JP2001046883A - 光触媒機能を有するシリカゲル成形体およびその製造方法 - Google Patents

光触媒機能を有するシリカゲル成形体およびその製造方法

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JP2001046883A
JP2001046883A JP11223148A JP22314899A JP2001046883A JP 2001046883 A JP2001046883 A JP 2001046883A JP 11223148 A JP11223148 A JP 11223148A JP 22314899 A JP22314899 A JP 22314899A JP 2001046883 A JP2001046883 A JP 2001046883A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の酸化チタン光触媒は、微粉末品では取扱
いが困難であったり、酸化チタン薄膜光触媒では高価で
実用的でなかったり、あるいはシリカゲルに酸化チタン
を含ませた光触媒シリカゲルでは粒状で用途が限られて
いたため、用途に応じた形状が可能で、実用的な光触媒
特性に優れた酸化チタン光触媒が望まれていた。 【解決手段】平均細孔径が10〜100nmの範囲にあ
る粉末状または/および粒状のシリカゲルより主として
成る成形体の細孔内に酸化チタンを1〜70重量%含ま
せたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、居室、畜
産などにおける脱臭あるいは有害汚染物質の無害化、環
境におけるNOxの除去、染色排水の脱色、水槽の防
藻、水や空気の殺菌を行うことができる、光が透過し易
く、吸着性能を有するシリカゲルの成形体の細孔内に酸
化チタンを含ませた光触媒機能を有するシリカゲル成形
体およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水溶液に半導体の粉末を分散し、その物
質のバンドギャップ以上のエネルギーを持つ光(390
nm以下の波長の光)を照射すると、光励起により生成
した電子と正孔が半導体粒子表面に移動し、水溶液中の
イオン種や分子種に作用して、水の分解など様々な反応
を引き起こすことは、半導体光触媒反応としてよく知ら
れている。酸化チタンが代表的な光触媒として挙げられ
る。
【0003】これらに太陽光、蛍光灯、白熱灯、ブラッ
クライト、紫外線ランプ、水銀灯、キセノンランプ、ハ
ロゲンランプ、メタルハライドランプ、冷陰極蛍光ラン
プなどの光を照射することにより、空気中の悪臭や有害
物質の分解除去、廃水処理、浄水処理あるいは水中の微
生物の殺菌など環境汚染物質の分解除去を行うことがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら用途において、
微粉末では取り扱いが困難であるため、特開平6−65
012号公報には、チタンのアルコキシドから酸化チタ
ンのゾルを作り、ディップコーティング法によってガラ
ス基板上にコーティングした後、乾燥、焼成するといっ
た工程を、通常10回程度繰り返すことにより、光触媒
活性に優れ、かつ透明で耐水性、耐熱性、耐久性に優れ
た酸化チタン薄膜光触媒が提案されている。しかし、こ
れはガラス、セラミックスなど耐熱性の無機物質にしか
利用できない上に、製造に手間が掛かかり過ぎるため高
価で、かつ分解反応は光触媒の表面でしか生じないた
め、環境汚染物質の分解除去を連続的に行うには非常に
大きな面積を必要とするなど実用上大きな問題点があっ
た。
【0005】特許第2775399号公報には、シリカ
ゲル等の表面に酸化チタンの多孔質薄膜を形成した多孔
質光触媒が開示されている。これは、チタンのアルコキ
シドから酸化チタンのゾルを作り、ディップコーティン
グ法によって球状のシリカゲルの表面にコーティングし
た後、乾燥、焼成するといった工程を、通常3回以上繰
り返すことにより得られるが、このようにして形成され
た酸化チタンの薄膜は、剥離し易く、水に入れると割れ
ることから、用途が著しく制限されるものであった。加
えてディップコートの際にもシリカゲルが少なからず割
れ、これを3回以上繰り返す必要があるため歩留まりが
著しく悪かった。
【0006】また、上述の欠点を解決するためにシリカ
ゲルの細孔内に酸化チタンを含ませた光触媒シリカゲル
が提案されている(特開平11−138017号公
報)。しかし、このようにして得られた光触媒シリカゲ
ルは球状あるいは粉末状であり、そのままでは処理対象
ガスを通じたとき通気抵抗が大きいなどの欠点があり、
用途が著しく限定されるものであった。
【0007】一方、シリカゲルの成形体としては、特許
第2888743号公報には粉末状のシリカゲルと粉末
状のバインダーとを用いた吸脱着性能に優れたシリカゲ
ル集合体およびその製法が開示されており、特開平7−
10647号公報には粉末シリカゲルと水およびバイン
ダーとの混練物のハニカム状成形体が開示されている。
しかし、これらシリカゲルの成形体は吸湿を目的として
なされたもので、シリカゲルの平均細孔径が小さく低湿
度でも吸湿率が高い一般的なシリカゲル(JIS Z0
701 包装用乾燥剤A型あるいはB型規格品、または
同等品)が使用されている。これらに有機チタンを含浸
して焼成しても、焼成中に有機チタンがシリカゲルの細
孔内から排出され、酸化チタンとして細孔内にほとんど
残らないため、光触媒活性に優れた成形体を得ることが
できなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、平均細孔径が10〜100nmの範囲にある粉末
状または/および粒状のシリカゲルより主として成る成
形体の細孔内に酸化チタンを1〜70重量%含ませたこ
とを特徴とする光触媒機能を有するシリカゲル成形体、
平均細孔径が10〜100nmの範囲にあるシリカゲル
の細孔内にチタン含有溶液を含ませた後、加熱焼成して
得られた、酸化チタンを1〜70重量%含ませた粉末状
または/および粒状のシリカゲルをバインダーにより成
形することを特徴とする光触媒機能を有するシリカゲル
成形体の製造方法、および平均細孔径が10〜100n
mの範囲にある粉末状または/および粒状のシリカゲル
から主としてなる成形体の細孔内にチタン含有溶液を含
ませた後、加熱焼成し、当該成形体の細孔内に酸化チタ
ンを1〜70重量%含ませたことを特徴とする光触媒機
能を有するシリカゲル成形体の製造方法を提供するもの
である。
【0009】本発明に用いられるシリカゲルは非晶質の
二酸化ケイ素であり、特公平7−64543号公報など
公知の方法により、シリカゲルを構成するコロイド粒子
の大きさを制御することにより得られる平均細孔径が1
0〜100nmの範囲にあるものが望ましく、10〜5
0nmの範囲にあるものがより望ましい。
【0010】なお、このシリカゲルは、水や有機溶媒に
浸漬しても割れ難いという特徴を有するもので、包装用
乾燥剤(JIS Z0701 包装用乾燥剤A型規格品
またはB型規格品)として一般的に使用されているもの
とは全く異なるもので、機械的強度もあり、吸着特性に
優れ、球状品では特に水あるいは有機溶剤に浸漬しても
割れない性質もあることからクロマトグラフィー用や触
媒担持用などに用いられているものである。
【0011】上述の包装用乾燥剤は水あるいは有機溶剤
に浸漬すると割れ易く、これらに有機チタンを含浸して
焼成しても、焼成中に有機チタンがシリカゲルの細孔内
から排出され、酸化チタンとして細孔内にほとんど残ら
ないという致命的な欠点があり、本発明に用いることは
できない。
【0012】平均細孔径が10nm未満のシリカゲルで
は十分な酸化チタンの担持量が得られず、光触媒活性の
劣ることから望ましくなく、平均細孔径が100nmを
越えるシリカゲルは製造が困難であり、非常に高価なた
め望ましくない。
【0013】本発明に関わるシリカゲル成形体は、粉末
状または/および粒状のシリカゲルにバインダー、水な
どを加えて混練し、公知の方法でハニカム形状、柱状、
棒状、円筒状、平板状、波板状、ループ状などに成形し
た後、乾燥または焼成することにより得られる。バイン
ダーとしては、MC、CMC、でん粉、カルボキシメチ
ルスターチ、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、リグニンスルホン酸ナトリウム、
リグニンスルホン酸カルシウム、ポリビニルアルコー
ル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フェ
ノール樹脂、メラミン樹脂等の有機系バインダー、低融
点ガラス、水ガラス、コロイダルシリカ、コロイダルア
ルミナ、コロイダルチタン、ベントナイト、モンモリロ
ナイト、リン酸アルミニウムなどの無機系バインダー
を、単独または2種類以上併用して用いてもよい。な
お、成形体の光触媒活性、強度、多孔質化、吸着能など
の向上を目的として蓄光材料、酸化チタン、界面活性
剤、ガラス繊維、活性炭、木粉、包装用乾燥剤に使われ
るシリカゲル、ゼオライトなどを制限なく用いてもよ
い。
【0014】本発明に関わるシリカゲルの細孔内に含ま
せる酸化チタンの結晶構造は、光触媒活性の高いアナタ
ーゼであることがより望ましく、シリカゲル成形体の細
孔内に含ませる酸化チタンの量を1〜70重量%とする
ことが望ましく、7〜15重量%とすることがより望ま
しい。1重量%未満では十分な光触媒活性が得られず、
70重量%を超えるとシリカゲル成形体の細孔を目詰ま
りさせるため望ましくない。
【0015】本発明に用いられるチタン含有溶液として
は、四塩化チタンや金属チタンとアルコールとの反応な
どによって得られるテトライソプロピルチタネート、テ
トラブチルチタネート、ブチルチタネートダイマー、テ
トラキス(2−エチルへキシルオキシ)チタン、テトラ
ステアリルチタネート、トリエタノールアミンチタネー
ト、ジイソプロポキシ・ビス(アセチルアセトナト)チ
タン、ジブトキシ・ビス(トリエタノールアミナト)チ
タン、チタニウムエチルアセトアセテート、チタニウム
イソプロポキシオクチレングリコレート、チタニウムラ
クテートなどのチタンのアルコキシド、およびイソプロ
ピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルト
リドデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピ
ルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネー
ト、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイ
ト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホ
スファイト)チタネート、テトラ(2、2−ジアリルオ
キシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフ
ァイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルパ
イロホスフェート)エチレンチタネート、イソプロピル
トリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、イソプロ
ピルトリクミルフェニルチタネート、イソプロピルトリ
(N−アミドエチル・アミノエチル)チタネートなどの
チタネート系カップリング剤などの有機チタン含有溶
液、並びに硫酸チタン、塩化チタン、臭化チタンなどの
無機チタン含有溶液などが挙げられるが、これらに限ら
れるものではない。また、上述のチタン含有溶液は単独
でも混合物でも制限なく利用できるが、これらに限定さ
れるものではなく、濃度調整のために相溶性のある溶剤
で希釈してもよい。希釈液としてはエタノール、1−プ
ロパノール、2−プロパノール、N−ヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、トリクレン、プロピレンジク
ロライド、水などチタン含有溶液と相溶性のあるもので
あれば何でも、単独でも混合物でも制限なく利用でき
る。
【0016】本発明に関わる細孔内に酸化チタンを含む
粉末状または/および粒状シリカゲルは、平均細孔径が
10〜100nmの範囲にある該シリカゲルと、当該シ
リカゲルが有する全細孔容積以下のチタン含有溶液と
を、例えば蓋付の円筒状の容器に入れて容器を回転、振
動あるいは振とうなどすることにより、当該チタン含有
溶液をシリカゲルに含ませてから、加熱焼成することに
よって得られるが、その他の公知の方法、例えば含浸法
なども制限なく利用できる。通常はこれら操作を1回行
えば十分な酸化チタン担持量が得られるが、同じ操作を
複数回行えば担持量を更に増やすことができる。
【0017】本発明に関わるシリカゲル成形体は、平均
細孔径が10〜100nmの範囲にある粉末状または/
および粒状のシリカゲルから主としてなる成形体に公知
の方法で、例えば含浸法などによりチタン含有溶液を含
ませてから、加熱焼成することによって得られる。
【0018】また、スプレー法などにより成形体の特定
表面にチタン含有溶液をコートすると、これら溶液はシ
リカゲル成形体の特定表面近傍にだけチタン含有溶液を
含んだものができ、これを加熱焼成すれば特定表面近傍
にだけに酸化チタンを含ませたものが得られる。
【0019】酸化チタンの光触媒反応は400nm以下
の紫外光で生じ、380nmの紫外光では厚さ約1μm
の酸化チタン薄膜で約60%が吸収され、光触媒反応に
関与する酸化チタンは表面近傍のものだけに過ぎない。
チタン含有溶液は極めて高価であることから、光が照射
される部分にだけ酸化チタンを含ませた経済的に非常に
優れた光触媒機能を有するシリカゲル成形体が得ること
ができる。なお、当該シリカゲル成形体の全細孔容積に
等しい容量のチタン含有溶液を含ませても、加熱焼成に
より酸化チタン濃度が表面近傍ほど高く、中心部ほど低
いという勾配を持ったものができる。
【0020】また、当該シリカゲル成形体の細孔内に、
原子番号21(Sc)から29(Cu)まで、39(Y)から47(Ag)ま
で、57(La)から79(Au)、および89(Ac)から103(Lr)まで
の遷移元素から選ばれた少なくとも一種またはその酸化
物を、公知の方法で酸化チタン光触媒と共存させると光
触媒活性が高くなることがある。その理由は明らかでは
ないが、酸化チタンに光を当てたときに生成する活性酸
素の一種である過酸化水素と、二価の鉄イオンが反応し
て水酸ラジカルが生じる反応はフェントン反応として知
られており、鉄以外の遷移元素についてもこれと同様な
メカニズムが働いているものと考えられる。
【0021】本発明に関わるチタン含有溶液を含ませ
た、粉末状または/および粒状のシリカゲル、あるいは
シリカゲル成形体の加熱焼成は、光触媒として高性能な
結晶形がアナターゼである酸化チタンとするために、例
えば室温から徐々に加熱昇温して400〜700℃の最
終温度で一定時間保持した後、室温まで冷却して行う。
焼成温度が400℃未満または700℃を越えると、光
触媒として活性の低いルチルや非晶質の混じった酸化チ
タンとなるので好ましくない。なお、使用する焼成炉は
焼成に必要な酸素が十分にあるガス炉が望ましいが、酸
素の供給が不充分な電気炉でも酸素を供給すれば問題な
く焼成することができる。
【0022】
【作用】 本発明による光触媒機能を有するシリカゲル
成形体は、大きな比表面積を有し、用途に応じてハニカ
ム形状、柱状、棒状、円筒状、平板状、波板状、ループ
状など様々な形状が可能であり、かつ光に透明なシリカ
ゲルを担持体としていることから、太陽光、蛍光灯、白
熱灯、ブラックライト、紫外線ランプ、水銀灯、キセノ
ンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、冷
陰極蛍光ランプなどの光を照射することにより、空気中
の悪臭や有害物質、あるいは水中に含まれている有機溶
剤、農薬などを効率よく分解除去することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明を次の例で詳しく説明す
る。
【0024】[実施例1]本発明に関わるシリカゲル成
形体の作製(酸化チタンを含ませたシリカゲルを用いて
成形体を作る方法) 180℃で乾燥した粒度100〜350メッシュ(40
〜150μm)のシリカゲル(富士シリシア化学株式会
社製 CARiACT G−10、平均細孔径10n
m、細孔容積1.3ml、比表面積300m/g)2
50gと、シリカゲルの総細孔容積の97%量のジイソ
プロポキシ・ビス(アセチルアセトナト)チタン(三菱
ガス化学製 TAA)315gをポリエチレン容器に入
れて、速やかに蓋をしてポットミル架台にこれを乗せ、
20rpmで1時間転動してからステンレス製バットに
取り出し、室温で2日間乾燥した後、電気炉を用い時々
炉蓋を空けて酸素を供給しながら室温から徐々に600
℃まで加熱昇温し、600℃で1時間保持した後、室温
まで自然放冷して、酸化チタンを含むシリカゲルを得
た。
【0025】得られたシリカゲルを粉末にしてX線回折
により調べた結果、酸化チタンのピークとしてはアナタ
ーゼ型のものだけが観察された。。また、真比重測定値
から求めた酸化チタンの含有量は16.1重量%(18
0℃乾燥重量基準)であった。
【0026】次に、上で得られたシリカゲル100重量
部と粉末状のメチルセルロース(100メッシュ下)1
0重量部とをミキサーで混合した後、イオン交換水60
重量部を添加し、三本ロールで混練(ロール温度は10
〜15℃に制御)した後、得られた混練物を押出し成形
機に投入し、平板形状の口金から押出しタイル形状にカ
ットした。
【0027】このタイル形状品を60℃で24時間の予
備乾燥した後、120℃で60分間乾燥して本発明に関
わるシリカゲル成形体を得た。
【0028】[比較実施例1]5〜10メッシュのA型
シリカゲル(豊田化工株式会社製 トヨタシリカゲルA
型、平均細孔径2.4nm、細孔容積0.46ml、比
表面積700m/g)を粉砕した後、100メッシュ
で分級し、実施例1と同様な粒度のシリカゲルを調製し
た。
【0029】180℃で乾燥した、上で得られたシリカ
ゲル250gと、シリカゲルの総細孔容積の97%量の
ジイソプロポキシ・ビス(アセチルアセトナト)チタン
(三菱ガス化学製 TAA)112gをポリエチレン容
器に入れて、速やかに蓋をしてポットミル架台にこれを
乗せ、20rpmで1時間転動してからステンレス製バ
ットに取り出し、室温で2日間乾燥した後、電気炉を用
い時々炉蓋を空けて酸素を供給しながら室温から徐々に
600℃まで加熱昇温し、600℃で1時間保持した
後、室温まで自然放冷した。
【0030】得られたシリカゲルをX線回折により調べ
た結果、アナターゼのピークは全く見られなかった。ま
た、真比重測定値から求めた酸化チタンの含有量は0.
13重量%(180℃乾燥重量基準)であった。
【0031】次に、得られたシリカゲル100重量部と
粉末状のメチルセルロース(100メッシュ下)10重
量部とをミキサーで混合した後、イオン交換水60重量
部を添加し、三本ロールで混練(ロール温度は10〜1
5℃に制御)した。
【0032】上で得られた混練物を押出し成形機に投入
し、平板形状の口金から押出しタイル形状にカットした
後、60℃で24時間の予備乾燥した後、120℃で6
0分間乾燥して本発明に係るシリカゲル成形体を得た。
【0033】得られたシリカゲルを粉末にしてX線回折
により調べた結果、酸化チタンのピークとしてはアナタ
ーゼ型だけが観察された。また、真比重測定値から求め
た酸化チタンの含有量は16.1重量%(180℃乾燥
重量基準)であった。
【0034】[実施例2]本発明に関わるシリカゲル成
形体の作製(シリカゲルの成形体を作ってから酸化チタ
ンを含ませる方法) 100〜500メッシュ(28〜150μm)のシリカ
ゲル(富士シリシア化学株式会社製 CARiACT
Q−50、平均細孔径50nm、細孔容積1.0ml、
比表面積80m/g)100重量部、粉末状のメチル
セルロース(100メッシュ下)10重量部、および非
結晶性低融点ガラス(セントラル硝子製、接着温度:4
30〜650℃、転移点:320〜480℃)10重量
部とをミキサーで混合した後、イオン交換水70重量部
を添加し、三本ロールで混練(ロール温度は10〜15
℃に制御)した後、押出し成形機に投入し、平板形状の
口金から押出しタイル形状にカットした。
【0035】このタイル形状品を60℃で24時間の予
備乾燥した後、電気炉を用い時々炉蓋を空けて酸素を供
給しながら室温から徐々に650℃まで加熱昇温し、6
50℃で3時間保持した後、室温まで自然放冷した。
【0036】得られた成形体を、ジイソプロポキシ・ビ
ス(アセチルアセトナト)チタン(三菱ガス化学製 T
AA)に15分間浸漬した後、過剰のTAAを除去する
ために、イソプロピルアルコールの中で簡単に濯ぎ洗い
してから、室温で2日間乾燥した後、電気炉を用い時々
炉蓋を空けて酸素を供給しながら室温から徐々に600
℃まで加熱昇温し、600℃で2時間保持した後、室温
まで自然放冷して本発明に係るシリカゲル成形体を得
た。
【0037】得られたシリカゲル成形体を粉末にしてX
線回折により調べた結果、酸化チタンのピークとしては
アナターゼ型のものだけが観察された。。また、真比重
測定値から求めた酸化チタンの含有量は13.1重量%
(180℃乾燥重量基準)であった。
【0038】[比較実施例2]5〜10メッシュのB型
シリカゲル(豊田化工株式会社製 トヨタシリカゲルB
型、平均細孔径6.0nm、細孔容積0.75ml、比
表面積450m/g)を粉砕した後、100メッシュ
で分級し、実施例2と同様な粒度のシリカゲルを調製し
た。
【0039】180℃で乾燥した、上で得られたシリカ
ゲル250gと、粉末状のメチルセルロース(100メ
ッシュ下)10重量部、および非結晶性低融点ガラス
(セントラル硝子製、接着温度:430〜650℃、転
移点:320〜480℃)10重量部とをミキサーで混
合した後、イオン交換水70重量部を添加し、三本ロー
ルで混練(ロール温度は10〜15℃に制御)した後、
押出し成形機に投入し、平板形状の口金から押出しタイ
ル形状にカットした。
【0040】このタイル形状品を60℃で24時間の予
備乾燥した後、電気炉を用い時々炉蓋を空けて酸素を供
給しながら室温から徐々に650℃まで加熱昇温し、6
50℃で3時間保持した後、室温まで自然放冷した。
【0041】得られた成形体を、ジイソプロポキシ・ビ
ス(アセチルアセトナト)チタン(三菱ガス化学製 T
AA)に15分間浸漬した後、過剰のTAAを除去する
ために、イソプロピルアルコールの中で簡単に濯ぎ洗い
してから、室温で2日間乾燥した後、電気炉を用い時々
炉蓋を空けて酸素を供給しながら室温から徐々に600
℃まで加熱昇温し、600℃で2時間保持した後、室温
まで自然放冷して本発明に係るシリカゲル成形体を得
た。
【0042】得られたシリカゲル成形体を粉末にしてX
線回折により調べた結果、アナターゼのピークは観察さ
れなかった。また、真比重測定値から求めた酸化チタン
の含有量は0.18重量%(180℃乾燥重量基準)で
あった。
【0043】[実施例3]得られたシリカゲル成形体の
NOx分解除去 実施例1および2で得られたタイル状にカットされたシ
リカゲル成形体(50×50mm×厚さ3mm)を各1
0枚用いてNOxの分解除去を行った。まず、内容積4
0Lの密閉容器(20wブラックライトを内蔵)の中に
得られたタイル状シリカゲル成形体を10枚重ならない
ようにして置いた。密閉容器内に10ppmのNOxを
注射器で打ち込んだ後、ライトを点灯し、10分後に容
器内の空気に含まれるNOx濃度をガスクロマトグラフ
により測定したところ、NOx濃度は0ppmであっ
た。次に、減少した分のNOxを注射器で打ち込んだ
後、ランプを点灯し、10分後に容器内の空気に含まれ
るNOx濃度をガスクロマトグラフにより測定したとこ
ろ、NOx濃度は0ppmであった。同様な測定を10
回繰り返したが、毎回10分後に容器内の空気に含まれ
るNOx濃度はOppmであったことから、本発明による
光触媒シリカゲルにはNOxの分解除去効果が顕著に認
められた。
【0044】次に、比較実施例1および2で得られたタ
イル状にカットされたシリカゲル成形体(50×50m
m×厚さ3mm)を各10枚用いて、密閉容器の中にお
いて同様な試験を行ったところ、1回目のNOx濃度はO
ppmであったものの回を重ねるにつれ、次第にNOx
濃度は増大し、6回目にはほぼ10ppmと分解除去効
果が全く見られなかった。
【0045】[実施例4]得られたシリカゲル成形体の
トリメチルアミン分解除去 実施例1および2で得られたタイル状にカットされたシ
リカゲル成形体(50×50mm×厚さ3mm)を各1
0枚用いてトリメチルアミンの分解除去を行った。ま
ず、内容積40Lの密閉容器(20wブラックライトを
内蔵)の中に得られたタイル状シリカゲル成形体を10
枚重ならないようにして置いた。密閉容器内にトリメチ
ルアミン80ppmを注射器で打ち込んだ後、ブラック
ライトを点灯し、10分後に容器内の空気に含まれるト
リメチルアミン濃度をガスクロマトグラフにより測定し
たところ、トリメチルアミン濃度は0ppmであった。
次に、減少した分のトリメチルアミンを注射器で打ち込
んだ後、ブラックライトを点灯し、10分後に容器内の
空気に含まれるトリメチルアミン濃度をガスクロマトグ
ラフにより測定したところ、トリメチルアミン濃度は0
ppmであった。同様な測定を10回繰り返したが、毎
回10分後に容器内の空気に含まれるトリメチルアミン
濃度は0ppmであったことから、本発明による光触媒
シリカゲルにはトリメチルアミンの分解除去効果が顕著
に認められた。
【0046】次に、比較実施例1および2で得られたタ
イル状にカットされたシリカゲル成形体(50×50m
m×厚さ3mm)を各10枚用いて、密閉容器の中にお
いて同様な試験を行ったところ、1回目のトリメチルア
ミン濃度は0ppmであったものの回を重ねるにつれ、
次第にトリメチルアミン濃度は増大し、9回目にはほぼ
80ppmと除去効果が全く見られなかった。
【0047】
【発明の効果】本発明による光触媒機能を有するシリカ
ゲル成形体は、大きな比表面積を有し、用途に応じてハ
ニカム形状、柱状、棒状、円筒状、平板状、波板状、ル
ープ状など様々な形状が可能であり、かつ光に透明なシ
リカゲルを担持体としていることから、太陽光、蛍光
灯、白熱灯、ブラックライト、紫外線ランプ、水銀灯、
キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドラン
プ、冷陰極蛍光ランプなどの光を照射することにより、
空気中の悪臭や有害物質、あるいは水中に含まれている
有機溶剤、農薬などを効率よく分解除去することが、バ
スルーム、24時間風呂、浄水器、空気清浄機、トイレ、
キッチン、自動車の車内などの黴菌の増殖抑制・消臭、
廃水処理、プールやタンクの浄化、観賞魚水槽の防藻な
ど幅広い用途に適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA01 AA08 AA12 AA15 BA02A BA02B BA04A BA04B BA38 BA48A CA05 CA17 DA05 EA01X EA01Y EB18Y EC15X EC15Y EC16X EC16Y FB14 4G072 AA28 AA37 BB05 CC10 DD03 KK09 QQ02 TT08 UU15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均細孔径が10〜100nmの範囲に
    ある粉末状または/および粒状のシリカゲルより主とし
    て成る成形体の細孔内に酸化チタンを1〜70重量%含
    ませたことを特徴とする光触媒機能を有するシリカゲル
    成形体。
  2. 【請求項2】 平均細孔径が10〜100nmの範囲に
    あるシリカゲルの細孔内にチタン含有溶液を含ませた
    後、加熱焼成して得られた、酸化チタンを1〜70重量
    %含ませた粉末状または/および粒状のシリカゲルを、
    バインダーにより成形することを特徴とする光触媒機能
    を有するシリカゲル成形体の製造方法。
  3. 【請求項3】 平均細孔径が10〜100nmの範囲に
    ある粉末状または/および粒状のシリカゲルから主とし
    てなる成形体の細孔内にチタン含有溶液を含ませた後、
    加熱焼成し、当該成形体の細孔内に酸化チタンを1〜7
    0重量%含ませたことを特徴とする光触媒機能を有する
    シリカゲル成形体の製造方法。
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