JPH05276317A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH05276317A
JPH05276317A JP4068583A JP6858392A JPH05276317A JP H05276317 A JPH05276317 A JP H05276317A JP 4068583 A JP4068583 A JP 4068583A JP 6858392 A JP6858392 A JP 6858392A JP H05276317 A JPH05276317 A JP H05276317A
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mirror
face
light
lens
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Yasuo Sakurai
靖夫 桜井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像読取装置の読取り光学装置のレンズ端面
で反射しレンズに入射する不要光の発生を防止する。 【構成】 ミラーの端面に不要光発生防止手段、例えば
梨地処理、斜カット、黒色塗装を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿固定光学系移動型
の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージスキャナ、ファクシミリ、デジ
タル複写機等の画像読取り装置としては、原稿固定光学
系移動型のものがよく知られている。
【0003】図9はこの型の画像読取り装置の一例の外
観を示す図で、画像読取り装置20の頂面に設けられた
原稿台21から給送された原稿は読取り部22のコンタ
クトガラス7(図10)上の所定の位置で停止し、光読
取り走査された後、原稿トレイ23に排出される。
【0004】図10は読取り光学装置の構成を示す図
で、コンタクトガラス7上に載置された原稿は光源6に
より照明され、その反射光は第1ミラー1、断面で
「ハ」の字型に配置された第2、第3ミラー2、3、及
び結像レンズ4を介してCCD5上に結像する。光源6
と第1ミラー1とは一体に走査方向に一定の速度で移動
し、第2、第3ミラー2、3は一体に一つのキャリッジ
に担持され、その半分の速度で同期して同方向に移動す
ることにより、原稿側光路長を一定に保ち、常に結像素
子としてのCCD5上に結像するようにして原稿全面を
光走査し、CCDで読取ることができる。
【0005】ところで、ファクシミリ、デジタル複写
機、イメージスキャナ等の読取装置は、最近は高性能、
高品質が要求され、特に高画質が要求されてきている。
高密度(例えば400dpi、600dpi…等;dp
iは1インチ当りドット数)と高階調を得るには、黒レ
ベルと白レベルの差(コントラスト)を大きくすればよ
いことが判っているが、現実には黒を読取った時、暗ノ
イズがあり、多少白側にレベルが上る。これは回路上の
SN比と、光学的なノイズがある。
【0006】光学的ノイズは、本来の必要光以外の不要
光(外乱光)が光軸上に入りレンズを介してCCDに入
射し、部分的に光量が上り白レベルが高くなる。そのた
め、黒レベルと白レベルの差が大きくなり、相対的に黒
が下る。逆に全体的に黒に近い原稿を読取っている場合
は、黒の中に不要光で部分的に白レベル側に近づいたレ
ベルになる。これらは画像上では黒スジ、白スジとな
る。
【0007】不要光(外乱光)の発生について詳しく述
べると、図11に示す如くミラー(例えば2)の端面に
入射した原稿からの光線は本来読取り光が進むべき方向
に進まず、あらぬ方向に反射する。したがって、本来図
12、図13に示す如く光線を反射させる第1ミラー
1、及び第2ミラー2の端面に原稿からの光が入射する
ことにより、図14、図15に示す如くミラーの端面で
反射した光線はレンズ4を介して、CCDに不要光とし
て入射する可能性がある。
【0008】これらの不要光を低減させることを目的と
して、特開昭60−216665号公報には、原稿から
の反射光の光路にスリットを設け、原稿からの反射光を
絞り、迷光等が光軸上にのらないように防止することが
提案されている。又、特開昭63−20957号公報に
は、図10の光学系の第2、第3ミラー2、3より成る
可動ミラーユニットを光束の通過する部分にスリットを
設けた遮光部材で四方を囲繞して迷光等が光軸にのらな
いようにして不要光によるコントラスト低減を防止する
ことが提案されている。
【0009】しかし、これらの提案では、遮光のための
部材を新規に追加しているためコストが上昇すること、
又前者の場合は光源の周辺を塞ぐため温度上昇につなが
り、光源の温度変化、結像素子(CCD)の温度上昇を
招き、レベルの変動につながる。又、後者の場合は、可
動ミラーユニットの質量が増加し、走査駆動力の上昇を
招く。
【0010】コストの低減、移動質量の低減を目的とし
てミラーの厚みを少なくすることも考えられるが、ミラ
ーは一般に図8に示すように長手方向の両端で支持され
ているのでミラーを薄くすると、ミラーが自重でたわみ
リップル量と云われているミラーの平面度が悪くなる。
ミラーの平面度が悪くなると結像面でボケが発生してシ
ャープネスが低下する。図8には第2ミラー2をキャリ
ッジに設けられたブラケット9に板ばね10で保持され
ている例を示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来実施さ
れ、あるいは提案されている画像読取装置の上述の実情
にかんがみ、ミラー端面からの不要光がレンズを介して
CCDに入射することがない画像読取装置を提供し、さ
らに、ミラーの端面からの不要光の反射を防止するとと
もにミラーを薄くした場合にも、ミラーのたわみがなく
平面度を向上させることのできる画像読取装置を提供す
ることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の第1の課題を解決
するための画像読取装置は、ミラーの端面からの反射光
がレンズに入射することを防止する手段をミラーの端面
に施したことを特徴とする。
【0013】又、上記の第2の課題を解決するための手
段は、上記構成の画像読取装置において、上記のミラー
端面からの反射光がレンズに入射することを防止する手
段として、ミラーの長手方向の端面とこれと交わるミラ
ー面または裏面の縁部との少くとも後者を当接させてミ
ラーを保持し、外面が黒色のL字形断面を有する剛性部
材を有することを特徴とする。
【0014】
【作用】上記の前者の構成によれば、ミラーの端面に原
稿の反射光が当っても、ミラーの端面には反射光がレン
ズに入射することを防止する手段が設けられているの
で、反射光がミラーに入射し、CCDに到ることは防止
される。ミラー端面からの反射光がレンズに入射するこ
とを防止するための手段としては、ミラー端面を梨地仕
上げすることにより乱反射させるとか、ミラー端面を斜
にカットして反射光の方向をレンズに向う方向からそら
せる方法等が考えられる。勿論ミラー端面を黒色に塗装
してもよい。
【0015】後者の構成によれば、ミラー端面に向う原
稿からの反射光は黒色に塗られたL字形断面部材により
吸収されてレンズの方へ反射することが防止されるとと
もに、剛性を有するL字形部材の内面にミラーの端面と
これに交わるミラー面又はその裏面の少くとも後者を当
接させて保持することにより、ミラーの反射面を所定の
位置に平面度高く保持することができ、画像品質、特に
細線のシャープネスを向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面にもとづいて
詳細に説明する。
【0017】図1は本発明を、図10で説明した光学系
の第1、第2ミラーに適用した実施例を示す。この実施
例ではミラー1、2の原稿及び光源の方を向いた端面1
aには、図2に詳細に示すように梨地仕上げが施されて
いる。したがって、原稿からの反射光又は光源からの光
がこの端面に入射しても乱反射して、レンズに集中して
入射することは防止される。ミラー端面の反射防止処理
方法はこの他に黒色系の色に塗装する方法や、黒色テー
プや梨地テープを貼り付ける方法も採用可能である。
【0018】又、図3、図4に示すようにミラー1、2
の端面1aを斜にカットすることにより端面1aに入射
した光線をレンズに入射しない方向に反射させるように
してもよい。
【0019】図5、6及び7に示す他の実施例では、第
2ミラー2は長手方向に延びる端面とこれと交わる反射
面の端縁部との少くとも後者をL字形断面のブラケット
8に取付けて保持されている。ブラケット8は表面を黒
色に塗装され、かつ適度の剛性を有し、ブラケット9を
介してキャリッジに固定されている。
【0020】したがって、ミラーの端面の方向に進んで
きた光線は黒色に塗装されたブラケット8により遮られ
吸収され、レンズの方には反射しない。又、ミラーは長
手方向の両端縁をブラケット8のL字形の両辺に当接さ
せて保持されているので、ミラーの自重によるたわみが
防止され、ミラー2を薄くしても平面度を維持すること
ができ、特に細線のシャープネスを向上させることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、大幅なコ
ストアップを招くことなく、ミラーの端面で反射する不
要光による光学的ノイズが低減され、コントラストが上
り、細線のシャープさ、階調性の拡大を図ることができ
画像品質が向上する。
【0022】又、請求項4に記載の発明によれば、上記
の効果の他、ミラーを薄くしても平面度を維持すること
ができるので、ミラーユニットの質量を小さくすること
ができ、走査のための駆動力を小さくすることができ、
又コストの低減に効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】そのミラー端面近傍を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】そのミラー端面近傍を拡大して示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の更に他の実施例のミラー及びその支持
部材を示す断面図である。
【図6】その斜視図である。
【図7】そのキャリッジへの取付部を示す斜視図であ
る。
【図8】従来のミラー保持機構の一例を示す斜視図であ
る。
【図9】公知の画像読取装置の一例の外観を示す斜視図
である。
【図10】その読取り光学装置の構成を示す断面図であ
る。
【図11】ミラーの端面による不要光の反射を示す説明
図である。
【図12】図10の光学装置の第1ミラーの作図を説明
する断面図である。
【図13】図10の光学装置の第2ミラーの作用を説明
する断面図である。
【図14】上記第1ミラーの端面による不要光の発生を
示す説明図である。
【図15】上記第2ミラーの端面による不要光の発生を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1ミラー 1a ミラーの端面 2 第2ミラー 3 第3ミラー 4 レンズ 5 CCD 6 光源灯 8 L字形断面剛性部材 9 ブラケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿固定光学系移動型画像読取装置にお
    いて、 ミラー端面からの反射光がレンズに入射することを防止
    する手段をミラーの端面に施したことを特徴とする画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 上記のミラー端面からの反射光がレンズ
    に入射することを防止する手段がミラー端面の梨地処理
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取り装
    置。
  3. 【請求項3】 上記のミラー端面からの反射光がレンズ
    に入射することを防止する手段がミラー端面を斜にカッ
    トすることであることを特徴とする請求項1に記載の画
    像読取り装置。
  4. 【請求項4】 上記のミラー端面からの反射光がレンズ
    に入射することを防止する手段として、ミラーの長手方
    向の端面とこれと交わるミラー面又は裏面の縁部との少
    くとも後者を当接させてミラーを保持し、外面が黒色の
    L字形断面を有する剛性部材を有することを特徴とする
    請求項1に記載の画像読取り装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10190955A (ja) * 1996-12-20 1998-07-21 Fuji Photo Optical Co Ltd スキャナー光学系
US7235778B2 (en) 2003-09-30 2007-06-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Optical scanner reflecting and outputting light with controlled intensity and image forming apparatus using same
US7268929B2 (en) 2003-09-30 2007-09-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Optical scanner reflecting and outputting light increased in width and image forming apparatus using same
JP2008122971A (ja) * 2007-11-14 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 光書き込みユニットおよび画像形成装置
US10495873B2 (en) * 2016-06-29 2019-12-03 Seiko Epson Corporation Electronic device and electro-optical device having a mirror with antireflection film

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