)からなり、重量比
X/Yを90/10〜20/80として、いずれか一方
が島成分、他方が海成分となる海島構造を形成する短繊
維を使用することができる。この短繊維は、水溶性ポリ
マーであるポリビニルアルコール系ポリマー(X)と、
酢酸セルロースや澱粉等のよう常温水中に浸漬しても溶
解しない水不溶性ポリマー(Y)との組み合わせによっ
て海島構造を形成するものである。ポリビニルアルコー
ル系ポリマーは高強度であると共に、ゴムとの親和性が
優れている。上記短繊維においてポリビニルアルコール
系ポリマー(X)が90重量%を越えるとゴム混練によ
って機械的剪断力を与えても繊維が分割せず、逆に20
重量%未満であると繊維補強効果が得られない。短繊維
の配合量が少な過ぎると、補強効果が小さく所望の目的
を達成できず、逆に配合量が多過ぎると、ゴムの加工性
が悪くなるので好ましくない。
に従って、カーカスプライ間に挿入する高硬度ゴム組成
物シートの厚さの平均値は、0.2〜3.0mmであるの
が好ましく、この厚さが0.2mm未満では剛性向上の効
果が薄く、3mmを超えると重量増加の弊害が高くなり、
高速耐久性が低下するので好ましくない。
ゴム組成物のシートを挿入する位置は、タイヤトレッド
部の接地幅の90%〜120%が好ましく、更に好まし
くは100%〜110%である。接地幅の90%未満で
は接地面の剛性向上の効果が低く、120%を超えると
このタイヤ重量が増加するという弊害が出るので好まし
くない。更に、カーカスプライの間だけでなく、最も内
側のカーカスプライの内側又は最も外側のプライの外側
に配置しても、同様な効果が得られるが、向上しろはプ
ライ間配置の60〜80%程度に減少する。
外径300nm以下、更に好ましくは270〜290nmで
かつ偏平比が55%以下、更に好ましくは50%以下の
レーシングカート用バイアスタイヤに特に好適である。
低偏平比タイヤでは、特に55%以下では、その内圧充
填時の形状を維持する為に、より強いトレッド部補強が
求められ、この効果が大きく発揮される。
望ましく、接地幅を基準にして少なくとも90%は必要
である。一方、120%を超えると、広すぎて、補強シ
ートがサイド領域にまで存在するようになり、耐久性上
望ましくない。
の如く、前記必須成分に加えて、ゴム工業で通常使用さ
れる任意の配合剤、例えば軟化剤、老化防止剤、加硫促
進剤、充填剤、可塑剤等を必要に応じて、通常の配合量
の範囲で適宜配合することができる。また本発明に係る
高硬度ゴム組成物を用いて空気入りバイアスレーシング
タイヤを製造する方法は、前記高硬度ゴムシートを用い
る以外は、従来の方法と何ら変ることはなく、従前通り
実施することができる。
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことは言うまでもない。
r))のゴム組成物を用いた。 成 分 配合量(phr) SBR(Nipol 1502 日本ゼオン) 10 水素化NBR(Zetpol 2020 日本ゼオン) 90 メタクリル酸亜鉛(R−20S 浅田化学) 70 カーボンブラック(FEF級)(HTC−100 中部カーボン) 10 老化防止剤(ナウガード445 ユニロイヤル) 1.5 有機過酸化物(40%希釈品) (Perkadox 14/40 火薬アクゾ) 5共架橋剤(TAIC 日本化成) 2 (注)このゴム組成物の20%モジュラスは5.6MPa であった。
を除く成分を3.6リットルの密閉型バンバリーミキサ
ーにおいて60℃で5分間混合し、次いでオープンロー
ルにて有機過酸化物及び共架橋剤を混合して架橋シート
を得た。このシートの硬度は91、タイヤ周方向の20
%の引張り応力は MPa で、厚さ1.0mmであっ
た。
ヤのカーカスプライ間にタイヤ接地幅の105%に設
け、更に以下の配合の接着ゴムコンパウンドのシート
(厚さ0.5mm)を配してカーカスプライと本発明の高
硬度ゴム組成物シートとの接着力を補強した。
りである。 成 分 配合量(phr) NR(RSS#3) 50 NBR(Nipol DN401 日本ゼオン) 50 カーボンブラック(HAF級)(N330T 昭和キャボット) 50 老化防止剤(ノクラック224 大内新興化学) 1 芳香族系石油樹脂(FR−120 富士興産) 30 亜鉛華(亜鉛華3号 正同化学) 5 ステアリン酸(ビーズステアリン酸 日本油脂) 1 共架橋剤(TAIC 日本化成) 3 有機過酸化物(40%希釈品) (パーカドックス 14/40 化薬アクゾ) 3.5
以下のようにしてタイヤの操縦安定性試験及び高速耐久
性向上試験を行なった。結果を表Iに示す。なお比較実
験として、従来構造のタイヤ(即ち、本発明の高硬度タ
イヤ組成物シートを用いなかった以外は実施例1と同じ
ようにして作成した空気入りタイヤ)についても同様の
試験を行なった。結果は表Iに示す。試験方法は以下の
通りである。
リングとタイムのデータをとる。一つのタイヤで3回繰
り返してテストする。 フィーリング評価点:10点法で採点し、3回の評価点
の平均をとる。
繊維を配合したゴム組成物を以下の通りの配合で調製し
た。 成 分 配合量(phr) NR(RSS#3) 100 短繊維(K−II SA クラレ) 5 カーボンブラック(FEF)(HTC−100 中部カーボン) 50 アロマオイル(コウモレックス300 日本石油) 10 亜鉛華(亜鉛華3号 正同化学) 5 ステアリン酸(ビーズステアリン酸 日本油脂) 1 老化防止剤(ノクラック224 大内新興化学) 1 硫黄(HSOT−20 フレキシス) 2加硫促進剤(ノクセラー−NS−F 大内新興化学) 1 (注)このゴム組成物の20%モジュラスは3.7MPa であった。
を除く成分を3.6リットルの密閉型バンバリーミキサ
ーにおいて60℃で合計7分間混合し、次いでオープン
ロールにて有機過酸化物及び共架橋剤を混合して架橋シ
ートを得た。このシートの硬度は78、タイヤ周方向の
20%の引張り応力は3.7MPa で、厚さ1.0mmであ
った。
ヤのカーカスプライ間にタイヤ接地幅の105%に設
け、更に以下の配合の接着ゴムコンパウンドのシート
(厚さ0.5mm)を配してカーカスプライと本発明の高
硬度ゴム組成物シートとの接着力を補強した。
実施例1と同様にしてタイヤの操縦安定性試験及び高速
耐久性向上試験を行なった。結果を表IIに示す。なお比
較実験として、従来構造のタイヤ(即ち、本発明の高硬
度タイヤ組成物シートを用いず、かつそれ以外は実施例
2と同じようにして作成した空気入りタイヤ)について
も同様の試験を行なった。結果は表IIに示す。
ム組成物シートをカーカスプライ間に配置することによ
ってタイヤの接地部分の剛性が向上し、高速走行時の直
進安定性を中心とする操縦安定性と高速走行耐久性が改
善される。
ヤの一例を説明する断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも2枚以上のカーカスを有する
空気入りタイヤにおいて、少なくともタイヤ周方向の2
0%の引張り応力が2.0MPa 以上でありかつJIS硬
度が65以上の高硬度ゴム組成物のシートをカーカスプ
ライ間の少なくともトレッド部に配置したことを特徴と
する空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記高硬度ゴム組成物が、共役ジエン単
位の含量が30重量%以下であるエチレン性不飽和ニト
リル−共役ジエン系高飽和ゴムを50重量部以上含むゴ
ム100重量部に対し、メタクリル酸亜鉛40〜120
重量部及びカーボンブラック0〜50重量部を配合し、
かつメタクリル酸亜鉛とカーボンブラックの合計量が4
0〜120重量部であるゴム組成物である請求項1に記
載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記高硬度ゴム組成物と隣接するカーカ
スとの間に、(A)天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポ
リブタジエンゴム及び共役ジエン−芳香族ビニル共重合
体ゴムから選ばれた少なくとも1種のゴム並びに(B)
アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムのゴム分合
計100重量部に、(C)平均分子量300〜150
0、軟化点50〜160℃及びヨウ素吸着量20g/1
00g以上の芳香族系石油樹脂5〜80重量部を配合し
たゴム組成物層を配置した請求項2に記載の空気入りタ
イヤ。 - 【請求項4】 前記高硬度ゴム組成物が、少なくとも1
種のゴム100重量部に、短繊維1〜30重量部を配合
してなり、かつこの短繊維をシートのタイヤ周方向に配
向させた請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】 前記短繊維が少なくとも2種のポリマー
からなり、それらの短繊維が繊維の横断面で海島構造を
有する短繊維(A)を、ゴムとの混合による機械的剪断
でフィブリル化させた短繊維(A′)である請求項4に
記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項6】 前記高硬度ゴム組成物シートの平均厚さ
が、0.2〜3.0mmである請求項1〜5のいずれか1
項に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項7】 前記高硬度ゴム組成物シートの挿入位置
がカーカスプライ間で且つ接地幅の90〜120%であ
る請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項8】 外径300mm以下でかつ偏平比が55%
以下のレーシングカート用バイアスタイヤである請求項
1〜7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22752699A JP4036578B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 空気入りバイアスレーシングタイヤ |
US09/635,756 US6382285B1 (en) | 1999-08-11 | 2000-08-09 | Pneumatic tire with high hardness rubber sheet between carcass plies |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22752699A JP4036578B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 空気入りバイアスレーシングタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001047810A true JP2001047810A (ja) | 2001-02-20 |
JP4036578B2 JP4036578B2 (ja) | 2008-01-23 |
Family
ID=16862294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22752699A Expired - Fee Related JP4036578B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 空気入りバイアスレーシングタイヤ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6382285B1 (ja) |
JP (1) | JP4036578B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003057514A1 (en) * | 2002-01-10 | 2003-07-17 | Joost Boxoen | Tyre |
JP2005263831A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤトレッド用ゴム組成物の製造方法および空気入りタイヤ |
JP2008169295A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2010000993A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2010058717A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | レーシングカート用バイアスタイヤ |
JP2010125949A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | レーシングカート用タイヤ |
JP2011184634A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | タイヤベーストレッド用ゴム組成物 |
EP3922485A1 (en) | 2020-06-12 | 2021-12-15 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire for kart |
EP4059739A1 (en) | 2021-03-17 | 2022-09-21 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire for karts |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3833010B2 (ja) * | 1999-07-06 | 2006-10-11 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りバイアスタイヤの加硫方法 |
JP5242324B2 (ja) * | 2007-10-12 | 2013-07-24 | 東洋ゴム工業株式会社 | ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
US9273195B2 (en) | 2010-06-29 | 2016-03-01 | Eastman Chemical Company | Tires comprising cellulose ester/elastomer compositions |
US20110319531A1 (en) | 2010-06-29 | 2011-12-29 | Eastman Chemical Company | Cellulose ester compositions |
US20130150484A1 (en) | 2011-12-07 | 2013-06-13 | Eastman Chemical Company | Cellulose esters in pneumatic tires |
US10077342B2 (en) | 2016-01-21 | 2018-09-18 | Eastman Chemical Company | Elastomeric compositions comprising cellulose ester additives |
CN110684250A (zh) * | 2019-11-19 | 2020-01-14 | 江苏创合橡塑有限公司 | 超高硬度丁腈橡胶组合物材料及制备方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
LU36985A1 (ja) * | 1958-03-19 | |||
JP3353933B2 (ja) * | 1993-03-10 | 2002-12-09 | 株式会社ブリヂストン | レーシングカート用空気入りバイアスタイヤ |
-
1999
- 1999-08-11 JP JP22752699A patent/JP4036578B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-08-09 US US09/635,756 patent/US6382285B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003057514A1 (en) * | 2002-01-10 | 2003-07-17 | Joost Boxoen | Tyre |
JP2005263831A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤトレッド用ゴム組成物の製造方法および空気入りタイヤ |
JP2008169295A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2010000993A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2010058717A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | レーシングカート用バイアスタイヤ |
JP2010125949A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | レーシングカート用タイヤ |
JP2011184634A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | タイヤベーストレッド用ゴム組成物 |
EP3922485A1 (en) | 2020-06-12 | 2021-12-15 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire for kart |
EP4059739A1 (en) | 2021-03-17 | 2022-09-21 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire for karts |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4036578B2 (ja) | 2008-01-23 |
US6382285B1 (en) | 2002-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1317142C (zh) | 具有漏气行驶能力的充气轮胎 | |
JP2001047810A (ja) | 空気入りバイアスレーシングタイヤ | |
US6588470B2 (en) | Pneumatic radial tire reinforced with fibrillated sea-island short polymer fibers | |
JP3695840B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US20100043937A1 (en) | Low-noise pneumatic tire | |
US6759136B2 (en) | Rubber laminate and pneumatic tire using the same | |
JP3843177B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2005005546A1 (ja) | ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP2000079807A (ja) | スチ―ルコ―ド補強空気入りタイヤ | |
JPH11286203A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4301352B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH11129711A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP2007091151A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3869933B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP4020480B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3320004B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3992333B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2000318409A (ja) | 重荷重用空気入りタイヤ | |
JP3234538B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH11123907A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2000318405A (ja) | 重荷重用空気入りタイヤ | |
WO2020153100A1 (ja) | タイヤ用積層体および空気入りタイヤ | |
JPH11115407A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2008213792A (ja) | 空気入りタイヤ及びその装着方法 | |
JPH10250307A (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050415 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070710 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070827 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131109 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |