JP2001005121A - 原稿露光走査装置 - Google Patents

原稿露光走査装置

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JP2001005121A
JP2001005121A JP11179133A JP17913399A JP2001005121A JP 2001005121 A JP2001005121 A JP 2001005121A JP 11179133 A JP11179133 A JP 11179133A JP 17913399 A JP17913399 A JP 17913399A JP 2001005121 A JP2001005121 A JP 2001005121A
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carriages
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impact
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Hiroshi Kusumoto
弘 楠本
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2:1の速度比で駆動される第1,第2キャ
リッジを用いる場合に、モータの誤動作等によりキャリ
ッジに暴走が生じても、キャリッジに加わる衝撃を極力
和らげ、装置の破損を防止し得る原稿露光走査装置を提
供する。 【解決手段】 例えば、オーバーランが第1,第2キャ
リッジ5,9の往動時に生じた場合には、第1,第2キ
ャリッジ5,9の往動側ストッパ片5F,9Fを弾性ス
トッパ部材24,27にほぼ同一のタイミングで突き当
てることで、さらなる外方への移動を規制して停止させ
る。この際、弾性ストッパ部材24,27は弾性体を有
するので、衝突時の衝撃が和らげられる。特に、両方の
往動側ストッパ片5F,9Fを弾性ストッパ部材24,
27にほぼ同時に衝突させることで、衝突時に加わる衝
撃を第1キャリッジ5と第2キャリッジ9とで分散で
き、その衝撃を和らげることができ、装置の破損を防止
できる。復動時も同様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やイメージ
スキャナ等に用いられる原稿固定型の原稿露光走査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原稿画像を感光体上に露光結像
させたり、原稿画像を1次元CCD等に結像させるため
の原稿露光走査装置としては、コンタクトガラス上に載
置された原稿をスリット照明する露光ランプと原稿から
の反射光を受けて所定の方向に反射させる第1ミラーと
を第1キャリッジに搭載し、第1ミラー側からの光を受
ける第2ミラーとこの第2ミラーからの光を受けて結像
レンズ側に導く第3ミラーとを第2キャリッジに搭載
し、これらの第1,第2キャリッジをレール等のガイド
部材に従い副走査方向に往復動させることにより露光走
査するように構成されている。ここに、これらの第1,
第2キャリッジはモータを駆動源としてワイヤ等を介し
て往復動されるが、原稿から感光体又はCCDまでの光
路長が常に一定長となり変化しないように、第1キャリ
ッジと第2キャリッジとは2:1の速度比で駆動され
る。
【0003】このような原稿露光走査装置において、そ
の処理速度を上げるためには、キャリッジの移動速度を
上げる必要がある。特に、原稿露光走査後のリターンポ
ジションからホームポジションへ向けたリターン時のリ
ターン速度を高速化させることが重要である。よって、
高速機ではキャリッジ駆動用に、より強力なモータが使
われることとなる。この場合、モータとしては、制御の
容易さからステッピングモータも使用されるが、一般に
は、リターン速度を上げるためにはサーボモータが適し
ている、とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、サーボモー
タの場合、制御系の暴走等の何らかの動作異常により誤
動作した場合、非常に強いトルクを発生したままとな
り、キャリッジが通常の移動範囲を超えて副走査方向に
移動することで、フレーム等に衝突してしまうことが起
こり得る。このような場合、衝撃が大きいため、キャリ
ッジやキャリッジ搭載部品はもちろん、装置自体を破損
させてしまう可能性もあり、対策が必要となる。
【0005】この点、例えば、特開平9−312730
号公報によれば、モータが動作異常を起こす原因の一つ
であるノイズの発生源を影響しない位置関係で配設させ
ることで、ノイズによる誤動作を少なくしてキャリッジ
の暴走や衝突を抑制するようにしている。しかし、この
ような対策を講じても、モータの誤動作を完全になくす
ことはできず、十分な対策とはいえない。
【0006】また、例えば、特開昭56−113164
号公報によれば、光学系が所定露光域を越えてオーバー
ラン移動するような場合にその光学系のストッパ部分を
衝突させ停止させる圧電ゴムを装置本体の一部に装着し
てなるものが示されている。これによれば、光学系のオ
ーバーランによる機器の破損を防止する上で有効とな
る。ところが、ストッパ部分と圧電ゴムとの関係は一方
向についてのみ有効であるのに対して、モータの誤動作
によるキャリッジの暴走は、露光走査方向とリターン方
向との何れで起こるかはわからず、その方向によって
は、ストッパ部分と圧電ゴムとによる停止機能が作用せ
ず、不完全である。また、2:1の速度比で駆動される
第1,第2キャリッジを用いる場合の特異性については
何ら言及されていないものである。
【0007】ちなみに、実開平2−69343号公報や
特開平4−13432号公報等に示されるように、ハー
フレートキャリッジ(第2キャリッジ)の突起片が装置
内壁に設けられた弾性ストッパ片を有するストッパ部材
に当るようにしたものや、第1スライダ(第1キャリッ
ジ)の移動方向端部が当る装置内壁にゴム等のストッパ
を設けたものがある。しかし、これらは本来の移動範囲
内において毎回或いは読取モードに応じて当ることによ
りキャリッジの位置決め停止用のものであり、モータの
誤動作によるキャリッジ暴走に対するものではない。従
って、当然ながら、キャリッジの一方向の移動に対して
のみ有効となる関係であり、仮に特開昭56−1131
64号公報における如く突起片やストッパ部材との関係
をオーバーランに対する停止機構と考えても、逆方向に
おいてキャリッジの暴走が生じた場合には、停止機能が
作用せず、不完全といえる。また、2:1の速度比で駆
動される第1,第2キャリッジを用いる場合の特異性に
ついては何ら言及されていないものである。
【0008】そこで、本発明は、モータの誤動作等によ
りキャリッジに暴走が生じたとしても、キャリッジに加
わる衝撃を極力和らげ、装置の破損を防止し得る原稿露
光走査装置を提供することを目的とする。
【0009】特に、2:1の速度比で駆動される第1,
第2キャリッジを用いる場合の特異性を考慮して、より
効果的に衝撃を和らげ得る原稿露光走査装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】さらには、より確実に衝撃を和らげ得る原
稿露光走査装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿を照明する露光ランプ及び前記原稿からの反射光を
受ける第1ミラーが搭載された第1キャリッジと、前記
第1ミラー側からの光を受ける第2ミラー及び第3ミラ
ーが搭載された第2キャリッジとを、モータ駆動により
2:1の速度比でガイド部材に沿わせて副走査方向に往
復動させる原稿露光走査装置において、前記第1キャリ
ッジと前記第2キャリッジとの各々に対して通常の往復
移動範囲を超えた往復方向の可動範囲の両側に接して各
々のキャリッジの外方への移動をほぼ同一のタイミング
で規制する弾性ストッパ部材を設けた。
【0012】従って、モータの誤動作等により第1,第
2キャリッジに暴走が生じ、通常の往復移動範囲を超え
てオーバーラン移動するようなことがあっても、第1,
第2キャリッジが各々弾性ストッパ部材にほぼ同一のタ
イミングで衝突して外方への移動が規制されるので、衝
突時にキャリッジに加わる衝撃が第1キャリッジと第2
キャリッジとで分散される形となり、その衝撃を和らげ
ることができ、装置の破損を防止できる。この場合、弾
性ストッパ部材は往復方向の可動範囲の両側に設けられ
ているので、キャリッジの暴走が何れの方向で生じた場
合にも有効となる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
稿露光走査装置において、前記第1キャリッジに対する
前記弾性ストッパ部材の弾性硬度が、前記第2キャリッ
ジに対する前記弾性ストッパ部材の弾性硬度よりも低
い。
【0014】従って、第2キャリッジに対して2倍の移
動速度で移動し衝突時の衝撃の強い第1キャリッジに対
する弾性ストッパ部材の弾性硬度を低めにしているの
で、より効果的に衝撃を分散させて和らげることができ
る。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の原稿露光走査装置において、前記弾性ストッパ部材
は、前記前記第1キャリッジと前記第2キャリッジとの
相対的位置関係を決める位置決め用相手部材と一体に設
けられている。
【0016】従って、第1,第2キャリッジの相対的位
置関係を決める位置決め用相手部材自身、例えば、ガイ
ド部材自身に弾性ストッパ部材を一体に設けることで、
第1,第2キャリッジと各弾性ストッパ部材との位置関
係の精度を高めることができ、よって、第1,第2キャ
リッジと各弾性ストッパ部材との接触タイミングを精度
よく揃えることができ、確実に衝撃を和らげることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態の原稿露
光走査装置は、イメージスキャナへの適用例を示す。図
1は、イメージスキャナの光学系構成の概略を示すもの
で、コンタクトガラス1上に載置された原稿2をスリッ
ト照明する露光ランプ3と原稿2からの反射光を受けて
所定の方向に反射させる第1ミラー4とを第1キャリッ
ジ5に搭載し、第1ミラー4側からの光を受ける第2ミ
ラー6とこの第2ミラー6からの光を受けて結像レンズ
7側に導く第3ミラー8とを第2キャリッジ9に搭載
し、これらの第1,第2キャリッジ5,9を副走査方向
に往復動させることにより原稿2を露光走査し、CCD
10に結像させて読取るように構成されている。ここ
に、これらの第1,第2キャリッジ5,9は原稿2から
CCD10までの光路長が常に一定長となり変化しない
ように、第1キャリッジ5と第2キャリッジ9とは2:
1の速度比で駆動される。
【0018】図2はこのような第1,第2キャリッジ
5,9の往復動構造の概略を示す斜視図、図3はその正
面図である。主走査方向に渡る長さを有する露光ランプ
3と第1ミラー4とを搭載した第1キャリッジ5は、副
走査方向に延設されてその両端の側板11,12に固定
された2本の平行なガイド部材としてのレール13,1
4上をスライドシュー15を介して摺動自在に設けられ
ている。スライドシュー15は摺動性をよくするための
ものである。主走査方向に渡る長さを有する第2,第3
ミラー6,7を搭載した第2キャリッジ9も、同様に、
レール13,14上をスライドシュー16を介して摺動
自在に設けられている。また、第1キャリッジ5の両端
には係止部17によりワイヤ18の一部が係止され、第
2キャリッジ9の両端にはこのワイヤ18が巻回される
プーリ19が設けられ、ワイヤ18をサーボモータ(図
示せず)により何れかの方向に移動させることにより、
周知の如く、第1,第2キャリッジ5,9が同一方向に
2:1の速度比で移動するように構成されている。
【0019】ここに、レール13,14は第1,第2キ
ャリッジ5,9の相対的な初期位置関係を決める位置決
め用相手部材としても機能し、第1,第2キャリッジ
5,9の両端のレール13,14真上位置に形成された
位置決め用穴20,21を位置合わせさせるための基準
穴22,23がレール13,14に形成されている。即
ち、基準穴23に位置決め用穴21を合わせて第2キャ
リッジ9を位置決めし、基準穴22に位置決め用穴20
を合わせて第1キャリッジ5を位置決めし、ワイヤ18
の係止状態を固定させることにより、第1,第2キャリ
ッジ5,9の相対的位置関係が固定される。
【0020】また、これらの第1,第2キャリッジ5,
9は通常の動作においては、ホームポジションHPから
リターンポジションRPまでの往動により露光走査し、
リターンポジションRPからホームポジションHPまで
の高速復動によりリターンするものであり、図1中に示
すように、第1キャリッジ5は概ねポジションHP1〜
RP1間を往復移動範囲とし、第2キャリッジ9は概ね
ポジションHP2〜RP2間を往復移動範囲として動作
するようにサーボモータにより駆動される(最大サイズ
の原稿を想定)。
【0021】このような構成の下、本実施の形態では、
第1キャリッジ5において、レール13,14上に位置
する部分の往動側には上方向に屈曲させた往動側ストッ
パ片5Fが形成され、これらの往動側ストッパ片5Fに
ほぼ隣接させてレール13,14内側面付近で下方向に
屈曲させた復動側ストッパ片5Rが形成されている。同
様に、第2キャリッジ9において、レール13,14上
に位置する部分の復動側には上方向に屈曲させた復動側
ストッパ片9Rが形成され、また、レール13,14の
外側面にてプーリ19よりも往動側で外方向に屈曲させ
た往動側ストッパ片9Fが形成されている。
【0022】一方、第1キャリッジ5の通常のリターン
ポジションRP1を往動側に超える可動範囲内の位置、
ここでは、レール13,14の左側端部に位置させて、
側板12には往動側ストッパ片5Fが突き当たり得るク
ッション材からなる弾性ストッパ部材24が設けられて
いる。また、第2キャリッジ9の通常のホームポジショ
ンHP2を復動側に超える可動範囲内の位置、ここで
は、レール13,14の右側端部に位置させて、側板1
1には復動側ストッパ片9Rが突き当たり得るクッショ
ン材からなる弾性ストッパ部材25が設けられている。
【0023】さらに、第2キャリッジ9の復動側ストッ
パ片9Rが弾性ストッパ部材25に突き当たる位置まで
移動したときに、第1キャリッジ5の復動側ストッパ片
5Rが突き当たる位置に位置させてレール13,14の
内側面には弾性ストッパ部材26が切起片により屈曲形
成されている。この弾性ストッパ部材26の復動側スト
ッパ片5Rが突き当たる部分には弾性を有するクッショ
ン材26aが貼付されている。即ち、この弾性ストッパ
部材26も第1キャリッジ5の通常のホームポジション
HP1を復動側に超える可動範囲内の位置に形成されて
いる。
【0024】同様に、第1キャリッジ5の往動側ストッ
パ片5Fが弾性ストッパ部材24に突き当たる位置まで
移動したときに、第2キャリッジ9の往動側ストッパ片
9Fが突き当たる位置に位置させてレール13,14の
外側面には弾性ストッパ部材27が切起片により屈曲形
成されている。この弾性ストッパ部材27の往動側スト
ッパ片9Fが突き当たる部分には弾性を有するクッショ
ン材27aが貼付されている。即ち、この弾性ストッパ
部材27も第2キャリッジ9の通常のリターンポジショ
ンRP2を往動側に超える可動範囲内の位置に形成され
ている。
【0025】ここに、本実施の形態では、第1キャリッ
ジ5に対する弾性ストッパ部材24,26における弾性
体の硬度は、第2キャリッジ9に対する弾性ストッパ部
材25,27における弾性体の硬度よりも低く(柔らか
く)設定されている。
【0026】このような構成において、通常は、図1で
説明したように、第1,第2キャリッジ5,9は各々概
ねポジションHP1〜RP1,HP2〜RP2間を往復
移動することにより原稿2の画像の露光走査、高速リタ
ーン動作を繰返すようにサーボモータにより駆動され
る。
【0027】一方、ノイズ等の何らかの原因で誤動作が
生じ、サーボモータに対する制御が利かず、第1,第2
キャリッジ5,9が通常の往復移動範囲HP1〜RP
1,HP2〜RP2を超えてオーバーランした場合を考
える。例えば、オーバーランが第1,第2キャリッジ
5,9の露光走査時(往動時)に生じ、ポジションRP
1,RP2を超えた場合には、図4に示すように、これ
らの第1,第2キャリッジ5,9の往動側ストッパ片5
F,9Fが弾性ストッパ部材24,27にほぼ同一の接
触タイミングで突き当たり、さらなる外方への移動を規
制して停止させる。この際、弾性ストッパ部材24,2
7は弾性体を有するので、衝突時の衝撃が和らげられ
る。特に、本実施の形態では、連動するが、別体である
第1,第キャリッジ5,9の何れか一方のみの規制では
なく、両方の往動側ストッパ片5F,9Fを弾性ストッ
パ部材24,27にほぼ同時に衝突させているので、衝
突時にキャリッジに加わる衝撃が第1キャリッジ5と第
2キャリッジ9とで分散させることができ、その衝撃を
和らげることができ、装置の破損を防止できる。さらに
は、第1キャリッジ5は第2キャリッジ9の2倍の速度
で移動するため、往動側ストッパ片5Fが弾性ストッパ
部材24に衝突する衝撃の方が往動側ストッパ片9Fが
弾性ストッパ部材27に衝突する衝撃よりも大きめとな
るが、弾性ストッパ部材24の弾性硬度の方が柔らかい
ので、速度差の違いによる衝撃も効果的に分散されて和
らげられる。
【0028】また、オーバーランが第1,第2キャリッ
ジ5,9の高速リターン動作時(復動時)に生じ、ポジ
ションHP1,HP2を超えた場合には、図5に示すよ
うに、これらの第1,第2キャリッジ5,9の復動側ス
トッパ片5R,9Rが弾性ストッパ部材26,25にほ
ぼ同一の接触タイミングで突き当たり、さらなる外方へ
の移動を規制して停止させる。この際、弾性ストッパ部
材26,25は弾性体を有するので、衝突時の衝撃が和
らげられる。特に、本実施の形態では、連動するが、別
体である第1,第キャリッジ5,9の何れか一方のみの
規制ではなく、両方の復動側ストッパ片5R,9Rを弾
性ストッパ部材26,25にほぼ同時に衝突させている
ので、衝突時にキャリッジに加わる衝撃が第1キャリッ
ジ5と第2キャリッジ9とで分散させることができ、そ
の衝撃を和らげることができ、装置の破損を防止でき
る。さらには、第1キャリッジ5は第2キャリッジ9の
2倍の速度で移動するため、復動側ストッパ片5Rが弾
性ストッパ部材26に衝突する衝撃の方が復動側ストッ
パ片9Rが弾性ストッパ部材25に衝突する衝撃よりも
大きめとなるが、弾性ストッパ部材26の弾性硬度の方
が柔らかいので、速度差の違いによる衝撃も効果的に分
散されて和らげられる。
【0029】本発明の第二の実施の形態を図6に基づい
て説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分
は同一符号を用いて示し、説明も省略する。本実施の形
態では、弾性ストッパ部材24,25に代えて、第1,
第2キャリッジ5,9の相対的な初期位置関係を決める
位置決め用相手部材として機能するレール13,14自
身に弾性ストッパ部材28,29を切起片により一体に
形成し、その往動側ストッパ片5F、復動側ストッパ片
9Rが突き当たる面側にクッション材28a,29aを
貼付したものである。即ち、弾性ストッパ部材26〜2
9が全てレール13,14に一体に形成されている。
【0030】本実施の形態によれば、基準穴22,23
と弾性ストッパ部材26〜29との位置関係の精度を高
くして形成することができるので、第1,第2キャリッ
ジ5,9の往動側ストッパ片5F,9Fを弾性ストッパ
部材28,26に対して同時に衝突させる接触タイミン
グの精度、第1,第2キャリッジ5,9の復動側ストッ
パ片5R,9Rを弾性ストッパ部材27,29に対して
同時に衝突させる接触タイミングの精度を高くすること
ができ、確実に衝撃を和らげることができる。
【0031】なお、これらの実施の形態では、イメージ
スキャナへの適用例で説明したが、デジタル複写機のス
キャナ部はもちろん、CCD10に代えて、感光体へ露
光結像させるアナログ複写機へも同様に適用できる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、モータの
誤動作等により第1,第2キャリッジに暴走が生じ、通
常の往復移動範囲を超えてオーバーラン移動するような
ことがあっても、第1,第2キャリッジが各々弾性スト
ッパ部材にほぼ同一のタイミングで衝突して外方への移
動が規制されるようにしたので、衝突時にキャリッジに
加わる衝撃が第1キャリッジと第2キャリッジとで分散
される形となり、その衝撃を和らげることができ、装置
の破損を防止でき、この場合、弾性ストッパ部材は往復
方向の可動範囲の両側に設けられているので、キャリッ
ジの暴走が何れの方向で生じた場合にも有効となる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、第2キャリ
ッジに対して2倍の移動速度で移動し衝突時の衝撃の強
い第1キャリッジに対する弾性ストッパ部材の弾性硬度
を低めにしているので、より効果的に衝撃を分散させて
和らげることができる。
【0034】請求項3記載の発明によれば、第1,第2
キャリッジの相対的位置関係を決める位置決め用相手部
材自身、例えば、ガイド部材自身に弾性ストッパ部材を
一体に設けるようにしたので、第1,第2キャリッジと
各弾性ストッパ部材との位置関係の精度を高めることが
でき、よって、第1,第2キャリッジと各弾性ストッパ
部材との接触タイミングを精度よく揃えることができ、
確実に衝撃を和らげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のイメージスキャナ
の光学系構成を示す概略正面図である。
【図2】そのキャリッジの往復動構造の概略を示す斜視
図である。
【図3】その概略正面図である。
【図4】往動方向へのオーバーラン時の様子を示す概略
正面図である。
【図5】復動方向へのオーバーラン時の様子を示す概略
正面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態のイメージスキャナ
の概略正面図である。
【符号の説明】
2 原稿 3 露光ランプ 4 第1ミラー 5 第1キャリッジ 6 第2ミラー 8 第3ミラー 9 第2キャリッジ 13,14 ガイド部材、位置決め用相手部材 24〜29 弾性ストッパ部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を照明する露光ランプ及び前記原稿
    からの反射光を受ける第1ミラーが搭載された第1キャ
    リッジと、前記第1ミラー側からの光を受ける第2ミラ
    ー及び第3ミラーが搭載された第2キャリッジとを、モ
    ータ駆動により2:1の速度比でガイド部材に沿わせて
    副走査方向に往復動させる原稿露光走査装置において、 前記第1キャリッジと前記第2キャリッジとの各々に対
    して通常の往復移動範囲を超えた往復方向の可動範囲の
    両側に接して各々のキャリッジの外方への移動をほぼ同
    一のタイミングで規制する弾性ストッパ部材を設けたこ
    とを特徴とする原稿露光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記第1キャリッジに対する前記弾性ス
    トッパ部材の弾性硬度が、前記第2キャリッジに対する
    前記弾性ストッパ部材の弾性硬度よりも低いことを特徴
    とする請求項1記載の原稿露光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性ストッパ部材は、前記前記第1
    キャリッジと前記第2キャリッジとの相対的位置関係を
    決める位置決め用相手部材と一体に設けられている請求
    項1又は2記載の原稿露光走査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008090037A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Seiko Epson Corp 画像読取装置
JP2015198272A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置

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