JP2004350853A - 内視鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】滅菌状態を維持したまま外装の状態を簡単かつ確実に確認することのできる内視鏡装置を提供すること
【解決手段】外装を通して外部に開口し、内部空間を外部環境に連通する連通手段20が設けられた内視鏡10と、この連通手段20を閉鎖したときにこの内視鏡10の外装の一部を形成し、内視鏡10の内部空間を外部環境から密閉する防水キャップ22と、この内視鏡10の内部空間と外部環境との差圧に応じて、外観を変化させるインジケータ手段26と、を備える内視鏡装置。
【選択図】 図1
【解決手段】外装を通して外部に開口し、内部空間を外部環境に連通する連通手段20が設けられた内視鏡10と、この連通手段20を閉鎖したときにこの内視鏡10の外装の一部を形成し、内視鏡10の内部空間を外部環境から密閉する防水キャップ22と、この内視鏡10の内部空間と外部環境との差圧に応じて、外観を変化させるインジケータ手段26と、を備える内視鏡装置。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡装置に関し、特に、内視鏡の内部空間を密封可能な内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、高圧蒸気滅菌を施した内視鏡は、実際に使用する前に、内部空間の密封状態を保持する外装が破損していないことを確認することが望ましい。外装が破損した状態の内視鏡を用いると、内視鏡内部に浸水し、大修理を必要とする破損を引起す可能性があるためである。このような外装の破損を確認するためには、内視鏡内に加圧空気を送込み、水中で気泡の発生の有無を確認するか、あるいは、内視鏡内の圧力変化を経時的に観察する方法がある。
【0003】
また、内視鏡の外装に用いられているゴム等の弾性部材が、滅菌装置内に形成される陰圧で損傷するのを防止すると共に、内部に流入するガスや水蒸気による内部構造物の劣化を防止するために、逆止弁を装備することも行われている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−60791公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、滅菌を施した内視鏡は、例えばピールパックと称される滅菌保持パック等に収納され、その滅菌状態を確実に保持されている。そして、上述のような方法で内視鏡の外装の破損の有無を確認するためには、このような滅菌保持パックを開封した後、内視鏡内に加圧空気を送込む必要がある。このため、内視鏡の滅菌状態が維持されなくなる。
また、逆止弁を装備することにより、ガスや水蒸気が内視鏡内に流入するのを抑制するものであっても、実際に使用する前には、外装の状態をチェックする必要があり、この場合も、滅菌状態が維持されなくなる。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、滅菌状態を維持したまま外装の状態を簡単かつ確実に確認することのできる内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の内視鏡は、外装を通して外部に開口し、内部空間を外部環境に連通する連通手段が設けられた内視鏡と、前記連通手段を閉鎖したときにこの内視鏡の外装の一部を形成し、前記内視鏡の内部空間を外部環境から密閉する密封手段と、この内視鏡の内部空間と外部環境との差圧に応じて、外観を変化させるインジケータ手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この内視鏡装置によると、例えば高圧蒸気滅菌された内視鏡は、内部空間を外部環境に連通する連通手段を密封手段で密閉され、内部空間が外部環境と異なる圧力で保持される。内視鏡の外装が内部空間を外部環境から確実に遮断している場合は、時間経過後も内部空間と外部環境との差圧が維持され、この差圧をインジケータ手段を介して確認することができる。一方、インジケータ手段が内視鏡の内部空間と外部環境とに差圧がないことを表示している場合は、内視鏡の外装が損傷している可能性のあることを示す。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1から図4は、本発明の好ましい実施形態による内視鏡装置を示す。
図1に、高圧蒸気滅菌装置のチャンバ8内に配置した状態で示すように、本実施形態の内視鏡装置は、医療用内視鏡10を備える。この内視鏡10は操作部12から、長尺の挿入部14を延出させ、この挿入部14の先端に設けた先端部14aを通じて体内の所要部位の観察を行うことができる。また、この操作部12には、ライトガイドケーブル16が接続され、このライトガイドケーブル14の先端に設けたコネクタ部18を介して、図示しない光源装置から照明光等の供給を受ける。
【0009】
本実施形態では、このコネクタ部18に、内視鏡の内部空間を外部環境に連通する連通手段20を形成してある。このような連通手段20は、外装としてのコネクタ部18のハウジング部18aを通して外部に開口する、例えば送気口金あるいは送水口金等で形成される。なお、このような送気口金あるいは送水口金に連通する送気路あるいは送水路は、後述するように滅菌する際に、先端部14aに開口する送気口あるいは送水口等を図示しない適宜の手段で密閉しておくことが好ましい。
【0010】
更に、本実施形態の内視鏡装置は、連通手段20を閉鎖する密封手段として防水キャップ22を備える。この防水キャップ22は、コネクタ部18に着脱自在に形成した本体部22aを有し、連通手段20を閉鎖したときに、外装すなわちこの内視鏡の外皮の一部をなし、内視鏡10の内部空間を外部環境から密閉する。これにより、後述する滅菌工程で内視鏡10の内部にガスあるいは蒸気が入るのを防止する。
【0011】
本実施形態の防水キャップ22は、本体部22aに、内視鏡10の内部空間から外部環境への流通を可能としかつ逆方向の流通を阻止する逆止弁24と、内視鏡10の内部空間と外部環境との差圧に応じて外観を変化させるインジケータ手段26とを設けてある。本実施形態の逆止弁24は、ばね25で閉方向に付勢されており、高圧蒸気滅菌機のチャンバ8内の圧力が陰圧すなわち内視鏡10の内部空間よりも低圧になったときに開いて内部空間を外部環境であるチャンバ8内に連通することができる。また、本実施形態のインジケータ手段26は、滅菌工程の高温に耐え、内部空間と外部環境との差圧に応じて可逆的に形状が変化するゴム、プラスチックあるいは金属等の弾性材料で膜状あるいは薄板状に形成された指標部材27を備え、この指標部材27を防水キャップ22の本体部22aに密封して固定してある。インジケータ手段26がこのような指標部材27を有することにより、繰返し使用に耐えると共に、その形状の変化量から差圧の大きさを知ることも可能となる。このようなインジケータ手段26の指標部材27は、一般的に入手しやすいケイ素系あるいはフッ素系の樹脂で形成することが好ましい。
【0012】
図2は、防水キャップ22に設けられた逆止弁24とインジケータ手段26とのそれぞれの作動状態を示す。
図2の(A)に示すように、防水キャップ22をコネクタ部18の連通手段20に取付けた滅菌開始前の初期状態では、チャンバ8内の圧力すなわち内視鏡10の外部環境が内視鏡10の内部空間と等しく、したがって、逆止弁24はばね25の付勢力により、閉じた状態に保持され、インジケータ手段26は指標部材27の平坦な外観を維持する。そして、チャンバ8内が減圧されて陰圧となると、内視鏡10の内部空間よりも低圧となり、図2の(B)に示すように、逆止弁24はばね25の付勢力に抗して開く。内視鏡10の内部空間がこの逆止弁24を介してチャンバ8と連通するため、内視鏡10の内部空間とチャンバ8とに差圧が形成されず、したがってインジケータ手段26は指標部材27の平坦状の外観を維持する。
【0013】
滅菌が終了し、チャンバ8内が正圧すなわち外気圧状態に戻ると、逆止弁24は、ばね25により閉じた状態を保持され、内視鏡10の内部空間は陰圧の状態が保持される。これにより、内視鏡の内部空間とチャンバ8とに差圧が形成され、インジケータ手段26の指標部材27は、図2の(C)に示すように、連通手段20側すなわち内視鏡10の内部空間側に突出した凹状の外観を形成する。仮に、外装がいずれかの部位で破損し、気密あるいは液密状態を保つことができない状態にあると、その破損部位から内視鏡10の内部空間内に外気が流入する。内視鏡10の内部空間とチャンバ8との差圧が解消され、これにより、指標部材27は図2の(A)に示す平坦状の外観に戻る。
【0014】
なお、このような逆止弁24およびインジケータ手段26は、上述のように防水キャップ22に設けることに代え、その少なくとも一方を内視鏡10側に設けることも可能である。
図3は、逆止弁24とインジケータ手段26とを内視鏡10の本体の一部であるコネクタ部18に設けた例を示す。この実施形態では、逆止弁24およびインジケータ手段26がそれぞれ例えばOリング等のシール材を介して取付けられており、破損した場合でも、工具を用いて簡単かつ短時間で交換することができる。
【0015】
図4は、このような内視鏡装置を高圧蒸気滅菌機を用いて洗浄滅菌する工程の一例を示す。
準備工程(ステップS1)では、内視鏡10のコネクタ部18に設けられた連通手段20に防水キャップ22を取付け、先端部14aの開口部を密封した状態で図1に示すチャンバ8内に設置する。内視鏡10を滅菌した後もその滅菌状態を維持して保管する場合には、内視鏡装置を滅菌パックや滅菌ケースに収納した包装状態でこのチャンバ8内設置する。図1に示す実施形態では、一般にピールパックと呼ばれる紙や透明樹脂シートなどで形成された滅菌保持パック6がチャンバ8内に装着されており、防水キャップ22等で内部空間を密閉した内視鏡10の全体がこの滅菌保持パック6内に封入される。
【0016】
前真空工程(ステップS2)では、チャンバ8の内部を陰圧(例えば−0.08MPa)にする。これにより、逆止弁24が開き、内視鏡10の内部空間とチャンバ8内との圧力が平衡され、差圧は形成されない。内視鏡10の先端部14aに設けられたゴムなどが膨れて破損してしまうことはない。インジケータ手段26は指標部材27の平坦な状態を保持する。
【0017】
この後、高圧蒸気の給蒸を開始して滅菌工程(ステップS3)が始まる。チャンバ8内に高圧蒸気が給蒸されると、チャンバ8内の圧力が、内視鏡10の内部空間の圧力よりも上昇するため、逆止弁24が閉じ、内視鏡10の内部空間がチャンバ8から遮断される。内視鏡10の内部空間内にはガスや水蒸気が浸入することはなく、したがって内部の構造物を損傷させることもない。このとき、内視鏡10の内部空間とチャンバ8とに差圧が形成され、インジケータ手段26の指標部材27は、内側に引張られ、図2の(C)に示す凹状の外観を形成する。
【0018】
滅菌を終えた後、内視鏡10は真空乾燥工程(ステップS4)で乾燥される。チャンバ8内は真空状態にされ、このときのチャンバ8内の圧力が内視鏡10の内部空間よりも圧力が低い場合は、再度逆止弁24が開き、チャンバ8内の圧力と平衡される。これにより、この真空乾燥工程でも、先端部14aに設けられたゴム等が膨れて破損することを防止する。そして、真空乾燥を終えて滅菌工程を完了した(ステップS5)後、内視鏡10は滅菌保持パック6と共に、チャンバ8から取り出される。
【0019】
チャンバ8から取出された状態の内視鏡10の外部環境は、内部空間よりも高い外気圧が作用するため、逆止弁24が閉じた状態を維持する。このため、内視鏡10の外装が損傷してない状態では、内部空間と外部環境との間に差圧が形成され、したがってインジケータ手段26の指標部材27は図2の(C)に示すように内側に凹状に湾曲した状態を保持する。一方、内視鏡10の外装が損傷している場合は、その損傷部から空気が浸入するため、内部空間と外部環境とが圧力平衡され、差圧が解消される。この場合は、図2の(A)に示すように、指標部材276は平坦な状態となる。
【0020】
このように、例えば高圧蒸気滅菌された内視鏡10は、内部空間を外部環境に連通する連通手段20を防水キャップ22で密閉され、内部空間が外部環境よりも低圧に保持される。内視鏡10の外装が内部空間を外部環境から確実に遮断している場合は、時間経過後も内部空間の低圧が維持され、これをインジケータ手段26の指標部材27が凹設された状態にあることから確認することができる。一方、この指標部材27が平坦な状態にある場合は、内視鏡の外装が損傷している可能性のあることを示す。
【0021】
したがって、作業者は、インジケータ手段26の指標部材27が内側に凹設された状態にあるか、あるいは平坦な状態にあるか、目視で容易に確認することができる。特に、滅菌保持パックが透明樹脂シートで形成されている場合には、この滅菌保持パック6を開くことなく、インジケータ手段26の外観を目視で判別し、内視鏡の外装の破損の有無を目視で簡単かつ確実に確認することができる。外装の損傷を発見した場合には、必要な修理を施した後、再度使用することもできる。
【0022】
図5は、他の実施形態によるインジケータ手段26Aを示す。
このインジケータ手段26Aは、比較的硬質のベース部材28に取付けられた弾性膜状の指標部材27と、この指標部材27の近部に設けられた透明材製の指標窓30とを備える。更に、このベース部材28には、内視鏡10の内部空間側で指標部材27と指標窓30との間の位置で、レバー32の中間軸33を回動自在に取付けてある。このレバー32は、中間軸33を中心としてベース部材28から離隔する側に屈曲した2つの脚部32a,32bを有し、ばね34により、一方の脚部32a側を指標部材27に押圧される。また、指標窓30に近接する他方の脚部32bには、例えば蛍光色等の目視で判別しやすい色に着色したマーカを形成してある。
【0023】
図5の(A)に示すように、内視鏡10の内部空間が外部環境と圧力平衡にある状態では、平坦な状態の指標部材27に、レバー32の一方の脚部32aが押圧されている。このため、レバー32の他方の脚部32bは指標窓30から離隔し、この脚部32bに形成されたマーカを視認することはできない。作業者は、内視鏡の外装が破損している可能性があると、判断することができる。
【0024】
一方、内視鏡10の内部空間が外部環境よりも低い圧力に保たれている場合は、図5の(B)に示すように、弾性膜30が内視鏡10の内部空間側に引き寄せられ、凹設された状態となる。一方の脚部32aをばね34により指標部材27側に押さえつけられているレバー32が、指標部材27の形状変化量に応じて、中間軸33を中心に回転する。これにより、レバー32の他方の脚部32bが指標窓30に近接し、この指標窓30を通してマーカを識別することができるようになる。これによって、作業者は内視鏡外装に破損がないことの判別が容易にできる。
【0025】
この実施形態では、インジケータ手段26Aが形状が変化する指標部材27と色彩が変化する指標窓30とを備えるため、指標部材27の外観に加え、これに隣接する指標窓30を通じた着色マーカによっても内視鏡の外装の損傷の有無を確認することができる。
【0026】
したがって、この実施形態においても上述の実施形態と同様に、滅菌後の内視鏡の水漏れの破損の有無を目視で簡単に確認でき、作業者の負荷を低減するだけでなく、内視鏡の滅菌状態を保持するためにピールパックなどに封入して滅菌処理をした場合も、パックを開封せず外から目視で内視鏡の故障を極めて簡単に確認することができる。
【0027】
上述のようなインジケータ手段26Aを設けるベース部材28は、上述の実施形態における防水キャップ22の本体部22aあるいはコネクタ部18の外皮等であってもよく、目視に適した適宜の部位に設けることが可能である。また、インジケータ手段26Aの指標窓30が視認できるものであれば、指標部材27の外観は視認できないものであってもよい。
【0028】
なお、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形あるいは変更が可能なことは明らかであり、更に、少なくとも以下に示す特徴事項が得られる。
<付記項>
1) 内視鏡の外装に設けられ、前記内視鏡の外部が陰圧になった時のみ、内部と外部を連通する弁を有し、外部が常圧以上においては前記内視鏡の内部空間を密封可能に形成された逆止弁手段と、
前記内視鏡の内部と外部を連通する手段と、その連通手段を閉鎖して前記内視鏡の外装の一部をなし、前記内視鏡の内部空間を密封可能に形成された密封手段と、
前記逆止弁手段と前記密封手段によって密封された前記内視鏡の内部圧力の状態に応じて、弾性変形することで、その外観的形状が変化する弾性材料からなる前記内視鏡の外装に設けられたインジケーター手段と、
を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
【0029】
2) 前記インジケーター手段を前記密封手段に設け、前記密封手段を前記内視鏡から着脱自在に構成したことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0030】
3) 前記密封手段は、前記内視鏡を洗滌や滅菌作業等を行なう際に前記連通手段の開口を覆うように取り付けられる防水キャップであることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡装置。
【0031】
【発明の効果】
以上明らかなように、本発明の内視鏡装置によると、内視鏡の滅菌状態を維持したまま外装の状態を簡単かつ確実に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態による内視鏡装置を高圧蒸気滅菌機のチャンバ内に配置した状態の説明図。
【図2】図1の内視鏡装置の逆止弁とインジケータ手段との作動状態を示す説明図。
【図3】内視鏡に逆止弁とインジケータ手段とを設けた実施形態の説明図。
【図4】図1の高圧蒸気滅菌機における作業手順の一例を示す流れ図。
【図5】他の実施形態におけるインジケータ手段を示し、(A)は内視鏡の内部空間と外部環境とに差圧が形成されてない状態の図、(B)は差圧が形成された状態の図。
【符号の説明】
10…内視鏡、20…連通手段、22…防水キャップ、24…逆止弁、26…インジケータ手段。
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡装置に関し、特に、内視鏡の内部空間を密封可能な内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、高圧蒸気滅菌を施した内視鏡は、実際に使用する前に、内部空間の密封状態を保持する外装が破損していないことを確認することが望ましい。外装が破損した状態の内視鏡を用いると、内視鏡内部に浸水し、大修理を必要とする破損を引起す可能性があるためである。このような外装の破損を確認するためには、内視鏡内に加圧空気を送込み、水中で気泡の発生の有無を確認するか、あるいは、内視鏡内の圧力変化を経時的に観察する方法がある。
【0003】
また、内視鏡の外装に用いられているゴム等の弾性部材が、滅菌装置内に形成される陰圧で損傷するのを防止すると共に、内部に流入するガスや水蒸気による内部構造物の劣化を防止するために、逆止弁を装備することも行われている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−60791公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、滅菌を施した内視鏡は、例えばピールパックと称される滅菌保持パック等に収納され、その滅菌状態を確実に保持されている。そして、上述のような方法で内視鏡の外装の破損の有無を確認するためには、このような滅菌保持パックを開封した後、内視鏡内に加圧空気を送込む必要がある。このため、内視鏡の滅菌状態が維持されなくなる。
また、逆止弁を装備することにより、ガスや水蒸気が内視鏡内に流入するのを抑制するものであっても、実際に使用する前には、外装の状態をチェックする必要があり、この場合も、滅菌状態が維持されなくなる。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、滅菌状態を維持したまま外装の状態を簡単かつ確実に確認することのできる内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の内視鏡は、外装を通して外部に開口し、内部空間を外部環境に連通する連通手段が設けられた内視鏡と、前記連通手段を閉鎖したときにこの内視鏡の外装の一部を形成し、前記内視鏡の内部空間を外部環境から密閉する密封手段と、この内視鏡の内部空間と外部環境との差圧に応じて、外観を変化させるインジケータ手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この内視鏡装置によると、例えば高圧蒸気滅菌された内視鏡は、内部空間を外部環境に連通する連通手段を密封手段で密閉され、内部空間が外部環境と異なる圧力で保持される。内視鏡の外装が内部空間を外部環境から確実に遮断している場合は、時間経過後も内部空間と外部環境との差圧が維持され、この差圧をインジケータ手段を介して確認することができる。一方、インジケータ手段が内視鏡の内部空間と外部環境とに差圧がないことを表示している場合は、内視鏡の外装が損傷している可能性のあることを示す。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1から図4は、本発明の好ましい実施形態による内視鏡装置を示す。
図1に、高圧蒸気滅菌装置のチャンバ8内に配置した状態で示すように、本実施形態の内視鏡装置は、医療用内視鏡10を備える。この内視鏡10は操作部12から、長尺の挿入部14を延出させ、この挿入部14の先端に設けた先端部14aを通じて体内の所要部位の観察を行うことができる。また、この操作部12には、ライトガイドケーブル16が接続され、このライトガイドケーブル14の先端に設けたコネクタ部18を介して、図示しない光源装置から照明光等の供給を受ける。
【0009】
本実施形態では、このコネクタ部18に、内視鏡の内部空間を外部環境に連通する連通手段20を形成してある。このような連通手段20は、外装としてのコネクタ部18のハウジング部18aを通して外部に開口する、例えば送気口金あるいは送水口金等で形成される。なお、このような送気口金あるいは送水口金に連通する送気路あるいは送水路は、後述するように滅菌する際に、先端部14aに開口する送気口あるいは送水口等を図示しない適宜の手段で密閉しておくことが好ましい。
【0010】
更に、本実施形態の内視鏡装置は、連通手段20を閉鎖する密封手段として防水キャップ22を備える。この防水キャップ22は、コネクタ部18に着脱自在に形成した本体部22aを有し、連通手段20を閉鎖したときに、外装すなわちこの内視鏡の外皮の一部をなし、内視鏡10の内部空間を外部環境から密閉する。これにより、後述する滅菌工程で内視鏡10の内部にガスあるいは蒸気が入るのを防止する。
【0011】
本実施形態の防水キャップ22は、本体部22aに、内視鏡10の内部空間から外部環境への流通を可能としかつ逆方向の流通を阻止する逆止弁24と、内視鏡10の内部空間と外部環境との差圧に応じて外観を変化させるインジケータ手段26とを設けてある。本実施形態の逆止弁24は、ばね25で閉方向に付勢されており、高圧蒸気滅菌機のチャンバ8内の圧力が陰圧すなわち内視鏡10の内部空間よりも低圧になったときに開いて内部空間を外部環境であるチャンバ8内に連通することができる。また、本実施形態のインジケータ手段26は、滅菌工程の高温に耐え、内部空間と外部環境との差圧に応じて可逆的に形状が変化するゴム、プラスチックあるいは金属等の弾性材料で膜状あるいは薄板状に形成された指標部材27を備え、この指標部材27を防水キャップ22の本体部22aに密封して固定してある。インジケータ手段26がこのような指標部材27を有することにより、繰返し使用に耐えると共に、その形状の変化量から差圧の大きさを知ることも可能となる。このようなインジケータ手段26の指標部材27は、一般的に入手しやすいケイ素系あるいはフッ素系の樹脂で形成することが好ましい。
【0012】
図2は、防水キャップ22に設けられた逆止弁24とインジケータ手段26とのそれぞれの作動状態を示す。
図2の(A)に示すように、防水キャップ22をコネクタ部18の連通手段20に取付けた滅菌開始前の初期状態では、チャンバ8内の圧力すなわち内視鏡10の外部環境が内視鏡10の内部空間と等しく、したがって、逆止弁24はばね25の付勢力により、閉じた状態に保持され、インジケータ手段26は指標部材27の平坦な外観を維持する。そして、チャンバ8内が減圧されて陰圧となると、内視鏡10の内部空間よりも低圧となり、図2の(B)に示すように、逆止弁24はばね25の付勢力に抗して開く。内視鏡10の内部空間がこの逆止弁24を介してチャンバ8と連通するため、内視鏡10の内部空間とチャンバ8とに差圧が形成されず、したがってインジケータ手段26は指標部材27の平坦状の外観を維持する。
【0013】
滅菌が終了し、チャンバ8内が正圧すなわち外気圧状態に戻ると、逆止弁24は、ばね25により閉じた状態を保持され、内視鏡10の内部空間は陰圧の状態が保持される。これにより、内視鏡の内部空間とチャンバ8とに差圧が形成され、インジケータ手段26の指標部材27は、図2の(C)に示すように、連通手段20側すなわち内視鏡10の内部空間側に突出した凹状の外観を形成する。仮に、外装がいずれかの部位で破損し、気密あるいは液密状態を保つことができない状態にあると、その破損部位から内視鏡10の内部空間内に外気が流入する。内視鏡10の内部空間とチャンバ8との差圧が解消され、これにより、指標部材27は図2の(A)に示す平坦状の外観に戻る。
【0014】
なお、このような逆止弁24およびインジケータ手段26は、上述のように防水キャップ22に設けることに代え、その少なくとも一方を内視鏡10側に設けることも可能である。
図3は、逆止弁24とインジケータ手段26とを内視鏡10の本体の一部であるコネクタ部18に設けた例を示す。この実施形態では、逆止弁24およびインジケータ手段26がそれぞれ例えばOリング等のシール材を介して取付けられており、破損した場合でも、工具を用いて簡単かつ短時間で交換することができる。
【0015】
図4は、このような内視鏡装置を高圧蒸気滅菌機を用いて洗浄滅菌する工程の一例を示す。
準備工程(ステップS1)では、内視鏡10のコネクタ部18に設けられた連通手段20に防水キャップ22を取付け、先端部14aの開口部を密封した状態で図1に示すチャンバ8内に設置する。内視鏡10を滅菌した後もその滅菌状態を維持して保管する場合には、内視鏡装置を滅菌パックや滅菌ケースに収納した包装状態でこのチャンバ8内設置する。図1に示す実施形態では、一般にピールパックと呼ばれる紙や透明樹脂シートなどで形成された滅菌保持パック6がチャンバ8内に装着されており、防水キャップ22等で内部空間を密閉した内視鏡10の全体がこの滅菌保持パック6内に封入される。
【0016】
前真空工程(ステップS2)では、チャンバ8の内部を陰圧(例えば−0.08MPa)にする。これにより、逆止弁24が開き、内視鏡10の内部空間とチャンバ8内との圧力が平衡され、差圧は形成されない。内視鏡10の先端部14aに設けられたゴムなどが膨れて破損してしまうことはない。インジケータ手段26は指標部材27の平坦な状態を保持する。
【0017】
この後、高圧蒸気の給蒸を開始して滅菌工程(ステップS3)が始まる。チャンバ8内に高圧蒸気が給蒸されると、チャンバ8内の圧力が、内視鏡10の内部空間の圧力よりも上昇するため、逆止弁24が閉じ、内視鏡10の内部空間がチャンバ8から遮断される。内視鏡10の内部空間内にはガスや水蒸気が浸入することはなく、したがって内部の構造物を損傷させることもない。このとき、内視鏡10の内部空間とチャンバ8とに差圧が形成され、インジケータ手段26の指標部材27は、内側に引張られ、図2の(C)に示す凹状の外観を形成する。
【0018】
滅菌を終えた後、内視鏡10は真空乾燥工程(ステップS4)で乾燥される。チャンバ8内は真空状態にされ、このときのチャンバ8内の圧力が内視鏡10の内部空間よりも圧力が低い場合は、再度逆止弁24が開き、チャンバ8内の圧力と平衡される。これにより、この真空乾燥工程でも、先端部14aに設けられたゴム等が膨れて破損することを防止する。そして、真空乾燥を終えて滅菌工程を完了した(ステップS5)後、内視鏡10は滅菌保持パック6と共に、チャンバ8から取り出される。
【0019】
チャンバ8から取出された状態の内視鏡10の外部環境は、内部空間よりも高い外気圧が作用するため、逆止弁24が閉じた状態を維持する。このため、内視鏡10の外装が損傷してない状態では、内部空間と外部環境との間に差圧が形成され、したがってインジケータ手段26の指標部材27は図2の(C)に示すように内側に凹状に湾曲した状態を保持する。一方、内視鏡10の外装が損傷している場合は、その損傷部から空気が浸入するため、内部空間と外部環境とが圧力平衡され、差圧が解消される。この場合は、図2の(A)に示すように、指標部材276は平坦な状態となる。
【0020】
このように、例えば高圧蒸気滅菌された内視鏡10は、内部空間を外部環境に連通する連通手段20を防水キャップ22で密閉され、内部空間が外部環境よりも低圧に保持される。内視鏡10の外装が内部空間を外部環境から確実に遮断している場合は、時間経過後も内部空間の低圧が維持され、これをインジケータ手段26の指標部材27が凹設された状態にあることから確認することができる。一方、この指標部材27が平坦な状態にある場合は、内視鏡の外装が損傷している可能性のあることを示す。
【0021】
したがって、作業者は、インジケータ手段26の指標部材27が内側に凹設された状態にあるか、あるいは平坦な状態にあるか、目視で容易に確認することができる。特に、滅菌保持パックが透明樹脂シートで形成されている場合には、この滅菌保持パック6を開くことなく、インジケータ手段26の外観を目視で判別し、内視鏡の外装の破損の有無を目視で簡単かつ確実に確認することができる。外装の損傷を発見した場合には、必要な修理を施した後、再度使用することもできる。
【0022】
図5は、他の実施形態によるインジケータ手段26Aを示す。
このインジケータ手段26Aは、比較的硬質のベース部材28に取付けられた弾性膜状の指標部材27と、この指標部材27の近部に設けられた透明材製の指標窓30とを備える。更に、このベース部材28には、内視鏡10の内部空間側で指標部材27と指標窓30との間の位置で、レバー32の中間軸33を回動自在に取付けてある。このレバー32は、中間軸33を中心としてベース部材28から離隔する側に屈曲した2つの脚部32a,32bを有し、ばね34により、一方の脚部32a側を指標部材27に押圧される。また、指標窓30に近接する他方の脚部32bには、例えば蛍光色等の目視で判別しやすい色に着色したマーカを形成してある。
【0023】
図5の(A)に示すように、内視鏡10の内部空間が外部環境と圧力平衡にある状態では、平坦な状態の指標部材27に、レバー32の一方の脚部32aが押圧されている。このため、レバー32の他方の脚部32bは指標窓30から離隔し、この脚部32bに形成されたマーカを視認することはできない。作業者は、内視鏡の外装が破損している可能性があると、判断することができる。
【0024】
一方、内視鏡10の内部空間が外部環境よりも低い圧力に保たれている場合は、図5の(B)に示すように、弾性膜30が内視鏡10の内部空間側に引き寄せられ、凹設された状態となる。一方の脚部32aをばね34により指標部材27側に押さえつけられているレバー32が、指標部材27の形状変化量に応じて、中間軸33を中心に回転する。これにより、レバー32の他方の脚部32bが指標窓30に近接し、この指標窓30を通してマーカを識別することができるようになる。これによって、作業者は内視鏡外装に破損がないことの判別が容易にできる。
【0025】
この実施形態では、インジケータ手段26Aが形状が変化する指標部材27と色彩が変化する指標窓30とを備えるため、指標部材27の外観に加え、これに隣接する指標窓30を通じた着色マーカによっても内視鏡の外装の損傷の有無を確認することができる。
【0026】
したがって、この実施形態においても上述の実施形態と同様に、滅菌後の内視鏡の水漏れの破損の有無を目視で簡単に確認でき、作業者の負荷を低減するだけでなく、内視鏡の滅菌状態を保持するためにピールパックなどに封入して滅菌処理をした場合も、パックを開封せず外から目視で内視鏡の故障を極めて簡単に確認することができる。
【0027】
上述のようなインジケータ手段26Aを設けるベース部材28は、上述の実施形態における防水キャップ22の本体部22aあるいはコネクタ部18の外皮等であってもよく、目視に適した適宜の部位に設けることが可能である。また、インジケータ手段26Aの指標窓30が視認できるものであれば、指標部材27の外観は視認できないものであってもよい。
【0028】
なお、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形あるいは変更が可能なことは明らかであり、更に、少なくとも以下に示す特徴事項が得られる。
<付記項>
1) 内視鏡の外装に設けられ、前記内視鏡の外部が陰圧になった時のみ、内部と外部を連通する弁を有し、外部が常圧以上においては前記内視鏡の内部空間を密封可能に形成された逆止弁手段と、
前記内視鏡の内部と外部を連通する手段と、その連通手段を閉鎖して前記内視鏡の外装の一部をなし、前記内視鏡の内部空間を密封可能に形成された密封手段と、
前記逆止弁手段と前記密封手段によって密封された前記内視鏡の内部圧力の状態に応じて、弾性変形することで、その外観的形状が変化する弾性材料からなる前記内視鏡の外装に設けられたインジケーター手段と、
を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
【0029】
2) 前記インジケーター手段を前記密封手段に設け、前記密封手段を前記内視鏡から着脱自在に構成したことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0030】
3) 前記密封手段は、前記内視鏡を洗滌や滅菌作業等を行なう際に前記連通手段の開口を覆うように取り付けられる防水キャップであることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡装置。
【0031】
【発明の効果】
以上明らかなように、本発明の内視鏡装置によると、内視鏡の滅菌状態を維持したまま外装の状態を簡単かつ確実に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態による内視鏡装置を高圧蒸気滅菌機のチャンバ内に配置した状態の説明図。
【図2】図1の内視鏡装置の逆止弁とインジケータ手段との作動状態を示す説明図。
【図3】内視鏡に逆止弁とインジケータ手段とを設けた実施形態の説明図。
【図4】図1の高圧蒸気滅菌機における作業手順の一例を示す流れ図。
【図5】他の実施形態におけるインジケータ手段を示し、(A)は内視鏡の内部空間と外部環境とに差圧が形成されてない状態の図、(B)は差圧が形成された状態の図。
【符号の説明】
10…内視鏡、20…連通手段、22…防水キャップ、24…逆止弁、26…インジケータ手段。
Claims (6)
- 外装を通して外部に開口し、内部空間を外部環境に連通する連通手段が設けられた内視鏡と、
前記連通手段を閉鎖したときにこの内視鏡の外装の一部を形成し、前記内視鏡の内部空間を外部環境から密閉する密封手段と、
この内視鏡の内部空間と外部環境との差圧に応じて、外観を変化させるインジケータ手段と、を備えることを特徴とする内視鏡装置。 - 前記内視鏡の内部空間から外部環境への流通を可能としかつ逆方向の流通を阻止する逆止弁を備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
- 前記密封手段は、内視鏡に対して着脱自在に形成され、前記インジケータ手段がこの密封手段に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡装置。
- 前記密封手段は、蒸気を用いて内視鏡を滅菌するときに、内視鏡の外側から前記連通手段に覆わせて取付けられる防水キャップで形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の内視鏡装置。
- 前記インジケータ手段は、内部空間と外部環境との差圧に応じて形状が変化する指標部材を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
- 前記インジケータ手段は、内部空間と外部環境との差圧に応じて色彩が変化する指標窓を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の内視鏡装置。
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-
2003
- 2003-05-28 JP JP2003151095A patent/JP2004350853A/ja active Pending
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