JP3159778B2 - 画像読取装置の光学ユニット - Google Patents
画像読取装置の光学ユニットInfo
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- JP3159778B2 JP3159778B2 JP12081992A JP12081992A JP3159778B2 JP 3159778 B2 JP3159778 B2 JP 3159778B2 JP 12081992 A JP12081992 A JP 12081992A JP 12081992 A JP12081992 A JP 12081992A JP 3159778 B2 JP3159778 B2 JP 3159778B2
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- optical unit
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿固定光学系移動方
式の画像読取装置の光学ユニットに関する。
式の画像読取装置の光学ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機、ファクシミリ、スキャ
ナ(例えば電子ファイル用スキャナ、OCR等)等の画
像読取り装置には、原稿を移動させながら、原稿から反
射する画像光を固定された光学系で結像素子に結像させ
て読取る原稿移動走査方式と、原稿を所定の位置に停止
させ、光学系を移動させて原稿から反射する画像光をC
CD等の結像素子に結像させて読取る原稿固定光学系移
動走査方式のものとがある。
ナ(例えば電子ファイル用スキャナ、OCR等)等の画
像読取り装置には、原稿を移動させながら、原稿から反
射する画像光を固定された光学系で結像素子に結像させ
て読取る原稿移動走査方式と、原稿を所定の位置に停止
させ、光学系を移動させて原稿から反射する画像光をC
CD等の結像素子に結像させて読取る原稿固定光学系移
動走査方式のものとがある。
【0003】図7は後者の画像読取り方式の電子ファイ
ル用スキャナの一例の外観を示す斜視図である。その光
学ユニットの構成を図8に示す。光源1と第1ミラー2
とは一体に第1キャリッジに担持され、読取り走査時v
の速度で原稿と平行に移動される。コンタクトガラス7
上に載置された原稿は光源1により照射され原稿面に直
角方向に反射された画像光は、第1ミラー2により原稿
と平行の方向に反射され、互いに直交するように第2キ
ャリッジに担持された第2、第3ミラー3,4のうちの
第2ミラー3に入射し、他方のミラー4から原稿面と平
行方向に出射した後、結像レンズ5により結像素子(C
CD)に入射し、電気信号として読取られる。この際第
2キャリッジは第1キャリッジの走査移動と同期して同
方向にv/2の速度で移動することにより、原稿面から
結像レンズ5迄の距離を一定に保持し、画像光が正確に
CCD上に結像するようにされている。
ル用スキャナの一例の外観を示す斜視図である。その光
学ユニットの構成を図8に示す。光源1と第1ミラー2
とは一体に第1キャリッジに担持され、読取り走査時v
の速度で原稿と平行に移動される。コンタクトガラス7
上に載置された原稿は光源1により照射され原稿面に直
角方向に反射された画像光は、第1ミラー2により原稿
と平行の方向に反射され、互いに直交するように第2キ
ャリッジに担持された第2、第3ミラー3,4のうちの
第2ミラー3に入射し、他方のミラー4から原稿面と平
行方向に出射した後、結像レンズ5により結像素子(C
CD)に入射し、電気信号として読取られる。この際第
2キャリッジは第1キャリッジの走査移動と同期して同
方向にv/2の速度で移動することにより、原稿面から
結像レンズ5迄の距離を一定に保持し、画像光が正確に
CCD上に結像するようにされている。
【0004】さて、上記の光学系の構成の場合、従来は
図9に示す如く、第1ミラー2からの反射光は、互いに
直交する第2、第3ミラー3,4のうちの原稿に近い方
のミラーに入射するように第1ミラー2の位置が設定さ
れているため、原稿面から第1ミラー2迄の距離が短く
なり、結像レンズ5に入射する光束の第1ミラー2の反
射面における幅は図10に示す如く狭くなり、図11に
示す如くミラーの反射面にほこり、ゴミ等の異物が付着
すると、一様な白色原稿を読取っても、図12に示す如
く、異物がついている部分は黒側にレベルが低下し、し
きい値以下になった場合は、画像上では図13に示す如
く、黒すじとなって現われる。
図9に示す如く、第1ミラー2からの反射光は、互いに
直交する第2、第3ミラー3,4のうちの原稿に近い方
のミラーに入射するように第1ミラー2の位置が設定さ
れているため、原稿面から第1ミラー2迄の距離が短く
なり、結像レンズ5に入射する光束の第1ミラー2の反
射面における幅は図10に示す如く狭くなり、図11に
示す如くミラーの反射面にほこり、ゴミ等の異物が付着
すると、一様な白色原稿を読取っても、図12に示す如
く、異物がついている部分は黒側にレベルが低下し、し
きい値以下になった場合は、画像上では図13に示す如
く、黒すじとなって現われる。
【0005】この問題を解決する手段として、特開平3
−274959号公報には、第1ミラーを長手方向の軸
の回りに回動可能に支持し、画像読取り時は正規の設定
位置に保持し、それ以外の時はミラー面が垂直又はそれ
より下方に向く位置に切換えて保持する手段を設け、読
取り時以外の時に塵埃がミラー面に付着しないようにし
た構成が開示されている。しかし、第1ミラーは移動す
るキャリッジに担持されており、これを回動可能とする
構成は複雑になり、コストが上昇する可能性がある。
−274959号公報には、第1ミラーを長手方向の軸
の回りに回動可能に支持し、画像読取り時は正規の設定
位置に保持し、それ以外の時はミラー面が垂直又はそれ
より下方に向く位置に切換えて保持する手段を設け、読
取り時以外の時に塵埃がミラー面に付着しないようにし
た構成が開示されている。しかし、第1ミラーは移動す
るキャリッジに担持されており、これを回動可能とする
構成は複雑になり、コストが上昇する可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記構成の画
像読取装置の従来の光学ユニットの上記の問題にかんが
み、簡単な構成で、第1ミラーに異物が付着することに
よる画像上の黒すじの出現を防止することのできる光学
ユニットを提供することを課題とする。
像読取装置の従来の光学ユニットの上記の問題にかんが
み、簡単な構成で、第1ミラーに異物が付着することに
よる画像上の黒すじの出現を防止することのできる光学
ユニットを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め以下の発明を提案する。
め以下の発明を提案する。
【0008】
【0009】本発明は、原稿面から垂直方向に出射する
画像光を、原稿面と平行に走査移動する第1ミラーによ
り原稿面に平行方向に反射させた後、互いに直交配置さ
れ一体的に原稿面と平行に走査方向に移動する2枚のミ
ラーの一方に入射させ、他方より原稿面に平行に出射さ
せ、結像レンズにより結像素子に結像させる画像読取り
装置の光学ユニットにおいて、上記第1ミラーを担持す
るキャリッジに、走査移動方向に前方より後方に行くに
従って間隔が狭くなり、後端に上記第1ミラーのミラー
面に沿う気流を排出するノズルが形成される1対の気流
案内板を設けたことを特徴とする。
画像光を、原稿面と平行に走査移動する第1ミラーによ
り原稿面に平行方向に反射させた後、互いに直交配置さ
れ一体的に原稿面と平行に走査方向に移動する2枚のミ
ラーの一方に入射させ、他方より原稿面に平行に出射さ
せ、結像レンズにより結像素子に結像させる画像読取り
装置の光学ユニットにおいて、上記第1ミラーを担持す
るキャリッジに、走査移動方向に前方より後方に行くに
従って間隔が狭くなり、後端に上記第1ミラーのミラー
面に沿う気流を排出するノズルが形成される1対の気流
案内板を設けたことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【作用】上記構成によれば、第1キャリッジが読取り走
査のために移動することにより1対の気流案内板により
後端に形成されたノズルより第1ミラーのミラー面に沿
う気流が排出され、ミラー面に付着した異物を吹き飛ば
すので、ミラー面は常に清浄に維持され異物の付着によ
る異常画像の発生を防止することができる。
査のために移動することにより1対の気流案内板により
後端に形成されたノズルより第1ミラーのミラー面に沿
う気流が排出され、ミラー面に付着した異物を吹き飛ば
すので、ミラー面は常に清浄に維持され異物の付着によ
る異常画像の発生を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の参考例としての画像読取
装置の光学ユニットの全体構成を示す図である。その光
源1、第1、第2、第3ミラーの配置を図2に拡大して
示す。この参考例では、第1ミラー2は、原稿から直角
方向に出射した画像光を原稿面と平行方向に反射して、
互いに直交する第2、第3ミラー3,4のうちの原稿か
ら遠い方のミラー3に入射させるような位置に設けられ
ている。
装置の光学ユニットの全体構成を示す図である。その光
源1、第1、第2、第3ミラーの配置を図2に拡大して
示す。この参考例では、第1ミラー2は、原稿から直角
方向に出射した画像光を原稿面と平行方向に反射して、
互いに直交する第2、第3ミラー3,4のうちの原稿か
ら遠い方のミラー3に入射させるような位置に設けられ
ている。
【0014】したがって、第1ミラー2と原稿との距離
は従来の場合より長くなり、これに伴って、第1ミラー
2のミラー面での光束の幅は図3に示すように従来より
広くなり、図11の場合と同じサイズの異物がミラー面
に付着したとしてもレンズを経てCCDに達する光束の
異物による遮光幅は小さくなり、一様な白色原稿を読取
った場合の出力レベルは図4に示す如く異物に対応する
位置で若干低下したとしても、しきい値に迄低下する可
能性は少なく、画像上に黒線となって現われることは防
止される。
は従来の場合より長くなり、これに伴って、第1ミラー
2のミラー面での光束の幅は図3に示すように従来より
広くなり、図11の場合と同じサイズの異物がミラー面
に付着したとしてもレンズを経てCCDに達する光束の
異物による遮光幅は小さくなり、一様な白色原稿を読取
った場合の出力レベルは図4に示す如く異物に対応する
位置で若干低下したとしても、しきい値に迄低下する可
能性は少なく、画像上に黒線となって現われることは防
止される。
【0015】図5は、本発明の実施例の光源1、第1、
第2、第3ミラー2,3,4近傍の構成を示す図で、図
6にその光源1と第1ミラー2の近傍を拡大して示す。
光源1のカバー8の下側の上側気流案内板となる部分に
対向して、第1ミラー2の上端縁に一端が固定され走査
移動方向前方に延びる下側気流案内板9が設けられてい
る。
第2、第3ミラー2,3,4近傍の構成を示す図で、図
6にその光源1と第1ミラー2の近傍を拡大して示す。
光源1のカバー8の下側の上側気流案内板となる部分に
対向して、第1ミラー2の上端縁に一端が固定され走査
移動方向前方に延びる下側気流案内板9が設けられてい
る。
【0016】上下一対の気流案内板8,9の間隔は走査
移動方向前部より後部に行くに従って漸次狭くなり、後
端には第1ミラー2のミラー面に沿って流れるように気
流を吹き出すノズルが形成されている。
移動方向前部より後部に行くに従って漸次狭くなり、後
端には第1ミラー2のミラー面に沿って流れるように気
流を吹き出すノズルが形成されている。
【0017】したがって、画像読取り時、第1キャリッ
ジが走査移動すれば気流案内板8,9の前部開口より入
った空気は「運動量の法則」により後方に行くに従って
気流速度が速くなり、後端のノズル部より第1ミラー2
のミラー面に沿って流れる風を吹き出し、異物は風と共
に去りミラー面より除去される。
ジが走査移動すれば気流案内板8,9の前部開口より入
った空気は「運動量の法則」により後方に行くに従って
気流速度が速くなり、後端のノズル部より第1ミラー2
のミラー面に沿って流れる風を吹き出し、異物は風と共
に去りミラー面より除去される。
【0018】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば第1ミラー
上に付着した異物が読取り走査時に除去されるので、異
物による異常画像の発生が防止される。
上に付着した異物が読取り走査時に除去されるので、異
物による異常画像の発生が防止される。
【図1】本発明の参考例の画像読取装置の光学ユニット
の全体構成を示す断面図である。
の全体構成を示す断面図である。
【図2】その光源及び第1、第2、第3ミラーの配置を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図3】その作用を説明する断面図である。
【図4】結像素子のその異物に対応する部分の出力レベ
ルの低下の状態を示すグラフである。
ルの低下の状態を示すグラフである。
【図5】本発明の実施例の光学ユニットの部分断面図で
ある。
ある。
【図6】その気流案内板の拡大断面図である。
【図7】公知の光学系移動方式のスキャナの一例の斜視
図である。
図である。
【図8】その光学ユニットの全体構成を示す断面図であ
る。
る。
【図9】その光源及び第1、第2、第3ミラーの配置を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図10】その第1ミラーの反射面における光束幅を示
す説明図である。
す説明図である。
【図11】その第1ミラーの反射面に異物がついた状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図12】結像素子のその異物に対応する部分の出力レ
ベルの低下の状態を示すグラフである。
ベルの低下の状態を示すグラフである。
【図13】第1ミラーに異物が付着したことにより発生
する異常画像の一例を示す説明図である。
する異常画像の一例を示す説明図である。
1 光源 2 第1ミラー 3,4 第2、第3ミラー(互いに直交するミラー) 5 結像レンズ 6 結像素子 7 コンタクトガラス 8 光源カバー(上側気流案内板) 9 下側気流案内板
Claims (1)
- 【請求項1】 原稿面から垂直方向に出射する画像光
を、原稿面と平行に走査移動する第1ミラーにより原稿
面に平行方向に反射させた後、互いに直交配置され一体
的に原稿面と平行に走査方向に移動する2枚のミラーの
一方に入射させ、他方より原稿面に平行に出射させ、結
像レンズにより結像素子に結像させる画像読取り装置の
光学ユニットにおいて、 上記第1ミラーを担持するキャリッジに、走査移動方向
に前方より後方に行くに従って間隔が狭くなり、後端に
上記第1ミラーのミラー面に沿う気流を排出するノズル
が形成される1対の気流案内板を設けたことを特徴とす
る光学ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12081992A JP3159778B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 画像読取装置の光学ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12081992A JP3159778B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 画像読取装置の光学ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05316291A JPH05316291A (ja) | 1993-11-26 |
JP3159778B2 true JP3159778B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=14795752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12081992A Expired - Fee Related JP3159778B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 画像読取装置の光学ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3159778B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4106855C2 (de) * | 1990-03-02 | 1996-09-05 | Canon Kk | Röntgenaufnahmebühne |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP12081992A patent/JP3159778B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05316291A (ja) | 1993-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080216 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216 Year of fee payment: 8 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |