JP5466446B2 - 花粉除去システム及びユニット建物 - Google Patents

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本発明は、住宅の玄関などにおいて花粉を除去する花粉除去システム及びユニット建物に関するものである。
近年、花粉症患者が増え続けており、5人に1人以上が花粉症といわれており、その症状を軽減することが望まれている。また、花粉症だけでなく、交通粉塵、黄砂など様々な有害物質が外気中に含まれており、健康被害を引き起こしている。
対策としては、窓を大きく開けない、洗濯物を取り入れる際に払い落とす、帰宅したときに衣類の付着物を払い落とす、などがある。
また、設備による対策として、例えば特許文献1には、天井裏に送風機を設置し、外気吸入経路を接続するとともに、チャンバーを接続して吹出口から空気を吐出することが開示されている。
さらに、特許文献2には、密封された空間に吸気口と排気口を設けるとともに、吸気口にはフィルタが配置された除塵室が開示されている。
特開2007−7504号公報 特開2001−41522号公報
しかしながら、前記した特許文献1,2の構成では、設備全体が大規模になるという問題があった。このため、一般の住宅には導入しにくいものとなっていた。
そこで、本発明は、簡易な構成によって花粉を除去できる花粉除去システムと、この花粉除去システムを備えるユニット建物と、を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の花粉除去システムは、屋外で付着した花粉を除去する花粉除去システムであって、身体又は衣服に付着した花粉を吸引する第一吸引口と、空気中に浮遊する花粉を吸引する第二吸引口と、前記第一吸引口及び前記第二吸引口が接続される吸排気手段と、を備え、前記吸排気手段の排気口は屋外又は床下に繋がっていることを特徴とする。
また、前記第一吸引口、前記第二吸引口及び前記吸排気手段が配置される花粉除去領域の室内側には、花粉が室内に流入することを防止する流入防止カーテンを設ける構成とすることができる。
さらに、前記第一吸引口が前記第二吸引口に接続され、前記第二吸引口が前記吸排気手段に接続されていることが好ましい。
加えて、前記第二吸引口の断面積は、前記第一吸引口の断面積よりも大きく形成されるとともに、前記第一吸引口の前記第二吸引口に対する接続箇所には、漏斗状の断面積調整部材が設けられる構成とすることができる。
そして、前記第一吸引口及び前記第二吸引口と吸排気手段とを接続する経路には、流入した空気を除塵するフィルタ又は空気の逆流を防止するシャッタが設けられる構成とすることができる。
また、前記第二吸引口は、床面に近接した位置に配置されることが好ましい。
さらに、前記花粉除去領域には、屋外の空気を取り込むための給気口が設けられることが好ましい。
そして、本発明のユニット建物は、上記したいずれかの花粉除去システムが玄関に配置されていることを特徴とする。
このように、本発明の花粉除去システムは、屋外で付着した花粉を除去する花粉除去システムであって、身体又は衣服に付着した花粉を吸引する第一吸引口と、空気中に浮遊する花粉を吸引する第二吸引口と、前記第一吸引口及び前記第二吸引口が接続される吸排気手段と、を備え、前記吸排気手段の排気口は屋外又は床下に繋がっていることを特徴とする。
したがって、1つの吸排気手段によって身体又は衣類に付着した花粉の除去と空気中に浮遊した花粉の除去とをおこなうことで簡易な構成によって花粉を除去できるうえに、送風方向を切換える必要がなくなることで制御を簡略化できる。
また、前記第一吸引口、前記第二吸引口及び前記吸排気手段が配置される花粉除去領域の室内側には、花粉が室内に流入することを防止する流入防止カーテンを設けることで、花粉除去領域を超えて花粉が流入することを防止できる。
さらに、前記第一吸引口が前記第二吸引口に接続され、前記第二吸引口が前記吸排気手段に接続されていることで、運転条件などを変更するだけで吸排気手段を兼用することができる。
加えて、第二吸引口の断面積は第一吸引口の断面積よりも大きく形成されるとともに、第一吸引口の第二吸引口に対する接続箇所には漏斗状の断面積調整部材が設けられることで、第一吸引口を用いる際には静圧を大きくして吸引できるうえに、第二吸引口を用いる際には風量を大きくして排気できる。
そして、前記第一吸引口及び前記第二吸引口と吸排気手段とを接続する経路には、流入した空気を除塵するフィルタ又は空気の逆流を防止するシャッタが設けられることで、排気に含まれる花粉が室内に戻ることを防止できる。
また、第二吸引口は、床面に近接した位置に配置されることで、落下して床面に蓄積された花粉が巻上げられて浮遊すると即座に吸い込んで排気することができる。
さらに、花粉除去領域には、屋外の空気を取り込むための給気口が設けられることで、効率よく吸気及び排気をおこなうことができる。
そして、本発明のユニット建物は、上記したいずれかの花粉除去システムが玄関に配置されることで、室内まで花粉を侵入させずに除去する健康的な生活を送ることのできるユニット建物となる。
本発明の花粉除去システムの構成を説明する斜視図である。 ユニット建物全体の構成を説明する断面図である。 玄関収納の構成を説明する断面図である。 玄関収納の構成を説明する正面図である。 第一吸引口を第二吸引口に接続する構成について説明する斜視図である。 風量と静圧の関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図2を用いて本発明の花粉除去システムSを備えるユニット建物1の全体構成を説明する。
本発明のユニット建物1は、図2に示すように、花粉除去領域としての玄関11と、居住者の生活空間である室内12と、室内12と床によって区分される床下13と、の領域を備えている。なお、図2ではユニット建物1として説明の便宜上1階建てのものを示したが、2階以上のユニット建物1であっても適用できる。
また、このユニット建物1は、図示しないが、4本の柱と、柱の下端間を連結した4本の床梁と、柱の上端間を連結した4本の天井梁と、を有する骨組み構造体を備える建物ユニットを組み合わせて構成されている。
この花粉除去領域としての玄関11は、ユニット建物1の正面の出入口であり、居住者が出入りする際に必ず開閉される場所である。そして、本実施例の玄関11には、屋外14で身体や衣服に付着した花粉を除去する花粉除去システムSが形成されている。
この花粉除去システムSは、身体又は衣服に付着した花粉を吸引するノズル状の第一吸引口2と、空気中に浮遊する花粉を吸い込んで排気とともに除去する第二吸引口3と、第一吸引口2と第二吸引口3とが接続される吸排気手段としてのファン4と、によって主に構成されている。
この第一吸引口2は、ファン4に接続されており収納箱16内に格納されるホース22と、このホース22の先端に取付けられるヘッド21と、を備えている。
このヘッド21は、花粉を選別して吸引できるように格子、スリット又は複数の小孔などを有するもので、身体又は衣服に付着した花粉を浮き上がらせるためにブラシを有することが好ましい。
また、第二吸引口3は、玄関11内の空気中に浮遊する花粉を吸い込んで排気とともに除去するもので、ファン4に接続される排気用のガラリである吸込口31を有している。
そして、本実施例の第二吸引口3は、床面15に蓄積された花粉が舞い上がった際に補足しやすいように、収納箱16の前面下部に開口されており、床面15に近接した位置に配置されている。
加えて、この第二吸引口3には、第一吸引口2のホース22の末端を接続することができるように構成されている。
さらに、図5に示すように、第二吸引口3Aは、ファン4の前面の下部に横長の大断面の矩形状に開口する構成とすることもできる。
この場合には、第二吸引口3Aの断面積は第一吸引口2Aの断面積よりも大きく(数倍程度)形成されるとともに、第一吸引口2Aの第二吸引口3Aに対する接続箇所には漏斗状の断面積調整部材23が設けられる。
この断面積調整部材23は、矩形容器部23aの底面に接続口23bを突設するようにして形成されるもので、矩形容器部23aは第二吸引口3Aに嵌め合わされ、接続口23bにはホース22が接続される。
さらに、吸排気手段としてのファン4は、内部にプロペラ状の翼を有するファン部40と、このファン部40の上流側に設けられてゴミなどを除去するフィルタ部42と、を備えている。なお、このファン部40とフィルタ部42は一体に構成されてもよいし、別々に構成されてもよい。
ファン部40としては、掃除機などに用いる遠心ブロアや換気ファンなどを用いることができるが、遠心ブロアでは吸引圧力は大きいが風量は小さくなり、換気ファンでは風量は大きいが吸引圧力は小さい。
このため、両方の機能をうまくバランスさせた設計が必要となるが、遠心ファンを用いた試作機では、排気能力として(玄関の大きさなどにもよるが)、0.5〜20m3/min程度の風量を有することが好ましく、吸引圧力としては真空度にして1000Pa〜30000Pa程度であることが好ましい。
このフィルタ部42は、吸引した空気中に混入したゴミなどを回収するためのものであるため、花粉を除去するような目の細かいものは必要でない。
そして、このファン4の下流側の排気口41は、床下13に繋がっており、この排気口41の途中には第一吸引口2又は第二吸引口3から流入した空気を除塵するフィルタとしてのフィルタ70(又は空気の逆流を防止するシャッタ71)が設けられている。なお、この排気口41は屋外14に繋がっているものであってもよい。
加えて、このファン4には、空気中に浮遊していた花粉が床面15に落下した際に、これを吸引する床面吸引手段(不図示)を接続することもできる。この床面吸引手段は、上記した第一吸引口2の身体衣類用のヘッド21を床面用のものに交換することで構成される。
そして、これらの第一吸引口2、第二吸引口3及びファン4が配置された空間である花粉除去領域としての玄関11の室内12側には、廊下の断面を封止するように、花粉が室内12に流入することを防止する流入防止カーテン5が設けられている。
この流入防止カーテン5は、花粉を通さないような目の大きさのもの(5〜80ミクロン程度の目を持つもの)で通気性のあるものが好ましく、さらには、通気性を確保しつつ、花粉を不活性化する機能を有するものや、静電フィルタ機能を有するものであることが好ましい。なお、流入防止カーテン5としては、ビニール製など通気性のないものを使用することもできる。
具体的に流入防止カーテン5を選択する際には、屋外14に通じる給気口8の有無、住宅の気密性などを考慮して選択するのが好ましい。例えば、給気口8がある場合であれば通気性は不要であるし、給気口がない場合であれば通気性は必要である。なお、この給気口8には、花粉の浸入を防止するフィルタが設置されていることが好ましい。
加えて、この流入防止カーテン5は、玄関11の外からボタンなどで開閉できたり、人感センサーなどによって自動的に開閉できたりする構造となっていることが好ましい。
なお、流入防止カーテン5の開閉機構としては、レールタイプ、ロールスクリーンタイプ、パネルタイプ、建具タイプ(横にスライドするタイプ)などを用いることができる。
次に、本実施例の花粉除去システムSの作用について説明する。
まず、屋外14で身体や衣服に花粉が付着した状態で居住者が玄関11のドアを開ける。そうすると、人感センサーによって居住者の帰宅を感知して流入防止カーテン5が閉じられる。
同時にファン4が起動し、第一吸引口2及び第二吸引口3の両方から空気を吸引して、床下13や屋外14への排気を開始する。
一方、居住者は、身体や衣服に付着した花粉を除去するために、第一吸引口2のヘッド21を持って身体に沿って撫でるようにして、空気とともに花粉を吸い取っていく。
この吸引によって吸い取られた花粉は、吸い込まれた空気とともにファン4を介して排気口41から床下13や屋外14に排気される。
この際、空気中に含まれた比較的大きなゴミはファン4のフィルタ部42で補足され、ある程度蓄積されれば回収される。
また、身体や衣服に付着した花粉のうち第一吸引口2で除去できなかった花粉の一部は第二吸引口3によって空気とともに吸引されて、ファン4を介して排気口41から床下13や屋外に排気される。
そして、第二吸引口3によっても除去できなかった花粉は、床面15に蓄積されることになるが、この蓄積された花粉は、第一吸引口2のヘッド21を床面吸引手段としての床面ノズルに取り替えて吸引されることで除去される。
さらに、本実施例の花粉除去システムSでは、居住者が玄関11に入って人感センサーなどによって感知されて所定時間経過すると、タイマーによって自動的にファン4による吸引が停止される。
次に、本実施例の花粉除去システムSの効果について説明する。
(1)このように、本発明の花粉除去システムSは、屋外14で付着した花粉を除去する花粉除去システムSである。そして、身体又は衣服に付着した花粉を吸引する吸引手段としての第一吸引口2と、空気中に浮遊する花粉を吸引する第二吸引口3と、第一吸引口2及び第二吸引口3が接続される吸排気手段としてのファン4と、を備え、前記吸排気手段の排気口は屋外又は床下に繋がっている。
したがって、1つの吸排気手段によって身体又は衣類に付着した花粉の除去と空気中に浮遊した花粉の除去とをおこなうことで簡易な構成によって花粉を除去できるうえに、送風方向を切換える必要がなくなることで制御を簡略化できる。
つまり、一般の住宅においては、窓を開けない、洗濯物は部屋干しする、などのある程度の対策は可能であるものの、少なくとも出入りのためには玄関11を開ける必要があるため花粉浸入の可能性が高い。加えて、衣類に付着した花粉等については、一般家庭ではエアシャワー等の大規模な設備の導入は困難であるため対策が取りにくい。
そこで、1つの吸排気手段によって身体等に付着した花粉の吸引と空気中の花粉の排気とをおこなうことで別個に吸排気手段を有する場合よりも構成を簡略化し、簡易な構成によって花粉を除去できるようになった。
加えて、吸排気手段としてのファン4は常に同一方向に吸引するものであるため、送風方向を切換える必要がなくなり、回路構成が簡略化されるとともに、制御フローを簡略化できる。
このように、本発明によれば、一般に、玄関での花粉除去を効率よくおこなうために必要な4つの機能を達成できる。すなわち、(a)玄関内に衣類に付着した形で持ち込んだ花粉を除去できること、(b)玄関の出入りに伴い、流入する花粉や玄関内で衣類に付着した花粉などを除去する際に再飛散した空気中の花粉を除去できること、(c)玄関内に流入あるいは再飛散した花粉のホール側への飛散を抑えられること、(d)玄関内に落下した花粉を除去できること、を達成できる。
加えて、第二吸引口3の一部を収納箱16内に開口することで、収納箱16内の空気も吸引して換気できるため、靴やブーツの嫌な臭気やカビの発生などを抑制できる。
(2)また、第一吸引口2、第二吸引口3及び吸排気手段としてのファン4が配置される花粉除去領域としての玄関11の室内12側には、花粉が室内12に流入することを防止する流入防止カーテン5を設けることで、花粉除去領域である玄関11を超えて花粉が流入することを防止できる。
(3)第一吸引口2が第二吸引口3に接続され、第二吸引口3が吸排気手段4に接続されることで、床面15に蓄積された花粉を巻上げて浮遊させることを防止できる。
つまり、床面15に落下して蓄積された花粉が巻上げによって浮遊する前に、この第二吸引口3によって吸引することで、花粉が巻上げられて浮遊することを防止できる。
(4)加えて、第二吸引口3Aの断面積は第一吸引口2Aの断面積よりも大きく形成されるとともに、第一吸引口2Aの第二吸引口3Aに対する接続箇所には漏斗状の断面積調整部材23が設けられることで、第一吸引口2Aを用いる際には静圧を大きくして吸引できるうえに、第二吸引口3Aを用いる際には風量を大きくして排気できる。
すなわち、衣類等に付着した花粉を第一吸引口2Aを通じて吸引するには風量が小さくても静圧が大きくなければならず、空気中の花粉を第二吸引口3Aを通じて排気するには静圧が小さくても風量が大きくなければならない。
ここで、ファン4の性能(静圧−風量関係)を測定すると、図6に示すように、風量が大きくなれば静圧は小さくなり、風量が小さくなれば静圧は大きくなるという関係がある。
そこで、断面積調整部材23を用いて断面積を変えて風量を調整することで、きわめて簡易な手段によって、吸引と排気のそれぞれに最適な静圧・風量を得ることができる。
このように、第二吸引口3Aに第一吸引口2Aの断面積調整部材23を嵌め合わせて取付けるだけで、それぞれの用途に最適な静圧・風量を得ることができれば、特にファン4の運転を制御する必要がなくなり、花粉除去システムSの構成を簡略化できる。
(5)そして、吸排気手段としてのファン4の排気口41は屋外14又は床下13に繋がっており、排気口41には吸引手段としての第一吸引口2又は第二吸引口3から流入した空気を除塵するフィルタ70又は空気の逆流を防止するシャッタ71が設けられることで、排気に含まれる花粉が室内12に戻ることを防止できる。この場合、ファン4(又はブロア)はゴミパックと一体となっていてもよいし、別々に構成されるものであってもよい。
(6)また、第二吸引口3は、床面15に近接した位置に配置されることで、落下して床面15に蓄積された花粉が巻上げられて浮遊すると即座に吸い込んで排気することができる。
つまり、床面15に落下して蓄積された花粉が巻上げによって浮遊すると、玄関11を通る居住者が吸い込む可能性があるため、足元で素早く吸引することで居住者が吸い込む可能性のある高さまで浮上することを防止できる。
(7)さらに、花粉除去領域としての玄関11には、屋外14の空気を取り込むための給気口8が設けられることで、効率よく吸気及び排気をおこなうことができる。
すなわち、排気する場合にはそれと同量の空気を屋外14から給気する必要があるため、給気口8を玄関11内の壁面上部に設ければ、排気と給気をバランスさせて効率よく給気及び排気できる。
(8)そして、本発明のユニット建物1は、上記したいずれかの花粉除去システムSが玄関11に配置されることで、室内12まで花粉を侵入させずに除去する健康的な生活を送ることのできるユニット建物1となる。
つまり、玄関11より室内12側に花粉などの有害な粉塵が浸入せず、花粉症を軽減することができるうえ、室内12でマスクを着用するなどのわずらわしい行為をすることのない生活を送ることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、流入防止カーテン5を設置する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第二吸引口3を通じて効率よく排気できれば流入防止カーテン5は不要である。
また、前記実施例では、第一吸引口2と第二吸引口3とを別々に備える場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第二吸引口3の前面に第一吸引口2を取付けるように構成してもよい。
さらに、前記実施例では、吸排気手段としてファン4を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、送風手段として圧縮比の大きいブロアを用いることもできる。
S 花粉除去システム
1 ユニット建物
11 玄関(花粉除去領域)
12 室内
13 床下
14 屋外
15 床面
16 収納箱
2 第一吸引口
3 第二吸引口
31 吸込口
4 ファン(吸排気手段)
40 ファン部
41 換気口
42 フィルタ部
5 流入防止カーテン
70 フィルタ
71 シャッタ

Claims (7)

  1. 屋外で付着した花粉を除去する花粉除去システムであって、
    身体又は衣服に付着した花粉を吸引する第一吸引口と、空気中に浮遊する花粉を吸引する第二吸引口と、前記第一吸引口及び前記第二吸引口が接続される吸排気手段と、を備え、前記吸排気手段の排気口は屋外又は床下に繋がっており、
    前記第一吸引口が前記第二吸引口に接続され、前記第二吸引口が前記吸排気手段に接続されているとともに、
    前記第二吸引口の断面積は、前記第一吸引口の断面積よりも大きく形成されるとともに、前記第一吸引口の前記第二吸引口に対する接続箇所には、先端に吸引部を有するホースが設けられた漏斗状の断面積調整部材が設けられることを特徴とする花粉除去システム。
  2. 先端に吸引部を有するホースが設けられた漏斗状の前記断面積調整部材は、収納箱内に収納可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の花粉除去システム。
  3. 前記第一吸引口、前記第二吸引口及び前記吸排気手段が配置される花粉除去領域の室内側には、花粉が室内に流入することを防止する流入防止カーテンを設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の花粉除去システム。
  4. 前記第一吸引口及び前記第二吸引口と吸排気手段とを接続する経路には、流入した空気を除塵するフィルタ又は空気の逆流を防止するシャッタが設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の花粉除去システム。
  5. 前記第二吸引口は、床面に近接した位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の花粉除去システム。
  6. 前記花粉除去領域には、屋外の空気を取り込むための給気口が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の花粉除去システム。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の花粉除去システムが玄関に配置されていることを特徴とするユニット建物。
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