JP2007284985A - 花粉配慮建物 - Google Patents
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Abstract
【課題】花粉症の原因となる花粉アレルゲンの低減化対策を建物全体として複合的に講じることで、建物内における花粉アレルゲンを効果的に低減することができる花粉配慮建物を提供する。
【解決手段】この花粉配慮建物は、例えば屋外において建物1内に入る人の着衣に付着した花粉を吹き飛ばしたり、建物1内を正圧に保ったり、換気に際して建物1内へ取り入れる外気中の花粉を分離除去することで、建物1内への花粉の侵入を防止するとともに、建物1内への侵入を阻止しきれなかった花粉を、例えば建物内へ放散する帯電した水分子や、床面に塗布又は含浸させた不活化剤によって不活化している。
【選択図】図1
【解決手段】この花粉配慮建物は、例えば屋外において建物1内に入る人の着衣に付着した花粉を吹き飛ばしたり、建物1内を正圧に保ったり、換気に際して建物1内へ取り入れる外気中の花粉を分離除去することで、建物1内への花粉の侵入を防止するとともに、建物1内への侵入を阻止しきれなかった花粉を、例えば建物内へ放散する帯電した水分子や、床面に塗布又は含浸させた不活化剤によって不活化している。
【選択図】図1
Description
この発明は、花粉症の原因となる花粉アレルゲンの低減化を図るようにした花粉配慮建物に関する。
近年、5人に1人が花粉症であると言われているように、花粉症患者が増加しており、住宅等の建物においても、花粉症の原因となる花粉アレルゲンを低減化するための各種対策が講じられている。
例えば、住宅内に空気清浄機を設置して、室内空気に含まれる花粉を除去したり(例えば、特許文献1参照)、室内空気の換気に際して、給気通路に花粉除去フィルタを設けて、花粉を除去した外気を室内に取り入れるといった対策が採られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、屋外の花粉は、例えば帰宅した居住者の衣類に付着して住宅内に持ち込まれたり、屋外に干した洗濯物や布団に付着して住宅内に持ち込まれたり、住宅の隙間から住宅内に入り込んだり、ドアや窓を開放しての通風によって住宅内に入り込むといったように、様々な状況によって住宅内に侵入する。また、その侵入した花粉は、室内空気中を浮遊するだけでなく、数十秒で落下して床面等に溜まる。
従って、単に空気清浄機によって室内空気に含まれる花粉を除去したり、室内空気の換気時に花粉除去フィルタによって花粉を除去するといった単発的な対策では、住宅内における花粉アレルゲンを十分に低減化することはできず、住宅全体を考慮した複合的な対策が望まれている。
そこで、この発明は、上記不具合を解決するため、花粉症の原因となる花粉アレルゲンの低減化対策を建物全体として複合的に講じることで、建物内における花粉アレルゲンを効果的に低減することができる花粉配慮建物の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、この発明の花粉配慮建物は、建物1内への花粉の侵入を防止する花粉侵入防止システムと、建物1内に侵入した花粉を不活化させる花粉不活化システムとを併用してなることを特徴とする。
具体的に、前記花粉侵入防止システムは、玄関等の出入口31付近に設けた空気吹き出し口20、21から圧縮空気を吹き出させて、屋外において建物1内に入る人2の着衣に付着した花粉を吹き飛ばす手段10を備えている。
また、前記花粉侵入防止システムは、屋外に開放した給気口40から建物1内に外気を強制的に取り入れて、建物1内を正圧に保つ手段11を備えている。
さらに、前記花粉侵入防止システムは、屋外に開放した給気口40から建物1内に取り入れる外気をサイクロン分離器60に導いて、そのサイクロン分離器60において遠心力を利用して外気中に含まれる花粉を分離除去する手段12を備えている。
また、前記花粉不活化システムは、屋外に開放した給気口40から建物1内へ取り入れる外気をイオン発生器73に導いて、そのイオン発生器73において放出した帯電した水分子を前記外気に含ませて建物1内へ拡散させる手段72を備えている。
さらに、前記花粉不活化システムは、建物1内の床面や壁面等の内装面に、花粉を不活化する不活化剤80を塗布又は含浸させて、前記内装面に付着した花粉を不活化させる手段82を備えている。
この発明によると、例えば屋外において建物内に入る人の着衣に付着した花粉を吹き飛ばしたり、建物内を正圧に保ったり、換気に際して建物内へ取り入れる外気中の花粉を分離除去することで、建物内への花粉の侵入を防止するとともに、建物内への侵入を阻止しきれなかった花粉を、例えば建物内へ放散する帯電した水分子や、床面等に塗布又は含浸させた不活化剤によって不活化している。
このように、花粉症の原因となる花粉アレルゲンの低減化対策を複合的に講じることで、花粉アレルゲンを建物全体として効果的に低減することができ、花粉症の発症を抑え、また花粉症に悩まされ難い建物を提供することができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係る花粉配慮建物は、例えば戸建て住宅であって、住宅1内への花粉の侵入を防止する花粉侵入防止システムと、住宅1内に侵入した花粉を不活化させる花粉不活化システムとが併用されている。すなわち、花粉侵入防止システムによって住宅1内への侵入を阻止しきれなかった花粉を、花粉不活化システムによって不活化させることで、住宅1内における花粉アレルゲンを効果的に低減するようになっている。
花粉侵入防止システムは、図1に示すように、住宅1内への居住者や訪問者等の人2の出入りに伴う花粉の侵入を防止する第1の手段10と、住宅1の壁や窓等における隙間からの花粉の侵入を防止する第2の手段11と、室内空気の換気における住宅1内への外気の取り入れに伴う花粉の侵入を防止する第3の手段12とを複合的に併用することによって構成されている。
第1の手段10は、図2に示すように、例えば花粉や虫を除去するためのフィルタ15付きブロア16、断熱ダクト17、チャンバー18、化粧カバー19等から構成されている。
ブロア16は、例えば住宅1の玄関先における軒天井裏に配設されており、軒天井に開口した吸い込み口よりフィルタ15を介して外気を吸い込んで、その外気を断熱ダクト17へ送り込むものである。断熱ダクト17は、例えば扁平した略角筒状に形成されており、ブロア16とチャンバー18とを繋ぐようにして、玄関先における軒天井裏に略水平に配設されている。
チャンバー18は、例えば扁平した略角筒状に形成されており、玄関先における壁体内に略垂直に配設されている。このチャンバー18の上端部は略直角に折曲して断熱ダクト17に接続されている。また、チャンバー18の玄関先に臨む垂直面18aには、縦方向に沿って複数のスリット状の吹き出し口20・・が形成され、これら吹き出し口20・・の上方には、吹き出し方向を調節可能としたパンカールーバー21が設けられている。
化粧カバー19は、チャンバー18の垂直面18aに被さる被覆板25と、この被覆板25に取り付けられた装飾板26とを備えている。被覆板25には、チャンバー18の吹き出し口20・・及びパンカールーバー21に対応したスリット27・・及び円孔28が形成されており、吹き出し口20・・及びパンカールーバー21から吹き出す外気を遮らないようにしている。また、被覆板25の上下方向略中央部には、ブロア16のオンオフ用のスイッチ29が設けられている。装飾板26は、図3及び図4に示すように、被覆板25を露出させる状態と被覆板25を覆い隠す状態との間で開閉可能とされている。また、被覆板25の上部には、パンカールーバー21との干渉を避ける凸部22が形成され、上下方向略中央部には、被覆板25を開閉するための取手30が形成されている。
上記の第1の手段10において、住宅1における玄関先の出入口31手前に到着した居住者や訪問者等の人2が、化粧カバー19の装飾板26を開放し、スイッチ29を操作してブロア16を作動させると、フィルター15を通ることで花粉や虫等が除去された外気がブロア16に吸い込まれる。この外気は、断熱ダクト17を介してチャンバー18へ圧送され、出入口31付近に配されているチャンバー18の吹き出し口20・・及びパンカールーバー21から圧縮空気となって吹き出す。この吹き出した圧縮空気は、屋外において出入口31手前の人2に対して吹き付けられ、これによって人2の着衣に付着した花粉を吹き飛ばすことができる。このとき、パンカールーバー21の方向を適宜調節することで、圧縮空気を任意の箇所に集中して吹き付けることができ、手の届き難い肩や背中に付着した花粉を効率良く吹き飛ばすことができる。また、上方からの気流を作り出すことで、叩く際に舞う花粉を吸い込むおそれが低くなる。花粉除去作業を終えた人2は、スイッチ29を操作してブロア16の作動を停止させ、化粧カバー19の装飾板26を閉じて、出入口31から住宅1内に入ることになる。
このように、第1の手段10では、玄関等の出入口31付近に設けた空気吹き出し口20、21から圧縮空気を吹き出させて、屋外において住宅1内に入る人2に付着した花粉を吹き飛ばすことで、住宅1内への人2の出入りに伴う花粉の侵入を防止するようになっている。
第2の手段11は、図1及び図5に示すように、屋外に開放する給気口40と住宅1内に開放する吹出口41とを繋ぐ給気通路42、この給気通路42に設けた給気用ファン43、屋外に開放する排気口44と住宅1内に開放する吸込口45とを繋ぐ排気通路46、この排気通路46に設けた排気用ファン47、給気用ファン43及び排気用ファン47の駆動を制御する制御部48等から構成されている。
屋外に開放する給気口40及び排気口44は、住宅1の外壁に形成されており、これら給気口40及び排気口44は、カバー材50によって覆われている。また、住宅1内に開放する吹出口41は、例えば室内の天井に形成されている。さらに、住宅1内に開放する吸込口45は、例えば室内の内壁下部に形成されており、その吸込口45に設けたフィルタ等の清掃が容易になっている。給気用ファン43及び排気用ファン47は、住宅1の壁体内に設けた収容ボックス51内に収容されており、この収容ボックス51は住宅1内において室内側から開放可能となっていて、給気用ファン43及び排気用ファン47のメンテナンスが容易になっている。
そして、制御部48は、花粉センサ52や温度センサ53からの検知信号により花粉飛散時期及び冬期を判断して、花粉飛散時期を含む冬期以外の時期においては、図6に示すように、給気量(例えば換気回数0.5回/h)が排気量(例えば、換気回数0.3回/h)よりも多くなるように給気用ファン43及び排気用ファン47を制御することで、住宅1内を正圧に保つようにしている。なお、給気量と排気量の差の例えば換気回数0.2回/h分は、住宅の隙間から徐々に自然排気される。また、冬期においては、図7に示すように、給気量(例えば、換気回数0.3回/h)が排気量(例えば換気回数0.5回/h)より少なくなるように給気用ファン43及び排気用ファン47の駆動を制御し、且つ、排気通路46の排気の一部(例えば換気回数0.2回/h)をバイパス通路54を介して給気通路42へ合流させて戻すことで、結果的に給排気量が略同じになるようにしている。また、給気通路42における風量を検知する風量センサ55からの検知信号によって、給気用ファン43及び排気用ファン47を制御することで、必要換気量を安定して確保している。なお、上記においては、制御部48によって花粉飛散時期及び冬期を判断して、自動的に給気用ファン43及び排気用ファン47の駆動を制御して換気を行うようになっているが、居住者が花粉飛散時期及び冬期を判断して、換気スイッチのオンオフ操作によって給気用ファン43及び排気用ファン47を駆動させて換気を行うようにしても良い。
このように、第2の手段11では、花粉飛散時期を含む冬期以外の時期において、屋外に開放した給気口40から住宅1内に外気を強制的に取り入れて、住宅1内を正圧に保つことで、必要な換気量を確保しながら、住宅1の壁や窓等における隙間からの花粉の侵入を防止するようになっている。また、冬期においては、暖かい住宅1内の空気を循環させて住宅1内に取り入れる冷たい外気と混合させることで、必要な換気量を確保しながら、住宅1内の快適性を向上させるとともに、住宅1内が正圧にならないようにして、壁体内への湿気の侵入による結露を防止するようになっている。
第3の手段12は、図1に示すように、屋外に開放する給気口40と住宅1内に開放する吹出口41とを繋ぐ前記の給気通路42、この給気通路42に設けた前記の給気用ファン43、及び前記の給気通路42に設けた接線流入式のサイクロン分離器60等から構成されている。
サイクロン分離器60は、住宅1の壁体内に設けられており、図8及び図9に示すように、上面が閉塞されて略下半分が下方へ向けて先細り状に形成された略円筒状の分離器本体61と、この分離器本体61の下端開口に取り付けられた略短円筒状の捕集ボックス62と、この捕集ボックス62と住宅1の内壁63に形成した掃除機ホースの差し込み口64とを繋ぐ排出ホース65とを備えている。
そして、分離器本体61の上面及び上端部側面には、給気通路42を構成する通気管66、67が接続されている。分離器本体61の上面を上下方向に貫通する一方の通気管66は、前記の給気用ファン43に接続され、また分離器本体61の上端部側面にその接線方向に沿って接続された他方の通気管67は、住宅1の外壁68に形成した前記の給気口40に接続されている。また、内壁63に形成した掃除機ホースの差し込み口64には、開閉可能な蓋体69が取り付けられ、捕集した花粉が差し込み口64から住宅1内へ飛散するのを防止している。
上記の第3の手段12において、給気用ファン43を駆動させると、外気が給気口40から通気管67を介してサイクロン分離器60の分離器本体61内へ接線方向に流入して、旋回しながら流下する。この旋回運動に伴う遠心力によって外気中に含まれる花粉が分離されて、分離された花粉は分離器本体61の内壁面に沿って落下して捕集ボックス62内や排出ホース65内に回収される。そして、花粉が除去された外気は、通気管66を介して前記の吹出口41から住宅1内へ供給されるようになっている。捕集ボックス62内や排出ホース65内に回収された花粉は、給気用ファン43の停止時に、ホースを差し込み口64に差し込んだ掃除機によって吸引することができ、手入れが簡単となっている。
このように、第3の手段12では、屋外に開放した給気口40から住宅1内に取り入れる外気をサイクロン分離器60に導いて、そのサイクロン分離器60において遠心力を利用して外気中に含まれる花粉を分離除去することで、室内空気の換気における住宅1内への外気の取り入れに伴う花粉の侵入を防止するようになっている。なお、この第3の手段12おいて、サイクロン分離器60としては、上記のような接線流入式のものだけに限らず、例えば軸流直進式のものを用いるようにしても良い。
花粉不活化システムは、図10に示すように、室内空気の換気に伴う気流に乗せて花粉不活化イオン70を住宅1内へ拡散させることで、住宅1内の花粉を不活化する第4の手段72と、花粉不活化剤80を住宅1内の床面に直接塗布することで、住宅1内の花粉を不活化させる第5の手段82とを複合的に併用することによって構成されている。なお、図10において、Kは花粉を示している。
第4の手段72は、図1に示すように、屋外に開放する給気口40と住宅1内に開放する吹出口41とを繋ぐ前記の給気通路42、この給気通路42に設けた前記の給気用ファン43、及び前記の吹出口41に設けたイオン発生器73等から構成されている。
イオン発生器73は、帯電した水分子である花粉不活化イオン70を放出するものである。
上記の第4の手段72において、給気用ファン43及びイオン発生器73を駆動させると、外気が給気通路42を通ってイオン発生器73に導かれて、そのイオン発生器73において放出した花粉不活化イオン70が外気に混ざり込む。そして、この花粉不活化イオン70を含んだ外気が、吹出口41から住宅1内へ拡散するようになっている。これにより、住宅1内において浮遊若しくは落下している花粉Kまで花粉不活化イオン70が届いて、花粉Kのアレルゲンを不活化する。
第5の手段82で用いる花粉不活化剤80は、花粉Kのアレルゲンタンパク質の分子構造を緩める尿素と、アレルゲンタンパク質を低分子化する酵素とを有しており、ワックス等に配合されて住宅1内の床面に塗布されている。このように、花粉不活化剤80をワックスに配合させることで、花粉不活化剤80がワックスのポリマーに定着して、安定的に効果を発揮させることができる。また、ワックスの塗り替え毎に、花粉不活化剤80を床面に塗布することができ、定期的なメンテナンスが可能となる。
上記のような第4の手段72及び第5の手段82を併用させて、花粉不活化イオン70を住宅1の空間に拡散させるとともに、花粉不活化剤80を床面に直接塗布することで、空間と床面の双方から住宅1内の花粉Kを確実に不活化することができる。特に、花粉Kは床面に落下して溜まり易いが、このような床面に落下した花粉Kを効果的に不活化することができる。また、花粉不活化イオン70を住宅1の空間に拡散させることで、床面に落下した花粉Kだけでなく、カーテンや寝具、ソファ等に付着した花粉Kも不活化することができる。なお、第5の手段82において、花粉不活化剤80を床面に塗布するだけに限らず、壁面等のその他の内装面に塗布するようにしても良い。また、花粉不活化剤80を塗布するだけでなく、内装面に含浸させるようにしても良い。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、この発明の花粉配慮建物は、戸建て住宅だけに限定されるものでなく、例えばマンションや病院等であっても良い。また、花粉侵入防止システムにおいて、第1〜第3の手段10、11、12の全ての手段を必ずしも備える必要はなく、また花粉不活化システムにおいても、第4及び第5の手段72、82の双方を必ずしも備える必要はない。さらに、この発明の花粉配慮建物においては、花粉アレルゲンだけでなく、ダニアレルゲン等の低減にも有効である。
1・・建物、2・・人、10・・第1の手段、11・・第2の手段、12・・第3の手段、20、21・・空気吹き出し口、31・・出入口、40・・給気口、60・・サイクロン分離器、70・・花粉不活化イオン、72・・第4の手段、73・・イオン発生器、80・・不活化剤、82・・第5の手段
Claims (6)
- 建物(1)内への花粉の侵入を防止する花粉侵入防止システムと、建物(1)内に侵入した花粉を不活化させる花粉不活化システムとを併用してなることを特徴とする花粉配慮建物。
- 前記花粉侵入防止システムは、玄関等の出入口(31)付近に設けた空気吹き出し口(20)(21)から圧縮空気を吹き出させて、屋外において建物(1)内に入る人(2)の着衣に付着した花粉を吹き飛ばす手段(10)を備えている請求項1記載の花粉配慮建物。
- 前記花粉侵入防止システムは、屋外に開放した給気口(40)から建物(1)内に外気を強制的に取り入れて、建物(1)内を正圧に保つ手段(11)を備えている請求項1又は2記載の花粉配慮建物。
- 前記花粉侵入防止システムは、屋外に開放した給気口(40)から建物(1)内に取り入れる外気をサイクロン分離器(60)に導いて、そのサイクロン分離器(60)において遠心力を利用して外気中に含まれる花粉を分離除去する手段(12)を備えている請求項1乃至3のいずれかに記載の花粉配慮建物。
- 前記花粉不活化システムは、屋外に開放した給気口(40)から建物(1)内へ取り入れる外気をイオン発生器(73)に導いて、そのイオン発生器(73)において放出した帯電した水分子を前記外気に含ませて建物(1)内へ拡散させる手段(72)を備えている請求項1乃至4のいずれかに記載の花粉配慮建物。
- 前記花粉不活化システムは、建物(1)内の床面や壁面等の内装面に、花粉を不活化する不活化剤(80)を塗布又は含浸させて、前記内装面に付着した花粉を不活化させる手段(82)を備えている請求項1乃至5のいずれかに記載の花粉配慮建物。
Priority Applications (1)
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JP2006113041A JP2007284985A (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 花粉配慮建物 |
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Publications (1)
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JP (1) | JP2007284985A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019178794A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社熊谷組 | 空気環境の調整方法及び空調設備 |
JP2020143540A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | エイチ・アール・ディー・シンガポール プライベート リミテッド | 塵埃除去機能付き住宅 |
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2006
- 2006-04-17 JP JP2006113041A patent/JP2007284985A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019178794A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社熊谷組 | 空気環境の調整方法及び空調設備 |
JP7223508B2 (ja) | 2018-03-30 | 2023-02-16 | 株式会社熊谷組 | 空調設備 |
JP2020143540A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | エイチ・アール・ディー・シンガポール プライベート リミテッド | 塵埃除去機能付き住宅 |
JP7278808B2 (ja) | 2019-03-08 | 2023-05-22 | エイチ・アール・ディー・シンガポール プライベート リミテッド | 塵埃除去機能付き住宅 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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