JP2001045646A - ディジタル保護継電器 - Google Patents

ディジタル保護継電器

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JP2001045646A
JP2001045646A JP11213194A JP21319499A JP2001045646A JP 2001045646 A JP2001045646 A JP 2001045646A JP 11213194 A JP11213194 A JP 11213194A JP 21319499 A JP21319499 A JP 21319499A JP 2001045646 A JP2001045646 A JP 2001045646A
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protection relay
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Masamichi Saga
正道 嵯峨
Itsuo Shudo
逸生 首藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H47/00Circuit arrangements not adapted to a particular application of the relay and designed to obtain desired operating characteristics or to provide energising current
    • H01H47/02Circuit arrangements not adapted to a particular application of the relay and designed to obtain desired operating characteristics or to provide energising current for modifying the operation of the relay
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/006Calibration or setting of parameters

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 時刻基準信号の入力回路を調整しなくてもよ
いようにし、かつ部品点数を少なくする。 【解決手段】 時刻基準信号T1を外部入力絶縁手段1
にて入力し、全波整流手段2及び平滑化手段3を介して
波形T3としたものをA/D変換器4にて変換し、この
変換して得た値をCPU6上のソフトウェアで、ある一
定の閾値との比較により、HレベルとLレベルの判別を
行なう。この際LレベルからHレベルに変わった時を基
準としてHレベルの継続時間により符号「0」,
「1」,「P」を夫々識別して時刻コードを得るように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル保護継電
器における時刻基準信号のデコードに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル保護継電器では、電力系統の
状態変化を検出し、遮断器をトリップさせるかどうかを
判断すると共に、その状態変化の情報に正確な発生時刻
をつけて記録する目的から、ディジタル保護継電器の外
部から時刻基準信号を導入し、内部時計の時刻同期を取
っている。
【0003】その時刻基準信号の一例として、IRIG
信号がある。IRIG信号はシリアルコードで時刻デー
タを送り、キャリアの立ち上がりとフレームの先頭のタ
イミングで精密な時刻の更新タイミングを伝達する。I
RIG信号は振幅変調信号であり、振幅の大きい時と振
幅の小さい時のレベル比は3.3:1と規定されている
が、具体的な電圧レベルや波形の定義はない。
【0004】ここでは、振幅が大きい時の波形をVH、
小さい時の波形をVLと呼ぶ。VLからVHに変わった
ときを基準にしてVHとVLの継続時間比率が5:5の
とき「1」を、2:8のとき「0」を表す。8:2のと
きは時刻フレームの基準となるマーカー符号「P」を表
し、「P」が2回続いたとき時刻フレームの先頭とな
る。
【0005】IRIG信号には時刻スケールによってい
くつかの種類があるが、キャリア信号1kHz、時刻フ
レーム1秒のIRIG−B信号が比較的広く使用されて
いる。図6はIRIG−Bの信号の符号「0」の波形イ
メージ、図7は符号「1」の波形イメージ、図8は符号
「P」の波形イメージである。
【0006】以上により、IRIG信号から時刻データ
をデコードするためにはVHとVLのレベル判定を行な
い、VHもしくはVLの継続時間から「0」/「1」の
バイナリデータを判別・抽出する必要がある。
【0007】図9は従来のディジタル保護継電器におけ
るIRIG信号取り込みからデコードまでのブロック図
であり、図10は図9におけるT1からT6までの信号
の関係図である。IRIG信号T1を外部入力絶縁手段
1で受け、全波整流手段2を通すことで波形T2が得ら
れる。
【0008】T2を平滑化手段3で平滑化したT3を比
較器91によりT3を2値化し(T4)、T4の立ち上
がりでタイマー93をリセットしてスタートさせ、T4
の立ち下がりでタイマー93をストップさせることによ
りHレベル時の継続時間を測定することができ、符号判
別器94によりタイマー値の大きさから「1」符号,
「0」符号,「P」符号の判別ができる。
【0009】その結果はメモリ5にストアし、CPU6
上のソフトウェアにて時刻に変換する。「P」符号が2
回続いたときを時刻フレームの先頭として、時刻にタイ
ミングする各符号の重みは決まっており、一意に変換で
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置の場
合、比較器の閾電圧はディジタル保護継電器の製造時に
可変抵抗で調整しなくてはならないために工数がかかる
こと、又、デコードのために多くの電子部品が必要でコ
ストが高いこと等の課題がある。
【0011】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、時刻基準信号の入力回路の調整レスを実
現し、かつ、電子部品点数を削減してコスト低減を図る
ことの可能なディジタル保護継電器を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】[請求項1]に係るディ
ジタル保護継電器は、時刻基準信号をA/D変換した値
をCPU上のソフトウェアである一定の閾値との比較に
より、HレベルとLレベルの判別を行ない、Lレベルか
らHレベルに変わった時を基準としてHレベルの継続時
間により符号「0」,「1」,「P」を夫々識別して時
刻コードを得るようにしたものである。この手段によれ
ば、比較器,タイマー,タイマー値判定回路が不要とな
り、比較器の電圧調整も不要となる。
【0013】[請求項2]に係るディジタル保護継電器
は、[請求項1]において、保護リレー演算に使用する
A/D変換手段及びCPUを用いて時刻基準信号のA/
D変換と時刻コードへのデコードを行なうようにしたも
のである。この手段によれば、新規に必要となるハード
ウェアをなくすことができ、ハードウェアにかかるコス
トを削減できる。
【0014】[請求項3]に係るディジタル保護継電器
は、[請求項1]又は[請求項2]において、時刻基準
信号をA/D変換したデータからCPU上のソフトウェ
アでピーク値を算出し、そのピーク値にしたがってVH
とVLの閾値を決定し、その閾値によってHレベルとL
レベルの判定を行ない、LレベルからHレベルに変わっ
た時を基準としてHレベルの継続時間により夫々符号
「0」,「1」,「P」を識別して時刻コードを得るよ
うにしたものである。
【0015】図1に示す時刻基準信号の入力回路では、
時刻基準信号の電圧レベルが上昇するとVL時における
平滑化手段3の出力電圧も上昇してくるので、Hレベル
とLレベルを分けるための閾値が一定の場合は、入力可
能な時刻基準信号の電圧が制限される。この手段によれ
ば、時刻基準信号の電圧が高い時に閾値を大きくとり、
電圧が低い時に閾値を小さくとることができ、デコード
可能な時刻基準信号の電圧範囲を広げることができる。
【0016】[請求項4]に係るディジタル保護継電器
は、[請求項1]又は[請求項2]又は[請求項3]に
おいて、時刻基準信号をA/D変換したデータからCP
U上のソフトウェアでピーク値を算出し、そのピーク値
にしたがってVHとVLの閾値を決定し、その閾値によ
ってHレベルとLレベルの判定を行ない、Lレベルから
Hレベルに変わった時を基準としてHレベルの継続時間
により夫々符号「0」,「1」,「P」を識別して時刻
コードを得るようにしたディジタル保護継電器におい
て、時刻基準信号のキャリア周波数に対して、非同期な
サンプリング周波数で時刻基準信号をA/D変換するこ
とにより、ピーク値を算出するようにしたものである。
【0017】時刻基準信号のキャリア周波数とサンプリ
ング周波数の最大公約数が大きいとサンプリング角が広
くなってしまい、時刻基準信号のピーク値が精度よく検
出できない場合があるが、この手段によれば、その場合
にもピーク値付近をサンプリングできるようにサンプリ
ング位相がずれていくので、閾値を適切に設定すること
ができ、時刻コードのデコードの余裕度が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)([請求項
1]に対応) 図1は[請求項1]の実施の形態を示すディジタル保護
継電器の時刻基準信号デコード部で、図2は図1におけ
るT1からT3までの信号の関係図である。なお、図1
において、図9と同一機能部分については同一符号を付
して説明を省略する。本実施の形態において図9との差
異は、比較器91,エッジトリガ92,タイマー93,
符号判別器94を省略し、平滑化手段3とメモリ5との
間にA/D変換器4を設けたことである。
【0019】時刻基準信号はIRIG−Bを想定する。
IRIG−B信号(T1)を外部入力絶縁手段1で受
け、全波整流手段2にて全波整流すると波形T2とな
り、平滑化手段3を通すことでT3のようにIRIG−
B信号の振幅が大きい時の出力を一定値以上に保つこと
ができる。平滑化手段3の出力を2880Hzサンプリ
ングでA/D変換する。A/D変換値はメモリ5を介し
てCPU6に渡され、CPU6上のソフトウェアにて処
理される。
【0020】図3はソフトウェア処理のフローチャート
である。A/D変換値がある一定の閾値より大きい時H
レベル、小さい時Lレベルとして2値変換する(S1,
S2,S3)。閾値はVH時のA/D変換値がHレベ
ル、VL時のA/D変換値がLレベルとなるように選定
する。
【0021】2880HzサンプリングでA/D変換す
ると、1符号10msは28.8サンプルとなり、Lレ
ベルからHレベルに変わった時を基準にデータを区切る
と28もしくは29サンプルが得られる(S4,S
6)。ここで、各符号における28.8サンプリングの
うち閾レベルより大きいHレベルのデータの数は次のよ
うになる。
【0022】 符号「0」:2ms/10ms×28.8サンプル=
5.76サンプル。 符号「1」:5ms/10ms×28.8サンプル=1
4.4サンプル。 符号「P」:8ms/10ms×28.8サンプル=2
3.04サンプル。
【0023】したがって、Hレベルのデータ数が5ある
いは6であれば符号「0」、14あるいは15であれば
符号「1」、22から24であれば符号「P」であると
いうように符号のデコードができる(S9)。その後、
従来の形態と同様に時刻コードへの変換をすればよい。
本実施の形態によれば、製造時にハードウェア部分の調
整をする必要がなくなる。
【0024】(第2の実施の形態)([請求項2]に対
応) 図4は[請求項2]の実施の形態を示すディジタル保護
継電器の時刻基準信号デコード部である。図4におい
て、図1と同一機能部分については同一符号を付して説
明を省略する。本実施の形態の構成上の特徴点は、平滑
手段3とA/D変換器4との間にマルチプレクサ41を
設けたことである。
【0025】平滑化手段3の出力T3を、電力系統の電
気量を切り替えてA/D変換器4に入力するためのマル
チプレクサ41に導入し、保護リレー演算用のA/D変
換器4を用いてA/D変換を行なうよう構成した。A/
D変換のサンプリング周波数が高いほど、時刻の更新の
タイミング、即ち、VLからVHへの変化を精度よく検
出することができる。たとえば、1kHzでサンプリン
グした場合、サンプリング間隔は1msであり、時刻の
更新のタイミングの検出の遅れを1ms以下にできる。
【0026】ディジタル保護継電器では最低でも系統周
波数の12倍、即ち、600Hz又は720Hz以上の
サンプリング周波数で系統電気量をA/D変換してお
り、時刻同期精度上十分実用となるサンプリング周波数
を有している。本実施の形態によれば、マルチプレクサ
41の空きチャンネルに時刻基準信号を導入すること
で、時刻基準信号をデコードするために新規に必要とな
るハードウェアをなくすことができる。
【0027】(第3の実施の形態)([請求項3]に対
応) 本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形
態においてHigh/Lowレベルを分けるための閾値
を求めるために、A/D変換された時刻基準信号の最大
値を算出するようにしたものである。図5は閾値算出処
理のフローチャートである。
【0028】IRIG−B信号を全波整流した後の波形
は1kHz×2=2kHz相当の信号である。これを2
880Hzでサンプリングした時、サンプリング角は2
50°となる。360°との最大公約数が10°で、最
小公倍数の9000°(36サンプル)確保すればサン
プリング角10°相当のデータが得られるので、最大値
検出の単位サンプリング数は36サンプルとする。
【0029】又、IRIG−Bの時刻コードフォーマッ
トの後半はほとんどビット「0」であり、このビットフ
レームあたり(10ms)のhighレベルの信号は2
0%しかない。したがって10°相当のサンプリングを
目指した場合、36サンプルの少なくとも5倍(180
サンプル)は必要である。
【0030】しかし10msビットフレームと36サン
プル(12.5ms)の最小公倍数は50msで、サン
プル数にして144サンプルである。したがって180
サンプル取っても内20%はHighレベルの信号を取
れない。これによりサンプリングで得られた最大値と実
際のピーク値との位相ずれ±15°に広がる可能性があ
る。
【0031】最大値位置からのサンプリング位相ずれに
よる影響は、サンプリング波形をピーク値を振幅とする
2kHzの正弦波とみなしても、cos(15°)−1
=−3.4%となる。最大値検出のサンプリング数を3
6サンプル×16=576サンプル(200ms)、そ
の5セット(1秒)の平均を最大値とすれば、最大値の
変動を±1.7%に抑えることができる(S37)。
【0032】算出した最大値にしたがって閾値を選定す
るが、全波整流手段2や平滑化手段3の特性を考慮して
Hレベル側とLレベル側双方に十分なレベルマージンが
とれるような最大値と閾値の比率を決める。ここでは最
大値の50%を閾値として(S38)、第1の実施の形
態と同様に閾値以上のA/D変換値をHレベル、それ以
下のA/D変換値をLレベルと判定する。
【0033】2880Hzサンプリングにおいて、1符
号10msは28.8サンプルとなり、LレベルからH
レベルに変わった時を基準にデータを区切ると28もし
くは29サンプルが得られ、第1の実施の形態と同様に
Hレベルのサンプルの数により符号を判断し、従来の形
態と同様に時刻コードへの変換をすればよい。本実施の
形態によれば、時刻基準信号の電圧レベルに応じたレベ
ル判定ができるので、時刻基準信号の入力電圧範囲を広
げることができる。
【0034】(第4の実施の形態)([請求項4]に対
応) 本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態におい
て、時刻基準信号のキャリア周波数に対して非同期なサ
ンプリング周波数にて時刻基準信号をA/D変換し、時
刻基準信号の電圧の最大値をより正確に算出できるよう
にしたものである。
【0035】サンプリング周波数が2400Hzの場
合、2kHz相当の信号をサンプリングした時、サンプ
リング角は300°になり、6サンプル以上いくらサン
プリングしても60°相当のサンプリングデータにしか
ならない。これによる最大値位置からのサンプリング位
相ずれによる影響は、サンプリング波形をピーク値を振
幅とする2kHzの正弦波とみなすと、cos(30
°)−1=−13.4%となる。
【0036】ここで、サンプリング周波数が2400H
zからずれれば、最大値がより正確に検出できることに
なる。例えば、80ppmずらして2400.192H
zにすると0.5秒間で40μsずれるので、2kHz
の電気角で約29度スリップさせることができる。した
がって、サンプリングタイミングによって電圧の最大値
付近のA/D変換値が得られない場合でも、0.5秒間
のサンプルについてサーチすれば十分に最大値に近い値
を得ることができる。
【0037】又、第1の実施の形態で説明したサンプリ
ング周波数2880Hzなどの、時刻同期信号のサンプ
リング位相が10度相当という十分細かい間隔で取れる
サンプリング周波数を選んでもよい。時刻同期信号のキ
ャリア周波数の2倍に対するサンプリング角が360に
対して十分小さい最大公約数を持てば、A/D変換値の
最大値と実際の時刻同期信号の最大値の誤差は小さくな
る。本実施の形態によれば、時刻基準信号の入力レベル
の検出誤差が小さくなるので、時刻基準信号の振幅レベ
ル判定処理手段において適切な閾値を設定することがで
き、時刻基準信号のデコードの余裕度が向上する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば時
刻基準信号の入力回路の調整レスを実現でき、かつ電子
部品点数を削減してコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すディジタル保
護継電器の時刻基準信号デコード部。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示すディジタル保
護継電器における時刻基準信号取り込みからA/D変換
前までの信号関係図。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示すディジタル保
護継電器のソフトウェア処理のフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すディジタル保
護継電器の時刻基準信号デコード部。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示すディジタル保
護継電器のソフトウェア処理のフローチャート。
【図6】IRIG−B信号の符号「0」の波形イメー
ジ。
【図7】IRIG−B信号の符号「1」の波形イメー
ジ。
【図8】IRIG−B信号の符号「P」の波形イメー
ジ。
【図9】従来のディジタル保護継電器における時刻基準
信号取り込みからデコードまでのブロック図。
【図10】従来のディジタル保護継電器における時刻基
準信号取り込みからデコードまでの信号関係図。
【符号の説明】
1 外部入力絶縁手段 2 全波整流手段 3 平滑化手段 4 A/D変換器 5 メモリ 6 CPU 41 マルチプレクサ 91 比較器 92 エッジトリガ 93 タイマー 94 符号判別器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統電気量をディジタル値に変換して求
    められるリレー判定量に基づいてトリップリレーを動作
    させるための動作判定又は不動作判定を行なう保護リレ
    ー演算処理手段と、時刻基準信号を導入してディジタル
    保護継電器自身の時計を外部基準時刻に同期させる時刻
    同期手段を具備するディジタル保護継電器において、前
    記時刻同期手段は時刻基準信号を少なくとも2ビット以
    上の分解能でA/D変換し、変換後のディジタル値に対
    して時刻基準信号の振幅の大小判定を行なうことにより
    時刻コードをデコードすることを特徴とするディジタル
    保護継電器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタル保護継電器に
    おいて、前記時刻基準信号をディジタル量に変換するA
    /D変換手段として、系統電力を取り込んで保護リレー
    演算に使用するA/D変換手段を共用することを特徴と
    するディジタル保護継電器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のディジタル
    保護継電器において、前記時刻基準信号の入力電圧レベ
    ルに応じて振幅レベル判定処理手段のレベル閾値を変え
    ることを特徴とするディジタル保護継電器。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2又は請求項3記載
    のディジタル保護継電器において、前記時刻基準信号を
    A/D変換する際のサンプリング周波数として、時刻基
    準信号のキャリア周波数に対して非同期なサンプリング
    周波数を選択することを特徴とするディジタル保護継電
    器。
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