JP2708131B2 - 光学系装置 - Google Patents

光学系装置

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JP2708131B2
JP2708131B2 JP22207589A JP22207589A JP2708131B2 JP 2708131 B2 JP2708131 B2 JP 2708131B2 JP 22207589 A JP22207589 A JP 22207589A JP 22207589 A JP22207589 A JP 22207589A JP 2708131 B2 JP2708131 B2 JP 2708131B2
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直樹 坂元
正則 板清
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三田工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主に複写機等に使用される光学系装置に関す
るものであり、更に詳しくは、互いに所定の位置関係を
保って走査移動する第1移動枠及び第2移動枠を有する
ワイヤ駆動光学系装置に関するものである。
従来の技術 従来の複写機には、コンタクトガラス上に載置された
原稿を、移動するミラーによって走査するワイヤ駆動光
学系装置を有するものが、広く知られている。このワイ
ヤ駆動光学系装置は、第3図に示すようにコンタクトガ
ラス(1)上の原稿(図示せず)を走査する光源(7a)
及びミラー(7b)が設けられた第1移動枠(4)と、ミ
ラー(7b)からの光を結像レンズ(図示せず)に導く光
路長調整用のミラー(8)が設けられた第2移動枠
(5)とを複写機ケース(10)内に備えている。尚、走
査域において走査開始位置をホームポジション(2)と
し、走査終了位置をリターンポジション(3)とす。第
4図に示すように第1移動枠(4)は両端部でワイヤ
(9)に固定され、第2移動枠(5)はその両端部に設
けられている可動プーリ(16)にワイヤ(9)が巻かれ
ている。従って、ワイヤ(9)の動きに応じて第1,第2
移動枠(4)(5)は動き、ワイヤ(9)が停止すれば
各移動枠(4)(5)も停止する。換言すれば、各移動
枠(4)(5)のうち、いずれか一方が停止すれば他方
も停止するようになっている。スキャンモータ(6)に
よって駆動プーリ(15)にワイヤ(9)が巻き取られて
いくと、第1移動枠(4)と第2移動枠(5)とが2:1
の速度比でホームポジション(2)側からリターンポジ
ション(3)側に向けて走査移動する(第3図及び第4
図)。すなわち、第1移動枠(4)及び第2移動枠
(5)は、ミラー(7b)から結像レンズまでの光路長が
常に一定となる位置関係を保ちながら走査移動する。
しかしながら、各移動枠(4)(5)を連結している
ワイヤ(9)が伸びたときやワイヤ交換時等において
は、前記光路長を一定にするために各移動枠(4)
(5)の基準位置合せを行わなければならない。この基
準位置合せには多くの時間と労力を要する。
そこで、従来より基準位置合せを容易に行うための様
々なタイプのワイヤ駆動光学系装置が提案されている。
例えば第5図に示すように、複写機ケース(10)のホ
ームポジション側内側面を固定の第4基準面(14)と
し、この第4基準面(14)に第2移動枠(5)の第3基
準面(13)を当接させ、第2移動枠(5)の第2基準面
(12)に第1移動枠(4)の第1基準面(11)を当接さ
せることによって、各移動枠(4)(5)の基準位置合
せを行っている(特開昭62−99741号公報参照)。尚、
点線は原稿からの光の光路を示している。
また、特開昭61−77834号公報には、複写機本体のリ
ターンポジション側に第1移動枠及び第2移動枠とそれ
ぞれ当接する当接部材を設け、この当接部材に各移動枠
を当接させて前記基準位置合せを行う位置が提案されて
いる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前者の装置によれば、ホームポジショ
ン誤検知等によってリターン時に各移動枠がホームポジ
ションをこえて暴走した場合、前記第4基準面と第1移
動枠と第2移動枠とが同時に衝突してしまい、両方の移
動枠が共に破損してしまうという問題がある。また、走
査時に各移動枠がリターンポジションをこえて暴走した
場合、第1移動枠がリターンポジションをこえた位置に
設けられているスキャンモータ等の光学系部品と衝突
し、この部品及び第1移動枠が破損してしまうという問
題がある。
後者の装置においても、前者と同様にリターン時に光
学系がホームポジションをこえて暴走した場合には、第
1移動枠がホームポジションをこえた位置に設けられて
いる部品と衝突し、破損してしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記問題点を解決し、基準位
置合せを容易に行うことができると共に各移動枠及び他
の光学系部品の破損を防止しうる光学系装置を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明では、走査域を走査移
動する第1移動枠及び第2移動枠が前記走査域の一方向
に対しては先行する前記第1移動枠と後続する前記第2
移動枠との間隔が徐々に広がるように移動し、前記走査
域の逆方向に対しては先行する前記第2移動枠と後続す
る前記第1移動枠との間隔が徐々に狭くなるように移動
すると共に、前記第1移動枠及び前記第2移動枠のうち
いずれか一方が停止すれば他方も停止するように構成さ
れている光学系装置において、前記走査域の前記一方向
の端をこえて前記走査域を外れた位置に前記第1移動枠
に当接して前記第1移動枠の移動を停止させる第1当接
部材を設け、前記走査域の前記逆方向の端をこえて前記
走査域を外れた位置に前記第1移動枠が前記第2移動枠
に当接しない状態で前記第2移動枠に当接して前記第2
移動枠の移動を停止させる第2当接部材を設けた構成と
している。また、前記第1当接部材及び前記第2当接部
材に弾性部材を設けてもよい。
作 用 このような構成によれば、第1移動枠が走査域の一方
向、すなわち第1当接部材側に移動する際には、第1移
動枠と第2移動枠との間隔は徐々に広がっていく状態に
あるため、第1移動枠と第2移動枠とは衝突することが
なく、第1当接部材に第1移動枠が当接して停止すると
第2移動枠も停止する。また、第2移動枠が走査域の逆
方向、すなわち第2当接部材側に移動する際には、第1
移動枠と第2移動枠との間隔は徐々に狭くなる状態にあ
るが、第2移動枠が第2当接部材と当接して停止したと
きには第1移動枠と第2移動枠とは当接しない状態にあ
るため、第1移動枠と第2移動枠とは衝突しない。
実施例 以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明す
る。尚、第3図〜第5図の従来例と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。
第1図及び第2図は、本実施例において第2移動枠
(5)が第2当接部材(22)と当接している状態及び第
1移動枠(4)が第1当接部材(21)と当接している状
態をそれぞれ示している。ホームポジション(2)をこ
えて走査域を外れた位置に第2当接部材(22)が設けら
れており、リターンポジション(3)をこえて走査域を
外れた位置に第1当接部材(21)が設けられているほか
は、第3図及び第4図に示す従来例と同様の構成となっ
ている。
以下、各当接部材(21)(22)を用いて各移動枠
(4)(5)の基準位置合せを行う方法について説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、複写機ケース(10)
の内側面には第1当接部材(21)及び第2当接部材(2
2)が、複写機ケース(10)と一体に設けられている。
第2当接部材(22)は、ホームポジション(2)よりも
外方(第1図において左方)で、第1図に示すように第
2移動枠(5)が支障なく当接しうるように位置し、第
1当接部材(21)は、リターンポジション(3)よりも
外方(第2図において右方)で、第2図に示すように第
1移動枠(4)が支障なく当接しうるように位置してい
る。
まず、第1図に示すように可動プーリ(16)にワイヤ
(9)を巻き、第2当接部材(2)に第2移動枠(5)
を当接させる。ついで、第1移動枠(4)をワイヤ
(9)に固定することなく、第2図に示すように第1当
接部材(21)に当接させる。第1移動枠(4)を第1当
接部材(21)に当接させた状態を維持しながら、光学系
のピント等が良好になるように第1移動枠(5)のみを
右方へ移動させて各移動枠(4)(5)間の所定の位置
関係を定め、第1移動枠(4)をワイヤ(9)に固定す
る。このとき、第2移動枠(5)が第2当接部材(22)
と当接している位置から移動した量(以下「設定移動
量」という)をモータ(6)の回転数等から求めてお
く。
尚、第2当接部材(22)に第2移動枠(5)を当接さ
せたとき、第2移動枠(5)と第1移動枠(4)との間
及び第1移動枠(4)とホームポジション(2)との間
に適当な間隔があくように、第2当接部材(22)の位置
は予め設定されている。
このようにして調整を行っても、使用回数が進むにつ
れてワイヤ(9)が伸びたときやワイヤ(9)交換時等
においては、第1移動枠(4)と第2移動枠(5)との
位置関係に狂いが生じるので、2回目以降の調整時には
次のようにして基準位置合せを行う。まず、第2移動枠
(5)を第2当接部材(22)に当接させる。ワイヤ
(9)から解除された第1移動枠(4)を第1当接部材
(21)に当接させた後、第2移動枠(5)を前記設定移
動量だけ第1当接部材(21)方向に移動させる。そし
て、第1移動枠(4)をワイヤ(9)に固定することに
よって、各移動枠(4)(5)の所定の位置関係が再現
される。
第1当接部材(21)及び第2当接部材(22)は、上述
の如く、基準面として機能するのみならず、ホームポジ
ション(2)やリターンポジション(3)をこえて各移
動枠(4)(5)が暴走したとき、先行する移動枠と当
接することによって各移動枠の移動を停止させる。その
結果、移動枠(4)(5)間の衝突やスキャンモータ
(6)等の光学系部品と移動枠(4)との衝突を防止し
て、各部の破損を防止するように機能する。
尚、上記したように第1当接部材(21)に第1移動枠
(4)が当接したり、第2当接部材(22)に第2移動枠
(5)が当接したりすると、当接部その他各部は大きな
衝撃を受け、前記所定の位置関係に狂いが生じたりその
他故障が生じたりする可能性がある。そこで、第1当接
部材(21)や第2当接部材(22)に弾性部材を設けるの
が好ましい。例えば、変形しにくい金属等から成るピン
にゴム等の弾性部材から成るキャップを被着することに
よって、当接部材(21)(22)と移動部材(4)(5)
との間の衝撃を緩和することができる。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、各移動枠がリタ
ーンポジションをこえて暴走した場合でも、第1移動枠
は第1当接部材と当接することによって停止する。そし
て、各移動枠がホームポジションをこえて暴走した場合
でも、第1移動枠と第2移動枠とが当接する前に第1移
動枠は第1当接部材と当接することによって停止する。
従って、各移動枠及び他の光学系部品の破損を防止する
ことができる。
また、第1当接部材や第2当接部材を基準面として用
いることもでき、第1移動枠及び第2移動枠をこれらの
当接部材に当接させることによって容易に基準位置合せ
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はいずれも本発明の一実施例を説明す
るための概略平面図である。第3図は従来例の動作を説
明するための概略断面図であり、第4図はその概略平面
図である。第5図は他の従来例の要部を示す概略断面図
である。 (4)……第1移動枠,(5)……第2移動枠, (21)……第1当接部材,(22)……第2当接部材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査域を走査移動する第1移動枠及び第2
    移動枠が前記走査域の一方向に対しては先行する前記第
    1移動枠と後続する前記第2移動枠との間隔が徐々に広
    がるように移動し、前記走査域の逆方向に対しては先行
    する前記第2移動枠と後続する前記第1移動枠との間隔
    が徐々に狭くなるように移動すると共に、前記第1移動
    枠及び前記第2移動枠のうちいずれか一方が停止すれば
    他方も停止するように構成されている光学系装置におい
    て、前記走査域の前記一方向の端をこえて前記走査域を
    外れた位置に前記第1移動枠に当接して前記第1移動枠
    の移動を停止させる第1当接部材を設け、前記走査域の
    前記逆方向の端をこえて前記走査域を外れた位置に前記
    第1移動枠が前記第2移動枠に当接しない状態で前記第
    2移動枠に当接して前記第2移動枠の移動を停止させる
    第2当接部材を設けたことを特徴とする光学系装置。
  2. 【請求項2】前記第1当接部材及び前記第2当接部材に
    弾性部材を設けたことを特徴とする第1請求項に記載の
    光学系装置。
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