JP2017115319A - 玄関構造 - Google Patents

玄関構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017115319A
JP2017115319A JP2015248696A JP2015248696A JP2017115319A JP 2017115319 A JP2017115319 A JP 2017115319A JP 2015248696 A JP2015248696 A JP 2015248696A JP 2015248696 A JP2015248696 A JP 2015248696A JP 2017115319 A JP2017115319 A JP 2017115319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
entrance
space
storage
cover plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015248696A
Other languages
English (en)
Inventor
晃一 斧山
Koichi Onoyama
晃一 斧山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INDEX JAPAN KK
Original Assignee
INDEX JAPAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INDEX JAPAN KK filed Critical INDEX JAPAN KK
Priority to JP2015248696A priority Critical patent/JP2017115319A/ja
Publication of JP2017115319A publication Critical patent/JP2017115319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】狭小の玄関ホールでも有害浮遊物質を除去できる空気清浄装置つきの収納部を容易に短時間で設置でき、玄関ホール空間の浮遊物質を効率よく除去或いは低減できる。
【解決手段】玄関扉と天井部と床部と左右間仕切壁と内扉により構成した玄関ホールに空気清浄装置を収納した装置収納部を設けた玄関構造であって、装置収納部は、玄関ホールの上部位置に配設し、収納空間を複数に区画する棚板と、空気清浄装置の吹出口に対向する位置に間隙を設けた収納扉と、空気清浄装置の上部と前部を覆う共に前部に空気清浄装置の吹出口から吹き出す空気の吹出流路を設けた覆板とより構成し、しかも、収納部間の空気清浄装置は、吹出口からの空気が玄関ホール空間に上方から吹き降ろすように装置収納部に収納すると共に、覆板には空気清浄装置の吸気口に流通する空気の吸気流路を形成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、玄関構造に関する。
従来よりマンション等の住宅の住人が屋外から帰宅した際には、カビや菌やウイルス等の粒子状物質を服や髪等に付着したまま玄関から室内に粒子状物質を運んでしまうことがあった。そのため、居間などの室内に空気清浄機を設置し、室内の空気を空気清浄機で清浄化して空間中の粒子状物質の浮遊量を低減することが行われているが、一般的な空気清浄機の性能では、マンション等の広い居住空間における空気の清浄とは多大の時間がかかり、また、清浄効果も希望する程にはならないのが現状であった。
そこで、屋外から帰宅した住人が居住空間に入る前、すなわち、玄関の閉空間で粒子状物質を除去或いは低減できれば、室内全体を空気清浄する必要がないという考え方が存在する。例えば、特許文献1に示されるように、玄関ホールに有害粒子除去装置を設けて、玄関から侵入する粒子状物質を除去する技術がある。
特許文献1に示された浮遊物質除去装置は、玄関ホールの床下空間に設置して吸込口を床面に設け、土間と玄関廊下との境の段差部に吹出口を設けて玄関から居住空間への通路の境において下方から浮遊物質を吸引除去し、居住空間への持ち込みを防止せんとするものであった。
特開2009−236386号公報
しかしながら、このような浮遊物質除去装置を設置するためには、玄関ホールの床下空間に同装置を設置するため玄関ホールの一部が有効に使用できない欠点があり、更には、浮遊物質除去装置には、浮遊物質を吸引しそれを屋外に排出するためのダクトを連通接続しなければならず、玄関空間の美感を損ない、かかるダクト構造を設置する作業も煩雑で工費も高くつく等の欠点があった。また、マンションなどの集合住宅においては、玄関から居住空間への連通構造の設計上、玄関に床下空間を形成できない場合もあり、この場合は浮遊物質除去装置を設置する空間がないため玄関で浮遊物質を除去する思想も実行できない。
この発明では、狭小の玄関ホールでも有害浮遊物質を除去できる空気清浄装置つきの収納部を容易に短時間で設置でき、玄関ホール空間の浮遊物質を効率よく除去或いは低減できる玄関構造を提供するものである。
請求項1の発明は、玄関扉と天井部と床部と左右間仕切壁と内扉により構成した玄関ホールに空気清浄装置を収納した装置収納部を設けた玄関構造であって、装置収納部は、玄関ホールの上部位置に配設し、収納空間を複数に区画する棚板と、空気清浄装置の吹出口に対向する位置に間隙を設けた収納扉と、空気清浄装置の上部と前部を覆う共に前部に空気清浄装置の吹出口から吹き出す空気の吹出流路を設けた覆板とより構成し、しかも、収納部間の空気清浄装置は、吹出口からの空気が玄関ホール空間に上方から吹き降ろすように装置収納部に収納すると共に、覆板には空気清浄装置の吸気口に流通する空気の吸気流路を形成した玄関構造を提供せんとする。
請求項2の発明は、覆板の前部に吹出流路及び吸気流路を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、覆板の吹出流路の開口面積は空気清浄装置の吹出口の開口面積より大としたことを特徴とする。
請求項4の発明は、覆板の前部に複数の吸気流路を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明は、玄関ホールにカーテンを吊り下げて浄化空間と非浄化空間を区画することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、玄関ホールにおいて、最も有害浮遊物質を除去しやい位置にあり、しかも、帰宅した居住人の玄関での立ち姿の状態で、浮遊物質付着位置を狙って集中的に空気清浄することができる効果があるため居住空間に進入する前に帰宅住人の身辺から有害浮遊物質除去を可能として、特にマンション等の規格閉居住での生活環境改善に効果がある。しかも、装置収納部は、棚板で収納空間を複数に区画して、収納扉には棚板に載置した空気清浄装置の吹出口に対向する位置に間隙を設け、さらに空気清浄装置の上部と前部を覆う共に前部に空気清浄装置の吹出口から吹き出す空気の吹出流路が形成された覆板とを備えることで、収納扉の間隙および覆板を介して空気清浄装置の前部しか見えないため、デザイン性を向上することができる。更には、居住空間のサイズや間取りの変化に応じて空気清浄装置の大きさが変わる際には、収納扉の間隙の大きさはそのままで、覆板の大きさを対応して変更することによりデザイン性を維持しつつ空気清浄装置の吹出流路及び吸気流路を機能的に有効に確保することができる。
また、空気清浄装置は、装置収納部の位置関係から吹出口からの空気が上方から下方に向かって玄関ホール空間に吹き降ろすため、外出から帰宅した住人の頭部から肩の上半身部分に集中して清浄空気が吹き付けられて、住人に最も多く付着した浮遊物質を吹き飛ばし、特に閉空間の玄関ホールに浮遊した浮遊物質は居住空間に散逸することなしに玄関ホールという密閉空間において吸気流路を介して効率よく吸気し、少なくとも除去或いは低減することができる効果がある。
かかる装置収納部の構造としたことにより空気清浄装置を清掃する際には、覆板を取外すだけで、同装置を設置状態のまま移動せずに清掃を行うことができる。
請求項2の発明によれば、覆板の前部に吹出流路及び吸気流路を設けることで、空気清浄装置から吹き出す空気による吹出気流と吸い込みによる吸気気流との相乗機能により玄関ホール空間に乱気流を生起して、住人に付着した浮遊物質の剥離現象を生起し、住人衣服に付着した有害粒子を吹き飛ばし一方吸気機能により効率よく吸気することができ、有害粒子の除去と散逸防止と狭小空間での有害粒子の吸引排除とを相乗的にかつ効率的に行うことができる。
請求項3の発明によれば、覆板の吹出流路の開口面積を空気清浄装置の吹出口の開口面積より大きく形成することで、覆板の前部の1つの開口が吹出流路の他に吸気流路を兼ね備えることができ、空気清浄装置から吹き出す空気による吹出気流と吸い込みによる吸気気流による乱流を生起して浮遊物質を効率よく集塵する効果がある。
請求項4の発明によれば、覆板の前部に複数の吸気流路を設けることで、吸気領域が広くなって玄関ホール空間の浮遊物質を空気清浄装置に効率よく集気することができる。
請求項5の発明によれば、玄関ホールにカーテンを吊り下げて浄化空間と非浄化空間を構成することでより小さな空間とした浄化空間の浮遊物質を空気清浄装置により吸気して有害浮遊物質の集中する空間のみ集中して除去作業を行い短い時間で浮遊物質の除去或いは低減を行うことができる効果がある。
玄関構造を示す斜視図。 玄関構造を示す正面図。 マンションの間取りを示す平面図。 (a)空気清浄装置を示す斜視図。(b)上部棚板上の空気清浄装置と覆体とを示す分解斜視図。 (a)空気清浄装置の吸気流路及び吹出流路を示す斜視図。(b)空気清浄装置の吸気流路を示す平面図。 (a)装置収納部に収納した空気清浄装置を示す正面図。(b)図6(a)の断面図。 玄関ホールにおける空気清浄装置の吸気流路及び吹出流路を示す正面図。 他の覆体を示す斜視図。 覆体の変形例1と空気清浄装置の吸気流路及び吹出流路を示す斜視図。。 (a)覆体の変形例1と装置収納部に収納した空気清浄装置を示す正面図。(b)図10(a)の断面図。 空気清浄装置を示すブロック図。 玄関ホールにおける浄化空間と非浄化空間とを示す平面図。 (a)覆体と装置収納部に収納した大型空気清浄装置を示す正面図。(b)図13(a)の断面図。 (a)覆体の変形例2を示す斜視図。(b)覆体の変形例2と装置収納部に収納した空気清浄装置を示す断面図。(c)図14(b)の平面図。 (a)覆体の変形例3を示す側面断面図。(b)覆体の変形例3の使用例1を示す側面断面図。(c)覆体の変形例3の使用例2を示す側面断面図。 玄関ホールにおける他の装置収納部を示す断面図 身長感知センサーと空気清浄装置と装置収納部を示すブロック図。 身長感知センサーと空気清浄装置との制御状況を示すフローチャート。 身長感知センサーと空気清浄装置との他の制御状況を示すフローチャート。 玄関ホールの他の天井構造を示す断面図。
本実施形態の玄関構造は、玄関扉と天井部と床部と左右間仕切壁と内扉により構成した玄関ホールに空気清浄装置を収納した装置収納部を設けた玄関構造であって、装置収納部は、玄関ホールの上部位置に配設し、収納空間を複数に区画する棚板と、空気清浄装置の吹出口に対向する位置に間隙を設けた収納扉と、空気清浄装置の上部と前部を覆う共に前部に空気清浄装置の吹出口から吹き出す空気の吹出流路を設けた覆板とより構成し、しかも、収納部間の空気清浄装置は、吹出口からの空気が玄関ホール空間に上方から吹き降ろすように装置収納部に収納すると共に、覆板には空気清浄装置の吸気口に流通する空気の吸気流路を形成した。
また、覆板の前部に吹出流路及び吸気流路を設けたことを特徴とする。
さらに、覆板の吹出流路の開口面積は空気清浄装置の吹出口の開口面積より大としたことを特徴とする。
さらにまた、覆板の前部に複数の吸気流路を設けたことを特徴とする。
また、玄関ホールにカーテンを吊り下げて浄化空間と非浄化空間を区画することを特徴とする。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は玄関構造を示す斜視図、図2は玄関構造を示す正面図、図3はマンションの間取りを示す平面図、図4(a)は空気清浄装置を示す斜視図、図4(b)は上部棚板上の空気清浄装置と覆体とを示す分解斜視図、図5(a)は空気清浄装置の吸気流路及び吹出流路を示す斜視図、図5(b)空気清浄装置の吸気流路を示す平面図、図6(a)は装置収納部に収納した空気清浄装置を示す正面図、図6(b)は図6(a)の断面図、図7は玄関ホールにおける空気清浄装置の吸気流路及び吹出流路を示す正面図である。
図1から図3に示すように、玄関構造Kは、マンション等の玄関Aの玄関扉Bと居室F等の室内を仕切る室内扉Gとの間に設けた玄関ホールHに靴や傘等を収納する装置収納部10を備えている。
玄関扉Bは、玄関扉枠B1に外開きに設置され、玄関Aと居室Fとをつなぐ通路Dを設けて、通路Dと居室Fとを仕切る室内扉Gが室内扉枠G1に開閉自在の設置されている。さらに、扉内側玄関Aには玄関土間Cと上り框C1を形成している。
玄関ホールHは、玄関扉Bと天井部Iと通路Dの床部Eと前後左右間仕切壁J,J,J,Jと室内扉Gにより閉空間となるように構成し、後述する空気清浄装置30による空気清浄機能が効果的に作用するようにしている。
玄関扉内側の玄関土間Cには、前開扉の装置収納部10を一方の間仕切壁Jに配設している。装置収納部10の底部24と玄関土間Cとの間には、靴等の収納スペースC2が設けられている。
[装置収納部]
図2に示すように、装置収納部10は、前部開口した箱型形状の収納本体11に観音開きの収納扉12,13を上下2段にそれぞれ設けており、収納本体11の収納空間は、複数の棚板15,・・,15にて区画されている。
上収納扉12と下収納扉13との間には、所定間隔の間隙14を設けており、間隙14には後述する空気清浄装置30の吹出口32が位置するようにしている。この間隙14の面積は、空気清浄装置30の吹出口32の開口面積と同じ或いはそれより大きい面積である。間隙14の面積を大きくすることで吹出流路と吸気流路を構成できる。
図2及び図4に示すように、収納空間の複数の区画棚板15のうち上部棚板17には空気清浄装置30を載置している。
[覆板の構造]
図4及び図5に示すように、空気清浄装置30は、その上部と前部を略L字に組んだ覆板18で覆われており、覆板18の天板22上に靴などを収納しつつ、空気清浄装置30上部の吸気口33の清掃を行う場合には収納本体11から覆板18を脱着自在とした構成としている。さらに、覆板18の前板19には、空気清浄装置30の吹出口32に対向する部分を略四角形状に切欠いて切欠部19aを形成しており、切欠部19aから空気清浄装置30で浄化した空気を通気する吹出流路を構成している。
図5から図7に示すように、切欠部19aの面積(開口面積)は、空気清浄装置30の吹出口32の開口面積より大きくすることにより、空気清浄装置30の吸気口33に流入する空気の吸気流路を十分に確保でき、すなわち、玄関ホールH空間上方の空気を吸気することができる。切欠部19aには、空気清浄装置30が稼働することで吹出流路と吸気流路が形成され、玄関ホールH空間には吹出流路を通過する空気によりエアーカーテンが形成され、エアーカーテンより上方の空間に浮遊している浮遊物質を含む空気を吸気流路を介して空気清浄装置30に吸気することができる。
また、収納本体11の上部棚板17に載置した空気清浄装置30は、吹出口32からの空気を玄関ホールH空間に吹き降ろして、外出先から帰宅した住人には空気が吹き付けられ、住人に付着した浮遊物質が吹き飛ばされ、一方の重い浮遊物質は落下し、他方の軽い浮遊物質は吹出気流が間仕切壁に吹き付けられて生じる上昇気流に乗って舞い上がり、さらに、この上昇気流と切欠部19aの周囲において生じる吸気気流からなる乱流によって浮遊物質が切欠部19aにスムーズに吸引されて空気清浄装置30の吸気口33に吸い込まれる。すなわち、閉空間の玄関ホールHに浮遊した浮遊物質は、吹出気流と吸込気流との相乗作用により覆板18の切欠部19aに形成した吸気流路を介して空気清浄装置30の吸気口33に効率よく吸気することができる。
さらに、吹出気流と吸込気流との相乗作用を向上させるために、図20に示すように傾斜天井I’の構成とする。空気清浄装置30は、吹出口32からの空気を玄関ホールH空間に吹き降ろして、外出先から帰宅した住人には空気が吹き付けられ、住人に付着した浮遊物質が吹き飛ばされ、一方の重い浮遊物質は落下し、他方の軽い浮遊物質は吹出気流が間仕切壁Jに吹き付けられて生じる上昇気流に乗って舞い上がり、傾斜天井I’に沿って覆板18の切欠部19aから吸引されて空気清浄装置30の吸気口33に吸い込まれる。
かかる傾斜天井とすることにより、軽い浮遊物質が傾斜天井I’に沿って斜めにのぼり、所定距離を昇ると自然降下して覆板18の切欠部19aに降下吸引されることから、吹出気流と吸込気流とによる回流を生起することができる。特に上方の浮遊物質を効果的に低減することが可能となる。
なお、傾斜天井としたが天井に別途浮遊物質反射板を傾斜して配設するようにしてもよい。
また、図8に示すように、覆板18の前板19の縁部には、断面かまぼこ形状の密着体19bを配設しており、密着体19bはシリコン素材や弾性部材で構成している。上部棚板17に覆板18を載置すると前板19の密着体19bが上部棚板17に密着した状態となり、空気清浄装置30の吸気流路は切欠部19aにのみ構成されるため、覆板18の前板19の縁部には、吸気流路による埃が堆積することがなくなり、掃除の回数を軽減することができる。
[穿孔付き覆板の構造]
図9及び図10に示すように、覆板18の吸気流路は、前板19の切欠部19a以外に設けるようにしてもよい。例えば、長孔や複数の丸孔等の穿孔21を前板19に穿設して吸気流路を構成する。覆板18の前板19の幅員方向に複数の穿孔21を穿設することにより前板19の空間に幅広い吸気領域を形成して、吹出流路より上方空間でかつ吸気領域に浮遊している浮遊物質を複数の穿孔21を介して空気清浄装置の吸気口33に吸引することができる。
図2に示すように、収納本体11の底部24には、照明装置25を配設して、玄関土間Cを間接的に照らすようにしている。
[空気清浄装置の構造]
図4(a)に示すように、空気清浄装置30は、本体ケース31の上部に玄関ホールH空間の空気を吸入する吸気口33を設け、本体ケース31の前部に送風のための吹出口32や風向きを上下左右に変更する縦ルーバ34や横ルーバ35を設け、さらに同清浄装置30を始動停止する運転スイッチ36やリモートコントローラ41(図11参照)からの信号を受信する受信部37を設けている。
また、図11に示すように、空気清浄装置30は、空気中の水分子を電気的に分解して水素イオンと酸素イオンを生成するイオン生成部40や送風ファン38やイオン生成部40および送風ファン38等を制御する制御部39を備えている。また、制御部39には、各種制御を行うためのプログラムを記憶する記憶部を備えている。イオン生成部40が生成するイオンは、浮遊物質に付着しているウイルスの作用を抑えたり、カビ菌を除菌したりするように機能する。さらに、浮遊カビ菌を除菌したり、浮遊菌の作用を抑えたり、付着カビ菌の増殖を抑えたり、ダニのふん死がいの浮遊アレル物質の増殖を抑えたり、タバコの付着臭と浮遊ニオイ原因菌の作用を抑えたり、静電気を抑え、ホコリなどの付着を抑える効果がある。
空気清浄装置30の運転モードには、強弱および標準の3種類のモードを備え、粒子状物質の量の室内環境の変化に応じて変えることができる。例えば、弱モードは、風量0.7m/分であり、標準モードは、風量1.3m/分であり、強モードは、風量1.6m/分である。また、運転モードには、後述する帰宅した住人を感知しつつその身長に応じた身長感知センサーS1,S2,S3からの信号に基づいて、自動運転する自動運転モードを備えるようにしている。
夜間においては、弱モードで運転することで静寂な空間を保つことができる。玄関ホールH空間に粒子状物質等の浮遊量が多いときには強モードにて運転し、浮遊量を短い時間で低減することができる。
また、空気清浄装置30は、24時間連続運転することにより浮遊物質に付着している細菌やカビの抑制を効果的に行うことができる。
さらに、図2及び図12に示すように、玄関ホールHにおいて、天井部IにカーテンLを吊り下げて、空気清浄装置30による空気浄化を行う浄化空間M1と非浄化空間M2に分けるようにしている。浄化空間M1は、玄関扉Bと通路D中途部とカーテンLと左右間仕切壁J,Jで形成した空間としている。装置収納部10に設けた空気清浄装置30は、狭い浄化空間の空気を短時間で浄化することができ、例えば、玄関特有の臭いを浄化する効果が高くなる。
[覆板の変形例]
また、図13に示すように、空気清浄装置30の大きさが変わる際に、収納本体11の覆板18は、そのまま大きさで切欠部19aの高さX2を広げることで、収納扉12,13の間隙14の大きさは変更することなく見た目を維持しつつ空気清浄装置30の吹出流路及び吸気流路を確保することができる。例えば、空気清浄装置30’の大きさが高さ方向において大きい場合には、間隙14の高さを変更せず、覆板18の前板19の切欠部19aの高さX2を高くすることで、デザイン性を維持し、収納本体11の大きさを変更せず使用することができる。
さらに、図14に示すように、覆板18の天板22の裏面に吸気の流れを整流する板状の吸気用整流体23を複数配設するようにしている。覆板18の前板19に穿設した各穿孔21の近傍に各吸気用整流体23を並設し、前板19の穿孔21を通過した吸気が吸気用整流体23によって整流されて空気清浄装置30の吸気口33に流れ込む。
覆板18の天板22に大中小の断面視1/4円弧形状の吸気用整流体23をそれぞれ配設することにより、吸気の流れを整えると共に吸気時に生じる音を低減することができる。さらに、吸気用整流体23は、吸気気流による振動を低減するためゴムやシリコン等の弾性材料で構成するようにしてもよい。
さらに、図15に示すように、覆板18には前後板19,20を設けてその前後板19,20に異なる大きさ切欠部19a,20aを設けるようにしてもよい。すなわち、小型の空気清浄装置を使用する場合には、小さな切欠部19aを形成した前板19を使用し、大型の空気清浄装置を使用する場合には、覆板18を前後反転して大きな切欠部20aを形成した後板20を使用することができる。
かかる覆板18の前後の板19,20に大小の切欠部19a,20aのいずれかを形成する構成とすることで、上下の収納扉12,13の間に設けた間隙14の大きさを変更することなく、さまざまな大きさの空気清浄装置30に対応して、デザイン的な見た目を維持することができる。
さらに、図16に示すように、装置収納部10内の空気を清浄化する場合には、収納本体11の各棚板15に吸気孔16をそれぞれ穿設し、棚板15の吸気孔16を通して収納本体11全体の空気を空気清浄装置30に吸気して、収納本体11の空気の循環を図り浄化することができる。また、天板22にも吸気孔22aを穿設することで、収納本体11の上段空間の空気を吸気して浄化することができる。また、吸気孔16や吸気孔22aを複数形成してもよい。かかる孔を複数形成することにより空気の流路を複数設けることができ、収納本体の浄化を向上できると共に、玄関空間の下方空間の浄化を効果的に行うことができる。さらに、収納本体11の背板や側板にも空気を吸気する穿設孔を形成するようにしてもよい。かかる背板や側板にも穿設孔を形成することにより、玄関空間の空気をさまざまな角度から収納本体11内に吸気することができる。
[各種センサー及び空気清浄装置の制御方法1]
さらに、図17に示すように、空気清浄装置30の自動運転を可能とする各種センサーやセンサー制御部42を備えるようにしている。
すなわち、住人の身長に応じて、空気清浄装置30から吹き降ろす角度を変更するための身長感知センサーS1,S2,S3を設けている。
装置収納部10の下収納扉13には、各身長に応じた身長感知センサーS1,S2,S3を設ける。身長感知センサーS1〜S3は、例えば、土間から高さが150cmと120cmと80cmの3つの高中低の高さに設けており、各身長感知センサーS1,S2,S3はセンサー制御部42に電気的に接続される。
身長が150cm以上の住人が玄関Aに進入した際に、センサー制御部42は、高中低の身長感知センサーS1,S2,S3から3種の信号を受信し、空気清浄装置30にセンサーS1〜S3が全てオンである信号を送信する。
図18に示すように、空気清浄装置30の制御部39は、身長感知センサーS1,S2,S3の信号から信号を受信して(ステップ1、YES)、身長感知センサーS1〜S3が全てオンと判断する(ステップ2、YES)。次に、制御部39は、縦ルーバ34の角度を水平方向から下方に30度〜75度の振り幅で制御し(ステップ6)、風量を強モードに設定して送風しつつ送風する時間を3分間としたタイマーを設定する(ステップ7)。
次に、制御部39は、タイマーが3分間経過したら(ステップ8、YES)、風量を弱モードに変更しつつ縦ルーバ34の振り幅の角度を水平に戻す制御を行う(ステップ9)。
さらに、120cm以上150cm未満の身長の住人が玄関Aに進入した際には、センサー制御部42は、中低の身長感知センサーS2,S3から2種の信号を受信し、空気清浄装置30にセンサーS2〜S3がオンである信号を送信する。
上記ステップ1を経てステップ2がNOとなり、制御部39は、身長感知センサーS2〜S3がオンと判断する(ステップ3、YES)。次に、制御部39は、縦ルーバの角度を水平方向から下方に45度〜75度の振り幅で制御し(ステップ5)、風量を強モードに設定して送風しつつ送風する時間を3分間としたタイマーを設定する(ステップ7)。上述したステップ8、ステップ9の処理を行う。
さらにまた、80cm以上120cm未満の身長の住人が玄関Aに進入した際には、センサー制御部42は、低の身長感知センサーS3から信号を受信し、空気清浄装置30にセンサーS3がオンである信号を送信する。
上記ステップ1、ステップ2を経てステップ3がNOとなり、制御部39は、身長感知センサーS3のみがオンと判断する(ステップ3、NO)。次に、制御部39は、縦ルーバ34の角度を水平方向から下方に60度〜75度の振り幅で制御し(ステップ4)、風量を強モードに設定しつつ3分間のタイマーを設定する(ステップ7)。上述したステップ8、ステップ9の処理を行う。
このように吹き出し角度を変更制御することで、空気清浄装置30から吹き出す空気が住人の顔から上半身に重点的に吹き付けられて、付着粒子を吹き飛ばしつつ浮遊した粒子とイオン生成部40で生成したイオンとが結合して、細菌やカビ等を抑制するように機能する効果がある。
[各種センサー及び空気清浄装置の制御方法2]
さらに、自動運転モードに風量の強弱設定の機能を備えるようにしている。すなわち、図19に示すように、空気清浄装置30の制御部39は、各身長感知センサーS1〜S3からの信号を受信し(ステップ11、YES)、すべての身長感知センサーS1〜S3の信号がオンの場合(ステップ12、YES)には、縦ルーバ角度30度〜75度の振り幅で制御する(ステップ16)。
次に、制御部39は、カウンタを「1」に更新し(ステップ17)、カウンタ「1」と判断すると(ステップ18、YES)、風量を強モードに設定して送風する(ステップ22)。次に、制御部39は、送風する時間を3分間としたタイマーを設定する(ステップ23)。
次に、制御部39は、タイマーが3分間経過したら(ステップ24、YES)、各身長感知センサーS1〜S3からの信号を受信したか否かを判断し、センサーS1〜S3の信号を受信した場合(ステップ25、YES)、ステップ12の処理に戻す。
すべての身長感知センサーS1〜S3の信号がオンの場合(ステップ12、YES)には、縦ルーバ角度30度〜75度の振り幅で制御する(ステップ16)。
次に、制御部39は、カウンタを「2」に更新し(ステップ17)、カウンタ「1」でないと判断すると(ステップ18、NO)、次に、カウンタ「2」否かを判断し、カウンタ「2」の場合(ステップ19、YES)、風量を中モードに変更設定して送風する(ステップ21)。
次に、制御部39は、ステップ23、ステップ24の処理を行い、身長感知センサーからの入力信号がないと判断すると(ステップ25、NO)、縦ルーバ34の振り幅の角度を水平に戻しつつ風量を弱モードに変更する制御を行う(ステップ26)。その後、カウンタ「0」とするステップ10に戻す処理を行う。
ステップ25において、センサー入力信号がある場合には、ステップ12に戻り、ステップ16、ステップ17のカウンタ更新を行いカウンタ「3」とし、ステップ18、ステップ19の処理を経て、制御部39は風量を弱モードに変更する処理を行う。以降は上記同様に各ステップの処理を行う。
このように吹き出し角度と段階的に風量を弱くする設定を組み合せることにより、住人に吹き付けられる空気圧が軽減されて、快適に使用することができ、電気の使用量を軽減できる。また、付着した付着粒子を吹き飛ばしつつ浮遊した粒子とイオン生成部で生成したイオンとが結合して、細菌やカビ等を抑制するように機能することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
K 玄関構造
H 玄関ホール
A 玄関
B 玄関扉
B1 玄関扉枠
C 玄関土間
C1 上り框
C2 収納スペース
D 通路
E 床部
F 居室
G 室内扉
G1 室内扉枠
I 天井部
J 間仕切壁
L カーテン
M1 浄化空間
M2 非浄化空間

10 装置収納部
11 収納本体
12 上収納扉
13 下収納扉
14 間隙
15 区画棚板
16 吸気孔
17 上部棚板
18 覆板
19 前板
19a 切欠部
19b 密着体
20 後板
20a 切欠部
21 穿孔

22 天板
23 吸気用整流体
24 底部
25 照明装置

30 空気清浄装置
31 本体ケース
32 吹出口
33 吸気口
34 縦ルーバ
35 横ルーバ
36 運転スイッチ
37 受信部
38 送風ファン
39 制御部
40 イオン生成部
41 リモートコントローラ

S1,S2,S3 身長感知センサー
42 センサー制御部

Claims (5)

  1. 玄関扉と天井部と床部と左右間仕切壁と内扉により構成した玄関ホールに空気清浄装置を収納した装置収納部を設けた玄関構造であって、装置収納部は、玄関ホールの上部位置に配設し、収納空間を複数に区画する棚板と、空気清浄装置の吹出口に対向する位置に間隙を設けた収納扉と、空気清浄装置の上部と前部を覆う共に前部に空気清浄装置の吹出口から吹き出す空気の吹出流路を設けた覆板とより構成し、しかも、収納部間の空気清浄装置は、吹出口からの空気が玄関ホール空間に上方から吹き降ろすように装置収納部に収納すると共に、覆板には空気清浄装置の吸気口に流通する空気の吸気流路を形成した
    ことを特徴とする玄関構造。
  2. 覆板の前部に吹出流路及び吸気流路を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の玄関構造。
  3. 覆板の吹出流路の開口面積は空気清浄装置の吹出口の開口面積より大とした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の玄関構造。
  4. 覆板の前部に複数の吸気流路を設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の玄関構造。
  5. 玄関ホールにカーテンを吊り下げて浄化空間と非浄化空間を区画する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の玄関構造。
JP2015248696A 2015-12-21 2015-12-21 玄関構造 Pending JP2017115319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015248696A JP2017115319A (ja) 2015-12-21 2015-12-21 玄関構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015248696A JP2017115319A (ja) 2015-12-21 2015-12-21 玄関構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017115319A true JP2017115319A (ja) 2017-06-29

Family

ID=59234872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015248696A Pending JP2017115319A (ja) 2015-12-21 2015-12-21 玄関構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017115319A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200006424A (ko) * 2018-07-10 2020-01-20 현대건설주식회사 클린 현관

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200006424A (ko) * 2018-07-10 2020-01-20 현대건설주식회사 클린 현관
KR102172717B1 (ko) * 2018-07-10 2020-11-02 현대건설(주) 클린 현관

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228319B2 (ja) 空気清浄機
KR101921206B1 (ko) 환기 겸용 공기청정장치
TWI622739B (zh) 空氣清淨機及具有空氣清淨功能的設備機器
KR101518624B1 (ko) 환기형 공기정화장치
JP4734966B2 (ja) 空気清浄装置
JP2005095004A (ja) 動物飼育ラック
JP2009142356A (ja) 空気清浄機
JP2018159521A (ja) 薄型ダクトパネル
JP2006349246A (ja) 換気機能を備えるブース
JP2017115319A (ja) 玄関構造
KR102111216B1 (ko) 공기 청정기 및 이를 갖는 실내 공기 청정 시스템
JP6467623B2 (ja) 空気清浄装置
CN106196313A (zh) 一种窗式除霾新风空气净化器
JP2006250396A (ja) 空気清浄機能付喫煙室
JP2017096562A (ja) 分煙装置
CN205481389U (zh) 一种窗式除霾新风空气净化器
JP2006003058A (ja) 空気清浄機付喫煙所
KR102210161B1 (ko) 하이브리드 공기정화 시스템
KR102057600B1 (ko) 환기 기능이 구비된 실내 설치용 공기 청정기
KR100519301B1 (ko) 환기기능을 겸비한 벽걸이형 공기청정기
KR102106596B1 (ko) 실내공기 청정기
JP5388982B2 (ja) 空気清浄装置及び建物
KR100650108B1 (ko) 환기기능이 구비된 공기청정기
KR20200068438A (ko) 실내 하류공기를 배기하는 창문형 열교환 공기정화 시스템
JP2007236470A (ja) 空気清浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200128