JP2001046477A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

Info

Publication number
JP2001046477A
JP2001046477A JP11222857A JP22285799A JP2001046477A JP 2001046477 A JP2001046477 A JP 2001046477A JP 11222857 A JP11222857 A JP 11222857A JP 22285799 A JP22285799 A JP 22285799A JP 2001046477 A JP2001046477 A JP 2001046477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
check valve
base
gear
leak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11222857A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ogawa
敬司 小川
Masaichi Higuma
政一 樋熊
Hidetoshi Saito
秀俊 齋藤
Yousuke Yoshimoto
羊介 吉本
Yasuyuki Futaki
泰行 二木
Susumu Aono
進 青野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11222857A priority Critical patent/JP2001046477A/ja
Publication of JP2001046477A publication Critical patent/JP2001046477A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構成で柔軟な湾曲部被覆を破損させる
ことなくオートクレーブ滅菌を行うことができるととも
に、漏洩検知を簡単な手順で行なうことのできる内視鏡
装置を提供する。 【解決手段】 本発明の内視鏡装置1には、コネクタ本
体8上に第1及び第2の通気口金10,30が設けられ
ている。第1の通気口金10に設けられた逆止弁は、内
視鏡内圧が外部の圧力より高いときには気体を内視鏡内
部から外部へは通過させ、外部の圧力が内視鏡内圧より
高いときには外部から内部へは通過させないように作用
する。また、漏洩検査時、第2の通気口金30に漏洩検
知装置を装着した場合に検知口金に設けた第2の歯車を
回転することで、第1の通気口金10の第1の歯車が噛
み合って回転体を回転させ、この回転によりカム受けピ
ンがカム溝の位置にスライドして自動的に逆止弁を固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートクレーブ滅
菌時に湾曲部被覆が破損せず、漏洩検知を簡単な手順で
行うことのできる内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内等に挿入することによって体腔内
の深部等を観察したり、必要に応じて処置具を用いるこ
とにより治療処置等を行うことのできる内視鏡が医療分
野において広く用いられるようになった。
【0003】医療用内視鏡の場合、使用した内視鏡を確
実に消毒滅菌することが感染症等を防止するために必要
不可欠になる。従来では、この消毒滅菌処理はエチレン
オキサイドガス等のガスや消毒液に頼っていたが、周知
ように滅菌ガス類は猛毒であり、滅菌作業の安全確保の
ために滅菌作業は煩雑である。また、滅菌後に機器に付
着したガスを取り除くためのエアレーションに時間がか
かるため、滅菌後すぐに使用できないという問題点があ
る。さらに、ランニングコストが高いという問題点もあ
る。また、消毒液の場合は消毒液の管理が煩雑であり、
消毒液の排気処理に多大な費用が必要となる欠点があ
る。
【0004】そこで、最近では、煩雑な作業を伴わず、
滅菌後にすぐに使用でき、しかもランニングコストの安
いオートクレーブ滅菌と呼ばれる高温高圧水蒸気滅菌
が、内視鏡機器に対する滅菌では主流になりつつある。
【0005】このオートクレーブ滅菌では、一般滅菌と
もいわれ、滅菌行程前に真空にし、高温水蒸気で細部ま
で短時間で滅菌し、滅菌行程終了後に乾燥のために真空
にするものであり、米国規格ANSI/AAMIST3
7−1992には滅菌行程において、約2気圧で132
℃で4分間さらすように規定されている。
【0006】このようにオートクレーブ滅菌では、内視
鏡は高温高圧の水蒸気にさらされるので、通常の1気圧
のもとでの気密性や従来の消毒液に浸透して消毒する水
密性等に比べ遥かに高い気密性が内視鏡に対して要求さ
れる。
【0007】また、オートクレーブ滅菌を行うには、内
視鏡を収容した滅菌室内を減圧する必要があり、内視鏡
をそのような低圧環境に耐えられる耐性構造にする必要
もある。つまり、耐性構造が成されていないと、内視鏡
の外装の中で最も柔軟な部分、例えば一般にゴムで形成
されている湾曲部の被覆チューブが、減圧時に膨らんで
破裂してしまう虞れがあるからである。
【0008】そこで、従来は、このような要求に鑑み、
内視鏡内部から外部へは気体を通過させ、内視鏡外部か
ら内部へは気体を通過させない逆止弁を設けた耐性構造
とすることにより、気密性が得られるとともに、オート
クレーブ滅菌時の陰圧行程処理の影響により生じる湾曲
部のチューブの破損を防止するようにした提案が種々な
されている。
【0009】例えば、特開平8−86966号公報に記
載による提案では、通常は閉じていて逆止弁が取り付け
られることによって開く連通弁に、逆止弁が着脱自在に
取り付けられ、逆止弁を連通弁から取り外す際に、前記
連痛弁と逆止弁とが強制的に開いた状態となるように構
成している。これにより、柔軟な被覆部が破裂しないよ
うに内視鏡を、オートクレーブ滅菌時に使用する減圧滅
菌室に入れることができ、しかも減圧滅菌後は内視鏡の
内圧を大気圧に自動的に近づけて、内視鏡を支障なく使
用することが可能となる。
【0010】また、他の従来例として、例えば特開平8
−317896号公報による提案では、逆止弁を外部か
ら強制的に開くために、カム駆動されるピンを前記逆止
弁に連結した内視鏡内圧調整装置により、ピンとそれを
駆動するカムを前記逆止弁の開閉部分より内側に配置す
るように構成している。これにより、逆止弁が汚物等が
付着しても、必要時には逆止弁が確実に開放して、内視
鏡の内外を連通させることが可能となり、上記従来例と
同様に内視鏡を支障なく使用することができる。
【0011】しかしながら、上述した従来の内視鏡装置
では、何かの影響により、例えばオートクレーブ滅菌時
に取り付けられる回転アダプタが回転しまうことも考え
られ、このような場合には、内視鏡内外が連通した状態
でオートクレーブ滅菌時に使用する減圧滅菌室に投入さ
れてしまい、柔軟な湾曲部被覆が破損してしまう虞れや
消毒液が内視鏡内に浸透してしまう虞れがある。また、
内視鏡の気密性をチェックするため漏洩検査を行う場合
には、該逆止弁から空気が漏出してしまう虞れもあり、
このため、他の被覆部における漏洩を検知するには、こ
の漏洩検査が煩雑なものになってしまうという問題点も
あった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の内
視鏡装置では、例えば特開平8−86966号公報や特
開平8−317896号公報に示すように、逆止弁近傍
部分に対して構造的に改良を施すことにより、柔軟な被
覆部が破損しないように内視鏡を、オートクレブ滅菌時
の減圧滅菌室に入れることができ、必要時には逆止弁が
確実に開放して、内視鏡の内外を連通させることで内視
鏡を支障なく使用することができるようにしているが、
何かの影響により、例えばオートクレーブ滅菌時に取り
付けられる回転アダプタが回転しまった場合には、内視
鏡内外が連通した状態でオートクレーブ滅菌時に使用す
る減圧滅菌室に投入されてしまい、柔軟な湾曲部被覆が
破損してしまう虞れや消毒液が内視鏡内に浸透してしま
う虞れがあった。
【0013】また、内視鏡の気密性をチェックするため
漏洩検査を行う場合には、該逆止弁から空気が漏出して
しまう虞れもあり、このため、他の被覆部における漏洩
を検知するには、この漏洩検査が煩雑なものになってし
まうという問題点もあった。
【0014】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、簡単な構成で柔軟な湾曲部被覆を破損させ
ることなくオートクレーブ滅菌を行うことができるとと
もに、漏洩検知を簡単な手順で行なうことのできる内視
鏡装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の内視鏡装置は、内視鏡本体に、内視鏡内部
から外部へは気体を通過させ内視鏡外部から内部へは気
体を通過させない逆止弁を含む逆止弁口金を備えた内視
鏡装置において、前記逆止弁による気体の通過を強制的
に遮断するように前記逆止弁口金を閉鎖する閉鎖手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0016】本発明によれば、オートクレーブ滅菌時の
陰圧工程においては、内視鏡装置内部の気体を逆止弁を
通り内視鏡装置外に排出されるため、内視鏡内圧と外圧
がほぼ等しくなり、その結果、内視鏡装置の外壁を構成
する柔軟な部分、例えば湾曲部の外皮チューブの破損を
防止することができ、また、前記閉鎖手段によって逆止
弁による気体の通過を強制的に遮断するように前記逆止
弁口金を閉鎖するので、高温高圧の水蒸気による滅菌時
における内視鏡装置内への水蒸気の侵入を防止できる。
さらに、逆止弁口金を前記遮断手段によって完全に封止
することができるので、漏洩検知装置を用いて検査を行
う場合にも、空気が漏出することなく、簡単に漏洩検知
を行うことができる。よって、簡単な構造でオートクレ
ーブ滅菌及び漏洩検知に最適な内視鏡装置を構成でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0018】第1の実施の形態:図1乃至図5は本発明
に係る内視鏡装置の第1の実施の形態を示し、図1は本
発明の内視鏡装置全体の概略構成を示す構成図、図2は
図1の装置のコネクタ本体に設けられた第1の通気口金
の構造を示す断面図、図3は前記第1の通気口金内に設
けられたカム溝を示す構成図、図4は図1に示すコネク
タ本体に設けられた第2の通気口金に取り付けられる漏
洩検知装置の概略構成を示す構成図、図5は該内視鏡装
置の作用を説明するための説明図である。
【0019】(構成)図1において、内視鏡装置1は、
操作部2,挿入部3,湾曲部4,先端部6,ユニバーサ
ルコード6及びコネクタ7を含んで構成されている。
【0020】操作部2には、体腔内に挿入される挿入部
3が連結されており、この挿入部3の先端側には湾曲部
4を介して先端部5が設けられている。この先端部5に
は、図示はしないが照明光学系や観察光学系などを固定
する先端構成部等が設けられている。
【0021】また、操作部2には、該操作部2と連結さ
れるユニバーサルコード6が延出しており、このユニバ
ーサルコード6の終端には、コネクター7がコネクタ7
が取り付けられている。
【0022】上記内視鏡装置1において、前記操作部
2,湾曲部4を含む挿入部3,ユニバーサルコード6及
びコネクタ7は、各内部が互いに連結されており、さら
に外部に対しては気密性を備えた水密構造となるように
形成されている。
【0023】さらに、上記コネクタ7のコネクタ本体8
には、内部に逆止弁20(図2参照)が設けられた第1
の通気口金10と、後述する漏洩検知装置40(図4参
照)を取り付けるための第2の通気口金30とが設けら
れている。
【0024】本実施の形態の内視鏡装置1では、簡単な
構成で柔軟な湾曲部被覆を破損させることなくオートク
レーブ滅菌を行うことができ、且つ漏洩検知を簡単な手
順で行なうために、コネクタ8に設けられた前記第1の
通気口金10及び第2の通気口金30と該第2の通気口
金39に取り付けられる漏洩検知装置40との構造に改
良が成されている。
【0025】図2を参照しながら前記第1の通気口金1
0の構造を説明する。図2に示すように、第1の通過口
金10は、コネクタ本体8の隔壁8a上に挿着されるこ
とで内視鏡内外を貫通する口金本体11を備え、該口金
本体11には、逆止弁20が設けられている。
【0026】逆止弁20は、前記口金本体11に嵌合さ
れる逆止弁本体21と、逆止弁本体21を押圧するコイ
ルバネ22と、逆止弁本体21と口金本体11との間か
ら蒸気を通さないように構成された逆止弁シール部材2
3とを含んで構成されている。
【0027】このような構成の逆止弁20が第1の通気
口金10に設けられることにより、内視鏡内圧が外部の
圧力より高いときには気体を内視鏡内部から外部へは通
過させるが、外部の圧力が内視鏡内圧より高いときには
外部から内部へは通過させないように作用させることが
可能となる。
【0028】また、第1の通気口金10には、口金本体
11の外周面を回転可能に取り付けられた回転体12
と、回転体12に接合された第1の歯車13とが設けら
れている。
【0029】回転体12には、逆止弁本体21に螺合し
たカム受けピン14と係合している長孔15が設けられ
ており、前記第1の歯車13の回転とともに逆止弁本体
21が回転するようになっている。
【0030】さらに、口金本体11には、カム受けピン
14と係合するカム溝16が設けられている。このカム
溝16は、図3に示すような形状に形成されており、こ
の形状によって係合されるカム受けピン14を所定位置
へと案内することが可能となる。
【0031】例えば、通常、カム受けピン14は、図3
に示すようにカム溝16aの位置にあり、つまり該カム
受けピン14との連動によって逆止弁20は、内圧が高
いときに開放可能な状態となっている。また、逆止弁本
体21の回転によりカム溝16bの位置にカム受けピン
14がスライドすると、逆止弁本体21が固定され、つ
まり、該逆止弁本体21が下方向に移動することによっ
て、口金本体11との隙間が逆止弁シール部材23によ
って封止されることで、内視鏡内部から外部へ気体が漏
出しない状態にすることが可能となる。
【0032】次に、第2の通気口金30とそれに取り付
ける漏洩検知装置40について図4及び図5を参照しな
がら詳細に説明する。内視鏡装置1の漏水チャック時、
前記第2の通気口金30には、図4に示す漏洩検知装置
40が取り付けられる。該漏洩検知装置40は、図中に
示すように前記第2の通気口金30(図1参照)に取り
付けるための検知口金41と、図示しない送気源に取り
付けられる接続部42と、送気源より送られる気体供給
径路となる供給ホース43とを含んで構成されている。
【0033】検知口金41の口元部には、図5に示すよ
うに、第2の通気口金30に設けられた係止ピン31と
係合するガイド溝44が形成されている。このガイド溝
44は、口元部から基端側にかけて直線に形成された直
線ガイド部44aと、この直線ガイド部44aの所定位
置から水平方向にむけて形成された回転ガイド部44c
と、該回転ガイド部44cの基端部に形成された突き当
て部40cとを備えるように形成されている。
【0034】また、検知口金41には、該検知口金41
が第2の通気口金30に取り付けられた際に第1の通気
口金10に設けられた第1の歯車13と噛み合う第2の
歯車が設けられている。
【0035】前記漏洩検知装置40の検知口金41を第
2の通気口金30に取り付ける際には、図5に示すよう
に第2の通気口金30の係止ピン31をまず、ガイド溝
44の直線ガイド部44aに沿って真っ直ぐ奥までスラ
イドさせる。その時点では検知口金41内側に設けられ
たシール部材により、検知口金41と第2の通気口金3
0との間は気体を通さない状態になっている。
【0036】また、このとき、検知口金41に設けられ
た第2の歯車45は、該検知口金41の嵌入に伴い、第
1の通気口金10に設けられた第1の歯車13と噛み合
うようになっている。そこでこの状態にて検知口金41
を軸周りに回転させることにより、係止ピン31が回転
ガイド部44b内へと案内される。この回転により、第
2の通気口金30内部では、図示しない検知口金内部の
突起と、通気口金に設けられた図示しない回転体の係合
により、通気口金30に設けられた図示しない連通弁が
せり上がる。この連通弁は係止ピン31がガイド溝44
の突き当て部44cにあたる位置までせりあがようにな
っているので、このため、第2通気口金30を通じて内
視鏡内外が連通し、漏洩検知装置40より内視鏡内部に
気体を送り込むことが可能になる。
【0037】同時に、この検知口金41の回転に伴い第
2の歯車が回転することで、該第2の歯車と噛み合って
る第1の歯車13が回転し、この回転により、第1の通
気口金10に設けられた回転体12が回転し、これに連
動してカム受けピン14がカム溝16bの位置にスライ
ドすることにより、逆止弁20を固定することが可能と
なる。
【0038】したがって上記構成にれば、オートクレー
ブ滅菌時には、柔軟な湾曲部被覆を破損させることな
く、また、漏洩検査を行う場合には、消毒液の内視鏡装
置への侵入を確実に防止することができる。また、漏洩
検査を行う場合には、単に漏洩検知装置40を取り付け
るのみで実施可能であることから、簡単な手順で漏洩検
査を行なうことが可能となる。
【0039】(作用)いま、内視鏡装置1をオートクレ
ーブ滅菌に使用する滅菌室に投入してオートクレーブ滅
菌を行うものとする。この場合、内視鏡装置を滅菌室に
投入すると、該滅菌室では、先ず滅菌室内の空気が排出
されて真空状態に近い環境となる。
【0040】すると、内視鏡装置1の第1の通気口金1
0内に設けられた逆止弁20では、滅菌室内の気圧が低
くなっているので、内視鏡装置1の外部と内部との気圧
の差により、コイルバネ22によって押圧されている逆
止弁本体21が該コイルバネ22による付勢力に反して
開いた状態となる。
【0041】すると、内視鏡装置1内部の気体は、前記
逆止弁20を通り内視鏡装置外に排出されるため、内視
鏡内圧と外圧がほぼ等しくなり、その結果、内視鏡装置
1の外壁を構成する柔軟な部分、例えば湾曲部の外皮チ
ューブが膨らんで破損するようなことがない。
【0042】また、高温高圧の水蒸気による滅菌時に
は、滅菌室の気圧、すなわち内視鏡装置1の外圧が該内
視鏡装置1の内圧よりも高くなるため、第1の通気口金
10の逆止弁20では、逆止弁本体21がその気圧差に
よって常に閉まった状態となる。よって、水蒸気が内視
鏡装置1内に侵入することがない。
【0043】次に、オートクレーブ滅菌終了後に内視鏡
の気密性をチェックするため漏洩検査を行うものとす
る。漏洩検査を行うためには、上述したように漏洩検知
装置40を内視鏡装置1の第2の通気口金に装着する。
【0044】この場合、第2の通気口金30の係止ピン
31をまず、ガイド溝44の直線ガイド部44aに沿っ
て真っ直ぐ奥までスライドさせるとともに、検知口金4
1に設けられた第2の歯車45を第1の通気口金10の
第1の歯車13に噛み合わせる。
【0045】その後、検知口金41を軸周りに回転させ
ることにより、係止ピン31が回転ガイド部44b内へ
と案内され、この回転により、第2の通気口金30内部
に設けられた連通弁がせり上がり、さらに係止ピン31
がガイド溝44の突き当て部44cにあたる位置までせ
りあがることから、第2通気口金30を通じて内視鏡内
外が連通して、漏洩検知装置40より内視鏡内部に気体
が送り込まれる。
【0046】同時に、この検知口金41の回転に伴い第
2の歯車が回転することで、該第2の歯車と噛み合って
る第1の歯車13が回転し、この回転により、第1の通
気口金10に設けられた回転体12が回転し、これに連
動してカム受けピン14がカム溝16bの位置にスライ
ドすることにより、逆止弁20が固定される。
【0047】このように第1の通気口金10の逆止弁2
0が、第2の通気口金30への漏洩検知装置40の取付
作業によって連動して確実に固定されるので、漏水チェ
ック時に、内視鏡装置1内部に気体を送り込んだとして
も、この逆止弁20より気体が漏出することがない。
【0048】そして、この状態のまま内視鏡を水中に浸
透させることで漏水チェックを行う。この場合、例えば
第2の通気口金30及び検知口金41や第1の通気口金
10は気密性が保たれているので、仮に内視鏡の一部に
ピンホールなどがあり、水密性が保たれていない場合に
は、その部分より空気が漏出することになる。これによ
り、内視鏡装置1における漏水個所を確実に且つ簡単に
検知することが可能となり、内視鏡装置における水密性
チェックの信頼度向上に大きく寄与する。
【0049】(効果)したがって、本実施の形態によれ
ば、オートクレーブ滅菌を行う場合に、内視鏡装置が投
入された滅菌室を真空にしたとしても湾曲部外皮が破損
せず、また外圧の方が内圧より高くなる蒸気滅菌時にお
いても、スコープ内部への水蒸気の侵入を防ぐことがで
きるので、スコープの耐性確保を容易に得ることができ
る。よって、オートクレーブ滅菌に対する耐性を向上さ
せることができる。
【0050】さらに、漏洩検知装置を取り付けた際に、
これと連動して自動的に逆止弁を閉鎖するように固定す
ることができるので、逆止弁から気体が漏出することな
く、漏洩検知を簡単に行うことができ、しかも確実に漏
水個所を検知することができる。よって、漏洩検知に伴
う手順を簡易化でき、また、水密性チェックの信頼度向
上に大きく寄与する。
【0051】ところで、本発明では、さらに簡単な構造
で且つ簡単な手順で漏洩検知を行うことも可能である。
このような実施の形態を図6に示す。
【0052】第2の実施の形態:図6は本発明に係る内
視鏡装置の第2の実施の形態を示し、該装置のコネクタ
本体上の第1の通気口金に封止用のキャップを設けた場
合の概略構成を示す側面図である。なお、図6は、図5
に示す装置と同様な構成要素については、同一符号を付
して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0053】(構成)全体的な構成は、前記第1の実施
の形態と略同様であるが、第1の通気口金10に設けら
れていた第1の歯車及び漏洩検知装置40の検知口金4
1に設けられていた第2の歯車を削除してそれぞれ構成
するとともに、該第1の通気口金10に嵌装するキャッ
プ50を設けたことが異なる点である。
【0054】図6に示すように、漏洩検知装置40の検
知口金41は、前記第1の実施の形態にて設けられてい
た第1の歯車13と噛み合う第2の歯車45(図5参
照)を削除して構成されている。一方、第1の通気口金
10は、前記第1の実施の形態にて内蔵する逆止弁20
を固定するのに用いられた第1の歯車45(図5参照)
を削除して構成されている。
【0055】したがって、漏洩検知時には、第1の通気
口金10の逆止弁20から空気漏れが予想されるが、本
実施の形態では、第1の通気口金10に嵌装することで
逆止弁20からの空気漏れを防止するキャップ50が設
けられている。
【0056】このキャップ50は、漏洩検知装置40を
取り付けて漏洩検知を行う場合に第1の通気口金10に
取り付けるもので、第1の通気口金10に嵌脱可能に構
成されている。また、キャップ50は、内周に図示しな
いシール部材が設けられて形成しており、該シール部材
(図示せず)によって第1の通気口金10からの気体を
完全に通さないように封止することが可能である。
【0057】これにより、漏水チェック時には、前記キ
ャップ50を第1の通気口金10に嵌装することによ
り、逆止弁からの空気の漏洩を完全に防止することが可
能である。
【0058】その他の構成、作用については、前記第1
の実施の形態と同様である。
【0059】(作用)オートクレーブ滅菌時における作
用については、前記第1の通気口金10は第1の歯車1
3が削除された他は同様の構成あるので、前記第1の実
施の形態と同様である。つまり、滅菌室を真空状態にす
ると、内視鏡装置1内部の気体が逆止弁20を通り内視
鏡装置外に排出されるため、内視鏡内圧と外圧がほぼ等
しくなり、その結果、内視鏡装置1の外壁を構成する柔
軟な部分、例えば湾曲部の外皮チューブが膨らんで破損
するようなことがない。
【0060】また、高温高圧の水蒸気による滅菌時に
は、滅菌室の気圧、すなわち内視鏡装置1の外圧が該内
視鏡装置1の内圧よりも高くなるため、第1の通気口金
10の逆止弁20では、逆止弁本体21がその気圧差に
よって常に閉まった状態となる。よって、水蒸気が内視
鏡装置1内に侵入することがない。
【0061】次に、オートクレーブ滅菌終了後に内視鏡
の気密性をチェックするため漏洩検査を行うものとす
る。漏洩検査を行うためには、上述したように漏洩検知
装置40を内視鏡装置1の第2の通気口金に装着すると
ともに、キャップ50を第1の通気口金10に嵌装す
る。
【0062】この場合、漏洩検知装置41Aの第2の通
気口金30の取付については、前記第1の実施の形態と
同様に装着される。つまり、第2の通気口金内にある図
示しない連通弁は、係止ピン31がガイド溝44の突き
当て部44cにあたる位置までせりあがることから、第
2通気口金30を通じて内視鏡内外が連通して、漏洩検
知装置40より内視鏡内部に気体が送り込まれる。
【0063】また、第1の通気口金10は、嵌装された
キャップ50のシール部材(図示しない)によって確実
に封止される。よって、漏水チェック時に、内視鏡装置
1内部に気体を送り込んだとしても、この逆止弁20よ
り気体が漏出することもない。
【0064】以降、前記第1の実施の形態と同様にこの
状態のまま内視鏡を水中に浸透させて漏水チェックを行
う。
【0065】(効果)したがって、本実施の形態によれ
ば、前記第1の実施の形態と同様の効果が得られる他
に、内視鏡装置の漏洩検査を行う場合には、単に漏洩検
知装置40及びキャップを対応する通気口金30,10
にそれぞれ装置するだけで漏洩検知可能状態に構成する
ことができるので、漏洩検知を簡単な構造で行うことが
でき、また漏洩検知の手順を簡略化できる。また、簡単
な構造なので、内視鏡装置全般の低コスト化にも寄与す
る。
【0066】なお、本発明は、上述した第1及び第2の
実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の
組み合わせやそれぞれの実施の形態を応用させたものも
適応範囲であり、例えば第1の通気口金10内の逆止弁
を固定するための手段として、検知口金本体41の第2
の歯車45と第1の歯車13との歯車連動機構やキャッ
プ50を設けたことについて説明したが、これに替わる
封止手段を設け、該封止手段によって第1の通気口金1
0内しの逆止弁20を固定するように構成しても良い。
【0067】[付記] (付記項1) 内視鏡本体に、内視鏡内部から外部へは
気体を通過させ内視鏡外部から内部へは気体を通過させ
ない逆止弁を含む逆止弁口金を備えた内視鏡装置におい
て、前記逆止弁による気体の通過を強制的に遮断するよ
うに前記逆止弁口金を閉鎖する閉鎖手段を設けたことを
特徴とする内視鏡装置。
【0068】(付記項2) 前記逆止弁口金は、前記逆
止弁を含んで構成された逆止弁体を備え、前記閉鎖手段
は、前記逆止弁体に対し前記逆止弁が閉鎖した状態のま
ま固定する逆止弁固定部材によって前記逆止弁口金を閉
鎖することを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0069】(付記項3) 前記逆止弁固定部材は、前
記逆止弁体に設けられた係止部と、その係止部と係合す
る規制部材とを含んで構成されたことを特徴とする付記
項2に記載の内視鏡装置。
【0070】(付記項4) 前記内視鏡本体は、内視鏡
の漏洩検知を行うのに必要な漏洩検知装置を取り付けた
場合に該内視鏡内部と連通する連通口金を備え、前記閉
鎖手段は、前記漏洩検知装置に設けられた係合部と、該
係合部と係合して連動する前記逆止弁口金に設けられた
閉鎖部材とにより該逆止弁口金の閉鎖を行うことを特徴
とする付記項2又は付記項3に記載の内視鏡装置。
【0071】(付記項5) 前記閉鎖手段は、前記逆止
弁体に設けられた第1の歯車と、該第1の歯車と係合す
る前記漏洩検知装置に設けられた第2の歯車と、前記第
1の歯車と連動して回転する回転部材と、前記回転部材
の回転と連動することで前記逆止弁を固定する逆止弁固
定部材とによって、前記逆止弁口金の閉鎖を行うことを
特徴とする付記項4に記載の内視鏡装置。
【0072】(付記項6) 前記閉鎖手段は、少なくと
も前記逆止弁口金に着脱可能に構成されるとともに内部
に漏水を防止可能な封止手段を備えたキャップであるこ
とを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0073】
【発明の効果】以上、述べたよう本発明によれば、オー
トクレーブ滅菌を行う場合に、内視鏡装置が投入された
滅菌室を真空にしたとしても、逆止弁の作用によって内
視鏡内部から外部へ気体が流出するので湾曲部被覆(外
皮)が破損せず、また外圧の方が内圧より高くなる蒸気
滅菌時においても、スコープ内部への水蒸気の侵入を防
ぐことができる。ょって、スコープの耐性確保を容易に
得ることができ、オートクレーブ滅菌に対する耐性を向
上させることができる。また、漏洩検知装置を取り付け
た際に、これと連動して自動的に逆止弁を閉鎖するよう
に固定することができるので、逆止弁から気体が漏出す
ることなく、漏洩検知を簡単に行うことができ、しかも
確実に漏水個所を検知することができる。よって、漏洩
検知に伴う手順を簡易化でき、しかも簡単な構造で漏洩
検知を行うことができるので、水密性チェックの信頼度
向上及び内視鏡全体の低コスト化にも大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡装置の第1の実施の形態を示
し、該装置全体の概略構成を示す構成図。
【図2】図1の装置のコネクタ本体に設けられた第1の
通気口金の構造を示す断面図。
【図3】第1の通気口金内に設けられたカム溝を示す構
成図。
【図4】図1に示すコネクタ本体に設けられた第2の通
気口金に取り付けられる漏洩検知装置の概略構成を示す
構成図。
【図5】図1の内視鏡装置の作用を説明するための説明
図。
【図6】本発明の内視鏡装置の第2の実施の形態を示
し、該装置の構成及び作用を説明するための説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置、 2…操作部、 3…挿入部、 4…湾曲部、 5…先端部、 6…ユニバーサルコード、 7…コネクタ、 8…コネクタ本体、 8a…隔壁、 10…第1の通気口金、 11…口金本体、 12…回転体、 13…第1の歯車、 14…カム受けピン、 15…長孔、 16…カム溝、 20…逆止弁、 21…逆止弁本体、 22…コイルバネ、 23…逆止弁シール部材、 30…第2の通気口金、 40…漏洩検知装置、 41…検知口金、 42…接続部、 43…供給ホース、 44…ガイド溝、 45…第2の歯車、 50…キャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 秀俊 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉本 羊介 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 二木 泰行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 青野 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA24 DA21 DA57 4C058 AA14 AA15 BB05 EE15 EE26 4C061 AA00 BB00 CC00 DD03 FF07 GG09 JJ06 JJ13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡本体に、内視鏡内部から外部へは
    気体を通過させ内視鏡外部から内部へは気体を通過させ
    ない逆止弁を含む逆止弁口金を備えた内視鏡装置におい
    て、 前記逆止弁による気体の通過を強制的に遮断するように
    前記逆止弁口金を閉鎖する閉鎖手段を設けたことを特徴
    とする内視鏡装置。
JP11222857A 1999-08-05 1999-08-05 内視鏡装置 Withdrawn JP2001046477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11222857A JP2001046477A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11222857A JP2001046477A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 内視鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001046477A true JP2001046477A (ja) 2001-02-20

Family

ID=16788991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11222857A Withdrawn JP2001046477A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001046477A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005177349A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Olympus Corp 内視鏡装置
EP1785150A1 (en) * 2005-11-15 2007-05-16 Olympus Medical Systems Corp. Apparatus for washing and disinfecting an endoscope and method of supplying gas to an endoscope for water leakage examination
JP2013215425A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Hoya Corp 内視鏡
JP2016523641A (ja) * 2013-07-05 2016-08-12 オリンパス ビンテル ウント イーベーエー ゲーエムベーハーOlympus Winter & Ibe Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung ビデオ内視鏡システム、カップリング装置、ビデオ内視鏡、及び制御装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005177349A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Olympus Corp 内視鏡装置
JP4520141B2 (ja) * 2003-12-22 2010-08-04 オリンパス株式会社 内視鏡装置
EP1785150A1 (en) * 2005-11-15 2007-05-16 Olympus Medical Systems Corp. Apparatus for washing and disinfecting an endoscope and method of supplying gas to an endoscope for water leakage examination
US7875126B2 (en) 2005-11-15 2011-01-25 Olympus Medical Systems Corporation Method of supplying gas to medical instruments for water leakage examination
JP2013215425A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Hoya Corp 内視鏡
JP2016523641A (ja) * 2013-07-05 2016-08-12 オリンパス ビンテル ウント イーベーエー ゲーエムベーハーOlympus Winter & Ibe Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung ビデオ内視鏡システム、カップリング装置、ビデオ内視鏡、及び制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4527551A (en) Connector device for checking leakage in an airtight endoscope
JP3939867B2 (ja) 内視鏡
JP2001046477A (ja) 内視鏡装置
JP2591935Y2 (ja) 電子内視鏡用滅菌ケース
JP2000102508A (ja) 内視鏡
JP3947270B2 (ja) 内視鏡の内圧調整装置
JP2000157483A (ja) 内視鏡装置
JP4358379B2 (ja) 内視鏡
JP4801285B2 (ja) オートクレーブ装置
JP3238454B2 (ja) 内視鏡の内圧調整装置
JPH0886966A (ja) 内視鏡の内圧調整装置
JP3471970B2 (ja) 内視鏡の内圧調整装置
JP4895751B2 (ja) 内視鏡用リーケージテスタ
JP2005204836A (ja) 内視鏡システム
JP2004216174A (ja) 内視鏡
JP4370026B2 (ja) 内視鏡
JP4074190B2 (ja) 内視鏡装置
JP2004350853A (ja) 内視鏡装置
JP5289524B2 (ja) 通気アダプター、内視鏡保管具、及び内視鏡の滅菌方法
JP2003230621A (ja) 医療機器用高圧蒸気滅菌システム及びその滅菌装置、並びにその滅菌方法
JP2003000526A (ja) 内視鏡
JP4502433B2 (ja) 内視鏡の内圧調整装置
JP2013042792A (ja) 内視鏡及び内視鏡の内部空間の開放検査方法並びに気密検査方法
JP2005168540A (ja) 内視鏡の内圧調整装置
JP2003010295A (ja) オートクレーブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107