JP3238454B2 - 内視鏡の内圧調整装置 - Google Patents

内視鏡の内圧調整装置

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JP3238454B2
JP3238454B2 JP05143592A JP5143592A JP3238454B2 JP 3238454 B2 JP3238454 B2 JP 3238454B2 JP 05143592 A JP05143592 A JP 05143592A JP 5143592 A JP5143592 A JP 5143592A JP 3238454 B2 JP3238454 B2 JP 3238454B2
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理 小林
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オートクレーブ又は
エチレンオキサイドガス(EOG)などによって滅菌さ
れる内視鏡の内圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡を滅菌するためにエチレンオキサ
イドガスやオートクレーブなどを行うには、内視鏡を収
容した滅菌室内を減圧する必要があり、内視鏡をそのよ
うな低圧環境に耐えられる構造にする必要がある。
【0003】その際問題になるのは、内視鏡の外装のな
かで最も柔軟な部分、一般には湾曲部の被覆チューブ
が、減圧時に膨らんで破裂してしまうことである。そこ
で従来は、周囲が減圧された時に膨らむベローズや、内
視鏡の内外を連通させる弁などを操作部又はライトガイ
ドコネクタに設けて、減圧時に湾曲部の被覆チューブが
破裂するのを防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ベローズを設
けると、内視鏡装置が非常に大型になり装置コストも相
当に高いものになってしまう。また、内視鏡の内外を連
通させると、蒸気等が内視鏡内に入り、その湿気によっ
て内視鏡が早期に劣化してしまう欠点がある。
【0005】そこで本発明は、内視鏡内に蒸気等が浸入
するおそれがなく、しかも低コストで確実に、柔軟な被
覆部が破裂しないように内視鏡を減圧滅菌室内に入れる
ことができるようにする内視鏡の内圧調整装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の内圧調整装置は、外部との隔壁が
すべて気密に構成された内視鏡に、内視鏡内部から外部
へは気体を通過させ内視鏡外部から内部へは気体を通過
させない逆止弁を設けたことを特徴とする。
【0007】なお、上記内視鏡に、内部と外部との間の
連通状態を開閉可能な内外連通弁を設けて、その内外連
通弁に上記逆止弁を着脱自在に取り付けるようにしても
よい。
【0008】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1にお
いて、1は内視鏡であり、2はその操作部、3は可撓管
からなる挿入部である。挿入部3の先端側には、操作部
2からの遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部4が形成さ
れている。5は、操作部2に設けられた湾曲操作ノブで
ある。
【0009】湾曲部4は小さな曲率半径で屈曲するの
で、柔軟なゴムチューブによって被覆されている。湾曲
部4の先側には、対物光学系などを内蔵した先端部本体
6が連結されている。
【0010】操作部2には、接眼部8が突設されている
他、図示されていない光源装置に接続されるライトガイ
ドコネクタ10を先端に取り付けたライトガイド可撓管
9が連結されている。
【0011】このように構成された内視鏡1は、パッキ
ンやOリング等によって、外部との隔壁がすべて気密に
構成されていて、内部は湾曲部4内からライトガイドコ
ネクタ10内まで全体的に連通している。ただしライト
ガイドコネクタ10には、内外連通弁20が取り付けら
れていて、内視鏡1の内部と外部との間の連通状態を任
意に開閉することができる。
【0012】図2はライトガイドコネクタ10を示して
いる。11は、送水管路12に水を供給するための送水
タンク(図示せず)を接続するための送水タンク受け口
金、13は、内部に照明用ライトガイドファイババンド
ル14が挿通されて、光源装置に差し込まれるライトガ
イド差し込みロッドである。
【0013】内外連通弁20は、ライトガイドコネクタ
10の内部に連通する連通孔21が穿設された取り付け
座22に取り付けられている。23はシール用のOリン
グである。
【0014】そして、連通孔21の外側口元に対向して
進退自在に配置された弁体25が、強い圧縮コイルバネ
24によって外方に付勢されて、弁受け26に押し付け
られている。
【0015】その弁体25と弁受け26の当接部には、
シール用のOリング27が装着されている。28は、弁
受け26に外側から取り付けられるアダプタ類と係合さ
せるためのピンである。
【0016】したがって、通常は弁体25が弁受け26
に押し付けられ、Oリング27によってライトガイドコ
ネクタ10の内側と外側との間は閉塞されており、弁体
25を、圧縮コイルバネ24のばね力に抗して外側から
内方に押し込めば、弁体25が弁受け26から離れて、
ライトガイドコネクタ10の内側と外側とが連通する。
【0017】図3は、内外連通弁20に着脱自在に取り
付けられる逆止弁アダプタ30を示している。31は、
内外連通弁20の弁受け26に被せるように装着される
アダプタ筒であり、その内側口元部には、ピン28と係
合するガイド溝32が形成されている。33は、弁受け
26の外面に密着させるためのシール用のOリングであ
る。
【0018】アダプタ筒31の上部中央には、内外連通
弁20の弁体25を外方から押し込むための開弁用突起
34が口元側に向けて突設され、その周囲に通気孔35
が穿設されている。
【0019】通気孔35の外側には、逆止弁36が、弱
い圧縮コイルバネ37で通気孔35側に向けて付勢され
て、アダプタ筒31にテーパ状に形成された弁座31a
に押し付けられている。そして、その逆止弁36と弁座
31aとの当接部には、シール用のOリング38が装着
されている。
【0020】また、逆止弁36と圧縮コイルバネ37を
支えるようにアダプタ筒31に螺合する逆止弁支持筒3
9の内周面は、逆止弁36と緩く嵌合しているが、図4
にも示されるように、その嵌合部には、逆止弁36側に
切り欠き36aが形成されていて、その切り欠き36a
を通して逆止弁36の内外が連通するようになってい
る。
【0021】図5は、上述のように構成された逆止弁ア
ダプタ30を内外連通弁20に取り付けた状態を示して
いる。この状態では、内外連通弁20は、弁体25が逆
止弁アダプタ30の開弁用突起34で内方に押し込まれ
ていて、常に開いた状態になる。
【0022】したがって、ライトガイドコネクタ10の
内圧が外気圧より高い状態になると、その圧力差によっ
て逆止弁36が圧縮コイルバネ37の付勢力に抗して押
し上げられる。その結果、図5の矢印に示されるような
経路でライトガイドコネクタ10内の空気が外方に流れ
出て、内視鏡の内部圧力が低下する。
【0023】逆に、ライトガイドコネクタ10の内圧が
外気圧より低いか同程度の状態では、逆止弁36が弁座
31aに押し付けられ、Oリング38によってライトガ
イドコネクタ10の内側と外側とが閉塞されて、ライト
ガイドコネクタ10の外部から内部には空気や蒸気等が
流れ込まない。
【0024】したがって、逆止弁アダプタ30を内外連
通弁20に取り付けておけば、内視鏡を減圧滅菌室内に
入れて滅菌する際に、滅菌室内の気圧が低くなれば、そ
れに応じて内視鏡内から空気が流出して、内視鏡の内部
圧力が外部圧力より高くならない状態に維持される。
【0025】図6及び図7は本発明の第2の実施例を示
しており、内視鏡の内部圧力が外気圧より低くなったと
きに、任意に内外気を連通させて、外気を内視鏡内に入
れることができるようにしたものである。
【0026】図6において、40は逆止弁アダプタ、4
1はアダプタ筒、42はガイド溝、43はOリング、4
4は開弁用突起、46は逆止弁、47は圧縮コイルバ
ネ、49は外気開放口であり、これらの部分は、前述の
第1の実施例と基本的な相違はない。
【0027】51は、逆止弁46の前後に連通するバイ
パス路であり、そのバイパス路51を開閉するためのバ
イパス開閉弁50が、外方から手動で押すことができる
ように配置されている。52及び53はシール用のOリ
ングである。
【0028】バイパス開閉弁50は、圧縮コイルバネ5
4によって外方に向けて付勢されており、図6に示され
るように、バイパス開閉弁50が押されていない状態で
は、バイパス路51はバイパス開閉弁50によって閉じ
られている。
【0029】したがって、バイパス開閉弁50を押さな
ければ、この実施例の逆止弁アダプタ40は、第1の実
施例の逆止弁アダプタ30と全く同様に動作する。そし
て、内視鏡を滅菌装置から取り出して、内視鏡内の圧力
が下がったままになっているときは、図7に示されるよ
うに、バイパス開閉弁50を圧縮コイルバネ54の付勢
力に抗して押し込む。
【0030】すると、バイパス路51が開いて逆止弁4
6の前後が連通して、ライトガイドコネクタ10の内部
と外気開放口49とが連通し、図7の矢印に示される経
路で外気がライトガイドコネクタ10の内部に流れ込
み、内視鏡の内部圧力が大気と同じ状態に戻る。
【0031】このような操作は、湿気の少ないよく空調
された室内等を選んで行うことができる。そして、バイ
パス開閉弁50を押すのを止めれば、圧縮コイルバネ5
4の付勢力によってバイパス開閉弁50が元の位置に戻
り、バイパス路51が再び閉塞される。
【0032】
【発明の効果】本発明の内視鏡の内圧調整装置によれ
ば、逆止弁を設けたことによって、内視鏡の内部から外
部へは気体が通過するので、内視鏡を減圧滅菌室内へ入
れれば内視鏡の内圧が下がり、湾曲部の外皮チューブ等
柔軟な被覆部の破裂を確実に防止することができ、内視
鏡の外部から内部へは気体が通過しないので、滅菌室内
の蒸気等が内視鏡内に流入してしまうおそれがない。
【0033】そして、逆止弁を内視鏡の内外連通弁に着
脱自在に構成することによって、逆止弁を内視鏡に組み
込む必要がないので、従来から用いられている逆止弁の
ない内視鏡を改造することなく逆止弁を使用することが
でき、また、一つの逆止弁を複数の内視鏡に共用するこ
ともできて非常に経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の内視鏡の全体略示図である。
【図2】第1の実施例のライトガイドコネクタ部の断面
図である。
【図3】第1の実施例の逆止弁アダプタの断面図であ
る。
【図4】第1の実施例の逆止弁アダプタのIV−IV断面図
である。
【図5】第1の実施例の逆止弁アダプタ使用状態の断面
図である。
【図6】第2の実施例の逆止弁アダプタ使用状態の断面
図である。
【図7】第2の実施例の逆止弁アダプタ使用状態の断面
図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 20 内外連通弁 30,40 逆止弁アダプタ 36,46 逆止弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部との隔壁がすべて気密に構成された内
    視鏡に、通常は付勢力によって閉じていて且つ上記付勢
    力に抗して上記内視鏡の内外が連通する開状態にするこ
    とができる内外連通弁が設けられた内視鏡の内圧調整装
    置において、 上記 内視鏡内部から外部へは気体を通過させ上記内視鏡
    外部から内部へは気体を通過させない逆止弁を、上記内
    外連通弁に対して外側から直列に着脱自在に設け、上記
    内外連通弁が、上記逆止弁を取り付けることによって強
    制的に開状態になり、上記逆止弁を取り外すと上記付勢
    力によって閉じた状態になることを特徴とする内視鏡の
    内圧調整装置。
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