JPH09121441A - 保護継電器 - Google Patents

保護継電器

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JPH09121441A
JPH09121441A JP27769495A JP27769495A JPH09121441A JP H09121441 A JPH09121441 A JP H09121441A JP 27769495 A JP27769495 A JP 27769495A JP 27769495 A JP27769495 A JP 27769495A JP H09121441 A JPH09121441 A JP H09121441A
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JP
Japan
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circuit
relay
pulse
input
output
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Application number
JP27769495A
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English (en)
Inventor
Eiji Okada
英二 岡田
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変流器23の出力電流を補助変流器24およ
び変換抵抗25を介して電圧波形に変換して取込み、整
流回路26において整流・平滑化し、さらに増幅回路2
7において増幅した後、処理回路28において所定の閾
値と比較するようにした過電流継電器21において、整
流回路26および増幅回路27を構成する電子部品の短
絡や半田クラックなどによる異常に対する誤動作を防止
する。 【解決手段】 前記補助変流器24からの電圧波形を矩
形波回路29で整形して処理回路28のパルスカウンタ
31へ取込む。処理回路28は、前記増幅回路27から
の出力が前記閾値以上となっても、パルスカウンタ31
によって所定期間に亘ってパルスが検出されないときに
は、リレー35を駆動して警告灯を点灯するとともに、
遮断器への遮断出力を停止する。これに対して、パルス
が検出されているときには、補助リレー32を駆動して
遮断器を遮断駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短絡や過電圧に対
する過電流継電器として好適に用いられる保護継電器に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、典型的な従来技術の過電流継電
器1の電気的構成を示すブロック図である。この過電流
継電器1には、母線2に介在される変流器3の出力電流
が入力される。前記出力電流は、補助変流器4の2次側
に設けられた変換抵抗5において電圧波形に変換された
後、整流回路6に入力される。
【0003】整流回路6は、ダイオードブリッジおよび
RC積分回路などで実現され、入力電圧波形を全波整流
・平滑化して出力する。整流回路6の出力は、増幅回路
7で増幅された後、マイクロコンピュータなどで実現さ
れる処理回路8のA/Dポートに入力される。
【0004】処理回路8は、アナログ/デジタル変換器
9を内蔵して構成されており、前記A/Dポートから入
力された増幅回路7の出力を、たとえば240Hzのサ
ンプリング周波数で、8ビットのデジタル値に変換を行
う。処理回路8は、入力された前記デジタル値と、予め
定める整定電流、たとえば2Aに対応した閾値とを比較
し、閾値以上となると過電流状態であると判定し、補助
リレー10のリレーコイル11を励磁し、リレースイッ
チ12を遮断する。これによって、前記母線2に介在さ
れている図示しない遮断器が遮断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
整流回路6および増幅回路7を構成する電子部品に異
常、たとえば半導体に短絡が発生し、または半田クラッ
クが発生するなどして、これら整流回路6および増幅回
路7を構成するオペアンプ等の回路に異常が発生する
と、前記補助変流器4からの入力が僅かであるにも拘わ
らず、増幅回路7から処理回路8へ大きな出力が導出さ
れることがある。これによって、その出力のデジタル値
が前記閾値以上となると、処理回路8は誤出力を導出
し、前記遮断器が作動して停電となってしまうことにな
る。
【0006】本発明の目的は、誤動作を防止することが
できる保護継電器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る保護継電器
は、入力波形を整流回路で整流・平滑化し、さらに増幅
回路で増幅した後判定回路に入力し、該判定回路で予め
定める閾値と比較し、閾値以上となると遮断器を遮断駆
動するようにした保護継電器において、前記入力波形を
矩形波に整形する矩形波回路と、前記矩形波回路からの
パルスに応答し、予め定める時間内にパルスが検出され
ないときには、前記判定回路から遮断器への遮断出力を
阻止する阻止手段とを含むことを特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、阻止手段は、増幅回
路からの出力が閾値以上となって過電流状態を表してお
り、かつ矩形波回路からのパルスが入力されていると
き、すなわち入力波形があるときには、前記整流回路お
よび増幅回路が正常に動作しているものと判定して、判
定回路から遮断器への遮断出力を導出可能とする。これ
に対して、増幅回路からの出力が前記閾値以上となって
も、矩形波回路からのパルスが検出されないとき、すな
わち入力波形がないときには、整流回路6または増幅回
路7の少なくともいずれか一方に異常が発生しているも
のと判定し、前記遮断器への遮断出力を阻止する。した
がって、整流回路および増幅回路の異常による誤動作を
確実に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図3に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0010】図1は、本発明の実施の一形態の保護継電
器である過電流継電器21の電気的構成を示すブロック
図である。この過電流継電器21には、母線22に介在
される変流器23の出力電流が入力される。前記出力電
流は、補助変流器24の2次側に設けられた変換抵抗2
5において電圧波形に変換された後、整流回路26に入
力される。
【0011】整流回路26は、ダイオードブリッジおよ
びRC積分回路などから成り、図2(a)で示される入
力電圧波形を、全波整流・平滑化して出力する。前記整
流回路26からの出力は、増幅回路27で増幅された
後、マイクロコンピュータなどで実現される処理回路2
8のA/Dポートに入力される。
【0012】したがって、これら整流回路26および増
幅回路27によって、前記図2(a)で示される入力電
圧波形は、図2(b)で示されるようになって、処理回
路28に入力されることになる。
【0013】また、前記補助変流器24からの電圧波形
は、矩形波回路29に入力されている。この矩形波回路
29は、たとえばコンパレータと基準電圧源とを備えて
構成されており、前記図2(a)で示す入力電圧波形を
予め定める閾値V1でレベル弁別することによって、図
2(c)で示すような矩形波パルスを発生する。前記矩
形波パルスは、前記処理回路28のI/Oポートに入力
される。
【0014】判定回路であり阻止手段である処理回路2
8は、アナログ/デジタル変換器30およびパルスカウ
ンタ31を備えている。前記A/Dポートから入力され
た増幅回路27の出力は、前記アナログ/デジタル変換
器30において、たとえば240Hzのサンプリング周
波数で、8ビットのデジタル値に変換される。処理回路
28は、前記デジタル値が図2(b)において参照符V
2で示す予め定める整定電流、たとえば2Aに対応した
閾値以上となると、過電流状態であると判定する。
【0015】一方、パルスカウンタ31は、前記I/O
ポートから入力される矩形波回路29からのパルスの立
下がりをカウントしており、処理回路28は、そのカウ
ント値から、パルスが検出されているときには、前記整
流回路26および増幅回路27が正常に動作していると
判定し、これに対して予め定める時間に亘ってパルスが
検出されないときには、異常であると判定する。
【0016】したがって、処理回路28は、図2(b)
において時刻t1で示すように、増幅回路27の出力が
前記閾値V2以上となったことを判定し、さらに図2
(c)において、時刻t2で示すように、矩形波回路2
9からのパルスが入力されると、その時刻t2から、図
2(d)で示すように、補助リレー32のリレーコイル
33を励磁し、これによってリレースイッチ34が導通
して、前記母線22に介在される図示しない遮断器が遮
断する。
【0017】一方、矩形波回路29から前記予め定める
時間以上に亘ってパルスが入力されないときには、増幅
回路27の出力が閾値V2以上となっても、補助リレー
32のリレーコイル33を消磁したままとするととも
に、リレー35のリレーコイル36を励磁し、これによ
ってリレースイッチ37が導通して、警告灯などの警報
手段が駆動される。
【0018】図3は、処理回路28の上述のような動作
を説明するためのフローチャートである。この動作は、
たとえば10msec毎に行われる。ステップn1で
は、増幅回路27からアナログ/デジタル変換器30へ
の入力電圧V3のデジタル値が前記閾値V2に対応した
値以上となっているか否かが判定され、そうでないと
き、すなわち過電流の可能性のないときには他の処理へ
移り、そうであるときにはステップn2に移る。
【0019】ステップn2では、パルスカウンタ31の
カウント値が読込まれて、そのカウント値の変化の有無
からパルス入力があったか否かが判定され、そうである
ときにはステップn3において、整流回路26および増
幅回路27の正常判定が行われ、前記リレー35のリレ
ーコイル36は消磁されたままとして、ステップn4に
移る。ステップn4では、補助リレー32のリレーコイ
ル33を励磁する遮断出力が導出される。
【0020】また、前記ステップn2においてパルス入
力が検出されないときにはステップn5に移り、前記予
め定める時間の計測を行うためのカウント値Cが1だけ
加算されて更新される。ステップn6では、前記カウン
ト値Cが3となったか否かが判断され、そうであると
き、すなわち30msecに亘ってパルス入力が検出さ
れていないときにはステップn7に移り、前記リレー3
5のリレーコイル36が励磁されて警報出力が導出され
る。また、前記ステップn6において前記カウント値C
が3に到達していないときには、他の処理へ移る。
【0021】したがって、母線22を流れる交流が50
Hzであっても、20msec毎にパルスが入力される
はずであり、こうして整流回路26および増幅回路27
の異常判定を、過電流検知に要求される時間、たとえば
50msec内で行うことができる。
【0022】このように本発明に従う過電流継電器21
では、整流回路26への入力波形の有無から、該整流回
路26および増幅回路27の出力が正常であるか否かを
判定するので、これらの整流回路26および増幅回路2
7に含まれる電子部品の異常や半田クラック等によるオ
ペアンプの異常出力などによる過電流状態の誤判定を防
止することができ、判定精度を向上することができる。
【0023】なお、本発明は、変流器23の2次電流が
入力される過電流継電器に限らず、変成器から電圧波形
が入力される過電圧継電器に関しても実施することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る保護継電器は、以上のよう
に、入力波形を整流回路で整流・平滑化し、さらに増幅
回路で増幅した後判定回路に入力し、該判定回路で予め
定める閾値と比較し、閾値以上となると遮断器を遮断駆
動するようにした保護継電器において、入力波形を整形
して得られる矩形波パルスが予め定める時間に亘って検
出されないときには、遮断器への遮断出力を阻止する。
【0025】それゆえ、簡単な矩形波回路およびソフト
ウエアの追加によって、整流回路および増幅回路を構成
する電子部品の短絡や半田クラックなどによる異常によ
って、入力波形がないにも拘らず、増幅回路から閾値以
上の出力が導出されて遮断器が不所望に誤動作してしま
うことを防止することができ、過電流などの判定精度を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の過電流継電器の電気的
構成を示すブロック図である。
【図2】前記過電流継電器の動作を説明するための波形
図である。
【図3】前記過電流継電器における処理回路の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図4】典型的な従来技術の過電流継電器の電気的構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 過電流継電器(保護継電器) 22 母線 23 変流器 24 補助変流器 25 変換抵抗 26 整流回路 27 増幅回路 28 処理回路(判定回路、阻止手段) 29 矩形波回路 30 アナログ/デジタル変換器 31 パルスカウンタ 32 補助リレー 35 リレー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力波形を整流回路で整流・平滑化し、さ
    らに増幅回路で増幅した後判定回路に入力し、該判定回
    路で予め定める閾値と比較し、閾値以上となると遮断器
    を遮断駆動するようにした保護継電器において、 前記入力波形を矩形波に整形する矩形波回路と、 前記矩形波回路からのパルスに応答し、予め定める時間
    内にパルスが検出されないときには、前記判定回路から
    遮断器への遮断出力を阻止する阻止手段とを含むことを
    特徴とする保護継電器。
JP27769495A 1995-10-25 1995-10-25 保護継電器 Pending JPH09121441A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27769495A JPH09121441A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 保護継電器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27769495A JPH09121441A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 保護継電器

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JPH09121441A true JPH09121441A (ja) 1997-05-06

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ID=17587009

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JP27769495A Pending JPH09121441A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 保護継電器

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JP (1) JPH09121441A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382659B1 (ko) * 1999-07-28 2003-05-09 가부시끼가이샤 도시바 디지털 보호 계전기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382659B1 (ko) * 1999-07-28 2003-05-09 가부시끼가이샤 도시바 디지털 보호 계전기

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