JPH04245766A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH04245766A
JPH04245766A JP3010304A JP1030491A JPH04245766A JP H04245766 A JPH04245766 A JP H04245766A JP 3010304 A JP3010304 A JP 3010304A JP 1030491 A JP1030491 A JP 1030491A JP H04245766 A JPH04245766 A JP H04245766A
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JP
Japan
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scanning direction
optical reader
reader
area
pair
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Application number
JP3010304A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tsuchiya
土谷 恵進
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像読取装置に係り、
特に、原稿位置を固定し光学読取器を移動させる画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像読取装置は複写機やファク
シミリ装置等に用いられており、このような画像読取装
置として、例えば、“機械設計(1985年6月号89
頁〜94頁)”に記載されてものが知られている。この
ものは、主走査方向に延在する光学読取器を支持した走
行体の一端をガイドロッドにより副走査方向に往復動自
在に支持し、他端をガイドプレート上をスライドさせる
ようにして、走行体の一端を、ガイドロッド近傍に設け
られたワイヤ駆動機構により駆動することにより、走行
体を副走査方向に往復動させるようにしている。上述の
ように、走行体の一端部のみに駆動力を与え、他端部を
フリーにした場合、走行体の主走査方向に対する平行度
のずれ、いわゆるヨーイングが発生し易くなることが知
られている。
【0003】一方、デジタル複写機、読取スキャナ等に
おけるデジタル光入出力装置においては、現在の要求解
像度の主流は400dpi(dot/inch)である
が、今後600〜800dpiの高解像度化の方向に向
っている。400dpi程度の解像度では、前述のよう
なヨーイングによる出力画像に対する影響は問題ない程
度のレベルであるが、高解像度化が進み、画像読取用の
CCD(Charge Coupled Device
)センサのピッチ間隔が狭くなると、ヨーイングは無視
できなくなる。特に、カラースキャナの場合、ヨーイン
グはR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)3色の読
み取り位置ずれを発生させ、色ずれとなって現れ、色の
再現性劣化という現象を引起こす。
【0004】上述のような高解像度化に備えてヨーイン
グを低減するものが提案されており、例えば特開昭61
−18256号公報、実開昭62−112255号公報
および特開昭63−5202号公報に記載のものがある
。最初の公報記載のものは、走行体の両端をワイヤによ
り駆動する方式の採用によりヨーイングを低減するよう
にしている。次の公報記載のものは、走行体の両端をワ
イヤにより駆動する方式および頑丈なガイド方式の採用
により、ヨーイングを低減するようにしている。最後の
公報記載のものは、走行体の平行度検出のために、走行
体を案内する一対のレールを抵抗体として利用し、この
一対のレールおよび他の2つの抵抗とによりブリッジ回
路を構成し、走行体とレールとの接触端子間電圧に基づ
いて走行体の平行度を検出して走行体の平行度を補正す
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の画像読取装置にあっては、下述のような理由の
ため、経時変化によりヨーイングを防止することができ
なかったり、装置を構成するのが非常に困難になったり
するといった問題点があった。すなわち、前者2つの公
報記載の画像読取装置は、走行体の両端をワイヤにより
駆動する方式や頑丈なガイド方式を採用しているだけの
ため、経時変化による機械摩耗やワイヤの伸び等により
生じるヨーイングの発生を防止するとができる。したが
って、走行体の平行度を長期に亘って正確に確保しなが
ら副走査方向に往復動させることができない。
【0006】最後の公報記載のものは、走行体とレール
との接触端子間電圧に基づいて走行体の平行度を検出す
るため、レールの経時的な変動を避けることはできず、
また実機においては安全性やノイズ対策等のため、シャ
ーシ、レールおよび移動体を共通アースとしてGNDに
接地する必要があり、レールを抵抗体として使用するの
は極めて困難になる。
【0007】そこで、本発明は、光学的に非接触でヨー
イングを検知し、この検知結果に基づき、光学読取器を
揺動させる駆動手段をフィードバック制御することによ
り、経時変化等によるヨーイングの発生を安価な構成で
確実に防止することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、コンタクトガラスの一方の面
上に載置された原稿を互いに直交する主走査方向および
副走査方向に走査して画像情報を読み取る画像読取装置
であって、コンタクトガラスの他方の面側の画像読取領
域外側の両端に互いに対向するように配設され、副走査
方向の変位に比例して変化する面積を有する一対の光学
情報パターンと、コンタクトガラスの他方の面側に配設
されるとともに主走査方向に延在し、原稿の画像情報お
よび一対の光学情報パターンの面積を読み取る光学読取
器と、光学読取器の主走査方向の一端部を揺動自在に支
持する走行体と、走行体を副走査方向に沿って往復動自
在に案内する案内手段と、走行体に支持され、光学読取
器を揺動させるように駆動する駆動手段と、光学読取器
により読み取られた一対の光学情報パターンの面積差が
ゼロになるように駆動手段の駆動を制御して、光学読取
器の主走査方向に対する傾斜を補正する制御手段と、を
備えたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2および請求項3記載の発明は、上
記課題を解決するため、コンタクトガラスの一方の面上
に載置された原稿を互いに直交する主走査方向および副
走査方向に走査して画像情報を読み取る画像読取装置で
あって、コンタクトガラスの他方の面側の画像読取領域
外側の両端に互いに対向するように配設され、副走査方
向の変位に比例して変化する面積を有する一対の光学情
報パターンと、コンタクトガラスの他方の面側に配設さ
れるとともに主走査方向に延在し、原稿の画像情報を読
み取る光学読取器と、コンタクトガラスの他方の面側に
主走査方向に互いに対向するように光学読取器に設けら
れ、一対の光学情報パターンのそれぞれの面積を読み取
る一対の面積読取手段と、光学読取器の主走査方向の一
端部を揺動自在に支持する走行体と、走行体を副走査方
向に沿って往復動自在に案内する案内手段と、走行体に
支持され、光学読取器を揺動させるように駆動する駆動
手段と、面積読取手段により読み取られた一対の光学情
報パターンの面積差がゼロになるように駆動手段の駆動
を制御して、光学読取器の主走査方向に対する傾斜を補
正する制御手段と、を備えたことを特徴とするものであ
り、また、請求項3記載の発明は、前記制御手段が、面
積読取手段の読み取り結果に基づいて光学読取器の副走
査方向の位置を検知するようにしている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、光学読取器により一
対の光学情報パターンの面積が読み取られ、読み取られ
た一対の光学情報パターンの面積差がゼロになるように
駆動手段の駆動が制御される。したがって、非接触にヨ
ーイングが検知されるとともに、光学読取器の主走査方
向に対する傾斜がゼロになるように駆動手段がフィード
バック制御される。
【0011】請求項2および請求項3記載の発明では、
走行体に支持された一対の面積読取手段により一対の光
学情報パターンの面積が読み取られ、読み取られた一対
の光学情報パターンの面積差がゼロになるように駆動手
段の駆動が制御される。したがって、非接触にヨーイン
グが検知されるとともに、光学読取器の主走査方向に対
する傾斜がゼロになるように駆動手段がフィードバック
制御される。また、制御手段が、面積読取手段の読み取
り結果に基づいて光学読取器の副走査方向の位置を検知
するようにした場合、アブソリュート型リニアエンコー
ダとして光学読取器の絶対位置が検知可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図5は請求項1記載の発明に係る画像読取装置の一
実施例を示す図であり、等倍型結像方式の画像読取装置
に適用した例である。まず、構成を説明する。
【0013】図1〜図3において、1はコンタクトガラ
スであり、コンタクトガラス1の一方の面、すなわち図
3における上面1a上には原稿2が載置される。図1に
おける上下方向を主走査方向、左右方向を副走査方向と
し、原稿2の画像は互いに直交する主走査方向および副
走査方向に走査されて読み取られるようになっている。
【0014】ここで、コンタクトガラス1の他方の面側
、すなわち図3における下面1b側の画像読取領域Kの
外側の両端には、互いに対向するように一対の光学情報
パターン3、4が配設されている。光学情報パターン3
、4は、副走査方向の変位に比例して変化する面積を有
している。本実施例では、コンタクトガラス1の下面1
bに長方形パターンを対角線で黒部B1、B2と白部W
1、W2に分割したものを印刷により形成またはパター
ン自体を接着し、このくさび形の白部W1、W2をそれ
ぞれ光学情報パターン3、4とする。
【0015】コンタクトガラス1の下面1b側には光学
読取器5が配設されており、光学読取器5は画像読取領
域Kだけでなく光学情報パターン3、4に跨がるように
主走査方向に延在している。また、光学読取器5は、原
稿2の画像情報を読み取るだけでなく、後述するように
一対の光学情報パターン3、4の面積をも読み取るもの
であり、結像光学素子6、CCD7およびこれらを支持
するケース8から構成される。ケース8の一端部、すな
わち光学読取器5の主走査方向の一端部は走行体9に支
点部材10を介して揺動自在に支持されている。走行体
9の両端部はそれぞれ一対のガイド13に副走査方向に
往復動自在に案内されており、一対のガイド13は案内
手段を構成する。また走行体の両端部はそれぞれ一対の
無端ワイヤ14に連結され、一対のワイヤ14はそれぞ
れ副走査方向に離隔する主軸プーリ15とプーリ16と
に掛けわたされ、主軸プーリ15は減速ギヤおよびモー
タを備えたモータ駆動部17により駆動される。したが
って、モータ駆動部17の駆動により走行体9が副走査
方向に駆動され、原稿2が光学読取器5により副走査方
向に読取走査されるようになっている。
【0016】一方、光学読取器5の他端部は副走査方向
に互いに離隔するスプリング11および圧電素子12を
介して走行体9に挟持されており、圧電素子12は制御
部21からの印加電圧に応じて副走査方向に伸縮するも
のであり、この素子には常時一定電圧がバイアス印加さ
れている。したがって、スプリング11および圧電素子
12は、走行体9に支持され、光学読取器5を揺動させ
るように駆動する駆動手段を構成する。制御部21は、
後述するように、光学読取器5により読み取られた一対
の光学情報パターン3、4の面積差がゼロになるように
圧電素子12の駆動を制御して、光学読取器5の主走査
方向に対する傾斜、すなわちヨーイングを補正するもの
であり、制御手段を構成する。なお、18は原稿2を照
射する光源、19は反射ミラーである。図4は制御部2
1を構成するヨーイング検出回路および補正回路を示し
ており、図4において、30、33はカウンタ、31、
34はバッファ、32、35はD/A(デジタル−アナ
ログ)変換器、36は差動増幅器、37はドライバであ
る。
【0017】次に、図5のタイミングチャートを参照し
ながら作用を説明する。光学読取器5のヨーイングはC
CD7により読み取られる光学情報パターン3、4の面
積、すなわち、白部W1、W2の幅が何画素読み取られ
るかによって検出される。走行体9が常に平行移動して
いれば、白部W1の読み取り画素数と白部W2の読み取
り画素数は一致している。ここで、ヨーイングが図2の
走行体9の点線位置に示すような方向に発生したとする
。この場合、CCD7の読取方向を図2の上から下とす
ると、CCD7の図2の上端部の読み取り画素数は減少
し、逆にCCD7の図2の下端部の読み取り画素数は増
加する。このため、制御部21が両画素数をカウントし
て、その差を求めることにより、ヨーイングの方向と量
が検知される。ただし、ここで問題になることがあり、
それはCCD7の出力はパラレルではなくシリアル出力
であり、白部W1とW2の読み取る信号は時間的にずれ
るため、CCD7の上端、下端部の信号出力をそのまま
では比較することができないことである。このような問
題点は以下のような信号処理により解決される。  す
なわち、図4、図5において、白部W1のカウントは、
CCD7の出力をこのCCD各画素に対応したサンプリ
ングパルスでゲート1の時間のみカウンタ30によりカ
ウントされる。白部W2のカウントは、同様にしてゲー
ト2の時間のみカウンタ33でカウントされる。ゲート
2が閉じた直後にラッチ信号により各カウンタ内容は、
バッファ31、34にストアされる。カウンタのリセッ
トはゲート1が開く前のCCD7の同期信号(CCD出
力信号でマイナス信号が出力されているところ)で実行
される。バッファ出力は常時D/A変換器32、35で
アナログ出力に変換され、両者は差動増幅器36で比較
、増幅される。この差動増幅器36の出力は前述したよ
うにヨーイングの方向と量に比例する。ここに、ヨーイ
ングが図2の走行体9の点線位置の方向に発生したとす
る。この場合、(カウンタ30によるカウント数)<(
カウンタ33によるカウント数)となる。圧電素子12
は常時一定電圧でバイアスされているため、A/D変換
されたカウンタ値の差は圧電素子12を伸張方向に駆動
する。この結果、図1に示すように光学読取器5は支点
部材10を中心図1の矢印A方向に回動し、ヨーイング
が補正される。また逆方向にヨーイングが発生した場合
、圧電素子12は収縮方向に駆動される。圧電素子12
の駆動は次のゲート1信号が出力される前に完了してい
ればよい。したがって、差動増幅器36のゲインを適切
に選択しておけば、走行体9のヨーイングの発生に拘ら
ず、光学読取器5自体のヨーイングは常に補正され、C
CD7の走査方向は主走査方向に対して平行に保持され
る。
【0018】上述ように本実施例では、走行体9のヨー
イングを検知し、この検知結果に基づいて光学読取器5
の主走査方向に体する傾斜を補正しているので、ヨーイ
ングを走行体ガイド等の精度により機械的に抑制する従
来のものに比較すると、走行体9を案内するガイド13
の機構を簡単にすることができ、コストを低減すること
ができる。また、走行体9のヨーイングを非接触に光学
的に検知しているので、接触部の経時変化等による検知
精度の低下を防止することができ、経時変化に対して非
常に強い装置にすることができる。さらに、画像情報を
読み取るCCD7がヨーイング検知用のセンサを兼用し
ているので、より一層コストを低減することができる。 さらにまた、光学情報パターン3、4はコンタクトガラ
ス1の原稿載置側の反対側の下面1b側に配置されてい
るので、光学情報パターン3、4に塵や埃が付着するの
を防止することができる。またさらに、主走査1ライン
毎に走行体9のヨーイングを検出しているので、高速で
あり、ヨーイング検出精度の累積誤差の発生を防止する
ことができる。
【0019】図6〜図10は請求項2および請求項3記
載の発明係る画像読取装置の一実施例を示す図である。 なお、図6〜図8において、図1〜図3に示される前述
の実施例の構成部材と同一の部材には同じ符号を付して
その説明を省略する。図6〜図9において、33、34
は光学情報パターンであり、光学情報パターン33、3
4は、コンタクトガラス1の下面1b側の画像読取領域
Kの外側の両端に互いに対向するように配設されており
、副走査方向の変位に比例して変化する面積を有してい
る。本実施例では、コンタクトガラス1の下面1bに長
方形パターンを対角線で黒部B1、B2と白部W1、W
2に分割したものを印刷により形成またはパターン自体
を接着し、このくさび形の白部W1、W2をそれぞれ光
学情報パターン33、34とする。35、36は一対の
ヨーイング検出ユニットであり、ヨーイング検出ユニッ
ト35、36は、コンタクトガラス1の下面1b側に主
走査方向に互いに対向するように光学読取器5のケース
8に設けられ、一対の光学情報パターン33、34のそ
れぞれの面積を読み取るものである。すなわち、ヨーイ
ング検出ユニット35、36は、光学情報パターン33
、34をそれぞれ照射する発光素子35a、36a、受
光素子35b、36bおよびこれらの素子を支持する検
出ケース39を備えており、検出ケース39には、パタ
ーンの光量検出の感度を向上するとともにノイズを防止
するため光通過用スリット39aが形成されている。受
光素子35b、36bはパターンの白部W1、W2の面
積が大きくなると発光素子35a、36aによる照射の
反射光を多く受け、受光素子35b、36bの出力信号
は大きくなる。したがって、ヨーイング検出ユニット3
5、36のそれぞれの受光素子35b、36bの出力信
号は光学情報パターン33、34の面積、すなわち白部
W1、W2の面積を表している。
【0020】41は制御部であり、制御部41は、ヨー
イング検出ユニット35、36により読み取られた一対
の光学情報パターン33、34の面積差がゼロになるよ
うに駆動手段22の駆動を制御して、光学読取器5の主
走査方向に対する傾斜を補正するものであり、制御手段
を構成する。また、制御部41は、ヨーイング検出ユニ
ット36の読み取り結果に基づいて光学読取器5の副走
査方向の絶対位置を検知する。図10は、制御部41を
構成するヨーイング検出、補正回路を示している。図1
0において、48、49はバッファ回路、50は差動増
幅器、51はドライバ、53はA/D(アナログ−デジ
タル)変換器、54はCPU、55はROM、56はR
AM、57はバスラインである。
【0021】次に、作用を説明する。走行体9がヨーイ
ング発生なしに走行した場合、ヨーイング検出ユニット
35、36のそれぞれの受光素子35b、36bの出力
は走行開始から終了まで同じになる。一方、上述の走行
において走行体9に図7の点線位置の方向にヨーイング
が発生した場合、ヨーイング検出ユニット35の受光素
子35bの出力信号は、ヨーイング発生前より大きな面
積の白部W1の読み取りにより増大し、逆にヨーイング
検出ユニット36の受光素子36bの出力は減少する。 また、ヨーイング方向が上述と逆方向になると、受光素
子35b、36bの出力信号は上述の逆に変化する。こ
こで、図7の走行体9の点線位置に示す方向にヨーイン
グが発生した場合、受光素子35b、36bのそれぞれ
の出力信号をV35b、V36bとすると、差動増幅器
50の出力Voutは、Vout=(V36b−V35
b)R2/R3となり、マイナス出力になる。ただし、
R1=R3、R2=R4とする。この結果、圧電素子1
2は伸張方向に駆動され、光学読取器5は支点部材10
を中心に図6の矢印B方向に回動される。図7の点線位
置方向とは逆の方向にヨーイングが発生した場合、上述
とは逆に圧電素子12は収縮方向に駆動される。したが
って、差動増幅器50のゲインを適切に選択しておけば
、走行体9のヨーイングに拘らず、光学読取器5自体の
ヨーイングはフィードバック制御により補正され、CC
D7は常に主走査方向に対して平行に走査することにな
る。一方、受光素子36bの出力信号は走行体9の移動
距離に比例したアナログ出力が出力される。このアナロ
グ出力を図10に示すようなブロック構成によりA/D
変換すれば、CPU54は走行体9の絶対位置を検出す
ることができる。
【0022】上述のように本実施例では、走行体9のヨ
ーイングを検知し、この検知結果に基づいて光学読取器
5の主走査方向に体する傾斜を補正しているので、走行
体ガイド等の精度により機械的にヨーイングを抑制する
従来のものに比較すると、走行体9を案内するガイド1
3の機構を簡単にすることができ、コストを低減するこ
とができる。また、走行体9のヨーイングを非接触に光
学的に検知しているので、接触部の経時変化等による検
知精度の低下を防止することができ、経時変化に対して
非常に強い装置にすることができる。さらに、フィード
バック制御をアナログ処理で実行しているので、ヨーイ
ング補正処理を非常に高速にすることができる。さらに
また、光学情報パターン33、34をヨーイング検出用
と位置検出用とで共用しているので、コストを低減する
ことができる。またさらに、従来においては、走行体9
の位置検知にはモータに直結したロータリーエンコーダ
のパルスをカウントするインクリメンタリエンコーダを
使用していたため、ノイズ等により誤動作すると、走行
体9の現在位置が不明になり、スキャナの暴走、衝突等
の不具合が発生する可能性がある。これに対し本実施例
では、光学情報パターン33、34をアブソリュート型
リニアエンコーダとすることができるめ、従来のものに
比較すると、ノイズに強く、また誤って走行体9の移動
中に電源が切られた場合でも、次に電源が入れられた時
に走行体9の位置を検出することができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、光学読取
器により一対の光学情報パターンの面積が読み取られ、
読み取られた一対の光学情報パターンの面積差がゼロに
なるように駆動手段の駆動が制御されるので、光学的に
非接触でヨーイングを検知し、この検知結果に基づき、
光学読取器の主走査方向に対する傾斜がゼロになるよう
に駆動手段をフィードバック制御することができ、経時
変化等によるヨーイングの発生を安価な構成で確実に防
止することができる。
【0024】請求項2および請求項3記載の発明によれ
ば、走行体に支持された一対の面積読取手段のにより一
対の光学情報パターンの面積が読み取られ、読み取られ
た一対の光学情報パターンの面積差がゼロになるように
駆動手段の駆動が制御されるので、非接触にヨーイング
が検知されるとともに、光学読取器の主走査方向に対す
る傾斜がゼロになるように駆動手段の駆動をフィードバ
ック制御することができ、経時変化等によるヨーイング
の発生を安価な構成で確実に防止することができる。ま
た、制御手段が、面積読取手段の読み取り結果に基づい
て光学読取器の副走査方向の位置を検知するようにした
場合、アブソリュート型リニアエンコーダとして光学読
取器の絶対位置を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係る画像読取装置の一実
施例を示す概略平面図。
【図2】図1における走行体のヨーイングの検知原理を
説明するための図。
【図3】図1における光学読取器を示す概略断面図。
【図4】図1における制御部の構成を示す図。
【図5】図1における圧電素子の駆動タイミングを説明
するためのタイミングチャート。
【図6】請求項2および請求項3記載の発明に係る画像
読取装置の一実施例を示す概略平面図。
【図7】図6における走行体のヨーイングの検知原理を
説明するための図。
【図8】図6における光学読取器を示す概略断面図。
【図9】図6におけるヨーイング検出ユニットの概略断
面図。
【図10】図6における制御部の構成を示す図。
【符号の説明】
1  コンタクトガラス 2  原稿 3、4、33、34    光学情報パターン5  光
学読取器 9  走行体 11  スプリング 12  圧電素子(駆動手段) 13  ガイド(案内手段) 21、41  制御部(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  コンタクトガラスの一方の面上に載置
    された原稿を互いに直交する主走査方向および副走査方
    向に走査して画像情報を読み取る画像読取装置であって
    、コンタクトガラスの他方の面側の画像読取領域外側の
    両端に互いに対向するように配設され、副走査方向の変
    位に比例して変化する面積を有する一対の光学情報パタ
    ーンと、コンタクトガラスの他方の面側に配設されると
    ともに主走査方向に延在し、原稿の画像情報および一対
    の光学情報パターンの面積を読み取る光学読取器と、光
    学読取器の主走査方向の一端部を揺動自在に支持する走
    行体と、走行体を副走査方向に沿って往復動自在に案内
    する案内手段と、走行体に支持され、光学読取器を揺動
    させるように駆動する駆動手段と、光学読取器により読
    み取られた一対の光学情報パターンの面積差がゼロにな
    るように駆動手段の駆動を制御して、光学読取器の主走
    査方向に対する傾斜を補正する制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】  コンタクトガラスの一方の面上に載置
    された原稿を互いに直交する主走査方向および副走査方
    向に走査して画像情報を読み取る画像読取装置であって
    、コンタクトガラスの他方の面側の画像読取領域外側の
    両端に互いに対向するように配設され、副走査方向の変
    位に比例して変化する面積を有する一対の光学情報パタ
    ーンと、コンタクトガラスの他方の面側に配設されると
    ともに主走査方向に延在し、原稿の画像情報を読み取る
    光学読取器と、コンタクトガラスの他方の面側に主走査
    方向に互いに対向するように光学読取器に設けられ、一
    対の光学情報パターンのそれぞれの面積を読み取る一対
    の面積読取手段と、光学読取器の主走査方向の一端部を
    揺動自在に支持する走行体と、走行体を副走査方向に沿
    って往復動自在に案内する案内手段と、走行体に支持さ
    れ、光学読取器を揺動させるように駆動する駆動手段と
    、面積読取手段により読み取られた一対の光学情報パタ
    ーンの面積差がゼロになるように駆動手段の駆動を制御
    して、光学読取器の主走査方向に対する傾斜を補正する
    制御手段と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】  前記制御手段が、面積読取手段の読み
    取り結果に基づいて光学読取器の副走査方向の位置を検
    知するようにしたことを特徴とする請求項2記載の画像
    読取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074931A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Sokkia Topcon Co Ltd 二次元座標測定機
JP2011124818A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、及びこれを搭載した複写機
JP2012151568A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Murata Mach Ltd 画像読取装置

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JP2011124818A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、及びこれを搭載した複写機
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