JP2001042454A - 原稿露光走査装置 - Google Patents

原稿露光走査装置

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JP2001042454A
JP2001042454A JP11221136A JP22113699A JP2001042454A JP 2001042454 A JP2001042454 A JP 2001042454A JP 11221136 A JP11221136 A JP 11221136A JP 22113699 A JP22113699 A JP 22113699A JP 2001042454 A JP2001042454 A JP 2001042454A
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JP11221136A
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Hiroshi Kusumoto
弘 楠本
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副走査方向に対してキャリッジが傾いている
状態でモータの誤動作が生じた場合にも、キャリッジの
暴走を防止する。 【解決手段】 キャリッジ10、11の移動可能な範囲
の両端側の各々で、キャリッジ10、11に当接し得る
位置に複数取り付けられたストッパ部材26〜29のう
ち、少なくとも1つの取り付け位置を副走査方向へ変更
自在とした。これによって、副走査方向にキャリッジ1
0、11が傾いている状態でモータの誤動作等が生じた
場合にも、ストッパ部材26〜29の取り付け位置を副
走査方向に変更させることで、キャリッジ10、11の
各部位においてキャリッジ10、11とストッパ部材2
6〜29とがほぼ同一のタイミングで当接し、衝突の衝
撃をキャリッジ10、11の全体でバランスよく分散さ
せることが可能になり、キャリッジ10、11の暴走を
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やイメージ
スキャナ等に用いられる原稿固定型の原稿露光走査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンタクトガラス上に載置された
原稿をスリット照明する露光ランプと原稿からの反射光
を受けて所定の方向に反射させる第1ミラーとを第1キ
ャリッジに搭載し、第1ミラーからの光を受ける第2ミ
ラーとこの第2ミラーからの光を受けて結像レンズ側へ
導く第3ミラーとを第2キャリッジに搭載し、これらの
第1および第2キャリッジをレール等のガイド部材に沿
わせて副走査方向に往復動させることにより露光走査す
るようにした原稿露光走査装置がある。
【0003】このような原稿露光走査装置は、原稿画像
を感光体上に露光結像させたり、原稿画像をCCD等に
結像させるために使用される。第1および第2キャリッ
ジはモータを駆動源としてワイヤ等を介して副走査方向
に往復動されるが、原稿から感光体またはCCDまでの
光路長が常に一定長となるように、第1キャリッジと第
2キャリッジとは2:1の速度比で駆動される。
【0004】このような原稿露光走査装置において、そ
の処理速度を上げるためには、キャリッジの移動速度を
上げる必要がある。特に、原稿露光走査後のキャリッジ
をリターンポジションからホームポジションへ向けて駆
動する際のリターン速度を高速化させることが重要であ
る。これにより、高速機ではキャリッジ駆動用に、より
強力なモータが使われることとなる。この場合、キャリ
ッジ駆動用のモータとしては、制御の容易さからステッ
ピングモータも使用されるが、一般に、リターン速度を
上げるためには、強いトルクを発生することが可能なサ
ーボモータが適している。
【0005】また、このような原稿露光走査装置では、
光軸のずれにより露光走査した原稿画像にずれやぶれが
生じた場合には、副走査方向に対する第1キャリッジあ
るいは第2キャリッジの傾きを調整することによって光
軸のずれを調整することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、キャリッジ
駆動用にサーボモータを適用した場合、制御系の暴走等
の何らかの動作異常によりサーボモータが誤動作する
と、サーボモータが非常に強いトルクを発生したままの
状態でキャリッジが通常の移動範囲を超えて副走査方向
に移動して、フレーム等に衝突してしまうことが起こり
得る。このような場合、キャリッジがフレーム等に衝突
する際の衝撃が大きいため、キャリッジやキャリッジに
搭載されている部品はもちろん、装置自体を破損させて
しまう場合がある。
【0007】この点、例えば、特開平09−31273
0号公報には、モータが動作異常を起こす原因の1つで
あるノイズの発生源をモータの制御に影響しない位置関
係で配設させることで、ノイズによる誤動作を無くして
キャリッジの暴走や衝突を防止するようにしている。し
かし、同公報に開示された技術によっても、モータの誤
動作を完全に無くすことはできず、完全な対策にはなら
ない。また、同公報に開示された技術では、キャリッジ
を制動させるための制動手段を備えていないため、モー
タが一旦誤動作した場合には、暴走したキャリッジを制
動することができないという問題がある。
【0008】また、光軸のずれの調整等により副走査方
向に対する第1キャリッジあるいは第2キャリッジが傾
いている状態でサーボモータが誤動作した場合には、衝
突の際のバランスが偏って部分的に集中して衝撃が加わ
るために、キャリッジやキャリッジに搭載されている部
品はもちろん、装置自体を破損させてしまう場合がある
という問題もある。
【0009】本発明は、副走査方向に対してキャリッジ
が傾いている状態でモータの誤動作が生じた場合にも、
キャリッジに加わる衝撃を極力小さくして、キャリッジ
の暴走を防止することができる原稿露光走査装置を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の原
稿露光走査装置は、光源を含む光学系部品を備えたキャ
リッジを副走査方向に往復動させることにより、前記光
源の発する光で前記光学系部品を介して原稿を露光走査
するようにした原稿露光走査装置において、前記キャリ
ッジの移動可能な範囲の両端側の各々で、前記キャリッ
ジに当接し得る位置に複数取り付けられて、そのうちの
少なくとも1つの取り付け位置が副走査方向へ変更自在
であるストッパ部材と、前記キャリッジが前記ストッパ
部材と当接する際の衝撃を緩衝する緩衝部材と、を備え
る。
【0011】したがって、例えば、副走査方向にキャリ
ッジが傾いている状態でモータの誤動作等が生じた場合
に、キャリッジの移動可能な範囲の両端側の各々で、キ
ャリッジに当接し得る位置に複数取り付けられたストッ
パ部材のうち、少なくとも1つの取り付け位置を副走査
方向に変更させることで、キャリッジの各部位において
キャリッジとストッパ部材とをほぼ同一のタイミングで
当接させることが可能になり、このときの衝突の衝撃を
緩衝部材により緩衝することが可能になる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
稿露光走査装置において、前記緩衝部材は、前記ストッ
パ部材に取り付けられている。
【0013】したがって、ストッパ部材の取り付け位置
を変更することで、緩衝部材の位置を変更することが可
能になる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の原稿露光走査装置において、前記キャリッジから
延出していて、前記キャリッジの移動可能な範囲の両端
側に移動した際に前記ストッパ部材と当接する当接部を
備える。
【0015】したがって、キャリッジは、キャリッジの
移動可能な範囲の両端側に移動した際に、キャリッジか
ら延出していてストッパ部材と当接する当接部を備える
ことで、キャリッジが移動可能な範囲の両端側に移動し
た際に、キャリッジとストッパ部材とをより確実に当接
させることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図6に基づいて説明する。本実施の形態の原稿露光走
査装置は、イメージスキャナへの適用例である。
【0017】図1は、イメージスキャナの画像読取機構
の構成を示す概略図である。イメージスキャナの本体ケ
ース1の上面には、原稿(図示せず)を載置するためのコ
ンタクトガラス2が設けられている。コンタクトガラス
2の下方には、光源としてのランプ3からコンタクトガ
ラス2上に載置された原稿に向けて照射した光の戻り光
を第1ミラー4、第2ミラー5、第3ミラー6で順次反
射し、結像レンズ7を通過した反射光をCCD8で受光
することによってコンタクトガラス2上に載置した原稿
画像を読み取るようにした画像読取機構が設けられてい
る。画像読取機構のうち、ランプ3、第1ミラー4、第
2ミラー5および第3ミラー6の光学系部品は、キャリ
ッジとしての第1キャリッジ10および第2キャリッジ
11に設けられている。ランプ3および第1ミラー4は
第1キャリッジ10に設けられ、第2ミラー5および第
3ミラー6は第2キャリッジ11に設けられている。第
1キャリッジ10および第2キャリッジは、原稿からC
CD8までの光路長が常に一定となるように、2:1の
速度比で駆動される。
【0018】図2は第1キャリッジおよび第2キャリッ
ジの往復動機構の概略を示す斜視図、図3はその断面図
である。主走査方向を長手方向とする第1キャリッジ1
0および第2キャリッジ11は、副走査方向に延出する
ガイド部材としてのレール12にそれぞれ摺動性の良い
シュー13を介して当接している。レール12の上方に
は、所定の位置に取付板14が固定されたワイヤ15
が、レール12より外側でレール12に平行な方向に張
設されている。
【0019】第1キャリッジ10の往動側には、第1キ
ャリッジ10から上方向に屈曲された当接部としての第
1往動側ストッパ片16と、下方向に屈曲された当接部
としての第1復動側ストッパ片17とが形成されてい
る。第1キャリッジ10の両端部は、取付板14を介し
てワイヤ15に取り付けられている。ここで、図4は、
第1キャリッジの一部を示す正面図である。取付板14
には、副走査方向に長い長孔14aが形成されており、
第1キャリッジ10には、レール12と重なる位置に第
1位置決め孔10aが形成されている。この第1位置決
め孔10aと、レール12に上向きに開口して形成され
た第1基準位置決め孔12aとが重なる位置で、第1キ
ャリッジ10と長孔14aとをネジ18によってネジ留
めすることで、第1キャリッジ10の相対的な初期位置
関係を決めることが可能になる。第1キャリッジ10の
取付板14と重なる位置の近傍には目盛り19が設けら
れており、取付板14にはこの目盛り19を指し示す位
置表示印20が設けられている。光軸調整時には、位置
表示印20が指し示す目盛り19を参照して、長孔14
aでのネジ18の位置を変えてネジ留めすることで、副
走査方向に対する第1キャリッジ10の傾きを調整して
光軸を調整することが可能になる。
【0020】第2キャリッジ11の両端には、ワイヤ1
5が巻回されたプーリ21が取り付けられたブラケット
22が、ネジ23によってネジ留めされている。第2キ
ャリッジ11には、第2キャリッジ11の復動側で上方
向に屈曲された当接部としての第2復動側ストッパ片2
4と、プーリ21よりも往動側で外側に屈曲された当接
部としての第2往動側ストッパ片25とが形成されてい
る。ブラケット22は、ネジ23を緩めることで第2キ
ャリッジ11に対する取り付け位置を変更することが可
能であり、ブラケット22の第2キャリッジ11に対す
る取り付け位置を変更することで、副走査方向に対する
第2キャリッジ11の傾きを調整して光軸を調整するこ
とが可能になる。また、第2キャリッジ11には、レー
ル12と重なる位置に第2位置決め孔11aが形成され
ており、この第2位置決め孔11aと、レール12に上
向きに開口して形成された第2基準位置決め孔12bと
が重なる位置に第2キャリッジ11を配設することで、
第2キャリッジ11の初期位置関係を決めることが可能
になる。
【0021】本実施の形態では、サーボモータ(図示せ
ず)により、往動・復動いずれかの方向へワイヤ15を
移動させることにより、第1キャリッジ10および第2
キャリッジ11が2:1の速度比で移動する。
【0022】レール12には、第1キャリッジ10およ
び第2キャリッジ11が往動側に移動可能な範囲の限界
まで移動した際に第1往動側ストッパ片16および第2
往動側ストッパ片25が突き当たり得る位置に、ストッ
パ部材としての第1往動側ストッパ部材26および第2
往動側ストッパ部材27が取り付けられている。また、
レール12には、第1キャリッジ10および第2キャリ
ッジ11が復動側に移動可能な範囲の限界まで移動した
際に第1復動側ストッパ片17および第2復動側ストッ
パ片24が突き当たり得る位置にストッパ部材としての
第1復動側ストッパ部材28および第2ストッパ部材2
9が取り付けられている。第1往動側ストッパ部材26
と第1復動側ストッパ部材28との間の距離は、第2往
動側ストッパ部材27と第2復動側ストッパ部材29と
の間の距離のほぼ2倍となる。
【0023】ここで、図5は、第2往動側ストッパ部材
27を示す斜視図である。第2往動側ストッパ部材27
は断面が略L字形状をしており、一方の面にはその長手
方向に延出する長孔27aが形成されている。第2往動
側ストッパ部材27は、長孔27aの長手方向を副走査
方向に対して平行に配設され、長孔27aとレール12
に形成された孔(図示せず)とをネジ30によってネジ留
めすることで、レール12に対して固定されている。第
1往動側ストッパ部材27において、第2キャリッジ1
1が往動側の可動範囲の限界まで移動した際に、第2往
動側ストッパ片25が突き当たり得る部分には、緩衝部
材としてのクッション材31が取り付けられている。
【0024】第1往動側ストッパ部材26、第1復動側
ストッパ部材28、第2復動側ストッパ部材29も第2
往動側ストッパ部材27と同様に、断面が略L字形状を
しており、一方の面には副走査方向に延出する長孔が各
々に形成され、他方の面にはクッション材31が各々に
取り付けられている。第1往動側ストッパ部材26、第
1復動側ストッパ部材28、第2復動側ストッパ部材2
9も第2往動側ストッパ部材27と同様に、レール12
に対してそれぞれネジ留めされており、ネジを緩めて長
孔の範囲内をスライドさせることによって副走査方向へ
変位させることが可能になる。なお、第1往動側ストッ
パ部材26、第1復動側ストッパ部材28および第2復
動側ストッパ部材29については、前記の第2往動側ス
トッパ部材27と同様の構成をしているため、詳細な説
明を省略する。
【0025】このような構成において、ノイズ等の何ら
かの原因で、第1キャリッジ10および第2キャリッジ
11の往動時にサーボモータの制御が効かなくなった場
合について説明する。第1キャリッジ10が往動側に移
動可能な範囲の限界まで移動した時点で、第1往動側ス
トッパ片16が第1往動側ストッパ部材26に突き当た
る。第1往動側ストッパ片16が第1往動側ストッパ部
材26に突き当たることによって、第1往動側ストッパ
片16のこれ以上の往動側への移動が規制される。これ
によって、第1キャリッジ10が往動側に移動可能な範
囲の限界より外方へ移動することを防止することができ
る。一方、第2キャリッジ11は第1キャリッジ10の
1/2の速度で移動し、第1往動側ストッパ片16が第
1往動側ストッパ部材26に突き当たった時点とほぼ同
一のタイミングで、第2往動側ストッパ片25が第2往
動側ストッパ部材27に突き当たる。第2往動側ストッ
パ片25が第2往動側ストッパ部材26に突き当たるこ
とによって、第2往動側ストッパ片25のこれ以上の往
動側への移動が規制される。これによって、第2キャリ
ッジ11が往動側に移動可能な範囲の限界より外方へ移
動することを防止することができる。第1キャリッジ1
0および第2キャリッジ11の移動を規制する際には、
第1往動側ストッパ部材26および第2往動側ストッパ
部材27が第1往動側ストッパ片16および第2往動側
ストッパ片25と当接する面にクッション材31が設け
られているため、第1キャリッジ10および第2キャリ
ッジ11に加わる衝撃を和らげて、各々のキャリッジや
各々のキャリッジに搭載されている光学系部品等を損傷
することなく、各々のキャリッジの暴走を防止すること
ができる。また、本実施の形態では、第1キャリッジ1
0と第2キャリッジ11との移動をほぼ同一のタイミン
グで規制することにより、衝突の際にキャリッジに加わ
る衝撃を第1キャリッジ10と第2キャリッジ11とに
分散して和らげ、各々のキャリッジや各々のキャリッジ
に搭載されている光学系部品等を損傷することなく、各
々のキャリッジの暴走を規制することができる。
【0026】次に、図6を参照して、光軸の調整等によ
り第1キャリッジ10および第2キャリッジ11が副走
査方向に対して傾いている状態で、ノイズ等の何らかの
原因により第1キャリッジ10および第2キャリッジ1
1の往動時にサーボモータの制御が効かなくなった場合
について説明する。
【0027】図6は、副走査方向に対して第2キャリッ
ジが傾いている状態を示す模式図である。この状態のま
までは、サーボモータの制御が効かなくなった場合、衝
突の際に第2キャリッジ11に加わる衝撃のバランスが
第2キャリッジ11の主走査方向の各部位によって異な
るため、部分的に集中した衝撃が加わることになる。本
実施の形態では、長孔27aと孔とをネジ留めすること
で第2往動側ストッパ部材27をレール12に固定して
いるため、一方の第2往動側ストッパ部材27をレール
12に固定しているネジ30を緩め、ネジ30を緩めた
ほうの第1往動側ストッパ部材27を長孔27aに沿っ
て副走査方向にスライドさせることが可能である。この
ため、第2往動側ストッパ部材27により形成される直
線Aのレールに対する傾きA´が、直線Bで示される副
走査方向に対する第2キャリッジ11の傾きB´と等し
くなる位置まで第2往動側ストッパ部材27を長孔27
aに沿って副走査方向にスライドさせることで、サーボ
モータの誤動作が生じた場合にも、第2キャリッジ11
に加わる衝撃を第2キャリッジ11の全体でバランスよ
く分散させることが可能になり、第2キャリッジ11に
加わる衝撃を極力小さくして第2キャリッジ11の暴走
を防止することができる。
【0028】また、特に図示しないが、副走査方向に対
して第1キャリッジ10が傾いている状態においても、
第2キャリッジ11の場合と同様に、一方の第1往動側
ストッパ部材26を副走査方向に対する第1キャリッジ
10の傾きと等しくなるようにスライドさせることで、
サーボモータの誤動作が生じた場合にも、第1キャリッ
ジ10に加わる衝撃を第1キャリッジ10の全体でバラ
ンスよく分散させることが可能になり、第1キャリッジ
10に加わる衝撃を極力小さくして第1キャリッジ10
の暴走を防止することができる。
【0029】本実施の形態においては、第1キャリッジ
10および第2キャリッジ11が往動側へ移動する場合
についてのみ説明したが、復動側についても同様である
ため、詳細な説明を省略する。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明の原稿露光走査装置
によれば、光源を含む光学系部品を備えたキャリッジを
副走査方向に往復動させることにより前記光源の発する
光で前記光学系部品を介して原稿を露光走査するように
した原稿露光走査装置において、キャリッジの移動可能
な範囲の両端側の各々で、キャリッジに当接し得る位置
に複数取り付けられて、そのうちの少なくとも1つの取
り付け位置が副走査方向へ変更自在であるストッパ部材
と、キャリッジがストッパ部材と当接する際の衝撃を緩
衝する緩衝部材と、を備えるので、例えば、副走査方向
にキャリッジが傾いている状態でモータの誤動作等が生
じた場合に、キャリッジの移動可能な範囲の両端側でキ
ャリッジに当接し得る位置に複数取り付けられたストッ
パ部材のうち、少なくとも1つの取り付け位置を副走査
方向に変更させることで、キャリッジの各部位において
キャリッジとストッパ部材とをほぼ同一のタイミングで
当接させることが可能になり、このときの衝突の衝撃を
緩衝部材により緩衝することが可能になるため、キャリ
ッジの移動を規制する際にキャリッジに加わる衝撃を、
キャリッジの全体でバランスよく分散し、キャリッジに
加わる衝撃を極力小さくして、キャリッジの暴走を防止
して、キャリッジやキャリッジが備える光学系部品およ
び装置自体が破損してしまうことを防止することができ
る。
【0031】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の原稿露光走査装置において、緩衝部材は、ストッパ
部材に取り付けられているので、ストッパ部材の取り付
け位置を変更することで、緩衝部材の位置を変更するこ
とが可能になり、ストッパ部材の取り付け位置を変更す
る作業のみで、常に緩衝部材によりキャリッジとストッ
パ部材との衝突の際の衝撃を緩衝することができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の原稿露光走査装置において、キャリッジか
ら延出していて、キャリッジの移動可能な範囲の両端側
に移動した際にストッパ部材と当接する当接部を備える
ので、キャリッジが移動可能な範囲の両端側に移動した
際に、キャリッジとストッパ部材とをより確実に当接さ
せることが可能になり、請求項1または2記載の発明の
効果をより確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イメージスキャナの画像読取機構の構成を示す
概略図である。
【図2】第1キャリッジおよび第2キャリッジの往復動
機構の概略を示す斜視図である。
【図3】その断面図である。
【図4】第1キャリッジの一部を示す正面図である。
【図5】第2往動側ストッパ部材を示す斜視図である。
【図6】副走査方向に対して第2キャリッジが傾いてい
る状態を示す模式図である。
【符号の説明】
3 光源 3〜6 光学系部品 10、11 キャリッジ 16、17、24、25 当接部 26〜29 ストッパ部材 31 緩衝部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源を含む光学系部品を備えたキャリッ
    ジを副走査方向に往復動させることにより、前記光源の
    発する光で前記光学系部品を介して原稿を露光走査する
    ようにした原稿露光走査装置において、 前記キャリッジの移動可能な範囲の両端側の各々で、前
    記キャリッジに当接し得る位置に複数取り付けられて、
    そのうちの少なくとも1つの取り付け位置が副走査方向
    へ変更自在であるストッパ部材と、 前記キャリッジが前記ストッパ部材と当接する際の衝撃
    を緩衝する緩衝部材と、を備えることを特徴とする原稿
    露光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝部材は、前記ストッパ部材に取
    り付けられていることを特徴とする請求項1記載の原稿
    露光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記キャリッジから延出していて、前記
    キャリッジの移動可能な範囲の両端側に移動した際に前
    記ストッパ部材と当接する当接部を備えることを特徴と
    する請求項1または2記載の原稿露光走査装置。
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