JP2001041522A - 除塵室及び除塵室を備えた建物 - Google Patents

除塵室及び除塵室を備えた建物

Info

Publication number
JP2001041522A
JP2001041522A JP2000140425A JP2000140425A JP2001041522A JP 2001041522 A JP2001041522 A JP 2001041522A JP 2000140425 A JP2000140425 A JP 2000140425A JP 2000140425 A JP2000140425 A JP 2000140425A JP 2001041522 A JP2001041522 A JP 2001041522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
air
sealed space
clothes
exhaust port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000140425A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Morita
英文 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000140425A priority Critical patent/JP2001041522A/ja
Publication of JP2001041522A publication Critical patent/JP2001041522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】居住室内に入る前に身体に付着した付着塵を除
去し居住室内をより清潔で健康的な生活環境をつくる除
塵室及び除塵室を備えた建物を提供する。 【解決手段】居住室200内に連接する110と屋外3
00に連接する外扉120とを有した密封空間を構成す
るとともに、密封空間に屋外300から空気を取り入れ
る吸気口130と密封空間内の空気を強制的に排出する
排気口140とを設け、吸気口130に大気中の浮遊塵
を除去するためのフィルター131を備え、吸気口13
0と排気口131とにより形成される風路上で、屋外か
ら密封空間に入った者の衣服や持ち物に付着した付着塵
を払い落とし、軽い塵を排気口140から排出させるこ
とが可能であることを特徴とする除塵室100である。
浮遊粉塵が除去された空気が吸気口130から排気口1
40へ向かって流れる風路で、身体に付着した付着塵を
払いのけ、浮遊粉塵は排気口140から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋外で衣服等に
付着した付着塵を取り除く除塵室及び除塵室を備えた建
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の除塵装置として、特開平
4−80480号公報に開示された「玄関における灰落
とし装置」の技術が提案されている。この装置は、降灰
を受けた身体に玄関先でエアーのシャワーを浴びて粉塵
を落とし、居住室内への粉塵の侵入を阻止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置は、密封空間でなく開放空間でエアーのシャワーをす
るため、風の影響や身体を動かして全体にシャワーを受
けようとするため、離脱した粉塵が飛散し舞い上がり再
度付着するとか、玄関に入るとき粉塵まで一緒に入れて
しまう恐れがあった。この粉塵が降灰などの物ならばま
だしも、野外の真菌、花粉、煤煙等の浮遊粉塵にあって
は、この恐れが一層大きく花粉症など健康障害が問題と
なっていた。
【0004】そこで、この発明は、このような問題に着
目し、居住室内に入る前に身体に付着した付着塵を除去
し居住室内をより清潔で健康的な生活環境をつくる除塵
室及び除塵室を備えた建物を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の請求項1にかかる発明は、居住室内に連接す
る内扉と屋外に連接する外扉とを有した密封空間を構成
するとともに、前記密封空間に前記屋外から空気を取り
入れる吸気口と前記密封空間内の空気を強制的に排出す
る排気口とを設け、前記吸気口に大気中の浮遊塵を除去
するためのフィルターを備え、前記吸気口と前記排気口
とにより形成される風路上で、前記屋外から前記密封空
間に入った者の衣服や持ち物に付着した付着塵を払い落
とし、軽い前記付着塵を前記排気口から排出させること
が可能であることを特徴とする除塵室とし、浮遊粉塵が
除去された空気が吸気口から排気口へ向かって流れる風
路で、身体に付着した付着塵を払いのけ、浮遊粉塵は排
気口から排出する。
【0006】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
において、前記排気口に設けた排気装置は、少なくとも
前記屋外から前記密封空間へ入った後の前記外扉の閉鎖
時に連動して排気を開始することを特徴とする除塵室と
し、外扉が開いている状態で排気を開始せず、外扉から
浮遊粉塵を含めた粉塵を吸い込むことがなく、密封空間
を作った後に空気が流れる風路がつくられ、払いのけら
れた浮遊粉塵は排気口から排出される。
【0007】また、例えば、少なくとも一対の前記排気
口と前記吸気口とがそれぞれ対向壁面に設けられている
除塵室では、効率よく広い範囲の風路をつくることが出
来る。
【0008】また、請求項3にかかる発明は、請求項1
において、前記密封空間には、収納設備が設けられてい
ることを特徴とする除塵室とし、家庭用や客用オーバー
コート、レインコート、使用していない靴、下駄、サン
ダル、傘、杖等屋外で使用し居住室内で使用しない物等
を除塵した後収納しておく。
【0009】さらに、請求項4にかかる発明では、衣類
を掛ける衣類掛けを有し、屋外から防塵空間内部に持ち
込んだ粉塵を集塵する集塵設備を設けた除塵室を特徴と
している。
【0010】このように構成された請求項4記載のもの
では、衣類掛けに掛けられた衣類に付着した埃や塵等の
粉塵が、前記集塵設備によって集塵されて、建物内の汚
染を最小限に抑制出来る。
【0011】また、請求項5にかかる発明では、衣類を
掛ける衣類掛けを有し、屋外から防塵空間内部に持ち込
んだ粉塵を排出する排気ファンを設けた排気口を備える
除塵室を特徴としている。
【0012】このように構成された請求項5記載のもの
では、衣類掛けに掛けられた衣類に付着した埃や塵等の
粉塵が、前記排気口に設けられた排気ファンによって排
出されて、建物内の汚染を最小限に抑制出来る。
【0013】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記防塵空間は、玄関である請求項5又は6記載の除塵
室を特徴としている。
【0014】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記掛けられた衣類の粉塵を除去できる衣類掛け
が、玄関内に設けられているので、例えば、帰宅時、外
套等の衣類を建物の居室内に持ち込む前に該衣類掛けに
掛けることにより、良好なスペース効率で、建物内の汚
染を最小限に抑制出来る。
【0015】そして、請求項7に記載されたものでは、
居住室内に連接する内扉と屋外に連接する外扉とを有し
た密封空間に構成するとともに、前記密封空間に前記屋
外から空気を取り入れる吸気口と前記密封空間内の空気
を強制的に排出する排気口とを設け、前記吸気口に大気
中の浮遊塵を遮断するためのフィルターを備え、前記吸
気口と前記排気口とにより形成される風路上で、前記屋
外から前記密封空間に入った者の衣服や持ち物に付着し
た付着塵を払い落とし、軽い前記付着塵を前記排気口か
ら排出させることが可能な除塵室を備えたことを特徴と
する建物である。
【0016】このように構成された請求項7記載の建物
では、浮遊粉塵が除去された空気が吸気口から排気口へ
向かって流れる風路で、身体に付着した付着塵を払いの
け、浮遊粉塵は排気口から排出するとともに、付着塵を
居住室内に持ち込まず清潔で健康的な生活環境を維持す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態1】次に、本発明の好ましい実施の
形態1にかかる除塵室及び建物を示す図面に基づいて本
発明を説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態1にかかる除
塵室を備えた建物の一部を平面図で示している。
【0019】建物は、ほんの一部しか表していない居住
室200と、この居住室200と連接する除塵室100
とからなっており、除塵室100は、例えば玄関の三和
土(たたき)210のように屋外300と居住室200
との間で出入りする場所に取り付けられている。三和土
210は、平面的に上がり框220で床230と画成さ
れている。
【0020】除塵室100は、居住室200内に連接す
る内扉110と屋外300に連接する外扉120とを有
した密封空間を構成している。このため、この空間は風
除け室としても機能する。この密封空間には、屋外30
0から空気を取り入れる吸気口130と密封空間内の空
気を強制的に排出する排気口140とが設けられてい
る。この実施形態では、2個の吸気口130と1個の排
気口140とが設けられ、これらで形成される風路を広
くするように配置されている。したがって、それぞれ1
個づつのこともあるので、少なくとも一対の排気口14
0と吸気口130とがそれぞれ対向壁面に設けられてい
る。このことにより、除塵室100は、効率よく広い範
囲の整流風路をつくることが出来る。また、風による舞
い上がりを防ぐには、吸気口130を壁面の高いところ
に、排気口140を壁面の低いところに配置することが
好ましい。
【0021】なお、除塵室100の吸気口130は、屋
外300に直接面し、あるいは図示省略のダクトを介し
て大気を取り込むことが出来るようにされている。ま
た、吸気口130には、大気中の浮遊塵を除去するため
のフィルター131が備えられている。フィルター13
1は、花粉を有効に除去することが出来るように、直径
10ミクロンの粉塵を90パーセント以上除去出来るも
のが好ましい。
【0022】一方、排気口140には、除塵室100内
の空気を1時間に20回以上入れ換えることが出来る能
力を持った排気装置141が設けられている。排気装置
141には、軸流ファンや静かなシロッコファンが用い
られ、稼働していないときに除塵室100内に粉塵等が
侵入しないようにシャッタ装置142が設けられてい
る。吸気口130に熱交換設備を設け、屋外300の外
気温度が低い場合に、吸気を暖めるようにしても良いこ
とは勿論である。
【0023】吸気口130と排気口140とにより形成
される風路上で、屋外300から密封空間に入った者の
衣服や持ち物に付着した付着塵を払い落とし、軽い付着
塵を風でもって排気口140から排出させている。した
がって、浮遊粉塵がフィルター131で除去された空気
が吸気口130から排気口140へ向かって流れる風路
で、身体に付着した付着塵を払いのけ、浮遊粉塵を排気
口140から排出している。この風路上の付着塵を払い
落とす位置では、毎秒2.0メートル以上の風速を確保
することが望ましい。払い落とし風だけによる必要はな
く、他の払い落とし手段を併用して払い落とし効果を高
めても良い。
【0024】また、排気口140に設けた排気装置14
1は、少なくとも屋外300から密封空間へ入った後の
外扉120の閉鎖時に連動して排気を開始するようにし
ており、外扉120が開いている状態で排気を開始しな
いため、外扉120から浮遊粉塵を含めた粉塵を吸い込
むことがなく、密封空間を作った後に排気を開始して風
路がつくられ、払いのけられた浮遊粉塵は排気口140
から排出される。内扉110や外扉120の開閉状態を
検知する、リミットスイッチのようなセンサー160が
設けられ、フィルター131を通さずに風路を構成する
空気が入り込まないようにしている。排気装置141の
稼働を停止させるのは、図示しないタイマー等で一定時
間後に停止させるのがよい。
【0025】そして、内扉110は、居住室200内の
靴脱ぎ三和土210と連接して設けられており、除塵室
100で付着塵を落とした身体で三和土210に入り、
靴を脱いで上がり框220から床230に上がり、靴な
どに付着した大きな塵も床230には上がらないように
されている。
【0026】また、除塵室100の密封空間には、屋外
300で使用し居住室200内で使用しない物を納める
収納設備150が設けられている。この収納設備150
には、家庭用や客用オーバーコート、レインコート、使
用していない靴、下駄、サンダル、傘、杖等を収納する
が、除塵した後収納しておくことが好ましいことは勿論
である。この収納設備150に扉を設けない場合は、な
おさらであり、開口を風路に面して配置することが好ま
しい。
【0027】このような除塵室100を備えた建物は、
居住室200内に連接する内扉110と屋外300に連
接する外扉120とを有した密封空間に構成しており、
密封空間に吸気口130からフィルター131を介して
屋外300の空気を取り入れ、密封空間内の空気を排気
口140から強制的に排出し、吸気口130と排気口1
40とにより形成される風路上で、屋外300から密封
空間に入った者の衣服や持ち物に付着した付着塵を払い
落とし、軽い付着塵を排気口140から排出させる。し
たがって、浮遊粉塵が除去された空気が吸気口130か
ら排気口140へ向かって流れる風路で、身体に付着し
た付着塵を払いのけ、浮遊粉塵は排気口140から排出
するとともに、付着塵を居住室200内に持ち込まず清
潔で健康的な生活環境を維持する。また、降灰地におい
ても十分活用が出来る。
【0028】
【実施の形態2】図3及び図4は、この発明の実施の形
態2の除塵室及び除塵室を備えた建物を示す図である。
先述の実施の形態1とは、内,外扉110,120,及
び収納設備150の配置が変わっただけで、実質的に変
わるものではないので同一乃至均等な部位部材には同一
な番号を付して説明を省略する。なお、三和土は除塵室
100内にあっても良い。
【0029】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と同一乃至均等であるので説明を省略す
る。
【0030】
【実施の形態3】図5及び図6は、この発明の実施の形
態3の玄関を有する建物401を示すものである。な
お、前記実施の形態1,2と同一乃至均等な部分につい
ては同一符号を付して説明する。
【0031】まず、構成から説明すると、この実施の形
態3の建物401では、屋外300と、居住室200と
の間に設けられた防塵空間としての玄関400に、屋外
300に連接する外扉120が設けられている。
【0032】この玄関400内には、前記居住室200
方向から外扉120に向かって右側の壁部402に沿っ
て、収納設備150が設けられている。
【0033】また、この壁部402に長手方向を沿わせ
て、この収納設備150と、前記外扉120が設けられ
た壁部403との間に、外套404等の衣類をハンガー
407等を用いて掛ける丸棒状の衣類掛け405が掛け
渡されている。
【0034】そして、この衣類掛け405の下方の床部
には、集塵設備としての集塵装置406が、前記壁部4
02に背面部を沿わせて設けられている。この集塵装置
406は、駆動により屋外から持ち込んだ粉塵を集塵す
るように構成されている。
【0035】次に、この実施の形態3の玄関400を有
する建物401の作用について説明する。
【0036】この実施の形態3の建物401では、玄関
400に設けられた衣類掛け405に、ハンガー407
等を用いて衣類404を掛けると、この掛けられた衣類
404に付着した埃や塵等の粉塵が、前記集塵装置40
6によって集塵されて、建物406内の汚染を最小限に
抑制出来る。
【0037】このように、前記掛けられた衣類404の
粉塵を除去できる衣類掛け405が、玄関内に設けられ
ているので、例えば、帰宅時、外套等の衣類404を、
建物406の居住室200内に持ち込む前に、この衣類
掛け405に掛けることにより、建物406内の汚染
を、良好なスペース効率で、最小限に抑制出来る。
【0038】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1,2と略同様であるので、説明を省略す
る。
【0039】
【実施の形態4】図7及び図8は、この発明の実施の形
態4の玄関を有する建物501を示すものである。な
お、前記実施の形態1,2と同一乃至均等な部分につい
ては同一符号を付して説明する。
【0040】まず、構成から説明すると、この実施の形
態3の建物501では、屋外300と、居住室200と
の間に設けられた防塵空間としての玄関500に、屋外
300に連接する外扉120が設けられている。
【0041】この玄関500内には、前記居住室200
方向から外扉120に向かって右側の壁部502の前記
衣類掛け405の下方に、排気ファン408を設けて、
玄関空間と、前記屋外300とを連通する排気口409
が備えられている。この排気ファン408は、屋外から
玄関空間内部に持ち込んだ粉塵を、前記排気口409を
介して屋外300へ排出するように構成されていて、玄
関500空間に隣接する面に、縦格子状のグレーチング
410をもうけている。
【0042】また、この実施の形態4では、前記壁部5
02と対向する壁部503に、この玄関空間と屋外30
0とを連通する吸気口130が形成されている。この吸
気口130には、フィルター131が設けられている。
【0043】次に、この実施の形態4の玄関500を有
する建物501の作用について説明する。
【0044】この実施の形態4の建物501では、玄関
500に設けられた衣類掛け405に、ハンガー407
等を用いて衣類404を掛けると、この掛けられた衣類
404に付着した埃や塵等の粉塵が、前記排気口409
に設けられた排気ファン408によって排出されて、建
物501内の汚染を最小限に抑制出来る。
【0045】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1乃至3と略同様であるので、説明を省略す
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1乃至
8にかかる発明は、居住室内に入る前に身体に付着した
付着塵を除去し居住室内をより清潔で健康的な生活環境
をつくる除塵室及び除塵室を備えた建物を提供すること
が出来る。また、降灰地においても十分活用が出来る。
【0047】即ち、請求項1に記載されたものでは、前
記吸気口と前記排気口とにより形成される風路上で、前
記屋外から前記密封空間に入った者の衣服や持ち物に付
着した付着塵が払い落とされると、該軽い前記付着塵が
前記排気口から排出される。
【0048】また、請求項2にかかる発明は、前記請求
項1の効果に加え、外扉から浮遊粉塵を含めた粉塵を吸
い込むことがなく、必ずフィルターを通した清浄な空気
で除塵することが出来る。
【0049】また、請求項3の発明は、前記請求項1の
効果に加えて、外で着ていたコートなどを脱いで、コー
トや身体の付着塵を除去して収納設備に収納し、また居
住室では使用しない物を収納するため、居住室に粉塵や
浮遊塵を持ち込まない。
【0050】さらに、請求項4にかかる発明では、衣類
掛けに掛けられた衣類に付着した埃や塵等の粉塵が、前
記集塵設備によって集塵されて、建物内の汚染を最小限
に抑制出来る。
【0051】また、請求項5にかかる発明では、衣類掛
けに掛けられた衣類に付着した埃や塵等の粉塵が、前記
排気口に設けられた排気ファンによって排出されて、建
物内の汚染を最小限に抑制出来る。
【0052】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記掛けられた衣類の粉塵を除去できる衣類掛けが、玄
関内に設けられているので、例えば、帰宅時、外套等の
衣類を建物の居室内に持ち込む前に該衣類掛けに掛ける
ことにより、良好なスペース効率で、建物内の汚染を最
小限に抑制出来る。
【0053】更に、請求項7に記載されたものでは、前
記吸気口と前記排気口とにより形成される風路上で、前
記屋外から前記密封空間に入った者の衣服や持ち物に付
着した付着塵が払い落とされると、該軽い前記付着塵が
前記排気口から排出される。
【0054】このため、前記フィルターにより、浮遊粉
塵が除去された空気が吸気口から排気口へ向かって流れ
る風路上で、身体に付着した付着塵が払いのけられ、該
浮遊粉塵が排気口から排出されるとともに、該付着塵が
居住室内に持ち込まれることなく、清潔で健康的な生活
環境を維持する建物を提供することができる、といった
実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の建物の一部を示す概略
構成平面図である。
【図2】実施の形態1の建物で、図1中IIーII断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態2の建物の一部を示す概略
構成平面図である。
【図4】実施の形態2の建物で、図3中IVーIV断面
図である。
【図5】本発明の実施の形態3の建物の一部を示す概略
構成平面図である。
【図6】実施の形態3の建物で、図5中矢視A方向の正
面図である。
【図7】本発明の実施の形態4の建物の一部を示す概略
構成平面図である。
【図8】実施の形態4の建物で、図7中矢視B方向の正
面図である。
【符号の説明】
100 除塵室 110 内扉 120 外扉 130 吸気口 131 フィルター 140 排気口 141 排気装置 142 シャッター 150 収納設備 200 居住室 210 三和土 300 屋外 400,500 玄関 401,501 建物 404 外套(衣類) 405 衣類掛け 406 集塵装置(集塵設備) 408 排気ファン 409 排気口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】居住室内に連接する内扉と屋外に連接する
    外扉とを有した密封空間を構成するとともに、 前記密封空間に前記屋外から空気を取り入れる吸気口と
    前記密封空間内の空気を強制的に排出する排気口とを設
    け、前記吸気口に大気中の浮遊塵を除去するためのフィ
    ルターを備え、前記吸気口と前記排気口とにより形成さ
    れる風路上で、前記屋外から前記密封空間に入った者の
    衣服や持ち物に付着した付着塵を払い落とし、軽い前記
    付着塵を前記排気口から排出させることが可能であるこ
    とを特徴とする除塵室。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記排気口に設けた排
    気装置は、少なくとも前記屋外から前記密封空間へ入っ
    た後の前記外扉の閉鎖時に連動して排気を開始すること
    を特徴とする除塵室。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記密封空間には、収
    納設備が設けられていることを特徴とする除塵室。
  4. 【請求項4】衣類を掛ける衣類掛けを有し、屋外から持
    ち込んだ粉塵を集塵する集塵設備を設けた防塵空間を有
    することを特徴とする除塵室。
  5. 【請求項5】衣類を掛ける衣類掛けを有し、屋外から持
    ち込んだ粉塵を排出する排気ファンを設けた排気口を備
    える防塵空間を有することを特徴とする除塵室。
  6. 【請求項6】前記防塵空間は、玄関であることを特徴と
    する請求項4又は5記載の除塵室。
  7. 【請求項7】前記除塵室を有することを特徴とする請求
    項1乃至6のうち何れか一項記載の除塵室を備えた建
    物。
JP2000140425A 1999-05-25 2000-05-12 除塵室及び除塵室を備えた建物 Pending JP2001041522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140425A JP2001041522A (ja) 1999-05-25 2000-05-12 除塵室及び除塵室を備えた建物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-145258 1999-05-25
JP14525899 1999-05-25
JP2000140425A JP2001041522A (ja) 1999-05-25 2000-05-12 除塵室及び除塵室を備えた建物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001041522A true JP2001041522A (ja) 2001-02-16

Family

ID=26476427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000140425A Pending JP2001041522A (ja) 1999-05-25 2000-05-12 除塵室及び除塵室を備えた建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001041522A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006017431A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Takasago Thermal Eng Co Ltd 建築物における内外空気の流通抑制システム
JP2007092371A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Sumitomo Forestry Co Ltd 住宅
JP2009155955A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Itoki Corp エアロック扉装置
JP2011027270A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Sekisui Chem Co Ltd 花粉除去システム及びユニット建物
JP2013170432A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Takenaka Komuten Co Ltd エントランス
CN114623555A (zh) * 2020-12-14 2022-06-14 Lg电子株式会社 出入口用卫生管理装置
JP7451646B1 (ja) 2022-10-14 2024-03-18 三井住友建設株式会社 換気装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006017431A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Takasago Thermal Eng Co Ltd 建築物における内外空気の流通抑制システム
JP4515173B2 (ja) * 2004-07-05 2010-07-28 高砂熱学工業株式会社 建築物における内外空気の流通抑制システム
JP2007092371A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Sumitomo Forestry Co Ltd 住宅
JP2009155955A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Itoki Corp エアロック扉装置
JP2011027270A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Sekisui Chem Co Ltd 花粉除去システム及びユニット建物
JP2013170432A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Takenaka Komuten Co Ltd エントランス
CN114623555A (zh) * 2020-12-14 2022-06-14 Lg电子株式会社 出入口用卫生管理装置
CN114623555B (zh) * 2020-12-14 2024-05-14 Lg电子株式会社 出入口用卫生管理装置
JP7451646B1 (ja) 2022-10-14 2024-03-18 三井住友建設株式会社 換気装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101539020B1 (ko) 저소음 저발열 구조의 클린룸 진공청소기
JP2001041522A (ja) 除塵室及び除塵室を備えた建物
JP6466155B2 (ja) 住宅
TW387052B (en) Air cleaner
JP5860334B2 (ja) 動物飼育用安全キャビネット
KR200488804Y1 (ko) 가정용 외부 먼지 제거 장치
JP5014815B2 (ja) エアシャワー装置
JP2002195623A (ja) 建物の空気質変換システムとそれを設けた建物
JPH11304208A (ja) エアーシャワー装置
JP5466446B2 (ja) 花粉除去システム及びユニット建物
JP2007092371A (ja) 住宅
KR102464389B1 (ko) 주택 구조물 부설 설치형 에어 샤워장치
JP2009236386A (ja) 浮遊物質除去装置
JPH08128692A (ja) エアーシャワー
JP2000356380A (ja) 住宅用粉塵除去装置
KR200277708Y1 (ko) 먼지털이 위생기
KR20210052165A (ko) 공동주택 에어샤워 시스템
JP2006214721A (ja) 空気調和機
KR102464388B1 (ko) 가정용 에어 샤워장치
JP2007007504A (ja) 花粉除去装置
JPH08285346A (ja) 集合住宅
JPH0458953A (ja) 花粉症防御システム
KR200409847Y1 (ko) 의류 세정기
JP2022048058A (ja) ペット収納具
KR100510639B1 (ko) 의류보관장치