JP2001042750A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001042750A
JP2001042750A JP11220032A JP22003299A JP2001042750A JP 2001042750 A JP2001042750 A JP 2001042750A JP 11220032 A JP11220032 A JP 11220032A JP 22003299 A JP22003299 A JP 22003299A JP 2001042750 A JP2001042750 A JP 2001042750A
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JP
Japan
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release
fixing
image forming
lever
forming apparatus
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JP11220032A
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English (en)
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Toshimasa Suzuki
敏正 鈴木
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Canon Inc
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着手段と排紙積載手段との間に生じたジャ
ム処理を、容易、かつ誤ってシート材や装置を破損する
ことがないように行う画像形成装置を提供する。 【解決手段】 操作レバー23によって、排紙部12の
ロック解除と定着部11の加圧解除を連動して行うこと
で、定着フィルム9が破損することを未然に防ぐことが
でき、ジャム処理を行う操作者が手順を迷うことなくス
ムーズに不要な用紙を取り除くことができるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材にトナー
画像を形成定着して排出する、例えば複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機、プリンタ、ファク
シミリ等といった画像形成装置は、シート材上に形成し
たトナー画像を定着させる定着手段としての定着装置
と、トナー画像が定着されたシート材が排出される排出
積載手段としての排出積載装置を備えていた。
【0003】従来の定着装置としては、ローラ定着方式
が一般的である。しかし、このローラ定着方式では、加
熱ローラ及び加熱体の熱容量が多くなるため、加熱ロー
ラを所定の温度に昇温させるまでのウォームアップ時間
が長くなり、装置使用の際の待機時間が長くなる欠点が
あった。
【0004】これに対し、ウォームアップ時間の短縮を
目的として、例えば、特開昭63−313182号公報
に記載されているような低熱容量の加熱体と薄膜耐熱性
の定着フィルムを用いた定着装置が提案されている。
【0005】図5は、上記の定着フィルムを用いた定着
装置を備えた複写機の断面図である。同図において、給
紙カセット1から給紙されたシート材としての用紙は、
搬送ローラ2を通り、転写部3において感光ドラム4上
のトナー像を転写され、その後、搬送ベルトを備える搬
送部5により搬送される。
【0006】搬送部5に搬送された用紙は、搬送部5か
ら定着入口ガイド部7を経て、加熱体としての加熱ヒー
ター8、エンドレス状の定着フィルム9、及び加圧部材
としての加圧ローラ10から成る定着装置である定着部
11へ送られる。
【0007】そして、定着部11を通過し、トナー像が
熱定着された用紙は、排出積載装置である排紙部12に
より排紙トレイ20上に積載される。
【0008】この排紙部12としては、搬送ローラ対2
1と排紙ローラ対22によって用紙を排出する装置の他
に、例えば、排紙トレイ20が用紙の搬送方向と直交す
る方向(横方向)にシフト動作可能であり、用紙束毎に
仕分けを行うことができる装置や、上下動可能な複数の
排紙トレイによって仕分けを行う装置がある。
【0009】しかし、上記従来の画像形成装置におい
て、例えば搬送ローラ2、転写部3や排紙部12等の用
紙搬送経路での用紙の斜行や、引っ掛り等の搬送不良に
よって装置が停止してしまった場合には、次回の画像形
成動作に備えるため、搬送路に停止して残された用紙を
操作者が自ら除去しなければならない(以下、この作業
をジャム処理と呼ぶ)。
【0010】ここで、上記のジャム処理について説明す
る。給紙直後の位置13で停止している用紙は、通常、
右扉14を開放することにより矢印A方向へ引き出して
取り除くことで処理される。
【0011】また、搬送部5から定着部11にかけて、
又は定着部11から排紙部12にかけて停止している用
紙は、操作者が排紙部12を移動させて搬送路を開放す
ると共にレバー操作により定着部11の加圧力を解除
し、矢印B方向に引き抜いて除去される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の構成で、定着部11と排紙部12に挟
まれた用紙をジャム処理する場合には、操作者は、まず
定着部11の加圧力解除のレバーで加圧ローラ10と定
着フィルム9を離間させ、次に排紙部12のロック解除
レバーでロック解除により固定状態を解除して、搬送路
を開放するという手順を踏むことになり、とても煩雑な
ジャム処理方法となっていた。
【0013】また、上記の手順を誤り、定着部11の加
圧解除をせずに排紙部12を移動しようとした場合、特
に排紙部12が仕分け機能を持つような大型の装置で
は、排紙部12のロック解除レバーの操作だけでは、複
雑な搬送経路の搬送ローラ対等の挟持力は解除できな
い。
【0014】したがって、用紙を無理に引っ張りながら
搬送路を開放することになり、用紙が破れてジャム処理
ができない状態になったり、搬送ローラ対や搬送ガイド
に無理な力を加えて破損の原因になったりしていた。
【0015】また、排紙部12が垂直軸を回転中心とし
て水平方向に回動して内部を開放する形態の場合に、上
記の手順を誤り定着部11の加圧解除をせずに排紙部1
2を回動させようとすると、搬送方向に倣って設けられ
た定着部11に対して用紙を斜めに引っ張ることにな
り、薄膜の定着フィルム9に皺がよったり、傷が付いて
しまうことがある。
【0016】そして、この定着フィルム9は、用紙のト
ナー画像面側と当接するため、定着フィルム9の傷が、
用紙に形成された画像の乱れとなって現れてしまうこと
があった。
【0017】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、定着
手段と排紙積載手段との間に生じたジャム処理を、容
易、かつ誤ってシート材や装置を破損することがないよ
うに行う画像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材を挟持力で挟持してシー
ト材上の画像を定着させる定着手段と、該定着手段で画
像が定着されたシート材の排出を行うために動作位置で
固定される固定状態を、装置内部の搬送路を開放可能と
するために開放位置に移動可能となるように解除可能な
排出積載手段と、を備えた画像形成装置において、前記
定着手段の挟持力の解除と、前記排出積載手段の固定状
態の解除と、を連動させたことを特徴とする。
【0019】前記排出積載手段の固定状態の解除に伴っ
て、前記排出積載手段を前記開放位置へ移動させること
が好ましい。
【0020】前記排出積載手段の装置本体に対する移動
は、垂直軸を回動中心として回動可能であることが好ま
しい。
【0021】前記排出積載手段の装置本体に対する移動
は、シート材搬送方向と平行にスライド可能であること
が好ましい。
【0022】前記排出積載手段の前記開放位置は、装置
内部の搬送路で停止したシート材を取り出し可能とする
ことが好ましい。
【0023】前記定着手段は、加熱体と、該加熱体に摺
動する、薄膜耐熱性のエンドレス状の定着フィルムと、
該定着フィルムを介し、シート材を前記加熱体に押圧す
る加圧部材と、を備え、前記加熱体は、前記加圧部材に
押圧力が付与されてシート材に挟持力が付与される挟持
位置と、前記加圧部材の押圧力から退避して挟持力を解
除する解除位置と、に移動自在に設けられたことが好ま
しい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0025】(第1の実施の形態)図1〜図3を参照し
て、第1の実施の形態について説明する。なお、図5に
示す従来技術で説明した共通箇所には同一符号を付して
説明を省略する。
【0026】図1は、第1の実施の形態による定着部の
加圧解除及び排紙部のロック解除の作動状態を示した斜
視図であり、図2はその操作レバーによる作動前を、ま
た図3はその操作レバーによる作動後の状態を示した断
面図である。
【0027】通常、操作者は操作部36を操作してコピ
ーをとる。しかしながら、用紙カセット内の用紙の不良
や、またその給紙搬送経路内の何らかのトラブルによ
り、用紙がその搬送経路内に引っ掛かり、停止してしま
うことがある。
【0028】その場合には、操作部36がその状態を操
作者に知らせるべく警告表示を行い、操作者は前カバー
29を開放し、その搬送経路内に停止した用紙の除去作
業を行う。
【0029】23は、定着部11の加圧解除及び排紙部
12のロック解除のための操作レバーである。操作レバ
ー23は、通常の動作状態ではバネ等で付勢されてお
り、図2に示すような位置にある。操作レバー23は、
排紙部ロックレバー26に作用する先端カム部37を備
えている。
【0030】この図2に示す動作時、操作レバー23
は、定着部加圧解除レバー24及び排紙部ロックレバー
26に干渉することはない。
【0031】このため、定着部11では、加圧ローラ1
0に対し定着フィルム9を介して加熱体としての加熱ヒ
ーター8が図示しないバネによって加圧され挟持力によ
って用紙を挟持可能な状態となっている。また排紙部1
2では、装置本体に対して支点27を中心に回動自在に
固定された排紙部ロックレバー26のロックピン30が
排紙部12に固定されたロックフック28と係合する位
置まで付勢され、排紙部12を動作位置に固定して固定
状態となっている。
【0032】そして、図3中のPで示すような位置に用
紙が停止してしまった場合、操作者は、図1に示すよう
に前カバー29を開放し、支点25を中心に回動自在の
操作レバー23を矢印C方向に回転させ、定着部11の
加圧解除(挟持力解除)及び排紙部12のロック解除
(固定状態の解除)を同時に行う。
【0033】即ち、操作者が操作レバー23を矢印C方
向に回すことにより、操作レバー23に係合した定着部
加圧解除レバー24は上方に引き上げられ、定着部加圧
解除レバー24と一体にしてなる搬送コロ36及び加熱
ヒーター8、定着フィルム9は解除位置へ上方に持ち上
げられて定着部11の挟持力が解除された加圧解除状態
となり、用紙を容易に引出せる状態になる。
【0034】また、これと同時に操作レバー23の先端
カム部37は、操作レバー23の操作によって排紙部ロ
ックレバー26に作用し、支点27を中心にして排紙部
ロックレバー26を矢印D方向に回動させ、ロックフッ
ク28からロックピン30を外し、排紙部12は回動可
能な状態になる。
【0035】そして、操作者は、垂直な支点33を回転
中心として排紙部12を矢印E方向に開放位置に回動さ
せ、搬送路を開放させて装置内に停止している用紙Pを
取り除く。
【0036】この時、排紙部12を図示しないバネ等に
より矢印E方向に常時付勢しておくことにより、操作レ
バー23を操作するだけで、排紙部12は図1の開放位
置に回動した状態にさせることもできる。
【0037】このように、垂直軸である支点33を中心
に回動することでジャム処理を行うような排紙部12に
おいては、仮に従来のように定着部11の加圧解除を行
う前に排紙部12を回動しようとすると、用紙Pは定着
フィルム9に対して斜め方向に引っ張られ、定着フィル
ム9に無理な力を加えることになり、定着フィルム9の
破損の原因になっていた。
【0038】そこで、上記本実施の形態のように、排紙
部12のロック解除と定着部11の加圧解除を連動して
行うことで、ジャムしたシート材の取り出し処理手順が
容易になると共に定着フィルム9が破損することを未然
に防ぐことができ、ジャム処理を行う操作者が手順を迷
うことなくスムーズに不要な用紙を取り除くことができ
るようになる。
【0039】(第2の実施の形態)図4は、本発明によ
る解除機構を、複数の排紙トレイにより仕分けを行うよ
うな仕分け機能を有する排紙積載手段としての排紙仕分
け装置12'に適用したものである。
【0040】排紙積載装置である排紙仕分け装置12'
は5つの排紙トレイ20を備え、本体より排出された用
紙を束毎に順次5つの排紙トレイ20に仕分け、積載す
る装置である。
【0041】図4は、そのジャム処理の状態を示してい
る。前カバー29を開放した後、操作レバー23を矢印
C方向に回すことにより、排紙仕分け装置12'に固定
されたロックフック28は本体の排紙部ロックレバー2
6との係合が解かれ、排紙仕分け装置12'は矢印F方
向にレール34に沿って平行にスライド移動し、開放位
置に移動する。
【0042】この時、定着部加圧解除レバー24は操作
レバー23に引き上げられ定着部11の加圧は解除され
た状態になる。
【0043】このように、ジャム処理時に用紙搬送方向
と平行に解除される、仕分け機能を有する排紙仕分け装
置12'のような複雑な装置では、排紙仕分け装置12'
内にまたがって停止している用紙のジャム処理時に、排
紙仕分け装置12'のロック解除に連動して定着部11
の加圧が解除され、用紙が自由に引出せる状態になって
いることにより、定着フィルム9等を傷めることなく容
易にジャム処理を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、定着手
段の挟持力の解除と、排出積載手段の固定状態の解除
と、を連動させたことで、ジャムしたシート材の取り出
し処理手順が容易になり、ジャム処理を行う操作者が手
順を迷うことなくスムーズに不要なシート材を取り除く
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す斜
視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す要
部断面図である。
【図3】第1の実施の形態のジャム処理操作時の画像形
成装置を示す要部断面図である。
【図4】第2の実施の形態に係る画像形成装置を示す斜
視図である。
【図5】従来の画像形成装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
8 加熱ヒーター 9 定着フィルム 10 加圧ローラ 11 定着部 12 排紙部 12' 排紙仕分け装置 20 排紙トレイ 23 操作レバー 24 定着部加圧解除レバー 25 支点 26 排紙部ロックレバー 28 ロックフック 29 前カバー 30 ロックピン 33 支点 34 レール 37 先端カム部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を挟持力で挟持してシート材上の
    画像を定着させる定着手段と、 該定着手段で画像が定着されたシート材の排出を行うた
    めに動作位置で固定される固定状態を、装置内部の搬送
    路を開放可能とするために開放位置に移動可能となるよ
    うに解除可能な排出積載手段と、を備えた画像形成装置
    において、 前記定着手段の挟持力の解除と、前記排出積載手段の固
    定状態の解除と、を連動させたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】前記排出積載手段の固定状態の解除に伴っ
    て、前記排出積載手段を前記開放位置へ移動させること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記排出積載手段の装置本体に対する移動
    は、垂直軸を回動中心として回動可能であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記排出積載手段の装置本体に対する移動
    は、シート材搬送方向と平行にスライド可能であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記排出積載手段の前記開放位置は、装置
    内部の搬送路で停止したシート材を取り出し可能とする
    ことを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】前記定着手段は、 加熱体と、 該加熱体に摺動する、薄膜耐熱性のエンドレス状の定着
    フィルムと、 該定着フィルムを介し、シート材を前記加熱体に押圧す
    る加圧部材と、を備え、 前記加熱体は、前記加圧部材に押圧力が付与されてシー
    ト材に挟持力が付与される挟持位置と、前記加圧部材の
    押圧力から退避して挟持力を解除する解除位置と、に移
    動自在に設けられたことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか一つに記載の画像形成装置。
JP11220032A 1999-08-03 1999-08-03 画像形成装置 Withdrawn JP2001042750A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20061003