JP2001045379A - 画像処理装置および方法 - Google Patents
画像処理装置および方法Info
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Abstract
うにする。 【解決手段】 受光部51に入射された赤外光は、タイ
ミングジェネレータから供給されるリセットパルスに同
期して光電変換され、タイミングジェネレータから供給
される受光部転送パルスに同期して増幅部52に出力さ
れる。増幅部52に入力された信号は、タイミングジェ
ネレータから供給される増幅部駆動パルスに同期して、
後段の装置での処理に必要なレベルにまで増幅され、演
算部53に出力される。演算部53に入力された信号
は、記憶部61に一時記憶され、比較部62より2値化
信号として、演算制御部からの演算選択信号により指定
された所定の演算が施され、出力部54に出力される。
出力部54に入力された信号は、水平走査回路からの選
択信号に同期して、共通信号線42を介して画素信号と
して出力される。
Description
び方法に関し、特に、撮像する被写体からの光を受光す
る素子毎に、受光した光を光電変換して得られた信号を
所定の規則で演算し、リアルタイムで画像信号を演算処
理できるようにした画像処理装置および方法に関する。
る。この技術は、例えば、画像信号を演算することによ
って、被写体の立体画像を求める場合に利用される。
Coupled Device)のような撮像素子を用いるとき、演算
に必要な複数の信号を得るのに、繰り返し被写体を撮像
し、それらをフレームメモリのような記憶装置に蓄積し
た後、その蓄積された信号を読み出して実行されてい
た。
方法および装置として、特公平6-25653号公報に示され
るような「非走査型撮像素子」も考えられている。
し被写体を撮像する時、1回の撮像に、例えば、33.3ms
ecまたは16.6msecの時間を要することになるので、この
撮像に要する時間が上限となり、それ以上高速で画像情
報の演算結果を得ることができないという課題があっ
た。
撮像をしなければ演算結果が得られないので、リアルタ
イムで演算結果が得られないという課題があった。
走査型撮像素子の場合、撮像素子上に並んだ各画素の出
力を独立して扱うため、各画素からの出力信号線を共通
化することができず、さらに各画素に対する記憶手段が
素子内に持たされていないので、各画素が独立に動作す
るという「非走査型」の特徴を失い、リアルタイムでの
処理ができないという課題があった。
ものであり、撮像する被写体からの光を受光する素子毎
に、受光した光を光電変換して得られた画像信号を所定
の規則に従ってリアルタイムで演算させるようにするも
のである。
理装置は、光学エリアの各素子毎に入射する光を受光
し、光電変換する受光手段と、各素子毎に受光手段で光
電変換された信号を所定の規則で演算する演算手段と、
各素子毎に演算手段の演算結果を出力する出力手段と、
複数の素子毎に出力手段より演算結果が出力されるタイ
ミングを調整するタイミング調整手段とを含むことを特
徴とする。
タイミングの複数の信号を、逐次記憶する記憶手段をさ
らに設けることができる。
れた複数の信号を組み合わせて比較演算を実行させるこ
とができる。
小値を求める演算を含めさせることができる。
より調整されたタイミングで演算結果を各素子の列また
は行毎に出力させることができる。
リアの各素子毎に入射する光を受光し、光電変換する受
光ステップと、各素子毎に受光ステップの処理で光電変
換された信号を所定の規則で演算する演算ステップと、
各素子毎に演算ステップの処理の演算結果を出力する出
力ステップと、複数の素子毎に出力ステップの処理で演
算結果が出力されるタイミングを調整するタイミング調
整ステップとを含むことを特徴とする。
項6に記載の画像処理方法においては、光学エリアの各
素子毎に入射された光が、光電変換され、各素子毎に光
電変換された信号が所定の規則で演算され、各素子毎に
演算結果が出力される。
理装置1の一実施の形態を示すブロック図である。画像
処理装置1のシステム制御部11は、パタン投光部1
2、イメージャ15、映像信号処理部16、距離センサ
17、および形状データ処理部18の動作を制御する。
からの指令に基づいて、距離計測に必要なパタンの赤外
光を被写体2に向けて照射する。このパタン光として
は、距離センサ17の計測原理に基づいてスリット光や
グリッド光などが用いられる。
プリズム14に導入する。プリズム14は、レンズ13
から入射された光を可視光と赤外光に分光する。すなわ
ち、被写体からの光には、可視光の他に、上述のパタン
投光部12から照射された赤外光の被写体からの反射光
があるため、これを可視光と赤外光に分光し、可視光を
イメージャ15に、赤外光を距離センサ17に、それぞ
れ出射する。
evice)やCMOS(Complementary MetalOxide Semiconducto
r)などからなり、システム制御部11からの同期信号や
制御信号に基づいて、プリズム14から入射された可視
光から色の情報を抽出し、映像信号として映像信号処理
部16に出力する。
1からの同期信号や制御信号に基づいて、イメージャ1
5から入力される映像信号に、ゲイン調整やカラー調整
処理を施した後、必要に応じてアナログ信号またはデジ
タル信号に変換し、カラー映像信号として計算機19に
出力する。
された赤外光を受光し、システム制御部11からの同期
信号や制御信号に基づいて、この受光した赤外光を2値
化信号として処理し、形状データ処理部18に出力す
る。尚、距離センサ17については、詳細を後述する。
11からの同期信号や制御信号に基づいて、距離センサ
17から入力された2値化信号から赤外光の強度がピー
クとなるタイミングを求め、その強度から三角測量の原
理で被写体2までの距離を算出し、被写体2の3次元的
形状を演算する。そして、形状データ処理部18は、演
算結果を形状データ信号として計算機19に出力する。
給されたカラー映像信号と、形状データ処理部18から
供給された形状データ信号にコンピュータグラフィクス
処理を施し、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crys
tal Display)などからなるモニタ3に出力したり、ま
た、外部記憶装置4に出力し、そのデータを蓄積させ
る。
17の詳細について説明する。距離センサ17は、大別
して2つのタイプがある。第1のタイプは、光学エリア
31の水平方向に並んだ画素41を順次走査して、各画
素41からの出力信号を取り出して処理を実行するタイ
プであり、第2のタイプは、光学エリア31の垂直方向
にならんだ画素41を順次走査して、各画素からの出力
信号を取り出して処理するタイプである。図2は、前者
のタイプの距離センサ17の構成を表しており、図3
は、後者のタイプの距離センサ17の構成を表してい
る。
プの距離センサ17について説明する。
の画素41から構成されており、画素41が、マトリク
ス状にn×m個(=水平方向の数×垂直方向の数)並べら
れている。各画素41は、受光した光量に応じた信号
を、タイミングジェネレータ32から出力されるリセッ
トパルスおよび受光部転送パルスに基づいて演算し、そ
の演算結果を、水平走査回路33aから供給される選択
信号に基づいて、共通信号線42を介して水平方向に出
力回路34に出力する。尚、画素41については、詳細
を後述する。
制御部11からの制御信号に基づいて、制御パルスを水
平走査回路33aおよび出力回路34に供給すると共
に、増幅部駆動パルス、リセットパルスおよび受光部転
送パルスを発生し、光学エリア31の各画素41に供給
する。
レータ32から供給される制御パルスに基づいて、クリ
アパルス、記憶部転送パルス、比較部駆動パルス、およ
び選択信号を発生し、光学エリア31の各画素41に供
給する。
32からの制御パルスに同期して、光学エリア31の各
画素41からの出力信号を共通信号線42を介して受信
し、形状データ処理部18に出力する。
らの制御信号に対応して、各画素41の演算部53の記
憶部61のマトリクス回路72(図6)に、実行させる
演算処理を選択する(指定する)演算選択信号を供給す
る。尚、演算部53の記憶部61のマトリクス回路72
については、詳細を後述する。
17においては、図2に示す水平走査型タイプの距離セ
ンサ17の水平走査回路33aに代えて、垂直走査回路
33bが設けられており、それにより駆動された各画素
41の出力は、共通信号線42を介して垂直方向に出力
回路34に供給されている。その他の構成は、図2にお
ける場合と同様である。
いて説明する。図4には、図2に示されている共通信号
線42に接続されるn個の画素41a乃至41nが示さ
れている。ここでは、1つの画素41aの構成だけが示
されているが、その他の画素41b乃至41nも同様に
構成されている。このことは、図3の距離センサ17の
場合についても同様である。
トダイオードなどの受光素子からなり、プリズム14か
ら入射される赤外光を受光し、タイミングジェネレータ
32から供給されるリセットパルスに基づいて、その受
光した赤外光を光電変換し、タイミングジェネレータ3
2から供給される受光部転送パルスに基づいて、その信
号を増幅部52に出力する。
2から供給される増幅部駆動パルスに同期して、受光部
51から入力される信号を後段の装置での処理に必要な
レベルにまで増幅し、演算部53に出力する。
2を有しており、増幅部52より入力された信号を、演
算制御部35からの演算選択信号により指定された所定
の演算を施して、2値化信号として出力部54に出力す
る。尚、記憶部61および比較部62については、詳細
を後述する。
選択信号に同期して、共通信号線42を介して演算部5
3から入力された信号を画素信号として、出力回路34
に出力する。
較部62の説明にあたり、演算部53の2値化信号の演
算について先に説明する。
信号が増幅部52で増幅され、演算部53に入力される
が、その赤外光強度のサンプリング信号s(k)が、図5に
示すように、サンプリングの時刻kと共に変化するもの
とする。このとき、時刻kが変化する毎に、赤外光強度
のサンプリング信号は、以下の様に示される。
1),s(k−2),s(k−3)…… ただし、kよりもk−1の方が時間的に前の値を示してい
るものとする。
を検出するための関数として以下の式(1)に示すよう
な変位差を示す関数g(k)を考える。
ことに対応しており、赤外光強度のサンプリング信号s
(k)が、大きいほど正の大きな値を取るものと仮定する
と、g(k)>0の時、赤外光強度のサンプリング信号s(k)
は、時刻の変化に対して、増加していることを示し、逆
にg(k)<0の時、赤外光強度のサンプリング信号s(k)の
強度は、時刻の変化に対して減少していることを示すこ
とになる。
変化した時刻kが、赤外光強度のサンプリング信号がピ
ークを呈する時刻となる。
サンプリング信号s(k)のノイズを考慮し、関数g(k)に所
定のレベルのバイアスを加算した以下の式(2)に示さ
れる関数f(k)により、上記と同様の手法で赤外光強度の
サンプリング信号のピークを検出した時刻を求めること
ができる。
に対応して変化し、図5中f(k)の値が、正の値から負の
値に変化するゼロレベルとの交点の時刻kが、赤外光強
度s(k)がピークを呈するタイミングを示めすことにな
る。尚、図5では、赤外光強度s(k)のピークは、サンプ
リング時刻(k−2)であり、時刻kに対してずれがある
が、これは、関数f(k)により一義的に定まる一定のずれ
となるので、算出した時刻に対して一定のオフセットを
掛けることにより正確な赤外光強度のサンプリング信号
s(k)のピーク値を取る時刻kを求めることができる。
たはゼロのとき0、負のとき1、となる2値化信号を出力
回路34に出力する。出力回路34は、この2値化信号
を出力信号として、後段の形状データ処理部18に出力
する。後段の形状データ処理部18は、この2値化信号
により求められる赤外光強度のピークとなるサンプリン
グの時刻から赤外光強度のピークを求め、この赤外光強
度から被写体までの距離を三角測量と同様の原理で算出
する。
記憶部61および比較部62について説明する。
は、水平走査回路33aからサンプリング同期信号に同
期して送られるクリアパルスCLR1乃至CLR4に基づいて、
増幅部52から入力される信号を赤外光強度のサンプリ
ング信号として順次記憶する。
記憶セル71aには、s(k)、記憶セル71bには、s(k
−1)、記憶セル71cには、s(k−2)、記憶セル71d
には、s(k−3)が、それぞれ記憶されていたとすると、
次の時刻k+1では、最も古い信号を記憶している記憶セ
ル71dに対して、水平走査回路33aからクリアパル
スCLR4が送られ、これに同期して前のサンプリング信号
であるs(k−3)が消去される。そして、その直後に、水
平走査回路33aから送られる受光部転送パルスに同期
して、増幅部52からの信号が入力されて、新しい赤外
光強度のサンプリング信号であるs(k+1)が、記憶セル7
1dに記憶される。以下サンプリングの時刻kが変化す
る毎に、同様に最も古い赤外光強度のサンプリング信号
を記憶している記憶セルに、新たな赤外光強度のサンプ
リング信号が、順次書き換えられて、記憶されていく。
赤外光強度のサンプリングの信号は、マトリクス回路7
2に並列に出力される。
らの演算選択信号に基づいて、スイッチ81a乃至84
a,81b乃至84b,81c乃至84c,および81
d乃至84dをオンオフさせる。すなわち、ここで、各
記憶セル71a乃至71dから出力される信号を信号V1
乃至V4とし、ある時刻kにおいて、例えば、記憶セル7
1aには、s(k)、記憶セル71bには、s(k−1)、記憶
セル71cには、s(k−2)、記憶セル71dには、s(k−
3)が、それぞれ記憶されているものとすると、演算すべ
き関数f(k)は、以下の式(3)で表される。
記憶セル71dに記憶されている最も古い時刻k−3の赤
外光強度のサンプリング信号s(k−3)が、s(k+1)に置き
換えられるので、演算すべき式は以下の様になる。
に以下の4種類の演算が繰り返されることになる。
を順次変更し、演算を実行することにより、記憶されて
いる信号そのものを記憶セル間で転送する必要が無いの
で、転送の際に生じる信号の劣化などを抑制することが
できる。
々の演算モードは、それぞれモードA乃至Dと定義され
る。
路72は、演算制御部35から送信されてくる演算選択
信号の演算モードに基づいて、スイッチ81a乃至84
a,81b乃至84b,81c乃至84c,および81
d乃至84dのオンオフを制御する。例えば、サンプリ
ング時刻kのとき、演算制御部35からモードAの演算選
択信号がマトリクス回路72に送信されると、マトリク
ス回路72は、スイッチ81a乃至84aをオンにし、
記憶セル71aに記憶されている信号V1および記憶セル
71bに記憶されている信号V2を比較部62の差動増幅
回路93の正入力に供給し、記憶セル71cに記憶され
ている信号V3および記憶セル71dに記憶されている信
号V4を比較部62の差動増幅回路93の負入力に供給す
る。
93の正入力に、負荷91bは、差動増幅回路93の負
入力に、それぞれ接続されており、記憶セル71a乃至
71dから入力される電流を電圧に変換する。可変電流
源92は、バイアス電流を発生し、差動増幅回路93の
正入力に供給し、記憶セル71a乃至71dのうち、差
動増幅回路93の正入力に入力される信号に、式(7)
乃至式(10)におけるBIASとして加えられる。差動増
幅回路93は、正入力と負入力の差を演算する。
に、演算制御部35からモードAの演算選択信号が、入
力された場合、スイッチ81a乃至84aがオンにさ
れ、記憶セル71aに記憶されている信号V1および記憶
セル71bに記憶されている信号V2が比較部62の差動
増幅回路93の正入力に入力される。また、記憶セル7
1cに記憶されている信号V3および記憶セル71dに記
憶されている信号V4が比較部62の差動増幅回路93の
負入力に入力される。従って、差動増幅回路93は、式
(7)の演算を実行することになる。
差動増幅回路93を使用しているが、チョッパ型比較回
路を用いることもできる。
画像処理装置1の動作について説明する。
1からの制御信号に基づいて、パタン投光部12により
パタン光(赤外光)が発生され、被写体2に向けて照射
される。そして、被写体2から反射された赤外光と可視
光が、レンズ13により集光され、プリズム14に入射
される。
プリズム14により可視光と赤外光に分光され、分光さ
れた可視光はイメージャ15に、赤外光は距離センサ1
7に、それぞれ入射される。
は、可視光から色の情報を抽出し、映像信号処理部16
に出力する。映像信号処理部16に入力された色の情報
は、ゲイン調整およびカラー信号処理が施され、カラー
映像信号として計算機19に出力される。一方、距離セ
ンサ17は、その各画素41により赤外光を受光し、そ
の強度のピークを検出可能な2値化信号を生成して形状
データ処理部18に出力する。尚、距離センサ17の画
素41の処理については、後述する。形状データ処理部
18は、距離センサ17からの2値化信号から赤外光の
ピークとなるサンプリング時刻を求め、そのサンプリン
グ時刻に対応する赤外光強度から三角測量の原理によ
り、被写体2までの距離を演算し、形状データ信号とし
て計算機19に出力する。
力されたカラー映像信号と形状データ信号を合成し、コ
ンピュータグラフィクス処理を施した後、モニタ3に出
力したり、あるいは、外部記憶装置4に出力し、記憶さ
せ、処理が終了される。
タイミングチャートを参照して、図9のタイミングチャ
ート中のサンプリング時刻k−1において、図2の距離
センサ17の画素41の記憶セル71a乃至71dに、
赤外光強度のサンプリング信号としてV1=s(k−4), V2
=s(k−1), V3=s(k−2), V4=s(k−3)が、記憶されて
いる場合の動作について説明する。
刻k−1の直後にタイミングジェネレータ32から送信さ
れたリセットパルスが、受光部51に入力されると、受
光部51は、受光レベルをリセットし、新たに赤外光の
受光を開始する(図9中、蓄積フェーズ)。
タイミングジェネレータ32からの受光部転送パルス
(図示せず)に同期して、新たに受光した赤外光を光電
変換し、増幅部52に出力する。
タイミングジェネレータ32からの増幅部駆動パルス
(図示せず)に同期して、受光部51から入力された信
号を、増幅し、演算部53に出力する。
水平走査回路33aからのクリアパルスCLR1(図9)に
同期して、最も古い信号である記憶セル71aの信号s
(k−4)を消去し、続く水平走査回路33aからの記憶部
転送パルスTX1(図9)に同期して、増幅部52からの
信号を記憶セル71aに記憶させる。
乃至71dは、記憶している信号V1乃至V4をマトリクス
回路72に出力する。
72は、演算制御部35からの演算選択信号のモードA
の信号に基づいて、スイッチ81a乃至84aをオン
し、記憶セル71a乃至71dから入力される信号V1乃
至V4のうち、信号V1およびV2を比較部62の差動増幅回
路93の正入力に、信号V3およびV4を負入力にそれぞれ
供給する。
72から正入力に入力された信号V1およびV2に、可変電
流源92から供給されるBIASを加えた信号と、負入力に
入力された信号V3およびV4は、負荷91a,91bによ
り電流から電圧に変換される。比較部62の差動増幅回
路93は、水平走査回路33aからの比較部駆動パルス
(図示せず)に同期して、この信号V1乃至V4およびBIAS
から式(7)の演算を実行する(図9中、演算フェー
ズ)。そして、その演算結果は、出力部54に出力され
る。図9の例では、1が出力されており、受光した赤外
光強度のピークが検出されたことを示している。
水平走査回路33aからの選択信号と同期して(サンプ
リング同期信号のサンプリング時刻k+1に対応する)、
画素信号としての演算結果を共通信号線42を介して、
出力回路34に出力する(図9中、出力フェーズ)。
は、タイミングジェネレータ32からの制御パルスに同
期して、画素信号を形状データ処理部18に出力し、処
理を終了する。
プリング時刻毎に繰り返される。すなわち、上記処理
が、サンプリング時刻k−1の直後のリセットパルスから
演算モードAの蓄積フェーズに入り、クリアパルスCLR4
から演算フェーズに入るが、このとき、サンプリング時
刻kのリセットパルスにより、その次のモードBの演算
の蓄積フェーズに入ることになり、以降これが繰り返さ
れる。
部51、増幅部52、演算部53、および出力部54を
設けるようにしたが、図10に示すように、演算部53
および出力部54は、画素41の外部に置くようにして
も良い。図10の例は、図2に対応する距離センサ17
の各画素41の演算部53と出力部54を別置きにした
距離センサ17を示している。
部分には同一の符号を付してあり、その説明は、適宜省
略する。図10の距離センサ17においては、新たに画
素出力線101と記憶演算エリア102が設けられてい
る。光学エリア31内の各画素41からの画素信号は、
画素出力線101を介して、記憶演算エリア102の各
画素41に対応する記憶部61に出力される。図10に
対応する各画素41には、図4の受光部51および増幅
部52だけが設けられ、それ以降の演算部53と出力部
54からなる部分が、記憶演算エリア102の各画素4
1に対応する記憶部61に設けられており、両者は画素
出力線101に接続されている。このように別置きにす
ることにより、画素41を光学エリア31に効率よく配
置することができる。
演算エリア102の複数の画素41の処理を示すタイミ
ングチャートである。すなわち、例えば、画素i−1に
ついて図9のサンプリング時刻k,k+1で、演算記憶エリ
ア102の記憶部61は、クリアパルスに同期してデー
タが消去された記憶セル(71a乃至71dのいずれか
古い時刻のデータが記憶されているセル)に、受光部5
1から増幅部52および画素出力線101を介して、転
送パルスに同期して入力された信号を記憶させる。そし
て、その記憶部61に対応する受光部51は、リセット
パルスによりリセットされ、新たに受光を開始する。一
方、記憶セル71a乃至71dに記憶された信号は、演
算制御部35から入力される演算選択信号に基づいて演
算を実行し、出力部54に出力する。そして、出力部5
4は、水平走査回路33aからの選択信号に同期して、
共通信号線42を介して出力回路34に出力する。その
後、次の画素iが、画素i−1と同じサンプリング時刻
k,k+1で、図9に示される処理を実行する。尚、図1
0においては、図2に対応した水平走査型タイプの場合
について説明したが、図3の垂直走査型タイプの場合に
ついても同様である。
次元画像処理を実行させるようにしたが、画像処理装置
は、演算内容を変化させることにより、画像と共に演算
処理が必要な他の処理も実行させることができる。例え
ば、画像情報と共に温度分布を測定するサーモグラフィ
などに応用させても良く、また、上記の3次元画像処理
とサーモグラフィを組み合わせることで、3次元サーモ
グラフィとしても良い。
せることにより、リアルタイムでの画像処理が可能とな
る。
求項6に記載の画像処理方法によれば、光学エリアの各
素子毎に光電変換された信号を所定の規則で演算するよ
うにしたので、リアルタイムでの画像情報の演算処理が
可能となる。
ロック図である。
ロック図である。
ロック図である。
る。
である。
ャートである。
ある。
トである。
図である。
ングチャートである。
外部記憶装置, 11 システム制御部, 12 パ
タン投光部, 13 レンズ, 14 プリズム, 1
5 イメージャ, 16 映像信号処理部, 17 距
離センサ, 18 形状データ処理部, 19 計算
機, 31 光学エリア, 32 タイミングジェネレ
ータ, 33a 水平走査回路, 33b 垂直走査回
路, 34出力回路, 35 演算制御部, 41,4
1a乃至41n 画素, 42共通信号線, 51 受
光部, 52 増幅部, 53 演算部, 54 出力
部, 61 記憶部, 62 比較部, 71a乃至7
1d 記憶セル, 72マトリクス回路, 81a乃至
81d,82a乃至82d,83a乃至83d,84a
乃至84d スイッチ, 91a,91b 負荷, 9
2 可変電流源, 93 差動増幅回路, 101 画
素出力線, 102 記憶演算エリア
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の素子をマトリクス状に配置した光
学エリアを有する画像処理装置において、 前記光学エリアの各素子毎に入射する光を受光し、光電
変換する受光手段と、 前記各素子毎に前記受光手段で光電変換された信号を所
定の規則で演算する演算手段と、 前記各素子毎に前記演算手段の演算結果を出力する出力
手段と、 前記複数の素子毎に前記出力手段より演算結果が出力さ
れるタイミングを調整するタイミング調整手段とを含む
ことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記演算手段は、前記光電変換された異
なるタイミングの複数の信号を、逐次記憶する記憶手段
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処
理装置。 - 【請求項3】 前記演算手段は、前記記憶手段により記
憶された複数の信号を組み合わせて比較演算を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記比較演算は、前記信号の最大値また
は最小値を求める演算を含むことを特徴とする請求項3
に記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記出力手段は、前記タイミング調整手
段により調整されたタイミングで前記演算結果を前記各
素子の列または行毎に出力することを特徴とする請求項
1に記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 複数の素子をマトリクス状に配置した光
学エリアを有する画像処理装置の画像処理方法におい
て、 前記光学エリアの各素子毎に入射する光を受光し、光電
変換する受光ステップと、 前記各素子毎に前記受光ステップの処理で光電変換され
た信号を所定の規則で演算する演算ステップと、 前記各素子毎に前記演算ステップの処理の演算結果を出
力する出力ステップと、 前記複数の素子毎に前記出力ステップの処理で演算結果
が出力されるタイミングを調整するタイミング調整ステ
ップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
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