JP2001044394A - 半導体装置およびその副ビット線選択方法 - Google Patents
半導体装置およびその副ビット線選択方法Info
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- JP2001044394A JP2001044394A JP22006399A JP22006399A JP2001044394A JP 2001044394 A JP2001044394 A JP 2001044394A JP 22006399 A JP22006399 A JP 22006399A JP 22006399 A JP22006399 A JP 22006399A JP 2001044394 A JP2001044394 A JP 2001044394A
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Abstract
1本のZワード線で選択可能とし、スキュー、ノイズ、
動作電流および面積の問題を解決することができる半導
体装置およびその副ビット線選択方法を提供する。 【解決手段】 メモリモジュール、CPU、RAM、D
MAC、PLL、タイマ、ポートなどから構成されるシ
ングルチップマイクロコンピュータであって、メモリモ
ジュールのメモリマット11は、階層ビット線構造によ
り副ビット線Sb11,12,Sb21,22、Z−M
OSトランジスタZM11,12,ZM21,22、Z
ワード線Z1,Z2などからなり、横方向に沿って配置
されるZワード線Z1,Z2は左側と右側との間で交差
して配置され、その交差セル21の部分は、Zワード線
Z1が曲げられ、かつZワード線Z2が分割されて配置
され、この分割されたZワード線Z2が第1層のメタル
配線で接続されている。
Description
ビット線選択技術に関し、特に階層ビット線構造を持
ち、差動センス方式を用い、メモリセルの情報がデータ
側の副ビット線のみに現れる半導体メモリに好適な半導
体装置およびその副ビット線選択方法に適用して有効な
技術に関する。
て、半導体メモリの副ビット線選択技術には、本発明者
らが以前に出願した特願平9−359258号の技術な
どが挙げられる。この技術のフラッシュメモリ(フラッ
シュEEPROM)モジュールでは、読み出し方式に差
動センス方式を用いており、データ側とリファレンス側
とのビット線電位を比較する。このビット線は階層構造
を持ち、副ビット線選択MOSトランジスタ(ここでは
Z−MOSトランジスタと呼ぶ)が存在する。Z−MO
Sトランジスタのゲートは、メモリセルと同様に複数に
わたって副ビット線選択ワード線(ここではZワード線
と呼ぶ)で接続されている。センス時のデータ側とリフ
ァレンス側とのビット線負荷(容量、抵抗)を等しくす
るため、読み出し時にはデータ側とリファレンス側との
2本のZワード線を選択する方式が用いられている。
なデータ側とリファレンス側との2本のZワード線を選
択する読み出し方式の技術について、本発明者が検討し
た結果、以下のようなことが明らかとなった。図8、図
9を用いて説明する。図8は前記読み出し方式の概要を
説明するためのZワード線周辺の回路図であり、これに
対応するレイアウト図が図9である。
動センスアンプで主ビット線Mb1と主ビット線Mb2
との電位を比較する。読み出したいメモリセルMC11
が接続されている副ビット線Sb11を選択するため
に、Zワード線Z1を選択する。主ビット線Mb1と主
ビット線Mb2との負荷を等しくするため、副ビット線
Sb21(すなわちZワード線Z3)を選択する。リフ
ァレンス側の副ビット線Sb21に接続されているメモ
リセルMC21〜MC23は全て非選択(ワード線X4
〜X6)にする必要がある。
(1).データ側の副ビット線Sb11を選択するために1
本のZワード線Z1を、リファレンス側の副ビット線S
b21を選択するために、もう1本のZワード線Z3を
選択する必要がある、(2).データ側とリファレンス側と
の副ビット線Sb11,Sb21をそれぞれ別々のZワ
ード線Z1,Z3で選択しているため、副ビット線Sb
11,Sb21の選択時間のスキューが大きくなる、
(3).Zワード線Z1,Z3が2本あるため、別々にノイ
ズの影響を受ける可能性がある、(4).読み出し時に、Z
ワード線Z1,Z3を2本選択するので、ドライバの動
作電流が大きい、(5).動作速度を上げるためにZワード
線Z1,Z3を昇圧する場合、電流供給能力の大きな昇
圧回路が必要となり、昇圧回路の面積が大きくなる、と
いった問題点が発生することが考えられる。
題点の発生要因となる2本のZワード線に着目し、デー
タ側とリファレンス側との副ビット線を1本のZワード
線で選択可能とし、スキュー、ノイズ、動作電流および
面積の問題を解決することができる半導体装置およびそ
の副ビット線選択方法を提供するものである。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
層ビット線構造を持ち、副ビット線と、Z−MOSトラ
ンジスタと、Zワード線とを備え、差動センス時にデー
タ側とリファレンス側とのZ−MOSトランジスタをオ
ンさせ、データ側の副ビット線とリファレンス側の副ビ
ット線とが1対1に対応する副ビット線選択回路におい
て、Zワード線をレイアウト的に交差させる交差セルを
備えるものである。
Z−MOSトランジスタと、複数のビット線を選択する
Zワード線と、このZワード線を接続するメタル配線と
を備えた副ビット線選択回路において、Zワード線をレ
イアウト的に交差して接続させるメタル配線の交差セル
を備えるものである。さらに、他の半導体装置は、副ビ
ット線選択回路として、Zワード線を交互にメタル配線
で接続するものである。
を含み、複数のメモリセルからなるメモリマットと、こ
のメモリマット内の任意のメモリセルを選択するための
デコーダ・ドライバと、この選択されたメモリセルに対
する情報の入出力を行うためのYセレクタ、差動センス
アンプおよび入出力回路などを有するメモリモジュー
ル、さらにこのメモリモジュールと、内部回路の制御/
処理を司るCPUと、データの読み出し/書き込みが可
能なRAMなどを有するシングルチップマイクロコンピ
ュータなどに適用するものである。
線選択方法は、1本のZワード線を選択して、データ側
の副ビット線とリファレンス側の副ビット線との両方を
選択するものである。さらに、他の副ビット線選択方法
は、Zワード線と同等負荷を接続するメタル配線を選択
して、データ側の副ビット線とリファレンス側の副ビッ
ト線との両方を選択するものである。
ト線選択方法によれば、Zワード線をレイアウト的に交
差させる交差セル、またはZワード線をレイアウト的に
交差して接続させるメタル配線の交差セルを備え、ある
いはZワード線を交互にメタル配線で接続することによ
り、1本のZワード線を選択することで、データ側とリ
ファレンス側との副ビット線の両方を選択することがで
きる。
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
態1であるシングルチップマイクロコンピュータを示す
機能ブロック図、図2は本実施の形態のシングルチップ
マイクロコンピュータにおいて、メモリモジュールを示
す機能ブロック図、図3はZワード線周辺を示す回路
図、図4は図3に対応するレイアウト図、図5はYセレ
クタおよび差動センスアンプを示す回路図である。
ルチップマイクロコンピュータの構成の一例を説明す
る。
ンピュータは、たとえば情報を記憶するメモリモジュー
ル1、内部回路の制御/処理を司るCPU2、データの
読み出し/書き込みが可能なRAM3、メモリアクセス
を制御するDMAC4、クロック信号を発生するPLL
5、経時制御を司るタイマ6、外部との入出力を行うポ
ート7などから構成され、相互にデータ転送可能に内部
バス8により接続されている。シングルチップマイクロ
コンピュータは、外部との間で入出力データが入出力可
能となっており、また電源Vcc/Vss、制御信号R
TBY/RES、クロック信号XTAL/EXTALが
入力される。このシングルチップマイクロコンピュータ
は、周知の半導体製造技術によって1個の半導体チップ
上に形成されて構成されている。
例を示すように、複数のメモリセルからなるメモリマッ
ト11と、このメモリマット11内の任意のメモリセル
を選択するためのデコーダ・ドライバ12と、この選択
されたメモリセルに対する情報の入出力を行うためのY
セレクタ13、差動センスアンプ14および入出力回路
15と、内部回路を制御するための制御回路16と、内
部回路の動作電圧を発生するための電源回路17などか
ら構成されている。
1は、階層ビット線構造を持ち、差動センス方式を用
い、メモリセルの情報がデータ側の副ビット線のみに現
れる構成となっている。差動センス時に、データ側とリ
ファレンス側とのZ−MOSトランジスタをオンさせ、
データ側の副ビット線とリファレンス側の副ビット線と
が1対1に対応する副ビット線選択回路を含み、Zワー
ド線をレイアウト的に交差させる交差セルを備えてい
る。
示すような一例の回路構成によりZワード線などが接続
され、図4に示すような一例のレイアウト構成となって
いる。図3、図4においては、データ側とリファレンス
側との構成および動作を説明するために、例示的に2本
の主ビット線Mb1,Mb2の部分のみを簡略化して示
している。
ード線X1〜X6と階層ビット線構造の各副ビット線S
b11,Sb12,Sb21,Sb22との交点に格子
状に各メモリセルMC11〜MC16,MC21〜MC
26が配置され、各副ビット線Sb11,Sb12,S
b21,Sb22はZ−MOSトランジスタZM11,
ZM12,ZM21,ZM22により選択され、このZ
−MOSトランジスタZM11,ZM12,ZM21,
ZM22への選択信号はZワード線Z1,Z2から供給
される。
とリファレンス側とで交差セル21により交差して接続
されている。すなわち、一方のZワード線Z1には、Z
−MOSトランジスタZM11を介して副ビット線Sb
11にメモリセルMC11〜MC13が接続されるとと
もに、Z−MOSトランジスタZM21を介して副ビッ
ト線Sb21にメモリセルMC21〜MC23が接続さ
れている。他方のZワード線Z2には、Z−MOSトラ
ンジスタZM12を介して副ビット線Sb12にメモリ
セルMC14〜MC16が接続されるとともに、Z−M
OSトランジスタZM22を介して副ビット線Sb22
にメモリセルMC24〜MC26が接続されている。
1,MC24が、ワード線X2にはメモリセルMC1
2,MC25が、ワード線X3にはメモリセルMC1
3,MC26が、ワード線X4にはメモリセルMC1
4,MC21が、ワード線X5にはメモリセルMC1
5,MC22が、ワード線X6にはメモリセルMC1
6,MC23がそれぞれ接続されている。
トランジスタZM11を介し、副ビット線Sb12はZ
−MOSトランジスタZM12を介してそれぞれ主ビッ
ト線Mb1に接続され、副ビット線Sb21はZ−MO
SトランジスタZM21を介し、副ビット線Sb22は
Z−MOSトランジスタZM22を介してそれぞれ主ビ
ット線Mb2に接続され、主ビット線Mb1,Mb2か
らYセレクタ13を通じて差動センスアンプ14に接続
されている。
1のデータを読み出す時には、読み出したいメモリセル
MC11が接続されているワード線X1を選択し、かつ
このメモリセルMC11が接続されているデータ側の副
ビット線Sb11と、主ビット線Mb1と主ビット線M
b2との負荷を等しくするための、リファレンス側の副
ビット線Sb21とを選択するために、Zワード線Z1
のみを選択する。この時、ワード線X2〜X6、Zワー
ド線Z2、副ビット線Sb12,Sb22は非選択状態
である。
は、副ビット線Sb11、Z−MOSトランジスタZM
11を介して主ビット線Mb1に現れる。そして、差動
センスアンプ14において、データ側の主ビット線Mb
1に現れた電位を、リファレンス側の主ビット線Mb2
の電位と比較し、メモリセルMC11の“1”または
“0”のデータを検知・増幅して入出力回路15から出
力することができる。なお、主ビット線Mb2をデータ
側とし、主ビット線Mb1をリファレンス側とする場
合、メモリセルMC12〜MC16,MC21〜MC2
6のデータを読み出す場合も同様の動作となる。
ウトは、横方向に沿って、たとえばポリシリコンからな
るワード線X1〜X3(上側),X4〜X6(下側)が
配置されている。各ワード線X1〜X6は、各メモリセ
ルMC11〜MC16,MC21〜MC26のゲートと
なり、このゲートを挟んでソースおよびドレインとなる
拡散層が配置されている。メモリセルMC11,MC2
4にはワード線X1が、メモリセルMC12,MC25
にはワード線X2が、メモリセルMC13,MC26に
はワード線X3が、メモリセルMC14,MC21には
ワード線X4が、メモリセルMC15,MC22にはワ
ード線X5が、メモリセルMC16,MC23にはワー
ド線X6がそれぞれ共通に配置されている。
メモリセルMC11〜MC13,MC24〜MC26に
おいては、ソース、ドレインの拡散層が隣接するメモリ
セルの間で共通となっている。各メモリセルMC11〜
MC13,MC24〜MC26のドレインは、たとえば
縦方向に沿って配置される第1層のメタル配線からなる
副ビット線Sb11,Sb22にそれぞれ接続されてい
る。
続されるメモリセルMC14〜MC16,MC21〜M
C23においては、ソース、ドレインの拡散層が隣接す
るメモリセルの間で共通となっている。各メモリセルM
C14〜MC16,MC21〜MC23のドレインは、
縦方向に沿って配置される第1層のメタル配線からなる
副ビット線Sb12,Sb21にそれぞれ接続されてい
る。
リコンからなるZワード線Z1,Z2が、ワード線X1
〜X3とワード線X4〜X6との間に配置されている。
各Zワード線Z1,Z2は、各Z−MOSトランジスタ
ZM11,ZM12,ZM21,ZM22のゲートとな
り、このゲートを挟んでソースおよびドレインとなる拡
散層が配置されている。Z−MOSトランジスタZM1
1,ZM21にはZワード線Z1が、Z−MOSトラン
ジスタZM12,ZM22にはZワード線Z2がそれぞ
れ共通に配置されている。
と右側との間で交差して配置されている。すなわち、左
側ではZワード線Z1が上側に、Zワード線Z2が下側
にそれぞれ配置され、右側では逆にZワード線Z1が下
側に、Zワード線Z2が上側にそれぞれ配置され、その
交差セル21の部分は、Zワード線Z1が曲げられ、か
つZワード線Z2が分割されて配置され、この分割され
たZワード線Z2が、たとえば縦方向に沿って配置され
る第1層のメタル配線で接続されている。
るZ−MOSトランジスタZM11,ZM12において
は、ソースの拡散層が隣接するZ−MOSトランジスタ
の間で共通となっている。Z−MOSトランジスタZM
11のドレインは、第1層のメタル配線からなる副ビッ
ト線Sb11に接続されている。Z−MOSトランジス
タZM12のドレインは、第1層のメタル配線からなる
副ビット線Sb12に接続されている。Z−MOSトラ
ンジスタZM11,ZM12のソースは、たとえば縦方
向に沿って配置される第3層のメタル配線からなる主ビ
ット線Mb1に接続されている。
接続されるZ−MOSトランジスタZM21,ZM22
においては、ソースの拡散層が隣接するZ−MOSトラ
ンジスタの間で共通となっている。Z−MOSトランジ
スタZM21のドレインは、第1層のメタル配線からな
る副ビット線Sb21に接続されている。Z−MOSト
ランジスタZM22のドレインは、第1層のメタル配線
からなる副ビット線Sb22に接続されている。Z−M
OSトランジスタZM21,ZM22のソースは、縦方
向に沿って配置される第3層のメタル配線からなる主ビ
ット線Mb2に接続されている。
3、差動センスアンプ14は、たとえば図5に示すよう
な一例の回路構成となっている。図5においては、前記
2本の主ビット線Mb1,Mb2に加え、例示的に4本
の主ビット線Mb1〜Mb4の部分のみを簡略化して示
している。
b4に対して、nMOSトランジスタNM1〜NM4を
備え、nMOSトランジスタNM1,NM2への選択信
号は列選択信号線Y1から、nMOSトランジスタNM
3,NM4への選択信号は列選択信号線Y2からそれぞ
れ供給される。各nMOSトランジスタNM1〜NM4
のドレインは主ビット線Mb1〜Mb4にそれぞれ接続
されている。nMOSトランジスタNM1,NM3のソ
ースは共通に、nMOSトランジスタNM2,NM4の
ソースは共通にそれぞれ差動センスアンプ14の入力と
して接続されている。
1〜Mb4に対して、電源電圧に接続されたカレントミ
ラー構成のpMOSトランジスタPM1,PM2、この
各ドレインに接続されたnMOSトランジスタNM5,
NM6、この共通のソースと接地電圧間に接続されたn
MOSトランジスタNM7を備え、nMOSトランジス
タNM5,NM6にはそれぞれ、Yセレクタ13のnM
OSトランジスタNM1〜NM4を介して主ビット線M
b1とMb2またはMb3とMb4から電圧が供給さ
れ、検知・増幅して出力電圧OUTとして出力される。
また、nMOSトランジスタNM7は制御信号CSAに
よりゲート制御される。
ングルチップマイクロコンピュータによれば、差動セン
ス時に、データ側とリファレンス側とのZ−MOSトラ
ンジスタZM11,ZM21(ZM12,ZM22)を
オンさせ、データ側の副ビット線Sb11(Sb12)
とリファレンス側の副ビット線Sb21(Sb22)と
が1対1に対応する副ビット線選択回路を含み、Zワー
ド線Z1,Z2をレイアウト的に交差させる交差セル2
1を備えることにより、以下のような効果を得ることが
できる。
タ側とリファレンス側との副ビット線Sb11,Sb2
1(Sb12,Sb22)を選択するZ−MOSトラン
ジスタZM11,ZM21(ZM12,ZM22)を接
続するため、両方の副ビット線Sb11,Sb21(S
b12,Sb22)を選択できる。
OSトランジスタZM11,ZM21(ZM12,ZM
22)が同一のZワード線Z1(Z2)に接続されてい
て、距離が近いため、副ビット線Sb11,Sb21
(Sb12,Sb22)の選択時間のスキューが小さ
い。さらに、スキューが小さいため、高速動作が可能で
ある。
OSトランジスタZM11,ZM21(ZM12,ZM
22)が同一のZワード線Z1(Z2)に接続されてい
るため、Zワード線Z1(Z2)へのノイズの影響はデ
ータ側とリファレンス側とでほぼ等しくなる。また、差
動読み出し方式なので、データ側とリファレンス側とに
同等のノイズがのっても影響は小さい。
(Z2)の本数が減るので、Zワード線Z1(Z2)の
負荷の総和が低減される。さらに、Zワード線Z1(Z
2)の負荷の総和が低減されるので、読み出し時の電流
が減る。さらに、読み出し時の電流が減るので、電源回
路が小さくなる。
態2であるシングルチップマイクロコンピュータにおい
て、Zワード線周辺を示すレイアウト図である。
ンピュータは、前記実施の形態1と同様に、メモリモジ
ュール、CPU、RAM、DMAC、PLL、タイマ、
ポートなどから構成され、前記実施の形態1との相違点
は、メモリモジュールのメモリマットが、副ビット線
と、Z−MOSトランジスタと、複数のビット線を選択
するZワード線と、このZワード線を接続するメタル配
線とを備えた副ビット線選択回路を含み、Zワード線を
レイアウト的に交差して接続させるメタル配線の交差セ
ルを備えている点である。
ット11aのレイアウトは、図6に一例を示すように、
たとえば横方向に沿って配置される第2層のメタル配線
を用いて、たとえばポリシリコンからなるZワード線Z
1,Z2の負荷をシャントするような構成となってい
る。メタル配線でシャントされたZワード線Z1とZワ
ード線Z2は、左側ではZワード線Z1が上側に、Zワ
ード線Z2が下側にそれぞれ配置され、右側では逆にZ
ワード線Z1が下側に、Zワード線Z2が上側にそれぞ
れ配置され、その交差セル21aの部分は、Zワード線
Z1,Z2が分割されて配置され、この分割されたZワ
ード線Z1の方は第2層のメタル配線で曲げられて接続
され、Zワード線Z2の方は前記実施の形態1と同様に
第1層のメタル配線で接続されている。
イクロコンピュータにおいては、データ側とリファレン
ス側との副ビット線Sb11,Sb21(Sb12,S
b22)を選択するために、メタル配線のZワード線Z
1(Z2)のみを選択することで、前記実施の形態1と
同様の効果が得られるとともに、メタル配線を用いてZ
ワード線Z1,Z2の負荷をシャントすることにより、
前記実施の形態1に比べて高速動作に適用しやすくな
る。
態3であるシングルチップマイクロコンピュータにおい
て、Zワード線周辺を示すレイアウト図である。
ンピュータは、前記実施の形態1と同様に、メモリモジ
ュール、CPU、RAM、DMAC、PLL、タイマ、
ポートなどから構成され、前記実施の形態1との相違点
は、メモリモジュールのメモリマットが、副ビット線
と、Z−MOSトランジスタと、複数のビット線を選択
するZワード線と、このZワード線を接続するメタル配
線とを備えた副ビット線選択回路を含み、Zワード線を
交互にメタル配線で接続するようにしている点である。
ット11bのレイアウトは、図7に一例を示すように、
たとえば横方向に沿って配置される第2層のメタル配
線、縦方向に沿って配置される第1層のメタル配線を用
いて、たとえばポリシリコンからなるZワード線Z1,
Z2の負荷をZワード線1本分にするような構成となっ
ている。Zワード線Z1とZワード線Z2は、左側では
Zワード線Z1が上側に、Zワード線Z2が下側にそれ
ぞれ配置され、右側では逆にZワード線Z1が下側に、
Zワード線Z2が上側にそれぞれ配置され、その中心部
分は、Zワード線Z1,Z2が分割されて配置され、こ
の分割されたZワード線Z1の方は上側と下側との第2
層のメタル配線、左側の第1層のメタル配線で接続さ
れ、Zワード線Z2の方は中央側の第2層のメタル配線
で接続されている。なお、第2層のメタル配線には、コ
ンタクトの部分までの縦方向の配線も含まれる。
イクロコンピュータにおいては、データ側とリファレン
ス側との副ビット線Sb11,Sb21(Sb12,S
b22)を選択するために、メタル配線のZワード線Z
1(Z2)のみを選択することで、前記実施の形態1と
同様の効果が得られるとともに、メタル配線を用いてZ
ワード線Z1,Z2の負荷をZワード線1本分にするこ
とができる。すなわち、メタル配線を2本分選択する
が、ゲート容量は1本分であるため、Zワード線Z1,
Z2の負荷は1本分とほぼ同じである。これにより、前
記実施の形態1に比べて交差セルがないので、コンタク
トによるZワード線Z1,Z2の抵抗の増加がない。ま
た、コンタクト部分でのエレクトロマイグレーションが
なく、信頼性が向上する。
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
ングルチップマイクロコンピュータに適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、汎用
の半導体メモリを内蔵したマイクロコンピュータや、D
RAM、マスクROM、EPROM、EEPROM、フ
ラッシュ、FRAMなどの半導体メモリなどに適用する
ことができる。すなわち、階層ビット線構造(主ビット
線と副ビット線とを備える)を持ち、差動センス方式を
用い、メモリセルの情報がデータ側の副ビット線のみに
現れる半導体メモリ全般に広く適用可能である。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
レンス側との副ビット線を選択するZ−MOSトランジ
スタを接続するため、1本のZワード線を選択すること
で、データ側とリファレンス側との副ビット線の両方を
選択することが可能となる。
OSトランジスタが同一のZワード線に接続されてい
て、距離が近いため、データ側とリファレンス側との副
ビット線を選択する時間のスキューを非常に小さくする
ことが可能となる。
OSトランジスタが同一のZワード線に接続されている
ため、Zワード線がノイズの影響を受けても、データ側
とリファレンス側とで影響をほぼ等しくすることが可能
となる。
データ側とリファレンス側とに同等のノイズがのっても
影響を小さくすることが可能となる。
数が減るので、選択されたZワード線の負荷の総和を低
減することが可能となる。
総和が低減されるので、読み出し時の電流を低減するこ
とが可能となる。
減るので、電源回路が小さくすることが可能となる。
構造を持ち、差動センス方式を用い、メモリセルの情報
がデータ側の副ビット線のみに現れる半導体メモリ、さ
らにこれを内蔵したマイクロコンピュータにおいて、ス
キューの低減により高速動作を可能とし、ノイズに強
く、電流低減を図り、さらに電源回路の縮小による面積
低減を実現することが可能となる。
イクロコンピュータを示す機能ブロック図である。
ロコンピュータにおいて、メモリモジュールを示す機能
ブロック図である。
ロコンピュータにおいて、Zワード線周辺を示す回路図
である。
ロコンピュータにおいて、図3に対応するレイアウト図
である。
ロコンピュータにおいて、Yセレクタおよび差動センス
アンプを示す回路図である。
イクロコンピュータにおいて、Zワード線周辺を示すレ
イアウト図である。
イクロコンピュータにおいて、Zワード線周辺を示すレ
イアウト図である。
ルにおいて、Zワード線周辺を示す回路図である。
ルにおいて、図8に対応するレイアウト図である。
トランジスタ Z1〜Z4 Zワード線 Mb1〜Mb4 主ビット線 NM1〜NM7 nMOSトランジスタ PM1,PM2 pMOSトランジスタ
Claims (7)
- 【請求項1】 階層ビット線構造を持ち、副ビット線
と、副ビット線選択MOSトランジスタと、副ビット線
選択ワード線とを備え、差動センス時にデータ側とリフ
ァレンス側との副ビット線選択MOSトランジスタをオ
ンさせ、データ側の副ビット線とリファレンス側の副ビ
ット線とが1対1に対応する副ビット線選択回路を有
し、前記副ビット線選択回路は、前記副ビット線選択ワ
ード線をレイアウト的に交差させる交差セルを備えるこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 階層ビット線構造を持ち、副ビット線
と、副ビット線選択MOSトランジスタと、複数のビッ
ト線を選択する副ビット線選択ワード線と、前記副ビッ
ト線選択ワード線を接続するメタル配線とを備え、差動
センス時にデータ側とリファレンス側との副ビット線選
択MOSトランジスタをオンさせ、データ側の副ビット
線とリファレンス側の副ビット線とが1対1に対応する
副ビット線選択回路を有し、前記副ビット線選択回路
は、前記副ビット線選択ワード線をレイアウト的に交差
して接続させるメタル配線の交差セルを備えることを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 階層ビット線構造を持ち、副ビット線
と、副ビット線選択MOSトランジスタと、複数のビッ
ト線を選択する副ビット線選択ワード線と、前記副ビッ
ト線選択ワード線を接続するメタル配線とを備え、差動
センス時にデータ側とリファレンス側との副ビット線選
択MOSトランジスタをオンさせ、データ側の副ビット
線とリファレンス側の副ビット線とが1対1に対応する
副ビット線選択回路を有し、前記副ビット線選択回路
は、前記副ビット線選択ワード線を交互にメタル配線で
接続することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体装置
であって、前記副ビット線選択回路を含み、複数のメモ
リセルからなるメモリマットと、前記メモリマット内の
任意のメモリセルを選択するためのデコーダ・ドライバ
と、前記選択されたメモリセルに対する情報の入出力を
行うためのYセレクタ、差動センスアンプおよび入出力
回路などを有するメモリモジュールからなることを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置であって、前
記メモリモジュールと、内部回路の制御/処理を司るC
PUと、データの読み出し/書き込みが可能なRAMな
どを有するシングルチップマイクロコンピュータからな
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 階層ビット線構造を持ち、副ビット線
と、副ビット線選択MOSトランジスタと、副ビット線
選択ワード線とを備え、差動センス時にデータ側とリフ
ァレンス側との副ビット線選択MOSトランジスタをオ
ンさせ、データ側の副ビット線とリファレンス側の副ビ
ット線とが1対1に対応する副ビット線選択回路を有
し、1本の副ビット線選択ワード線を選択して、前記デ
ータ側の副ビット線と前記リファレンス側の副ビット線
との両方を選択することを特徴とする半導体装置の副ビ
ット線選択方法。 - 【請求項7】 階層ビット線構造を持ち、副ビット線
と、副ビット線選択MOSトランジスタと、複数のビッ
ト線を選択する副ビット線選択ワード線と、前記副ビッ
ト線選択ワード線を接続するメタル配線とを備え、差動
センス時にデータ側とリファレンス側との副ビット線選
択MOSトランジスタをオンさせ、データ側の副ビット
線とリファレンス側の副ビット線とが1対1に対応する
副ビット線選択回路を有し、前記副ビット線選択ワード
線と同等負荷を接続するメタル配線を選択して、前記デ
ータ側の副ビット線と前記リファレンス側の副ビット線
との両方を選択することを特徴とする半導体装置の副ビ
ット線選択方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22006399A JP2001044394A (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | 半導体装置およびその副ビット線選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22006399A JP2001044394A (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | 半導体装置およびその副ビット線選択方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001044394A true JP2001044394A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16745366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22006399A Pending JP2001044394A (ja) | 1999-08-03 | 1999-08-03 | 半導体装置およびその副ビット線選択方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001044394A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005228446A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 不揮発性半導体記憶装置 |
WO2006025091A1 (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Renesas Technology Corp. | 半導体集積回路 |
-
1999
- 1999-08-03 JP JP22006399A patent/JP2001044394A/ja active Pending
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