JP2001046679A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001046679A
JP2001046679A JP11229295A JP22929599A JP2001046679A JP 2001046679 A JP2001046679 A JP 2001046679A JP 11229295 A JP11229295 A JP 11229295A JP 22929599 A JP22929599 A JP 22929599A JP 2001046679 A JP2001046679 A JP 2001046679A
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Japan
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ball
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lending
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Application number
JP11229295A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Fumitaka Sekine
史高 関根
Mikio Aoki
幹雄 青木
Yutaka Otake
裕 大竹
Kenji Teronai
賢二 手呂内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Nidec Copal Electronics Corp
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Nidec Copal Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード式の玉貸し機能の有無にそれぞれ対応
することが可能な玉払出装置を備えた弾球遊技機を提供
する。 【構成】 スプロケット及びステッピングモータをケー
ス501a・501bにより一体的に組み付けると共に
そのケース501a・501bの内部に玉通路503を
形成してなる玉受入装置500Aと、切換弁及びソレノ
イド567をケース550a・550bにより一体的に
組み付けると共にそのケース550a・550bの内部
に玉通路552を形成してなる玉排出装置500Bと、
から玉払出装置500を構成し、玉受入装置500Aと
玉排出装置500Bとを相互間で着脱自在に設けた。こ
れにより、1つの玉払出装置500でカード式の玉貸し
機能の有無にそれぞれ対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受け入れた玉を景
品玉あるいは貸玉として払い出す玉払出装置を備えた弾
球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、カード式の玉貸し機能を
備えた弾球遊技機には、玉貸し指令あるいは賞球指令に
応じて排出する玉を貸玉あるいは景品玉として払い出す
玉払出装置が設けられていた。また、このような玉払出
装置には、玉払出側の玉通路(玉排出通路)を二股状に
分岐すると共に、その分岐した玉通路を切り換える通路
切換部材を設けることで玉排出通路を貸玉通路と景品玉
通路に切り換え、玉払出装置から貸玉を払い出したのか
あるいは景品玉を払い出したのかを管理するものが提案
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ように玉排出通路を二股状に分岐して通路切換部材を設
けた玉払出装置は、カード式の玉貸し機能を備えた弾球
遊技機にのみ適用され、カード式の玉貸し機能を備えな
い弾球遊技機に対しては、玉排出通路が二股状に分岐さ
れない(通路切換部材を設けない)玉払出装置を取り付
ける必要があった。このため、カード式の玉貸し機能の
有無に応じて個々に設計が異なる玉払出装置を設ける必
要があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、カード式の玉貸し機能
の有無にそれぞれ対応することが容易に可能な玉払出装
置を備えた弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、受け入れた玉を景品玉
あるいは貸玉として払い出す玉払出装置を備えた弾球遊
技機において、前記玉払出装置は、玉を受け入れるため
の玉受入通路と、該玉受入通路に臨んで配されると共に
その作動によって玉の払出しを行う作動部材と、該作動
部材を電気的に駆動する第一の電気的駆動源と、を備え
て、前記作動部材及び前記第一の電気的駆動源をケース
部材により一体的に組み付けると共にそのケース部材の
内部に前記玉受入通路を形成して1つのユニット部材と
して構成される玉受入装置と、前記玉受入通路で受け入
れた玉を景品玉として誘導する景品玉通路と貸玉として
誘導する貸玉通路とに分岐された玉排出通路と、該玉排
出通路を景品玉通路か貸玉通路のいずれか一方に切り換
える通路切換部材と、該通路切換部材を電気的に駆動す
る第二の電気的駆動源と、を備えて、前記通路切換部材
及び前記第二の電気的駆動源をケース部材により一体的
に組み付けると共にそのケース部材の内部に前記玉排出
通路を形成して1つのユニット部材として構成される玉
排出装置と、からなり、前記玉受入装置と前記玉排出装
置とを相互間で着脱自在に設けたことを特徴とする。こ
のように構成することにより、カード式の玉貸し機能を
備えた弾球遊技機に適用する場合は、玉受入装置と玉排
出装置とを相互に組み付けたものを玉払出装置として弾
球遊技機に取り付ける一方、カード式の玉貸し機能を備
えない弾球遊技機に適用する場合は、玉受入装置のみを
玉払出装置として弾球遊技機に取り付ける。これによ
り、1つの玉払出装置でカード式の玉貸し機能の有無に
それぞれ対応することが容易にできる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記玉
排出装置には、前記玉受入装置を位置決めして載置する
位置決め載置部を設けたことを特徴とする。このように
構成することにより、玉受入装置と玉排出装置との組み
付け精度を高めることができ、然もその組み付け作業が
容易に行える。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記玉
排出装置の前記ケース部材を左右2つのケース部材から
構成すると共に、該2つのケース部材間に配されて各ケ
ース部材に形成される前記玉排出通路を個々に仕切る仕
切部材を設け、前記第二の電気的駆動源を前記仕切部材
に取り付けた状態で前記2つのケース部材間に挟持して
組み付けたことを特徴とする。このように構成すること
により、第二の電気的駆動源の組み付け作業を容易にで
きる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記左
右2つのケース部材には、それぞれ前記第二の電気的駆
動源を位置決めして収容する位置決め凹部を設けたこと
を特徴とする。このように構成することにより、第二の
電気的駆動源の組み付け精度を高めることができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記玉
排出通路内には、前記通路切換部材の先端部との当接部
分に凹部を設けたことを特徴とする。このように構成す
ることにより、通路切換部材の先端部が凹部内に入り込
むため、玉排出通路内を流下する玉が通路切換部材の先
端部に衝突するのを回避することができる。このため、
玉排出通路内での玉の流下を妨げないようになっている
ので、スムーズな玉の流下を招来し、通路切換部材の先
端を保護できる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記景
品玉通路は、前記通路切換部材により玉の流下方向が屈
折せずに、玉が垂直落下するように形成されることを特
徴とする。このように構成することにより、貸玉に比べ
て払出し頻度が高く、速い払出しスピードが要求される
故に玉詰りなどが起き易い景品玉の払出しにおいて、玉
詰りなどの不具合を極力回避できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示するが、
本発明はこれに限らず、コイン遊技機等であってもよ
く、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれ、遊技領
域に設けられた入賞領域への入賞に応じて景品玉が払出
される弾球遊技機であればすべて対象となる。
【0011】まず、図1及び図2を参照し、実施の形態
に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機1の全体の構
成について説明する。図1は、パチンコ遊技機1の正面
図である。図2は、パチンコ遊技機1の一部内部構造を
示す全体背面図である。図1において、パチンコ遊技機
1は、周知のように額縁状に形成された前面枠2を有
し、該前面枠2の額縁状の開口には、扉保持枠3が周設
され、その扉保持枠3の上部にガラス板を有するガラス
扉枠4が、その下部に打球供給皿(上皿)6を有する前
面扉板5がそれぞれ開閉自在に設けられている。ガラス
扉枠4と扉保持枠3との境界部分の奥側には、ガラス扉
枠4の開閉状態を検出するドアスイッチ257が1つ設
けられている。また、前面枠2の下部の表面には、前記
打球供給皿6からあふれた余剰の景品玉を貯留する余剰
玉受皿(下皿)20が設けられているとともに、打球を
発射する操作ハンドル21も設けられている。さらに、
前面枠2には、その上部に遊技状態が予め定められた特
定遊技状態となったときに点灯または点滅する遊技効果
ランプ22が設けられているとともに、その開放側側部
には、図示しない施錠装置の錠の周囲を装飾する錠飾り
が設けられ、その錠飾りの内部に打球の発射動作が行な
われてパチンコ遊技機1が稼働中であることを表示する
稼働ランプ23が内蔵されている。
【0012】前述した打球供給皿6について、さらに詳
細に説明すると、打球供給皿6は、その上流側に形成さ
れる景品玉払出口7aとその下流側に形成される供給口
7bとを連絡するように貯留整列路8が形成されてお
り、その貯留整列路8の中ほど底面裏面に玉検出器9が
設けられている。この玉検出器9は、打球供給皿6に残
留する打玉を検出するものである。なお、打球供給皿6
の上流側下部空間には、効果音を発生するスピーカ19
が内蔵されている。また、前記玉検出器9のやや上流側
にもう1つの同じ構造の玉検出器9aを設け、前記玉検
出器9が打玉の存在の検出をしなくなっても上流側の玉
検出器9aが打玉の存在を検出している場合には、玉詰
まり等のトラブルが発生していると判定して、前記玉検
出器9の打玉不存在の検出出力を無効処理するように構
成してもよい。
【0013】また、打球供給皿6には、パチンコ遊技機
1に隣接して設けられるカードユニット(カード処理
機)50を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
部が設けられている。操作部として玉貸スイッチ15と
返却スイッチ17とモード切換スイッチ18とが設けら
れ、また、その玉貸スイッチ15と返却スイッチ17の
間に度数表示LED16が設けられている。玉貸スイッ
チ15は、カードユニット50によって遊技玉を借り受
ける際に操作するものであり、返却スイッチ17は、遊
技終了の際にカードユニット50のカード挿入口55に
差し込まれたカードを返却するためのものである。な
お、カードがカード挿入口55に差し込まれていること
は、カードユニット50に設けられるカード投入表示ラ
ンプ54が点灯していることによりわかる。また、度数
表示LED16は、カードユニット50のカード挿入口
55に差し込まれたカードの残額が表示されるものであ
る。また、モード切換スイッチ18は、借り受けるべき
遊技玉を前記玉貸スイッチ15を操作して行なうマニュ
アルモードと、打球供給皿6の打玉の残量が前記玉検出
器9によって検出されなくなったときに自動的に遊技玉
を払出す自動モードと、のいずれかのモードに設定する
ものである。また、11は自動モードを表示する自動玉
貸表示器、12は玉貸が可能な旨を表示する玉貸可表示
器である。
【0014】ところで、前記ガラス扉枠5の後方であっ
て前面枠2の裏面には、遊技盤30が着脱自在に取付け
られている。この遊技盤30には、打玉を誘導する誘導
レール31がほぼ円状に設けられ、その誘導レール31
に囲まれる中側範囲が遊技領域32を構成し、その遊技
領域32に可変表示装置や可変入賞球装置および入賞口
等の遊技装置が配置されるものである。より詳細に説明
すると、遊技領域32のほぼ中央には、複数の回転ドラ
ム機構を内蔵する可変表示装置33が配置され、該可変
表示装置33の下部に始動入賞口34と可変入賞球装置
35とが配置されている。始動入賞口34は、可変表示
装置33の回転ドラム機構を回転せしめるためのもので
あり、このため、始動入賞口34に入賞した入賞玉は、
遊技盤30の裏面に導かれて、入賞玉集合カバー体(図
示省略)に設けられる始動入賞玉検出器(図示省略)に
よって検出されるようになっている。また、可変入賞球
装置35は、ソレノイド37によって開閉駆動される開
閉板36を有し、該開閉板36の内部が3つに区画さ
れ、そのうちの中央が特定入賞領域として設定され、そ
の特定入賞領域に特定入賞玉検出器(図示省略)が臨
み、左右に入賞玉検出器(図示省略)が臨設されてい
る。可変入賞球装置35において開閉板36が開放状態
になった場合に開く入賞口が、大入賞口と呼ばれる。ま
た、遊技盤30には、前記した構成以外にアウト口40
が遊技領域32の最下方に設けられ、遊技領域32の中
央部左右に入賞口42a,42bが設けられ、遊技領域
32の上部外側に賞球ランプ43と玉切れランプ44と
が設けられている。
【0015】遊技領域32内には、さらに、通常の入賞
口48,49a,49bが設けられている。可変入賞球
装置35の開閉板36内部に打玉が入賞した場合には1
5個の景品玉が払出され、始動入賞口34に打玉が入賞
した場合には6個の景品玉が払出され、それ以外の通常
の入賞口42a,42b,48,49a,49bに打玉
が入賞した場合にも6個の景品玉が払出される。このよ
うに、遊技領域32には、打玉の入賞により払出される
景品玉が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞
領域が設けられている。
【0016】上記のように構成される遊技盤30の遊技
内容は、打玉が始動入賞口34に入賞して始動入賞玉検
出器(図示しない)をONさせると、可変表示装置33
の回転ドラム機構が回転を開始し、一定時間(たとえば
5秒)が経過したときにその回転を停止する。そして、
停止時の可変表示装置33に表示される図柄の組合せが
予め定められた大当り図柄の組合せであるときに特定遊
技状態(大当り遊技状態とも言う)となって可変入賞球
装置35の開閉板36を一定時間(たとえば30秒間)
が経過するまで、または所定個数(たとえば10個)の
入賞玉が発生するまで開放する。そして、開閉板36の
開放中に打玉が特定入賞領域に入賞して特定入賞玉検出
器(図示しない)をONすると、継続権が発生し、再度
開閉板36の上記した開放動作を繰返す。この継続権の
発生は、所定回数(たとえば16回)許容される。この
ように可変入賞球装置35の開閉板36が開放される状
態は所定回数継続可能であり、その開閉板36が開放さ
れる各回はラウンドと呼ばれる。そのように開閉板36
が開放される状態が繰返継続される場合の現在のラウン
ド数が、可変表示装置33の上部に設けられた7セグメ
ント表示器よりなるラウンド数表示器33aに表示され
る。ラウンド数表示器33aは、横並びに配列された2
つの7セグメント表示器を含み、これらにより、横並び
に2つの数字および英文字を表示可能である。このラウ
ンド数表示器33aは、後述するように、所定のエラー
状態が発生した場合には、そのエラー内容を示すエラー
コードを表示するために用いられる。
【0017】前述した継続権の発生が所定回数(たとえ
ば16回)許容されるため、大当り遊技状態になると、
短い間に多量の入賞玉を獲得するチャンスがある。この
ように大当り遊技状態という遊技者にとって極めて大き
なチャンスは、可変表示装置33と1回の可変表示結果
に基づいて発生するため、打球供給皿6の残留玉がほと
んどなくなった時点で発生する場合もあり、このような
場合、続けて打玉を発射させて打玉を可変入賞球装置3
5の特定入賞領域に入賞させる必要があるにもかかわら
ず、打玉が打球供給皿6に残存していないので、あわて
て玉貸スイッチ15を操作して遊技玉を借受けなければ
ならない。しかし、玉貸スイッチ15を操作してから遊
技玉が払出され、しかもその玉が発射されて可変入賞球
装置35の特定入賞領域に到達するまでに多少の時間が
かかるため、その時間の間に有利なチャンス(継続権の
成立)を逃してしまうという不都合があるが、本実施例
においては、モード切換スイッチ18を自動モードに設
定しておれば、玉検出器9が打玉の不存在を検出した時
点で自動的に遊技玉を打球供給皿6に払出すので、上記
したような不都合は生じない。一方、上記したような自
動モードに設定してあっても単位時間当たりの景品玉払
出度数が高い状態となったとき、たとえば、上記した大
当り遊技状態となったときには、その後すぐに景品玉が
払出されるので、遊技玉を自動的に払出す必要がなく、
磁気カードにおける残余玉貸情報を無駄に消費すること
がない。
【0018】ところで、遊技盤30の裏面には、遊技盤
30の表面に設けられる前記の各種の入賞口または入賞
球装置に入賞した入賞玉を誘導して集合させる入賞玉集
合カバー体(図示省略)が設けられている。その入賞玉
集合カバー体には、入賞玉を誘導するための複数の誘導
通路(図示省略)が設けられている。そして、通常の入
賞口48,42a,42b,49a,49bに入賞した
入賞玉が1つの誘導通路により集合されて誘導されたの
ち、通常入賞玉検出器(図示省略)により検出される。
始動入賞口34に入賞した入賞玉は、始動入賞玉検出器
(図示省略)により検出される。可変入賞球装置35の
開閉板36内部に入賞した入賞玉のうち、特定入賞領域
に入賞した入賞玉が特定入賞玉検出器(図示省略)によ
り検出され、それ以外の入賞玉が大入賞口入賞検出器
(図示省略)により検出される。
【0019】このパチンコ遊技機1においては、前述し
たように、入賞領域の種別に応じて景品玉の払出し個数
が2種類に分けられており、このような入賞玉の区別を
するために、各検出器からの検出信号が、遊技制御基板
199(図2参照)に送られ、遊技制御基板199から
払出制御回路基板152に賞球個数信号(賞球個数デー
タを表わす信号であり、以下、賞球個数データともい
う)が送られるようになっている。また、入賞玉集合カ
バー体(図示省略)の裏面には、遊技盤30に設けられ
るスイッチ類、ランプ類、駆動源類等から延びる配線を
中継する遊技中継基板47が取付けられている。
【0020】上記のように構成されるパチンコ遊技機1
の側方に設けられるカードユニット50は、図1に示さ
れるように、使用可能状態であるか否かを表示する使用
可表示ランプ51と、カード内に記録された残額情報に
端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を
前記度数表示LED16に表示させるための端数表示ス
イッチ52と、当該カードユニット50がいずれの側の
パチンコ遊技機1に対応しているか否かを表示する連結
台方向表示器53と、カードがカードユニット50内に
投入中であることを表示するカード投入表示ランプ54
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入
口55と、該カード挿入口55の裏面に設けられるカー
ドリーダライタの機構を点検する場合に開放するための
カードユニット錠56と、が設けられている。そして、
このように構成されるカードユニット50は、独自の制
御回路によって制御されるものであるが、パチンコ遊技
機1側に設けられる前記スイッチ15、17、18、表
示LED16や、払出制御回路基板152とを接続する
必要があるためパチンコ遊技機1の裏面に設けられる後
述する機構板60には、インタフェース基板138が設
けられている。なお、カードユニット50をパチンコ遊
技機1に内蔵してもよい。
【0021】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて、図2に基づいて説明する。パチンコ遊技機の機構
板60には、その上部に玉タンク65が設けられ、パチ
ンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上
方からパチンコ玉がこの玉タンク65内に供給される。
この玉タンク65内に貯留されているパチンコ玉が玉払
出装置300に供給され、この玉払出装置300が作動
することにより玉が打球供給皿6内に払出される。
【0022】機構板60には、さらに、払出制御回路基
板用の基板ボックス149と、遊技制御を行なうための
遊技制御基板199を収納する遊技制御基板ボックス1
98とが設けられている。図中33は可変表示装置であ
り、47は遊技中継基板である。遊技領域に打込まれて
入賞領域あるいは可変入賞球装置内に入賞した入賞玉
は、入賞玉処理装置115により処理され、その入賞玉
1個につき所定個数の景品玉が玉払出装置300から払
出される。
【0023】196は打球発射装置であり、発射モータ
197の回転力を利用して打玉が1つずつ遊技領域に発
射される。図2において、パチンコ遊技機1の上方隅部
分に、ターミナル基板78が設けられている。このター
ミナル基板78は、外部電源と接続するための電源コネ
クタ80および電源スイッチ81が設けられている。さ
らに、ターミナル基板78は、玉切れ情報出力端子79
a、発射制御信号入力端子79b、玉貸情報出力端子7
9c、補給情報出力端子79dが設けられている。
【0024】前記遊技制御基板ボックス198には、前
記可変表示装置33が予め定められた特定の表示態様と
なり前記特定遊技状態が発生する確率を入力設定するた
めのキースイッチ(図示省略)が設けられており、遊技
場の係員が所定のキーをこのキースイッチに挿入した状
態で操作することにより、前記確率を、たとえば高確
率,中確率,低確率の3段階に設定することができる。
そして、その確率の設定状態が設定確率表示LED(図
示省略)により表示される。
【0025】パチンコ遊技機1の側部に設けられている
カードユニット50には、玉貸額設定スイッチ213が
設けられており、遊技場の係員がこの玉貸額設定スイッ
チ213を操作することにより、1回の玉貸動作に伴っ
て貸し出される玉貸額が設定される。
【0026】また、図において、機構板60は、主とし
て景品玉を貯留する玉タンク65とその玉タンク65に
貯留された景品玉を下流側に整列しながら誘導する玉整
列レール69とが設けられる上部ベースユニット61
と、主として入賞に基づく景品玉を払出す玉払出装置3
00が設けられる中間ベースユニット62と、主として
遊技盤30に打込まれた入賞玉を含む打玉を処理する処
理機構が設けられる下部ベースユニット63と、に分割
形成したものを組付けて構成される。
【0027】上部ベースユニット61には、図2に示す
ように、多量の景品玉を貯留する玉タンク65と、該玉
タンク65から供給される景品玉を複数列(本実施の形
態の場合2列)に整列して流下させる玉整列レール69
と、該玉整列レール69によって誘導された景品玉を後
述する玉払出装置300に向けて方向転換するカーブ樋
74と、そのカーブ樋74の上方に設けられたターミナ
ル基板78がそれぞれ所定の位置に設けられている。
【0028】玉タンク65は、その左右両側に突設され
た取付片によって上部ベースユニット61の所定の位置
(この位置には、玉タンク65の側面形状に沿った凹部
が形成されている)にビスで取付けられるようになって
いる。また、玉タンク65は、上面が開放したボックス
状に形成されるとともに、その底面下流側に玉整列レー
ル69と連通する落下口68が開設され、その落下口6
8に向かって傾斜する複数の傾斜底面によって底面が形
成されている。また、落下口68の上部の傾斜底面に
は、揺動自在に軸支される玉欠乏検知レバー(図示省
略)が設けられ、その玉欠乏検知レバーの下方に、玉欠
乏検出器(図示省略)が固定されている。この玉欠乏検
出器は、玉タンク65内に玉が不足したときに遊技場に
設けられる管理コンピュータ(図示せず)に玉補給要求
信号を導出する。なお、玉欠乏検知レバーは、玉タンク
65内の玉が載置しているときに玉欠乏検出器をOFF
とし、玉タンク65内の玉が不足して載置しなくなった
ときに玉欠乏検出器をONして上記信号を出力するよう
になっている。また、玉欠乏検出器から延びる配線は、
一旦ターミナル基板78に中継接続された後、ターミナ
ル基板78からホール用管理コンピュータに出力線が接
続されるようになっている。
【0029】上記した玉タンク65の下流側に配置され
る玉整列レール69は、上部ベースユニット61の一端
から他端に向けて傾斜状に取付けられ、その内部中央に
仕切壁が立設されている。この仕切壁により、玉タンク
65の落下口68から流出した玉が下流に向かうに従っ
て確実に左右2列に整列させられる。玉整列レール69
により整列され誘導された玉は、前記カーブ樋74によ
って流下方向を左右に変換される。
【0030】上部ベースユニット61には、上記した構
成以外にターミナル基板78が設けられるが、このター
ミナル基板78は、外部電源供給線が接続される電源コ
ネクタ80、電源スイッチ81、外部(たとえばホール
用管理コンピュータ)とパチンコ遊技機1との間の信号
線を接続する玉切れ情報出力端子79aと発射制御信号
入力端子79bと玉貸情報出力端子79cと補給情報出
力端子79d等が設けられたプリント配線基板によって
構成されるものである。
【0031】中間ベースユニット62には、その上部に
通路体84が止着され、該通路体84の下方に玉払出装
置300が固着される。より詳細に説明すると、通路体
84は、前記カーブ樋74によって流下方向を左右に変
換された2列の玉を下方向に向かって流下させる玉通路
86a,86bを有する。その玉通路86a,86bの
上流側には、玉切れスイッチ87a,87bが臨む態様
で設けられている。この玉切れスイッチ87a,87b
は、玉通路86a,86b内の玉の有無を検出するもの
で、いずれか一方の玉切れスイッチ87a,87bが玉
を検出しなくなったときには、玉切れランプ44が点灯
し、玉払出装置300のステッピングモータ318(図
4参照)の回転を停止して玉の払出を不能動化させるよ
うになっている。
【0032】玉通路86a,86bを流下する玉は、下
流側の玉払出装置300に供給される。玉払出装置30
0は、中間ベースユニット62の下方に装着されるケー
ス301の内部に収納されて構成される。ケース301
内に収納された玉払出装置300の具体的な構成は、次
に詳細に説明する。玉払出装置300は、ステッピング
モータ318(後述する)によってスプロケット305
(後述する)を回転せしめて、玉を1個ずつ払出す形式
のものである。そして、この玉払出装置300によって
払出される玉は、入賞に基づく景品玉だけではなく、遊
技者に貸し出す貸玉(遊技玉)も玉払出装置300によ
って払出されるようになっている。
【0033】図2において、下部ベースユニット63の
前面側(遊技盤5に当接する側)には、そのほぼ中程に
前述した入賞玉集合樋(図示省略)が傾斜状に設けられ
ている。この入賞玉集合樋は、遊技盤30の可変入賞球
装置35等に入賞した入賞玉を受け止めて後述する入賞
玉処理装置115に誘導するものであり、その下流側が
入賞玉を1個ずつ流下させる入賞玉誘導通路105とな
っている。
【0034】一方、下部ベースユニット63の後面側に
は、その一側上部に玉払出通路108が形成され、その
玉払出通路108の下端に上皿連通口110が形成され
ている。この上皿連通口110は、パチンコ遊技機1の
前面に設けられる打球供給皿6に玉を導くものである。
【0035】前記上皿連通口110の他の側方には、連
絡通路(図示省略)が接続され、その連絡通路の末端に
余剰玉通路(図示省略)が接続されている。しかして、
入賞に基づく景品玉が多数払出されて打球供給皿6が景
品玉で満杯となり、ついには上皿連通口110に到達し
てさらに景品玉が払出し続けられたときには、景品玉は
連絡通路を介して余剰玉通路に導かれ、その後、図示し
ない接続樋を介して前記余剰玉受皿20に排出される。
そして、さらに景品玉が払出し続けられたときには、余
剰玉受皿20も満杯になるが、余剰玉通路の一側壁に設
けられた満タン検知板(図示省略)部分に到達すると、
満タン検知板が景品玉に押圧されて上端の支軸を中心に
して外側に向かって揺動し、これによって満タンスイッ
チ114がONされて、玉払出装置300のステッピン
グモータ(払出モータ)318の駆動を停止して玉の払
出動作を不能動化するとともに、必要に応じて打球発射
装置196の駆動も停止される。
【0036】下部ベースユニット63の下部一側には、
入賞玉処理装置115および前記玉払出装置300の動
作を制御する払出制御回路基板152を収納する基板ボ
ックス149を収納する収納部(図示省略)が形成され
ている。
【0037】入賞玉処理装置115には、入賞玉集合樋
により集合させらる入賞玉が入賞玉流下路(図示省略)
を通って導かれるようになっている。入賞玉処理装置1
15で処理された後の入賞玉は、下側に排出されるよう
になっている。
【0038】ところで、入賞玉誘導通路105には、入
賞玉検出器122が固定されている。この入賞玉検出器
122は、近接型のスイッチであり、その前方部に入賞
玉が通過する通過穴が形成されている。
【0039】入賞玉処理装置115は、入賞玉排出ソレ
ノイド127により駆動され、導かれてきた入賞玉を1
個宛処理する構造を有する装置である。具体的には、導
かれてきた入賞玉を1個停留保持し、その保持した入賞
玉に対応する景品玉の払出しに応じて、保持していた入
賞玉を開放して流下させることを順次導かれてくる入賞
玉について行なう。
【0040】このように、本実施例における入賞玉処理
装置115は、発生した入賞玉を一端停留し、所定の景
品玉が払出される毎に1個ずつ入賞玉を処理するように
したので、停電時等においては、発生した入賞玉が証拠
玉として残留するので、遊技者との間でトラブルが生じ
ることがない。なお、このような入賞玉処理装置115
を使用することなく、発生した入賞玉をすべて記憶して
(たとえば遊技機制御基板が記憶)、記憶が終わった入
賞玉を弾球遊技機1の外部に排出するようにしてもよ
い。但し、この場合は、バックアップ機能を有するよう
にした方が望ましい。
【0041】下部ベースユニット63の一側下部には、
払出制御回路基板152を収納した基板ボックス149
が設けられている。基板ボックス149には、外部に臨
むように制御動作のプログラム暴走時等に制御処理をリ
セットするためのリセットスイッチ156が設けられて
いる。このリセットスイッチ156が操作されると、払
出制御回路基板152全体が初期化(電源投入時の状
態)される。すなわち、このリセットスイッチ156
は、払出制御回路基板152をハードウエア的にリセッ
トするハードリセットを行なうためのスイッチである。
【0042】前記基板ボックス149に収納される払出
制御回路基板152は、遊技制御基板199から与えら
れる賞球個数信号を受けて玉払出装置300のステッピ
ングモータ318に駆動開始信号を出力し、玉払出装置
300内に設けられる計数検出手段からの信号を計数し
てその計数値が予め定められた払出景品玉数となったと
きにステッピングモータ318に駆動停止信号を導出し
て景品玉の払出動作を停止させる。また、前記玉切れス
イッチ87a,87bや満タン検出器114からの信号
があったときには、その入賞に対する払出動作が終了し
た時点でステッピングモータ318に停止信号を導出す
るようになっている。また、本実施例のように払出景品
玉数が2種類ある場合には、払出景品玉数の多い方の入
賞玉数を記憶しておき、その記憶値の分に相当する払出
動作を優先的に実行するようにすればよい。また、少な
い方の入賞玉数を記憶するようにすれば、仮に停電等で
記憶値が消去されても、遊技者に相対的に多い払出景品
玉数で払出すことができるからである。このことを考慮
しなければ、いずれを記憶するように設計してもよい。
また、同様にカードユニット50からの遊技玉の玉貸要
求信号があったときにも上記と同様の動作により所定個
数(25個/100円)の遊技玉を玉払出装置300に
よって払出す。
【0043】機構板60には、前述した遊技制御基板1
99を収納した遊技制御基板ボックス198が設けられ
る。この遊技制御基板ボックス198は、基板ボックス
149よりも後側に張出して設けられている。
【0044】次に、玉払出装置300の構成について図
3乃至図7を参照して説明する。ただし、図3乃至図7
に示す玉払出装置300(以下、第一実施形態という)
は、本発明の要部を構成する玉払出装置(後の図10乃
至図13に示す第二実施形態の玉払出装置500)のよ
うに玉受入装置と玉排出装置とに上下に分割形成された
ものではなく、玉受入通路と玉排出通路とが一体的に形
成された左右2つのケースを組み付けて構成されるもの
である。そして、本発明の要部を構成する玉払出装置の
機能及び通路を説明する上で、図3乃至図7に示される
玉払出装置300を第一実施形態として説明した方が望
ましいので、以下、玉払出装置300を第一実施形態と
して説明する。
【0045】玉払出装置300は、図3に示すように、
ケース301内に集約して形成されるが、このケース3
01は、図4に示すように、左・中・右に3分割(ケー
ス301a〜301c)されてそれらを組み付けること
により完成される。中・右の各ケース301b・301
cには、相互に対向する側に前記2列の景品玉通路86
a,86bと連通する玉通路303(各ケース301b
・301cの内部構造は、ほぼ左右対称であるため符号
のb・cを省略する)が「く」字状に屈曲形成されてお
り、その玉通路303の上端の玉入口302から入った
賞球を玉通路303の途中に設けたスプロケット305
で1個づつ区切って玉通路303の下端の排出口304
から排出するようになっている。なお、排出口304
は、前後方向に並列する2つの排出口304a・304
bからなり、前側の排出口304aは、玉払出装置30
0から排出する玉を貸玉として払い出す貸玉排出口30
4aとして構成され、後側の排出口304bは、玉払出
装置300から排出する玉を景品玉として払い出す景品
玉排出口304bとして構成されている。また、各排出
口304a・304bには、それぞれ各排出口304a
・304bから排出される玉数(貸玉数及び賞球数)を
検出するための貸玉数検出器401及び賞球数検出器4
02が設けられる。
【0046】スプロケット305は、玉通路303の屈
曲部の下方に臨むように回転軸306にワッシャ307
を介して回転自在に軸支されるものである。より詳細に
説明すると、スプロケット305は、細長形状の円柱部
材308の右端側に鍔状の円盤部309が形成され、該
円盤部309の両側面には、それぞれ玉を受け入れる間
隔を保持して突設される複数(3つ)の突出部310が
形成されることで、各突出部310の間は、玉を受け入
れ誘導するための凹部311として形成されている。ま
た、円柱部材308の左端には、ギヤ312の中心部に
穿設された嵌合穴313に内嵌する内嵌部314が形成
されている。これにより、スプロケット305は、ギヤ
312と一体的に回転するようになっている。なお、ギ
ヤ312の一側面には、外周に沿って複数の検出突片3
16が突設されている(図5参照)。また、スプロケッ
ト305の取り付けは、円柱部材308の中心に穿設さ
れた中心穴308aを、ケース301cのほぼ中心より
やや上方に挿入支持される回転軸306に挿入して回転
自在に支持される。回転軸306の他端は、ケース30
1aを組み付けたときに、ケース301aに形成される
支持穴315に支持されるようになっている。
【0047】上記のように回転自在に軸支されるスプロ
ケット305は、玉通路303の前方に形成されるモー
タ収容空間317に収容支持されるステッピングモータ
318によって回転駆動される。即ち、ステッピングモ
ータ318は、ケース301bの側面に穿設された開口
344を閉塞するように設けられるモータ固定板319
に固定され、そのモータ固定板319の前方に突出され
た出力軸318a(図5参照)は、開口344を挿通し
てギヤ320が固着される。このギヤ320は、前記ギ
ヤ312と噛合するようになっている。なお、各ギヤ3
12・320は、各ケース301a・301bの間に形
成される収容空間内に配置される。また、ステッピング
モータ318には、コネクタ321a・321b等の各
種電子部品が実装される中継基板322(プリント配線
基板)が接続される。中継基板322のコネクタ321
aには、前記払出制御回路基板152からの配線(払出
制御回路基板152との信号線)が接続される一方、コ
ネクタ321bには、前記遊技制御基板199からの配
線(遊技制御基板199との信号線)が接続される。な
お、払出制御回路基板152及び遊技制御基板199か
らの配線は、別の中継基板をさらに介して中継されもの
でもよい。また、中継基板322には、フォトセンサ3
23aが設けられるセンサ基板323と前記各検出器4
01・402と後述するソレノイド360とが接続され
る。具体的には、遊技制御基板199に賞球数検出器4
02の検出信号が入力されるように接続され、払出制御
回路基板152には、フォトセンサ323a及び貸玉数
検出器401の検出信号が入力され、払出制御回路基板
152からステッピングモータ318及びソレノイド3
60へ駆動信号が出力されるように接続される。なお、
払出制御回路基板152にも賞球数検出器402の検出
信号が入力されるようにしてもよい。
【0048】中継基板322は、該基板322に穿設さ
れる位置決め穴375に対してケース301bに突設さ
れる位置決め突起376が嵌入された状態で、基板32
2に穿設される取付穴324を介してケース301bに
形成された取付ボス325にビス326止めされる。ま
た、センサ基板323は、該基板323に穿設される取
付穴327を介してケース301aに形成された取付ボ
ス328にビス329止めされる。なお、中継基板32
2により、遊技制御基板199の信号線と払出制御回路
基板152の信号線とが中継されるが、コネクタ321
a・321bの大きさが異なるので誤配線することがな
い。さらにコネクタ321a・321bの向きが同一方
向でないのでより間違い難い。また、中継基板322
は、ケース301内に収容されるので外部から保護され
ている。
【0049】しかして、上記のように構成されるステッ
ピングモータ318を各ケース301b・301c間に
形成されるモータ収容空間317に収容支持するには、
モータ固定板319に穿設される各位置決め穴330・
332に対してケース301bに突設される各位置決め
突部331・333を嵌入する。そして、この状態から
ケース301b・301cを組み付けることで、ケース
301cに形成される取付ボス334の先端部分とケー
ス301bの側壁との間でモータ固定板319を挟持
し、最終的に、取付ボス334の中心穴となるネジ穴3
35からネジ336を挿入して、これを位置決め突部3
33の中心穴となる止着穴337に止めることで、モー
タ固定板319がケース301b・301c内に強固に
固定されることとなる。なお、ケース301bとケース
301cとのネジ止めは、上記した止着穴337とネジ
穴335の他に、止着穴338・339とネジ穴340
・341とにそれぞれネジ342・343を螺着するこ
とによっても行われる。また、ケース301cには、前
記コネクタ321a・321bが臨むそれぞれの位置に
接続開口を形成する切欠部345・346が形成されて
いる。
【0050】また、上記した各ケース301b・301
cの組み付け状態においては、ステッピングモータ31
8の出力軸318aに固定されるギヤ320(以下、小
径ギヤという)と、スプロケット305に一体的に取り
付けられるギヤ312(以下、大径ギヤという)とが噛
合した状態となる(ギヤ比は、1対2)。スプロケット
305は、図6に示すように、回転に伴ってその突出部
310及び凹部311が玉通路303の内部に侵入する
ようになっており、玉通路303の屈曲部で突出部31
0間(凹部311)に受け入れた玉を収容したまま回転
して斜め下方地点でリリースして貸玉排出口304a又
は景品玉排出口304bから玉を払い出すようになって
いる。なお、スプロケット305の大径ギヤ312の左
右に形成される突出部310と凹部311とは、図7に
示すように、相互に互い違いに形成されている。このた
め、一方の玉通路303から払い出される玉と他方の玉
通路303から払い出される玉とは、同時に払い出され
ることはなく、交互に払い出されることとなる。また、
スプロケット305の回転位置は、前記フォトセンサ3
23aによって検出される。即ち、フォトセンサ323
aは、大径ギヤ312の裏面に突出形成される前記検出
突片316が横切ることにより、スプロケット305の
回転位置を検出するようになっている。
【0051】また、玉通路303の上流側(本発明の玉
受入通路となるスプロケット305の上方側)における
各ケース301b・301c間には、前記2列の玉通路
86a,86bと個々に連通する左右の玉通路303を
仕切るための仕切板347が設けられる。該仕切板34
7の取り付けは、仕切板347に穿設された取付穴34
8にケース301bに突設された位置決め突起349を
嵌入した状態で、各ケース301b・301cを組み付
けることでケース301b・301c間に挟持される。
一方、玉通路303の下流側(本発明の玉排出通路とな
るスプロケット305の下方側)は、仕切板は設けられ
ず、左右2列分の幅の玉通路303が中央に傾斜し、1
列分の幅(玉1個が流下する幅)となり(図7参照)、
その1列となった玉通路303の下方では、玉通路30
3が前後2列に分れる。そして、その玉通路303の分
岐点、言い換えればスプロケット305から送り込まれ
た玉を前記貸玉排出口304aに送る玉通路(図6
(B)に示す通路状態)と前記景品玉排出口304bに
送る玉通路(図6(A)に示す通路状態)の間にその玉
通路を切り換える切換弁350が設けられている。切換
弁350は、下端部に穿設された挿通穴351に回転軸
352が挿通され、その回転軸352の両端部がケース
301b・301cに突設された取付ボス353・35
4の各嵌入穴353a(取付ボス354の嵌入穴は図示
しない)に嵌入して取り付けられることで、回転軸35
2に回転自在に軸支されるものである。また、切換弁3
50の左側端部には、係合突起355が突設されてい
る。該係合突起355の先端部分は、ケース301bに
穿設された挿通穴356を挿通して各ケース301a・
301b間に形成される収容空間に配され、後述する連
結部材363に係合して設けられる。また、切換弁35
0は、図6に示すように、横から見て湾曲した形状、言
い換えれば図6(B)に示す通路切換状態で、湾曲した
玉通路に沿った形状をなしていて、玉受け面が凹状にへ
こんでいる。このため、切換弁350が玉通路の一部分
を構成する際でも、滑るように玉を誘導することがで
き、スムーズな玉の流下を招来することができると共
に、切換弁350の耐久性の向上が図れる。また、切換
弁350の先端部と当接する玉通路303内には、切換
弁350の先端部が玉通路303内で突出しないように
凹部357が形成されている。このため、切換弁350
によって切り換えられたいずれの通路形状(図6(A)
及び図6(B)に示す各通路状態)においても、玉の流
下を妨げないようになっているので、スムーズな玉の流
下を招来し、通路切換部材の先端を保護できる。
【0052】上記のように回転自在に軸支される切換弁
350は、各ケース301a・301b間に形成される
収容空間に収容支持されるソレノイド360によって回
転駆動される。即ち、ソレノイド360は、前記モータ
収容空間317の下側となるケース301bの側面にビ
ス361止め固定され、そのプランジャー362の先端
には、連結部材363がネジ364止めによって固着さ
れる。この連結部材363には、ソレノイド360のプ
ランジャー362の先端を挿入する挿入穴365と、前
記係合突起355と係合する切欠状の係合部366と、
が形成されている。しかして、ソレノイド360は、駆
動(励磁)されずに図示しないバネの弾性力によってプ
ランジャー362を退行移動させた状態では、切換弁3
50を図6(A)に示す回転位置に保持される(玉通路
303を景品玉排出口304b側に切り換え)。一方、
駆動(励磁)されてプランジャー362を進出移動させ
た状態では、切換弁350を図6(B)に示す回転位置
に保持される(玉通路303を貸玉排出口304a側に
切り換える)。
【0053】また、このような切換弁350による通路
切換において、スプロケット305上方の玉通路303
(玉受入通路)が2条(2列)であるのに対して、スプ
ロケット305下方の玉通路303(貸玉通路又は景品
玉通路の玉排出通路)は1条(1列)になるように構成
されている。このため、玉排出通路側に設ける玉検出器
の設定数を必要最小限に抑えることができる。具体的に
は、貸玉通路及び景品玉通路に、それぞれ1つずつの検
出器401・402を設けるだけでよい。また、2条を
1条にするのに2条で払い出される玉を中央によせて1
条の通路に誘導するようにしたので、交互に払い出され
る玉がスムーズに1条の通路に流れ込むようになってい
る。そして、その1条となった通路が貸玉通路と景品玉
通路に分岐しているが、景品玉通路は、1条となった通
路に対して垂直方向に真直ぐに延設されている。つま
り、通路切換部材により玉の流下方向が屈折せずに、玉
が垂直落下するように形成されている。このため、貸玉
に比べて払出し頻度が高く、速い払出しスピードが要求
される故に玉詰りなどが起き易い景品玉の払出しにおい
て、玉詰りなどの不具合を極力回避できるようにするも
のである。
【0054】また、ソレノイド360を収容する各ケー
ス301a・301b間の組み付けは、前述したケース
301b・301c間の組み付けと同様に、ケース30
1b側に設けられた止着穴(図示しない)とネジ穴36
7〜369とにそれぞれネジ370〜372を螺着する
ことによって行われる。また、ケース301aには、ソ
レノイド360の長方形状をなす側壁部分を内嵌するこ
とで、ケース301aとソレノイド360との位置決め
を行う位置決め開口373が穿設されている。なお、こ
の位置決め開口373は、ソレノイド360の側壁部分
を外部に露出することで、ソレノイド360からの発熱
を外部に放出するための放熱穴としても機能するように
なっている。
【0055】また、ケース301は、中央のケース30
1bに左右のケース301a・301cをそれぞれ組み
付けた組立体からなり、左側と中央の各ケース301a
・301b間及び右側と中央の各ケース301c・30
1b間にそれぞれ各種構成部材の収容空間を設けてい
る。この構成により、玉払出装置300の各種構成部材
を2つの収容空間に分けて収容することができる。この
ため、玉払出装置300をメンテナンスする際には、メ
ンテナンスする部材が収容された収容空間を形成する側
のケース(左右のケース301a・301cのいずれか
一方)のみを取り外してメンテナンスすればよく、メン
テナンスに関係のない部材を取り外す作業が極力回避で
きる。
【0056】また、以上説明したように各種構成部材が
ケース301内に集約されてなる玉払出装置300は、
後述する第二実施形態を示す図10の構成と同様に、中
間ベースユニット62に形成された取付凹部410に対
してケース301全体が着脱自在に止着されるようにな
っている。即ち、取付凹部410の周縁の適宜箇所に突
設される係止突片411にケース301(ケース301
aとケース301c)の後方四隅に突設される取付突片
374を係合させることにより位置決めと上方部分の係
止状態とを確保し、その状態で上方にスライドさせて取
付凹部410の下方部中央に形成される弾性変形し得る
係止舌片412をケース301の下端後辺に掛け止める
ことにより、ケース301に集約形成される玉払出装置
300の取付を容易に行うことができる。また、取り外
しの際には、係止舌片412を指で押圧しながら下方に
玉払出装置300(ケース301)を引き下げれば取り
外せる。このように、玉払出装置300を係合部の係合
によって着脱自在としたが、例えばビス止めして着脱自
在としてもよく、特に限定するものではない。また、ケ
ース301は、透明合成樹脂で形成されている。このた
め、内部に収容される各種構成部材を外部から視認する
ことができ、玉払出装置300に対する不正が極力防止
できる。
【0057】図8は、払出制御回路基板152とカード
ユニット50に設けられているカードユニット制御基板
210aと遊技制御基板199とに設けられている制御
回路を示すブロック図である。
【0058】カードユニット制御基板210aには、R
AM,ROM,CPU,I/Oポート等を含むカードユ
ニット制御用マイクロコンピュータ210と、スイッチ
からの検出信号をカードユニット制御用マイクロコンピ
ュータ210に入力するためのスイッチ回路211と、
カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から
の表示制御信号を各種表示器に出力するための表示回路
212と、カードユニット制御用マイクロコンピュータ
210と払出制御回路基板152の払出制御用マイクロ
コンピュータ220との間で信号のやり取りを行なうた
めのフォトカプラで構成される信号回路214と、電源
回路215とが設けられている。このように両マイクロ
コンピュータ210,220間での信号のやり取りをフ
ォトカプラを介して一旦光信号に変換して行なっている
ために、両マイクロコンピュータ210,220間が電
気的に遮断された状態となり、一方の故障等に起因した
異常高電圧等が他方のマイクロコンピュータにまで伝送
されないために、一方の故障が他方にまで悪影響を及ぼ
すことを防止できる。さらに、このカードユニット制御
基板210aには、前記スイッチ回路211に接続され
た端数表示スイッチ52と玉貸額設定スイッチ213と
が設けられ、さらに、前記表示回路212に接続され
た、ユニット使用可表示器51とカード挿入表示器54
と連結方向表示器53とが設けられている。なお、カー
ドユニット制御基板210aには、カードユニット50
を接続するためのインターフェイス基板138が接続さ
れているが、このインターフェイス基板138は払出制
御回路基板152と一体でもよい。
【0059】さらに、前記スイッチ回路211には、玉
貸スイッチ15と返却スイッチ17とが接続されてお
り、前記表示回路212には、カード残額表示器16が
接続されている。
【0060】払出制御回路基板152には、フォトカプ
ラで構成される信号回路216が設けられており、カー
ドユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出制
御用マイクロコンピュータ220との間で、前記信号回
路214,216を介して、ユニット接続信号(V
L),ユニット動作信号(B RDY),玉貸要求信号
(BRQ),玉貸完了信号(EXS),P機動作信号
(P RDY)の各信号が送受信される。すなわち、カ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出
制御用マイクロコンピュータ220とが接続されている
場合には、カードユニット制御用マイクロコンピュータ
210から払出制御用マイクロコンピュータ220に対
しユニット接続信号(VL)が伝送される。このユニッ
ト接続信号(VL)の入力があることを条件として、パ
チンコ遊技機が打球発射可能な状態となるとともに、入
賞玉に基づいた景品玉の払出制御が可能な状態となる。
【0061】パチンコ遊技機の電源が投入された段階で
払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニ
ット制御用マイクロコンピュータ210に対しP機動作
信号(P RDY)が出力される。次に、カードユニッ
ト50側においてカードが受付けられて玉貸スイッチ1
5が操作されてその検出信号が入力された段階で、ユニ
ット動作信号(B RDY)が払出制御用マイクロコン
ピュータ220に出力される。この時点から所定の遅延
時間だけ経過した時点で、玉貸要求信号(BRQ)がカ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払
出制御用マイクロコンピュータ220に出力される。こ
の所定の遅延時間を設けた理由は、ユニット動作信号
(B RDY)が入力されたことをパチンコ遊技機側で
判定するのに十分な時間を設けて、ノイズによる誤動作
を防止するためである。
【0062】前記遅延時間が経過した時点から、さらに
所定時間が経過した時点で、玉貸準備信号が払出制御用
マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用
マイクロコンピュータ210に出力される。この時点か
ら所定時間が経過した段階で、前記玉貸要求信号(BR
Q)がOFFになりこれをもって玉貸指令信号がカード
ユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制
御用マイクロコンピュータ220に出力されたものとさ
れる。この時点から所定時間が経過した段階で、払出制
御用マイクロコンピュータ220が前記玉貸指令信号に
従って行なった玉貸制御動作が完了したことに基づいて
玉貸完了信号(EXS)が払出制御用マイクロコンピュ
ータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュ
ータ210に出力される。
【0063】遊技制御基板199には、ワンチップ化さ
れた遊技制御用マイクロコンピュータ202が設けられ
ている。この遊技制御用マイクロコンピュータ202に
は、CPU203,RAM205,I/Oポート20
6,セキュリティ回路204等が設けられている。そし
て、ワンチップ化された遊技制御用マイクロコンピュー
タ202の外部にROM207と、アドレスデコード回
路208と、信号回路209と、スイッチ回路229
と、ランプ・ソレノイド回路230とが設けられてい
る。アドレスデコード回路208は、遊技制御用マイク
ロコンピュータ202からのアドレスデータをデコード
し、遊技制御用マイクロコンピュータ202内のRAM
205,I/Oポート206、あるいは前記ROM20
7にそれぞれチップセレクト信号を与える。
【0064】スイッチ回路229は、入賞玉検出器12
2からの検出信号、玉切れスイッチ87a,87bから
の検出信号、満タンスイッチ114からの検出信号、ド
アスイッチ257からの検出信号、賞球数検出器402
からの検出信号、および、後述する払出制御回路基板1
52用のリセットスイッチ156からのリセット操作信
号を受け、それらの信号をI/Oポート206へ与え
る。それらの信号は、I/Oポート206からCPU2
03へ与えられる。
【0065】ランプ・ソレノイド回路230は、CPU
203からI/Oポート206を介して与えられる入賞
玉排出ソレノイド127の駆動信号、賞球ランプ43へ
の駆動信号、玉切れランプ44への駆動信号、および、
遊技効果ランプ22への駆動信号をそれぞれ対象の装置
へ与える。なお、この場合、リセットスイッチを別々に
設けるようにしてもよい。また、リセットスイッチ15
6の信号をメイン基板に入力しないようにしてもよい。
【0066】セキュリティ回路204は、前記ROM2
07に記憶されているプログラムの不正改造を監視する
機能を有するものである。セキュリティ回路204に
は、ROM207の記憶プログラムに対応するセキュリ
ティデータが記憶されており、電源投入時において、R
OM207に記憶されているプログラムを読出してその
プログラムと前記記憶されているセキュリティデータと
を比較して両者が整合性を有するか否か判別し、整合性
がとれている場合にのみCPU203を正常に動作可能
な状態にする。また、パチンコ遊技機の稼動中において
は、ROM207に記憶されているプログラムデータに
従ってCPU203が動作するのであるが、このROM
207に記憶されているプログラムデータのアドレスが
正常なアドレス範囲内を超えたものとなっているか否か
をセキュリティ回路204が判別し、正常なアドレス範
囲を超えているとセキュリティ回路204が判別した場
合には、CPU203が正常に制御動作できない状態に
する。
【0067】前記ROM207には、打玉がどの入賞領
域に入賞したかに応じて払出すべき景品玉の数である賞
球個数データが記憶されている。そして、入賞玉検出器
122(図2参照)が入賞玉を検出してその検出信号が
スイッチ回路229を介して遊技制御用マイクロコンピ
ュータ202に入力されてくれば、遊技制御用マイクロ
コンピュータ202は、打玉が入賞した入賞領域に対応
する賞球個数データをROM207から読出して、信号
回路209(ともにフォトカプラで構成されている)を
介して払出制御用マイクロコンピュータ220に送信す
る。本実施例では、賞球個数信号は、図示するように4
本の信号線からなる4ビットデータ(D0〜D3)の形
で払出制御用マイクロコンピュータ220に伝送され
る。
【0068】また、遊技制御用マイクロコンピュータ2
02は、後述するように、玉切れスイッチ87a,87
bからの検出信号または満タンスイッチ114からの検
出信号を受けた場合に、賞球および玉貸をすることが不
可能な状態にする賞球玉貸不可信号を信号回路209を
介して払出制御用マイクロコンピュータ220に送信す
る。その場合、払出制御用マイクロコンピュータ220
では、賞球および玉貸を行なう処理が禁止される。
【0069】払出制御回路基板152においては、払出
制御用マイクロコンピュータ220が、賞球個数データ
および賞球玉貸不可信号を信号回路217を介して受信
する。
【0070】払出制御回路基板152には、さらにスイ
ッチ回路218が設けられており、上皿玉検出器9から
の検出信号、自動玉貸スイッチ18からの検出信号、貸
玉数検出器401からの検出信号および、フォトセンサ
323aからの検出信号が、それぞれスイッチ回路21
8を介して払出制御用マイクロコンピュータ220に入
力される。払出制御回路基板152には、打止モードス
イッチ154が設けられている。この打止モードスイッ
チ154がスイッチ回路218に接続されており、打止
モードスイッチ154による前述した打止モード入力操
作が行なわれれば、その打止モードデータがスイッチ回
路218を介して払出制御用マイクロコンピュータ22
0に入力される。払出制御回路基板152には、さらに
リセットスイッチ156(図2参照)が設けられてお
り、このリセットスイッチ156がリセット回路221
を介して払出制御用マイクロコンピュータ220のリセ
ット端子に接続されている。そして、遊技場の係員がリ
セットスイッチ156を操作してリセット操作を行なえ
ば、そのリセット操作信号がリセット回路221を介し
て払出制御用マイクロコンピュータ220に入力されて
電源投入時の状態になる。なお、このリセットスイッチ
156は、前述したように、遊技制御基板199のスイ
ッチ回路にも接続されており、リセット操作がなされた
場合に出力されるリセット操作信号が遊技制御基板19
9にも与えられる。
【0071】払出制御回路基板152には、さらに電源
回路219が設けられており、外部電源AC24Vから
の電力がこの電源回路219に供給され、所定の直流電
流に変換された状態で各種制御回路や電子機器にこの直
流電流が供給される。また、AC24Vの電力が払出制
御回路基板152を介してカードユニット制御基板21
0aに設けられている電源回路215にも供給され、こ
の電源回路215からカードユニット50に設けられて
いる各種制御回路や電子機器に電力が供給される。
【0072】図9は、払出制御用マイクロコンピュータ
220によって制御される各種制御機器を含む制御回路
を示すブロック図である。払出制御回路基板152に
は、前述した回路以外に、LED回路222,モータ回
路223,リレー回路224,ソレノイド回路225,
情報出力回路226,ブザー・LED回路227が設け
られている。
【0073】払出制御回路基板152には、さらにエラ
ー表示器155が設けられており、このエラー表示器1
55が前記LED回路222に接続されている。そし
て、払出制御用マイクロコンピュータ220からのエラ
ーコード表示制御信号がLED回路222を介してエラ
ー表示器155に与えられる。払出制御用マイクロコン
ピュータ220から、モータ制御信号がモータ回路22
3を介して払出モータ(ステッピングモータ)318に
与えられるとともに、リレー回路224を介して発射モ
ータ197に与えられる。さらに、ソレノイド回路22
5を介してソレノイド駆動信号(励磁用制御信号)が切
換ソレノイド360に与えられる。払出制御用マイクロ
コンピュータ220は、情報出力回路226を介して、
補給情報,玉貸情報,玉貸条件成立情報を出力する。補
給情報とは、景品玉を所定個数(たとえば10個)払出
す毎にその旨を表わす出力パルスのことであり、補給情
報出力端子79d(図2参照)を介してホール用管理コ
ンピュータに出力される。玉貸情報とは、玉貸動作が行
なわれたことを表わす情報であり、玉貸情報出力端子7
9c(図2参照)を介してホール用管理コンピュータに
出力される。玉貸条件成立情報とは、打球供給皿6に貸
玉を払出すための玉貸条件が成立したことを表わす情報
であり、カードユニット50に出力される。なお、補給
情報は、遊技制御基板199の情報出力回路(図示省
略)を介して出力されるようにしてもよい。また、遊技
制御基板199のみからでもよい。
【0074】払出制御用マイクロコンピュータ220
は、さらに、ブザー・LED回路227を介して、ブザ
ー制御信号をブザー10に与え、自動玉貸表示信号を自
動玉貸表示器11に与える。
【0075】次に、玉貸時の動作について説明する。パ
チンコ遊技機側で単位額(たとえば100円)に相当す
るパチンコ玉(たとえば25個)が貸出されるごとに払
出制御用マイクロコンピュータからカード処理機制御用
マイクロコンピュータに玉貸完了信号が出力される。カ
ード処理機制御用マイクロコンピュータではその出力信
号を入力するたびに貸玉額分のパチンコ玉がすべて貸出
されたか否かの判断を行ない、未だに貸出されていない
未貸出分がある場合にはその未貸出分をすべて貸出すま
で前記単位額(たとえば100円)のパチンコ玉の貸出
を繰返し行なうのである。
【0076】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、受け入れた玉を景品玉あるいは貸玉として払い出す
玉払出装置300を備えた弾球遊技機としてのパチンコ
遊技機1において、前記玉払出装置300は、図3乃至
図7に示すように、玉を受け入れるための玉受入通路3
03a(スプロケット305上方の玉通路303)と、
該玉受入通路303aで受け入れた玉を景品玉として誘
導する景品玉通路303dと貸玉として誘導する貸玉通
路303cとに分岐された玉排出通路303b(スプロ
ケット305下方の玉通路303)と、前記玉受入通路
303aに臨んで配されると共にその作動によって玉の
払出しを行う作動部材としてのスプロケット305と、
該スプロケット305を電気的に駆動する第一の電気的
駆動源としてのステッピングモータ318と、前記玉排
出通路を景品玉通路か貸玉通路のいずれか一方に切り換
える通路切換部材としての切換弁350と、該切換弁3
50を電気的に駆動する第二の電気的駆動源としてのソ
レノイド360と、を備え、前記スプロケット305、
前記切換弁350、前記ステッピングモータ318、及
びソレノイド360をケース部材としてのケース301
(ケース301a〜301c)により一体的に組み付け
ると共にそのケース301の内部に前記玉受入通路及び
前記玉排出通路を構成する玉通路303を形成して、1
つのユニット部材として前記玉払出装置300をパチン
コ遊技機1に対して着脱自在としたことを特徴とする。
このように構成することにより、玉払出装置300の組
み付け時には、各種構成部材を集約して設けたケース3
01を組み付けるだけでよいので、玉払出装置300の
組付作業性を向上することができる。
【0077】また、本実施形態の構成によれば、前記玉
受入通路303aを2条に形成する一方、前記玉排出通
路303bを、前記景品玉通路303d及び前記貸玉通
路303cがそれぞれ1条となるように形成したことを
特徴とする。このように構成することにより、玉排出通
路303b側に玉検出器を設けた構成とする場合、その
玉検出器の設定数を必要最小限に抑えることができる。
【0078】また、前記玉払出装置300は、さらに、
前記貸玉通路303cを流下する玉を検出するための貸
玉検出器としての貸玉数検出器401と、前記景品玉通
路303dを流下する玉を検出するための景品玉検出器
としての賞球数検出器402と、前記ステッピングモー
タ318、前記ソレノイド360、前記貸玉数検出器4
01、及び前記賞球数検出器402からの各々の配線を
中継するための中継基板322と、を前記ケース301
により一体的に備えたことを特徴とする。このように構
成することにより、玉払出装置300に設けられる検出
器や電気的駆動源の配線を中継基板322でまとめるこ
とができ、その中継基板322が玉払出装置300自体
に設けられるので、玉払出装置300の組み付け・交換
作業を容易に行なうことができる。
【0079】また、前記中継基板322は、遊技状態を
制御するための遊技制御基板199との信号線及び払出
動作を制御するための払出制御基板としての払出制御回
路基板152との信号線をそれぞれ中継すると共に、各
々の信号線を接続するコネクタ321a・321bの大
きさをそれぞれ異ならせたことを特徴とする。このよう
に構成することにより、中継基板322に対して遊技制
御基板199及び払出制御回路基板152の信号線をそ
れぞれ違えて接続する誤配線を確実に防止することがで
きる。
【0080】また、前記ケース301には、前記中継基
板322のコネクタ321a・321bを臨設する接続
開口としての切欠部345・346を設けたことを特徴
とする。このように構成することにより、各々のコネク
タの接続箇所がわかりやすく、玉払出装置300を組み
付けた後で中継基板322の配線接続が行えるので、そ
の配線接続の作業性を向上することができる。
【0081】また、前記玉通路303内には、前記切換
弁350の先端部との当接部分に凹部357を設けたこ
とを特徴とする。このように構成することにより、切換
弁350の先端部が凹部357内に入り込むため、玉通
路303内を流下する玉が切換弁350の先端部に衝突
するのを回避することができる。このため、玉通路30
3内での玉の流下を妨げないようになっているので、ス
ムーズな玉の流下を招来し、切換弁350の先端を保護
できる。
【0082】また、前記景品玉通路303dは、前記切
換弁350により玉の流下方向が屈折せずに、玉が垂直
落下するように形成されることを特徴とする。このよう
に構成することにより、貸玉に比べて払出し頻度が高
く、速い払出しスピードが要求される故に玉詰りなどが
起き易い景品玉の払出しにおいて、玉詰りなどの不具合
を極力回避できる。
【0083】次に、本発明の要部を具体化した第二実施
形態の玉払出装置500について図10乃至図13を参
照して説明する。なお、玉払出装置500以外の構成
は、前記第一実施形態と同一であり、その同一の構成部
材については、第一実施形態と同一の符号を付記すると
共にその詳細な説明を省略する。玉払出装置500は、
図11に示すように、該玉払出装置500の上部側を構
成する玉受入装置500Aと、玉払出装置500の下部
側を構成する玉排出装置500B、から構成されてい
る。玉受入装置500Aは、直方体状のケース501内
に集約して形成されるが、このケース501は、左右に
分割されてそれらを組み付けることにより完成される。
しかして、各ケース501a・501bには、図12に
示すように、その後方に前記2列の景品玉通路86a,
86bと連通する左右の玉通路503(各ケース501
a・501bの内部構造は、ほぼ左右対称であるため符
号のa,bを省略する)が「く」字状に屈曲形成されて
おり、その玉通路503の上端の玉入口502から入っ
た玉を玉通路503の途中に設けたスプロケット505
で1個づつ区切って玉通路503の下端の連通口504
から排出するようになっている。なお、連通口504
は、左右の玉通路503と個々に対応するように左右2
つとなっており、玉受入装置500A及び玉排出装置5
00Bの組み付け状態で、玉排出装置500B側の後述
する左右の連通口551と個々に連通するようになって
いる。
【0084】スプロケット505は、玉通路503の屈
曲部の下方に臨むように回転軸506にワッシャ507
を介して回転自在に軸支されるものである。より詳細に
説明すると、スプロケット505は、円柱状の部材の両
端に玉を受け入れる間隔を保持して突設される複数(3
つ)の突出部508と、各突出部508の基部に設けら
れて突出部508間に玉を受け入れ誘導するための凹部
509と、円柱状の部材の外周に沿って突設されるギヤ
510と、該ギヤ510の一側外周に沿って突設される
複数の検出突片534と、が合成樹脂によって一体的に
成形されたものであり、その円筒状の部材の中心に穿設
された中心穴511を、一方のケース501aのほぼ中
心よりやや下方に挿入支持される回転軸506に挿入し
て回転自在に支持される。なお、回転軸506の他端
は、他方のケース501bを組み付けたときに、ケース
501bに形成される支持穴512に支持されるように
なっている。
【0085】上記のように回転自在に軸支されるスプロ
ケット505は、玉通路503の前方に形成されるモー
タ収容空間513に収容支持されるステッピングモータ
514によって回転駆動される。即ち、ステッピングモ
ータ514は、一体的に取り付けられたモータ固定板5
15の前方に出力軸516を突出してギヤ517が固着
される。このギヤ517は、前記ギヤ510と噛合する
ようになっている。また、ステッピングモータ514の
上部には、コネクタ518、玉通過センサ519、及び
フォトセンサ520が実装される基板521(プリント
配線基板)が設けられる。コネクタ518は、外部から
の配線(前記払出制御回路基板152からの配線)が接
続されるものである。
【0086】しかして、上記のように構成されるステッ
ピングモータ514をケース501aに固定するには、
モータ固定板515に穿設される各位置決め穴522・
523に対してケース501aに突設される各位置決め
突部524・525を嵌入する。各位置決め突部524
・525の先端部分(嵌入部分)は、段差状に形成され
ており、その段差部の当接によってモータ固定板515
を位置決めするようになっている。なお、このとき、基
板521に穿設された位置決め穴521aに対しても同
様に位置決め突部524が嵌入される。また、基板52
1には、位置決め穴521aと同様な位置決め穴521
bが穿設されており、該位置決め穴521bにケース5
01aに突設される位置決め突部535が嵌入される。
そして、この状態からケース501a・501bを組み
付けることで、ケース501bに形成される取付ボス5
26の先端部分とケース501a側の位置決め突部52
5との間でモータ固定板515を挟持し、最終的に、取
付ボス526の中心穴となるネジ穴527からネジ52
8を挿入して、これを位置決め突部525の中心穴とな
る止着穴529に止めることで、モータ固定板515が
ケース501a・501b内に強固に固定されることと
なる。なお、ケース501aとケース501bとのネジ
止めは、上記した止着穴529とネジ穴527の他に、
止着穴530とネジ穴531とにネジ532を螺着する
ことによっても行われる。また、ケース501bには、
前記コネクタ518が臨む位置に接続開口を形成する切
欠部533が形成されている。
【0087】上記のようにしてモータ固定板515及び
基板521が固定された状態においては、ステッピング
モータ514の出力軸516に固定されるギヤ517
(以下、小径ギヤという)とスプロケット505のギヤ
510(以下、大径ギヤという)とが噛合した状態とな
る(ギヤ比は、1対2)。また、スプロケット505
は、回転に伴ってその突出部508及び凹部509が玉
通路503の内部に侵入するようになっており、玉通路
503の屈曲部で突出部508間に受け入れた玉を収容
したまま回転して斜め下方地点でリリースして連通口5
04から玉を排出するようになっている。なお、スプロ
ケット505の大径ギヤ510の左右に形成される突出
部508と凹部509とは、相互に互い違いに形成され
ている。このため、一方の玉通路503から払い出され
る賞球と他方の玉通路503から払い出される賞球と
は、同時に払い出されることはなく、交互に払い出され
ることとなる。また、突出部508間に受け入れられた
玉は、ケース501a・501b内で揺動自在に設けら
れる玉通過検出部材536の玉接触片537と接触する
ようになっている。
【0088】そこで、上記した玉通過検出部材536を
取り付ける構造について説明すると、ケース501の後
方部には、一方のケース501a側に構成される玉通路
503の内側側壁を構成する仕切部材538が配置され
るが、この仕切部材538は、その側面に穿設された嵌
入穴539に前記位置決め突部535が嵌入されること
で位置決め固定される。仕切部材538には、その後方
上部に他方のケース501bの玉入口502に入った玉
を玉通路503内にスムーズに導くための誘導片540
が突設される。そして、このような仕切部材538の下
方位置において、ケース501aに挿入支持される揺動
軸541に揺動自在に軸支される玉通過検出部材536
が配される。揺動軸541の他端は、他方のケース50
1bに形成される支持穴542に支持されるようになっ
ている。揺動軸541に支持される玉通過検出部材53
6は、その両端後部に穿設される軸穴543に揺動軸5
41が揺動自在に軸支されると共に、その両端下部に
は、玉接触片537が形成され、更に、そのほぼ中央に
前方に向かって検出片544が突設されている。なお、
揺動軸541には、弾性力によって玉通過検出部材53
6を付勢するスプリング545が取り付けられている。
【0089】しかして、玉接触片537は、各玉通路5
03に臨むようにスプリング545によって付勢されて
おり、スプロケット505からの玉があるときにスプリ
ング545の付勢力に抗して玉通過検出部材536を揺
動せしめ、その揺動動作によって検出片544が基板5
21の玉通過センサ519内に侵入して玉の払い出し動
作が確実に行われたか否かを検出することができるもの
である。なお、基板521のフォトセンサ520は、大
径ギヤ510の裏面に突出形成される前記検出突片53
4が横切ることにより、スプロケット505の回転位置
を検出するようになっている。
【0090】また、玉受入装置500Aを構成する各ケ
ース501a・501bには、図10に示すように、中
間ベースユニット62に形成された取付凹部410に対
して玉払出装置500を着脱自在に止着するための取付
突片546が突設されている。即ち、取付凹部410の
周縁の適宜箇所に突設される係止突片411にケース5
01(ケース501a・501b)の後方四隅に突設さ
れる取付突片546を係合させることにより位置決めと
上方部分の係止状態とを確保し、その状態で取付凹部4
10の下方部中央に形成される弾性変形し得る係止舌片
412を後述する玉排出装置500Bのケース550の
下端後辺に掛け止めることにより、玉払出装置500の
取付を容易に行うことができる。また、取り外しの際に
は、係止舌片412を指で押圧しながら下方に玉払出装
置500を引き下げれば取り外せる。また、各ケース5
01a・501bの側壁の下側には、玉受入装置500
Aを玉排出装置500Bと一体的にビス547止めする
(図11参照)ための取付穴548が穿設されている。
【0091】一方、玉払出装置500の下部側を構成す
る玉排出装置500Bは、ケース550内に集約して形
成されるが、このケース550は、左右に分割されてそ
れらを組み付けることにより完成される。しかして、各
ケース550a・550bには、図13に示すように、
玉受入装置500A及び玉排出装置500Bの組み付け
状態で、玉受入装置500A側の前記左右の連通口50
4と個々に連通する玉通路552(各ケース550a・
550bの内部構造は、ほぼ左右対称であるため符号の
a,bを省略する)が形成されており、その玉通路55
2の上端の連通口551から入った玉を玉通路552の
下端の排出口553から排出するようになっている。な
お、排出口553は、前後方向に それぞれ2つずつ並
列した計4つの排出口(前側2列の排出口553aと後
側2列の排出口553b)からなり、前側2列の排出口
553aは、玉払出装置500から排出する玉を貸玉と
して払い出す貸玉排出口553aとして構成され、後側
2列の排出口553bは、玉払出装置500から排出す
る玉を景品玉として払い出す景品玉排出口553bとし
て構成されている。また、後側2列の景品玉排出口55
3bには、それぞれ排出される玉数(賞球数)を検出す
るための賞球数検出器600が設けられる。なお、賞球
数検出器600は、ケース550a・550b側壁の後
端下部に突出形成された各検出器収容部554に嵌入し
て配されるようになっており、該検出器収容部554に
は、賞球数検出器600の配線を外部に挿通するための
接続用開口555が穿設されている。
【0092】また、ケース550a・550bに形成さ
れる各玉通路552間には、その左右の玉通路552を
仕切るための仕切部材556が設けられる。該仕切部材
556の取り付けは、仕切部材556に形成された切欠
部557内にケース550a・550bの各取付ボス5
58・559を入り込ませた状態で、取付ボス559の
中心穴となるネジ穴560からネジ561を挿入して、
これを取付ボス558の中心穴となる止着穴562に止
めることで、各ケース550a・550b間で仕切部材
556を挟持して取り付けるようになっている。なお、
ケース550aとケース550bとのネジ止めは、上記
した止着穴562とネジ穴560の他に、止着穴563
とネジ穴564とのネジ止めによっても行われる。
【0093】上記のようにして取り付けられる仕切部材
556には、左右の玉通路552毎の仕切板部565a
・565bが所定間隔を置いて並設されており、該仕切
板部565a・565bには、それぞれ切換弁566の
収容空間を形成するための切欠部579が形成されてい
る。また、仕切板部565aの前端部には、切換弁56
6の駆動源となるソレノイド567を仕切部材556に
一体的に取り付けるための取付片部568が形成されて
いる。即ち、ソレノイド567は、その側壁部分に形成
された取付穴(図示しない)が取付片部568に穿設さ
れた取付穴569とビス570で共締めされることによ
り、仕切部材556に一体的に取り付けられる。また、
ケース550a・550bの各前面壁には、ソレノイド
567を収容するソレノイド収容空間580を形成する
ためのソレノイド収容部581が突出形成され、ケース
550a側のソレノイド収容部581の前端上部には、
ソレノイド567をソレノイド収容空間580内で位置
決め固定するための固定突片582が設けられている。
【0094】切換弁566は、玉通路552内に配され
て、玉通路552を前側の左右2列又は後側の左右2
列、言い換えれば玉排出装置500Bに送り込まれた玉
を前記左右の貸玉排出口553aに送る玉通路と前記左
右の景品玉排出口553bに送る玉通路の間で切り換え
るようになっている。切換弁566は、回転軸571
と、該回転軸571が軸着される左右の弁部材572
と、該左右の弁部材572の間で回転軸571が軸着さ
れる連結部材573と、から構成され、ケース550a
・550bの組み付け状態において、回転軸571の両
端部分が各ケース550a・550bの取付ボス577
・578に穿設された支持穴577a・578aに挿入
されることで、ケース550a・550bに対して回転
自在に軸支される。また、連結部材573には、L字状
をなす係合突起574が設けられ、該係合突起574に
は、ソレノイド567のプランジャー575に一体的に
取り付けられたコの字状の係合部材576が係合され
る。また、ソレノイド567から延びる配線は、ケース
550aの側壁外面に取り付けられる中継基板584の
コネクタ585に接続されるようになっている。具体的
に、中継基板584は、ケース550aの側壁外面に突
設される取付ボス(図示しない)に取付穴586がビス
587止めさめることで、ケース550aに一体的に取
り付けられる。なお、ケース550aの側壁には、ケー
ス550a・550b内に収容されるソレノイド567
の配線を外部に挿通して前記コネクタ585に接続させ
るための開口(図示しない)が穿設されている。また、
中継基板584には、前記払出制御回路基板152から
の配線が接続されるコネクタ588も設けられている。
【0095】しかして、上記したソレノイド567は、
駆動(励磁)されずにプランジャー575を退行移動さ
せた状態では、玉通路552を景品玉排出口553b側
に切り換えるように切換弁566を保持する。一方、駆
動(励磁)されてプランジャー575を進出移動させた
状態では、玉通路552を貸玉排出口553a側に切り
換えるように切換弁566を回転させる。なお、切換弁
566を構成する弁部材572は、前記第一実施形態の
切換弁350と同様に、湾曲した玉通路に沿った形状を
なしていて、玉受け面が凹状にへこんでいる。このた
め、弁部材572が玉通路の一部分を構成する際でも、
滑るように玉を誘導することができ、スムーズな玉の流
下を招来することができると共に、弁部材572の耐久
性の向上が図れる。また、弁部材572の先端部と当接
する玉通路552内には、弁部材572の先端部が玉通
路552内で突出しないように凹部583が形成されて
いる。このため、弁部材572によって切り換えられた
いずれの通路形状においても、玉の流下を妨げないよう
になっているので、スムーズな玉の流下を招来し、通路
切換部材の先端を保護できる。
【0096】そして、以上のように構成される玉排出装
置500Bは、ケース550a・550bの前側上端部
分の左右に設けられた鍔状取付片589の取付穴590
が玉受入装置500Aの前記取付穴548とビス547
で共締めされることで、玉受入装置500Aが一体的に
組み付けられて(図11参照)、玉払出装置500が完
成される。なお、この際に、玉排出装置500Bの左右
鍔状取付片589の内側に形成される凹状載置部589
aに玉受入装置500Aの下面が位置決め載置された状
態となって取付穴548・590が重なるので、その組
付けが容易となる。また、ケース501・550は、透
明合成樹脂で形成されている。このため、内部に収容さ
れる各種構成部材を外部から視認することができ、玉払
出装置500に対する不正が極力防止できる。
【0097】以上のように、第二実施形態の構成によれ
ば、玉払出装置500は、玉を受け入れるための玉受入
通路としての玉通路503と、該玉通路503に臨んで
配されると共にその作動によって玉の払出しを行う作動
部材としてのスプロケット505と、該スプロケット5
05を電気的に駆動する第一の電気的駆動源としてのス
テッピングモータ514と、を備えて、前記スプロケッ
ト505及び前記ステッピングモータ514をケース部
材としてのケース501(501a・501b)により
一体的に組み付けると共にそのケース501の内部に前
記玉通路503を形成して1つのユニット部材として構
成される玉受入装置500Aと、前記玉通路503で受
け入れた玉を景品玉として誘導する景品玉通路と貸玉と
して誘導する貸玉通路とに分岐された玉排出通路として
の玉通路552と、該玉通路552を景品玉通路か貸玉
通路のいずれか一方に切り換える通路切換部材としての
切換弁566と、該切換弁566を電気的に駆動する第
二の電気的駆動源としてのソレノイド567と、を備え
て、前記切換弁566及び前記ソレノイド567をケー
ス部材としてのケース550(ケース550a・550
b)により一体的に組み付けると共にそのケース550
の内部に前記玉通路552を形成して1つのユニット部
材として構成される玉排出装置500Bと、からなり、
前記玉受入装置500Aと前記玉排出装置500Bとを
相互間で着脱自在に設けたことを特徴とする。このよう
に構成することにより、本実施形態のようにカード式の
玉貸し機能を備えた弾球遊技機に適用する場合は、玉受
入装置500Aと玉排出装置500Bとを相互に組み付
けたものを玉払出装置として弾球遊技機に取り付ける。
一方、カード式の玉貸し機能を備えない弾球遊技機に適
用する場合は、玉受入装置500Aのみを玉払出装置と
して弾球遊技機に取り付ける。これにより、1つの玉払
出装置500でカード式の玉貸し機能の有無にそれぞれ
対応することが容易にできる。
【0098】また、第二実施形態の構成によれば、前記
玉排出装置500Bには、前記玉受入装置500Aを位
置決めして載置する位置決め載置部としての凹状載置部
589aを設けたことを特徴とする。このように構成す
ることにより、玉受入装置500Aと玉排出装置500
Bとの組み付け精度を高めることができ、然もその組み
付け作業が容易に行える。
【0099】また、前記玉排出装置500Bの前記ケー
ス550を左右2つのケース550a・550bから構
成すると共に、該2つのケース550a・550b間に
配されて各ケース550a・550bに形成される前記
玉排出通路を個々に仕切る仕切部材556を設け、前記
ソレノイド567を前記仕切部材556に取り付けた状
態で前記2つのケース550a・550b間に挟持して
組み付けたことを特徴とする。このように構成すること
により、ソレノイド567の組み付け作業を容易にでき
る。
【0100】また、前記左右2つのケース550a・5
50bには、それぞれ前記ソレノイド567を位置決め
して収容する位置決め凹部としてソレノイド収容部58
1を設けたことを特徴とする。このように構成すること
により、ソレノイド567の組み付け精度を高めること
ができる。
【0101】また、前記玉通路552内には、前記切換
弁566(弁部材572)の先端部との当接部分に凹部
583を設けたことを特徴とする。このように構成する
ことにより、弁部材572の先端部が凹部583内に入
り込むため、玉通路552内を流下する玉が弁部材57
2の先端部に衝突するのを回避することができる。この
ため、玉通路552内での玉の流下を妨げないようにな
っているので、スムーズな玉の流下を招来し、切換弁3
50の先端を保護できる。
【0102】また、前記景品玉通路は、前記切換弁56
6により玉の流下方向が屈折せずに、玉が垂直落下する
ように形成されることを特徴とする。このように構成す
ることにより、貸玉に比べて払出し頻度が高く、速い払
出しスピードが要求される故に玉詰りなどが起き易い景
品玉の払出しにおいて、玉詰りなどの不具合を極力回避
できる。
【0103】なお、上記した第一及び第二の実施形態
は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で
種々の変更が可能である。例えば、スプロケットの電気
的駆動源となるモータに対しての放熱穴をケース部材に
設けてもよい。モータやソレノイドなどの電気的駆動源
に対してもケース部材内に完全に収容(外部に露出しな
い)するものであってもよい。電気的駆動源や中継基板
が外部に突出するものであってもよく、また、それらが
ケース部材の外側から取り付けられるものであってもよ
い。ケース部材同士が組み付けられた状態のままで各種
検出器が取り外せる構成であってもよい(例えば、検出
器が近接スイッチである場合、係止爪などで係止されて
いて、係止爪の係止を解除すれば取り外せるというよう
な構成にすれば、検出器の交換作業が容易になる)。玉
通路の切換方式は、実施形態中のような回転式に限定せ
ずスライド式などでもよい。または、通路自体が揺動し
て通路が切り換えられるものでも良い。玉受入通路、景
品玉通路、及び貸玉通路をそれぞれ1条で形成してもよ
い。また、第一実施形態中では、玉の払出制御、言い換
えればスプロケットの回転制御をフォトセンサの検出に
基づいて行うようにしているが、これに限定するもので
はなく、貸玉検出器及び景品玉検出器の検出に基づいて
玉の払出制御を行うようにしてもよい(スプロケットの
回転位置検出器がなくてもよい仕様のもの)。また、第
二実施形態では、フォトセンサ(位置センサ)と玉通過
センサ(払出センサ)を設けて玉の払出制御を行ってい
るが、いずれか一方のセンサのみを設けて玉の払出制御
を行うようにしてもよい。また、作動部材としてソレノ
イドによって駆動されるストッパー部材で構成し、玉の
流下をそのストッパー部材で停止し、ソレノイドの作動
によりストッパー部材を解除して玉を自然落下させて払
出動作を行なう方式の玉払出装置であっても良い。更に
は、作動部材や該作動部材の電気的駆動源及び通路切換
用の電気的駆動源の数は、複数でも良いが、必要最小限
が望ましい。また、それらの形状についても特に限定す
るものではない。例えば、作動部材としてスクリューを
用いても良いし、電気的駆動源としてソレノイドやモー
タを用いるのはむろんのこと電気的に駆動する駆動源で
あれば他のものでも良いし、その種類についても限定す
るものではない(例えば、ロータリソレノイド、DCモ
ータ等)。更に、検出器(景品玉検出器や貸玉検出器
等)もその種類を限定するものではない(例えば、近接
スイッチやフォトセンサだけでなく、マイクロスイッチ
等でもよい)。
【0104】また、第一実施形態の玉払出装置を玉受入
装置と玉排出装置から構成するようにしてもよい。例え
ば、第一実施形態のように、第二実施形態の玉払出装置
においても、前記玉受入通路を2条に形成する一方、前
記玉排出通路を、前記景品玉通路及び前記貸玉通路がそ
れぞれ1条となるようにしても良い。これにより、玉払
出装置が玉受入装置と玉排出装置とからなる構成におい
て、玉排出装置の玉排出通路側に玉検出器を設けた場
合、その玉検出器の設定数を必要最小限に抑えることが
できる。また、玉払出装置に設けられる検出器(景品玉
検出器等)や電気的駆動源の配線を中継する中継基板を
第一実施形態のように、第二実施形態にも設けてもよ
い。また、その中継基板をケース内に設けても良い。更
には、遊技制御基板と払出制御基板との信号線が接続さ
れるコネクタをそれぞれ別個に設けても良い。
【0105】また、第一実施形態の構成と第二実施形態
のいずれにおいても次のような効果を奏し得る。具体的
には、従来、玉排出通路を二股状に分岐して通路切換部
材を設けた玉払出装置は、弾球遊技機の裏面に設けられ
た機構板に対して組み付けられるようになっていたが、
通路切換部材を含むそれぞれの構成部材を個々に機構板
に組み付ける構成となっていたため、玉払出装置の組付
作業が困難なものとなっていた。これに対して、本実施
形態の構成によれば、受け入れた玉を景品玉あるいは貸
玉として払い出す玉払出装置を備えた弾球遊技機におい
て、前記玉払出装置は、玉を受け入れるための玉受入通
路と、該玉受入通路で受け入れた玉を景品玉として誘導
する景品玉通路と貸玉として誘導する貸玉通路とに分岐
された玉排出通路と、前記玉受入通路内に配されると共
にその作動によって玉の払出しを行う作動部材と、該作
動部材を電気的に駆動する第一の電気的駆動源と、前記
玉排出通路を景品玉通路か貸玉通路のいずれか一方に切
り換える通路切換部材と、該通路切換部材を電気的に駆
動する第二の電気的駆動源と、を備え、前記作動部材、
前記通路切換部材、前記第一及び第二の電気的駆動源を
ケース部材により一体的に組み付けると共にそのケース
部材の内部に前記玉受入通路及び前記玉排出通路を形成
して、1つのユニット部材として前記玉払出装置を前記
弾球遊技機に対して着脱自在としたことを特徴とする。
このように構成することにより、玉払出装置の組み付け
時には、各種構成部材を集約して設けたケース部材を組
み付けるだけでよいので、玉払出装置の組付作業性を向
上することができる。また、第二実施形態で言えば、玉
受入装置と玉排出装置とを組み付け、一つの玉払出装置
として弾球遊技機に対して着脱自在としたので玉払出装
置としての交換作業が容易である。なお、第二実施形態
における前記玉排出装置の左右2つのケース部材間に配
されて各ケース部材に形成される前記玉排出通路を個々
に仕切る仕切部材を設け、前記第二の電気的駆動源を、
前記左右2つのケース部材間に挟持した状態で前記仕切
部材に取り付けて組み付けた構成を第一実施形態に採用
しても良い。これにより、玉払出装置の組付作業性をよ
り一層向上することができる。
【0106】また、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記通路切換部材の玉受け面を湾曲させて凹形状
に形成したことを特徴とする。このように構成すること
により、通路切換部材の玉受け面に誘導される玉は滑ら
かに誘導されるので、スムーズな玉の流下を招来するこ
とができると共に、通路切換部材の耐久性を向上でき
る。 (2)前記ケース部材を透明合成樹脂で形成したことを
特徴とする。このように構成することにより、ケース部
材内に収容される各種構成部材を外部から視認すること
ができるので、玉払出装置に対する不正が極力防止でき
る。
【0107】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、受け入れた玉を景品玉
あるいは貸玉として払い出す玉払出装置を備えた弾球遊
技機において、前記玉払出装置は、玉を受け入れるため
の玉受入通路と、該玉受入通路に臨んで配されると共に
その作動によって玉の払出しを行う作動部材と、該作動
部材を電気的に駆動する第一の電気的駆動源と、を備え
て、前記作動部材及び前記第一の電気的駆動源をケース
部材により一体的に組み付けると共にそのケース部材の
内部に前記玉受入通路を形成して1つのユニット部材と
して構成される玉受入装置と、前記玉受入通路で受け入
れた玉を景品玉として誘導する景品玉通路と貸玉として
誘導する貸玉通路とに分岐された玉排出通路と、該玉排
出通路を景品玉通路か貸玉通路のいずれか一方に切り換
える通路切換部材と、該通路切換部材を電気的に駆動す
る第二の電気的駆動源と、を備えて、前記通路切換部材
及び前記第二の電気的駆動源をケース部材により一体的
に組み付けると共にそのケース部材の内部に前記玉排出
通路を形成して1つのユニット部材として構成される玉
排出装置と、からなり、前記玉受入装置と前記玉排出装
置とを相互間で着脱自在に設けたことを特徴とする。こ
のように構成することにより、カード式の玉貸し機能を
備えた弾球遊技機に適用する場合は、玉受入装置と玉排
出装置とを相互に組み付けたものを玉払出装置として弾
球遊技機に取り付ける一方、カード式の玉貸し機能を備
えない弾球遊技機に適用する場合は、玉受入装置のみを
玉払出装置として弾球遊技機に取り付ける。これによ
り、1つの玉払出装置でカード式の玉貸し機能の有無に
それぞれ対応することが容易にできる。
【0108】また、請求項2の発明においては、前記玉
排出装置には、前記玉受入装置を位置決めして載置する
位置決め載置部を設けたことを特徴とする。このように
構成することにより、玉受入装置と玉排出装置との組み
付け精度を高めることができ、然もその組み付け作業が
容易に行える。
【0109】また、請求項3の発明においては、前記玉
排出装置の前記ケース部材を左右2つのケース部材から
構成すると共に、該2つのケース部材間に配されて各ケ
ース部材に形成される前記玉排出通路を個々に仕切る仕
切部材を設け、前記第二の電気的駆動源を前記仕切部材
に取り付けた状態で前記2つのケース部材間に挟持して
組み付けたことを特徴とする。このように構成すること
により、第二の電気的駆動源の組み付け作業を容易にで
きる。
【0110】また、請求項4の発明においては、前記左
右2つのケース部材には、それぞれ前記第二の電気的駆
動源を位置決めして収容する位置決め凹部を設けたこと
を特徴とする。このように構成することにより、第二の
電気的駆動源の組み付け精度を高めることができる。
【0111】また、請求項5の発明においては、前記玉
排出通路内には、前記通路切換部材の先端部との当接部
分に凹部を設けたことを特徴とする。このように構成す
ることにより、通路切換部材の先端部が凹部内に入り込
むため、玉排出通路内を流下する玉が通路切換部材の先
端部に衝突するのを回避することができる。このため、
玉排出通路内での玉の流下を妨げないようになっている
ので、スムーズな玉の流下を招来し、通路切換部材の先
端を保護できる。
【0112】また、請求項6の発明においては、前記景
品玉通路は、前記通路切換部材により玉の流下方向が屈
折せずに、玉が垂直落下するように形成されることを特
徴とする。このように構成することにより、貸玉に比べ
て払出し頻度が高く、速い払出しスピードが要求される
故に玉詰りなどが起き易い景品玉の払出しにおいて、玉
詰りなどの不具合を極力回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全体
正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面
図である。
【図3】玉払出装置を示す斜視図である。
【図4】玉払出装置を示す分解斜視図である。
【図5】同図(A)は玉払出装置を示す一側側面図であ
り、同図(B)は玉払出装置を示す他側側面図である。
【図6】同図(A)は玉払出装置の玉通路を景品玉排出
口に切り換えた状態を示す一部断面図であり、同図
(B)は玉払出装置の玉通路を貸玉排出口に切り換えた
状態を示す一部断面図である。
【図7】2列で受け入れた玉を1列で排出する玉払出装
置の構造を示す縦断面図である。
【図8】制御回路を示すブロック図の一部である。
【図9】制御回路を示すブロック図の一部である。
【図10】本発明の要部を具体化した第二実施形態の玉
払出装置を示す斜視図である。
【図11】本発明の要部を具体化した第二実施形態の玉
払出装置を構成する玉受入装置と玉排出装置を示す斜視
図である。
【図12】本発明の要部を具体化した第二実施形態の玉
受入装置を示す分解斜視図である。
【図13】本発明の要部を具体化した第二実施形態の玉
排出装置を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 32 遊技領域 152 払出制御回路基板 199 遊技制御基板 202 遊技制御用マイクロコンピュータ 203 CPU 205 RAM 220 払出制御用マイクロコンピュータ 300 玉払出装置 301・301a〜301c ケース 303 玉通路 303a 玉受入通路 303b 玉排出通路 303c 貸玉通路 303d 景品玉通路 304a 貸玉排出口 304b 景品玉排出口 305 スプロケット 318 ステッピングモータ 322 中継基板 321a・321b コネクタ 345・346 切欠部 350 切換弁 357 凹部 360 ソレノイド 401 貸玉数検出器 402 賞球数検出器 500 玉払出装置 500A 玉受入装置 500B 玉排出装置 501a・501b ケース(ケース部材) 503 玉通路(玉受入通路) 505 スプロケット(作動部材) 514 ステッピングモータ(第一の電気的駆動源) 521 基板 550a・550b ケース(ケース部材) 552 玉通路(玉排出通路) 553a 貸玉排出口 553b 景品玉排出口 556 仕切部材 566 切換弁(通路切換部材) 567 ソレノイド(第二の電気的駆動源) 572 弁部材 581 ソレノイド収容部(位置決め凹部) 583 凹部 584 中継基板 589 鍔状取付片 589a 凹状載置部(位置決め載置部) 600 賞球数検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 幹雄 栃木県佐野市赤見町2188 コパル電子株式 会社佐野事業所内 (72)発明者 大竹 裕 栃木県佐野市赤見町2188 コパル電子株式 会社佐野事業所内 (72)発明者 手呂内 賢二 栃木県佐野市赤見町2188 コパル電子株式 会社佐野事業所内 Fターム(参考) 2C088 BA37 BA88 BA89 DA10 EA26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け入れた玉を景品玉あるいは貸玉とし
    て払い出す玉払出装置を備えた弾球遊技機において、 前記玉払出装置は、 玉を受け入れるための玉受入通路と、該玉受入通路に臨
    んで配されると共にその作動によって玉の払出しを行う
    作動部材と、該作動部材を電気的に駆動する第一の電気
    的駆動源と、を備えて、前記作動部材及び前記第一の電
    気的駆動源をケース部材により一体的に組み付けると共
    にそのケース部材の内部に前記玉受入通路を形成して1
    つのユニット部材として構成される玉受入装置と、 前記玉受入通路で受け入れた玉を景品玉として誘導する
    景品玉通路と貸玉として誘導する貸玉通路とに分岐され
    た玉排出通路と、該玉排出通路を景品玉通路か貸玉通路
    のいずれか一方に切り換える通路切換部材と、該通路切
    換部材を電気的に駆動する第二の電気的駆動源と、を備
    えて、前記通路切換部材及び前記第二の電気的駆動源を
    ケース部材により一体的に組み付けると共にそのケース
    部材の内部に前記玉排出通路を形成して1つのユニット
    部材として構成される玉排出装置と、からなり、 前記玉受入装置と前記玉排出装置とを相互間で着脱自在
    に設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記玉排出装置には、前記玉受入装置を
    位置決めして載置する位置決め載置部を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記玉排出装置の前記ケース部材を左右
    2つのケース部材から構成すると共に、該2つのケース
    部材間に配されて各ケース部材に形成される前記玉排出
    通路を個々に仕切る仕切部材を設け、 前記第二の電気的駆動源を前記仕切部材に取り付けた状
    態で前記2つのケース部材間に挟持して組み付けたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記左右2つのケース部材には、それぞ
    れ前記第二の電気的駆動源を位置決めして収容する位置
    決め凹部を設けたことを特徴とする請求項3記載の弾球
    遊技機。
  5. 【請求項5】 玉排出通路内には、前記通路切換部材の
    先端部との当接部分に凹部を設けたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記景品玉通路は、前記通路切換部材に
    より玉の流下方向が屈折せずに、玉が垂直落下するよう
    に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    いずれかに記載の弾球遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005349059A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2016154709A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 株式会社平和 遊技機

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