JPH11304208A - エアーシャワー装置 - Google Patents

エアーシャワー装置

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JPH11304208A
JPH11304208A JP11489698A JP11489698A JPH11304208A JP H11304208 A JPH11304208 A JP H11304208A JP 11489698 A JP11489698 A JP 11489698A JP 11489698 A JP11489698 A JP 11489698A JP H11304208 A JPH11304208 A JP H11304208A
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JP
Japan
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air
room
insect
air shower
clean
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JP11489698A
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English (en)
Inventor
Koichi Sugano
広一 菅野
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Eiko Sangyo Kk
Original Assignee
Eiko Sangyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のエアーシャワー装置の循環ジェットエ
アーによる防塵効果を損なうことなく、また装置のサイ
ズも大きな変更を必要とせず昆虫等を捕獲し、殺傷して
人や物の出入りでのクリーンルーム等の清浄エリアへの
昆虫等の害を持ちこむことを防いだエアーシャワー装置
を提供することにある。 【解決手段】 出入り口に設置される清浄エアージェッ
トで人・物の出入りに際して室内環境を維持するための
エアーシャワー装置において、エアーシャワーの循環エ
アー経路の適宜の位置に昆虫捕獲システムを設けた。ま
た、この昆虫捕獲システムは、粗フィルタと電撃殺虫灯
と粘着シートを収納する空間であり、気流入り口をシャ
ッターで開閉できる開閉機構を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無菌室・防塵室
(クリーンルーム)に入る前に衣服に付着した菌や塵埃
等をジェットエアーで吹き飛ばし、衣服から離脱した菌
や塵埃を粗フィルタや高性能フィルタで捕集し、更に、
粗フィルタや高性能フィルタを通過したエアーを送風機
で循環させて使用するエアーシャワー装置に関し、特
に、昆虫類等の生物をエアージェットゾーンに再飛来さ
せないようにしたエアーシャワー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアーシャワーは、本来無菌室・防塵室
に入る際衣服に付着した菌や塵埃を強力なジェットエア
ーで吹き飛ばし、衣服から離脱した菌や塵埃を粗フィル
タや高性能フィルタで捕集し、このエアーを循環させて
使用する装置である。
【0003】エアーシャワー装置は、多岐にわたる業界
で外気或いは屋内でも塵埃の多い領域から清浄な屋内へ
の出入り口に用いられるようになった。そして、これら
の工場が建設される地域は、工業地域から環境のよい山
間部や草原地帯にと広がっているため、山間部や草原地
帯の昆虫等の害が取りざたされるようになってきてい
る。
【0004】従来のエアーシャワー装置は、図7及び図
8に示す装置が知られており、また特開昭61−591
31号公報、実開昭60−28090号公報並びに実開
昭61−87587号公報等が提供されている。
【0005】図7及び図8において、エアーシャワー室
1に入口ドア2と出口ドア3を設け、エアーシャワー室
1の内部の両側下部に不織布等の粗フィルタ(プレフィ
ルタ)4を設け、このフィルタ4より吸気したエアーを
送風機5を介して吸気して高性能フィルタ6に送給し
て、ジェットエアーノズル7よりエアーを噴出させてい
た。
【0006】また、上記した各種の公報には、図7と同
様のエアーシャワー装置が開示されているが、これらの
公報には、エアーシャワー室の床面にグレーチングを設
け、このグレーチングとこの位置に設けたプレフィルタ
ーを介してエアーを循環させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの各種の従来の
エアーシャワー装置は、昆虫類等がエアーシャワー内に
入るとジェットエアーによって、一旦、粗フィルタ等に
捕獲するが、ジェットエアーが停止すると捕らえられた
昆虫等は再び粗フィルターから飛び立ち、人の移動につ
いてクリーンルームに入ることがしばしば発生してい
た。これに対して、今までにも幾つかの試みがなされた
が、これらの昆虫等を確実にエアーシャワー装置内で捕
獲する事はできなかった。
【0008】従来からの防虫対策には、エアーシャワー
室のエアー循環とは全く別個に粘着シート法や電撃殺虫
灯を設けていた。しかし、何れも蛾、蚊類等の弱小昆虫
類に対しての対策としては効果はあったが、黄金虫や蜂
など羽根の堅い昆虫や飛ぶ力の強い昆虫などには効果が
薄いため、これらの問題点を解決した装置の開発が要望
されていた。
【0009】特に、半導体産業においては比較的外部と
の遮蔽が厳重であり、昆虫類の弊害は聞かれないが、薬
品製造業や医療機器メーカーでは、これらの昆虫等が持
ち込む害が無視できないのが現状である。しかし、今ま
でのエアーシャワー装置による防虫対策では対応できな
い状況になってきている。
【0010】本発明は、上記の実情に鑑みて開発したも
ので、その目的とするところは、従来のエアーシャワー
装置の循環ジェットエアーによる防塵効果を損なうこと
なく、また、装置のサイズも大きな変更を必要とせず昆
虫等を捕獲し、殺傷して人や物の出入りでのクリーンル
ーム等の清浄エリアへの昆虫等の害を持ちこむことを防
いだエアーシャワー装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、出入り口に設置される清浄エアージェ
ットで人・物の出入りに際して室内環境を維持するため
のエアーシャワー装置において、エアーシャワーの循環
エアー経路の適宜の位置に昆虫捕獲システムを設けた。
【0012】また前記昆虫捕獲システムは、粗フィルタ
と電撃殺虫灯と粘着シートを収納する空間であり、気流
入り口をシャッターで開閉できる開閉機構を具備したシ
ステムである。
【0013】更に、該昆虫捕獲システムにおいて、シャ
ッターの開閉機構が循環エアー経路のエアージェットと
連動し、捕獲した昆虫をエアージェットゾーンに再飛来
させないようにすると共に、シャッターの開閉を任意の
タイミングに設定できるようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のエアーシャワー
装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1
は、本発明のエアーシャワー装置の一実施の形態を示す
一部切欠き正面図であり、図2は、図1のA−A断面図
である。また、図3は、図1のB−B断面図である。
【0015】図1において、エアーシャワー装置におけ
るエアーシャワー室10には、吸気口に不織布等から成
る粗フィルタ(Pre filter)11、送風機
(Fan Moter)12、高性能フィルタ(HEP
A filter)13、また、両側の隔壁14には、
複数個のジェットエアーノズル(Ruber)15を設
け、これらの構成でエアー循環系を形成している。更
に、エアーシャワー室10には、入口ドア16と出口ド
ア17が設けられている。
【0016】また、エアーシャワー室10の両側のダク
ト18の内部に粗フィルタ11と送風機12と高性能フ
ィルタ13を順次設け、粗フィルタ11と吸気口19と
の間にできた空間20に昆虫捕獲システム21を配設し
た。
【0017】この昆虫捕獲システム21は、図4及び図
5に示すように、粗フィルタ11の直下に電撃殺虫灯2
2を配置し、その空間20の床部分に着脱可能なトレー
24を設け、このトレー24に粘着シート(粘着マッ
ト)23を配置するようにしている。更に、吸気口19
の位置に、捕獲した昆虫類を外部に出さないように、シ
ャッター25を有する開閉機構26を設けている。
【0018】この開閉機構26は、循環系の圧縮空気を
利用したシリンダ27でシャッター25を開閉駆動する
ようにしており、このシャッター25は、本例において
は金網を張り、タイミング遮蔽による一時的にエアーシ
ャワー室10内の気圧が高くなるのを防止している。
【0019】また、このシャッター25は、人・物の出
入りでジェットエアー放出から停止までの時間中開放
し、停止と同時に自動的に遮蔽する機能を持たせるよう
にしている。このシャッター25の開閉は、適宜の制御
機構によりタイミングコントロールで任意に開閉時間を
設定できるようにしている。なお、図中28は光電用ス
イッチ、29,30はドア用ノブである。
【0020】次に上記の実施形態の作用例について説明
する。先ず、エアーシャワー室10にドア16を開けて
入室すると、内部照明が点灯し、送風機12が駆動した
後に、シャッター25が図5に示すように開放される。
【0021】この場合、無菌室・防塵室であるクリーン
ルーム内に入る際に衣服に付着した菌や塵埃或は昆虫類
を強力なジェットエアーノズル15から噴出させて、吹
き飛ばし、衣服から離脱した菌や塵埃或は昆虫類を昆虫
捕獲システム21で確実に捕獲して、粗フィルタ11、
高性能フィルタ13により清浄な空気(約25m/sの
流速)をジェットエアーノズル7より噴出させる。
【0022】一方、内部照明点灯と同時に電撃殺虫灯2
2が点灯し、設定時間後、シャッター25が閉じ、そし
て、本例においては、例えば5秒後、送風機12が停止
し、出口ドア17のドアロックが開錠するので、出口ド
ア17を開けてクリーンルーム内に入ることができる。
この場合、ドアロックが開錠後、本例においては例えば
5分間、電撃殺虫灯は点灯し続けている。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアーシ
ャワー装置は、従来のエアーシャワー装置の循環ジェッ
トエアーによる防塵効果を損なうことなく、また装置の
サイズも大きな変更を必要とせず、従来の循環清浄エア
ー系の中に防虫対策のための空間を設けて、昆虫等を捕
獲し、殺傷してしまうため、人や物の出入りでのクリー
ンルーム等の清浄エリアへの昆虫等の侵入を防ぎ、昆虫
等の害を持ちこむことがなくなる。
【0024】また、昆虫捕獲システムの開閉機構は、適
宜の制御機構によって任意のタイミングで駆動できるの
で、エアーシャワー装置に対応した機能を発揮させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアーシャワー装置の一実施形態を示
す一部切欠き正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】昆虫捕獲システムの開閉機構が閉じた状態を示
す部分拡大図である。
【図5】図4の開閉機構が開いた状態を示す部分拡大図
である。
【図6】本発明におけるエアーシャワー装置の説明図で
ある。
【図7】従来のエアーシャワー装置の一例を示す一部切
欠き正面図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【符号の説明】
10 エアーシャワー室 11 粗フィルタ 19 吸気口 20 空間 21 昆虫捕獲システム 22 電撃殺虫灯 23 粘着シート(粘着マット) 25 シャッター 26 開閉機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入り口に設置される清浄エアージェッ
    トで人・物の出入りに際して室内環境を維持するための
    エアーシャワー装置において、エアシャワーの循環エア
    ー経路の適宜の位置に昆虫捕獲システムを設けたことを
    特徴とするエアーシャワー装置。
  2. 【請求項2】 上記昆虫捕獲システムは、粗フィルタと
    電撃殺虫灯と粘着シートを収納した空間であり、気流入
    り口をシャッターで開閉できる開閉機構を具備したシス
    テムである請求項1に記載のエアーシャワー装置。
  3. 【請求項3】 上記開閉機構は、循環エアー経路のエア
    ージェットと連動し、捕獲した昆虫をエアージェットゾ
    ーンに再飛来させないようにすると共に、任意のタイミ
    ングに設定できるようにした請求項2に記載のエアーシ
    ャワー装置。
JP11489698A 1998-04-24 1998-04-24 エアーシャワー装置 Pending JPH11304208A (ja)

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