JP2001041640A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001041640A
JP2001041640A JP21471399A JP21471399A JP2001041640A JP 2001041640 A JP2001041640 A JP 2001041640A JP 21471399 A JP21471399 A JP 21471399A JP 21471399 A JP21471399 A JP 21471399A JP 2001041640 A JP2001041640 A JP 2001041640A
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freshness
food
storage
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refrigerator
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JP21471399A
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English (en)
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Toshiaki Mamemoto
壽章 豆本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/36Visual displays
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/06Sensors detecting the presence of a product

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な方法で、食品の鮮度管理を精度よく行
え、使用者にわかりやすい情報を発信できる冷蔵庫を提
供する。 【解決手段】 ガス検知センサー27の検知出力と食品
目を指定する食品目指定手段22の出力をもとに入庫さ
れた食品の初期鮮度を判定する初期鮮度判定手段28
と、貯蔵時間計測手段24による経過時間と、温度検知
手段18、湿度検知手段19による温、湿度の経過デー
タと、冷蔵庫の運転時間計測手段31による運転履歴お
よび扉開閉回数計測手段32と扉開放時間計測手段33
による扉15の開閉履歴により入庫された食品の貯蔵中
の履歴を記憶する貯蔵履歴記憶手段30とを備え、初期
鮮度判定手段28と食品目指定手段22の出力と貯蔵履
歴記憶手段30の記憶データを入力として鮮度推定手段
29により食品の鮮度を推定し、その結果に基づいて表
示手段16による鮮度表示と報知手段25による報知を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の庫内に貯
蔵された食品の鮮度を推定し、管理する冷蔵庫に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】生鮮食料品を典型とする食品の鮮度を管
理することは、食品メーカーや外食産業を問わず家庭に
おいても重要である。しかしながら家庭における鮮度管
理の方法は、食品メーカーが指定する賞味期限に基づい
て日数計算を行い、光沢、色、香り等の各人の主観的な
官能評価で腐敗していないかどうかで判断して管理され
ているのが現状である。
【0003】こうした背景の中、食品を貯蔵する冷蔵庫
に鮮度管理機能を持たせたものが数多く提案されてきて
いる。食品の鮮度管理機能を持たせた冷蔵庫の一例とし
て、特開平4―295584号公報に記載されたものが
知られている。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵
庫を説明する。
【0005】図13は、従来の冷蔵庫の斜視図であり。
図14は同冷蔵庫の機能ブロック図である。図13にお
いて、1は冷蔵庫本体、2は前記冷蔵庫本体1の前面開
口部に開閉自在に取り付けた扉である。3は前記扉2の
外表面の一部に設けた入出力装置。4は前記冷蔵庫本体
1の天面に設けた制御装置である。
【0006】また、図14において、入出力装置3はバ
ーコードリーダ5、磁気カードリーダ6、テンキー7お
よびそれらを制御するための入出力制御部8とバーコー
ドリーダ5で読み取ったバーコードを解読するためのバ
ーコードデータベース9よりなっており、食品管理部1
0ではそれら入出力装置3により入力された日からメモ
リ11に蓄えられた経過日数に基づき賞味期限管理を行
い賞味期限が過ぎた食品が存在するときには、表示部1
2により使用者に警告する。また、システムコントロー
ル部13は、入出力制御部8と食品管理部10間のデー
タを中継し、コントロールするものである。
【0007】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0008】使用者が食品を冷蔵庫に入庫する際、バー
コードリーダ5で食品に記載されているバーコードを読
み取る。読み取ったバーコードデータは制御装置4で処
理され、表示部12に食品名、数量、日付等を表示す
る。バーコードが記載されていない食品は、表示部12
に表示された食品名よりテンキー7で選択して入庫登録
をする。また、食品リストを記憶している磁気カードに
より入力する場合は、磁気カードリーダ6にカードを挿
入し食品データを入力する。
【0009】入力された食品データは、随時表示部12
で確認でき、食品を入庫した日付、製造年月日、食品
名、数量、食品の保存状態などが表示される。ここで、
食品の保存状態は、入庫してから現在までの経過日数と
賞味期限データとを比較して決定され、保存期間が長く
なったり賞味期限を過ぎた場合は音声や警告灯により使
用者に注意を促すものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、鮮度管理の目安が、予め定められた個々の
食品の賞味期限との対比に基づくものであるため、賞味
期限のわからない食品に対しては鮮度を推定できないと
いう欠点があった。
【0011】また、賞味期限がわかる食品についても、
賞味期限は一定の条件下に安定して保管した場合の品質
保持の目安であり、特に貯蔵環境や使用状態が種々雑多
な家庭用冷蔵庫においては、賞味期限をそのまま適用し
て判断すれば誤った情報を使用者に与えてしまうという
欠点があった。
【0012】また、入庫時に食品情報を上記いずれかの
方法で入力する必要があり、使用者にとっては時間がか
かり、手間がいる作業になってしまう。そして、情報の
出力が画一的で使用者にわかりにくいという欠点があっ
た。
【0013】さらに、入庫時の食品の初期鮮度が不明で
あるために、鮮度劣化特定の信頼性が十分ではないとい
う欠点があった。
【0014】本発明は従来の課題を解決するもので、簡
便な方法で、家庭用冷蔵庫を含めた食品の鮮度管理を精
度よく行い、使用者にわかりやすい情報を発信できる冷
蔵庫を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、食品貯蔵後の庫内温度および湿度の履歴を記
憶する貯蔵履歴記憶手段の出力をもとに食品の鮮度を推
定する鮮度推定手段を備えたものである。
【0016】これにより、簡便な方法で、食品貯蔵中の
貯蔵環境の変化を踏まえた鮮度管理ができる。
【0017】また、本発明は食品貯蔵時の初期鮮度を設
定する初期鮮度設定手段の設定結果と貯蔵履歴記憶手段
の経過をもとに食品の鮮度を推定する鮮度推定手段を備
えたものである。
【0018】これにより、初期鮮度や賞味期限が不明な
食品でも初期鮮度を踏まえた精度の高い鮮度管理ができ
る。
【0019】また、本発明は食品の鮮度状態を複数の画
像で段階的に表示する表示手段を備えたものである。
【0020】これにより、現在の食品の鮮度が一目でわ
かり、使用者を戸惑わせることがない。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、食品貯蔵後の庫内温度および湿度の履歴を記憶する
貯蔵履歴記憶手段と、前記貯蔵履歴記憶手段の出力をも
とに食品の鮮度を推定する鮮度推定手段を備えたもので
あり、貯蔵環境のうち鮮度維持に大きな影響のある温、
湿度の双方の履歴を加味して鮮度が推定される。
【0022】請求項2に記載の発明は、野菜、果物の貯
蔵部分に備えたエチレンガス検知センサーと、食品貯蔵
後の雰囲気温度および前記エチレンガス検知センサーの
出力に基づくエチレンガスの濃度履歴を記憶する貯蔵履
歴記憶手段と、前記貯蔵履歴記憶手段の出力をもとに食
品の鮮度を推定する鮮度推定手段を備えたものであり、
貯蔵温度による劣化推定に加えて、貯蔵中の野菜、果物
から発生するエチレンガス雰囲気における老化の促進状
態を濃度経過によって推定する。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明にさらに、貯蔵履歴記憶手段に雰囲気湿度の履歴
を加味させたものであり、野菜、果物にとって影響力の
大きい貯蔵中の湿度変化の情報を加えて総合的に鮮度を
推定する。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれか一項に記載の発明にさらに、貯蔵履歴記憶手
段に冷蔵庫の運転履歴とドアの開閉履歴を加味させたも
のであり、冷却状態や外部空気との入れ替え状態で温、
湿度の履歴の補正を行う。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
のいずれか一項に記載の発明にさらに、食品貯蔵時の初
期鮮度の目安を設定する初期鮮度設定手段を備え、前記
初期鮮度設定手段の設定結果と貯蔵履歴記憶手段の経過
をもとに食品の鮮度を推定する鮮度推定手段を備えたも
のであり、初期鮮度の目安を設定することにより基準の
修正を行い鮮度推定の補正を行う。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項1から4
のいずれか一項に記載の発明にさらに、貯蔵された食品
の鮮度を検知する鮮度検知手段と、前記鮮度検知手段の
出力から食品鮮度の初期状態を判定する初期鮮度判定手
段を備え、前記初期鮮度判定手段の結果と貯蔵履歴記憶
手段の経過をもとに食品の鮮度を推定する鮮度推定手段
を備えたものであり、初期鮮度の設定が自動的に行われ
て鮮度推定の基準が修正され、鮮度推定の精度を高め
る。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項1から6
のいずれか一項に記載の発明にさらに、鮮度推定手段の
結果を表示させる表示手段を備えたものであり、使用者
に鮮度の状況や予測の情報を報せる。
【0028】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、表示手段は、食品の鮮度状態を画像で
段階的に表示するものであり、現在の鮮度状態のレベル
を相対的に使用者に報せる。
【0029】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、複数の画像のうち現在の鮮度段階を示
す画像を強調して表示する強調手段を備えたものであ
り、使用者にわかりやすく現状の鮮度状態を報せる。
【0030】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の発明において、複数の画像のうち最終の鮮度段階を
示す画像を表示するようになった時に報知させる報知手
段を備えたものであり、使用者に鮮度劣化に対する注意
や対処を促す。
【0031】請求項11に記載の発明は、請求項8に記
載の発明において、画像を段階的に変化する動画で表示
するものであり、使用者の注意を引きながら現状の鮮度
状態を報せる。
【0032】請求項12に記載の発明は、請求項6に記
載の発明において、鮮度検知手段は、食品から発生する
ガスを検知するガス検知センサーとしたものであり、食
品の劣化状態に応じて強度の変化するガスの発生濃度に
より初期鮮度の基準を修正し、また鮮度推定の補正を行
う。
【0033】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明において、ガス濃度の計測は、食品収納後か
ら所定時間経過後計測を開始するとともに、所定値以上
の急激な変化は計測値をキャンセルするものであり、イ
レギュラーなデータを除いて鮮度の推定を高める。
【0034】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、ガス濃度の計測による初期鮮度の
判定は、食品収納前と食品収納後のガス濃度の差に基づ
いて行わせるものであり、食品収納前の既存食品による
ガス濃度の影響が排除されて初期鮮度が判定される。
【0035】請求項15に記載の発明は、請求項2に記
載の発明において、エチレンガス検知センサーを野菜、
果物の貯蔵部分の底部に備えたものであり、空気より比
重の大きいエチレンガスを確実に検知する。
【0036】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明にさらに、貯蔵履歴記憶手段により記憶され
たエチレンガス濃度が、所定濃度以上を所定時間継続し
たときに報知させる報知手段を備えたものであり、鮮度
劣化の進行や果物などの熟成の進行を使用者に報せ、注
意を促す。
【0037】
【実施例】以下、本発明による冷蔵庫の実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構
成については、同一符号を付して、詳細な説明を省略す
る。
【0038】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる冷蔵庫の斜視図ある。図2は、同実施例による冷蔵
庫の庫内を示した斜視図である。図3は、同実施例によ
る冷蔵庫の機能ブロック図である。図4は、同実施例に
よる冷蔵庫の表示部における表示例を示す図である。
【0039】図1、図2において、14は冷蔵庫本体
で、15は前記冷蔵庫本体14の前面開口部に開閉自在
に取り付けられた扉である。16は前記扉の外表面に取
り付けた貯蔵食品の管理情報を表示する表示手段であ
る。17は前記冷蔵庫本体14の内部に形成された貯蔵
室である。18は前記貯蔵室17内の一画に設けられ室
内温度を検知する温度センサーなどの温度検知手段、1
9は室内湿度を検知する湿度センサーなどの湿度検知手
段である。また、20は前記扉15の一画に設けた初期
鮮度設定手段であり、入庫する食品の初期鮮度の目安
を、使用者が形、光沢、色、臭いなど官能的に判断して
例えば「新しい」、「少し古い」、「古い」などの三段
階のうちから選択する。
【0040】次に、図3を用いてブロック図について説
明する。
【0041】21は貯蔵中の食品の鮮度を推定する鮮度
推定手段であり、22は入庫する食品目を指定する食品
目指定手段である。23は入庫された食品の貯蔵中の履
歴を記憶する貯蔵履歴記憶手段であり貯蔵開始後のタイ
マーなどの貯蔵時間計測手段24による経過時間と、温
度検知手段18、湿度検知手段19による温、湿度の経
過データを記憶している。そして、前記鮮度推定手段2
1は前記食品目指定手段22および初期鮮度設定手段2
0の出力と、前記貯蔵履歴記憶手段23の記憶データを
入力として食品の鮮度を推定し、その結果に基づいて表
示手段16による鮮度表示と報知手段25による報知を
行う。
【0042】次に、図4から図6を用いて表示手段16
の表示内容について説明する。
【0043】表示手段16は液晶パネル,プラズマディ
スプレーなどで構成され、図4の白菜、図5のニンジ
ン、図6の小松菜の各場合のように食品の鮮度状態を表
現する画像やアニメーション(動画)で段階的に表示さ
せるものであり、例えば初期の段階から鮮度が劣化する
に従って画像やアニメーションの図柄,キャラクターが
変化するように構成されている。
【0044】また、現在の鮮度状態を示す図柄,キャラ
クターを強調して表示するための強調手段26が併せて
設けられている。この強調手段26は、図柄,キャラク
ターをバックライト照射したり、その鮮度状態を象徴す
る動きを持たせた表示、すなわち、図4(A)であれば
両腕を伸縮しているように見せたり、図5(B)であれ
ば目,口の形を変化させ笑っているように見せたりす
る。
【0045】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0046】まず、食品を貯蔵室17に入庫する際に、
使用者は入庫する食品の品目指定を食品目指定手段22
により行い、およその初期鮮度を官能的に判断して、初
期鮮度設定手段20を用いて「新しい」、「少し古
い」、「古い」の三段階のいずれに相当するかを選択す
る。初期鮮度設定手段20の設定がなされると、所定の
待機時間をおいて貯蔵時間計測手段24による入庫から
の貯蔵時間の計測が開始される。そして、使用者が扉1
5を開けて食品を貯蔵室17内に収納すると、貯蔵時間
の計測開始と同時に温度検知手段18、湿度検知手段1
9による温、湿度データの計測が開始される。
【0047】そして、時間経過とともに、貯蔵時間と貯
蔵中の食品を取り巻く温、湿度の経過データが貯蔵履歴
記憶手段23のメモリに取り込まれる。取り込まれた記
憶データは鮮度推定手段21に送られ、初期鮮度設定手
段20によって設定された初期鮮度を基準として鮮度劣
化の進行度合をリアルタイムに推定する。
【0048】ここで、鮮度劣化の進行度合は、予め食品
目ごとに種々の温、湿度環境の組み合わせ条件下での時
間経過による変化が実験的に求められており、その実験
データをもとに鮮度を推定する鮮度相関関数が設定され
ている。即ち、経過時間と温、湿度のデータの継続的な
入力により推定鮮度が求められるようデータが鮮度推定
手段21のメモリに格納されている。そして、食品目指
定手段22により食品目が指定され、初期鮮度設定手段
20によっておよその初期鮮度が設定されて鮮度推定の
基準が定められると、貯蔵履歴記憶手段23から貯蔵後
の経過時間と温、湿度変化のデータを取り込み前述の鮮
度相関関数に当てはめてその時点の鮮度を推定する。
【0049】そして、食品貯蔵後のある任意の時間経過
後に、使用者が表示手段16に設けた図示しない確認ボ
タンを押すと、その時点の推定鮮度が表示手段16に図
柄で表示される。表示される図柄は初期鮮度設定手段2
0によって設定された初期鮮度のイメージを表現した図
柄を開始点として、4段階の鮮度イメージのどの段階に
あるかを表示して使用者に鮮度劣化の進行度合を報せ
る。例えば、図4から図6において、A段階は「新しさ
を維持している段階」、B段階は「少し劣化が現れてき
た段階」、C段階は「劣化が進んで早めの使用を勧める
段階」、D段階は「可食限界で即刻の使用を促す段階」
というように鮮度状態の段階区分が設定される。
【0050】このとき、現在の鮮度段階の図柄が、強調
手段26のバックライト照明によって強調され使用者が
認識しやすい。また、鮮度劣化が進行して最終の鮮度段
階を表現する図柄を表示するようになると、確認ボタン
を押していなくとも、自動的に表示手段16にその食品
目の鮮度を表現した図柄が表示され、たとえばバックラ
イトの点滅や音声による報知手段によって使用者に鮮度
劣化に対する注意や対処を促す。
【0051】また、鮮度劣化のレベルを表現する画像を
アニメーション(動画)で置き換える場合には、設定さ
れた初期鮮度を表現しているキャラクター画像を開始点
とし、現状の鮮度を表現しているキャラクター画像まで
の連続的変化をアニメーションで繰り返し表現する。
【0052】以上のように、本実施例においては鮮度推
定手段21により、食品の貯蔵中の鮮度に大きな影響を
及ぼす温度と湿度の二要素の経過時間による変化の情報
を、予め備えた食品目ごとの温、湿度変化による鮮度相
関関数に当てはめて現状の鮮度を推定するため、特に湿
度の影響を被りやすい生鮮食品などを代表として、温度
のみの情報より鮮度推定の精度を大きく高めることがで
きる。
【0053】そして、従来のように賞味期限を基準に経
過日数だけで鮮度の推定をし、廃棄の判断をしていた場
合に比べ、貯蔵中の影響度の大きい環境変化のデータを
加味することによって、使用者が忘れがちな入庫食品の
現時点での実態に近い鮮度情報を提供でき、忘れたま
ま、食品を腐らせたり、食べられない状態まで放置して
廃棄してしまう無駄がなくなる。また、誤った判断をす
ることが防げ、使用状態や貯蔵環境などの条件が大きく
変化する家庭用の冷蔵庫などの貯蔵で、好ましくない鮮
度のものを口にしてしまうという心配がなくなる。
【0054】また、入庫する食品の初期鮮度の目安を初
期鮮度設定手段20によって情報として与えることで鮮
度推定のおよその基準が定まり、より推定精度を高める
ことができる。初期鮮度設定手段20の設定は「新し
い」、「少し古い」、「古い」の三段階など簡易な選択
とし、複雑な入力操作を伴わなければ使用者に煩わしさ
を感じさせることがない。使用者の主観による官能的な
判断であるが、簡便な操作で入庫食品の実態に近づいた
情報を提供でき、その分確実に鮮度の推定精度を高める
ことができるものである。
【0055】また、鮮度推定手段21によって推定され
た鮮度情報は表示手段16に画像情報としての図柄で段
階的に表示されるため、文字やグラフなどによるものよ
り使用者にとっては、入庫した食品の現時点での鮮度や
劣化の度合を一目瞭然に認識することができる。図柄の
表示は現時点の鮮度段階を表現するもののみを画像情報
として提供する場合もあるが、表示手段16の大容量化
や大型化が可能であれば、初期鮮度設定手段20によっ
て設定された初期状態を表現する図柄から以降、最終の
鮮度段階までの複数段階の図柄を表示した上で現時点の
段階を指示する構成が望ましい。
【0056】このとき、現段階の鮮度を表現している図
柄がバックライトなどの強調手段26によって強調して
表示されて使用者の識別性が高まり、より認識しやすく
なる。なお、図柄を現時点のもののみに限定する場合の
強調手段26は、図柄の色彩を緑、黄、赤など段階によ
り変化させることなどでも可能である。
【0057】また、画像をアニメーション(動画)で表
示し、初期鮮度の状態以降、現状までの連続的なイメー
ジ変化を繰り返し表現することで使用者の目を引き付
け、認識を高められる。アニメーションのキャラクター
やストーリーが興味深いものであれば、それを見てみた
いという気持ちをしばしば使用者に起こさせ、食品鮮度
の管理意識を潜在的に高めるという副次的な効果も期待
できる。
【0058】さらに、入庫した食品の鮮度劣化が進ん
で、鮮度を表現する画像が最終鮮度段階を表現する図柄
を表示すると、自動的に図柄やアニメーションが表示手
段16に表示されて、かつその状態をバックライトの点
滅や音声などによる報知手段25で使用者に報知するた
め、使用者は食品を腐らせる前に適当な処理をすること
ができる。この場合の最終鮮度段階とは、食品が不可食
となる状態や、腐敗の状態に至るまでに一定の余裕度を
持ったレベルに設定するのが望ましく、その時点で注意
を喚起することによって、食品を廃棄する無駄を未然に
防ぐことができる。
【0059】なお、本実施例では入庫した食品の鮮度状
態を確認するために、確認ボタンなど使用者の意志によ
って確認する手段を設けたが、使用者の意志に依存する
ことが食品管理の実行率を高める上で好ましくないと判
断した場合は、確認手段なしで表示手段16に常時、ま
たは定期的に入庫食品の鮮度を表現する図柄を表示させ
ることもできる。この場合、表示手段16の事情により
すべての入庫データを一律に表示できないときは、時間
差を設けて順に表示を切り換えていってもよい。
【0060】また、本実施例では鮮度状態を四段階区分
で表示した場合について説明したが、必要に応じて三段
階以下あるいは五段階以上にしてもよい。
【0061】(実施例2)図7は、本発明の実施例2に
よる冷蔵庫の庫内を示した斜視図である。図8は、同実
施例による冷蔵庫の機能ブロック図である。図7におい
て、27は貯蔵室17内に貯蔵された食品の鮮度状態を
検知する鮮度検知手段であり、本実施例では前記鮮度検
知手段として食品から発生する臭気を検知するガス検知
センサー(以下、ガス検知センサー27という)を用い
て鮮度検知を行わせる。
【0062】ここで、前記ガス検知センサー27の構成
と原理について説明する。ガス検知センサー27はSn
O2の半導体センサーで、ガス中にセンサーを置くとガ
ス濃度に応じて表面負電荷密度が減少し、SnO2の微
結晶接合部のバリアが薄くなる。このバリア変化がセン
サー電気抵抗の減少となって現れ、ガス濃度を検出す
る。そして、ガス検知センサー27は貯蔵される食品か
ら発生する代表的な臭気ガス、即ち野菜の臭気であるメ
チルメルカプタン、硫化メチル、果物の臭気であるエチ
ルアルコール、魚類の臭気であるトリメチルアミンなど
を鋭敏に検知し、これらの臭気ガスの濃度が高いほど食
品の劣化が進行しているという相関をもとに間接的な鮮
度検知を行うものである。
【0063】次に、図8を用いてブロック図について説
明する。
【0064】28はガス検知センサー27の検知出力と
食品目を指定する食品目指定手段22の出力をもとに入
庫された食品の初期鮮度を判定する初期鮮度判定手段で
あり、29は入庫された食品のその後の鮮度を推定する
鮮度推定手段である。また、30は入庫された食品の貯
蔵中の履歴を記憶する貯蔵履歴記憶手段であり、貯蔵開
始後のタイマーなどの貯蔵時間計測手段24による経過
時間と、温度検知手段18、湿度検知手段19による
温、湿度の経過データと、さらには冷蔵庫の運転時間計
測手段31による運転履歴および扉開閉回数計測手段3
2と扉開放時間計測手段33による扉15の開閉履歴を
記憶している。そして、前記鮮度推定手段29は前記初
期鮮度判定手段28の出力と、入庫する食品目を指定す
る食品目指定手段22の出力と、前記貯蔵履歴記憶手段
30の記憶データを入力として食品の鮮度を推定し、そ
の結果に基づいて表示手段16による鮮度表示と報知手
段25による報知の出力を行う。
【0065】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0066】まず、使用者は食品の品目指定を食品目指
定手段22により行い、食品を貯蔵室17に入庫する。
食品目指定がなされると、所定の待機時間をおいて所定
の時間ガス検知センサー27が食品から発生する臭気ガ
スの濃度に応じた電気信号を初期鮮度判定手段28に出
力する。この間、誤判定を避けるため所定値以上の急激
な変化はイレギュラーとして計測値に取り込まずキャン
セルされる。
【0067】初期鮮度判定手段28においては、ガス検
知センサー27の検知出力と食品目を指定する食品目指
定手段22の出力をもとに、食品群ごとに予め設定され
た臭気ガスの種類別における臭気濃度と食品鮮度の相関
データと対比して入庫された食品の初期鮮度を判定す
る。相関データは、たとえば、野菜であればメチルメル
カプタン、果物であればエチルアルコール、魚類であれ
ばトリメチルアミンなどを代表臭気として扱う。
【0068】次に、初期鮮度判定手段28によって初期
鮮度が判定されると、貯蔵時間計測手段24による貯蔵
時間の計測が開始される。そして、貯蔵時間の計測開始
と同時に温度検知手段18、湿度検知手段19による
温、湿度データの計測が開始される。
【0069】そして、時間経過とともに、貯蔵時間と貯
蔵中の食品を取り巻く温、湿度の経過データと冷蔵庫の
運転履歴および扉15の開閉履歴が貯蔵履歴記憶手段3
0のメモリに取り込まれる。ここで、冷蔵庫の運転履歴
は運転時間計測手段31によって計測された経過時間中
の冷蔵庫の運転時間比率で与えられ、開閉履歴は扉開閉
回数計測手段32と扉開放時間計測手段33によって計
測された扉15の単位時間当たりの開閉回数および開放
時間で与えられる。取り込まれた記憶データは鮮度推定
手段29に送られ、初期鮮度判定手段28によって判定
された初期鮮度を基準として鮮度劣化の進行度合をリア
ルタイムに推定する。
【0070】鮮度劣化の進行度合は、予め食品目ごとに
種々の温、湿度環境の組み合わせ条件下での時間経過に
よる変化が実験的に求められており、その実験データを
もとに鮮度を推定する鮮度相関関数が設定されている。
即ち、経過時間と温、湿度のデータの継続的な入力によ
り推定鮮度が求められるようデータが鮮度推定手段29
のメモリに格納されている。
【0071】そして、食品目指定手段23により食品目
が指定され、初期鮮度判定手段28によって初期鮮度が
判定されて鮮度推定の基準が定められると、貯蔵履歴記
憶手段30から貯蔵後の経過時間と温、湿度変化のデー
タを取り込み前述の鮮度相関関数に当てはめてその時点
の鮮度を仮推定する。次に、貯蔵履歴記憶手段30から
取り込んだ冷蔵庫の運転履歴と扉15の開閉履歴をもと
に仮推定された鮮度に対して一定の補正を行う。
【0072】すなわち、温度検知手段18、湿度検知手
段19がともに食品自体の温度や食品の至近距離におけ
る雰囲気湿度を直接検知することが困難なため間接的な
検知となることから、冷蔵庫の運転時間比率から貯蔵室
17内の負荷状態を、また扉15の開閉回数や開放時間
から貯蔵室17内の温度上昇の状態や外部空気との入れ
替えによる湿度変動の状態を類推して、温、湿度データ
に一定の補正を加えることで鮮度推定の精度が向上す
る。補正については、予め実験的に相関をつかんで鮮度
推定手段29のメモリに格納された補正係数を鮮度相関
関数に適用することで行われる。
【0073】このようにして、食品貯蔵後のある任意の
時間経過後に、使用者が表示手段16に設けた図示しな
い確認ボタンを押すと、その時点の推定鮮度が表示手段
16に画像情報としての図柄で表示される。表示される
図柄は、初期鮮度判定手段28によって判定された初期
鮮度のイメージを開始点として、数段階の鮮度イメージ
のどの段階にあるかを表示して使用者に鮮度劣化の進行
度合を報せる。
【0074】たとえば、図4から図6において、A段階
は「新しさを維持している段階」、B段階は「少し劣化
が現れてきた段階」、C段階は「劣化が進んで早めの使
用を勧める段階」、D段階は「可食限界で即刻の使用を
促す段階」というように鮮度状態の段階区分が設定され
る。
【0075】このとき、現在の鮮度段階の図柄がバック
ライトなどの強調手段26によって強調され使用者が認
識しやすい。また、鮮度劣化が進行して最終鮮度段階を
表現する図柄を表示すると、確認ボタンを押していなく
とも、自動的に表示手段16にその食品目の鮮度を表現
する図柄が表示され、たとえばバックライトの点滅や音
声による報知手段によって使用者に鮮度劣化に対する注
意や対処を促す。
【0076】また、鮮度劣化の画像をアニメーション
(動画)で置き換える場合には、設定された初期鮮度段
階を表現するイメージ・キャラクターを開始点とし、現
状鮮度段階を表現するイメージ・キャラクターまでの連
続的変化をアニメーションで繰り返し表現する。
【0077】以上のように、本実施例においては鮮度推
定手段29により、食品の貯蔵中の鮮度に大きな影響を
及ぼす温度と湿度の二要素の経過時間による変化の情報
を、予め備えた食品目ごとの温、湿度変化による鮮度相
関関数に当てはめて現状の鮮度を推定するため、特に湿
度の影響を被りやすい生鮮食品などを代表として、温度
のみの情報より鮮度推定の精度を大きく高めることがで
きる。また、冷蔵庫の運転履歴と扉15の開閉履歴をも
とに推定された鮮度に対して一定の補正を行うことによ
り、温、湿度の間接的な検知の弱点を補い鮮度推定の精
度をより一層高めることができる。
【0078】そして、従来のように賞味期限を基準に経
過日数だけで鮮度の推定をし、廃棄の判断をしていた場
合に比べ、貯蔵中の影響度の大きい環境変化のデータを
加味することによって、使用者が忘れがちな入庫食品の
現時点での実態に近い鮮度情報を提供でき、忘れたま
ま、食品を腐らせたり、食べられない状態まで放置して
廃棄してしまう無駄がなくなる。また、誤った判断をす
ることが防げ、使用状態や貯蔵環境などの条件が大きく
変化する家庭用の冷蔵庫などの貯蔵で、好ましくない鮮
度のものを口にしてしまうという心配がなくなる。
【0079】また、食品から発生する臭気ガス濃度をガ
ス検知センサー27によって検出し、初期鮮度判定手段
28で自動的に入庫する食品の初期鮮度を判定するた
め、初期鮮度入力の手間が省け、精度の高い初期鮮度基
準をもとに貯蔵中の鮮度の推定精度を高めることができ
るものである。なお、ガス検知センサー27によって臭
気ガス濃度を検出する際に、入庫された当該食品以外の
既存食品から発生する臭気ガスの存在により誤検知をす
る虞がある場合には、特定ガスの入庫前の臭気濃度と入
庫後の臭気濃度を比較して、その濃度変化により入庫食
品から発生する臭気濃度を判定する。この臭気濃度の判
定については、予め実験により臭気ガス追加による既存
臭気の濃度変化の組み合せデータを初期鮮度判定手段2
8に記憶させることで行う。
【0080】また、ガス検知センサー27による臭気ガ
スの濃度検知は、所定の待機時間をおいて所定の時間デ
ータを取り込み、かつ、所定値以上の急激な変化はイレ
ギュラーとして計測値に取り込まずキャンセルすること
により、外乱に影響されず信頼性の高い判定を行うこと
ができる。
【0081】また、鮮度推定手段29によって推定され
た鮮度情報は表示手段16に画像情報としての図柄で段
階的に表示されるため、文字やグラフなどによるものよ
り使用者にとっては、入庫した食品の現時点での鮮度や
劣化の度合を一目瞭然に認識することができる。図柄の
表示は現時点の鮮度段階のみのイメージを情報として提
供する場合もあるが、表示手段16の大容量化や大型化
が可能であれば、初期鮮度判定手段28によって設定さ
れた初期状態を表現している図柄から以降、最終鮮度段
階までの複数の段階を表現する図柄を表示した上で、現
時点の鮮度段階を表示する構成が望ましい。
【0082】このとき、現段階の図柄がバックライトな
どの強調手段26によって強調されて使用者の識別性が
高まり、より認識しやすくなる。なお、図柄を現時点の
鮮度を表現するもののみに限定する場合の強調手段26
は、図柄の色彩を緑、黄、赤など段階により変化させる
ことなどでも可能である。
【0083】また、画像情報をアニメーション(動画)
で表示し、初期鮮度の状態以降、現状の鮮度までの連続
的なイメージ変化を繰り返し表現することで使用者の目
を引き付け、認識を高められる。アニメーションのキャ
ラクターやストーリーが興味深いものであれば、それを
見てみたいという気持ちをしばしば使用者に起こさせ、
食品鮮度の管理意識を潜在的に高めるという副次的な効
果も期待できる。
【0084】さらに、入庫した食品の鮮度劣化が進ん
で、鮮度を表現する画像が最終鮮度段階を表現する画像
を表示するようになると、自動的に鮮度を表現する図柄
やアニメーションのキャラクターが表示手段16に表示
され、かつその状態をバックライトの点滅や音声などに
よる報知手段25で使用者に報知するため、使用者は食
品を腐らせる前に適当な処理をすることができる。この
場合の最終段階とは、食品が不可食となる状態や、腐敗
の状態に至るまでに一定の余裕度を持たせたレベルに設
定するのが望ましく、その時点で注意を喚起することに
よって、食品を廃棄する無駄を未然に防ぐことができ
る。
【0085】なお、本実施例では入庫した食品の鮮度状
態を確認するために、確認ボタンなど使用者の意志によ
って確認する手段を設けたが、使用者の意志に依存する
ことが食品管理の実行率を高める上で好ましくないと判
断した場合は、確認手段なしで表示手段16に常時、ま
たは定期的に入庫食品の鮮度を表現する画像を表示させ
ることもできる。この場合、表示手段16の事情により
すべての入庫データを一律に表示できないときは、時間
差を設けて順に表示を切り換えていってもよい。
【0086】(実施例3)図9は、本発明の実施例3に
よる冷蔵庫の斜視図である。図10は同実施例による冷
蔵庫の断面図である。図11は、同実施例による冷蔵庫
の機能ブロック図である。図9、図10において、34
は冷蔵庫本体で、35は前記冷蔵庫本体34の前面開口
部に取り付けられた開閉式の扉、36は引き出し式の扉
である。前記開閉式の扉35の外表面には貯蔵食品の管
理情報を表示する表示手段16が取り付けられている。
37は前記冷蔵庫本体34の内部に形成され、前記開閉
式の扉35に対向する冷蔵室であり、38は前記冷蔵庫
本体34の内部に形成され、前記引き出し式の扉36に
対向する野菜室である。
【0087】前記野菜室38の内部には、前記引き出し
式の扉36と一体に引き出され野菜、果物などの食品を
収納する収納容器39と、前記収納容器39の上面開口
部を覆って収納容器39内の湿度を高めるための蓋体4
0が設けられている。前記蓋体40の収納容器側には容
器内温度を検知する温度センサーなどの温度検知手段1
8と、容器内湿度を検知する湿度センサーなどの湿度検
知手段19および収納容器39内に貯蔵された野菜、果
物などから発生するエチレンガスを検知するエチレンガ
ス検知センサー41が取り付けられている。
【0088】また、扉35には初期鮮度設定手段20が
設けられ、入庫する食品の初期鮮度の目安を、使用者が
形、光沢、色、臭いなど官能的に判断して例えば「新し
い」、「少し古い」、「古い」などの三段階のうちから
選択する。また、扉35にはエチレンガス濃度が所定濃
度以上を所定時間継続したときに報知を行う報知手段4
2が設けられている。
【0089】ここで、前記エチレンガス検知センサー4
1は、たとえば酸化錫を主成分とする表面層に酸化銅を
担持させた焼結型半導体である。そして、エチレンガス
中にセンサーを置くとガス濃度に応じて表面負電荷密度
が減少し、電気抵抗の減少となって現れ、エチレンガス
濃度を検出させるものである。
【0090】次に、図11を用いてブロック図について
説明する。
【0091】43は貯蔵中の食品の鮮度を推定する鮮度
推定手段である。44は入庫された食品の貯蔵中の履歴
を記憶する貯蔵履歴記憶手段であり、貯蔵開始後のタイ
マーなどの貯蔵時間計測手段24による経過時間と、温
度検知手段18、湿度検知手段19による温、湿度の経
過データおよびエチレンガス検知センサー41によるエ
チレンガス濃度経過データを記憶している。そして、前
記鮮度推定手段43は前記食品目指定手段22および初
期鮮度設定手段20の出力と、前記貯蔵履歴記憶手段4
4の記憶データを入力として食品の鮮度を推定し、その
結果に基づいて表示手段16による鮮度表示を行う。ま
た、貯蔵履歴記憶手段44のエチレンガス濃度データを
もとに報知手段42による使用者に対する報知を行う。
【0092】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0093】まず、野菜、果物などの食品を野菜室38
に入庫する際に、使用者は入庫する食品の品目指定を食
品目指定手段22により行い、およその所期鮮度を官能
的に判断して、初期鮮度設定手段20を用いて「新し
い」、「少し古い」、「古い」の三段階のいずれに相当
するかを選択する。初期鮮度設定手段20の設定がなさ
れると、所定の待機時間をおいて貯蔵時間計測手段24
による入庫からの貯蔵時間の計測が開始される。そし
て、使用者が扉36を引き出して食品を野菜室38の収
納容器39内に収納すると、貯蔵時間の計測開始と同時
に温度検知手段18、湿度検知手段19による温、湿度
データの計測が開始される。併せて一方でエチレンガス
検知センサー41により収納容器39内の野菜、果物か
ら発生するエチレンガス濃度の計測が開始される。
【0094】そして、時間経過とともに、貯蔵時間と貯
蔵中の食品を取り巻く温、湿度の経過データとエチレン
ガスの濃度経過データが貯蔵履歴記憶手段44のメモリ
に取り込まれる。取り込まれた記憶データは鮮度推定手
段43に送られ、初期鮮度設定手段20によって設定さ
れた初期鮮度を基準として鮮度劣化の進行度合をリアル
タイムに推定する。
【0095】ここで、鮮度劣化の進行度合は、予め野
菜、果物の食品目ごとに種々の温、湿度環境の組み合わ
せ条件下での時間経過による変化が実験的に求められて
おり、その実験データをもとに鮮度を推定する鮮度相関
関数が設定されている。即ち、経過時間と温、湿度のデ
ータの継続的な入力により推定鮮度が求められるようデ
ータが鮮度推定手段21のメモリに格納されている。
【0096】また、野菜、果物などの品質劣化は温、湿
度に影響されるところが大であるが、貯蔵中エチレンガ
ス雰囲気中に曝露されることによって老化ホルモンガス
であるエチレンガスの影響を受け品質劣化や品目によっ
ては熟成が促進される。エチレンガスは品目によりその
発生量の大小差が比較的顕著であり、特にバナナ、メロ
ン、りんご、キウイ、柿、アボカド、パパイヤ、青ウメ
などの果物の発生量が多く、これらの品目は自身が発生
するエチレンガスにより品質劣化や熟成が促進される。
また、前述のエチレンガス発生量の多い品目と同じ雰囲
気中に貯蔵されることによって、エチレン発生量の少な
い品目も品質劣化の影響を受ける。他感作用(アレロパ
シー)と呼ばれるこの作用はナス、ブロッコリー、キャ
ベツ、カリフラワー、レタス、アスパラガス、セロリな
どの野菜において顕著であり、このため貯蔵中のエチレ
ンガス濃度経過を計測することによって品目別の品質劣
化を推定する一つのデータとなる。
【0097】そして、食品目指定手段22により食品目
が指定され、初期鮮度設定手段20によっておよその初
期鮮度が設定されて鮮度推定の基準が定められると、貯
蔵履歴記憶手段44から貯蔵後の経過時間と温、湿度変
化のデータおよびエチレンガスの濃度経過データを取り
込み、温、湿度データを前述の鮮度相関関数に当てはめ
てその時点の鮮度を仮推定し、エチレンガスの濃度経過
データにより鮮度劣化に一定の補正を加える。即ち、予
め実験で定めた温、湿度組み合せ条件下におけるエチレ
ンガス濃度による品質劣化促進の度合をデータとして鮮
度推定手段43に格納しておき、これをもとに推定鮮度
を総合的に決定する。
【0098】このようにして、食品貯蔵後のある任意の
時間経過後に、使用者が表示手段16に設けた図示しな
い確認ボタンを押すと、その時点の推定鮮度が表示手段
16に画像で表示される。そして、貯蔵中のエチレンガ
ス濃度が所定濃度以上を所定時間の間継続して検知され
ると、報知手段42により使用者に鮮度劣化の進みやす
い貯蔵環境にあることを報知して注意を促す。また、熟
成を伴うメロンやバナナなどの果物の貯蔵においては適
当な条件で報知を行うことによって使用者に食べ頃を報
せることができる。
【0099】(表1)に代表的な野菜、果物のエチレン
ガス雰囲気下における品質劣化の実験結果を濃度別に示
す。この表は、一定の温、湿度条件下における一週間後
の品質劣化の内容を示したものであり、たとえば温度5
℃、湿度90%の条件下であってもエチレンガス濃度が
概ね10ppm以上を継続すれば影響が顕著になってく
ることを示しており、このような結果に基づいて使用者
に報知を行えば有効な注意喚起となる。
【0100】
【表1】
【0101】以上のように、本実施例においては鮮度推
定手段43により、野菜室38に貯蔵された野菜、果物
の鮮度に大きな影響を及ぼす温度と湿度の二要素の経過
時間による変化の情報を、予め備えた品目ごとの温、湿
度変化による鮮度相関関数に当てはめて現状の鮮度を推
定するため、特に湿度の影響を被りやすい野菜、果物な
どでは、温度のみの情報より鮮度推定の精度を大きく高
めることができる。
【0102】また、エチレンガスの濃度経過データを取
り込み、温、湿度データによる推定鮮度に一定の補正を
加えることで精度が一層向上する。また、エチレンガス
濃度が所定濃度以上を所定時間の間継続して検知される
と、報知手段42により鮮度劣化の進みやすい貯蔵環境
にあることを報知して事前に注意を促すため、使用者が
貯蔵した野菜、果物などを無駄にしてしまうことが避け
られる。また、熟成を伴う果物については食べ頃を報せ
ることができるので、おいしい状態で食べることがで
き、過熟による無駄や過熟によって発生量が急増するエ
チレンガスの影響を未然に排除することができる。
【0103】(実施例4)図11は、本発明の実施例4
による冷蔵庫の断面図である。図11において、45は
冷蔵庫本体で、46は冷蔵室37内の下部に仕切板47
で仕切られて形成した野菜室である。前記野菜室46は
内部に野菜、果物などを収納する引き出し容器48を備
え、前面に開閉自在の扉49が設けられている。そし
て、前記仕切板47の引き出し容器側には容器内温度を
検知する温度センサーなどの温度検知手段18と、容器
内湿度を検知する湿度センサーなどの湿度検知手段19
が設けられている。また、野菜室46の底部には引き出
し容器48内に貯蔵された野菜、果物などから発生する
エチレンガスを検知するエチレンガス検知センサー41
が設けられている。
【0104】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0105】貯蔵された野菜、果物などから発生するエ
チレンガスは野菜室46の底部に設けたエチレンガス検
知センサー41によりその濃度の計測がおこなわれる。
このとき、エチレンガスは空気よりも比重が大きいため
野菜室46内の下方を中心に滞留し、底部に設けたエチ
レンガス検知センサー41で確実な検知が行われる。な
お、引き出し容器48の底部に通気孔を適所に設けるな
どの工夫を施せば、検知精度をさらに高めることもでき
る。
【0106】このようにして、エチレンガスの検知精度
が向上することにより鮮度推定手段43による野菜、果
物などの推定鮮度の精度をより高めることができる。ま
た、報知手段42による品質劣化の注意喚起や熟成によ
る食べ頃報知の精度も高めることができる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、食品貯蔵後の庫内温度および湿度の履歴を記憶す
る貯蔵履歴記憶手段の出力をもとに食品の鮮度を推定す
る鮮度推定手段を備えたので、特に生鮮食品においては
温度のみの情報より鮮度推定の精度を大きく高めること
ができる。また、貯蔵中の環境データを加味することで
実態に合った鮮度の推定ができ、食品を腐らせたり、止
むなく廃棄してしまう無駄がなくなる。また、誤った判
断が防止でき、条件変化の大きい家庭用の冷蔵庫などの
貯蔵で、好ましくない鮮度のものを口にする心配がなく
なる。
【0108】請求項2に記載の発明は、野菜、果物の貯
蔵部分に備えたエチレンガス検知センサーの検知による
エチレンガスの濃度履歴と温度履歴を記憶する貯蔵履歴
記憶手段の出力をもとに食品の鮮度を推定する鮮度推定
手段を備えたので、温度履歴データにエチレンガス濃度
履歴による一定の補正が加味され、特に、エチレンガス
を発生する野菜、果物の貯蔵において推定鮮度の精度が
向上する請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発
明にさらに、貯蔵履歴記憶手段に雰囲気湿度の履歴を加
味させたので、湿度依存性の高い野菜、果物の貯蔵にお
いて総合的に推定鮮度が実態に近いものとなる。
【0109】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれか一項に記載の発明にさらに、貯蔵履歴記憶手
段に冷蔵庫の運転履歴とドアの開閉履歴を加味させたの
で、冷蔵庫の運転時間比率から負荷状態を、扉の開閉回
数や開放時間から温度上昇や外部空気との入れ替えによ
る湿度変動を類推して、温、湿度データに一定の補正が
加味され鮮度推定の精度が一層向上する。
【0110】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
のいずれか一項に記載の発明にさらに、食品貯蔵時の初
期鮮度の目安を設定する初期鮮度設定手段の設定結果と
貯蔵履歴記憶手段の経過をもとに食品の鮮度を推定する
鮮度推定手段を備えたので、初期鮮度の目安を設定する
ことにより基準の修正ができ鮮度推定の精度が大きく向
上する。また、複雑な入力操作を伴わない簡便な操作で
使用者に煩わしさを感じさせることがない。
【0111】請求項6に記載の発明は、請求項1から4
のいずれか一項に記載の発明にさらに、貯蔵された食品
の鮮度を検知する鮮度検知手段の出力から食品鮮度の初
期状態を判定する初期鮮度判定手段を備え、この初期鮮
度判定手段の結果と貯蔵履歴記憶手段の経過をもとに食
品の鮮度を推定する鮮度推定手段を備えたので、初期鮮
度の設定の手間がなく鮮度推定の基準が修正され、鮮度
推定の精度が大きく向上する。
【0112】請求項7に記載の発明は、請求項1から6
のいずれか一項に記載の発明にさらに、鮮度推定手段の
結果を表示させる表示手段を備えたものであり、使用者
に鮮度の状況を報せることで対処を促すことができる。
【0113】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、表示手段は、食品の鮮度状態を画像情
報としての図柄で段階的に表示するので、入庫した食品
の現時点での鮮度や劣化の度合を一目瞭然に認識するこ
とができる。
【0114】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、現在の鮮度段階を強調して表示する強
調手段を備えたので、使用者にわかりやすく現状の鮮度
状態を識別させることができる。
【0115】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の発明において、図柄が、鮮度状態の最終段階を表示
するようになった時に報知させる報知手段を備えたの
で、食品が不可食となる状態や、腐敗の状態に至る前に
注意を喚起することによって、食品を廃棄する無駄を未
然に防ぐことができる。
【0116】請求項11に記載の発明は、請求項8に記
載の発明において、画像情報を段階的に変化する動画で
表示するので、使用者の目を引き付け、認識を高められ
る。
【0117】請求項12に記載の発明は、請求項6に記
載の発明において、鮮度検知手段は、食品から発生する
ガスを検知するガス検知センサーとしたので、発生ガス
種別による濃度を選択的に計測することにより、自動的
に入庫する食品の初期鮮度が判定され初期鮮度入力の手
間なく、貯蔵中の鮮度の推定精度を高めることができ
る。
【0118】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明において、ガス濃度の計測は、食品収納後か
ら所定時間経過後計測を開始するとともに、所定値以上
の急激な変化は計測値をキャンセルするので、安定前の
データやイレギュラーなデータが除かれ初期鮮度判定の
信頼性が高まる。
【0119】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、ガス濃度の計測による初期鮮度の
判定は、食品収納前と食品収納後のガス濃度の差に基づ
いて行わせるので、食品収納前の既存食品によるガス濃
度の影響が排除されて初期鮮度判定の信頼性が高まる。
【0120】請求項15に記載の発明は、請求項2に記
載の発明において、エチレンガス検知センサーを野菜、
果物の貯蔵部分の底部に備えたので、空気より比重の大
きいエチレンガスの検知精度が高まる。
【0121】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明にさらに、貯蔵履歴記憶手段により記憶され
たエチレンガス濃度が、所定濃度以上を所定時間継続し
たときに報知させる報知手段を備えたので、鮮度劣化の
進行や果物などの熟成の進行が使用者に報知され、事前
の対処を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施例1の斜視図
【図2】同実施例の冷蔵庫の庫内を示した斜視図
【図3】同実施例による冷蔵庫の機能ブロック図
【図4】同実施例による冷蔵庫の表示部における白菜の
鮮度状態を表現した図柄の表示遷移図
【図5】同実施例による冷蔵庫の表示部におけるニンジ
ンの鮮度状態を表現した図柄の表示遷移図
【図6】同実施例による冷蔵庫の表示部における小松菜
の鮮度状態を表現した図柄の表示遷移図
【図7】本発明の実施例2による冷蔵庫斜視図
【図8】同実施例による冷蔵庫の機能ブロック図
【図9】本発明の実施例3による冷蔵庫の斜視図
【図10】同実施例による冷蔵庫の断面図
【図11】同実施例による冷蔵庫の機能ブロック図
【図12】本発明の実施例4による冷蔵庫の断面図
【図13】従来の冷蔵庫の斜視図
【図14】同冷蔵庫の機能ブロック図
【符号の説明】
16 表示手段 18 温度検知手段 19 湿度検知手段 20 初期鮮度設定手段 21 鮮度推定手段 23 貯蔵履歴記憶手段 25 報知手段 26 強調手段 27 ガス検知センサー 28 初期鮮度判定手段 29 鮮度推定手段 30 貯蔵履歴記憶手段 31 運転時間計測手段 32 扉開閉回数計測手段 33 扉開放時間計測手段 38 野菜室(野菜、果物の貯蔵部分) 41 エチレンガス検知センサー 42 報知手段 43 鮮度推定手段 44 貯蔵履歴記憶手段 46 野菜室(野菜、果物の貯蔵部分)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品貯蔵後の庫内温度および湿度の履歴
    を記憶する貯蔵履歴記憶手段と、前記貯蔵履歴記憶手段
    の出力をもとに食品の鮮度を推定する鮮度推定手段を備
    えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 野菜、果物の貯蔵部分に備えたエチレン
    ガス検知センサーと、食品貯蔵後の雰囲気温度および前
    記エチレンガス検知センサーの出力に基づくエチレンガ
    スの濃度履歴を記憶する貯蔵履歴記憶手段と、前記貯蔵
    履歴記憶手段の出力をもとに食品の鮮度を推定する鮮度
    推定手段を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 貯蔵履歴記憶手段に雰囲気湿度の履歴を
    加味させたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 貯蔵履歴記憶手段に冷蔵庫の運転履歴と
    ドアの開閉履歴を加味させたことを特徴とする請求項1
    から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 食品貯蔵時の初期鮮度の目安を設定する
    初期鮮度設定手段を備え、前記初期鮮度設定手段の設定
    結果と貯蔵履歴記憶手段の経過をもとに食品の鮮度を推
    定する鮮度推定手段を備えたことを特徴とする請求項1
    から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 貯蔵された食品の鮮度を検知する鮮度検
    知手段と、前記鮮度検知手段の出力から食品鮮度の初期
    状態を判定する初期鮮度判定手段を備え、前記初期鮮度
    判定手段の結果と貯蔵履歴記憶手段の経過をもとに食品
    の鮮度を推定する鮮度推定手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 鮮度推定手段の結果を表示させる表示手
    段を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか
    一項に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 表示手段は、食品の鮮度状態を画像で段
    階的に表示することを特徴とする請求項7に記載の冷蔵
    庫。
  9. 【請求項9】 複数の画像のうち現在の鮮度段階を示す
    画像を強調する強調手段を備えたことを特徴とする請求
    項8に記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 複数の画像のうち最終の鮮度段階を示
    す画像を表示するようになった時に報知させる報知手段
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 画像を段階的に変化する動画で表示す
    ることを特徴とする請求項8に記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 鮮度検知手段は、食品から発生するガ
    スを検知するガス検知センサーとしたことを特徴とする
    請求項6に記載の冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 ガス濃度の計測は、食品収納後から所
    定時間経過後計測を開始するとともに、所定値以上の急
    激な変化は計測値をキャンセルすることを特徴とする請
    求項12に記載の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 ガス濃度の計測による初期鮮度の判定
    は、食品収納前と食品収納後のガス濃度の差に基づいて
    行わせることを特徴とする請求項13に記載の冷蔵庫。
  15. 【請求項15】 エチレンガス検知センサーを野菜、果
    物の貯蔵部分の底部に備えたことを特徴とする請求項2
    に記載の冷蔵庫。
  16. 【請求項16】 貯蔵履歴記憶手段により記憶されたエ
    チレンガス濃度が、所定濃度以上を所定時間継続したと
    きに報知させる報知手段を備えたことを特徴とする請求
    項15に記載の冷蔵庫。
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